JP2008161496A - ハサミ - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が容易で操作し易い、支点の移動するハサミを提供する。
【解決手段】一対のハサミ片3a、3bに、その長手方向に所定の範囲伸びる長孔13a、13bと、長孔13a、13bよりハサミ片3a、3bの基端側に離れた位置において所定の範囲伸びる案内長孔15a、15bと、を設ける。さらに、連結板21により連結される支点軸リベット17と案内リベット19が、それぞれ長孔13a、13b、案内長孔15a、15bに挿通される。
【選択図】図1
【解決手段】一対のハサミ片3a、3bに、その長手方向に所定の範囲伸びる長孔13a、13bと、長孔13a、13bよりハサミ片3a、3bの基端側に離れた位置において所定の範囲伸びる案内長孔15a、15bと、を設ける。さらに、連結板21により連結される支点軸リベット17と案内リベット19が、それぞれ長孔13a、13b、案内長孔15a、15bに挿通される。
【選択図】図1
Description
本発明はハサミに関する。さらに詳しく言えば、ハサミの開閉により支点が移動するハサミに関する。
従来ハサミはその回動の支点となる支点軸がハサミ片に固定されている。この状態で対象物を切ろうとすると、把持部と支点軸との間の距離は変わらないので、切る位置すなわち作用点が刃元より刃先にいくに従って大きな力を加えなければ対象物を切断することができない。
この点に鑑み発明されたのが、特開平4−215785号に記載されるような支点の移動するハサミである。この発明においては、パンタグラフ状の連結棒をハサミ片及び支点に装着することにより、ハサミの回動に合わせて支点が移動する。ハサミを閉じていくに従って支点が刃先に向かって移動することにより、支点軸が固定されたはさみに比べ支点から作用点までの距離が短くなり、他方把持部すなわち力点から支点軸までの距離が長くなり、支点軸が固定されたハサミに比べ、刃先側での対象物の切断が容易になる。
特開平4−215785号公報
ところが、前記支点の移動するハサミは、パンタグラフにより支点を移動させるため、その構造が複雑となってしまう。また、パンタグラフの部材が把持部に取付けられているため、指で握る際の邪魔になり、操作がし難い。
本願発明はこのような従来技術の有する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、構造が容易で操作し易い、支点の移動するハサミを提供することである。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明は、長手方向一縁部側に切刃が形成された刃部と前記刃部の基端に設けられる把持部とを有し、互いに略対称な形状を有する一対のハサミ片と、前記ハサミ片を相対回動可能に結合する支点軸と、を備え、前記ハサミ片に形成され、前記支点軸が嵌る孔が前記ハサミ片の長手方向に長い長孔に形成され、前記支点軸が移動可能とされたハサミにおいて、前記ハサミはさらに、前記ハサミ片それぞれに形成され、前記ハサミが閉じた状態において前記長孔の下端から下方へ所定の距離だけ離れた位置から互いに左右反対方向或いは互いに遠ざかるように斜め下方へ伸びる案内長孔と、前記案内長孔に移動可能に挿通された案内軸と、前記支点軸と前記案内軸とを連結する連結体と、を備えることを特徴とする。
なお、前記手段及び請求項1でいう「下方」とは、ハサミ片の先端部を上、基端部を下とした場合の基端部側を意味し、「下端」とは基端部側端部を意味する。また、ここでいう「左右反対方向」とはハサミ片の長手方向に対して垂直な方向を指している。
本願発明によれば、構造が容易で操作し易い、支点が移動するハサミを提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施形態におけるハサミの分解斜視図であり、図2はハサミを閉じた状態における平面図である。
図に示すように、本実施形態によるハサミ1は、一対のハサミ片3a、3bと、支点軸リベット17と、案内リベット19と、連結板21から構成される。
ハサミ片3a、3bは板状の部材であり、互いに略対称な形状となるよう形成されている。ハサミ片3a、3bには一縁部側の先端から所定の範囲にかけて切刃5a、5bが形成された刃部7a、7bが設けられており、把持部9a、9bが設けられている。把持部9a、9bには孔11a、11bが設けられており、この孔11a、11bに指を挿入することにより使用者はハサミ1を操作する。
ハサミ片3a、3bには、刃部7a、7bと把持部9a、9bとの間において長手方向に所定の範囲伸びる長孔13a、13bが図2の状態においてほぼ重なるように設けられている。さらに長孔13a、13bより基端側に離れた位置において所定の範囲伸びる案内長孔15a、15bが設けられている。この案内長孔15a、15bは、図2の状態において一端側において互いに重なり、ハサミ片3a、3bの長手方向に対して垂直(図2において15aについては下、15bについては上)に左右反対方向へ伸びている。
次に、連結版21について説明する。連結板21は細長い板状の部材であり、その両端部に孔23、25が設けられている。この孔23、25の径は後述する支点軸リベット17、案内リベット19の径にそれぞれ対応しており、後述するように支点軸リベット17、案内リベット19がそれぞれ挿通される。支点軸リベット17及び案内リベット19は連結板21により連結されるため、両リベットは連動することになる。
ハサミ1が閉じた状態(図2)において、支点軸リベット17は長孔13a、13bの刃先側端部に位置し、案内リベット19も案内長孔15a、15bの刃先側端部に位置するよう配置される。
次に、ハサミ片3a、3bの組立てについて説明する。ハサミ片3aがハサミ片3b上に重ねられ、さらにその上に連結板21が重ねられた状態において、連結板21の孔23、長孔13a、長孔13bの順に支点軸リベット17が挿通され、抜止めされる。同様に案内リベット19が、連結板21の孔25、案内長孔15a、15bの順に挿通される。これにより、ハサミ片3aと3bは組立てられる。
この支軸リベット17、案内リベット19の径と、長孔13a、b、案内長孔15a、bの幅との間には僅かなクリアランスが設けてある。そのため、両リベット17、19はスムーズに相対回転でき、かつ、スムーズに移動ができる。
なお、本実施の形態においては支点軸及び案内軸としてリベットを用いたが、螺子部材を用いてもよい。螺子部材を用いた場合、増し締めが可能となるため、ハサミを開くときの固さを使用者の好みに合わせて調節することができる。
次に、図2、3、4を参照して、ハサミ1の回動の支点である支点軸リベット17がハサミ1の回動に合わせて刃先に向かって移動する構成を説明する。図3はハサミを閉じる(又は開く)途中の状態における平面図であり、図4はハサミを開いた状態における平面図である。
まず、図2に示すように、ハサミ1を閉じた状態において、支点軸リベット17は長孔13a、13bの刃先側端部に位置し、案内リベット19は案内長孔15a、15bの刃先側端部に位置している。
この状態からハサミ1を開いていくと、支点軸リベット17を中心としてハサミ片3a、3bが互いに反対方向に回動していく。この回動に伴い、案内長孔15a、15bが案内リベット19回りに互いに反対方向に回動すると共に、案内リベット19は案内長孔15a、b内を把持部9a、9b側端部に向かって移動する。この際、支点軸リベット17と案内リベット19は連動するため、支点軸リベット17も長孔13a、b内を把持部9a、9b側端部に向かって移動する(図3参照)。そして、案内リベット19が案内長孔15a、bの把持部9a、9b側端部に、支点軸リベット17が長孔13a、bの把持部9a、9b側端部に当接することによりハサミ片3a、3b回動は止まり、ハサミ1は開ききった状態となる(図4参照)。
次に、ハサミ1が開いた状態から閉じる際には上記の逆の動作をし、ハサミ1を閉じていくにつれて、案内リベット19はハサミ片3a、3bの長手方向先端側へ移動し、支軸リベット17も同方向に移動する(図3、4参照)。
以上の構成により、ハサミ1を閉じていくに従い、支点が作用点に近づいていくとともに、支点から力点までの距離αが長くなっていくため、刃先においても容易に対象物を切断することができる。
さらに本願発明によれば、従来例と比べ少ない部材数で、ハサミの回動に合わせて支点を移動させることができ、また、パンタグラフを用いるのと比べ構造を容易にすることができる。さらに、パンタグラフのような邪魔な部材が無いため操作がし易い。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態について図5、6を参照しながら説明する。図5はハサミを閉じた状態における平面図であり、図6はハサミを開いた状態における平面図である。なお、本実施形態は、ハサミ1の構成において一部を除き前記第一の実施形態と同一の構成からなる。従って、以下では、第1実施形態と同一の構成についての説明は省略し、相違点のみを説明する。
第二の実施形態に係るハサミ41では、案内長孔55a、55bが互いに遠ざかるように斜め下方(図2において55aについては右下、55bについては右上)に伸びている。すなわち、本実施形態の案内長孔55a、55bは第一の実施形態の案内長孔15a、15bよりもハサミ片3a、3bの基端側に向かって傾斜している。
本実施形態によれば、前記第一の実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。 本実施形態においては案内長孔55a、55bが傾斜しているため、ハサミ41の回動に伴う案内リベット19の長手方向への変位量が大きくなる。その結果、案内リベット19と連動する支点軸リベット17の長手方向への変位量も第一の実施形態に比べ増加することとなる。従って、さらに容易に対象物を切断することができる。
また、ハサミ片3a、3bの形状は案内長孔55a、55bの伸長する方向により一定の制限を受けるが、本実施形態においてはハサミ片3a、3bの長手方向と、案内長孔55a、55bが伸長する方向が近づくため、ハサミ41をより外観のよい形状にすることができる。
1:ハサミ 3:ハサミ片 13:長孔 15:案内長孔 17:支点軸リベット
19:案内リベット 21:連結板
19:案内リベット 21:連結板
Claims (1)
- 長手方向一縁部側に切刃が形成された刃部と前記刃部の基端に設けられる把持部とを有し、互いに略対称な形状を有する一対のハサミ片と、
前記ハサミ片を相対回動可能に連結する支点軸と、を備え、
前記ハサミ片に形成され、前記支点軸が嵌る孔が前記ハサミ片の長手方向に長い長孔に形成され、前記支点軸が移動可能とされたハサミにおいて、
前記ハサミはさらに、前記ハサミ片それぞれに形成され、前記ハサミが閉じた状態において前記長孔の下端から下方へ所定の距離だけ離れた位置から互いに左右反対方向或いは互いに遠ざかるように斜め下方へ伸びる案内長孔と、
前記案内長孔に移動可能に挿通された案内軸と、
前記支点軸と前記案内軸とを連結する連結体と、
を備えることを特徴とするハサミ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006355189A JP2008161496A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | ハサミ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006355189A JP2008161496A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | ハサミ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008161496A true JP2008161496A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39691733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006355189A Pending JP2008161496A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | ハサミ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008161496A (ja) |
-
2006
- 2006-12-28 JP JP2006355189A patent/JP2008161496A/ja active Pending
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