JP2008158933A - Icタグ読取書込装置及びその方法、製本加工装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】積み重ねて載置された複数の書籍に取り付けられたICタグの情報を精度良く読み取るICタグ読取書込装置および製本加工装置を提供する。
【解決手段】同一の位置にICタグ150を取り付けた本100を、コンベア130上に積み重ねて搬送し、積み重ねられた本100のすべてのICタグ150の情報を同時にICタグ・リーダ/ライタ110で読み書きする製本加工ラインにおいて、コンベア130が成す面と鋭角を成すように設置された傾斜突き当てガイド120に積み重ねられた本100を突き当てることにより、各本100(100−1〜100−5)をコンベア130の進行方向にずらし、ずれて積み重なった状態でICタグ・リーダ/ライタ110により情報の読取書込を行う。
【選択図】図1
【解決手段】同一の位置にICタグ150を取り付けた本100を、コンベア130上に積み重ねて搬送し、積み重ねられた本100のすべてのICタグ150の情報を同時にICタグ・リーダ/ライタ110で読み書きする製本加工ラインにおいて、コンベア130が成す面と鋭角を成すように設置された傾斜突き当てガイド120に積み重ねられた本100を突き当てることにより、各本100(100−1〜100−5)をコンベア130の進行方向にずらし、ずれて積み重なった状態でICタグ・リーダ/ライタ110により情報の読取書込を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、積み重ねて載置された製本加工中の書籍等の複数の被検査物に取り付けられたICタグに対して情報の読み書きを行うICタグ読取書込装置および製本加工装置に関する。
無線技術の進歩に伴い、無線技術を用いた識別方法であるRFID(Radio
Frequency Identification)を利用した商品管理システムが開発され、ICタグやICラベルが使用され始めている。ICタグは、外部のICタグ・ライタとの無線通信により商品等に関する情報が記録され、外部のICタグ・リーダとの無線通信により、ICタグ内に記録されている情報が読み出される。ICタグに記録される情報により、商品の品質管理や在庫管理、販売管理、物流管理等が行うことが可能になる。
Frequency Identification)を利用した商品管理システムが開発され、ICタグやICラベルが使用され始めている。ICタグは、外部のICタグ・ライタとの無線通信により商品等に関する情報が記録され、外部のICタグ・リーダとの無線通信により、ICタグ内に記録されている情報が読み出される。ICタグに記録される情報により、商品の品質管理や在庫管理、販売管理、物流管理等が行うことが可能になる。
書籍においてもICタグの導入が進んでおり、コミック等の並製本にICタグを取り付け、流通管理を行う実証実験が行われている。ICタグによって書籍の管理を行う場合には、ICタグ情報の読み取り/書き込みに高い精度が要求され、積み重ねて載置されるような場合であっても正しくICタグを読み取る必要がある。これに対して、ICタグ情報の読み取りを高精度に行えるようにするためのICタグ付き本(特許文献1)や、図書館におけるICタグスキャンシステム(特許文献2)が提案されている。
特開2006−297765号公報
特開2005−354576号公報
コミック等の並製本の場合、製本工程中の三方裁断のために例えば5冊重ねてコンベア上を搬送するのが一般的である。また、量産加工を行うため、ICタグは所定の同一位置に取り付けられるのが普通である。
このように同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された書籍をICタグ・リーダ/ライタに通した場合、ICタグが相互に干渉し、共振周波数に変化が生じ、ICタグの読み取り率が低下するという問題がある。
このように同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された書籍をICタグ・リーダ/ライタに通した場合、ICタグが相互に干渉し、共振周波数に変化が生じ、ICタグの読み取り率が低下するという問題がある。
図4は、ICタグ1の構造例を示す図である。同図(a)は、ICタグ1の平面図、同図(b)は、ICタグ1をA−A方向から見た場合のICタグの断面図である。
ICタグ1内部には、アンテナパターン11およびICチップ15、接点13、導通路17等が形成されている。アンテナパターン11はコイル状であり、コイルの一端(内側)は接点13bに接続され、他端(外側)は導通路17を介して接点13aに接続されている。
また、ICチップ15は、無線送受信部と制御部および情報を蓄積するための記憶部を備えている。
ICタグ1内部には、アンテナパターン11およびICチップ15、接点13、導通路17等が形成されている。アンテナパターン11はコイル状であり、コイルの一端(内側)は接点13bに接続され、他端(外側)は導通路17を介して接点13aに接続されている。
また、ICチップ15は、無線送受信部と制御部および情報を蓄積するための記憶部を備えている。
上記のアンテナパターン11、ICチップ15、接点13、導通部17からなるICタグ1の主要部は、インレット25として事前に製造され、ICタグ1の製造時には、ベースフィルム29にインレット25および離型紙33、上紙21を貼り合わせることにより、ICタグ1が形成される。
離型紙33は、ICタグ1使用時に剥がして商品等のICタグ被装着物に粘着層31によって貼れるようにするためのものである。
離型紙33は、ICタグ1使用時に剥がして商品等のICタグ被装着物に粘着層31によって貼れるようにするためのものである。
図5は製本加工ラインにおける一般的なICタグ読取書込装置とICタグを本に取り付ける場合の例を示す説明図である。
図5(a)に示すように、製本された書籍100は例えば5冊重ねられてコンベア130上を搬送され、ICタグ・リーダ/ライタ部110に到達し、ICタグに対する情報の読み書きが実施される。
図5(a)に示すように、製本された書籍100は例えば5冊重ねられてコンベア130上を搬送され、ICタグ・リーダ/ライタ部110に到達し、ICタグに対する情報の読み書きが実施される。
図5(b)〜(d)は、書籍類へICタグ1を取り付ける場合の取り付け位置の例を示す図である。
同図(b)は、書籍100−1の表紙101に、同図(c)は、書籍100−1内部のページ102に、同図(d)は、書籍100−1の背表紙103にICタグ150−1を取り付けている。
同図(b)は、書籍100−1の表紙101に、同図(c)は、書籍100−1内部のページ102に、同図(d)は、書籍100−1の背表紙103にICタグ150−1を取り付けている。
図5(b)、(c)に示すように書籍100の表紙101あるいはページ102にICタグ150が取り付けられた書籍100を、例えば5冊積み重ねた場合、5つのICタグ150のアンテナパターン11が重なり合ってしまうため、無線波の相互干渉が起き、ICタグ150内の情報の読み出し/書き込みができない場合が生じる。すなわち、ICタグ・リーダ/ライタ110をコンベアの上下左右、斜めなどの位置に工夫して設置しても、下から2冊目あるいは3冊目にある書籍100のICタグ150の読み出し率が低下するという問題がある。
また、図5(d)のように背表紙103にICタグ150を取り付ければ、ICタグが重なることはないので、ICタグ・リーダ/ライタ110による情報の読み取り/書き込みが可能になるが、外力によりICチップ15やアンテナパターン11が破損しやすいという問題がある。
また、図5(d)のように背表紙103にICタグ150を取り付ければ、ICタグが重なることはないので、ICタグ・リーダ/ライタ110による情報の読み取り/書き込みが可能になるが、外力によりICチップ15やアンテナパターン11が破損しやすいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、積み重ねて載置された複数の書籍に取り付けられたICタグの情報を精度良く読み取るICタグ読取書込装置および製本加工装置を提供することにある。
前述した課題を解決するための第1の発明は、所定の同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された複数の被検査物の情報を読み書きするICタグ読取書込装置であって、ICタグ・リーダ/ライタと、前記複数の被検査物を載置し、前記ICタグ・リーダ/ライタに搬送するコンベアと、前記ICタグ・リーダ/ライタの近傍に設けられ、前記コンベアの成す平面に対して傾きを持ち、前記複数の披検査物を、前記傾きによって相互にずらし積み重ねて載置する突き当て板と、を有することを特徴とするICタグ読取書込装置である。
前記被検査物は、書籍類であることが望ましい。
前記被検査物は、書籍類であることが望ましい。
ICタグ・リーダ/ライタ近傍にコンベア面に対して傾きをもった突き当て板を設けることにより、コンベア上を搬送される積み重ねて載置された複数の被検査物、例えば書籍が、相互にずらされて積み重ねられ、ICタグが各被検査物の所定の同一位置に取り付けられている場合であっても、ICタグ・リーダ/ライタによって情報の読み書きを精度よく行うことが可能になる。
第2の発明は、所定の同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された複数の被検査物の情報を読み書きするICタグ読取書込方法であって、前記複数の被検査物を載置しコンベア上を搬送する工程と、積み重ねて載置された前記複数の被検査物を、突き当て板によって相互にずらし積み重ねて載置する工程と、相互にずらして積み重ねられた前記複数の被検査物に取り付けられたICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行う工程を有することを特徴とするICタグ読取書込方法である。
第3の発明は、所定の同一位置にICタグを取り付け、製本され、積み重ねて載置された印刷物の個々のICタグに対して情報の読み書きを行い、所定の冊数ずつ束ねて包装する製本加工装置であって、前記ICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行うICタグ・リーダ/ライタと、前記印刷物を複数積み重ねて載置し前記ICタグ・リーダ/ライタに搬送するコンベアと、前記ICタグ・リーダ/ライタの近傍に設けられ、前記コンベアの成す平面に対して傾きを持ち、複数積み重ねて載置された前記印刷物を、前記傾きによって相互にずらし積み重ねて載置する突き当て板と、を有することを特徴とする製本加工装置である。
製本加工装置は、印刷物のページの丁合を行い、表紙をつけ、裁断し、所定の冊数を重ねて束にして包装する一連の加工を行う装置である。ICタグを所定の同一位置に取り付けた書籍の場合、束包装の前にICタグの読み取り/書き込み処理を行う際、積み重ねられた書籍がコンベア上を搬送される段階で、コンベア面に対して傾きを持つ突き当て板をICタグ・リーダ/ライタの傍に設置することにより、重ねられた複数の書籍が互いにずらされ、載置される。これにより、取り付けられた各書籍のICタグ情報をICタグ・リーダ/ライタで精度よく読み取ることが可能になる。
第4の発明は、所定の同一位置にICタグを取り付け、製本され、積み重ねて載置された印刷物の個々のICタグに対して情報の読み書きを行い、所定の冊数ずつ束ねて包装する製本加工方法であって、前記複数の印刷物を積み重ねて載置しコンベア上を搬送する工程と、積み重ねて載置された前記複数の印刷物を、突き当て板によって相互にずらし積み重ねて載置する工程と、相互にずらして積み重ねられた前記複数の印刷物に取り付けられた個々のICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行う工程を有することを特徴とする製本加工方法である。
本発明によれば、積み重ねて載置された複数の書籍に取り付けられたICタグの情報を精度良く読み取るICタグ読取書込装置および製本加工装置を提供することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るICタグ読取書込装置の構成を示す図である。同図〈a〉はICタグ読取書込装置の平面図、同図(b)は、同図(a)の方向C矢視図、同図(c)は、同図(a)の方向B矢視図である。
図1は、本発明の実施例に係るICタグ読取書込装置の構成を示す図である。同図〈a〉はICタグ読取書込装置の平面図、同図(b)は、同図(a)の方向C矢視図、同図(c)は、同図(a)の方向B矢視図である。
図1(a)に示すように、積み重ねられた書籍5冊重ね100がコンベア130上をA方向に搬送され、ICタグ・リーダ/ライタ110に到達する。
ここで、ICタグ・リーダ/ライタ110の傍に傾斜付き当てガイド120を設ける。この傾斜突き当てガイド120は、ICタグ・リーダ/ライタ110が設置されている筐体に付設してもよいし、別に設けてもよい。
ここで、ICタグ・リーダ/ライタ110の傍に傾斜付き当てガイド120を設ける。この傾斜突き当てガイド120は、ICタグ・リーダ/ライタ110が設置されている筐体に付設してもよいし、別に設けてもよい。
傾斜突き当てガイド120は、コンベア130が成す平面と鋭角の所定の角度θを保つように設置される。この角度θは書籍の大きさや厚さにより事前に設定すればよい。角度θは例えば45°〜60°程度にすればよい。
書籍5冊重ね100がこの傾斜突き当てガイド120に達すると、書籍5冊重ね100の一番上の書籍が傾斜突き当てガイド120に当たり、進行方向(A方向)に進めなくなる。一方、書籍5冊重ね100のそれ以外の書籍は、コンベア130の動きに従ってA方向に進み、上から2冊目が傾斜突き当てガイド120に当り止る。
書籍5冊重ね100がこの傾斜突き当てガイド120に達すると、書籍5冊重ね100の一番上の書籍が傾斜突き当てガイド120に当たり、進行方向(A方向)に進めなくなる。一方、書籍5冊重ね100のそれ以外の書籍は、コンベア130の動きに従ってA方向に進み、上から2冊目が傾斜突き当てガイド120に当り止る。
以上の動作が繰り返されることにより、図1〈a〉の書籍5冊重ね100’のように、1冊ずつ傾斜突き当てガイド120の角度によりずれて積み重なった状態になる。
この状態でICタグ・リーダ/ライタ110によりICタグの情報を読み出し/書き込むことにより、ICタグ150のアンテナ干渉が発生せず、読み出し/書き込みを良好に行うことが可能になる。
この状態でICタグ・リーダ/ライタ110によりICタグの情報を読み出し/書き込むことにより、ICタグ150のアンテナ干渉が発生せず、読み出し/書き込みを良好に行うことが可能になる。
図2は、積み重なった書籍内のICタグ150の配置を説明する図である。この場合、ICタグ150は、図5(c)で示したように、書籍100内のページ102の同一の位置に取り付けられている。
図2(a)は、きっちりと積み重ねられて載積された書籍5冊重ね100について、同図(b)は、傾斜突き当てガイド120によりずらして積み重ねられた書籍5冊重ね100’についてのICタグ150の配置を示している。
すなわち、図2(a)に示すように、書籍100−1〜100−5がきちっと重ねて積み上げられている場合には、それぞれのICタグ150−1〜150−5もちょうど重なった状態になる。これらのICタグ150−1〜150−5のアンテナパターン11が上下に相互に重なり合い、アンテナの相互干渉が起こる。
すなわち、図2(a)に示すように、書籍100−1〜100−5がきちっと重ねて積み上げられている場合には、それぞれのICタグ150−1〜150−5もちょうど重なった状態になる。これらのICタグ150−1〜150−5のアンテナパターン11が上下に相互に重なり合い、アンテナの相互干渉が起こる。
一方、傾斜突き当てガイド120によりずらして積み重ねられた書籍5冊重ね100’(100’−1〜100’−5)のICタグ150’−1〜150’−5は、傾斜突き当てガイド120でずれた分だけずれて重なり合うことになる。
これにより、各ICタグ150’−1〜150’−5のアンテナパターン11での相互干渉の問題は解消あるいは改善されることになる。
これにより、各ICタグ150’−1〜150’−5のアンテナパターン11での相互干渉の問題は解消あるいは改善されることになる。
傾斜突き当てガイド120の実現方法は種々あるが、例えば、コンベア130の面と直角を成す傾斜突き当てガイド120の上方の1辺を回転軸として回転可能に設置し、所定の値以上の力がコンベア130の進行方向にかかった場合に回転軸を中心に傾斜突き当てガイド120を上方に跳ね上げるようにすればよい。これにより、書籍5冊重ね100’はコンベア130をさらに進行方向Aに進むことが可能になる。
図3は、本実施の形態のICタグ読取書込装置を組み込んだ製本加工ラインの工程例を示す図である。ここでは2冊を一括製本する2丁製本を例としている。
まず、本の前半96ページ145と後半96ページ147からなる印刷ユニット(192ページ分)143が製本加工ラインに搬入される(ステップ200)。
まず、本の前半96ページ145と後半96ページ147からなる印刷ユニット(192ページ分)143が製本加工ラインに搬入される(ステップ200)。
次に、ICタグ150がこの本に追加される。
すなわち、この製本加工ラインの外部で、例えばICタグ付きのハガキ140を作成し、これを前述の印刷ユニット143とは別の別印刷16ページ分141に貼り込み加工する。そして、前述の印刷ユニット143に追加丁合する(ステップ201)。
この処理により、ICタグ150がハガキ140の所定の位置に取り付けられ、さらに、ICタグ付きハガキ140が別印刷141の所定の位置に貼り込まれ、ICタグ付きハガキ140付の別印刷141が印刷ユニット143と合わせる。
すなわち、この製本加工ラインの外部で、例えばICタグ付きのハガキ140を作成し、これを前述の印刷ユニット143とは別の別印刷16ページ分141に貼り込み加工する。そして、前述の印刷ユニット143に追加丁合する(ステップ201)。
この処理により、ICタグ150がハガキ140の所定の位置に取り付けられ、さらに、ICタグ付きハガキ140が別印刷141の所定の位置に貼り込まれ、ICタグ付きハガキ140付の別印刷141が印刷ユニット143と合わせる。
次に、以上で出来上がった1冊分の印刷物2つ(2丁)(160と160’)を相互に反転して重ねる(ステップ202)。これで2冊分が合わさったものが出来上がる。
次に、表紙を接着する側面に溝をつけるミーリング加工を施す(ステップ203)。これは表紙の接着力を増すための工程である。
次に、表紙を接着する側面に溝をつけるミーリング加工を施す(ステップ203)。これは表紙の接着力を増すための工程である。
次に、2冊分を表紙165でくるみ(ステップ204)、表紙を接着する。その後、中央部で裁断し(中裁断)、2冊に分割する(ステップ205)。これにより1冊の本170が完成する。本170には所定の位置にICタグ150が取り付けられていることになる。
次に、1冊分の本170を5冊重ね(ステップ206)、コンベアの進行方向および進行方向と直角の2面を持つ突き当て板により5冊重ねの本(100−1〜100−5)を揃えて積み重ねて5部一緒に三方裁断を行う(ステップ207)。これにより所定の大きさの本100が出来上がることになる。さらに、1冊ずつカバーを掛ける(ステップ208)。
以上で本100が出来上がる。どの本も同一の位置にICタグ150が綴じ込みのICタグ付きハガキ140として組み込まれている。
次に、各本100のICタグ情報を読み取ったり、書き込んだりする処理を行う。この場合、通常、本は5冊重ね100(100−1〜100−5)としてコンベア上を搬送されてくる。
よって、傾斜突き当てガイド120を擁したICタグ・リーダ/ライタ110により、5冊重ねの本100をずらし100’の状態にし、ICタグ・リーダ/ライタ110で情報の読み書きを行う(ステップ209)。
最後に、5冊重ねの本を1組として、3組を交互に重ね、例えばハトロン紙の帯による包装を行う(ステップ210)。以上のような工程で最後に15部ずつ包装された本が出荷される。
次に、各本100のICタグ情報を読み取ったり、書き込んだりする処理を行う。この場合、通常、本は5冊重ね100(100−1〜100−5)としてコンベア上を搬送されてくる。
よって、傾斜突き当てガイド120を擁したICタグ・リーダ/ライタ110により、5冊重ねの本100をずらし100’の状態にし、ICタグ・リーダ/ライタ110で情報の読み書きを行う(ステップ209)。
最後に、5冊重ねの本を1組として、3組を交互に重ね、例えばハトロン紙の帯による包装を行う(ステップ210)。以上のような工程で最後に15部ずつ包装された本が出荷される。
尚、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能であり、それらも、本発明の技術範囲に含まれる。例えば、傾斜突き当てガイド120の実現方法は上述の限りではない。また、本に組み込まれるICタグ150もICタグ付きハガキ140に限ることなく、通常のページへの取り付け、表紙あるいは裏表紙への取り付け等が考えられ、これも含む。
1………ICタグ
11………アンテナパターン
13………接点
15………ICチップ
100………本
110……ICタグ・リーダ/ライタ
120………傾斜突き当てガイド
130………コンベア
140………ICタグ付きハガキ
150………ICタグ
11………アンテナパターン
13………接点
15………ICチップ
100………本
110……ICタグ・リーダ/ライタ
120………傾斜突き当てガイド
130………コンベア
140………ICタグ付きハガキ
150………ICタグ
Claims (5)
- 所定の同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された複数の被検査物の情報を読み書きするICタグ読取書込装置であって、
ICタグ・リーダ/ライタと、
前記複数の被検査物を載置し、前記ICタグ・リーダ/ライタに搬送するコンベアと、
前記ICタグ・リーダ/ライタの近傍に設けられ、前記コンベアの成す平面に対して傾きを持ち、前記複数の披検査物を、前記傾きによって相互にずらし積み重ねて載置する突き当て板と、
を有することを特徴とするICタグ読取書込装置。 - 前記被検査物は、書籍類であることを特徴とする請求項1記載のICタグ読取書込装置。
- 所定の同一位置にICタグが取り付けられ、積み重ねて載置された複数の被検査物の情報を読み書きするICタグ読取書込方法であって、
前記複数の被検査物を載置しコンベア上を搬送する工程と、
積み重ねて載置された前記複数の被検査物を、突き当て板によって相互にずらし積み重ねて載置する工程と、
相互にずらして積み重ねられた前記複数の被検査物に取り付けられたICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行う工程を有することを特徴とするICタグ読取書込方法。 - 所定の同一位置にICタグを取り付け、製本され、積み重ねて載置された印刷物の個々のICタグに対して情報の読み書きを行い、所定の冊数ずつ束ねて包装する製本加工装置であって、
前記ICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行うICタグ・リーダ/ライタと、
前記印刷物を複数積み重ねて載置し前記ICタグ・リーダ/ライタに搬送するコンベアと、
前記ICタグ・リーダ/ライタの近傍に設けられ、前記コンベアの成す平面に対して傾きを持ち、複数積み重ねて載置された前記印刷物を、前記傾きによって相互にずらし積み重ねて載置する突き当て板と、
を有することを特徴とする製本加工装置。 - 所定の同一位置にICタグを取り付け、製本され、積み重ねて載置された印刷物の個々のICタグに対して情報の読み書きを行い、所定の冊数ずつ束ねて包装する製本加工方法であって、
前記複数の印刷物を積み重ねて載置しコンベア上を搬送する工程と、
積み重ねて載置された前記複数の印刷物を、突き当て板によって相互にずらし積み重ねて載置する工程と、
相互にずらして積み重ねられた前記複数の印刷物に取り付けられた個々のICタグに対して情報の読み取り/書き込みを行う工程を有することを特徴とする製本加工方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010224888A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Ihi Corp | Icタグ認識装置 |
JP2013007741A (ja) * | 2011-05-23 | 2013-01-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 裁断対象検査装置、裁断対象検査方法、裁断対象検査装置用のプログラム、および、裁断対象検査システム |
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2006
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