JP2008158628A - 運用実績評価装置、運用実績評価方法、およびプログラム - Google Patents

運用実績評価装置、運用実績評価方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自律制御による運用管理に用いられるルールをビジネス価値で評価することができるルール運用実績管理装置2を提供する。
【解決手段】本発明のルール運用実績管理装置2は、ルールに規定される処理を起動する前に、ビジネス価値を算出するために必要となる監視対象の情報システムの状態を示すシステム状態情報を収集し、当該起動される処理を識別する情報および起動時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けて、収集したシステム状態情報を保存し、ルールに規定される処理が終了した後に、再び、監視対象の情報システムの状態を示すシステム状態情報を収集し、当該終了した処理を識別する情報および実行終了時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けて、収集したシステム状態情報を保存し、与えられた算出式により保存したシステム状態情報とルールの実行履歴からビジネス価値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の計算機で構成される情報システムの運用実績評価装置及びその運用実績評価方法に関する。
情報システムの運用管理を簡単化するための技術として、ある条件(コンディション)に対して予め定められた運用管理オペレーションを含む処理(アクション)を実行するというルールに基づく、ルールベースの自律制御技術がある。このような自律制御技術において、使用されるルールを、ルールの適用結果などの情報をもとに効果を評価して、これをルールの改善に役立てるフィードバック手法に関心が集まっている。例えば、特許文献1には、ポリシルールと呼ばれるルールの適用された期間に関する情報および適用結果を示す情報を含む適用履歴情報を収集し、収集した適用履歴情報を解析してルールに対応するコンディションに関する統計情報を収集し、適用履歴情報とルールに対応するコンディションに関する統計情報をもとに、ルールを構成するコンディションとアクションを変更する、ルールの適用履歴情報のフィードバックによる改善に関する技術が開示されている。
特開2005−324580号公報
ところで、ルールの評価は、例えば、ルールが起動された時刻、起動回数、動作時間の累積値、または制御対象の情報システムに予め設定された目標に対する達成率を用いて行われることが多い。しかし、計算機リソースの消費量が多く、コストが高くなるルールや、動作することによって消費される電力量が多く、自然環境に対する負荷が高いルールは、必ずしも高い評価が得られない場合がある。そのため、ルールの起動時刻、起動回数、動作時間の累積値、または目標達成率だけでなく、制御対象の情報システムに関するより多くの情報を元に、より多くの観点で、ルールを評価することが求められる。
例えば、制御対象の情報システムに関する状態情報を全てもれなく収集して保存することにより、保存した情報から、情報システムが提供するサービスの売上高に対する寄与、または情報システムの運用コストに対する寄与、または情報システムの運用中における消費電力量に対する寄与、などのビジネス的な観点など、様々な観点でルールの評価が可能となる。しかし、情報システムの状態に関する情報は多岐に渡り、また、短い時間間隔で変化する情報については、短い時間間隔で収集される必要がある。そのため、収集されるデータ量は膨大になり、制御対象の情報システムに関する状態情報を全てもれなく収集することは、現実的には不可能である。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、自律制御による運用管理に用いられるルールを、ビジネス的観点など多くの観点で評価するための情報を、効率的に収集して、これらの観点でビジネス価値を数値化して示すことにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ルールに規定される処理を起動する前に、ビジネス価値を示すために必要となる監視対象システムの状態を示すシステム状態情報を収集し、当該起動される処理を識別する情報および起動時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けて、収集したシステム状態情報を保存し、ルールに規定される処理が終了した後に、監視対象システムの状態を示すシステム状態情報を収集し、当該終了した処理を識別する情報および実行終了時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けて、収集したシステム状態情報を保存する。そして、これらの情報よりルールのビジネス価値を算出する。
例えば、本発明の第1の態様は、複数の計算機リソースで構成される監視対象システムの状態に応じて、予め定められたルールに規定される処理を実行することにより、監視対象システムを制御する自律制御システムに用いられるルールの運用実績評価装置であって、監視対象システムの状態に応じて、対応するルールに規定される処理を実行すると共に、実行された処理に関する履歴であるルール実行履歴を記憶するルール実行部と、ルール実行履歴をルール実行部から取得してルール動作履歴記憶部に格納するルール実行履歴取得部と、監視対象システムの状態を示すシステム状態情報を収集して、ルール動作履歴記憶部に送信するシステム状態情報収集部と、算出式により格納したシステム状態情報と実行履歴を用いてビジネス価値を算出する効果算出部とを備え、ルール実行部は、ルールに規定される処理を実行する場合に、当該実行される処理を識別する処理IDを含む起動通知をシステム状態情報収集部へ送信した後に、当該処理IDに対応する処理の実行を開始し、ルールに規定される処理の実行を終了した場合に、当該終了した処理の処理IDを含む実行終了通知をシステム状態情報収集部へ送信するルール処理部と、ルール処理部によって実行された処理に関する情報が当該処理の処理IDに対応付けられたルール実行履歴を格納する実行履歴格納部と、ルール実行履歴取得部からの要求に応じて、実行履歴格納部内のルール実行履歴をルール実行履歴取得部へ送信する実行履歴送信部とを有し、システム状態情報収集部は、ルール実行部から起動通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した起動通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の起動時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール実行履歴取得部に送信し、ルール実行部から実行終了通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した実行終了通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の実行終了時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部に格納し、算出式により格納されたシステム状態情報と実行履歴とから、ビジネス価値を算出
することを特徴とするルールの運用実績評価装置を提供する。
例えば、本発明の第2の態様は、複数の計算機リソースで構成される監視対象システムの状態に応じて、予め定められたルールに規定される処理を実行することにより、監視対象システムを制御する自律制御システムに用いられるルールの運用実績評価装置のルールの運用実績評価方法であって、ルールの運用実績評価装置は、監視対象システムの状態に応じて、対応するルールに規定される処理を実行すると共に、実行された処理に関する履歴であるルール実行履歴を記憶するルール実行部と、ルール実行履歴をルール実行部から取得してルール動作履歴記憶部に格納するルール実行履歴取得部と、監視対象システムの状態を示すシステム状態情報を収集して、ルール動作履歴記憶部に送信するシステム状態情報収集部と、算出式により格納したシステム状態情報と実行履歴を用いてビジネス価値を算出する効果算出部とを備え、ルール実行部は、ルールに規定される処理を実行する場合に、当該実行される処理を識別する処理IDを含む起動通知をシステム状態情報収集部へ送信した後に、当該処理IDに対応する処理の実行を開始し、ルールに規定される処理の実行を終了した場合に、当該終了した処理の処理IDを含む実行終了通知をシステム状態情報収集部へ送信するルール処理ステップと、ルール処理ステップにおいて実行された処理に関する情報が当該処理の処理IDに対応付けられたルール実行履歴を実行履歴格納部に格納する実行履歴格納ステップと、ルール実行履歴取得部からの要求に応じて、実行履歴格納部内のルール実行履歴をルール実行履歴取得部へ送信する実行履歴送信ステップとを実行し、システム状態情報収集部は、ルール実行部から起動通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した起動通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の起動時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部に格納し、ルール実行部から実行終了通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した実行終了通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の実行終了時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部に格納し、算出式により格納されたシステム状態情報と実行履歴とから、ビジネス価値を算出することを特徴とするルールの運用実績評価方法を提供する。
例えば、本発明の第3の態様は、複数の計算機リソースで構成される監視対象システムの状態に応じて、予め定められたルールに規定される処理を実行することにより、監視対象システムを制御する自律制御システムに用いられるルールの運用実績評価装置を制御するプログラムであって、ルールの運用実績評価装置を、監視対象システムの状態に応じて、対応するルールに規定される処理を実行すると共に、実行された処理に関する履歴であるルール実行履歴を記憶するルール実行機能、ルール実行履歴をルール実行機能から取得してルール動作履歴記憶部に格納するルール動作履歴管理機能、監視対象システムの状態を示すシステム状態情報を収集して、ルール動作履歴記憶部に送信するシステム状態情報収集機能、および算出式により格納したシステム状態情報と実行履歴を用いてビジネス価値を算出する効果算出部として機能させ、ルール実行機能は、ルールに規定される処理を実行する場合に、当該実行される処理を識別する処理IDを含む起動通知をシステム状態情報収集機能へ送信した後に、当該処理IDに対応する処理の実行を開始し、ルールに規定される処理の実行を終了した場合に、当該終了した処理の処理IDを含む実行終了通知をシステム状態情報収集機能へ送信するルール処理機能と、ルール処理機能によって実行された処理に関する情報が当該処理の処理IDに対応付けられたルール実行履歴を実行履歴格納部に格納する実行履歴格納機能と、ルール動作履歴管理機能からの要求に応じて、実行履歴格納機能内のルール実行履歴をルール動作履歴管理機能へ送信する実行履歴送信機能とを有し、システム状態情報収集機能は、ルール実行機能から起動通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した起動通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の起動時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部に格納し、ルール実行機能から実行終了通知を受信した場合に、システム状態情報を収集し、収集したシステム状態情報を、受信した実行終了通知に含まれる処理IDおよび当該処理IDに対応する処理の実行終了時のシステム状態情報である旨を示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部に格納し、算出式により格納されたシステム状態情報と実行履歴とから、ビジネス価値を算出することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明のルール動作履歴管理装置によれば、運用管理に用いられるルールをビジネス観点で評価することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報システム1及び運用実績評価装置2の構成の一例を示すシステム構成図である。図示するように、本実施形態の情報システム1は、情報システムを構成する複数のロードバランサ13および複数の計算機リソース16と、情報システムをインターネット11に接続するためのルータ12と、インターネット11を介して情報システムを利用する利用者端末10とを備える。
ルータ12、ロードバランサ13、および計算機リソース16は、業務用ネットワーク14および管理用ネットワーク15のそれぞれを介して互いに接続されている。ルールの運用実績評価装置2は、管理用ネットワーク15に接続されている。
管理用ネットワーク15は、ルールの運用実績評価装置2が、それぞれのロードバランサ13、および、それぞれの計算機リソース16を管理するためのネットワークである。業務用ネットワーク14は、それぞれの計算機リソース16がサービスを利用者端末10に提供するために使用されるネットワークである。なお、業務用ネットワーク14および管理用ネットワーク15は、物理的に異なる別々のケーブルを用いて構築されてもよく、あるいは、同じケーブル上に論理的に異なるネットワークとして構築されてもよい。
ルータ12は、ロードバランサ13毎にグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスとの対応関係が記憶されたルーティング記憶部120を有する。ルータ12は、インターネット11を介して利用者端末10から受信したリクエストを、ルーティング記憶部120に記憶された対応関係に従い、当該リクエストの宛先として指定されているグローバルIPアドレスに対応するローカルIPアドレスを持つロードバランサ13へ送信する。
また、ロードバランサ13から受信した当該リクエストの処理結果を、インターネット11を介して当該リクエストの送信元である利用者端末10へ送信する。ルータ12のその他の機能は、既存のルータと同様であるので、その詳細な説明を省略する。それぞれのロードバランサ13は、業務用ネットワーク14を介して複数の計算機リソース16と業務システムを形成する。
なお、本実施形態では、業務システムとして、図2に示すようなWeb3階層モデルの業務システムを想定している。Web3階層モデルの業務システムは、Webブラウザを介してユーザからのリクエストの受付処理を行うWeb層論理コンポーネント30A、ユーザに対して提供するサービスを処理するアプリケーション(AP)層論理コンポーネント30B、およびデータベース(DB)層論理コンポーネント30Cから構成される。
Web層論理コンポーネント30Aは、スケールイン/スケールアウト(台数増減)可能なWebサーバで構成される。アプリケーション層論理コンポーネント30Bはスケールイン/スケールアウト(台数増減)可能なアプリケーションサーバで構成される。データ層論理コンポーネント30Cはデータベースサーバで構成される。
WebサーバにはWebコンテナがインストールされた計算機リソース16が割当てられ、アプリケーションサーバにはアプリケーションコンテナがインストールされた計算機リソース16が割当てられ、データサーバにはデータベースマネジメントシステムがインストールされた計算機リソース16が割当てられる。ただし、WebサーバとAPサーバとは物理的に同一サーバ上に割当てられてもかまわない。また、業務システムの構成はWeb3階層モデルに限定されるものではなく、どのような構成であってもよい。
それぞれのロードバランサ13は、自身が接続可能な計算機リソース16の情報が登録された振分先記憶部130と、ロードバランサのメトリックを、計測および監視する計測・監視部131とを有する。
それぞれのロードバランサ13は、ルータ12から送られてきたリクエストを、業務用ネットワーク14を介して、振分先記憶部130に登録されているいずれかの計算機リソース16へ送信し、当該計算機リソース16に当該リクエストを処理させる。また、それぞれのロードバランサ13は、業務用ネットワーク14を介して、振分先記憶部130に登録されている計算機リソース16からリクエストの処理結果を受信し、受信した処理結果を、ルータ12を介して該リクエストの送信元へ返信する。
また、それぞれのロードバランサ13は、管理用ネットワーク15を介してルールの運用実績評価装置2から受信したオペレーションに従い、振分先記憶部130の更新等の処理を実行する。計測・監視部131は、自ロードバランサ13における稼動状態およびCPU利用率を含む性能情報、ならびに、ルータ12からのリクエスト数を含む接続情報等を計測および監視し、予め定義された条件が成立した場合に、イベントとして管理用ネットワーク15を介してルールの運用実績評価装置2に通知する。
本実施形態において、計測・監視部131は、自ロードバランサ13の稼動状態の変更(起動や停止)の有無および負荷レベルが所定の基準値を超えたか否か等をイベントとして監視する。なお、ロードバランサ13のその他の機能は、既存の負荷分散システムで用いられているロードバランサが有する機能と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
それぞれの計算機リソース16は、インストールされているプログラムに従って、業務用ネットワーク14を介して受信したリクエストを処理し、自計算機リソース16と共に業務システムを形成するロードバランサ13あるいは他の計算機リソース16にその結果を送信する。また、計算機リソース16は、管理用ネットワーク15を介してルールの運用実績評価装置2から受信したオペレーションに従い、プログラムの実行を制御する。
図1に示すように、それぞれの計算機リソース16は、業務用ネットワーク14および管理用ネットワーク15に接続するためのネットワークIF(インターフェイス)部160と、計測・監視部161と、プログラム実行部162とを有する。
計測・監視部161は、自計算機リソース16における稼動状態およびCPU利用率を含む性能情報、消費電力、ならびに、ルータ12からのリクエスト数を含む接続情報等を計測および監視し、予め定義された条件が成立した場合に、イベントとして管理用ネットワーク15を介してルールの運用実績評価装置2に通知する。本実施形態において、計測・監視部161は、自計算機リソース16の稼動状態の変更(起動、停止)の有無および負荷レベルが所定の基準値を超えたか否か等をイベントとして監視する。
プログラム実行部162は、計算機リソース16にインストールされているプログラムに従い、業務用ネットワーク14を介して受信したリクエストを処理し、その結果を、業務用ネットワーク14を介して、自計算機リソース16と共に業務システムを形成するロードバランサ13あるいは他の計算機リソース16へ送信する。
なお、本実施形態では、計算機リソース16にインストールされているプログラムとして、Webコンテナ、アプリケーションコンテナ、およびデータベースマネジメントシステムを想定している。上述したように、Webコンテナがインストールされた計算機リソース16がWebサーバに割当てられ、アプリケーションコンテナがインストールされた計算機リソース16がアプリケーションサーバに割当てられ、データベースマネジメントシステムがインストールされた計算機リソース16がデータサーバに割当てられる。計算機リソース16のその他の機能は、既存の負荷分散システムで用いられている計算機リソースが有する機能と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
運用実績評価2は、情報システム1の運用管理を行うルールの運用実績評価を行うものである。ルールの運用実績評価装置2は、入出力部20、構成情報管理部21、構成情報記憶部22、イベント受信部23、ルール実行部24、ルール実行履歴取得部25、指定情報受付部251、ルール動作履歴記憶部26、システム状態情報収集部27、効果算出部28、算出式入力受付部280、およびネットワークIF(インターフェイス)部29を有する。
入出力部20は、ルールの運用実績評価装置2のユーザからの操作入力を受け付けたり、あるいはルールの運用実績評価装置2によって生成された情報を出力したりする。ネットワークIF部29は、監視対象の情報システム(複数のロードバランサ13および複数の計算機リソース16から構成される業務システム)と、管理用ネットワーク15を介して通信するための機能である。
構成情報記憶部22は、監視対象の情報システムおよび当該情報システム上でホスティングされる業務システムのシステム構成情報を記憶する。構成情報記憶部22に格納されるシステム構成情報には、情報システムを構成するITリソースについて、リソースに関する情報(リソースの稼動状態を示す情報を含む)およびリソース間の接続情報を有するリソースの構成情報と、業務システムを形成するアプリケーションプログラム内の論理的なコンポーネントの構成情報と、前記論理的なコンポーネントの物理的な計算機リソース16への割り当て情報とが含まれる。
構成情報管理部21は、情報システムの構成情報を監視して、当該構成情報に変更があった場合に、構成情報記憶部22内の情報を変更する。イベント受信部23は、ぞれぞれのロードバランサ13またはそれぞれの計算機リソース16からイベントを受信してルール実行部24へ供給する。
本実施形態において、イベント受信部23が受信するイベントには、ロードバランサ13または計算機リソース16の計測・監視部において検出された、CPU利用率の変化、メモリ使用量の増減、メモリアクセス時のページフォルトの数の増減、I/O待機時間の増減等を含む負荷状態の変化や、業務のサービスを提供するプログラムを含めたITリソースの稼動状態の変化等が含まれる。
ルール実行部24は、ルール記憶部240、ルール処理部241、実行履歴格納部242、および実行履歴送信部243を有する。
ルール記憶部240は、例えば図3に示すように、運用管理に用いられるルールを、それぞれのルールを識別するRULE_ID2400に対応付けて格納する。それぞれのルールには、処理の適用条件を示すTRIGGER_CONDITION2401、情報システムが当該条件を満たした場合に実行される処理(アクション)を示すACTION_ID2403、および当該処理を実行させるリソースを示すAPPLY_TO2402が含まれる。
図3に示す例において、例えば、RULE_ID2400が「A」であるルールには、TRIGGER_CONDITION2401として「WebServer#1のCPU利用率が20%以下」という適用条件が設定され、APPLY_TO2402には「RESOURCE:WebServer#1」が指定され、ACTION_ID2403には「Web層をスケールイン」という処理が指定されている。本実施形態において、APPLY_TO2402の「:」以前の文字列である「RESOURCE」は、適用対象のITリソースの種別が、サーバ等を示すITリソースであることを示している。
この他に、本実施形態では、適用対象のITリソースの種別として、業務システムが提供しているサービスを示す「SERVICE」という識別子、複数のITリソースをグループにまとめ、これを指し示す「GROUP」という識別子、業務システム全体を指し示す「APPLICATION_SYSTEM」という識別子等が用いられる。また、本実施形態において、「Web層をスケールイン」で示される処理は、Web層を形成するWebサーバの台数を削減して、余剰なITリソースを解放する処理を示す。
同様にしてRULE_ID2400が「B」、「C」、「D」、および「E」についても説明する。RULE_ID2400が「B」であるルールには、業務システムの提供するサービスに、カタログを表示するサービスである「Catalogサービス」がある場合に、「Catalogサービスのリクエスト数が毎秒100件以上」という適用条件が設定され、APPLY_TO2402には「SERVICE:Catalog」が指定され、ACTION_ID2403には「Web層をスケールアウト」という処理が指定されている。
本実施形態において、「Web層をスケールアウト」で示される処理は、Webサーバの台数を増やして、Webサーバ1台当りの負荷を減らし、より大量の利用者からのリクエストをさばくことができるようにする処理である。
RULE_ID2400が「C」であるルールには、「Web層の負荷のばらつきが大」という適用条件が設定され、APPLY_TO2402には「GROUP:WebTier」というWeb層を形成するWebサーバ群のグループが指定され、ACTION_ID2403には「Web層の負荷分散係数を調整」という処理が指定されている。
本実施形態において、「Web層の負荷分散係数を調整」で示される処理は、ロードバランサ13に設定されている、各Webサーバに対する負荷分散を行うための設定パラメータである負荷分散係数を調節し、複数のWebサーバの負荷バランスを均等にすることを目的とした処理である。
RULE_ID2400が「D」であるルールには、「サーバの故障」という適用条件が設定され、APPLY_TO2402には「GROUP:Server」というリソース種別がサーバ機器であるITリソースのグループが指定され、ACTION_ID2403には「予備サーバへの切替」という処理が指定されている。
本実施形態において、「予備サーバへの切替」で示される処理は、故障したサーバの代わりに、予備用に待機させてあるサーバへ処理を切り替え、サービスを継続させることを目的とした処理である。
RULE_ID2400が「E」であるルールには、「地震・津波・火災などの災害発生検出」という適用条件が設定され、APPLY_TO2402には「APPLICATION_SYSTEM:Onlineshop」という業務システム全体が指定され、ACTION_ID2403には「正系から副系への系切替」という処理が指定されている。
本実施形態において、「正系から副系への系切替」で示される処理は、業務システムを運用している正系サイトが被災した場合に、当該正系サイトを、そのバックアップサイトとして予め用意されている副系のサイトに切替え、副系のサイトで業務を引き継ぐことを目的とした処理である。
ルール処理部241は、イベント受信部23からイベントを受信した場合に、ルール記憶部240内のそれぞれのルールに含まれる適用条件を参照して、受信したイベントの内容を満たす適用条件を検索する。そして、ルール処理部241は、検索した適用条件に対応付けてルール記憶部240に格納されている処理を抽出する。
次に、ルール処理部241は、抽出した処理を実行する実行体であるインスタンスを生成し、生成したインスタンスの識別情報を含む起動通知をシステム状態情報収集部27へ送信する。そして、ルール処理部241は、抽出した処理を生成したインスタンスに実行させる。インスタンスによる処理が終了した場合、ルール処理部241は、インスタンスの識別情報を含む実行終了通知をルール実行履歴取得部25およびシステム状態情報収集部27へ送信する。
また、ルール記憶部240は、イベント受信部23から通知されたイベントに応じて処理を実行した場合に、実行した処理に関する履歴情報である実行履歴を、実行履歴格納部242に格納する。実行履歴には、処理を実行したインスタンスの識別情報、処理の開始時刻、処理の終了時刻、実行した処理を示す情報、および実行結果等が含まれる。
なお、インスタンスの識別情報は、当該インスタンスが生成される契機となった適用条件を含むルールの識別情報と、生成されるたびに異なる値となるシーケンス番号とから構成される。そのため、インスタンスの識別情報を参照すると、インスタンスを一意に特定することができると共に、当該インスタンスが生成される契機となったルールを特定することができる。
実行履歴送信部243は、インスタンスの識別情報を含む実行履歴取得要求をルール実行履歴取得部25から受信した場合に、ルール処理部241の稼動状態を参照する。そして、ルール処理部241が処理の実行中でなければ、実行履歴送信部243は、受信した実行履歴取得要求に含まれるインスタンスの識別情報に対応する実行履歴を、実行履歴格納部242から抽出してルール実行履歴取得部25へ送信する。一方、ルール処理部241が処理の実行中であれば、実行履歴送信部243は、ルール処理部241が処理中である旨をルール実行履歴取得部25へ返信する。
システム状態情報収集部27は、ルール処理部241から起動通知を受信した場合に、構成情報記憶部22に格納されている構成情報を参照して稼動中のリソースを特定し、稼動中のそれぞれのリソースから、管理用ネットワーク15を介して、リソースの利用状況およびサービスの利用情報をそれぞれ取得する。
そして、システム状態情報収集部27は、取得したリソースの利用状況およびサービスの利用情報を、起動通知に含まれるインスタンスの識別情報および当該インスタンスの実行開始前のシステムの状態であることを示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部26に格納する。
また、ルール処理部241から実行終了通知を受信した場合、システム状態情報収集部27は、構成情報記憶部22に格納されている構成情報を参照して稼動中のリソースを特定し、稼動中のそれぞれのリソースから、管理用ネットワーク15を介して、リソースの利用状況およびサービスの利用情報をそれぞれ取得する。
そして、システム状態情報収集部27は、取得したリソースの利用状況およびサービスの利用情報を、実行終了通知に含まれるインスタンスの識別情報および当該インスタンスの実行終了後のシステムの状態であることを示す情報に対応付けてルール動作履歴記憶部26に格納する。
なお、ルール処理部241とシステム状態情報収集部27とは、異なるプロセスとしてルールの運用実績評価装置2に実装され、ルール処理部241とシステム状態情報収集部27とは、ルールの運用実績評価装置2上で並行処理される。そのため、ルール処理部241とシステム状態情報収集部27とは、一方の処理が他方の処理に影響を与えることなく、それぞれの処理を実行することができる。
ルール動作履歴記憶部26は、システム状態情報収集部27によって収集されたシステム状態情報と、ルール実行履歴取得部25によって取得された実行履歴を格納する。
ルール実行履歴取得部25は、実行履歴取得実行部250および指定情報受付部251を有する。指定情報受付部251は、入出力部20を介して、ルールの運用実績評価装置2のユーザから、実行履歴の取得間隔、および、実行履歴を取得するまでにルールに含まれる処理が実行される回数である実行回数を受け付け、受け付けた取得間隔および実行回数を実行履歴取得実行部250へ送る。
実行履歴取得実行部250は、ルール処理部241から処理の実行終了通知を受信するたびに、処理の実行回数を累積し、当該累積値が指定情報受付部251から通知された実行回数以上になった場合に、ルール動作履歴記憶部26を参照して、リソースの利用状況およびサービスの利用状況が格納されているが、実行履歴が格納されていないインスタンスの識別情報を特定する。
そして、実行履歴取得実行部250は、特定したインスタンスの識別情報を含む実行履歴取得要求を実行履歴送信部243へ送信する。実行履歴送信部243から実行履歴を受信した場合、実行履歴取得実行部250は、受信時刻を記憶すると共に、実行回数の累積値をリセットする。
また、実行履歴取得実行部250は、前回実行履歴を受信してからの経過時間が、指定情報受付部251から通知された取得間隔以上となった場合に、ルール動作履歴記憶部26を参照して、リソースの利用状況およびサービスの利用状況が格納されているが、実行履歴が格納されていないインスタンスの識別情報を特定する。
そして、実行履歴取得実行部250は、特定したインスタンスの識別情報を含む実行履歴取得要求を実行履歴送信部243へ送信する。実行履歴送信部243から実行履歴を受信した場合、実行履歴取得実行部250は、受信時刻を記憶すると共に、実行回数の累積値をリセットする。
効果算出部28は、入出力部20を介してユーザからルール動作履歴の表示要求を受け付けた場合に、必要な動作履歴情報をルール動作履歴記憶部26から取り出して、予め設定された算出式を用いて、取り出したデータを必要な形式に整形して入出力部20を介して出力する。なお、ここで用いられる算出式は、効果算出部28に算出式入力受付部280を設けて、入出力部20を介して、ユーザが定義した算出式を入力として受け付けて用いても構わない。
次に、ルールの運用実績評価装置2の動作について説明する。
図4および図5は、ルールの運用実績評価装置2の動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートでは、ユーザによって作成された業務システムの構成情報と、業務システムをホスティングする情報システムのITリソースのプラットフォームの構成情報とが構成情報記憶部22に既に記憶され、ユーザによって図3に示したルールの定義情報が、ルール記憶部240に既に記憶されていることを前提としている。
イベント受信部23がロードバランサ13または計算機リソース16からイベントを受信することにより、ルールの運用実績評価装置2は、本フローチャートに示す動作を開始する。本実施形態において、ロードバランサ13または計算機リソース16から送信されるイベントは、ルール記憶部240に格納されているいずれかのルールに含まれる適用条件を満たすものとする。また、本フローチャートでは、例えば、Web層の論理コンポーネント30AをホスティングするWebサーバの1つであるWebServer#1のCPU利用率が20%以下になったことを知らせるイベントを、イベント受信部23を介してルール処理部241が取得したと仮定する。
まず、イベント受信部23は、受信したイベントをルール処理部241に通知する(S100)。ルール処理部241は、ルールの起動処理を実行する(S101)。ステップS101において、ルール処理部241は、ルール記憶部240を参照して、受信したイベントの内容を満たす適用条件を含むルールを特定し、特定したルールに含まれる処理を実行するインスタンスを生成し、生成したインスタンスの識別情報を含む起動通知をシステム状態情報収集部27へ送信する。
次に、特定したルールに含まれる処理の起動時刻を、生成したインスタンスの識別情報に対応付けて実行履歴格納部242に記録し(S102)、生成されたインスタンスが、対応する処理を実行する(S103)。例えば図3において、RULE_ID2400が「A」である場合、「Web層をスケールイン」に対応する処理がインスタンスによって実行される。
次に、インスタンスによる処理の実行中に、処理に関する実行履歴が実行履歴格納部242に記録される(S104)。そして、インスタンスによる処理が終了すると、ルール処理部241は、実行結果と共に、処理の終了時刻を、インスタンスの識別情報に対応付けて実行履歴格納部242に記録する(S105)。そして、ルール処理部241は、実行が終了したインスタンスの識別情報を含む実行終了通知をルール実行履歴取得部25およびシステム状態情報収集部27へ送信する(S106)。
以上のステップS100からS106までの処理により、ルール実行部24は、ルールの起動、当該ルールに含まれる処理の実行、および実行の終了に関する一連の処理を完了する。
次に、図5を参照して、構成情報管理部21およびシステム状態情報収集部27によって行われるシステム状態情報の収集処理を説明する。
システム状態情報収集部27は、ルール処理部241から起動通知または実行終了通知を受信すると(S300)、業務システムのシステム構成情報を要求するための取得要求を構成情報管理部21に送信する(S301)。構成情報管理部21は、システム構成情報の取得要求を受信すると(S400)、構成情報記憶部22からシステム構成情報を取得し(S401)、取得したシステム構成情報をシステム状態情報収集部27へ送信する(S402)。
ステップS402において、システム状態情報収集部27へ送信されるシステム構成情報は、例えば図6に示すようなデータ構造である。図6に示されるように、システム構成情報には、それぞれのリソースを識別するRESOURCE_ID500に対応付けて、リソースの種別を示すTYPE501、リソースの稼動状態を示すSTATE502、およびリソースの仕様を示すMACHINE_TYPE503等が含まれる。
TYPE501の項目には、例えば、Webサーバ、APサーバ、またはDBサーバ等のサーバの役割に対応した種別が格納される。STATE502の項目には、例えば、稼働中を示す「RUNNING」または予備あるいは待機中を示す「STANDBY」等の情報が格納される。MACHINE_TYPE503の項目には、例えば、CPU種別、CPUのクロック周波数、FSB(フロントサイドバス)のクロック周波数、メモリサイズ、およびディスクサイズ等の計算機リソースのマシンの仕様による分類を示すタグが格納される。
次に、システム状態情報収集部27は、構成情報管理部21からシステム構成情報を受信すると(S302)、受信したシステム構成情報を参照して、リソースの利用状況に関する情報と
サービスの利用状況に関する情報とを取得する対象のリソースを、稼動中であり、かつ、未選択のリソースの中から1つ選択する(S303)。
次に、システム状態情報収集部27は、選択したリソースについて、リソースの利用状況に関するメトリックの計測値を取得する(S304)。ステップS304において、システム状態情報収集部27が取得するデータの構造は、例えば図7に示すようになる。システム状態情報収集部27によって取得されるリソースの利用状況に関する情報には、それぞれのリソースを識別するRESOURCE_ID510毎に、当該リソースのCPU利用率を示すCPU_UTIL511および当該リソースのメモリ利用率であるMEMORY_UTIL512等が含まれる。
システム状態情報収集部27によって取得されるリソースの利用状況に関する情報には、図7に示した項目以外に、ディスクの利用率、ネットワークの利用率、リソースの停止時間、および消費電力量、発熱量等が含まれていてもよい。
次に、システム状態情報収集部27は、選択したリソースについて、サービスの利用状況に関するメトリックの計測値を取得する(S305)。ステップS305において、システム状態情報収集部27が取得するデータは、例えば図8に示すような構造である。システム状態情報収集部27によって取得されるサービスの利用状況に関する情報には、それぞれのサービスを識別するSERVICE_ID520毎に、当該サービスに対するリクエスト数を示すREQUESTS521、当該サービスの平均応答時間を示すRESPONSE_TIME522、当該サービスに対するリクエストの中でSLA(Service Level Agreement)を満たさなかったリクエストの数を示すFAILS523、および処理したリクエスト数を示すTHROUGHPUT524等が含まれる。
システム状態情報収集部27によって取得されるサービスの利用状況に関する情報には、図8に示した項目以外に、接続エラー数、コミットされたサービスのトランザクションの売上金額、およびサービスの停止時間等が含まれてもよい。
次に、システム状態情報収集部27は、システム構成情報を参照して、稼動中の全てのリソースを選択したか否かを判定する(S306)。稼動中のリソースの中で未選択のリソースがある場合(S306:No)、システム状態情報収集部27は、再びステップS303に示した処理を実行する。
稼動中の全てのリソースを選択した場合(S306:Yes)、システム状態情報収集部27は、リソースの利用状況に関する情報を、例えば図9に示すような形式に加工し、サービスの利用状況に関する情報を、例えば図10に示すような形式に加工し、加工した情報をそれぞれルール動作履歴記憶部26に格納して(S307)、システム状態情報収集部27は、システム状態情報の収集処理を終了する。
リソースの利用状況に関する情報には、図9に示すように、INSTANCE_ID2600毎に、起動通知によって収集を開始したことを示す「START」、または実行終了通知によって収集を開始したことを示す「END」のいずれかを格納するPERIOD2601、TYPE2602、MACHINE_TYPE2603、STATE2604、TYPE2602からSTATE2604までの項目について同一の属性を有するリソースの数を示すNUMBER_OF2605、および、TYPE2602からSTATE2604までの項目について同一の属性を有するリソースのCPU利用率の平均を示すCPU_UTIL2606等が含まれる。
なお、図5に示したシステム状態情報の収集処理は、ルール処理部241から起動通知または実行終了通知を受信するたびに実行される。そのため、1回のシステム状態情報の収集処理で収集されるリソースの利用状況に関する情報では、INSTANCE_ID2600とPERIOD2601とは、全て同一の値となる。
サービスの利用状況に関する情報には、図10に示すように、INSTANCE_ID2610毎に、PERIOD2611、SERVICE_ID2612、REQUESTS2613、RESPONSE_TIME2614、FAILS2615、およびTHROUGHPUT2616等が含まれる。なお、リソースの利用状況に関する情報と同様に、1回のシステム状態情報の収集処理で収集されるサービスの利用状況に関する情報では、INSTANCE_ID2610とPERIOD2611とは、全て同一の値となる。
再び図4に戻って説明を続ける。
ルール実行履歴取得部25の実行履歴取得実行部250は、ルール処理部241から実行終了通知を受信すると(S200)、実行終了通知の受信回数の累積値を1増やす(S201)。そして、実行履歴取得実行部250は、当該累積値と、指定情報受付部251を介してルールの運用実績評価装置2のユーザから予め入力されていた実行回数とを比較する(S202)。累積値が実行回数以上である場合(S202:Yes)、実行履歴取得実行部250は、ステップS204に示す処理を実行する。
一方、累積値が実行回数未満である場合(S202:No)、実行履歴取得実行部250は、前回実行履歴送信部243から実行履歴を受信した時刻からの経過時間が、実行履歴取得実行部250を介して予め入力されていた取得間隔以上か否かを判定する(S203)。経過時間が取得間隔未満である場合(S203:No)、ルールの運用実績評価装置2は、本フローチャートに示す処理を終了する。
経過時間が取得間隔以上である場合(S203:Yes)、実行履歴取得実行部250は、ルール処理部241の動作状態を実行履歴送信部243に問い合わせる(S204)。実行履歴送信部243は、ルール処理部241の動作状態を実行履歴取得実行部250に返信する(S107)。そして、実行履歴取得実行部250は、ルール処理部241が処理中か否かを判定する(S205)。ルール処理部241が処理中である場合(S205:Yes)、ルールの運用実績評価装置2は、本フローチャートに示した処理を終了する。
ルール処理部241が処理中でない場合(S205:No)、実行履歴取得実行部250は、ルール動作履歴記憶部26を参照して、図9において説明したリソースの利用状況に関する情報、または、図10において説明したサービスの利用状況に関する情報に含まれるインスタンスの識別情報の中で、ルール動作履歴記憶部26内に実行履歴が格納されていないものを検索する。そして、実行履歴取得実行部250は、検索したインスタンスの識別情報を含む実行履歴取得要求を、実行履歴送信部243へ送信する(S206)。
実行履歴送信部243は、実行履歴取得要求を受信し、当該実行履歴取得要求に含まれるインスタンスの識別情報に対応する実行履歴を実行履歴格納部242から抽出する(S108)。そして、実行履歴送信部243は、抽出した実行履歴を実行履歴取得実行部250へ送信する(S109)。
次に、実行履歴取得実行部250は、実行履歴送信部243から実行履歴を受信し、受信した時刻を記憶する(S207)。そして、実行履歴取得実行部250は、受信した実行履歴をルール動作履歴記憶部26に格納する(S208)。ステップS208において、実行履歴取得実行部250は、例えば図11に示すような構造の実行履歴をルール動作履歴記憶部26に格納する。
図11に示すように、実行履歴には、RULE_ID2620毎に、INSTANCE_ID2621、RULE_ID2620で特定されるルールに含まれる処理が起動された時刻を示すSTART_TIME2622、RULE_ID2620で特定されるルールに含まれる処理の実行が終了した時刻を示すEND_TIME2623、RULE_ID2620で特定されるルールに含まれる処理を示すEXECUTED_ACTION_ID2624、および処理結果を示すRESULT2625等が格納される。
以上、図4および図5に示した処理により、業務システムから送信されたイベントに応じた処理を実行する場合に、処理の実行前と実行後のシステム状態情報、および、当該処理の実行履歴を収集し、インスタンスの識別情報に対応付けてルール動作履歴記憶部26に格納する処理が実現される。
このように、監視対象システムの状態を示す情報を常に収集するのではなく、イベントに応じた処理の実行直前と実行直後にしぼって収集することにより、収集するデータ量を少なくすることができる。また、処理の実行直前と実行直後のシステムの状態を収集することにより、収集した情報に基づいてそれぞれのルールの効果を評価することができる。
次に、ユーザからの要求に応じて、ルールの運用実績評価装置2がルールの動作履歴を出力する処理について、図12を用いて説明する。図12では、図4および図5において説明した処理が既に実行され、ルール動作履歴記憶部26内にはデータが蓄積されていることを前提としている。
まず、効果算出部28は、入出力部20を介して、ルールの運用実績評価装置2のユーザから、ルール動作履歴情報の表示要求を受け付ける(S500)。ステップS500では、効果算出部28は、例えば、対象とする期間、参照したいシステム状態情報の項目、出力形式等をユーザから受け付ける。
次に、効果算出部28は、受け付けた表示要求を解析して、ルール動作履歴記憶部26から必要なデータを抽出する(S501)。そして、効果算出部28は、ユーザから要求された形式に加工するために用いる算出式を取得し、取得した算出式を用いて、抽出したデータを加工する(S502)。効果算出部28内には、例えば図13に示すように、ユーザによって定義された算出式を示すDEFINITION531が、それぞれの算出式を識別するDEF_ID530に対応付けて予め格納されている。
DEF_ID530が「E1」に対応する算出式では、図9に示したリソースの利用状況に関する情報を参照して、INSTANCE_ID2600、TYPE2602、MACHINE_TYPE2603、およびSTATE2604が同一のデータについて、PERIOD2601が「END」であるデータのNUMBER_OF2605から、PERIOD2601が「STAR」であるデータのNUMBER_OF2605を差し引いた値を算出し、これに図14に示した当該MACHINE_TYPE540のFINALCIAL_COST541を乗算することで、ルールの実行した処理毎のリソース増減コストを算出することができる。
また、DEF_ID530が「E2」に対応する算出式では、図9に示したリソースの利用状況に関する情報を参照して、同一のINSTANCE_ID2600、かつPERIOD2601が「END」であるデータのCPU_UTIL2606の算術平均から、同一のINSTANCE_ID2600、かつPERIOD2601が「START」であるデータのCPU_UTIL2606の算術平均を差し引くことで、ルールの実行した処理毎のリソースの有効活用度を算出することができる。
また、DEF_ID530が「E3」に対応する算出式では、図9に示したリソースの利用状況に関する情報と、効果算出部28内に予め格納されている、リソースのコストや消費電力量を示す図14のような情報を参照して、INSTANCE_ID2600、TYPE2602、MACHINE_TYPE2603、およびSTATE2604が同一のデータについて、PERIOD2601が「END」であるデータのCPU_UTIL2606と、PERIOD2601が「START」であるデータのCPU_UTIL2606とが共にFULL_POWER状態(図14を参照して、平均CPU利用率が50%以上)であるリソースの増減数を算出する。
同様に、INSTANCE_ID2600、TYPE2602、MACHINE_TYPE2603、およびSTATE2604が同一のデータについて、PERIOD2601が「START」であるデータのCPU_UTIL2606と、PERIOD2601が「END」であるデータのCPU_UTIL2606とが共にSAVED_POWER状態(図14を参照して、平均CPU利用率が50%未満)であるリソースの増減数を算出する。
そして、FULL_POWER状態のリソースの増減数に、FULL_POWER状態の消費電力量(図14から、MACHINE_TYPE540が「SERVER_00」であれば300W)を乗じ、SAVED_POWER状態のリソースの増減数に、SAVED_POWER状態の消費電力量(図14から、MACHINE_TYPE540が「SERVER_00」であれば200W)を乗じ、これらの値を加えたものにより、ルールの実行した処理毎の消費電力の増減量を算出することができる。
また、DEF_ID530が「E4」に対応する算出式では、図10に示したサービスの利用状況に関する情報と、効果算出部28内に予め格納されている、サービスのビジネス的な価値を数値化した図15のような情報を参照して、INSTANCE_ID2610、PERIOD2611、およびSERVICE_ID2612が同一のデータについて、THROUGHPUT2616の値にSERVICE_VALUE551の値を乗じた値をルール毎に合計する。例えば、SERVICE_ID2612が「CATALOG」である場合には、図15を参照して、SERVICE_VALUE551は「100/tran」となる。これにより、ルールの実行した処理毎の売上寄与度を求めることができる。
また、DEF_ID530が「E4」に対応する算出式では、図10に示したサービスの利用状況に関する情報と、効果算出部28内に予め格納されている、サービスのビジネス的な価値を数値化した図15のような情報を参照して、INSTANCE_ID2610、PERIOD2611、およびSERVICE_ID2612が同一のデータについて、FAILS2615の値にFAILS_LOST552の値を乗じた値をルール毎に合計する。例えば、SERVICE_ID2612が「CATALOG」である場合には、図15を参照して、FAILS_LOST552は「0.2」となる。これにより、ルールの実行した処理毎の機会損失度を求めることができる。
なお、上記したデータの加工処理において、効果算出部28は、効果算出部28内に予め格納された算出式を用いてデータを加工したが、他の例として、効果算出部28は、入出力部20を介してユーザから入力された算出式を用いてデータを加工してもよい。
そして、効果算出部28は、加工したデータを、例えば図16に示すような構成の画面データとして出力し(S503)、本フローチャートに示した処理を終了する。出力されるデータは、ルール単位の他に、前記ルールの実行した処理単位であっても構わない。また、効果算出部28は、予め定められた計算式により、前記ルールで定められた処理の実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を前記ルールで定められた処理が実行された計算機システムで提供されるサービスの処理単位毎に算出するようにしても構わない。
図16に示した例では、効果算出部28で算出したルールの実行した処理単位の加工データに対しルール毎に統計処理を施し、指定された期間内において、RULE_ID560毎の、起動回数561、目標を達成した回数である成功回数562、平均実行時間563、リソースの利用状況564、サービスの利用状況565、およびビジネスバリューが表示される。
リソースの利用状況564には、リソースの増減数、平均CPU利用率、および消費電力増減量等が含まれる。サービスの利用状況565には、平均処理率、処理量、応答時間5秒以内等のサービスレベル目標(SLO)の遵守率が含まれる。 ビジネスバリュー566には、効果算出部で算出したリソースコスト、リソース有効活用度、売上寄与度、機会損失度等のビジネス価値を示す値が含まれる。図16のような情報を参照することにより、ユーザは、売上高、機会損失額、コスト削減額、リソースの有効活用度、環境への負荷の程度等のビジネス的価値について、それぞれのルールを評価することができる。
図17は、ルールの運用実績評価装置2の機能を実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態のルールの運用実績評価装置2は、CPU(Central Processing Unit)40、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ41、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置42、通信IF(インターフェイス)43、入力IF(インターフェイス)44、出力IF(インターフェイス)45、およびメディアIF(インターフェイス)46を備える。
CPU40は、メモリ41または外部記憶装置42に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。メモリ41には、ルールの運用実績評価装置2の起動時にCPU40によって実行されるブートプログラム、アプリケーションプログラム、ルールの運用実績評価装置2のハードウェアに依存するプログラム、CPU40によって使用されるデータ等が格納される。
通信IF43は、管理用ネットワーク15を介してロードバランサ13または計算機リソース16等から受信したデータをCPU40に提供すると共に、CPU40によって生成されたデータを、管理用ネットワーク15を介してロードバランサ13または計算機リソース16等へ送信する。
CPU40は、入力IF44を介して、キーボードやマウス等の入力装置を制御し、入力IF44を介して入力装置からデータを取得する。また、CPU40は、出力IF45を介して、LCD(Liquid Crystal Display)等の出力装置を制御し、生成したデータを、出力IF45を介して出力装置へ出力する。
メディアIF46は、記録媒体に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、CPU40、メモリ41、および通信IF43に提供する。メモリ41を介してCPU40に提供されるプログラムは、当該記録媒体に格納されている。当該プログラムは、メディアIF46によって記録媒体から読み出され、メモリ41を介してルールの運用実績評価装置2にインストールされ、CPU40によって実行される。
外部記憶装置42には、構成情報記憶部22、ルール記憶部240、実行履歴格納部242、およびルール動作履歴記憶部26内のデータが格納される。ルールの運用実績評価装置2にインストールされて実行されるプログラムは、ルールの運用実績評価装置2を、入出力部20、構成情報管理部21、構成情報記憶部22、イベント受信部23、ルール実行部24、ルール実行履歴取得部25、ルール動作履歴記憶部26、システム状態情報収集部27、効果算出部28、およびネットワークIF部29としてそれぞれ機能させる。
ルールの運用実績評価装置2は、これらのプログラムを、メディアIF46を介して記録媒体から読み取って実行するが、他の例として、ルールの運用実績評価装置2は、これらのプログラムを、通信ネットワークを介して他の装置から取得してもよい。メディアIF46によって読み取られる記録媒体は、例えばDVD、PD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本発明のルールの運用実績評価装置2によれば、自律制御による運用管理に用いられるルールをビジネス的観点で評価するための情報を、ルールの実行開始直前と実行終了直後に絞って収集することにより、効率的に収集することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、図4に示したフローチャートでは、ルール実行履歴取得部25は、ルール処理部241によってルールに含まれる処理の実行が終了するまで、実行履歴格納部242内の実行履歴の取得を試行しないが、他の形態として、ルール実行履歴取得部25は、例えば、図18に示すように、ルール処理部241による処理の終了とは無関係に、定期的、あるいは、予め定められた条件が満たされた場合等に、実行履歴格納部242内の実行履歴の取得を試行するようにしてもよい。あるいは、図4に示したフローチャートの処理に加えて、さらに図18に示したフローチャートの処理を実行するようにしてもよい。
また、上記した実施形態において、ルールの運用実績評価装置2は、構成情報記憶部22、ルール記憶部240、実行履歴格納部242、およびルール動作履歴記憶部26を有するが、他の形態として、これらに格納されるデータは、外部の記憶装置に記憶され、ルールの運用実績評価装置2は、当該記憶装置とネットワークを介して通信することにより、当該記憶装置内のデータを取得したり、当該記憶装置内にデータを書き込むようにしてもよい。
また、上記した実施形態において、入出力部20、構成情報管理部21、構成情報記憶部22、イベント受信部23、ルール実行部24、ルール実行履歴取得部25、ルール動作履歴記憶部26、システム状態情報収集部27、効果算出部28、およびネットワークIF部29は、1台の装置であるルールの運用実績評価装置2内に実現されたが、他の形態として、これらの機能は、複数の計算機のいずれかによって実現され、これら複数の計算機が相互に通信することにより、複数の計算機全体がルールの運用実績評価装置2として機能するように構成されてもよい。
本発明の一実施形態に係る情報システム1及び運用実績評価装置2の構成の一例を示すシステム構成図である。 Web3階層モデルの業務システムを説明するための概念図である。 ルール記憶部240に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 ルールの運用実績評価装置2の動作の一例を示すフローチャートである。 ルールの運用実績評価装置2の動作の一例を示すフローチャートである。 ステップS302においてシステム状態情報収集部27が取得するデータの構造の一例を説明するための図である。 ステップS304においてシステム状態情報収集部27が収集するデータの構造の一例を説明するための図である。 ステップS305においてシステム状態情報収集部27が収集するデータの構造の一例を説明するための図である。 ルール動作履歴記憶部26に格納されるリソースの構成・状態情報のデータ構造の一例を説明するための図である。 ルール動作履歴記憶部26に格納されるサービス利用状況を示す情報のデータ構造の一例を説明するための図である。 ルール動作履歴記憶部26に格納される実行履歴のデータ構造の一例を説明するための図である。 効果算出部28によって実行されるデータ加工処理の一例を示すフローチャートである。 データの加工処理に用いられる算出式の一例を示す図である。 リソース毎に定義された金銭的コストおよび消費電力等のデータ構造の一例を説明するための図である。 ビジネス価値を算出するためのデータの構造の一例を示す図である。 ルールの運用実績評価装置2によって出力される情報の構成の一例を示す図である。 ルールの運用実績評価装置2の機能を実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。 ルールの運用実績評価装置2によって実行される実行履歴収集処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・情報システム、10・・・利用者端末、11・・・インターネット、12・・・ルータ、120・・・ルーティング記憶部、13・・・ロードバランサ、130・・・振分先記憶部、131・・・計測・監視部、14・・・業務用ネットワーク、15・・・管理用ネットワーク、16・・・計算機リソース、160・・・ネットワークIF部、161・・・計測・監視部、162・・・プログラム実行部、2・・・ルールの運用実績評価装置、20・・・入出力部、21・・・構成情報管理部、22・・・構成情報記憶部、23・・・イベント受信部、24・・・ルール実行部、240・・・ルール記憶部、2400・・・RULE_ID、2401・・・TRIGGER_CONDITION、2402・・・APPLY_TO、2403・・・ACTION_ID、241・・・ルール処理部、242・・・実行履歴格納部、243・・・実行履歴送信部、25・・・ルール実行履歴取得部、250・・・実行履歴取得実行部、251・・・指定情報受付部、26・・・ルール動作履歴記憶部、27・・・システム状態情報収集部、28・・・効果算出部、280・・・算出式入力受付部、29・・・ネットワークIF部、30・・・論理コンポーネント、40・・・CPU、41・・・メモリ、42・・・外部記憶装置、43・・・通信IF、44・・・入力IF、45・・・出力IF、46・・・メディアIF

Claims (21)

  1. 複数の計算機で構成される情報システムの運用実績評価装置であって、
    ルールで定められた処理が前記情報システムで実行された実行履歴、並びに、前記ルールで定められた処理が前記情報システムで実行される前と後の、前記情報システムの構成に関する情報、前記情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態を示す情報、及び、前記情報システムで提供されるサービスの利用状況を示す情報を含んだシステム状態情報とを対応づけて記憶するルール動作履歴記憶部と、
    予め定められた計算式により、前記実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を算出する効果算出部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システムの運用実績評価装置。
  2. 請求項1に記載の運用実績評価装置であって、
    前記効果出力部は、前記計算式を外部から入力として受け付ける計算式入力受付部をさらに備えることを特徴とする運用実績評価装置。
  3. 請求項1又は2に記載の運用実績評価装置であって、
    前記計算式は、以下の(1)乃至(5)のいずれか1つ以上を含んだビジネス価値を算出する計算式であることを特徴とする運用実績評価装置。
    (1)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースのマシン種別毎の台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    与えられたサーバ種別ごとにかかる金銭コストを乗算した値を、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースに対応するサーバ種別に対して総和した値で評価するリソース増減コスト、
    (2)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態について、稼動中の計算機リソースの、CPU利用率、メモリ利用率、ディスク利用率及びネットワーク利用率の少なくとも1つを含んだリソース利用率の、ルールに規定された処理の実行前と後での利用率の平均値の増減で評価するリソース有効活用度、
    (3)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースを消費電力量で分類して、前記分類して同一の消費電力量となる計算機リソースの台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    前記分類に用いた消費電力量を乗算した値を、情報システムを構成する計算機リソースについて総和した値で評価する消費電力量、
    (4)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスにおけるリクエストの処理件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義された処理毎のサービス価値を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する売上寄与度数、
    (5)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスのリクエストのエラー件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義されたエラー件数ごとの機会損失増減に対する重み係数を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する機会損失度。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の運用実績評価装置であって、
    前記効果算出部は、予め定められた計算式により、前記実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を前記ルールで定められた処理が実行された計算機システムで提供されるサービスの処理単位毎に算出する
    ことを特徴とする運用実績評価装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の運用実績評価装置であって、
    ルールに規定された処理の実行に関する履歴であるルール実行履歴を記憶するルール実行部と、
    当該ルールに規定された処理が実行される前と後の、前記監視対象の情報システムの構成に関する情報、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報、及び、前記監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を含むシステム状態情報を収集して、前記ルール動作履歴記憶部に前記収集したシステム状態情報を記憶させるシステム状態情報収集部とをさらに備え、
    前記ルール実行部に記憶されたルール実行履歴を、与えられた条件の下で取得するルール実行履歴取得部と、
    を有することを特徴とする運用実績評価装置。
  6. 請求項5に記載の運用実績評価装置であって、
    前記ルール実行部は、
    当該ルールに規定された処理を実行する前に、前記システム状態情報収集部に、ルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行開始通知を送信し、当該ルールが規定している処理の実行を完了した後に、前記システム状態情報収集部に、ルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行完了通知を送信し、
    前記システム状態情報収集部は、
    前記ルール実行部から送信されたルールの実行開始通知、又はルールの実行完了通知を受信し、受信後に
    前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムの構成情報と監視対照の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報、とを収集するとともに、
    前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を収集して、
    前記収集したシステム状態情報を、
    ルールの処理単位の識別情報と
    ルールの処理の実行開始時に収集したのかと、ルールの処理の実行完了時に収集したのかと
    を示す開始終了記号と、
    を対応づけて前記ルール動作履歴記憶部に記憶させ、
    前記ルール実行履歴取得部は、
    前記ルール実行部に記憶されたルールの実行履歴を取得する条件を入力として受付ける指定情報受付部をさらに備える、
    ことを特徴とする運用実績評価装置。
  7. 請求項5又は6に記載の運用実績評価装置であって、
    前記実行履歴取得部における処理が、
    前記ルール実行記憶部における処理と前記システム状態情報収集部における処理とは独立して処理される
    ことを特徴とする運用実績評価装置。
  8. 複数の計算機で構成される情報システムの運用実績評価装置の運用実績評価方法であって、
    前記運用実績評価装置は、ルール動作履歴記憶部と、効果算出部、とを備え、
    前記ルール動作履歴記憶部は、
    前記ルールの実行履歴、並びに、当該ルールで規定された処理が実行される前と後の、前記監視対象の情報システムの構成に関する情報、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態、及び、前記監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を含んだシステム状態情報と、を対応づけて記録するステップを実行し、
    前記効果算出部は、
    予め定められた計算式により、前記実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を算出するステップを実行すること
    を特徴とする運用実績評価方法。
  9. 請求項8に記載の運用実績評価方法であって、
    前記効果算出装置は、前記計算式を外部から入力として受け付けるステップを実行すること
    を特徴とする運用実績評価方法。
  10. 請求項8又は9に記載の運用実績評価方法であって、
    前記計算式は、以下の(1)乃至(5)のいずれか1つ以上を含んだビジネス価値を算出する計算式であることを特徴とする運用実績評価方法。
    (1)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースのマシン種別毎の台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    与えられたサーバ種別ごとにかかる金銭コストを乗算した値を、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースに対応するサーバ種別に対して総和した値で評価するリソース増減コスト、
    (2)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態について、稼動中の計算機リソースの、CPU利用率、メモリ利用率、ディスク利用率及びネットワーク利用率の少なくとも1つを含んだリソース利用率の、ルールに規定された処理の実行前と後での利用率の平均値の増減で評価するリソース有効活用度、
    (3)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースを消費電力量で分類して、前記分類して同一の消費電力量となる計算機リソースの台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    前記分類に用いた消費電力量を乗算した値を、情報システムを構成する計算機リソースについて総和した値で評価する消費電力量、
    (4)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスにおけるリクエストの処理件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義された処理毎のサービス価値を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する売上寄与度数、
    (5)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスのリクエストのエラー件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義されたエラー件数ごとの機会損失増減に対する重み係数を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する機会損失度。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載の運用実績評価方法であって、
    前記効果算出部は、予め定められた計算式により、前記実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を前記ルールで定められた処理が実行された計算機システムで提供されるサービスの処理単位毎に算出する
    ことを特徴とする運用実績評価方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれかに記載の運用実績評価方法であって、
    動作履歴管理装置は、ルール実行部と、システム状態情報収集部と、ルール実行履歴取得部とをさらに備え、
    前記ルール実行部は、
    ルールの規定された処理の実行に関する履歴であるルール実行履歴を記憶するステップを実行し、
    前記システム状態情報収集部は、
    当該ルールの規定された処理が実行される前と後の、前記監視対象の情報システムの構成に関する情報、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報、及び、前記監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を含むシステム状態情報を収集するステップと、前記ルール動作履歴記憶部に前記収集したシステム状態情報を記憶させるステップを実行し、
    前記ルール実行履歴取得部は、
    前記ルール実行部に記憶されたルール実行履歴を、与えられた条件の下で取得するステップ、を実行すること
    を特徴とする運用実績評価方法。
  13. 請求項12に記載の運用実績評価方法であって、
    前記ルール実行記憶部は、
    当該ルールに規定された処理を実行する前に、前記システム状態情報収集部に、ルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行開始通知を送信するステップと、
    当該ルールに規定された処理の実行を完了した後に、前記システム状態情報収集部に、ルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行完了通知を送信するステップ、とをさらに実行し、
    前記システム状態情報収集部は、
    前記ルール実行部から送信されたルールの実行開始通知、又はルールの実行完了通知を受信するステップと、
    受信後に前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムの構成情報と監視対照の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報、とを収集するステップと、
    前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況を収集するステップと、
    前記収集したシステム状態情報をルールの処理単位の識別情報と、
    ルールの処理の実行開始時に収集したのか、又はルールの処理の実行完了時に収集したのかと、
    を示す開始終了記号と、
    を対応づけて前記ルール動作履歴記憶部に記憶させるステップと
    を実行し、
    前記ルール実行履歴取得部は、前記ルール実行部に記憶されたルールの実行履歴を取得する条件を入力として受付けるステップをさらに実行すること
    を特徴とする運用実績評価方法。
  14. 請求項12又は13に記載の運用実績評価方法であって、
    前記実行履歴取得部におけるルール実行履歴の取得ステップの実行が、前記ルール実行部におけるステップの実行と、前記システム状態情報収集部におけるステップの実行とは独立して実行されること
    を特徴とする運用実績評価方法。
  15. 複数の計算機で構成される情報システムの運用実績評価装置を、ルール動作履歴記憶機能及び効果算出機能として機能させ、
    前記ルール動作履歴記憶機能は、
    ルールの実行履歴、並びに、当該ルールで規定された処理が実行される前と後の、前記監視対象の情報システムの構成に関する情報、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態、及び、前記監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を含んだシステム状態情報、を対応づけて記憶し、
    前記効果算出機能は、
    予め定められた計算式により、前記ルールの実行履歴と前記システム状態情報と、からルールのビジネス価値を算出する
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記効果算出機能は、前記計算式を外部から入力として受け付ける計算式入力受付機能
    をさらに有することを特徴とするプログラム。
  17. 請求項15又は16に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記計算式は、以下の(1)乃至(5)のいずれか1つ以上を含んだビジネス価値を算出する計算式であることを特徴とするプログラム。
    (1)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースのマシン種別毎の台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    与えられたサーバ種別ごとにかかる金銭コストを乗算した値を、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースに対応するサーバ種別に対して総和した値で評価するリソース増減コスト、
    (2)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動状態について、稼動中の計算機リソースの、CPU利用率、メモリ利用率、ディスク利用率及びネットワーク利用率の少なくとも1つを含んだリソース利用率の、ルールに規定された処理の実行前と後での利用率の平均値の増減で評価するリソース有効活用度、
    (3)前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースを消費電力量で分類して、前記分類して同一の消費電力量となる計算機リソースの台数の、ルールに規定された処理の実行前と後での増減値に、
    前記分類に用いた消費電力量を乗算した値を、情報システムを構成する計算機リソースについて総和した値で評価する消費電力量、
    (4)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスにおけるリクエストの処理件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義された処理毎のサービス価値を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する売上寄与度数、
    (5)前記監視対象の情報システムで提供されるサービスのリクエストのエラー件数の、ルールに規定された処理の実行前と後における増減値に、
    サービスごとに定義されたエラー件数ごとの機会損失増減に対する重み係数を乗算した値を、前記監視対象の情報システムで提供される全てのサービスに対して求めて総和した値で評価する機会損失度。
  18. 請求項15乃至17のいずれかに記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記効果算出機能は、予め定められた計算式により、前記実行履歴と前記システム状態情報から前記ルールのビジネス価値を前記ルールで定められた処理が実行された計算機システムで提供されるサービスの処理単位毎に算出する機能をさらに有することを特徴とするプログラム。
  19. 請求項15乃至18のいずれかに記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、前記運用実績評価装置を、ルール実行機能、システム状態情報収集機能、及びルール実行履歴取得機能として機能させ、
    前記ルール実行機能は、
    ルールの規定された処理の実行に関する履歴であるルール実行履歴を記憶し、
    前記システム状態情報収集機能は、
    当該ルールの規定された処理が実行される前と後の、前記監視対象の情報システムの構成に関する情報と、前記監視対象の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報と、前記監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況と、を含むシステム状態情報を収集して、前記収集したシステム状態情報をルール動作履歴記憶機能に記憶させ、
    前記ルール実行履歴取得機能は、前記ルール実行部に記憶されたルール実行履歴を、与えられた条件の下で取得する
    ことを特徴とするプログラム。
  20. 請求項19に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記ルール実行機能は、
    当該ルールが規定している処理を実行する前に、前記システム状態情報収集機能に、ルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行開始通知を送信し、当該ルールが規定している処理の実行を完了した後に、前記システム状態情報収集機能にルールの処理単位の識別情報を含んだルールの処理の実行完了通知を送信し、
    前記システム状態情報収集機能は、
    前記ルール実行機能から送信されたルールの実行開始通知、又はルールの実行完了通知を受信し、
    当該受信後に、前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムの構成情報と監視対照の情報システムを構成する計算機リソースの稼動情報、とを収集するとともに、
    前記システム状態情報に含まれる監視対象の情報システムが提供するサービスの利用状況、を収集して、
    当該収集したシステム状態情報を、
    ルールの処理単位の識別情報と
    ルールの処理の実行開始時に収集したのかと、ルールの処理の実行完了時に収集したのか、とを示す開始終了記号と、
    を関連づけて前記ルール動作履歴記憶機能に記憶させ、
    前記ルール実行履歴取得機能は、前記ルール実行部に記憶されたルールの実行履歴を取得する条件を入力として受付ける機能をさらに有する
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項19又は20に記載のコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記ルール履歴管理機能の実行履歴取得機能で行われる処理が、前記ルール実行機能で行われる処理と前記システム状態情報収集機能で行われる処理と、は独立して実行されることを特徴とするプログラム。
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