JP4367167B2 - リアルタイムシステム、QoS適応制御装置及びそれらに用いるQoS適応制御方法並びにそのプログラム - Google Patents
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Description
前記QoS適応制御装置は、現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御するQoS適応制御器と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタするモニタ手段とを備え、
前記QoS適応制御器は、前記モニタ手段のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記QoS適応制御器で計算される前記CPU利用率がすべてのタスクのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用している。
現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御するQoS適応制御器と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタするモニタ手段とを備え、
前記QoS適応制御器は、前記モニタ手段のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記QoS適応制御器で計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用している。
前記QoS適応制御装置側に、現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御する第1のステップと、前記タスクの前記QoSレベルをモニタする第2のステップとを備え、
前記第1のステップにおいて、前記第2のステップのモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記第1のステップで計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用している。
現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御する第1の処理と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタする第2の処理とを含み、
前記第1の処理において、前記第2の処理のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算させ、
制御理論を用いて、前記第1の処理で計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用させることを特徴とする。
pi (ri )=(QoSi (ri )−QoSi - )
/(QoSi + −QoSi - ) ・・・(1)
と定義すると、0≦pi (ri )≦1であり、pi (ri )=1の時にはタスクTi が最大QoSレベルとなる利用率が、pi (ri )=0の時にはタスクTi が最小QoSレベルとなる利用率が、それぞれに割り当てられることを意味している。
p1 (r1 )=p2 (r2 )=…=pN (rN ) ・・・(2)
となるように、各タスクTi の利用率r1 ,r2 ,…,rN と定められる時、利用率が公平に割り当てられていると考える。
(1)pi はri ∈[ri - ,ri + ]で微分可能な単調増加関数である
(2)pi (0)=0、0<dpi /dri ≦Di (Di はpi の最大変化率)という条件を満たすものと仮定する。
(a)総利用率aがR以下であれば、リリースされたジョブはすべてデッドラインまでに処理を終了することができるので、特に制御する必要はない。ここで、総利用率aは、
(b)総利用率bがRより大きい場合には各タスクTi に最小限必要な利用率を割り当てることができない。ここで、総利用率bは、
(c)総利用率a>R>総利用率b
の場合を本実施例で扱い、その動作を以下に述べる。以下、説明を簡単化するために、pi (ri (t))=Qi (t)とする。
コンピュータ1は時刻t∈[tl ,tl+1 )の間にタスクTi のk番目のジョブJj-k をリリースする(図3ステップS1)。すると、ジョブJj-k は利用率がri (tl )になるような処理を行う(図3ステップS2)。ジョブJj-k の実行終了後、利用率ri (tl )によって決まるタスクTi のQoSレベルQi (tl )がモニタ15で測定され(図3ステップS3)、その測定結果がQoS適応制御器16に送られる。それに基づいて、QoS適応制御器16は時刻tl+1 までにri (tl+1 )を計算する(図3ステップS4)。
p1 (r1 e )=p2 (r2 e )=…=pN (rN e )=Qe
・・・(4)
を満足するri e 、Qe を求め、ri 、Qi がri e 、Qe に収束するように制御する。
ri (tl )=ri (tl-1 )+α(<Q>(tl-1 )−Qi (tl-1 )
・・・(5)
という式によって求める。但し、αはフィードバックゲインで、全ての制御器(タスクT1 の制御器162−1と、タスクT2 の制御器162−2と、・・・、タスクTN の制御器162−N)で同じ値を用いる。
(1)QoS適応制御器16で生成されるri (t)が、実行可能スケジュールを生成できることを保証する点である。
(2)各ri (t)がri e に収束する、つまりシステムがri e ,Qe で漸近安定となる点である。これはある回数以上、QoS適応制御器16を起動すれば、Qi (t)が必ず公平化された値$Qe に近づき、QoSレベル公平化が達成されることを意味する。
(1)QoS適応制御器16で生成されるri (t)が、実行可能スケジュールを生成できることを保証する点である。
(2)各ri (t)がri e に収束する、つまりシステムがri e ,Qe で漸近安定となる点である。これはある回数以上、QoS適応制御器16を起動すれば、Qi (t)が必ず公平化された値$Qe に近づき、QoSレベル公平化が達成されることを意味する。
11 タスク表
12 実行待ちキュー
13 スケジューラ
14 ジョブ実行部
15 モニタ
16 QoS適応制御器
21 サービス待ちキュー
22 サービス実行部
161 QoSレベル計算部
162−1 タスクT1 の制御器
162−2 タスクT2 の制御器
162−N タスクTN の制御器
Claims (10)
- 順次実行される複数のタスク各々のQoS(Quality of Service)レベルを調停するQoS適応制御装置を含むリアルタイムシステムであって、
前記QoS適応制御装置は、現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御するQoS適応制御器と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタするモニタ手段とを有し、
前記QoS適応制御器は、前記モニタ手段のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記QoS適応制御器で計算される前記CPU利用率がすべてのタスクのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用することを特徴とするリアルタイムシステム。 - 複数のタスクが一つの時間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項1記載のリアルタイムシステム。
- 複数のタスクが一つの空間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項1記載のリアルタイムシステム。
- 順次実行される複数のタスク各々のQoS(Quality of Service)レベルを調停するQoS適応制御装置であって、
現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御するQoS適応制御器と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタするモニタ手段とを有し、
前記QoS適応制御器は、前記モニタ手段のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記QoS適応制御器で計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用することを特徴とするQoS適応制御装置。 - 複数のタスクが一つの時間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項4記載のQoS適応制御装置。
- 複数のタスクが一つの空間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項4記載のQoS適応制御装置。
- 順次実行される複数のタスク各々のQoS(Quality of Service)レベルを調停するQoS適応制御装置を含むリアルタイムシステムに用いるQoS適応制御方法であって、
前記QoS適応制御装置側に、現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御する第1のステップと、前記タスクの前記QoSレベルをモニタする第2のステップとを有し、
前記第1のステップにおいて、前記第2のステップのモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算し、
制御理論を用いて、前記第1のステップで計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用することを特徴とするQoS適応制御方法。 - 複数のタスクが一つの時間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項7記載のQoS適応制御方法。
- 複数のタスクが一つの空間的資源を競合して利用する場合にQoS制御することを特徴とする請求項7記載のQoS適応制御方法。
- 順次実行される複数のタスク各々のQoS(Quality of Service)レベルを調停するQoS適応制御装置内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
現在の平均QoSレベルに基づいて前記QoSレベルを制御する第1の処理と、前記タスクの前記QoSレベルをモニタする第2の処理とを含み、
前記第1の処理において、前記第2の処理のモニタ結果に基づいて次のタスクのCPU(Central Processing Unit)利用率を計算させ、
制御理論を用いて、前記第1の処理で計算される前記CPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件を、利用させることを特徴とするプログラム。
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