JP2008157739A - 情報処理装置および起動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】故障の原因となりうる温度状態で動作させないようにし、また動作させた場合は温度情報の履歴を参照できる情報処理装置および起動方法を提供する。
【解決手段】起動時に情報処理装置1内の各ユニットの温度を測定し、温度が正常温度範囲から外れた場合にインジケータ202を用いて警告を表示するため、ユーザーに故障の原因となりうる温度状態を報知することができる。また、温度が正常温度範囲から外れた場合に温度情報の履歴をログ領域205Bに保存するため、故障や不具合が発生した場合には、ログ領域205Bを参照することにより、原因を検証することができる。
【選択図】図3
【解決手段】起動時に情報処理装置1内の各ユニットの温度を測定し、温度が正常温度範囲から外れた場合にインジケータ202を用いて警告を表示するため、ユーザーに故障の原因となりうる温度状態を報知することができる。また、温度が正常温度範囲から外れた場合に温度情報の履歴をログ領域205Bに保存するため、故障や不具合が発生した場合には、ログ領域205Bを参照することにより、原因を検証することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置および情報処理装置の起動方法に関し、特に、故障の原因となりうる温度状態で動作させないようにし、また動作させた場合は温度情報の履歴を参照できる情報処理装置および起動方法に関する。
従来の技術として、使用状態の履歴を残すことができるICカード処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このICカード処理装置は、ICカードを挿抜される挿抜部と、挿入されたICカードのメモリにアクセスするリーダライタと、ICカード処理装置内の各部の温度等の状態量を測定する測定部と、挿入されたICカードのメモリからリーダライタを介して情報を取得し、かつ、測定部が測定した状態量をリーダライタを介してICカードのメモリに書き込ませる制御部を備えている。このICカード処理装置において、制御部は、各部へアクセスする際に各部の状態量を取得し、リーダライタを介してICカードのメモリに書き込む。ここで、例えばリーダライタに故障が発生すると、ICカードのメモリを別装置において読み込むことでリーダライタの状態量の履歴を取得してリーダライタの故障の原因を検証することができる。
特開2002−133375号公報
しかし、従来のICカード処理装置によると、当該装置内の各部の温度を測定してICカードのメモリに記憶させるものであるため、当該装置内の各部の動作にとって適切でない温度範囲であるときでも各部が動作させられることがある。
従って、本発明の目的は、故障の原因となりうる温度状態で動作させないようにし、また動作させた場合は温度情報の履歴を参照できる情報処理装置および起動方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、各部に電源を投入するための電源スイッチと、所定の動作を行うユニットの温度を測定する温度センサと、温度情報を記憶するログ領域を有する記憶部と、前記電源スイッチによって電源が投入される際に、前記温度センサより温度情報を取得し、前記温度情報が予め定めた温度範囲外である場合に、前記記憶部のログ領域に前記温度情報を記憶する温度監視部とを有することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、情報処理装置の電源を投入するステップと、前記情報処理装置の電源が投入される際に、情報処理装置内の温度を測定するステップと、前記測定された温度が予め定めた温度域外である場合に、前記温度を温度情報として保存するステップと、前記情報処理装置の電源が投入され、前記測定された温度が予め定めた温度範囲内である場合に、前記情報処理装置の起動するステップとを備えることを特徴とする起動方法を提供する。
本発明によれば、故障の原因となりうる温度状態で動作させないようにし、また動作させた場合は温度情報の履歴を参照できる情報処理装置および起動方法を提供することができる。
以下に、本発明の情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に関する情報処理装置の外観を示す概略図である。
情報処理装置1は、上ケース10と下ケース20とからなる。上ケース10には画像を表示可能なLCD等からなる表示部101を有する。下ケース20は、内部にHDD(Hard Disc Drive)やCPU(Central Processing Unit)等の電子部品を有しており、情報処理装置1の電源を投入するための電源スイッチ201と、情報処理装置1および情報処理装置1の各部が正常温度範囲から外れたときに点滅して警告を発するLED等を用いたインジケータ202と、文字情報等を入力可能なキーボード203と、表示部101上の表示でカーソル等の移動やスイッチ決定等の動作が可能なポインティングデバイス204とを有する。
図2は、本発明の実施の形態に関する情報処理装置の構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、各部を制御する組込システムであるEC(Embedded Controller)200と、EC200を介して情報処理装置1の電源を投入する電源スイッチ201と、EC200からの制御により点灯するインジケータ202と、BIOS(Basic Input Output System)205Aおよび温度データの履歴が記憶されるログ領域205Bを格納するフラッシュメモリ205と、図示しないマザーボード上のLSI(Large Scale Integration)チップであり各種バスおよびコントローラとして機能するサウスブリッジ206と、マザーボード上のLSIチップであり後述するCPU(Central Processing Unit)208、GPU(Graphic Processing Unit)209および各種バスとの接続を制御するノースブリッジ207と、各種信号を演算処理するCPU208と、映像信号を演算処理して表示制御するGPU209と、サウスブリッジ206に接続され光記憶媒体を読込/書込可能なODD(Optical Disc Drive)210と、サウスブリッジ206に接続され磁気記憶媒体を読込/書込可能なHDD(Hard Disc Drive)211とを有する。
EC200は、内部にソフトウェアとしての温度監視部200Aを有しており、情報処理装置1内のユニットに設置された各温度センサ200Bによって測定される温度を監視する。
温度監視部200Aは、予め各ユニットの正常温度範囲を記憶しており、各温度センサ200Bの温度情報と比べることにより異常か正常かを判断する。GPU209の動作する正常温度範囲は例えば0〜105℃程度であるが、GPU209と温度センサ200Bとの間が離れているため、温度センサ200Bには多少低下した例えば0〜80℃程度の温度が測定される。そのため、正常温度範囲として0〜80℃を正常温度範囲として温度監視部200Aに記憶させる。正常温度範囲を外れた温度を検出した場合は、インジケータ202により警告を表示する。インジケータ202により警告を表示する他に、警告音を発生させてユーザに注意を促すようにしても良い。また、正常温度範囲を外れた状態において、温度の状態によっては、EC200に接続されたファン200Cを駆動させて各部を冷却できる。ここで、正常温度範囲とは、各ユニットの定格温度範囲等の動作保証温度範囲であってもよいし、バッテリー等の寿命を最長にするための動作推奨温度範囲のようなものであってもよい。また、それらを組み合わせて、2段階の温度範囲を設けるものでもよい。
フラッシュメモリ205は、例えば16MBの容量を有しており、BIOS205Aおよびログ領域205Bはユーザーによって容易にアクセスできないように設定され、不正な書き換えができない。また、ログ領域205Bの確保容量を温度情報の履歴が超過する場合は、HDD211に情報を移動する。
電源スイッチ201を押下することにより、EC200を介して図示しない電源より情報処理装置1に電力が供給される。ファームウェアの一つとしての温度監視部200Aが最初に動作し、温度監視部200Aは、各温度センサ200Bの測定した温度を温度データとして収集して各部に対して予め定められた正常温度範囲内であるか検証する。各部の温度が温度範囲内であれば、温度監視部200Aは終了し、次に一般的なPCの起動動作を行う。温度範囲外の温度を検出した場合には、温度監視部200Aはインジケータ202を点灯させ、異常であった温度、時間やユニットのID等をフラッシュメモリ205のログ領域205Bに温度データの履歴として保存する。
図3は、本発明の実施の形態に関する情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
まず、電源スイッチ201を押下することにより情報処理装置1の各部に電力が供給される(S10)。次に、EC200内の温度監視部200Aが起動する(S11)。次に、各ユニットに設置された温度センサ200Bにより温度が測定され、温度監視部200Aが各温度センサ200Bより温度情報を取得する(S12)。
次に、温度監視部200Aは、各ユニットに対して予め設定された正常温度範囲と取得した温度情報を比較し、各ユニットの温度が正常温度範囲内かどうか検証する(S13)。すべてのユニットの温度が正常温度範囲内である場合(S13;Yes)、温度監視部200Aを終了し(S18)、情報処理装置1の起動動作へ移行する。
1つ以上のユニットの温度が正常温度範囲から外れている場合(S13;No)、EC200よりインジケータ202を点灯させて、ユーザーに異常温度で情報処理装置1を使用しようとしていることを報知する(S14)。次に、温度監視部200Aは、正常温度範囲から外れたユニットの温度、時刻、ユニット名ID等をフラッシュメモリ205内のログ領域205Bに保存する(S15)。
次に、一定時間経過後に再び各ユニットに設置された温度センサ200Bにより温度が計測されて、温度監視部200Aが各温度センサ200Bより温度情報を取得し、各ユニットの温度が正常温度範囲内に復帰したかどうかを検証する(S16)。すべてのユニットの温度が正常温度範囲内に復帰した場合は(S16;Yes)、インジケータ202を消灯し(S17)、温度監視部200Aを終了して(S18)、情報処理装置1の起動動作へ移行する。
1つ以上のユニットの温度が正常温度範囲から外れている場合(S16;No)、S14およびS15を繰り返す。
上記した本発明の実施の形態によると、起動時に情報処理装置1内の各ユニットの温度を測定し、温度が正常温度範囲から外れた場合にインジケータ202を用いて警告を表示するため、ユーザーに故障の原因となりうる温度状態を報知することができる。また、温度が正常温度範囲から外れた場合に温度情報の履歴をログ領域205Bに保存するため、故障や不具合が発生した場合には、ログ領域205Bを参照することにより、原因を検証することができる。
また、EC上において温度監視部200Aを動作させているため、情報処理装置1の動作していない起動時にも温度測定が可能となる。
なお、起動時に限らずスリープおよびハイバネーションの解除時にも同様の動作を行うことが可能である。
1…情報処理装置、10…上ケース、20…下ケース、101…表示部、200…EC、200A…温度監視部、200B…温度センサ、200C…ファン、201…電源スイッチ、202…インジケータ、203…キーボード、204…ポインティングデバイス、205…フラッシュメモリ、205A…BIOS、205B…ログ領域、206…サウスブリッジ、207…ノースブリッジ、208…CPU、209…GPU、210…ODD、211…HDD
Claims (5)
- 各部に電源を投入するための電源スイッチと、
所定の動作を行うユニットの温度を測定する温度センサと、
温度情報を記憶するログ領域を有する記憶部と、
前記電源スイッチによって電源が投入される際に、前記温度センサより温度情報を取得し、前記温度情報が予め定めた温度範囲外である場合に、前記記憶部のログ領域に前記温度情報を記憶する温度監視部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記温度情報が予め定めた温度範囲外である場合に、警告を発生する警告発生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記温度監視部は、前記記憶部のログ領域に前記温度情報とともに時刻、前記温度センサの配置された前記ユニットのIDを記憶することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記温度監視部は、前記記憶部のログ領域の温度情報の容量が記憶容量を超過した場合、前記記憶部のログ領域の温度情報を他の記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置の電源を投入するステップと、
前記情報処理装置の電源が投入される際に、情報処理装置内の温度を測定するステップと、
前記測定された温度が予め定めた温度域外である場合に、前記温度を温度情報として保存するステップと、
前記情報処理装置の電源が投入され、前記測定された温度が予め定めた温度範囲内である場合に、前記情報処理装置の起動するステップと、
を備えることを特徴とする起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006346480A JP2008157739A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 情報処理装置および起動方法 |
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JP2014516443A (ja) * | 2011-04-22 | 2014-07-10 | クアルコム,インコーポレイテッド | ポータブルコンピューティングデバイスにおける熱負荷の管理 |
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2006
- 2006-12-22 JP JP2006346480A patent/JP2008157739A/ja active Pending
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