JP4270376B2 - 支援プログラム、記録媒体、及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者の操作を支援する支援プログラム、記録媒体、及び情報処理装置に関する。特に、本発明は、情報処理装置の操作に関する情報を利用者に通知する支援プログラム、記録媒体、及び情報処理装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置は、各種の入出力デバイスや、様々な機能を備えるようになってきており、利便性が高まっている。これらの入出力デバイスには、様々なパラメータを設定して利便性を更に高めることができるが、そのことが利用者にあまり知られていない場合もある。
このため、従来、オペレーティングシステム等がオンラインヘルプメッセージ用のデータベースを標準で備えており、利用者は、このデータベースを検索することにより、入出力デバイス等の設定に関する様々な情報を簡便に取得することができる。更に、従来、利用者からアプリケーションプログラムに対して所定期間指示が行われない場合に、利用者がそのアプリケーションプログラムの操作方法について不明であるとみなして、アプリケーションプログラムの操作方法を検索するための検索画面を表示させる技術が用いられている。
また、従来、利用者の利便性を向上するべく、利用者等の状態に応じて、装置を操作するための指令を変更する技術や、利用者に通知するメッセージを制限する技術が提案されている。例えば、利用者が装置に入力した指令を、外界又は利用者の状態に応じて異なる指令に変更する技術が提案されている(特許文献1参照。)。また、利用者が装置を使用した使用期間に基づいて利用者の熟練度を決定し、利用者の通知するエラーメッセージの項目数をこの熟練度に応じて調節する技術が提案されている(特許文献2参照。)。
特開平6−266403号公報 特開2002−342049号公報
しかしながら、利用者は、入出力デバイス等の設定が変更可能なこと自体を知らない場合がある。この場合、利用者は、自己の操作に不都合がない限り、たとえ検索画面が表示されてもオンラインヘルプメッセージを参照しない。このため、入出力デバイス等の機能が発揮されないまま無駄になっている場合がある。また、特許文献1又は特許文献2によっても、入出力デバイス等の設定が変更可能であることを、利用者に通知することはできない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる支援プログラム、記録媒体、及び情報処理装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、情報処理装置を、情報処理装置の入出力デバイスの設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、入出力デバイスの設定が基準期間内に変更されていない場合に、入出力デバイスの設定が変更可能である旨を利用者に対して通知する通知手段として機能させる支援プログラム、支援プログラムを記録した記録媒体、及び支援プログラムにより機能する情報処理装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、情報処理装置の機能を発揮させて利用者の利便性を高めることができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、情報処理装置10の概略を示す。情報処理装置10は、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ等の携帯情報通信端末であり、利用者の入力を受け付ける入力部分20と、入力部分20と開閉可能に設けられ、開かれた状態において利用者に情報を表示する表示部分30とを備える。入力部分20は、キーボード40と、ポインティングデバイス50と、赤外線通信デバイス60とを有する。表示部分30は、キーボード照射用ライト70を有し、閉じられた状態において入力部分20を利用者から隠蔽する。
情報処理装置10は、キーボード40、ポインティングデバイス50、赤外線通信デバイス60、又はキーボード照射用ライト70等の入出力デバイスの設定が、所定の基準期間変更されていない場合に、それらの設定を変更することが可能である旨を利用者に通知する。また、情報処理装置10は、これらの入出力デバイスが、所定の基準期間使用されていない場合に、これらの入出力デバイスを使用可能である旨を利用者に通知する。これにより、情報処理装置10が有する機能を有効に発揮させて、利用者の利便性を高めることを目的とする。
図2は、情報処理装置10の機能ブロックを示す。情報処理装置10は、ホストコントローラ182により相互に接続される中央処理装置100、RAM120、グラフィックコントローラ175、及び表示装置180を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ184によりホストコントローラ182に接続される通信インターフェイス130、ハードディスクドライブ140、赤外線通信デバイス60、及びCD−ROMドライブ160を有する入出力部と、入出力コントローラ184に接続されるROM110、フレキシブルディスクドライブ150、キーボード40、ポインティングデバイス50、キーボード照射用ライト70、及び入出力チップ170を有するレガシー入出力部とを備える。
キーボード40は、利用者により押下される複数のキーを有している。そして、情報処理装置10は、キーボード40上のキーが押下されてからキーに入力が行われたと認識するまでの時間を示す応答速度を、利用者からの指示により設定する機能を有している。ポインティングデバイス50は、利用者に接触され又は押圧されることにより、表示部分30の表示画面に表示されたポインタを移動させる。そして、情報処理装置10は、利用者によりポインティングデバイス50が所定量操作された時に動作するポインタの移動量を示す感応度を設定する機能を有している。
赤外線通信デバイス60は、情報処理装置10が他の情報処理装置と赤外線で通信するための入出力デバイスである。キーボード照射用ライト70は、夜間に照明がない場合等であっても利用者にキートップを読み取らせるべく、情報処理装置10のキーボード40を照射する。
中央処理装置100は、検出手段200と、通知手段210とを有する。即ち、情報処理装置10にインストールされて実行される支援プログラムは、情報処理装置10の中央処理装置100を、検出手段200と、通知手段210として機能させる。検出手段200は、情報処理装置10の入出力デバイスの設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する。そして、通知手段210は、入出力デバイスの設定が基準期間内に変更されていない場合に、その入出力デバイスの設定が変更可能である旨を利用者に対して通知する。
また、検出手段200は、情報処理装置10の電源を制御する電源制御機能の設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出してもよい。この場合、通知手段210は、この電源制御機能の設定が基準期間内に変更されていない場合に、この電源制御機能の設定が変更可能である旨を利用者に対して通知する。また、検出手段200は、情報処理装置10の入出力デバイスが予め定められた基準期間内に使用されたか否かを検出してもよい。この場合、通知手段210は、入出力デバイスが基準期間内に使用されていない場合に、その入出力デバイスが使用可能である旨を利用者に対して通知する。
ホストコントローラ182は、RAM120と、高い転送レートでRAM120をアクセスする中央処理装置100及びグラフィックコントローラ175とを接続する。中央処理装置100は、ROM110及びRAM120に格納された支援プログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ175は、中央処理装置100等がRAM120内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置180上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ175は、中央処理装置100等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ184は、ホストコントローラ182と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス130、ハードディスクドライブ140、及びCD−ROMドライブ160等を接続する。通信インターフェイス130は、ネットワークを介して外部の装置と通信する。ハードディスクドライブ140は、情報処理装置10が使用する支援プログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ160は、CD−ROM195から支援プログラム又はデータを読み取り、RAM120を介して入出力チップ170に提供する。
また、入出力コントローラ184には、ROM110と、フレキシブルディスクドライブ150や入出力チップ170等の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM110は、情報処理装置10の起動時に中央処理装置100が実行するブートプログラムや、情報処理装置10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ150は、フレキシブルディスク190から支援プログラム又はデータを読み取り、RAM120を介して入出力チップ170に提供する。入出力チップ170は、フレキシブルディスク190や、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
情報処理装置10に提供される支援プログラムは、フレキシブルディスク190、CD−ROM195、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。支援プログラムは、入出力チップ170及び/又は入出力コントローラ184を介して、記録媒体から読み出され情報処理装置10にインストールされて実行される。情報処理装置10にインストールされて実行される支援プログラムは、検出モジュールと、通知モジュールとを含む。
以上に示した支援プログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク190、CD−ROM195の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介して支援プログラムを情報処理装置10に提供してもよい。
また、情報処理装置10は、消費電力が互いに異なる複数の動作モードを設定する機能を有している。具体的には、まず、情報処理装置10は、中央処理装置100により命令を実行して情報を処理する通常の動作モードを有している。また、情報処理装置10は、通常の動作モードより消費電力が小さく、かつ中央処理装置100が命令を実行している実行状態をハードディスクドライブ140等の補助記憶装置に保存して中央処理装置100の動作を停止した動作モードであるハイバネーションモードを有している。更に、情報処理装置10は、通常の動作モードより消費電力が小さく、ハイバネーションモードより消費電力が大きく、かつ中央処理装置100の動作状態をRAM120等の主記憶装置に保存したまま中央処理装置100の動作を停止させた動作モードである、サスペンドモードを有している。
また、ハイバネーションモードから通常の動作モードに復帰するまでに要する時間は、電源をオフにした状態から通常の動作モードに復帰するまでに要する時間より短い。更に、サスペンドモードから通常の動作モードに復帰するまでに要する時間は、ハイバネーションモードから通常の動作モードに復帰するまでに要する時間より短い。即ち、情報処理装置10の利用を短期間停止したい場合には、電源をオフにする場合と比較して、サスペンドモード又はハイバネーションモードに移行する方が、復帰動作が早くて便利である。
図3は、支援プログラムが情報処理装置10に入出力デバイスの設定変更を検出させる処理を示す。情報処理装置10は、利用者からの指示で起動すると、以下の処理を、入出力デバイス又は電源制御機能毎に行う。具体的には、以下の処理を、キーボード40の応答時間の設定と、ポインティングデバイス50の感応度の設定と、ハイバネーションモードが有効か否かの設定と、通常の動作モードにおいて入力部分20が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードの設定とのそれぞれに対して行う。
情報処理装置10は、利用者の識別情報であるIDを取得する(S300)。例えば、情報処理装置10のオペレーティングシステムにログインしている利用者のIDを取得する。そして、情報処理装置10は、基準期間が経過したか否かを判断するためのタイマーが、その利用者に対応付けて既に動作しているか否かを判断する(S310)。タイマーが既に動作している場合に(S310:YES)、情報処理装置10は、S350に処理を移す。
一方、タイマーが動作していない場合に(S310:NO)、情報処理装置10は、入出力デバイス又は電源制御機能に対する現在の設定を、不揮発性の記録媒体、例えばハードディスクドライブ140に保存する(S320)。続いて、情報処理装置10は、この利用者に対応付けてタイマーを設定するべく、タイマーの値を、基準期間が経過したことを検出できる適切な値に設定する(S330)。そして、情報処理装置10は、タイマーを起動する(S340)。続いて、検出手段200及び通知手段210は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されていない場合に、その旨を利用者に通知する(S350)。詳細は後述する。
ここで、好ましくは、情報処理装置10は、基準期間が経過したか否かを判断するタイマーを、入出力デバイス及び利用者の組毎に設定する。即ち、利用者Aがポインティングデバイス50の感応度を変更していない期間を計測するタイマーと、利用者Bがポインティングデバイス50の感応度を変更していない期間を計測するタイマーとは異なっている。更に好ましくは、情報処理装置10は、再起動された場合であっても、再起動する前のタイマーの値を、再起動後に引き続き用いる。即ち、情報処理装置10は、利用者が設定を変更していない期間を累積して、基準期間を経過したか否かの判断に用いる。これにより、基準期間が、例えば1年間のように、情報処理装置10が通常動作し続ける期間より長い期間に設定されていても、基準期間が経過したか否かを適切に判断することができる。
続いて、情報処理装置10は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が変更されたか否かを再度判断する必要がある場合に(S360:YES)、基準期間を調節して(S370)、S310に処理を戻す。例えば、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されていないにもかかわらず、利用者が設定を変更しない場合には、情報処理装置10は、入出力デバイス等の設定が変更可能である旨をその利用者に定期的に通知するべく、基準期間を適切に調節して、S310に処理を戻す。
一方、情報処理装置10は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が変更されたか否かを再度判断する必要がない場合に(S360:NO)、処理を終了する。例えば、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が変更され、再度通知する必要がない旨を利用者から入力された場合には、情報処理装置10は、処理を終了して、入出力デバイス等の設定が変更可能である旨をその利用者に今後通知しない。
なお、オペレーティングシステムが、利用者に入出力デバイス等の設定を変更する権限を与えていない場合には、以上の処理を行わなくともよい。この際、設定を変更する権限が入出力デバイス毎に設定されている場合には、この権限に応じて、入出力デバイス毎に以上の処理を行うか否かを判断することが望ましい。
図4は、図3のS350における処理の詳細を示す。情報処理装置10は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されたか検出する処理を、60秒間休止する(S400)。即ち、情報処理装置10は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されたか否かを、約60秒間隔で定期的に検出する。情報処理装置10の消費電力を増大させることを防ぐため、又は中央処理装置100が実行する他の処理を妨げないために、所定以上の間隔で検出することが望ましい。更に、情報処理装置10は、情報処理装置10がバッテリ駆動している場合のバッテリ残量に基づいて、この間隔を決定してもよいし、中央処理装置100の使用率に基づいて、この間隔を決定してもよい。
検出手段200は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が変更されたか否かを検出する(S410)。例えば、検出手段200は、図3のS320において保存しておいた設定と、現在の設定とが異なるか否かを検出することにより、設定が変更されたか否かを検出する。これに代えて、検出手段200は、情報処理装置10が製品として出荷される場合の既定の設定と、現在の設定とを比較し、異なっている場合に、設定が変更された旨を検出してもよい。また、検出手段200は、利用者が設定を変更する毎にその変更の履歴を不揮発性の記録媒体に記録しておき、その履歴を参照することにより、設定が変更されたか否かを検出してもよい。
設定が変更された場合に(S410:YES)、検出手段200は、処理を終了する。この場合、検出手段200は、今後設定が変更されないまま基準期間経過した場合に、その旨を通知するか否かを利用者に入力させてもよい。この入力結果に基づいて、情報処理装置10は、図3のS360における判断を行う。一方、設定が変更されていない場合に(S410:NO)、検出手段200は、基準期間が経過したか否かを判断する(S420)。即ち、これにより、検出手段200は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されたか否かを判断する。基準期間が経過していない場合に(S420:NO)、情報処理装置10は、S400に処理を戻す。
ここで、基準期間は、入出力デバイス又は電源制御機能毎に異なっていてもよい。即ち、検出手段200は、入出力デバイス又は電源制御機能のそれぞれの設定が、当該入出力デバイス又は電源制御機能に応じて定まる基準期間内に変更されたか否かを判断してもよい。これにより、頻繁に設定変更する方が便利な機能には、より短い基準期間を設定する一方、あまり設定変更する必要がない機能には、より長い基準期間を設定する等、デバイスの特性に応じて基準期間を調節することができる。
基準期間が経過した場合、即ち、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が基準期間内に変更されていない場合に(S420:YES)、通知手段210は、その旨を通知する所定の条件を満たすか否かを判断する(S430)。所定の条件を満たす場合に(S430:YES)、通知手段210は、入出力デバイス又は電源制御機能の設定が変更可能である旨を利用者に通知するべく、ヘルプパネルを表示する(S440)。また、通知手段210は、ヘルプパネルにおいて、利用者がこの設定を変更するか否かを入力させる。利用者が設定を変更する旨を入力した場合に(S450:YES)、通知手段210は、更に、利用者から入出力デバイスの設定の変更を受け付ける設定変更プログラムを起動する(S460)。
上記の処理について、入出力デバイス又は電源制御機能のそれぞれについての適用例を以下に示す。
(1)キーボード40上のキーの応答速度
検出手段200は、キーボード40上の何れかのキーの応答速度の設定が、基準期間内に変更されたか否かを検出する(S420)。変更されていない場合において(S420:YES)、通知手段210は、キーボード40上の何れかのキーの押し間違いを検出した場合に、所定の条件を満たすと判断し(S430:YES)、キーボード40上の各キーの応答速度を変更可能である旨を利用者に通知する(S440)。
例えば、通知手段210は、あるキーが押下された結果アプリケーションプログラム等のウィンドウが起動し、そのウィンドウが起動してから予め定めた期間内に閉じられた場合に、そのキーの押下が押し間違いであると判断してもよい。具体的には、利用者が「F1」キーを押下した結果オンラインヘルプを表示するウィンドウが起動し、そのウィンドウが起動してから予め定めた期間内に閉じられた場合に、通知手段210は、その「F1」キーの押下が押し間違いであると判断する。この場合、利用者は、「F1」キーの応答速度を変更して、情報処理装置10が「F1」キーの押下に応答しにくく設定すれば、利便性が高まる。
これに代えて、通知手段210は、キーボード40上の1つのキーと、このキーに隣接して配置された他のキーとのそれぞれが、所定の期間内に押下された場合に、所定の条件を満たすと判断してもよい。一例として、通知手段210は、1つのキーと他のキーが略同時に押下された場合に、所定の条件を満たすと判断してもよい。具体的には、隣接して配置される「ESC」キーと「F1」キーとが略同時に押下された場合に、通知手段210は、その「ESC」キー及び「F1」キーの何れかが押し間違いであると判断する。この場合、何れかのキーの応答速度を変更して、情報処理装置10がそのキーの押下に応答しにくく設定すれば、利便性が高まる。
(2)ポインティングデバイス50の感応度
検出手段200は、ポインティングデバイス50の感応度の設定が、基準期間内に変更されたか否かを判断する(S420)。変更されていない場合において(S420:YES)、通知手段210は、ポインティングデバイス50が利用者に使用されている時に、所定の条件を満たすと判断する(S430:YES)。そして、通知手段210は、ポインティングデバイス50の感応度を変更可能である旨を利用者に通知する(S440)。これにより、利用者がポインティングデバイス50を操作していない場合に不要な情報が表示されることを防いで、利用者に適したタイミングで通知を行うことができる。
(3)ハイバネーションモードが有効か否かの設定
検出手段200は、ハイバネーションモードに移行する機能を有効又は無効にする設定が基準期間内に変更されたか否かを判断する(S420)。変更されていない場合において(S420:YES)、通知手段210は、情報処理装置10が通常の動作モードからサスペンドモードに移行してから再度通常の動作モードに復帰するまでの時間が、所定の時間より長い場合に、所定の条件を満たすと判断する(S430:YES)。そして、通知手段210は、ハイバネーションモードに移行する機能を有効に設定可能である旨を利用者に通知する(S440)。これにより、ハイバネーションモードを使用可能であるにもかかわらず長時間サスペンドモードを使用している利用者に対して、ハイバネーションモードの存在を適切に通知することができる。
これに代えて、通知手段210は、利用者が情報処理装置10の電源を所定以上の頻度でオフにしている場合に、所定の条件を満たすと判断してもよい(S430:YES)。この場合、ハイバネーションモードを使用可能であるにもかかわらず頻繁に電源をオフにしている利用者に対して、ハイバネーションモードの存在を適切に通知することができる。
(4)通常の動作モードにおいて入力部分20が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードの設定
情報処理装置10は、通常の動作モードにおいて、入力部分20が表示部分30により閉じられた場合に、他の動作モードに移行することができる。この移行先の動作モードを適切に設定しておけば、利用者は、他のボタン等を操作することなく動作モードを変更できるので利便である。
検出手段200は、この移行先の動作モードが、基準期間内に変更されたか否かを検出する(S420)。変更されていない場合において(S420:YES)、通知手段210は、この移行先の動作モードが何れの動作モードにも設定されていない場合に、所定の条件を満たすと判断する(S430:YES)。そして、通知手段210は、通常の動作モードにおいて入力部分20が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードを変更可能である旨を利用者に通知する(S440)。
以上で説明したように、情報処理装置10は、基準期間内に設定が変更されなかった入出力デバイス又は電源制御機能を利用者毎に検出して、その設定が変更可能である旨をその利用者に通知することができる。これにより、各利用者に適切な設定変更を行わせて、その利用者の利便性を高めることができる。また、情報処理装置10は、所定の条件が満たされた場合に限って、設定が変更可能である旨を利用者に通知する。これにより、利用者にとって不要な通知を省いて、利用者にとって必要な通知のみを行うことができる。
以上、本図で示した処理は、上記に例示した適用例に加えて、更に他の例にも適用できる。例えば、検出手段200は、情報処理装置10のスクリーンセイバーが起動するまでの時間の設定が、基準期間内に変更されたか否かを検出してもよい。また、検出手段200は、中央処理装置100の処理速度の設定又はCD−ROM160等の回転速度の設定が、基準期間内に変更されたか否かを検出してもよい。また、検出手段200は、消費電力を低減させる目的で情報処理装置10の一部の機能をオフにするまでの時間が、基準期間内に変更されたか否かを検出してもよい。通知手段210は、これらの設定が基準期間内に変更されていない場合に、これらの設定を変更可能である旨を利用者に通知する。これにより、情報処理装置10の更に他の機能を発揮させて利用者の利便性を向上させることができる。
図5は、支援プログラムが情報処理装置10に入出力デバイスの使用を検出させる処理を示す。情報処理装置10は、利用者からの指示で起動すると、以下の処理を、入出力デバイスである赤外線通信デバイス60及びキーボード照射用ライト70のそれぞれに対して行う。まず、情報処理装置10は、利用者の識別情報であるIDを取得する(S500)そして、情報処理装置10は、基準期間が経過したか否かを判断するためのタイマーが、その利用者に対応付けて既に動作しているか否かを判断する(S510)。タイマーが既に動作している場合に(S510:YES)、情報処理装置10は、S540に処理を移す。
一方、タイマーが動作していない場合に(S510:NO)、情報処理装置10は、この利用者に対応付けてタイマーを設定するべく、タイマーの値を、基準期間が経過したことを検出できる適切な値に設定する(S520)。そして、情報処理装置10は、タイマーを起動する(S530)。情報処理装置10は、入出力デバイスが基準期間内に使用されたか検出する処理を、60秒間休止する(S540)。即ち、情報処理装置10は、入出力デバイスが基準期間内に使用されたか否かを、約60秒間隔で定期的に検出する。
検出手段200は、入出力デバイスが使用されたか否かを検出する(S550)。使用された場合に(S550:YES)、検出手段200は、S580に処理を移す。一方、設定が変更されていない場合に(S550:NO)、検出手段200は、基準期間が経過したか否かを判断する(S560)。即ち、これにより、検出手段200は、赤外線通信デバイス60及びキーボード照射用ライト70のそれぞれが基準期間内に使用されたか否かを判断する。基準期間が経過した場合、即ち、入出力デバイスが基準期間内に使用されていない場合に(S560:YES)、通知手段210は、赤外線通信デバイス60及びキーボード照射用ライト70のそれぞれが使用可能である旨を利用者に通知するべく、ヘルプパネルを表示する(S570)。
また、通知手段210は、他の装置とデータを授受する他の入出力デバイスが使用されていることをさらに条件として、赤外線通信デバイス60が使用可能である旨を利用者に通知してもよい。例えば、通知手段210は、着脱可能な記録媒体が使用されていることを更に条件としてもよいし、通信用ポートが使用されていることを更に条件としてもよい。更に具体的には、通知手段210は、メモリカードスロット又はUSB(Universal Serial Bus)接続方式のメモリキー等が使用されていることを更に条件としてもよいし、USBポートを用いた通信が行われていることを更に条件としてもよい。これに加えて、又は、これに代えて、通知手段210は、赤外線通信デバイス60により通信可能な他の装置を検出したことを更に条件として、赤外線通信デバイス60が使用可能である旨を利用者に通知してもよい。これにより、利用者が赤外線通信デバイス60を使用する可能性が高い場合にのみ、赤外線通信デバイス60が使用可能である旨を通知することができる。
また、通知手段210は、情報処理装置10が使用されている時刻が予め定めた夜間帯であることを更に条件として、キーボード照射用ライト70が使用可能である旨を利用者に通知してもよい。これにより、利用者がキーボード照射用ライト70を使用する可能性が高い場合にのみ、キーボード照射用ライト70が使用可能である旨を通知することができる。この際、通知手段210は、ヘルプパネルを表示すると共に、キーボード照射用ライト70を点灯させてもよい。これにより、利用者に対して、キーボード照射用ライト70の存在をより効果的に知らせることができる。
続いて、情報処理装置10は、入出力デバイスが使用されたか否かを再度判断する必要がある場合に(S580:YES)、基準期間を調節して(S590)、S510に処理を戻す。例えば、入出力デバイスが使用可能である旨を利用者に通知したにもかかわらず、利用者がその入出力デバイスを使用しない場合には、情報処理装置10は、入出力デバイスが使用可能である旨をその利用者に定期的に通知するべく、基準期間を適切に調節して、S510に処理を戻す。
一方、情報処理装置10は、入出力デバイスが使用されたか否かを再度判断する必要がない場合に(S580:NO)、処理を終了する。例えば、入出力デバイスが使用された場合には、情報処理装置10は、処理を終了して、入出力デバイスが使用可能である旨をその利用者に今後通知しない。
以上の実施例で説明したように、情報処理装置10は、基準期間内に設定が変更されなかった入出力デバイス又は電源制御機能を検出して、その設定が変更可能である旨を利用者に通知することができる。また、情報処理装置10は、基準期間内に使用されなかった入出力デバイスを検出して、その入出力デバイスが使用可能である旨を利用者に通知することができる。これにより、情報処理装置10の様々な機能を利用者に利用させて、利用者の利便性を高めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。例えば、情報処理装置10は、ノートブック型パーソナルコンピュータより小型なPDA(Personal Digital Assistant)であってもよいし、自動車に搭載されるカーナビゲーションシステム又はカーオーディオシステムであってもよいし、家庭用電気製品であってもよい。
以上の実施例によると、以下の各項目に示す支援プログラム、記録媒体、及び情報処理装置が実現される。
(項目1) 情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、前記情報処理装置を、前記情報処理装置の入出力デバイスの設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段として機能させる支援プログラム。
(項目2) 前記通知手段は、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、更に、前記利用者から前記入出力デバイスの設定の変更を受け付ける設定変更プログラムを起動する項目1記載の支援プログラム。
(項目3) 前記検出手段は、前記情報処理装置のポインティングデバイスを所定量操作した時に動作するポインタの移動量を示す感応度の設定が、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、前記通知手段は、前記ポインティングデバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記ポインティングデバイスの感応度を変更可能である旨を、前記利用者に通知する項目1記載の支援プログラム。
(項目4) 前記情報処理装置は、キーボード上のキーが押下されてからキーに入力が行われたと認識するまでの時間を示す応答速度を、利用者からの指示により設定する機能を有し、前記検出手段は、前記情報処理装置のキーボード上の何れかのキーの応答速度の設定が、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、前記通知手段は、前記応答速度の設定が前記基準期間内に変更されておらず、かつ前記キーボード上のキーの押し間違いを検出した場合に、前記キーボード上の各キーの応答速度が変更可能である旨を、前記利用者に通知する項目1記載の支援プログラム。
(項目5) 前記通知手段は、前記応答速度の設定が前記基準期間内に変更されておらず、かつ前記キーボード上の1つのキーと、当該キーに隣接して配置された他のキーとのそれぞれが、所定の期間内に押下された場合に、前記キーボード上のキーの押し間違いを検出し、前記応答速度が変更可能である旨を、前記利用者に通知する項目4記載の支援プログラム。
(項目6) 前記通知手段は、前記入出力デバイスが使用されている時に、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていないことを条件として、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する項目1記載の支援プログラム。
(項目7) 前記通知手段は、前記利用者により前記入出力デバイスの設定が変更されたことがある場合に、当該入出力デバイスの設定が変更可能である旨を当該利用者に通知せず、前記利用者により前記入出力デバイスの設定が変更されたことがない場合に、当該入出力デバイスの設定が変更可能である旨を当該利用者に定期的に通知する項目1記載の支援プログラム。
(項目8) 前記検出手段は、利用者が入出力デバイスの設定を前記基準期間内に変更したか否かを、入出力デバイス及び利用者の組毎に検出し、前記通知手段は、入出力デバイス及び利用者の組毎に、当該利用者が当該入出力デバイスの設定を前記基準期間内に変更していない場合に、当該入出力デバイスの設定の変更が可能である旨を、当該利用者に対して通知する項目1記載の支援プログラム。
(項目9) 情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、前記情報処理装置を、前記情報処理装置の入出力デバイスが予め定められた基準期間内に使用されたか否かを検出する検出手段と、前記入出力デバイスが前記基準期間内に使用されていない場合に、前記入出力デバイスが使用可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段として機能させる支援プログラム。
(項目10) 前記検出手段は、前記情報処理装置のキーボードを照射するキーボード照射用ライトが前記基準期間内に使用されたか否かを検出し、前記通知手段は、前記キーボード照射用ライトが前記基準期間内に使用されていない場合に、前記キーボード照射用ライトが使用可能である旨を前記利用者に通知する項目9記載の支援プログラム。
(項目11) 前記情報処理装置は、他の情報処理装置と赤外線で通信するための赤外線通信デバイスを備えており、前記検出手段は、前記赤外線通信デバイスが前記基準期間内に使用されたか否かを検出し、前記通知手段は、前記赤外線通信デバイスが前記基準期間内に使用されていない場合に、前記赤外線通信デバイスが使用可能である旨を前記利用者に通知する項目9記載の支援プログラム。
(項目12) 情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、前記情報処理装置を、前記情報処理装置の電源を制御する電源制御機能の設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記電源制御機能の設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する通知手段として機能させる支援プログラム。
(項目13) 前記情報処理装置は、通常の動作モードより消費電力が小さく、かつ前記情報処理装置の中央処理装置が命令を実行している実行状態を補助記憶装置に保存したまま中央処理装置の動作を停止させた動作モードである、ハイバネーションモードを有しており、前記検出手段は、前記ハイバネーションモードに移行する機能を有効又は無効にする設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、前記通知手段は、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能が、前記基準期間内に無効のまま変更されていない場合に、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能を有効に設定可能である旨を前記利用者に通知する項目12記載の支援プログラム。
(項目14) 前記情報処理装置は、通常の動作モードより消費電力が小さく、前記ハイバネーションモードより消費電力が大きく、かつ前記中央処理装置の動作状態を主記憶装置に保存したまま前記中央処理装置の動作を停止させた動作モードである、サスペンドモードを更に有しており、前記通知手段は、前記情報処理装置が通常の動作モードから前記サスペンドモードに移行してから再度通常の動作モードに復帰するまでの時間が、所定の期間より長いことを更に条件として、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能を有効に設定可能である旨を前記利用者に通知する項目13記載の支援プログラム。
(項目15) 前記情報処理装置は、前記利用者の入力を受け付ける入力部分と、前記入力部分と開閉可能に設けられ、開かれた状態において前記利用者に情報を表示し、閉じられた状態において前記入力部分を利用者から隠蔽する表示部分と、消費電力が互いに異なる複数の動作モードを設定する機能とを有し、前記検出手段は、通常の動作モードにおいて前記入力部分が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードが、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、前記通知手段は、移行先の当該動作モードが、前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入力部分が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードを変更可能である旨を前記利用者に通知する項目12記載の支援プログラム。
(項目16) 項目1から項目15の何れかに記載の支援プログラムを記録した記録媒体。
(項目17) 利用者の操作を支援する情報処理装置であって、前記情報処理装置の入出力デバイスの設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段とを備える情報処理装置。
(項目18) 利用者の操作を支援する情報処理装置であって、前記情報処理装置の入出力デバイスが予め定められた基準期間内に使用されたか否かを検出する検出手段と、前記入出力デバイスが前記基準期間内に使用されていない場合に、前記入出力デバイスが使用可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段とを備える情報処理装置。
(項目19) 利用者の操作を支援する情報処理装置であって、前記情報処理装置の電源を制御する電源制御機能の設定が予め定められた基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記電源制御機能の設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する通知手段とを備える情報処理装置。
図1は、情報処理装置10の概略を示す。 図2は、情報処理装置10の機能ブロックを示す。 図3は、支援プログラムが情報処理装置10に入出力デバイスの設定変更を検出させる処理を示す。 図4は、図3のS350における処理の詳細を示す。 図5は、支援プログラムが情報処理装置10に入出力デバイスの使用を検出させる処理を示す。
符号の説明
10 情報処理装置
20 入力部分
30 表示部分
40 キーボード
50 ポインティングデバイス
60 赤外線通信デバイス
70 キーボード照射用ライト
100 中央処理装置
200 検出手段
210 通知手段

Claims (14)

  1. 情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記情報処理装置のそれぞれの入出力デバイス毎に、より頻繁に設定変更する前記入出力デバイスにはより短い基準期間を設定し、それぞれの前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、
    前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段と
    して機能させる支援プログラム。
  2. 前記通知手段は、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、更に、前記利用者から前記入出力デバイスの設定の変更を受け付ける設定変更プログラムを起動する
    請求項1記載の支援プログラム。
  3. 前記検出手段は、前記情報処理装置のポインティングデバイスを所定量操作した時に動作するポインタの移動量を示す感応度の設定が、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、
    前記通知手段は、前記ポインティングデバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記ポインティングデバイスの感応度を変更可能である旨を、前記利用者に通知する
    請求項1記載の支援プログラム。
  4. 前記情報処理装置は、キーボード上のキーが押下されてからキーに入力が行われたと認識するまでの時間を示す応答速度を、利用者からの指示により設定する機能を有し、
    前記検出手段は、前記情報処理装置のキーボード上の何れかのキーの応答速度の設定が、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、
    前記通知手段は、前記応答速度の設定が前記基準期間内に変更されておらず、かつ前記キーボード上のキーの押し間違いを検出した場合に、前記キーボード上の各キーの応答速度が変更可能である旨を、前記利用者に通知する
    請求項1記載の支援プログラム。
  5. 前記通知手段は、前記応答速度の設定が前記基準期間内に変更されておらず、かつ前記キーボード上の1つのキーと、当該キーに隣接して配置された他のキーとのそれぞれが、
    所定の期間内に押下された場合に、前記キーボード上のキーの押し間違いを検出し、前記応答速度が変更可能である旨を、前記利用者に通知する
    請求項4記載の支援プログラム。
  6. 前記通知手段は、前記入出力デバイスが使用されている時に、前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていないことを条件として、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する
    請求項1記載の支援プログラム。
  7. 前記通知手段は、前記利用者により前記入出力デバイスの設定が変更されたことがある場合に、当該入出力デバイスの設定が変更可能である旨を当該利用者に通知せず、前記利用者により前記入出力デバイスの設定が変更されたことがない場合に、当該入出力デバイスの設定が変更可能である旨を当該利用者に定期的に通知する
    請求項1記載の支援プログラム。
  8. 前記検出手段は、利用者が入出力デバイスの設定を前記基準期間内に変更したか否かを、入出力デバイス及び利用者の組毎に検出し、
    前記通知手段は、入出力デバイス及び利用者の組毎に、当該利用者が当該入出力デバイスの設定を前記基準期間内に変更していない場合に、当該入出力デバイスの設定の変更が可能である旨を、当該利用者に対して通知する
    請求項1記載の支援プログラム。
  9. 情報処理装置の利用者の操作を支援する支援プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記情報処理装置のそれぞれの電源制御機能毎に、より頻繁に設定変更する前記電源制御機能にはより短い基準期間を設定し、それぞれの前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、
    前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記電源制御機能の設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する通知手段と
    して機能させる支援プログラム。
  10. 前記情報処理装置は、通常の動作モードより消費電力が小さく、かつ前記情報処理装置の中央処理装置が命令を実行している実行状態を補助記憶装置に保存したまま中央処理装置の動作を停止させた動作モードである、ハイバネーションモードを有しており、
    前記検出手段は、前記ハイバネーションモードに移行する機能を有効又は無効にする設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、
    前記通知手段は、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能が、前記基準期間内に無効のまま変更されていない場合に、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能を有効に設定可能である旨を前記利用者に通知する
    請求項9記載の支援プログラム。
  11. 前記情報処理装置は、通常の動作モードより消費電力が小さく、前記ハイバネーションモードより消費電力が大きく、かつ前記中央処理装置の動作状態を主記憶装置に保存したまま前記中央処理装置の動作を停止させた動作モードである、サスペンドモードを更に有しており、
    前記通知手段は、前記情報処理装置が通常の動作モードから前記サスペンドモードに移行してから再度通常の動作モードに復帰するまでの時間が、所定の期間より長いことを更に条件として、前記ハイバネーションモードに移行する前記機能を有効に設定可能である旨を前記利用者に通知する
    請求項10記載の支援プログラム。
  12. 前記情報処理装置は、前記利用者の入力を受け付ける入力部分と、前記入力部分と開閉可能に設けられ、開かれた状態において前記利用者に情報を表示し、閉じられた状態において前記入力部分を利用者から隠蔽する表示部分と、消費電力が互いに異なる複数の動作モードを設定する機能とを有し、
    前記検出手段は、通常の動作モードにおいて前記入力部分が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードが、前記基準期間内に変更されたか否かを検出し、
    前記通知手段は、移行先の当該動作モードが、前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入力部分が閉じられた場合に移行する移行先の動作モードを変更可能である旨を前記利用者に通知する
    請求項9記載の支援プログラム。
  13. 利用者の操作を支援する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置のそれぞれの入出力デバイス毎に、より頻繁に設定変更する前記入出力デバイスにはより短い基準期間を設定し、それぞれの前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、
    前記入出力デバイスの設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記入出力デバイスの設定が変更可能である旨を前記利用者に対して通知する通知手段と
    を備える情報処理装置。
  14. 利用者の操作を支援する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置のそれぞれの電源制御機能毎に、より頻繁に設定変更する前記電源制御機能にはより短い基準期間を設定し、それぞれの前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されたか否かを検出する検出手段と、
    前記電源制御機能の設定が前記基準期間内に変更されていない場合に、前記電源制御機能の設定が変更可能である旨を前記利用者に通知する通知手段と
    を備える情報処理装置。
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