JP2007011494A - 情報処理装置および情報処理システム - Google Patents

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JP2007011494A JP2005188522A JP2005188522A JP2007011494A JP 2007011494 A JP2007011494 A JP 2007011494A JP 2005188522 A JP2005188522 A JP 2005188522A JP 2005188522 A JP2005188522 A JP 2005188522A JP 2007011494 A JP2007011494 A JP 2007011494A
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Hironori Akiyama
博紀 秋山
Shuji Okamoto
修治 岡本
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Abstract


【課題】 各デバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる情報処理装置および情報処理システムを提供する。
【解決手段】 CPU101が、現在の時刻がいずれの時間帯や環境条件に属するかを判断し、制御の対象となるデバイスを選択する。次に、デバイスごとの設定情報に基づいて、選択したデバイスに対する動作状態の種類を取得し、非操作時間と、各動作状態への移行時間とを比較し、非操作時間が移行時間を越えていればデバイスの動作状態を変更する。動作状態は、それぞれ消費電力量が異なるので、複数のデバイスの複数の動作状態を適宜変更することで装置全体の消費電力を効率良く低下させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のデバイスを備える情報処理装置および情報処理システムに関する。
パーソナルコンピュータ(以下では「PC」と略称する。)などの情報処理装置は、処理速度の高速化、機能の多様化・高度化が求められる一方で、低消費電力化の必要性も大きくなっている。
ノート型PC、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯型情報処理装置は、付属のバッテリから駆動電力が供給されるため、駆動時間を延ばすために低消費電力化が必要となっている。また、デスクトップ型PC、POS(Point Of Sales)端未装置などの据置型情報処理装置は、ランニングコストを抑えるために低消費電力化が必要となっている。
特許文献1記載のオートパワーオフ方法を用いた情報処理装置は、アプリケーションプログラム毎にオートパワーオフ時間を設定し、設定されているオートパワーオフ時間が経過した際に、アプリケーションプログラムに対してオートパワーオフ機能の制御を実行する。
特許文献2記載のオートパワーオフ機能を有する情報機器は、一定時間内における入力装置の操作時間を計測し、計測した操作時間の平均値を算出し、算出された平均値に基づいてオートパワーオフ時間を設定する。
特許文献3記載のコンピュータは、OSから出力される複数の段階的な省電力制御信号をドライバもしくは、BIOS(Basic Input/Output System)にてユーザが設定できる。より少ない段階の省電力制御信号もしくは、ユーザが所望する省電力状態を設定する省電力制御信号に変換し、BIOSでデバイスの電源の制御を行うことができる。制御対象のデバイスを表示デバイスとすると、たとえばノーマル状態、スタンバイ状態、サスペンド状態、オフ状態など複数の段階的な制御が可能である。また、表示デバイスに限らずハードディスクドライブなどの記憶装置などにも適用できる。
特開平10−83232号公報 特開2003−99160号公報 特開2001−222346号公報
特許文献1および特許文献2記載の情報処理装置は、装置全体に対する電力供給が遮断されるため、一部のデバイスだけを動作させたいような場合であっても、所定の時間が経過すると、装置全体が動作しなくなる。
特許文献3記載のコンピュータは、複数段階の電力制御が可能であり、装置全体が動作しなくなるようなことは生じない。備えられる個々のデバイスに対する電力制御は可能であるが、制御対象のデバイスを総合的に制御することはできない。
本発明の目的は、各デバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる情報処理装置および情報処理システムを提供することである。
本発明は、電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
入力操作される操作手段と、
前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
時刻を計時する計時手段と、
時間帯毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の時刻が含まれる時間帯の前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する判断手段とを備え、
前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また本発明は、電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
入力操作される操作手段と、
前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
時刻を計時する計時手段と、
動作モード毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の動作モードにおける前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段とを備え、
前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また本発明は、電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
入力操作される操作手段と、
前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
時刻を計時する計時手段と、
環境条件毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の環境条件における前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段とを備え、
前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また本発明は、前記環境条件は、装置周辺の温度に関連する条件であることを特徴とする。
また本発明は、前記環境条件は、装置周辺の人体の有無に関連する条件であることを特徴とする。
また本発明は、複数の情報処理装置を有し、情報処理装置間のデータ通信が可能な情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
他の情報処理装置とのデータ通信を行う通信手段と、
電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
入力操作される操作手段と、
操作手段の操作を検知する検知手段と、
時刻を計時する計時手段と、
前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段とを備え、
前記電力制御時間条件を記憶する記憶手段を、少なくとも1つの情報処理装置が備え、
前記記憶手段を備えていない情報処理装置は、前記通信手段を介して前記記憶手段に記憶されている前記電力制御時間条件を参照可能に構成されることを特徴とする情報処理システムである。
また本発明は、情報処理装置と、制御コマンドを送信して外部から各情報処理装置の制御を行うサーバ機とを有する情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記サーバ装置から制御コマンドを受信する受信手段と、
電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
入力操作される操作手段と、
操作手段の操作を検知する検知手段と、
前記検知手段で検知した信号をサーバに送信する送信手段と、
前記情報処理装置から最後に信号を受信した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間とを比較し、条件が満たされたか否かを判断する判断手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記動作状態を変更する条件である電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置の検知手段で検知した信号を受信する受信手段と、
前記動作状態を変更する条件である電力制御時間条件と、前記情報処理装置から最後に信号を受信した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記電力制御時間条件が満たされたと判断されると、各デバイスを予め定める動作状態に変更させるための制御コマンドを作成して送信する送信手段とを備え、
前記情報処理装置は、前記受信手段が、前記サーバ装置の送信手段から送信された制御コマンドを受信すると、前記電力制御手段は、受信した制御コマンドに基づいて制御を行うことを特徴とする情報処理システムである。
本発明によれば、電力消費量が異なる複数の動作状態で動作可能な複数のデバイスを備えており、記憶手段には、時間帯毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶している。判断手段は、検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の時刻が含まれる時間帯の前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する。条件が満たされたと判断されると、電力制御手段が各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更するように制御する。
これにより、時間帯毎に定められる、複数のデバイスの電力制御時間条件に基づいて、複数のデバイスを複数の動作状態に変更することができるので、各デバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる。
また本発明によれば、電力消費量が異なる複数の動作状態で動作可能な複数のデバイスを備えており、記憶手段には、動作モード毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶している。判断手段は、検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の動作モードにおける前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する。条件が満たされたと判断されると、電力制御手段が各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更するように制御する。
これにより、動作モード毎に定められる、複数のデバイスの電力制御時間条件に基づいて、複数のデバイスを複数の動作状態に変更することができるので、各デバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる。
また本発明によれば、電力消費量が異なる複数の動作状態で動作可能な複数のデバイスを備えており、記憶手段には、環境条件毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶している。判断手段は、検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の環境条件における前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する。条件が満たされたと判断されると、電力制御手段が各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更するように制御する。
これにより、環境条件毎に定められる、複数のデバイスの電力制御時間条件に基づいて、複数のデバイスを複数の動作状態に変更することができるので、各デバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる。
また本発明によれば、環境条件としては、装置周辺の温度に関連する条件および装置周辺の人体の有無に関連する条件がある。
各デバイスが低消費電力状態から復帰するのに要する時間は、周辺の温度によって変化する。また、装置の周辺にオペレータなどが居る場合と居ない場合では動作させるべきデバイスが異なる。したがって、情報処理装置が置かれている周辺の環境に応じて各デバイスの動作状態を変更することで、さらに効率良く消費電力を低下させることができる。
また本発明によれば、複数の情報処理装置を有し、情報処理装置間のデータ通信が可能な情報処理システムにより実現可能である。このような情報処理システムの場合は、各情報処理装置が、他の情報処理装置とのデータ通信を行う通信手段と、電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、入力操作される操作手段と、操作手段の操作を検知する検知手段と、時刻を計時する計時手段と、前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する判断手段と、各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段とを備え、少なくとも1つの情報処理装置が前記電力制御時間条件を記憶する記憶手段を備える。
記憶手段を備えていない情報処理装置は、前記通信手段を介して前記記憶手段に記憶されている前記電力制御時間条件を参照可能に構成される。
これにより、電力制御時間条件を1つの情報処理装置に記憶させるだけで複数の情報処理装置を総合的に制御することができ、情報処理システム全体のデバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる。
また本発明によれば、複数の情報処理装置と、制御コマンドを送信して外部から各情報処理装置の制御を行うサーバ機とを有する情報処理システムにより実現することができる。このような情報処理システムの場合は、前記情報処理装置が、前記サーバ装置から制御コマンドを受信する受信手段と、電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、入力操作される操作手段と、操作手段の操作を検知する検知手段と、前記検知手段で検知した信号をサーバに送信する送信手段と、各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段と、前記判断手段によって前記電力制御時間条件が満たされたと判断されると、各デバイスを予め定める動作状態に変更させるための制御コマンドを作成して送信する送信手段とを備え、サーバ装置から各デバイスを予め定める動作状態に変更させるための制御コマンドが送信されるとこれを受信し、電力制御手段は、受信した制御コマンドに基づいて制御を行う。
これにより、情報処理装置の電力制御に関する処理の負荷を軽減し、回路規模を縮小することができるとともに、情報処理システム全体としては効率良く消費電力を低下させることができる。
以下ではPOS端未装置およびノート型PCを情報処理装置の例として説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である情報処理装置1の構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、CPU(中央演算処理装置)101、電力制御用マイクロコンピュータ(以下では「制御マイコン」と略称する。)102、入力装置103、RTC(Real Time Clock)104、温度センサ105、メモリ106、ハードディスクドライブ(HDD)107、第1〜第3付属デバイス108〜110、トランジスタ111〜113、データバス114、近接センサ115およびLAN I/F(Local Area Network
Interface)116を備える。
CPU101は、制御マイコン102の制御など装置全体の制御を行う判断手段および検知手段である。制御マイコン102は、CPU101の制御に基づいて、各デバイスの電力制御を行う。入力装置103は、キーボードやタッチパネルなどで実現され、装置のオペレータが操作することでデータ、コマンドなどの入力を行う操作手段である。RTC104は、現在時刻を計時する計時手段である。温度センサ105は、装置周辺の温度を検知する。メモリ106は、装置を制御するための制御プログラム、アプリケーションプログラム、処理データなどを記憶する。HDD107は、省電力状態などでメモリに記憶されている内容を格納する。トランジスタ111〜113は、制御マイコン102から出力される電力制御信号に基づいて第1〜第3付属デバイス108〜110への電力供給を制御する。データバス115は、各デバイス間でデータをやり取りするためのバスラインである。近接センサ115は、オペレータまたは顧客などが予め定める範囲内に居るかどうかを検出する。LAN I/F116は、他の情報処理装置との間でデータ通信を行ったり、インターネットなど他のネットワークに接続するための通信手段および受信手段である。
本実施形態では、制御の対象となるデバイスとして3つの付属デバイス108〜110が備えられているが、その数は3つに限らず、目的とする処理によって適宜デバイスの種類および数が決められる。たとえば、POS端未装置に備えられる付属デバイスには、レシートなどを印刷するプリンタ、オペレータが取引金額などを確認するためのオペレータ用LCD(液晶表示装置)、買物客が合計金額などを確認するための顧客用LCD、VFD(Vacuum Fluorescent Display)、クレジットカードなどの読み取りを行う磁気カードリーダ、バーコードの読み取りを行うバーコードスキャナなどがある。さらに、CPU101、CPU101を冷却するための空冷ファン、HDD107などの内部デバイスも電力制御の対象とすることも可能である。以下では、付属デバイスと内部デバイスとを合わせて単にデバイスと呼ぶことがある。
図2は、メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。本実施形態では、時間帯に応じて、制御内容を変化させる。
電力制御情報は、予め定める複数の時間帯(第1〜第3の時間帯)における標準の設定情報120、各時間帯におけるユーザの設定情報121、デバイスごとの設定情報122からなる。CPU101は、情報処理装置1の消費電力をより低く抑えるために、この電力制御情報を各デバイスの電力制御時間条件として参照する。
標準の設定情報120およびユーザの設定情報121は、制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間を含む。デバイスごとの設定情報122は、デバイスごとに定められた動作状態の種類を含む。ここで、動作状態の種類とは、たとえば、制御対象デバイスがLCDの場合は、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態というように電力消費量が異なる動作状態を示す。各動作状態への移行時間は、動作状態が現在の動作状態から異なる動作状態へと移行するタイミングを示し、入力装置103が最後に操作されてからの経過時間である非操作時間と比較され、動作状態の変更が判断される。この移行時間は複数設定することが可能で、特に動作状態の種類が複数あるようなデバイスについては、それぞれの動作状態に対応した移行時間を設定することが望ましい。なお、操作条件である非操作時間は、現在時刻から入力装置103が最後に操作された時刻までの差分としてもよいし、入力装置103が最後に操作された時刻を0としてCPU101が備えるカウンタをスタートし、そのカウンタの値としてもよい。
時間帯条件はユーザが任意に設定することが可能で、たとえば朝の時間帯として午前5時から午後12時まで、昼の時間帯として午後12時から午後6時まで、夜の時間帯として午後6時〜午前5時までなど時間帯の始まりの時刻と終わりの時刻を指定することで時間帯を設定し、設定された時間帯はメモリ106の所定の記憶領域に記憶する。本実施形態では3つの時間帯を設定した場合について説明するが、時間帯の数は3つに限らない。
図3は、制御マイコン102の構成を示す概略図である。制御マイコン102は、第1〜第3付属デバイスおよびCPU101などの内部デバイスごとの電力制御設定を記憶するレジスタ123を備える。電力制御手段は、CPU101および制御マイコン102で構成される。
CPU101は、現在の時刻がいずれの時間帯に属するかを判断し、判断した時間帯のユーザの設定情報121をデバイスごとの設定情報122に書き込み、制御の対象となるデバイスを選択する。次に、デバイスごとの設定情報122に基づいて、選択したデバイスに対する動作状態の種類を取得し、非操作時間と、各動作状態への移行時間とを比較し、非操作時間が移行時間を越えていればデバイスの動作状態を変更する。動作状態は、制御マイコン102の選択したデバイスのレジスタ123を書き替えることで変更することができる。制御マイコン102は、書き替えられたレジスタ123に基づいてデバイスに対し電力制御信号を出力する。
図4Aおよび図4Bは、第1の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。
まずステップS1では、電力制御の設定をユーザが行うかどうかを判断する。たとえばユーザが電力制御を設定することができる設定モードなどが起動されたかどうかで判断することができる。ユーザが行うのであればステップS2に進み、行わなければステップS3に進む。ステップS2では、ユーザによって時間帯ごとに制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間が入力されると、ユーザの設定情報121に書き込む。ステップS3では、初期値として設定されている標準の設定情報120をユーザの設定情報121に書き込む。
ステップS4では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS5では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS4に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS6でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS7では、現在の時刻を計時し、現在時刻が、予め定める複数の時間帯のうちいずれの時間帯に属するかを判断する。現在時刻が第1の時間帯に属している場合は、ステップS8に進み、ユーザの設定情報121に記憶されている設定情報のうち、第1の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報122に書き込む。現在時刻が第2の時間帯に属している場合は、ステップS9に進み、ユーザの設定情報121に記憶されている設定情報のうち、第2の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報122に書き込む。現在時刻が第3の時間帯に属している場合は、ステップS10に進み、ユーザの設定情報121に記憶されている設定情報のうち、第3の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報122に書き込む。
ステップS11では、カウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。移行時間が複数設定されている場合であって、すでにいくつかの移行時間を越えている場合は、これまで越えていない移行時間を初めて越えたかどうかを判断する。越えていればステップS12に進み、制御マイコン102の第1デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第1デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS13に進む。
ステップS13では、カウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS14に進み、制御マイコン102の第2デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第2デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS15に進む。
ステップS15では、カウンタの値が第3デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS16に進み、制御マイコン102の第3デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第3デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS17に進む。
ステップS17では、カウンタの値がCPUに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS18に進み、制御マイコン102のCPUに対するレジスタ123を書き換え、制御マイコン102がCPUに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS5に戻る。CPUは、制御対象の内部デバイスの一例であり、付属デバイスと同様に制御することができる。
以上のように、時間帯に応じて制御デバイスを選択し、所定のタイミングで動作状態を変更することで、各デバイスを総合的に制御し、効率良く情報処理装置の消費電力を低下させることができる。
次に本実施形態の電力制御処理の具体例について説明する。
具体例1は、情報処理装置1をPOS端未装置として具体化した例である。
POS端未装置は、店舗内に設置され、店舗の営業時間内と営業時間外とでは操作頻度などが大きく変わる。また、買物の精算時に使用される装置であるから買物客の有無、多少などによっても操作頻度が大きく変わる。
したがって、電力制御が大きく変わる時間帯として、営業時間内と営業時間外とに分けられ、営業時間内は、さらに店舗内の客が少なくなる時間帯と多くなる時間とに分けられる。たとえば、営業時間が午前10時〜午後8時の店舗の場合、営業時間外の時間帯(午前7時〜午前10時まで、午後8時〜午後11時まで)、営業時間内であって客が多い時間帯(午前11時〜午後1時まで、午後3時〜午後6時まで)、営業時間内であって客が少ない時間帯(午前10時〜午前11時まで、午後1時〜午後3時まで、午後6時〜午後8時まで)の3つの時間帯を設定する。この例のように、時間帯は、必ずしも1つの時間からなるわけではなく、同じ電力制御を行う時間であればそれらを合わせたものを1つの時間帯として設定する。また、午後11時〜午前7時まではPOS端未装置全体がオフの状態になるので電力制御を行う必要がない。
図5〜図7は、各時間帯におけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
POS端未装置において、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてレシートなどを印刷するプリンタ、オペレータが取引金額などを確認するためのオペレータ用LCD、買物客が合計金額などを確認するための顧客用LCD、VFD、クレジットカードなどの読み取りを行う磁気カードリーダ、バーコードの読み取りを行うバーコードスキャナがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。オペレータ用LCDの動作状態の種類は4種類で、オン(ON)の状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフ(OFF)の状態がある。顧客用LCDの動作状態の種類も4種類で、オン(ON)の状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフ(OFF)の状態がある。顧客用VFDの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない(ON)状態と、クロック数を落とした(Clock down)状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない(ON)状態と、回転数を落とした(回転数down)状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。磁気カードリーダの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。バーコードスキャナの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、磁気カードリーダ、バーコードスキャナが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図5は、営業時間外の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。たとえばt1は3分後、t2は6分後、t3は15分後、t4は30分後などに設定する。
プリンタは、営業時間外であっても売上金の集計などで使用されるので通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、営業時間外であっても売上金の集計などで使用されるので通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t2を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDおよびVFDは、営業時間外は使用しないデバイスであるので、オフの状態を継続するよう制御する。
CPUは、営業時間外であっても動作させる必要があるので通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、営業時間外であっても動作させる必要があるので通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、営業時間外であっても動作させる必要があるので通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、営業時間外であっても使用されるので通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、営業時間外であっても使用されるので通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図6は、営業時間内の客が多い時間帯における電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態オフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt3を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図7は、営業時間内の客が少ない時間帯における電力制御処理タイムチャートである。
客が少ないということはPOS端未装置の使用頻度が低下するということであるので、客が多い時間帯に比べて全体的に動作状態を変更する移行時間が早く(短く)なっている。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
具体例2は、情報処理装置1をノート型PC、特に業務用のノート型PCとして具体化した例である。
ノート型PCは、業務時間内と休憩時間内とでは操作頻度などが大きく変わるので、電力制御が大きく変わる時間帯として、業務時間内と休憩時間内とに分けられる。たとえば、業務時間が午前8時〜午後7時までの場合、業務時間内の時間帯(午前8時〜午後12時まで、午後1時〜午後3時まで、午後3時30分〜午後5時まで、午後5時30分から午後7時まで)、休憩時間内の時間帯(午後12時〜午後1時まで、午後3時〜午後3時30分まで、午後5時から午後5時30分まで)の2つの時間帯を設定する。なお、業務時間外の時間帯(午後7時〜午前8時まで)はノート型PC全体がオフの状態であるため、電力制御を行う必要がない。
図8および図9は、各時間帯におけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
ノート型PCにおいて、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてプリンタ、LCDがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。LCDの動作状態の種類は4種類で、オン(ON)の状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフ(OFF)の状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない(ON)状態と、クロック数を落とした(Clock
down)状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない(ON)状態と、回転数を落とした(回転数down)状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オン(ON)の状態とオフ(OFF)の状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、マウスが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図8は、業務時間内の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。
プリンタは、業務時間内は使用頻度が高いので、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t4を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt4を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図9は、休憩時間内の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。
休憩時間内の時間帯は、業務時間内の時間帯に比べて全体的に動作状態を変更する移行時間が早く(短く)なっている。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t2を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt1を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt1を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、予め定める時間帯に応じて電力制御の内容を変更しているのに対し、本実施形態では、装置周辺の温度に応じて制御内容を変更する。情報処理装置に備えられるデバイスには、低温では復帰に時間がかかるデバイスがある。このようなデバイスに対して動作状態の変更頻度が高くなると、復帰頻度も高くなり、即座に装置が使用できないということが生じてしまう。したがって、装置周辺の温度を温度センサ105によって検出し、検出した温度に応じて各デバイスを総合的に制御し、効率良く情報処理装置の消費電力を低下させることができる。また、発熱量が多いデバイスについては、高温ではなるべく消費電力が低くなるように動作状態を変更することで装置全体の温度上昇を抑え、動作の安定化を図る。
構成については、図1に示した第1の実施形態の情報処理装置1と類似しており、メモリ106に記憶される情報が異なるだけであるので、この点についてのみ説明し、他の構成については説明を省略する。
図10は、メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。
電力制御情報は、予め定める複数の周辺温度範囲(第1〜第3の温度範囲)に対する標準の設定情報130、各温度範囲に対するユーザの設定情報131、デバイスごとの設定情報132からなる。標準の設定情報130およびユーザの設定情報131は、制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間を含む。デバイスごとの設定情報132は、デバイスごとに定められた動作状態の種類を含む。各動作状態への移行時間は、動作状態が現在の動作状態から異なる動作状態へと移行するタイミングを示し、入力装置103が最後に操作されてからの経過時間である非操作時間と比較され、動作状態の変更が判断される。この移行時間は複数設定することが可能で、特に動作状態の種類が複数あるようなデバイスについては、それぞれの動作状態に対応した移行時間を設定することが望ましい。
なお、環境条件である周辺温度範囲はユーザが任意に設定することが可能で、たとえば高温の温度範囲として30℃〜35℃、常温の温度範囲として10℃〜30℃、低温の温度範囲として0℃〜10℃などに設定する。本実施形態では3つの温度範囲を設定した場合について説明するが、温度範囲の数は3つに限らない。
CPU101は、温度センサ105で検出された現在の温度がいずれの温度範囲に属するかを判断し、判断した時間帯のユーザの設定情報131をデバイスごとの設定情報132に書き込み、制御の対象となるデバイスを選択する。次に、デバイスごとの設定情報132に基づいて、選択したデバイスに対する動作状態の種類を取得し、非操作時間と、各動作状態への移行時間とを比較し、非操作時間が移行時間を越えていればデバイスの動作状態を変更する。動作状態は、制御マイコン102の選択したデバイスのレジスタ123を書き替えることで変更することができる。制御マイコン102は、書き替えられたレジスタ123に基づいてデバイスに対し電力制御信号を出力する。
図11Aおよび図11Bは、第2の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。
まずステップS21では、電力制御の設定をユーザが行うかどうかを判断する。ユーザが行うのであればステップS22に進み、行わなければステップS23に進む。ステップS22では、ユーザによって温度範囲ごとに制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間が入力されると、ユーザの設定情報131に書き込む。ステップS23では、初期値として設定されている標準の設定情報130をユーザの設定情報131に書き込む。
ステップS24では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS25では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS24に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS26でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS27では、現在の装置周辺の温度を測定し、現在の温度が、予め定める複数の温度範囲のうちいずれの範囲に属するかを判断する。現在の温度が第1の温度範囲に属している場合は、ステップS28に進み、ユーザの設定情報131に記憶されている設定情報のうち、第1の温度範囲に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報132に書き込む。現在の温度が第2の温度範囲に属している場合は、ステップS29に進み、ユーザの設定情報131に記憶されている設定情報のうち、第2の温度範囲に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報132に書き込む。現在の温度が第3の温度範囲に属している場合は、ステップS30に進み、ユーザの設定情報131に記憶されている設定情報のうち、第3の温度範囲に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報132に書き込む。
ステップS31では、カウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。移行時間が複数設定されている場合であって、すでにいくつかの移行時間を越えている場合は、これまで越えていない移行時間を初めて越えたかどうかを判断する。越えていればステップS32に進み、制御マイコン102の第1デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第1デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS33に進む。
ステップS33では、カウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS34に進み、制御マイコン102の第2デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第2デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS35に進む。
ステップS35では、カウンタの値が第3デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS36に進み、制御マイコン102の第3デバイスのレジスタを123書き換え、制御マイコン102が第3デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS37に進む。
ステップS37では、カウンタの値がCPUに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS38に進み、制御マイコン102のCPUに対するレジスタ123を書き換え、制御マイコン102がCPUに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS25に戻る。CPUは、制御対象の内部デバイスの一例であり、付属デバイスと同様に制御することができる。
次に本実施形態の電力制御処理の具体例について説明する。
具体例3は、情報処理装置1をPOS端末装置として具体化した例である。
POS端末装置に備えられるデバイスのうち、低温での復帰時間が比較的遅いデバイスとしては、HDD、オペレータ用および顧客用LCD(特にバックライト)などが挙げられる。また、消費電力および発熱量の多いデバイスとしては、オペレータ用LCDおよび顧客用LCD(特にバックライト)、VFD、CPU、HDDなどが挙げられる。
高温の温度範囲として30℃〜35℃、常温の温度範囲として10℃〜30℃、低温の温度範囲として0℃〜10℃などに設定する。
図12〜図14は、各温度範囲におけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
POS端未装置において、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてレシートなどを印刷するプリンタ、オペレータが取引金額などを確認するためのオペレータ用LCD、買物客が合計金額などを確認するための顧客用LCD、VFD、クレジットカードなどの読み取りを行う磁気カードリーダ、バーコードの読み取りを行うバーコードスキャナがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。オペレータ用LCDの動作状態の種類は4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。顧客用LCDの動作状態の種類も4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。顧客用VFDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない状態と、クロック数を落とした状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない状態と、回転数を落とした状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。磁気カードリーダの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。バーコードスキャナの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、磁気カードリーダ、バーコードスキャナが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図12は、常温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。たとえばt1は3分後、t2は6分後、t3は15分後、t4は30分後などに設定する。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図13は、高温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、消費電力および発熱量が比較的多いので、常温の場合よりも動作状態の変更を早くするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t2を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、消費電力および発熱量が比較的多いので、常温の場合よりも動作状態の変更を早くするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDは、消費電力および発熱量が比較的多いので、常温の場合よりも動作状態の変更を早くするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
CPUは、消費電力および発熱量が比較的多いので、常温の場合よりも動作状態の変更を早くするため、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt1を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、冷却のために常温の場合よりも動作状態の変更を遅くするため、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、発熱量が比較的多いので、常温の場合よりも動作状態の変更を早くするため、通常はオンの状態であり、非操作時間がt1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図14は、低温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、低温においてバックライトの復帰に時間がかかるので、バックライトを消灯する動作状態には変更しないようにするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更する。
顧客用LCDは、低温においてバックライトの復帰に時間がかかるので、バックライトを消灯する動作状態には変更しないようにするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更する。
顧客用VFDは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
CPUは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、低温において復帰にかなりの時間がかかるので、常にオンの状態であり、オフの状態に変更しないよう制御する。
磁気カードリーダは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
具体例4は、情報処理装置1をノート型PCとして具体化した例である。
ノート型PCに備えられるデバイスのうち、低温での復帰時間が比較的遅いデバイスとしては、HDD、LCD(特にバックライト)などが挙げられる。また、消費電力および発熱量の多いデバイスとしては、LCD、CPU、HDDなどが挙げられる。
高温の温度範囲として30℃〜35℃、常温の温度範囲として10℃〜30℃、低温の温度範囲として0℃〜10℃などに設定する。
図15〜図17は、各温度範囲におけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
ノート型PCにおいて、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてプリンタ、LCDがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。LCDの動作状態の種類は4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない状態と、クロック数を落とした状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない状態と、回転数を落とした状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、マウスが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図15は、常温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt4を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図16は、高温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。高温の温度範囲では、動作状態を変更する移行時間が常温の場合よりも早く(短く)なっている。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t2を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt1を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図17は、低温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。低温の温度範囲では、動作状態を変更する移行時間が常温の場合よりも遅く(長く)なっている。
プリンタは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
LCDは、低温においてバックライトの復帰に時間がかかるので、バックライトを消灯する動作状態には変更しないようにするため、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更する。
CPUは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、周辺温度の影響はほとんどないので、常温の場合と変わらず、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、低温において復帰にかなりの時間がかかるので、常にオンの状態であり、オフの状態に変更しないよう制御する。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
上記では、情報処理装置の周辺温度に応じた電力制御処理を行っているが、温度センサを装置内部に設け、装置内部の温度範囲を設定して電力制御を行うようにしてもよい。
本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、予め定める時間帯に応じて電力制御の内容を変更し、第2の実施形態では装置の周辺温度に応じて電力制御の内容を変更しているのに対し、本実施形態では、現在起動中の動作モードがいずれの動作モードであるかという動作モード条件に応じて制御内容を変更する。情報処理装置は、複数の動作モードを切り換えて起動することが可能であり、目的に応じて複数の動作モードから最適な動作モードを選択して起動し、処理を実行している。動作モードは、所定のアプリケーションプログラムが実行され、このアプリケーションプログラムに基づいて一定の処理を実行する装置の状態である。情報処理装置は、複数のアプリケーションプログラムを記憶しており、実行するアプリケーションプログラムを切り換えることで動作モードを切り換えることができる。
情報処理装置がPOS端末装置である場合は、動作モードとして売上などを登録する登録モード、登録された金額の読み出しなどを行う精算モード、各種操作および機能を設定するための設定モードなどがある。また、情報処理装置がノート型PCである場合は、ワードプロセッサ用ソフトウェア、表計算用ソフトウェアなどのアプリケーションソフトが実行される事務処理モード、ウェブサイトを閲覧するためにブラウザソフトウェアが実行されるウェブ閲覧モード、電子メールを送受信するためにメールソフトウェア(メーラー)が実行される電子メール送受信モード、DVD(Digital Versatile Disk)に記憶されている動画、ストリーミング配信される動画などを再生するために動画再生用ソフトウェアが実行される動画再生モードなどがある。アプリケーションプログラムを実行する際に必要なデバイスは、アプリケーションプログラムごとに異なっている。したがって、起動中の動作モードに応じて各デバイスを総合的に制御し、効率良く情報処理装置の消費電力を低下させることができる。
構成については、図1に示した第1の実施形態の情報処理装置1と類似しており、メモリ106に記憶される情報が異なるだけであるので、この点についてのみ説明し、他の構成については説明を省略する。
図18は、メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。
電力制御情報は、複数の動作モード(第1〜第3の動作モード)に対する標準の設定情報140、各動作モードに対するユーザの設定情報141、デバイスごとの設定情報142からなる。標準の設定情報140およびユーザの設定情報141は、制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間を含む。デバイスごとの設定情報142は、デバイスごとに定められた動作状態の種類を含む。各動作状態への移行時間は、動作状態が現在の動作状態から異なる動作状態へと移行するタイミングを示し、入力装置103が最後に操作されてからの経過時間である非操作時間と比較され、動作状態の変更が判断される。この移行時間は複数設定することが可能で、特に動作状態の種類が複数あるようなデバイスについては、それぞれの動作状態に対応した移行時間を設定することが望ましい。
CPU101は、現在実行されているアプリケーションプログラムから起動中の動作モードを判断し、判断した動作モードのユーザの設定情報141をデバイスごとの設定情報142に書き込み、制御の対象となるデバイスを選択する。次に、デバイスごとの設定情報142に基づいて、選択したデバイスに対する動作状態の種類を取得し、非操作時間と、各動作状態への移行時間とを比較し、非操作時間が移行時間を越えていればデバイスの動作状態を変更する。動作状態は、制御マイコン102の選択したデバイスのレジスタ123を書き替えることで変更することができる。制御マイコン102は、書き替えられたレジスタ123に基づいてデバイスに対し電力制御信号を出力する。
図19Aおよび図19Bは、第3の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。
まずステップS41では、電力制御の設定をユーザが行うかどうかを判断する。ユーザが行うのであればステップS42に進み、行わなければステップS43に進む。ステップS42では、ユーザによって動作モードごとに制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間が入力されると、ユーザの設定情報141に書き込む。ステップS43では、初期値として設定されている標準の設定情報140をユーザの設定情報141に書き込む。
ステップS44では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS45では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS44に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS46でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS47では、現在実行中のアプリケーションプログラムを検出し、いずれの動作モードが起動しているかを判断する。第1の動作モードが起動されている場合は、ステップS48に進み、ユーザの設定情報141に記憶されている設定情報のうち、第1の動作モードに対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報142に書き込む。第2の動作モードが起動されている場合は、ステップS49に進み、ユーザの設定情報141に記憶されている設定情報のうち、第2の動作モードに対応する第2の動作モードに対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報142に書き込む。第3の動作モードが起動されている場合は、ステップS50に進み、ユーザの設定情報141に記憶されている設定情報のうち、第3の動作モードに対応する第3の動作モードに対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報142に書き込む。
ステップS51では、カウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。移行時間が複数設定されている場合であって、すでにいくつかの移行時間を越えている場合は、これまで越えていない移行時間を初めて越えたかどうかを判断する。越えていればステップS52に進み、制御マイコン102の第1デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第1デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS53に進む。
ステップS53では、カウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS54に進み、制御マイコン102の第2デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第2デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS55に進む。
ステップS55では、カウンタの値が第3デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS56に進み、制御マイコン102の第3デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第3デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS57に進む。
ステップS57では、カウンタの値がCPUに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS58に進み、制御マイコン102のCPUに対するレジスタ123を書き換え、制御マイコン102がCPUに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS45に戻る。CPUは、制御対象の内部デバイスの一例であり、付属デバイスと同様に制御することができる。
次に本実施形態の電力制御処理の具体例について説明する。
具体例5は、情報処理装置1をPOS端末装置として具体化した例である。
POS端末装置の動作モードとして、上記の登録モード、精算モード、設定モードについて説明する。
図20〜図22は、各動作モードにおけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
POS端未装置において、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてレシートなどを印刷するプリンタ、オペレータが取引金額などを確認するためのオペレータ用LCD、買物客が合計金額などを確認するための顧客用LCD、VFD、クレジットカードなどの読み取りを行う磁気カードリーダ、バーコードの読み取りを行うバーコードスキャナがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。オペレータ用LCDの動作状態の種類は4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。顧客用LCDの動作状態の種類も4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。顧客用VFDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない状態と、クロック数を落とした状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない状態と、回転数を落とした状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。磁気カードリーダの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。バーコードスキャナの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、磁気カードリーダ、バーコードスキャナが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図20は、登録モードにおける電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。たとえばt1は5分後、t2は10分後、t3は20分後、t4は30分後などに設定する。
登録モードは、ほとんどのデバイスを使用し、買い物客とのやりとりのための動作モードであるから、動作状態の復帰に時間がかからないように移行時間は比較的遅く、動作状態の変更頻度を低くしている。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt3を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図21は、精算モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
精算モードは、買い物客とのやりとりを行わないモードであるから、動作状態の復帰は登録モードより遅くてもよく、消費電力をより低下させている。
プリンタは、登録モードと同様に、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDおよびVFDは、精算モードでは使用しないデバイスであるので、オフの状態を継続するよう制御する。
CPUは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、登録モードと同様に、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図22は、設定モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
設定モードは、買い物客とのやりとりを行わないモードであるから、動作状態の復帰は精算モードと同様に、登録モードより遅くてもよく、消費電力をより低下させている。
プリンタは、登録モードと同様に、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
オペレータ用LCDは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
顧客用LCDは、買い物客とのやりとりを行わないので、ほとんど使用しないが、設定する内容によって使用する場合がある。したがって、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
顧客用VFDも顧客用LCDと同様し、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
CPUは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt2を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間がt2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
磁気カードリーダは、登録モードと同様に、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
バーコードスキャナは、登録モードよりも動作状態の変更を早くし、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
具体例6は、情報処理装置1をノート型PCとして具体化した例である。
ノート型PCの動作モードとして、上記の事務処理モード、ウェブ閲覧モード、電子メール送受信モード、動画再生モードについて説明する。
図23〜図26は、各動作モードにおけるデバイスの電力制御処理を説明するためのタイムチャートである。
ノート型PCにおいて、電力制御の対象となるデバイスは、付属デバイスとしてプリンタ、LCDがあり、内部デバイスとしてCPU、CPUを冷却するための空冷ファン、HDDがある。
プリンタの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。LCDの動作状態の種類は4種類で、オンの状態、輝度を低減した状態、バックライトを消灯した状態、オフの状態がある。CPUの動作状態の種類は2種類で、クロック数を落とさない状態と、クロック数を落とした状態がある。CPU用空冷ファンの動作状態の種類は2種類で、回転数を落とさない状態と、回転数を落とした状態である。HDDの動作状態の種類は2種類で、オンの状態とオフの状態がある。
操作されたかどうかを検出する入力装置としては、キーボード、マウスが設定される。これらの入力装置が最後に操作された時刻をt0としてデバイスごとに各動作状態の移行時間を設定する。
図23は、事務処理モードにおける電力制御処理タイムチャートである。移行時間は、t0を起点としてt1〜t4までの4つが設定可能である。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t3を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t4を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt4を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt4を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図24は、ウェブ閲覧モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、使用する可能性が低いので、比較的早く動作状態を変更するように、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、比較的早く動作状態を変更するように、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、比較的早く動作状態を変更するように、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、比較的早く動作状態を変更するように、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、通常はオンの状態であり、非操作時間がt4を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図25は、電子メール送受信モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
LCDは、比較的早く動作状態を変更するように、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t2を越えると、オンの状態から輝度を低減した状態に変更し、移行時間t3を越えると、輝度を低減した状態からオフの状態に変更する。
CPUは、比較的早く動作状態を変更するように、通常はクロック数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、クロック数を落とさない状態からクロック数を落とした状態に変更する。
空冷ファンは、比較的早く動作状態を変更するように、通常は回転数を落とさない状態であり、非操作時間がt3を越えると、回転数を落とさない状態から回転数を落とした状態に変更する。
HDDは、比較的早く動作状態を変更するように、通常はオンの状態であり、非操作時間がt3を越えると、オンの状態からオフの状態に変更する。
図26は、動画再生モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
プリンタは、使用する可能性が低いので、比較的早く動作状態を変更するように、通常はオンの状態であり、非操作時間が移行時間t1を越えると、オンの状態からオフの状態に動作状態を変更する。
LCDは、動画再生中ユーザはLCDを常に見ており、入力装置を操作する可能性は低いため、入力操作が検出されなくとも輝度低減およびバックライトをオフすることは好ましくない。したがって、常時オンの状態として動作状態の変更を行わない。
CPUは、動画再生中の負荷が非常に大きいため、常時クロック数を落とさない状態として動作状態の変更を行わない。
空冷ファンは、CPUと同様に常時回転数を落とさない状態として動作状態の変更を行わない。
HDDは、CPUと同様に動画再生中の負荷が非常に大きいため、常時オンの状態として動作状態の変更を行わない。
制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を以上のようなタイムチャートに基づいて入力することで電力制御処理を実行することができる。
本発明の他の実施形態として、近接センサ115が、装置周辺の人体の有無、たとえばオペレータまたは顧客などが情報処理装置周辺の所定の範囲内に居るかどうかを環境条件として検出し、この検出結果に応じて制御内容を変更するような構成であってもよい。近接センサ115の指向方向および指向角に基づいて適切な検出領域を設定し、たとえば、POS端末装置のオペレータの存在の検出、買い物客の存在の検出、オペレータおよび買い物客両者の存在の検出などを行うことができる。したがって、この近接センサ115の検出結果に応じて、制御の対象となるデバイスの種類、デバイスの動作状態、各動作状態への移行時間を変更させる。
さらに、検出領域をPOS端末装置を設置する店舗建物内に広げ、店舗内に買い物客が居るかどうか、居る場合にはその人数などを検出して、その検出結果に応じて制御内容を変更するような構成であってもよい。
以上の実施形態では、単独の情報処理装置で電力制御処理を実現することができる場合について説明したが、複数の情報処理装置が互いにデータ通信可能に接続された情報処理システムとして実現することも可能である。
図27は、本発明の第4の実施形態である情報処理システム2の構成を示すブロック図である。情報処理システム2は、マスター/スレーブ型のネットワークを構築しており、1台のマスター機3と1または複数台のスレーブ機4とで構成される。
マスター機3の構成は、図1で示した情報処理装置1とほぼ同一であり、スレーブ機4の要求に応じてメモリ106に記憶されている電力制御情報を出力することが可能である。したがって、構成の詳細な説明は省略する。また、スレーブ機4の構成は、図1で示した情報処理装置1と類似の構成であり、メモリ400に記憶されている電力制御情報が異なるだけであるので詳細な説明は省略する。なお、省電力制御回路117は、トランジスタ111,112を含み、制御マイコン102から出力される電力制御信号に基づいて第1付属デバイス108、第2付属デバイス109への電力供給を制御する。また、図27では、付属デバイスを2つとしているが、これに限らない。
マスター機3は、第1〜第3の実施形態と同様に単独で電力制御処理を実行することができる。これに対しスレーブ機4は、メモリ400に、デバイスごとの設定情報のみが記憶されており、標準の設定情報およびユーザの設定情報が記憶されていない。したがって、必要時にマスター機3とデータ通信を行い、標準の設定情報およびユーザの設定情報を所得して電力制御処理を実行する。
図28は、マスター機3の電力制御処理を示すフローチャートである。
以下では、第1の実施形態と同様に時間帯に応じて電力制御の内容を変更する場合について説明するが、第2および第3の実施形態のように周辺温度、動作モードに応じて電力制御の内容を変更する場合も図28に示すフローチャートと類似のフローで処理を実行することができる。
まずステップS61では、電力制御の設定をユーザが行うかどうかを判断する。ユーザが行うのであればステップS62に進み、行わなければステップS63に進む。ステップS62では、ユーザによってマスター機3およびスレーブ機4それぞれについて、時間帯ごとの制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間が入力されると、ユーザの設定情報に書き込む。ステップS63では、初期値として設定されている標準の設定情報をユーザの設定情報に書き込む。
ステップS64では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS65では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS64に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS66でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS67では、現在の時刻を計時し、現在時刻が、予め定める複数の時間帯のうちいずれの時間帯に属するかを判断する。現在時刻が第1の時間帯に属している場合は、ステップS68に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第1の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。現在時刻が第2の時間帯に属している場合は、ステップS69に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第2の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。現在時刻が第3の時間帯に属している場合は、ステップS70に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第3の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。
ステップS71では、カウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS72に進み、制御マイコン102の第1デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第1デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS73に進む。
ステップS73では、カウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS74に進み、制御マイコン102の第2デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第2デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS65に戻る。
図29は、スレーブ機4の電力制御処理を示すフローチャートである。
ステップS81では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS82では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS81に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS83でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS84では、マスター機3のメモリに記憶されているユーザの設定情報を取得し、デバイスごとの設定情報に書き込む。
ステップS85では、カウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS86に進み、制御マイコン102の第1デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第1デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS87に進む。
ステップS87では、カウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS88に進み、制御マイコン102の第2デバイスのレジスタ123を書き換え、制御マイコン102が第2デバイスに対して動作状態に応じた電力制御信号を出力する。越えていなければステップS82に戻る。
本実施形態の情報処理装置としては、第1〜第3の実施形態と同様にPOS端末装置、ノート型PCなどで実現することができる。
以上のように、1つのマスター機に電力制御情報を記憶させるだけで複数のスレーブ機を総合的に制御することができ、情報処理システム全体のデバイスを総合的に制御し、効率良く消費電力を低下させることができる。
図30は、本発明の第5の実施形態である情報処理システム5の構成を示すブロック図である。情報処理システム5は、サーバ/クライアント型のネットワークを構築しており、1台のサーバ機6と1または複数台のクライアント機7とで構成される。
クライアント機7の構成は、図1で示した情報処理装置1と類似の構成であり、メモリに電力制御情報が記憶されていないことおよび制御マイコンがサーバ機に備えられているため、クライアント機から省略されていることが異なっているだけであるので詳細な説明は省略する。
ここで、電力制御手段は、CPU101、および電力制御回路700から構成される。なお、図30では、付属デバイスを2つとしているが、これに限らない。
サーバ機6は、PCまたはワークステーションで実現され、自らの電力制御は必ずしも行う必要はない。サーバ機6は、CPU601、制御マイコン602、入力装置603、RTC604、メモリ605、HDD606、LAN I/F607を備える。
CPU601は、制御マイコン602の制御など装置全体の制御を行う。制御マイコン602は、CPU601の制御に基づき、各デバイスの電力制御用コマンドを生成する。入力装置603は、キーボードやマウスなどで実現され、装置のオペレータが操作することでデータ、コマンドなどの入力を行う。RTC604は、現在時刻を計時する。メモリ605は、装置を制御するための制御プログラム、アプリケーションプログラム、処理データなどを記憶する。HDD606は、省電力状態などでメモリに記憶されている内容を格納する。LAN I/F607は、クライアント機7との間でデータ通信を行ったり、インターネットなど他のネットワークに接続するためのインターフェイスである。ここで、送信手段は、制御マイコン602およびLAN I/F607から構成される。
サーバ機6は、クライアント機7の電力制御を行うために、電力制御情報をメモリに記憶し、制御マイコンで生成した電力制御用コマンドをクライアント機7に対して送信する。クライアント機7は、サーバ機6から電力制御用コマンドを受信すると、受信した電力制御用コマンドに基づいて電力制御回路が各デバイスの動作状態を変更する。
図31は、サーバ機6の電力制御処理を示すフローチャートである。
以下では、第1の実施形態と同様に時間帯に応じて電力制御の内容を変更する場合について説明するが、第2および第3の実施形態のように周辺温度、動作モードに応じて電力制御の内容を変更する場合も図31に示すフローチャートと類似のフローで処理を実行することができる。
まずステップS91では、電力制御の設定をユーザが行うかどうかを判断する。ユーザが行うのであればステップS92に進み、行わなければステップS93に進む。ステップS92では、ユーザによってクライアント機7について、制御の対象となるデバイスの種類および各動作状態への移行時間が入力されると、ユーザの設定情報に書き込む。ステップS93では、初期値として設定されている標準の設定情報をユーザの設定情報に書き込む。
ステップS94では、クライアント機7から非操作時間のカウンタの値を取得する。ステップS95では、現在の時刻を計時し、現在時刻が、予め定める複数の時間帯のうちいずれの時間帯に属するかを判断する。現在時刻が第1の時間帯に属している場合は、ステップS96に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第1の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。現在時刻が第2の時間帯に属している場合は、ステップS97に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第2の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。現在時刻が第3の時間帯に属している場合は、ステップS98に進み、ユーザの設定情報に記憶されている設定情報のうち、第3の時間帯に対して設定されているものを読み出してデバイスごとの設定情報に書き込む。
ステップS99では、取得したカウンタの値が第1デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS100に進み、制御マイコン102が第1デバイス用電力制御コマンドを生成してクライアント機7に送信する。越えていなければステップS101に進む。
ステップS101では、取得したカウンタの値が第2デバイスに設定されている移行時間を越えたかどうかを判断する。越えていればステップS101に進み、制御マイコン102が第2デバイス用電力制御コマンドを生成してクライアント機7に送信する。越えていなければステップS94に戻る。
図32は、クライアント機7の電力制御処理を示すフローチャートである。
ステップS111では、非操作時間をカウントするためのカウンタの値をクリアする。ステップS112では、入力装置103の操作が行われたかどうかを判断し、行われればステップS111に戻ってカウンタの値をクリアし、行われていなければステップS113でカウンタの値をカウントアップする。
ステップS114では、非操作時間のカウンタの値をサーバ機6に出力する。ステップS115では、サーバ機6から第1デバイス用の電力制御コマンドを受信したかどうかを判断する。受信していればステップS116に進み、電力制御回路が第1デバイスの動作状態を変更する。受信していなければステップS117に進む。
ステップS118では、サーバ機6から第2デバイス用の電力制御コマンドを受信したかどうかを判断する。受信していればステップS119に進み、電力制御回路が第1デバイスの動作状態を変更する。受信していなければステップS112に戻る。
本実施形態の情報処理装置としては、第1〜第3の実施形態と同様にPOS端末装置、ノート型PCなどで実現することができる。
以上のように、サーバ機が動作状態の変更を判断することで、クライアント機の電力制御処理にかかる負荷を軽減し、回路規模を縮小することができるとともに、情報処理システム全体としては効率良く消費電力を低下させることができる。
本発明の第1の実施形態である情報処理装置1の構成を示すブロック図である。 メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。 制御マイコン102の構成を示す概略図である。 第1の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 営業時間外の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。 営業時間内の客が多い時間帯における電力制御処理タイムチャートである。 営業時間内の客が少ない時間帯における電力制御処理タイムチャートである。 業務時間内の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。 休憩時間内の時間帯における電力制御処理タイムチャートである。 メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。 第2の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 常温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 高温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 低温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 常温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 高温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 低温の温度範囲における電力制御処理タイムチャートである。 メモリ106に記憶されている電力制御情報を示す図である。 第3の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における電力制御処理を示すフローチャートである。 登録モードにおける電力制御処理タイムチャートである。
精算モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 設定モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 事務処理モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 ウェブ閲覧モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 電子メール送受信モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 動画再生モードにおける電力制御処理タイムチャートである。 本発明の第4の実施形態である情報処理システム2の構成を示すブロック図である。 マスター機3の電力制御処理を示すフローチャートである。 スレーブ機4の電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態である情報処理システム5の構成を示すブロック図である。 サーバ機6の電力制御処理を示すフローチャートである。 クライアント機7の電力制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理装置
2,5 情報処理システム
3 マスター機
4 スレーブ機
6 サーバ機
7 クライアント機
101,601 CPU(中央演算処理装置)
102,602 電力制御用マイクロコンピュータ
103,603 入力装置
104,604 RTC(Real Time Clock)
105 温度センサ
106,400,605 メモリ
107,606 ハードディスクドライブ(HDD)
108 第1付属デバイス
109 第2付属デバイス
110 第3付属デバイス
111,112,113 トランジスタ
114 データバス
115 近接センサ
116,607 LAN I/F(Local Area Network Interface)
117 省電力制御回路
120,130,140 標準の設定情報
121,131,141 ユーザの設定情報
122,132,142 デバイスごとの設定情報
123 レジスタ
700 電力制御回路

Claims (7)

  1. 電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
    入力操作される操作手段と、
    前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    時間帯毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
    前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の時刻が含まれる時間帯の前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
    入力操作される操作手段と、
    前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    動作モード毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
    前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の動作モードにおける前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
    入力操作される操作手段と、
    前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    環境条件毎に、複数のデバイスの電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
    前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、現在の環境条件における前記電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記環境条件は、装置周辺の温度に関連する条件であることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記環境条件は、装置周辺の人体の有無に関連する条件であることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 複数の情報処理装置を有し、情報処理装置間のデータ通信が可能な情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    他の情報処理装置とのデータ通信を行う通信手段と、
    電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
    入力操作される操作手段と、
    操作手段の操作を検知する検知手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    前記検知手段で最後に操作を検知した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間と、電力制御時間条件とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の結果に応じて各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段とを備え、
    前記電力制御時間条件を記憶する記憶手段を、少なくとも1つの情報処理装置が備え、
    前記記憶手段を備えていない情報処理装置は、前記通信手段を介して前記記憶手段に記憶されている前記電力制御時間条件を参照可能に構成されることを特徴とする情報処理システム。
  7. 情報処理装置と、制御コマンドを送信して外部から各情報処理装置の制御を行うサーバ機とを有する情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記サーバ装置から制御コマンドを受信する受信手段と、
    電力消費量が異なる複数の動作状態で、動作可能な複数のデバイスと、
    入力操作される操作手段と、
    操作手段の操作を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した信号をサーバに送信する送信手段と、
    各々のデバイスの動作状態を予め定める動作状態に変更する電力制御手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記動作状態を変更する条件である電力制御時間条件を記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置の検知手段で検知した信号を受信する受信手段と、
    前記動作状態を変更する条件である電力制御時間条件と、前記情報処理装置から最後に信号を受信した時刻から、現在の時刻までの時間である非操作時間とを比較し、前記電力制御時間条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記電力制御時間条件が満たされたと判断されると、各デバイスを予め定める動作状態に変更させるための制御コマンドを作成して送信する送信手段とを備え、
    前記情報処理装置は、前記受信手段が、前記サーバ装置の送信手段から送信された制御コマンドを受信すると、前記電力制御手段は、受信した制御コマンドに基づいて制御を行うことを特徴とする情報処理システム。

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