JP2010146546A - クラスタシステムに対する遠隔電源管理システム及びその方法 - Google Patents
クラスタシステムに対する遠隔電源管理システム及びその方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、クラスタシステムのホストに対する遠隔電源管理技術を提供する。
【解決手段】本発明の実施の形態による遠隔電源管理システムは、クラスタシステムを生成する複数のホストの電源をそれぞれ管理し複数のグループに区分される複数の管理ノードと、上記各グループを管理する複数の電源プロキシサーバであって、上記各電源プロキシサーバは当該グループの上記各管理ノードの電源状態をモニタリングしてプロキシモニタリング情報を生成し、電源設定が要求される特定ホストの管理ノードに電源設定命令を伝送する電源プロキシサーバと、上記各プロキシモニタリング情報を用いて上記複数のホストの電源状態をモニタリングし、上記電源設定命令を上記特定ホストの管理ノードが属するグループの電源プロキシサーバに伝送する電源管理サーバと、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の実施の形態による遠隔電源管理システムは、クラスタシステムを生成する複数のホストの電源をそれぞれ管理し複数のグループに区分される複数の管理ノードと、上記各グループを管理する複数の電源プロキシサーバであって、上記各電源プロキシサーバは当該グループの上記各管理ノードの電源状態をモニタリングしてプロキシモニタリング情報を生成し、電源設定が要求される特定ホストの管理ノードに電源設定命令を伝送する電源プロキシサーバと、上記各プロキシモニタリング情報を用いて上記複数のホストの電源状態をモニタリングし、上記電源設定命令を上記特定ホストの管理ノードが属するグループの電源プロキシサーバに伝送する電源管理サーバと、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明はクラスタシステムのホストに対する遠隔電源管理技術に関し、具体的にはクラスタシステムの複数のホストをグループ化し、各グループを管理する電源プロキシサーバを用いてクラスタシステムをモニタリングし、各ホストに対して電源を設定できるクラスタシステムに対する遠隔電源管理システム及びその方法に関する。
コンピュータは様々な装置を含んで構成され、各装置毎に相当な電力を消耗するため、コンピュータシステムの電力消耗を低減するための多くの研究が行われている。
従来のコンピュータの電源管理技術は、一つのコンピュータノードに対してのみハードウェアの電源を管理でき、クラスタシステムを構成する複数のホストに対して統合的に電源モニタリング及び電源制御を行えない問題がある(特許文献1を参照)。
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、その目的は、クラスタシステムを構成する複数のホストの電源状態をモニタリングすることができ、各ホストに対して電源設定を行うことができるクラスタシステムに対する遠隔電源管理システム及びその方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様による遠隔電源管理システムは、クラスタシステムを生成する複数のホストの電源をそれぞれ管理し複数のグループに区分される複数の管理ノードと、前記各グループを管理する複数の電源プロキシサーバであって、前記各電源プロキシサーバは当該グループの前記各管理ノードの電源状態をモニタリングしてプロキシモニタリング情報を生成し、電源設定が要求される特定ホストの管理ノードに電源設定命令を伝送する電源プロキシサーバと、前記各プロキシモニタリング情報を用いて前記複数のホストの電源状態をモニタリングし、前記電源設定命令を前記特定ホストの管理ノードが属するグループの電源プロキシサーバに伝送する電源管理サーバと、を含むことを特徴とする。
本発明の他の態様による電源プロキシサーバを用いた遠隔電源管理方法は、複数のホストの電源をそれぞれ管理する複数の管理ノードに前記ホストの電源状態を要求するステップと、前記複数のホストの電源状態を受信してプロキシモニタリング情報を生成するステップと、電源管理サーバからプロキシモニタリング情報を要求された場合、前記生成されたプロキシモニタリング情報を伝送するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明は、クラスタシステムを構成する複数のホストに対してモニタリング情報を提供し、各ホストに対して電源設定を行うことができ、クラスタシステムに対しても効率的な電源管理を行える効果がある。
また、各ホストに対して電源ポリシー及び電源スケジュールを設定することができるため、クラスタシステムの電源管理を效果的に実施でき、これにより電力消耗を低減できる効果がある。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるクラスタシステムの遠隔電源管理システムの構造を示す構成図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態によるクラスタシステムの遠隔電源管理システム10は、クラスタシステムを構成する複数のホスト端末(以下、「ホスト」と称する)の電源をそれぞれ管理する管理ノード300、複数の管理ノード300をモニタリングする複数の電源プロキシサーバ200及び電源管理サーバ100を含んで構成され得る。
即ち、このような遠隔電源管理システム10は階層構造を有し、各階層は下位階層に複数の要素を含むことができる。このような階層構造により、電源管理サーバ100を簡単かつ効果的に構成させることができる。
このような階層構造について詳しく説明すると、管理ノード300は複数のグループに区分されることができ(グループ300a、グループ300b乃至グループ300n)、各グループは複数の管理ノード(例えば、グループ300aの場合300a1、300a2乃至300aM)を含むことができる。このようなグループは実施の形態によって256個の管理ノード300を含むことができる。
各グループは一つの電源プロキシサーバ200によって管理される。したがって、本発明の実施の形態による遠隔電源管理システム10は、管理ノード300のグループ数と同じ数の電源プロキシサーバ(200a、200b乃至200n)を含んで構成され得る。
電源管理サーバ100はn個の電源プロキシサーバ(200a、200b乃至200n)を管理することができる。即ち、電源管理サーバ100は電源プロキシサーバ200を介して管理ノード300を管理するか、又はモニタリングすることができる。
図2は、電源の設定及び電源状態をモニタリングするための命令語の流れを示す図である。
図2に示すように、電源設定命令及び電源状態モニタリングの要求は階層構造を経由して伝送され得る。
即ち、特定ホストに対して電源を設定するために、電源管理サーバ100は該特定ホストに対する電源設定命令を生成し、該特定ホストを管理する管理ノード300が含まれたグループを管理する電源プロキシサーバ200を経由して、電源設定命令を管理ノード300に伝送することができる。このために、電源管理サーバ100は遠隔電源管理システム10の階層構造に関する情報、例えば、特定ホストを管理する管理ノード300のグループ情報、該グループを管理する電源プロキシサーバ200情報などを維持する。
電源プロキシサーバ200は電源管理サーバ100から電源設定命令を受信すると、該電源設定命令に含まれた特定ホスト又は該特定ホストを管理する管理ノード300を認識し、該管理ノード300に電源設定命令を提供することができる。
また、電源状態をモニタリングするために、電源プロキシサーバ200は管理しているグループの複数の管理ノード300に対してそれぞれ電源状態モニタリングを要求し、該要求に対する応答を受信してモニタリング情報(以下、「プロキシモニタリング情報」と称する)を生成することができる。このために、電源プロキシサーバ200は設定された時間毎に又は所定時間間隔毎に管理しているグループの複数の管理ノード300に対して電源状態のモニタリングを要求することによりプロキシモニタリング情報を生成して維持することができ、又は電源管理サーバ100からの要求を受信した場合、プロキシモニタリング情報を生成するように実施できる。
電源プロキシサーバ200は管理しているグループの管理ノード300に対してプロキシモニタリング情報を生成し維持しているので、電源管理サーバ100は特定ホストの電源状態を知るために該特定ホストの属するグループを管理する電源プロキシサーバ200にプロキシモニタリング情報を要求できる。
また、電源管理サーバ100は所定時間毎に、又はユーザの要求により複数の電源プロキシサーバ200にプロキシモニタリング情報を要求して、クラスタシステム全体に関するモニタリング情報を生成するか、又は維持することができる。
以下では、図3乃至図5を参照して本発明の実施の形態によるクラスタシステムの遠隔電源管理システム10の構成要素について詳しく説明する。
図3は、電源管理サーバの構成図である。
図3に示すように、電源管理サーバ100は電源設定管理部110、電源状態管理部120、データベース管理部130、データベース140及びユーザインタフェース部150を含むことができる。
電源設定管理部110は、特定ホストに対して電源設定を指示するために電源設定命令を設定することができ、該特定ホストを管理する管理ノード300の属するグループを管理する電源プロキシサーバ200に設定された電源設定命令を伝送できる。
この時、電源設定命令はユーザの入力に基づいて、又は既設定されたポリシーによって生成できる。このような電源設定命令については、図6を参照して後述する。
電源状態管理部120は、複数の電源プロキシサーバ200にプロキシモニタリング情報を要求し、該要求に対する応答を受信してクラスタシステムの電源状態に関するモニタリング情報を生成することができる。上述したように、電源状態管理部120はユーザの要求によってモニタリング情報を生成でき、又は所定時間毎にモニタリング情報を再生成できる。
データベース140は、クラスタシステムのモニタリング情報又はそれに関する履歴を保存することができ、このためにデータベース管理部130は電源状態管理部120で生成されたクラスタシステムのモニタリング情報をデータベース140に提供してデータベースを管理することができる。このようなデータベース140を管理するにおいて、データベース管理部130は所定時間毎に再生成されたクラスタシステムのモニタリング情報を電源状態管理部120から提供され得る。
ユーザインタフェース部150は、クラスタシステムのモニタリング情報をユーザに提供することができ、また、電源設定命令のためのユーザの入力を受けて電源設定管理部110に提供できる。このようなユーザインタフェース部150はウェブ環境に基づいたユーザインタフェースを提供することができ、これを用いてユーザはウェブ環境に基づいてクラスタシステムのモニタリング情報を確認するか、電源設定命令を行うことができる。
図4は、電源プロキシサーバの構成図である。
図4に示すように、電源プロキシサーバ200は、プロキシ電源設定管理部210、プロキシ電源状態管理部220及び管理ノード駆動部230を含むことができる。
プロキシ電源設定管理部210は、電源管理サーバ100から伝送された電源設定命令を受信し、該電源設定命令の対象となる特定ホストの管理ノード300に伝送することができる。この時、前述した特定ホストは電源プロキシサーバ200が管理するグループに属するホストである。このような電源設定命令を伝送するために、電源プロキシサーバ200は該電源プロキシサーバ200が管理するグループに対するホストに関する情報又は各ホストを管理する管理ノード300に関する情報を維持できる。
プロキシ電源状態管理部220は電源プロキシサーバ200が管理するグループの各管理ノード300に当該ホストの電源状態を要求し、該要求に対する応答を受信して上記グループに関するプロキシモニタリング情報を生成することができる。また、プロキシ電源状態管理部220は、電源管理サーバ100からプロキシモニタリング情報が要求されると、生成されたプロキシモニタリング情報を電源管理サーバ100に提供することができる。
この時、プロキシ電源状態管理部220は、所定時間毎に、電源プロキシサーバ200が管理するグループの各管理ノード300に当該ホストの電源状態を要求してプロキシモニタリング情報を再生成することができ、又は電源管理サーバ100の要求を受信してプロキシモニタリング情報を生成することもできる。またプロキシ電源状態管理部220はプロキシモニタリング情報を保存して、その履歴を管理することもできる。
管理ノード駆動部230はターンオフしているホスト又は該ホストを構成する装置をターンオンさせるように、該ホストの管理ノード300を制御することができる。また管理ノード駆動部230は電源管理サーバ100によって設定された時間毎にホストをターンオンさせるように該ホストの管理ノード300を制御することができる。又は電源管理サーバ100による要求によってターンオンさせるように該ホストの管理ノード300を制御することができる。
図5は、管理ノードの構成図である。
管理ノード300は、該管理ノード300が管理するホストの各装置に対して電源を管理することができ、また各装置の電源状態を確認してこれを電源プロキシサーバ200に提供することができる。
このために、図5に示すように、管理ノード300はクロック管理部311、ディスク管理部312、ディスプレイ管理部313、ホスト電源管理部314、ノード電源設定管理部310及びノード電源状態管理部320を含むことができる。
クロック管理部311は、電源設定命令に従って中央処理装置のクロックを制御して動作速度を変更させることができる。
これは、クロックに同期化して動作する中央処理装置の特性上、動作速度を下げると、中央処理装置の電力消耗が減少するためである。また、電力量は電圧の二乗に比例するため、電圧を下げると消耗電力量が減少することを利用したものである。このような中央処理装置の動作速度又は電圧を調整して中央処理装置で消耗される電力を減少させるために、クロック管理部311はDVS(Dynamic Voltage Scaling)技術を適用できる。
ディスク管理部312は、ハードディスクなどのディスク装置の電源を管理できる。例えば、ディスク管理部312はハードディスクをスリープモードに変更するように制御することができる。
ディスプレイ管理部313は、ディスプレイ装置の電源を管理することができ、このためにホストのディスプレイカードの出力を制御してディスプレイ装置の電源を管理できる。
ホスト電源管理部314は、ホスト端末の電源装置を管理できる。例えば、ホスト電源管理部314はホストをスリープモード又はハイバネーションモードなどに変更するように制御することができる。
ノード電源設定管理部310は、電源プロキシサーバ200から電源設定命令を受信し、受信した電源設定命令に従ってクロック管理部311、ディスク管理部312、ディスプレイ管理部313及びホスト電源管理部314のうち少なくとも一つを制御することができる。
即ち、ノード電源設定管理部310は電源設定命令に含まれたホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置、ホスト電源装置などに対する電源設定値をそれぞれクロック管理部311、ディスク管理部312、ディスプレイ管理部313、ホスト電源管理部314に提供して制御を行うことができる。
このような電源設定値は、管理ノード300の保存手段(例えば、メモリ等)に保存することができ、またホストのハードディスクにコピーを保存することができる。これは、システム誤動作などによりホストが再起動する場合に、ハードディスクに保存されたコピーを利用して管理ノード300が電源設定を行えるようにするためである。
前述したクロック管理部311、ディスク管理部312、ディスプレイ管理部313、ホスト電源管理部314及びノード電源設定管理部310は、各装置の電源を制御するためにACPI(Advanced Configuration and Power Interface)を適用することができる。
ACPIはインテル、マイクロソフト、東芝が共同開発した電力管理規格であって、コンピュータを構成する様々な装置に提供される電力量をそれぞれ調節でき、使用していない装置には電源を供給しないか、又は少量の電源を提供させることができる。このため、ACPIは各コンピュータを構成する装置に対して様々な電源状態を定義し、システム状態によって各部品の電源状態を変更できるインタフェースを提供する。オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムはACPIを用いて各部品で消耗される電力量を調節することができる。この時、各部品を低電力モードに変更させるタイミングと正常動作モードに変更させるタイミングとを決定するアルゴリズムは、オペレーティングシステム又はアプリケーションによって決定されるが、本実施の形態ではノード電源設定管理部310によって決定される。
ノード電源状態管理部320は、電源プロキシサーバ200の要求によって、ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つの電源状態を報告することができる。
さらに詳しく説明すると、ノード電源状態管理部320によって報告される各装置の電源状態に関する情報は、ノード状態情報、電源ポリシー情報、DVS情報、中央処理装置の動作速度情報、ディスク状態情報及びディスプレイ状態情報を含むことができる。
ノード状態情報は、ホストがオン状態又はオフ状態であるかに関する情報と、スリープモード又はハイバネーションモードであるかに関する情報と、を含むことができる。
電源ポリシー情報はホストの管理ノード300に適用された電源ポリシーについての情報である。電源ポリシーについては図6を参照して後述する。
DVS情報は、ホストの管理ノード300に適用されたDVSに関する情報であり、中央処理装置の動作速度情報は、ホスト中央処理装置の動作速度に関する状態情報である。
ディスク状態情報はディスクが動作中であるか、スリープ状態であるか、又はスタンバイ状態であるかに関する情報であり、ディスプレイ状態情報はディスプレイ装置がオン状態であるか、又はオフ状態であるかを示す情報である。
以下、図6を参照して電源設定命令について説明する。
図6は、電源設定命令の電源ポリシー及び電源スケジュールを示す図である。
図6に示すように、電源設定命令は電源ポリシーについての情報及び電源スケジュールについての情報を含んで構成されることができる。
電源ポリシーはパフォーマンスモード、節電(power saving)モード、ユーザ設定(custom)モードを備える。
パフォーマンスモードは、ホストが最大の性能を発揮するように設定するものであって、ホストに対して電源管理を行わない。例えば、パフォーマンスモードは中央処理装置が最大の性能を発揮するように定格電圧を設定し、ディスク、ディスプレイ、ホスト電源装置に対しては電源管理(即ち、節電モード)を行わないことで、ホストが最大の性能を発揮できるように設定することができる。
節電モードは中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置、ホスト電源装置に対してそれぞれ節電モードを設定することができる。
以下、各装置に対して設定できる節電モード情報、即ち電源設定値についてさらに詳しく説明する。
中央処理装置に対する節電モード情報として、DVSの使用有無、DVS管理者のタイプ、中央処理装置の動作周波数、上限しきい値及び下限しきい値を含むことができる。即ち、DVS管理者はパフォーマンス(performance)、オンデマンド(on−demand)、フィックスド(fixed)の種類を有することができ、DVS管理者をフィックスドに設定する場合、中央処理装置の動作周波数を設定できる。また、DVS管理者をオンデマンドに設定する場合、中央処理装置の動作周波数に対して上限及び下限しきい値を設定できる。このような中央処理装置に対する節電モード情報を用いて、クロック管理部311はホストの中央処理装置に対して電源管理を行うことができる。
ディスク装置に対する節電モード情報として、タイムアウトとスリープモードに関する情報を含むことができる。即ち、ハードディスクが指定された時間の間動作しなければ、ハードディスクをスタンバイモード又はスリープモードに切り替えるようにタイムアウト情報を設定することができ、また前述したタイムアウト時間後に切り替えるモード(例えば、スタンバイ又はスリープモード)を指定してスリープモード情報を設定することができる。このようなディスク装置に対する節電モード情報を用いて、ディスク管理部312はホストのディスクドライブに対して電源設定を行うことができる。
ディスプレイ装置に対する節電モード情報として、ディスプレイ装置が指定された時間の間使われない場合、電源を遮断するように設定するタイムアウト情報を含むことができる。このようなディスプレイ装置に対する節電モード情報を用いて、ディスプレイ管理部313はディスプレイ装置に対して電源設定を行うことができる。
ホスト電源装置に対する節電モード情報として、タイム情報、モード情報、およびシステムオン時間に関する情報を含むことができる。即ち、タイム情報はシステムがスリープモードに切り替わる時間を時単位、分単位などで指定することができ、モード情報はシステムが切り替わるモードがスリープモードであるかハイバネーションモードであるかを指定できる。また、システムオン時間情報はスリープ又はハイバネーションモードに切り替わったホストの電源をオンにする時間を時単位、分単位などで指定できる。このようなホスト電源装置に対する節電モード情報を用いて、ホスト電源管理部314はホスト電源装置に対して電源設定を行うことができる。
ユーザ設定モードはユーザが前述したホストの各装置(中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置)に対して電源設定の詳細値を自由に変更し入力して節電モードを設定させることができる。このようなユーザ設定モードは複数個設定されることもできる。
前述したパフォーマンスモード及び節電モードに対する電源設定値は、システムによって既設定された値であって、ユーザがその設定値を変更することはできない。
図6は、電源スケジュールの一例を示している。例示によると、00時から08時30分まではパフォーマンスモードポリシーを適用する。08時30分から11時30分までは節電モードポリシーを適用し、11時30分から15時までは第1ユーザ設定モードポリシーを適用する。以後、15時から20時30分まで再びパフォーマンスモードポリシーを用い、20時30分から24時までは第2ユーザ設定モードポリシーを適用する。
このように、電源スケジュールに関する情報はホストに適用される電源ポリシー情報を時間帯毎に、又は所定時間間隔毎に異なるように設定することができる。
以下、本発明の実施の形態による、遠隔電源管理方法について説明する。本実施の形態では電源プロキシサーバ200を基準に説明する。
遠隔電源管理のために、電源プロキシサーバ200は複数のホストの電源をそれぞれ管理する複数の管理ノードにホストの電源状態を要求することができ、該複数のホストの電源状態を受信してプロキシモニタリング情報を生成できる。
また、電源プロキシサーバ200は電源管理サーバ100からプロキシモニタリング情報の要求を受信した場合、生成されたプロキシモニタリング情報を伝送することができる。
また、電源プロキシサーバ200は電源管理サーバ100から特定ホストに対する電源設定命令を受信すると、上記特定ホストの管理ノード300に電源設定命令を伝送することができる。
この時、電源設定命令は、前述した特定ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つに対する装置電源設定値を含むことができる。
より具体的には、電源設定命令はパフォーマンスモード情報、節電モード情報、及びユーザ設定モード情報のうち少なくとも一つを含むことができる。この時、パフォーマンスモード情報は該特定ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置が最大の性能を発揮するように設定を指示することができる。節電モード情報は該特定ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つに対して節電モードの設定を指示することができ、ユーザ設定モード情報は中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つに対してユーザが設定した値によって節電モードを設定するように指示することができる。
以上、本発明について添付図面を参照して詳しく説明したが、これは例示したものに過ぎず、本発明の技術的な思想の範囲内で多様な変形と変更が可能であることは自明である。従って、本発明の保護範囲は、上述した実施の形態に限定されてはならず、上述した特許請求範囲の記載による範囲及びそれと均等な範囲を含んで決定されなければならない。
Claims (16)
- クラスタシステムを構成する複数のホストの電源をそれぞれ管理し、複数のグループに区分される複数の管理ノードと、
前記各グループを管理し、前記グループの前記各管理ノードの電源状態をモニタリングしてプロキシモニタリング情報を生成し、電源設定が要求される特定ホストの管理ノードに電源設定命令を伝送する電源プロキシサーバと、
前記各プロキシモニタリング情報を用いて前記複数のホストの電源状態をモニタリングし、前記電源設定命令を前記特定ホストの管理ノードが属するグループの電源プロキシサーバに伝送する電源管理サーバと、を含む遠隔電源管理システム。 - 前記電源設定命令は、
前記ホストが最大の性能を発揮するように設定を指示するパフォーマンスモード情報と、
前記ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つに対して第1節電モードの設定を指示する節電モード情報と、
ユーザによって第2節電モードが設定されるように指示するユーザ設定モード情報と、のうち少なくとも一つを含む請求項1に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源設定命令は、
各時間に対して前記パフォーマンスモード、前記節電モード及び前記ユーザ設定モードのうち何れか一つを設定するスケジュール情報をさらに含む請求項2に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源プロキシサーバは、
前記電源管理サーバから前記電源設定命令を受信して、前記特定ホストの管理ノードに伝送するプロキシ電源設定管理部と、
前記電源プロキシサーバが管理するグループの前記各管理ノードに前記ホストの電源状態を要求し、前記要求に対する応答を受信して前記グループに関する前記プロキシモニタリング情報を生成するプロキシ電源状態管理部と、を含む請求項1に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源プロキシサーバは、
所定時間毎に前記グループの前記各管理ノードに前記ホストの前記電源状態を要求して前記プロキシモニタリング情報を再生成する請求項4に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源プロキシサーバは、
ターンオフされたホストをターンオンさせるように前記管理ノードを制御する管理ノード駆動部をさらに含む請求項4に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記管理ノード駆動部は、
前記電源管理サーバによって設定された時間毎に、前記管理ノードをターンオンさせるように制御する請求項6に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源管理サーバは、
前記電源設定命令を設定して、前記特定ホストの管理ノードが属するグループの電源プロキシサーバに伝送する電源設定管理部と、
前記複数の電源プロキシサーバに前記プロキシモニタリング情報を要求し、前記要求に対する応答を受信して前記クラスタシステムのモニタリング情報を生成する電源状態管理部と、を含む請求項1に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源管理サーバは、
前記クラスタシステムのモニタリング情報をデータベースで管理するデータベース管理部をさらに含み、
前記データベース管理部は、所定時間毎に再生成された前記クラスタシステムのモニタリング情報を前記電源状態管理部から提供される請求項8に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記電源管理サーバは、
前記クラスタシステムのモニタリング情報をユーザに提供し、前記電源設定命令のためのユーザの入力を受けて前記電源設定管理部に提供するユーザインタフェース部をさらに含む請求項8に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記管理ノードは、
前記ホストの中央処理装置のクロックを制御して電源を管理するクロック管理部と、
前記ホストのディスク装置の電源を管理するディスク管理部と、
前記ホストのディスプレイ装置の電源を管理するディスプレイ管理部と、
前記ホストの電源装置を管理するホスト電源管理部と、のうち少なくとも一つと、
前記電源設定命令を受信し、前記受信した電源設定命令に従って前記クロック管理部、前記ディスク管理部、前記ディスプレイ管理部及び前記ホスト電源管理部のうち少なくとも一つを制御するノード電源設定管理部と、を含む請求項1に記載の遠隔電源管理システム。 - 前記管理ノードは、
前記電源プロキシサーバの要求によって前記中央処理装置、前記ディスク装置、前記ディスプレイ装置及び前記電源装置のうち少なくとも一つの電源状態を報告するノード電源状態管理部をさらに含む請求項11に記載の遠隔電源管理システム。 - 複数のホストの電源をそれぞれ管理する複数の管理ノードに前記ホストの電源状態を要求するステップと、
前記複数のホストの電源状態を受信してプロキシモニタリング情報を生成するステップと、
電源管理サーバからプロキシモニタリング情報を要求された場合、前記生成されたプロキシモニタリング情報を伝送するステップと、を含む電源プロキシサーバを用いた遠隔電源管理方法。 - 前記電源管理サーバから特定ホストに対する電源設定命令を受信すると、前記特定ホストの管理ノードに前記電源設定命令を伝送するステップをさらに含む電源プロキシサーバを用いた請求項13に記載の遠隔電源管理方法。
- 前記電源設定命令は、
前記特定ホストの中央処理装置、ディスク装置、ディスプレイ装置及びホスト電源装置のうち少なくとも一つに対する装置電源設定値を含む電源プロキシサーバを用いた請求項14に記載の遠隔電源管理方法。 - 前記電源設定命令は、
前記特定ホストの前記中央処理装置、前記ディスク装置、前記ディスプレイ装置及び前記ホスト電源装置に対して最大の性能を発揮するように設定を指示するパフォーマンスモード情報と、
前記特定ホストの前記中央処理装置、前記ディスク装置、前記ディスプレイ装置及び前記ホスト電源装置のうち少なくとも一つに対して第1節電モードの設定を指示する節電モード情報と、
ユーザによって第2節電モードが設定されるように指示するユーザ設定モード情報と、のうち少なくとも一つを含む電源プロキシサーバを用いた請求項15に記載の遠隔電源管理方法。
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