JP2001216119A - クライアント端末装置、画像形成装置、サーバ端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体 - Google Patents

クライアント端末装置、画像形成装置、サーバ端末装置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体

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JP2001216119A
JP2001216119A JP2000023138A JP2000023138A JP2001216119A JP 2001216119 A JP2001216119 A JP 2001216119A JP 2000023138 A JP2000023138 A JP 2000023138A JP 2000023138 A JP2000023138 A JP 2000023138A JP 2001216119 A JP2001216119 A JP 2001216119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続された複数個の画像形成
装置の使用状況をリアルタイムに管理できるようにす
る。 【解決手段】 ネットワークに接続された少なくとも1
つのサーバ端末装置と、1つまたは複数個のクライアン
ト端末装置と、1つまたは複数個の画像形成装置とで構
成された画像形成システムであって、上記クライアント
端末装置及び画像形成装置の電源状況情報を取得する通
信手段と、上記通信手段により取得した電源状況情報に
基づいて、上記画像形成装置の電源状態を切り替え制御
する電源状態制御手段とを上記サーバ端末装置が具備
し、上記画像形成装置の電源状態を上記サーバ端末装置
により制御することにより、上記ネットワークに接続さ
れた複数の画像形成装置に対して、OFF/ONの状況
を集中的に管理、制御できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント端末
装置、画像形成装置、サーバ端末装置、画像形成システ
ム、画像形成方法及び記憶媒体に関し、特に、ネットワ
ークに接続された複数の画像形成装置と各画像形成装置
を管理するコンピュータとで構成される画像形成システ
ム及びその管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からネットワークに接続されている
デバイスの電源を、ネットワーク経由で自動的にONま
たは、OFFする方式は広く知られている。また、ネッ
トワークに接続された複数の電源が入っている状態の画
像形成装置の状態情報を取得して、同一ネットワークに
接続されたコンピュータ上にて管理するネットワークユ
ーティリティソフトウェアも公知のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知の従来例では、ネットワーク上に接続された複数の画
像形成装置のOFF/ONの状況を集中的に管理、制御
するものではなかった。
【0004】このため、ネットワークに接続された全て
(または一部)の画像形成装置の電源情報を一斉に入手
することができず、各画像形成装置の使用状況をリアル
タイムに管理することはできない問題があった。
【0005】本発明は上述の問題点にかんがみ、ネット
ワークに接続された複数個の画像形成装置の使用状況を
リアルタイムに管理できるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成システ
ムは、ネットワークに接続された少なくとも1つのサー
バ端末装置と、1つまたは複数個のクライアント端末装
置と、1つまたは複数個の画像形成装置とで構成される
画像形成システムにおいて、上記クライアント端末装置
及び画像形成装置と通信を行い、上記クライアント端末
装置の上記ネットワークへのログイン状態情報、及び画
像形成装置の電源状況情報を取得する通信手段と、上記
通信手段により取得した電源状況情報に基づいて、上記
画像形成装置の電源状態を切り替え制御する電源状態制
御手段とを上記サーバ端末装置が具備し、上記通信手段
で得られた上記クライアント端末装置の上記ネットワー
クへのログイン状態情報に応じて、上記画像形成装置の
電源状態を上記サーバ端末装置により制御することを特
徴としている。また、本発明の他の特徴とするところ
は、上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信
を行った結果、上記1つまたは複数個のクライアント端
末装置のうち、少なくとも1つのクライアント端末装置
が上記ネットワークへのログインしている場合には、上
記画像形成装置のうちの1つまたは全部の電源状態を上
記電源状態制御手段によって変化させることを特徴とし
ている。また、本発明のその他の特徴とするところは、
上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信を行
った結果、上記クライアント端末装置が何れも上記ネッ
トワークへのログインしていない場合には、上記画像形
成装置の全部の電源状態を上記電源状態制御手段によっ
て変化させることを特徴としている。また、本発明のそ
の他の特徴とするところは、上記通信手段で得られた上
記クライアント端末装置の上記ネットワークへのログイ
ン状態情報において、予め決められた所定数以上のクラ
イアント端末装置が上記ネットワークへのログインして
いるときに、上記画像形成装置のうちの一部または全部
の電源状態を上記電源状態制御手段によって変化させる
ことを特徴としている。また、本発明のその他の特徴と
するところは、上記通信手段で得られた上記クライアン
ト端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報に
おいて、予め決められた所定数以上のクライアント端末
装置が上記ネットワークへのログインしていない場合に
は、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状
態を上記電源状態制御手段によって変化させることを特
徴としている。また、本発明のその他の特徴とするとこ
ろは、上記ネットワークに接続している上記クライアン
ト端末装置及び上記画像形成装置の数を所定時間毎に管
理する接続装置数管理手段を具備し、上記接続装置数管
理手段の管理結果に基づいて、上記画像形成装置のうち
の一部または全部の電源状態を上記電源状態制御手段に
よって変化させることを特徴としている。また、本発明
のその他の特徴とするところは、ネットワークに接続さ
れた1つまたは複数個のクライアント端末装置と、1つ
または複数個の画像形成装置とで構成される画像形成グ
ループと、上記ネットワークに接続された少なくとも1
つのサーバ端末装置とで構成される画像形成システムに
おいて、上記グループ内のクライアント端末装置と画像
形成装置のそれぞれと通信する通信手段と、上記グルー
プ内の画像形成装置の電源状態を切り替える電源状態制
御手段とを上記サーバ端末装置が有し、上記通信手段で
得られた上記クライアント端末装置の上記ネットワーク
へのログイン状態情報に応じて、上記画像形成装置の電
源状態を上記電源状態制御手段により、上記画像形成グ
ループ単位で制御することを特徴としている。また、本
発明のその他の特徴とするところは、上記1つまたは複
数個のクライアント端末装置のうち、少なくとも1つの
クライアント端末装置が上記ネットワークへのログイン
している場合には、上記画像形成装置のうちの1つまた
は全部の電源状態を上記電源状態制御手段によりグルー
プ単位で変化させることを特徴としている。また、本発
明のその他の特徴とするところは、上記1つまたは複数
個のクライアント端末装置のうち、どのクライアント端
末装置も上記ネットワークへのログインしていない場合
には、上記画像形成装置の全部の電源状態を上記電源状
態制御手段によりグループ単位で変化させることを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置
の上記ネットワークへのログイン状態情報において、予
め決められた所定数以上のクライアント端末装置が上記
ネットワークへのログインしているときに、上記画像形
成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電源状
態制御手段によりグループ単位で変化させることを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置
の上記ネットワークへのログイン状態情報において、予
め決められた所定数以上のクライアント端末装置が上記
ネットワークへのログインしていなかったときに、上記
画像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記
電源状態制御手段によりグループ単位で変化させること
を特徴としている。また、本発明のその他の特徴とする
ところは、上記ネットワークに接続している上記クライ
アント端末装置及び上記画像形成装置の数を所定時間毎
に管理する接続装置数管理手段を具備し、上記接続装置
数管理手段の管理結果に基づいて、上記画像形成装置の
うちの一部または全部の電源状態を上記電源状態制御手
段により上記画像形成グループ単位で変化させることを
特徴としている。
【0007】本発明のサーバ端末装置は、1つまたは複
数個のクライアント端末装置と、1つまたは複数個の画
像形成装置とが接続されているネットワークに接続され
て使用されるサーバ端末装置において、上記クライアン
ト端末装置及び画像形成装置と通信を行い、上記クライ
アント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情
報、及び画像形成装置の電源状況情報を取得する通信手
段と、上記通信手段により取得した電源状況情報に基づ
いて、上記画像形成装置の電源状態を切り替え制御する
電源状態制御手段とを具備することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記電源状態
制御手段は、上記クライアント端末装置及び画像形成装
置と通信を行った結果、上記1つまたは複数個のクライ
アント端末装置のうち、少なくとも1つのクライアント
端末装置が上記ネットワークへのログインしている場合
には、上記画像形成装置のうちの1つまたは全部の電源
状態を変化させることを特徴としている。また、本発明
のその他の特徴とするところは、上記電源状態制御手段
は、上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信
を行った結果において、上記クライアント端末装置の何
れも上記ネットワークへのログインしていない場合に
は、上記画像形成装置の全部の電源状態を変化させるこ
とを特徴としている。また、本発明のその他の特徴とす
るところは、上記電源状態制御手段は、上記クライアン
ト端末装置及び画像形成装置と通信を行った結果におい
て、予め決められた所定数以上のクライアント端末装置
が上記ネットワークへのログインしているときに、上記
画像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を変化
させることを特徴としている。また、本発明のその他の
特徴とするところは、上記電源状態制御手段は、上記ク
ライアント端末装置及び画像形成装置と通信を行った結
果において、予め決められた所定数以上のクライアント
端末装置が上記ネットワークへのログインしていない場
合には、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電
源状態を変化させることを特徴としている。また、本発
明のその他の特徴とするところは、上記ネットワークに
接続している上記クライアント端末装置及び画像形成装
置の数を所定時間毎に管理する接続装置数管理手段を具
備し、上記電源状態制御手段は、上記接続装置数管理手
段の管理結果に基づいて、上記画像形成装置のうちの一
部または全部の電源状態を変化させることを特徴として
いる。また、本発明のその他の特徴とするところは、1
つまたは複数個のクライアント端末装置と、1つまたは
複数個の画像形成装置とで構成される画像形成グループ
が接続されたネットワークに接続されて使用されるサー
バ端末装置において、上記画像形成グループ内のクライ
アント端末装置と画像形成装置のそれぞれと通信する通
信手段と、上記グループ内の画像形成装置の電源状態を
切り替える電源状態制御手段とを具備し、上記電源状態
制御手段は、上記通信手段で得られた上記クライアント
端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報に応
じて、上記画像形成グループ単位で上記画像形成装置の
電源状態を制御することを特徴としている。また、本発
明のその他の特徴とするところは、上記1つまたは複数
個のクライアント端末装置のうち、少なくとも1つのク
ライアント端末装置が上記ネットワークへのログインし
ている場合には、上記画像形成装置のうちの1つまたは
全部の電源状態を上記電源状態制御手段によりグループ
単位で変化させることを特徴としている。また、本発明
のその他の特徴とするところは、上記1つまたは複数個
のクライアント端末装置のうち、どのクライアント端末
装置も上記ネットワークへのログインしていない場合に
は、上記画像形成装置の全部の電源状態を上記電源状態
制御手段によりグループ単位で変化させることを特徴と
している。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置
の上記ネットワークへのログイン状態情報において、予
め決められた所定数以上のクライアント端末装置が上記
ネットワークへのログインしているときに、上記画像形
成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電源状
態制御手段によりグループ単位で変化させることを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置
の上記ネットワークへのログイン状態情報において、予
め決められた所定数以上のクライアント端末装置が上記
ネットワークへのログインしていなかったときに、上記
画像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記
電源状態制御手段によりグループ単位で変化させること
を特徴としている。また、本発明のその他の特徴とする
ところは、上記ネットワークに接続している上記クライ
アント端末装置及び上記画像形成装置の数を所定時間毎
に管理する接続装置数管理手段を具備し、上記接続装置
数管理手段の管理結果に基づいて、上記画像形成装置の
うちの一部または全部の電源状態を上記電源状態制御手
段により上記画像形成グループ単位で変化させることを
特徴としている。
【0008】本発明の画像形成装置は、ネットワークに
接続されて使用される画像形成装置において、上記ネッ
トワークに接続されている端末装置と通信する通信手段
と、上記通信手段を介して入力された制御情報に基づい
て電源状態を変更させる電源状態変更手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0009】本発明のクライアント端末装置は、複数個
の画像形成装置及びサーバ端末装置が接続されているネ
ットワークに接続されて使用されるクライアント端末装
置において、上記ネットワークを介して上記複数個の画
像形成装置及びサーバ端末装置と通信を行って、各画像
形成装置における電源状況情報を取得する通信手段と、
上記通信手段によって得られた上記複数の画像形成装置
の電源状況情報を表示する表示手段とを具備することを
特徴としている。
【0010】本発明の画像形成方法は、ネットワークに
接続された少なくとも1つのサーバ端末装置と、1つま
たは複数個のクライアント端末装置と、1つまたは複数
個の画像形成装置とで構成される画像形成システムの制
御方法において、上記クライアント端末装置及び画像形
成装置と通信を行い、上記クライアント端末装置の上記
ネットワークへのログイン状態情報、及び画像形成装置
の電源状況情報を取得する第1の処理と、上記第1の処
理により取得した情報に基づいて、上記画像形成装置の
電源状態を切り替え制御する第2の処理とを行うことを
特徴としている。また、本発明の他の特徴とするところ
は、上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置
の上記ネットワークへのログイン状態情報において、予
め決められた所定数以上のクライアント端末装置が上記
ネットワークへのログインしていない場合には、上記画
像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電
源状態制御手段によって変化させる処理を行うことを特
徴としている。
【0011】本発明の記憶媒体は、上記各手段を構成す
るプログラムをコンピュータから読み出し可能に記憶し
たことを特徴としている。また、本発明の他の特徴とす
るところは、上記画像形成方法を実行する手順のプログ
ラムをコンピュータから読み出し可能に記憶したことを
特徴としている。
【0012】本発明は上記技術手段を有するので、ネッ
トワークに接続された複数の画像形成装置における電源
のOFF/ONの状況を集中的に管理、制御することが
可能となり、使用状態に応じて各画像形成装置の電源状
況をOFF/ON制御すること、あるいは、ログオン中
のユーザ数や周辺の端末装置の状況に応じて、所定の画
像形成装置を優先的に立ち上げたり、立ち上げる画像形
成装置の数を制限したりするなどの集中管理が可能とな
り、これにより、ネットワーク全体での省エネルギー化
が可能な画像形成システムを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
のクライアント端末装置、画像形成装置、サーバ端末装
置、画像形成システム、画像形成方法及び記憶媒体に係
る実施形態を詳細に説明する。 [第1の実施形態] <システムの概要>図1は、第1の実施形態における画
像形成システムの構成を示す外観図である。図1におい
て、101はネットワークであり、複数のネットワーク
機器がネットワーク101を介して接続されている。
【0014】102は、ネットワーク101に接続され
たコンピュータであり、サーバ端末装置として動作する
ものである。
【0015】103は、ネットワーク101に接続され
たコンピュータであり、上記クライアント103は、図
1の103a〜103bに示すように同一のネットワー
ク上にいくつか接続されているが、ここでは代表してク
ライアント103のみを表記する。このクライアント1
03はクライアント端末装置として動作するものであ
る。
【0016】各クライアント端末装置は、ネットワーク
101の管理サーバに対して所定のログイン手続きを実
行することによりネットワーク101にログインし、ネ
ットワーク101上の各種共有リソースを利用すること
が可能な状態となる。
【0017】また、上記管理サーバに対して所定のログ
アウト手続きを実行することによりネットワーク101
からログアウトし、ネットワーク101上の共有リソー
スを利用することができない状態となる。本実施形態で
は、サーバ端末装置102が上記管理サーバを兼ねるも
のとする。
【0018】104は、ネットワーク101に接続され
たネットワーク機器であり、MFP(Multi Function P
eripheral)と呼ばれる多目的な画像形成装置であり、画
像形成端末装置として動作する。上記画像形成装置は、
クライアント端末装置と同様に、同一ネットワーク10
1上にいくつか接続されており、図1の104a,10
4b,104c,…を代表して104と表記する。ま
た、このネットワーク101上には、不図示のプリンタ
やFAXなどのような、他のネットワーク機器が接続さ
れてもよい。
【0019】ここで、コンピュータ102(または10
3)上では、いわゆるDTP(DeskTop Publishing)の
アプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書や
図形が作成或いは編集される。そして、上記作成或いは
編集された各種文書や図形がPDL言語(Page Descrip
tion Language:ページ記述言語)に変換され、ネットワ
ーク101を経由してMFP104に送出されて出力さ
れる。
【0020】一方、MFP104は、コンピュータ10
2(または103)側とネットワーク101を介して情
報交換できる通信インターフェイスを有しており、MF
P104の情報や状態をコンピュータ102(または1
03)側に逐次知らせるように構成されている。
【0021】更に、コンピュータ102(または10
3)側では、それらの情報を受けて動作するユーティリ
ティソフトウェアを持っており、MFP104(104
a,104b,104c,…)は、このコンピュータ1
02(または103)の下で一元管理される。
【0022】<MFP104>次に、MFP104の構
成について説明する。図2は、MFP104の構成を示
すブロック図である。図示するように、MFP104は
画像の読み取りを行うスキャナ部201と、読み取られ
た画像データを画像処理するスキャナIP部202と、
ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像
の送受信を行うFAX部203と、ネットワークを利用
して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Netw
ork Interface Card)部204と、NIC部204を介
してコンピュータから送られてきたページ記述言語(P
DL)をビットマップイメージに展開するPDL部20
5と、MFP104の使い方に応じて画像信号を一時保
存したり、経路を決定するコア部206と、コア部20
6から出力された画像データに画像処理を施すプリンタ
IP部207を経由し、パルス幅変調(PWM)を行うP
WM部208と、画像形成を行うプリンタ部209と、
用紙の出力仕上げの処理を行うフィニッシャ部210と
を有する。
【0023】<スキャナ部201>次に、スキャナ部2
01の構成及び動作について説明する。図3は、スキャ
ナ部201の構成を示す図である。
【0024】まず、複写機としての原稿の複写におい
て、原稿台ガラス301に読み取られるべき原稿302
が置かれる。原稿302は、照明303により照射さ
れ、ミラー304,305,306を経て光学系307
により、CCD308上に像が結ばれる。更に、モータ
309により、ミラー304、照明303を含む第1ミ
ラーユニット310が図中の矢印方向に速度vで機械的
に駆動され、ミラー305、306を含む第2ミラーユ
ニット311が図中の矢印方向に速度1/2vで駆動さ
れ、原稿302の全面が走査される。
【0025】<スキャナIP部202>次に、スキャナ
IP部202について説明する。図4(a)及び(b)
は、スキャナIP部202の構成を示すブロック図であ
り、図4(a)はカラースキャナ用、図4(b)はモノ
クロスキャナ用のものである。
【0026】図4(a)に示すように、カラースキャナ
の場合は、入力された光学的信号は、CCDセンサ30
8により電気信号に変換される。このCCDセンサ30
8は、RGBラインのカラーセンサであり、RGBそれ
ぞれの画像信号としてA/D変換部401に入力され
る。
【0027】ここで、ゲイン調整、オフセット調整され
た後、A/Dコンバータで各色信号毎に8bitのディ
ジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。その
後、シェーディング補正回路402で色毎に基準白色板
の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施
される。更に、CCDセンサ308の各色ラインセンサ
は、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラ
インディレイ調整回路(ライン補間部)403により副
走査方向の空間的ずれが補正される。
【0028】次に、入力マスキング部404は、CCD
センサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる
読取色空間をNTSCの標準色空間に変換するものであ
り、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペ
クトル特性等を含む諸特性を考慮した装置固有の定数を
用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された輝
度信号(R0,G0,B0)を標準的な輝度信号(R,
G,B)に変換する。
【0029】更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)
405は、ルックアップテーブル(LUT)により構成
され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号
になるように変換される。
【0030】一方、モノクロスキャナの場合には、CC
D308、A/D変換部401、シェーディング部40
2のみを経由して、コア部206に画像信号が送られ
る。
【0031】<FAX部203>次に、FAX部203
について説明する。図5は、FAX部203の構成を示
すブロック図である。
【0032】まず、受信時には、電話回線から送られて
きたデータをNCU部501で受け取り電圧の変換を行
い、モデム部502内の復調部504でA/D変換及び
復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展
開する。
【0033】一般に、FAXでの圧縮伸張にはランレン
グス法などが用いられるが、公知であるためここではそ
の説明を割愛する。ラスタデータに変換された画像は、
メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラ
ーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
【0034】次に、送信時には、コア部206より転送
されたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部50
5でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502
内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った
後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
【0035】<NIC部204>次に、NIC部204
の構成について説明する。図6は、NIC部204及び
PDL部205の構成を示すブロック図である。
【0036】NIC部204は、図1に示したネットワ
ーク101に対するインターフェイス機能を提供するも
のであり、例えば100Base-TXなどのイーサネット
(Ethernet)ケーブルなどを利用して外部からの情報を
入手したり、外部へ情報を流したりする役割を果たして
いる。
【0037】イーサネットは、LANの伝送路に関する規
格であり、IEEE 802.3標準の伝送速度10Mbpsの規格と
ほぼ同義であり(登録商標でもある)、コンピュータ同
士をどのようなケーブルを使って結び、どのような信号
で、どうやり取りするかなどを決めているものである。
【0038】外部より情報を入手する場合は、まず、ト
ランス部601で電圧が変換され、LANコントローラ
部602へ送られる。LANコントローラ部602は、
その内部に第1のバッファメモリ(不図示)を備えてお
り、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2
のバッファメモリ(不図示)に送出後、PDL部205
へ信号を出力する。
【0039】次に、外部に情報を提供する場合には、P
DL部205より送られてきたデータにLANコントロ
ーラ部602で必要な情報が付加され、トランス部60
1を経由してネットワークに転送される。
【0040】<PDL部205>次に、図6を用いてP
DL部205について説明する。
【0041】コンピュータ上で動作するアプリケーショ
ンソフトウェアによって作成された画像データは、文
書、図形、写真等の各データから構成されており、それ
ぞれ文字コード、図形コード及びラスタ画像データなど
による画像記述の要素の組み合わせから成っている。
【0042】これが、いわゆる、PDL(Page Descrip
tion Language:ページ記述言語)であり、Adobe社
のPostScript(登録商標)言語に代表されるものであ
る。このページ記述言語は、テキストとグラフィックス
の両方に対応し、プリンタなどの解像度に関係なく文字
やグラフィックス、画像などを高品位で出力できる利点
を有しており、DTPで利用するアプリケーションソフト
やプリンタ、高解像度のイメージセッターに採用され、
事実上の業界標準となっている。
【0043】ここで、PDL部205は上述のPDLデ
ータからラスタ画像データへの変換処理を表す部分であ
り、NIC部204から送られてきたPDLデータがC
PU603を経由して、一旦ハードディスク(HDD)
のような大容量メモリ604に格納され、ここでジョブ
毎に管理、保存される。
【0044】次に、CPU603は必要に応じてRIP
(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処
理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開す
る。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色
成分毎にDRAMなどの高速にアクセス可能なメモリ6
05にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部2
08の状況に合わせて再びCPU603からコア部20
6へ送られる。
【0045】<コア部206>次に、コア部206につ
いて説明する。図7は、コア部206の構成を示すブロ
ック図である。
【0046】図7に示すように、コア部206内のバス
セレクタ部701は、MFP104の利用における、い
わば交通整理の役割を担っている。すなわち、スタンド
アローンとしての複写機能、ネットワークスキャン、ネ
ットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、或いは
ディスプレイ表示など、MFP104における各種機能
に応じてバスの切り替えを行うものである。
【0047】具体的に詳述するならば、以下のような機
能が考えられる。 ・スタンドアローン複写:スキャナ201→コア206
→プリンタ208 ・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206
→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア206
→プリンタ208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206
→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206
→プリンタ208
【0048】次に、バスセレクタ部701から出力され
た画像データは、圧縮部702、ハードディスク(HD
D)などの大容量メモリからなるメモリ部703及び、
伸張部704を通ってプリンタ部208またはディスプ
レイ部210へ送られる。ここで用いられる圧縮方式
は、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的なものを用
いればよい。
【0049】次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎
に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイル
サイズなどの付加データと一緒に格納される。更に、ジ
ョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納
すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることが
できる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプ
リントアウト(HDDからの読み出し)ができない親展
機能である。
【0050】また、格納されているそれぞれのジョブに
対して、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合に
は、パスワードの認証を行った後、HDDより呼び出
し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ
部207に送られる。
【0051】次に、図8(a)においてカラープリンタ
IP部を説明する。出力マスキング/UCR回路部72
1は、M1,C1,Y1信号を画像形成装置のトナー色
であるY,M,C,K信号にマトリクス演算を用いて変
換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれた
RGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号をト
ナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補
正して出力する。
【0052】そして、ガンマ補正部722にてトナーの
色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)
を使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換
され、空間フィルタ723ではシャープネスまたはスム
ージングが施された後、画像信号はPWM部208へと
送られる。
【0053】同様に、図8(b)は、モノクロプリンタ
IP部であり、ガンマ補正部722、空間フィルタ72
3を通過した後、二値化回路724で公知のディザ法や
誤差拡散法、濃度保存法などが利用され、PWM部20
8に送られる。
【0054】<PWM部208>次に、PWM部208
について説明する。図9は、PWM部208の構成及び
パルス幅変調(PWM)を示す図である。
【0055】まず、コア部206を出たイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色に色分解された画像データはそれぞれのプ
リンタIP部207及び、PWM部208を通ってそれ
ぞれ画像形成される。
【0056】図9の(a)において、801は三角波発
生部であり、三角波を発生させる。802はD/A変換
部であり、入力されたディジタル画像信号をアナログ信
号に変換するものである。803はコンパレータであ
り、図示するように三角波811と画像信号812とを
比較し、PWM信号813を出力する。804はレーザ
駆動部であり、コンパレータ803からのPWM信号8
13に従ってCMYKそれぞれのレーザのON/OFF
を制御する。805はCMYKそれぞれの半導体レーザ
であり、レーザビームを照射する。
【0057】そして、後述するポリゴンスキャナ913
で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感
光ドラム917,921,925,929に照射され
る。
【0058】<カラープリンタ部209>次に、カラー
プリンタ部209について説明する。図10は、プリン
タ部209の構造を示す側断面図である。
【0059】図10において、913はポリンゴンミラ
ーであり、4つの半導体レーザ805より発光された4
本のレーザ光(CMYK)を受ける。その内のイエロー
(Y)はミラー914,915,916を経て感光ドラ
ム917を走査する。次のマゼンタ(M)はミラー91
8,919,920を経て感光ドラム921を走査し、
次のシアン(C)はミラー922,923,924を経
て感光ドラム925を走査し、次のブラック(K)はミ
ラー926,927,928を経て感光ドラム929を
走査する。
【0060】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム9
17上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼン
タ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に
従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成
する。
【0061】また、932はシアン(C)のトナーを供
給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム92
5上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック
(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従
い、感光ドラム929上にブラックのトナー像を形成す
る。以上、4色(Y,M,C,K)のトナー像が用紙に
転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0062】用紙カセット934,935及び手差しト
レイ936の何れかより給紙された用紙は、レジストロ
ーラ937を経て転写ベルト938上に吸着され、搬送
される。また、給紙のタイミングと同期がとられて、予
め感光ドラム917,921,925,929には各色
のトナーが現像されており、用紙の搬送とともにトナー
が用紙に転写される。
【0063】各色のトナーが転写された用紙は、分離さ
れ、搬送ベルト939により搬送され、定着器940に
よってトナーが用紙に定着される。
【0064】なお、4つの感光ドラム917,921,
925,929は、距離dをおいて、等間隔に配置され
ており、また、搬送ベルト939により、用紙は一定速
度vで搬送されており、このタイミング同期がなされ
て、4つの半導体レーザ805は駆動される。
【0065】<モノクロプリンタ部209>図11に、
モノクロプリンタ部の概観図を示す。図11において、
1013はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ80
5より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光は反射ミ
ラー1014、1015、1016を経て感光ドラム1017を走査す
る。一方、1030は黒色のトナーを供給する現像器であ
り、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形
成し、トナー像がシートに転写され、出力画像を得るこ
とができる。
【0066】シートカセット1034、1035及び、手差しト
レイ1036のいずれかより給紙されたシートは、レジスト
ローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着され、搬送
される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光
ドラム1017にはトナーが現像されており、シートの搬送
とともに、トナーがシートに転写される。トナーが転写
されたシートは分離され、定着器1040によって、トナー
がシートに定着される。
【0067】定着器1040を抜けたシートは、フラッパ10
50により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ
1050を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これ
によりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順に
プリントしたときに正しいページ順となる。
【0068】<フィニッシャ部210>次に、フィニッ
シャ部210について説明する。図12は、フィニッシ
ャ部210の構造を示す側断面図である。
【0069】プリンタ部208の定着部940を出た用
紙は、フィニッシャ部209に入力される。図12に示
すように、フィニッシャ部209には、サンプルトレイ
1101及びスタックトレイ1102が設けられてお
り、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じて切り
替えられ、用紙が排出される。
【0070】また、ソート方式には、複数のビンを有し
各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述する電子ソ
ート機能とビン(またはトレイ)を奥手前方向にシフト
させて各ジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソート
方式とがあり、並べ替え(ソーティング:Sorting)を行
うことができる。
【0071】ここで、電子ソート機能はコレートと呼ば
れ、上述のコア部206で説明した大容量メモリを持っ
ていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリ
ングしたページ順と排出順を変更する、いわゆる、コレ
ート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポ
ートできる。
【0072】また、上述のソーティングがジョブ毎に振
り分けるのに対し、ページ毎に種別するグループ機能も
有する。更に、スタックトレイ1102に排出する場合
には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄えてお
き、排出する直前にステープラ1105にてバインドす
ることも可能である。
【0073】その他、上述の2つのトレイに至るまで
に、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイ
ル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー1
106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を
行う。また、インサータ1103は、中差し機能を行う
ために用いられ、ここのトレー1110に中差し用の用
紙を入れることができ、入れられた用紙は搬送ローラー
によって搬送される。更に、サドルステッチャ1107
は、ブックレット形式に紙を2つ折りにし、その真ん中
をバインドするために使用する。この場合、ブックレッ
トトレイ1108に排出される。
【0074】<ネットワーク>図1のネットワーク10
1は、実際には図13において、101a,101b,
101cに示すように、複数のルータ1201〜120
4を介して相互に接続されて第1のLAN(Local Area
Network)1206を構成し、ネットワーク101dが
接続されているルータ1205と接続されて第2のLA
N1207を構成し、第1のLAN1206と第2のL
AN1207とは専用回線1208を介して相互に接続
されている。
【0075】このような接続形態を有するネットワーク
101においては、図14に示すように、例えば、送信
元デバイス1320a(デバイスA)のデータ1321
が画像データ、PDLデータ或いはプログラムデータの
如何を問わず、上記データ1321を受信先デバイス1
320b(デバイスB)に転送する場合、まず、データ
1321を細分化して分割群データ1322を取得す
る。
【0076】次いで、個々の分割データ1323、13
24、1326に対し、ヘッダ1325に送り先アドレ
ス(TCP/IPプロトコルを利用した場合は、送り先の
IPアドレス)などを付加し、パケット1327〜13
30として順次ネットワーク101上に送って行く。そ
して、デバイス1320bのアドレスとパケット133
0のヘッダ1331とが一致するとデータ1332は分
離され、データ1333〜1336に示すように、デバ
イス1320aでのデータ状態に再生されて行く。
【0077】<ネットワークユーティリティソフトウェ
アの説明>ここで、図1に戻り、クライアント103上
にて動作するユーティリティソフトウェアについて説明
する。
【0078】MFP104内のネットワークインターフ
ェイス部(NIC部204+PDL部205)にはMI
B(Management Information Base)と呼ばれる標準化さ
れたデータベースが構築されており、SNMP(Simple
Network Management Protocol)というネットワーク管
理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと
通信し、MFP104をはじめとして、ネットワーク上
に接続されたプリンタやFAXなどの管理が可能であ
る。
【0079】一方、コンピュータ102(または10
3)には、ユーティリティソフトウェアと呼ばれるソフ
トウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介
して上述のSNMPの利用によりMIBを使って必要な
情報交換が可能となる。以下、図面を参照しながら本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 [第1の実施形態] <システムの概要>図1は、第1の実施形態におけるシ
ステムの構成を示す外観図である。図1において、10
1はネットワークであり、複数のネットワーク機器がネ
ットワーク101を介して接続されている。
【0080】102は、ネットワーク101に接続され
たコンピュータであり、サーバ端末装置として動作する
ものである。
【0081】103は、ネットワーク101に接続され
たコンピュータであり、上記クライアント103は、図
1の103a〜103bに示すように同一のネットワー
ク上にいくつか接続されているが、ここでは代表してク
ライアント103のみを表記する。このクライアント1
03はクライアント端末装置として動作するものであ
る。
【0082】104は、ネットワーク101に接続され
たネットワーク機器であり、MFP(Multi Function P
eripheral)と呼ばれる多目的な画像形成装置であり、画
像形成端末装置として動作する。上記画像形成装置は、
クライアント端末装置と同様に、同一ネットワーク10
1上にいくつか接続されており、図1の104a,10
4b,104c,…を代表して104と表記する。ま
た、このネットワーク101上には、不図示のプリンタ
やFAXなどのような、他のネットワーク機器が接続さ
れてもよい。
【0083】ここで、コンピュータ102(または10
3)上では、いわゆるDTP(DeskTop Publishing)の
アプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書や
図形が作成或いは編集される。そして、上記作成或いは
編集された各種文書や図形がPDL言語(Page Descrip
tion Language:ページ記述言語)に変換され、ネットワ
ーク101を経由してMFP104に送出されて出力さ
れる。
【0084】一方、MFP104は、コンピュータ10
2(または103)側とネットワーク101を介して情
報交換できる通信インターフェイスを有しており、MF
P104の情報や状態をコンピュータ102(または1
03)側に逐次知らせるように構成されている。
【0085】更に、コンピュータ102(または10
3)側では、それらの情報を受けて動作するユーティリ
ティソフトウェアを持っており、MFP104(104
a,104b,104c,…)は、このコンピュータ1
02(または103)の下で一元管理される。
【0086】<MFP104>次に、MFP104の構
成について説明する。図2は、MFP104の構成を示
すブロック図である。図示するように、MFP104は
画像の読み取りを行うスキャナ部201と、読み取られ
た画像データを画像処理するスキャナIP部202と、
ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像
の送受信を行うFAX部203と、ネットワークを利用
して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Netw
ork Interface Card)部204と、NIC部204を介
してコンピュータから送られてきたページ記述言語(P
DL)をビットマップイメージに展開するPDL部20
5と、MFP104の使い方に応じて画像信号を一時保
存したり、経路を決定するコア部206と、コア部20
6から出力された画像データに画像処理を施すプリンタ
IP部207を経由し、パルス幅変調(PWM)を行うP
WM部208と、画像形成を行うプリンタ部209と、
用紙の出力仕上げの処理を行うフィニッシャ部210と
を有する。
【0087】<スキャナ部201>次に、スキャナ部2
01の構成及び動作について説明する。図3は、スキャ
ナ部201の構成を示す図である。
【0088】まず、複写機としての原稿の複写におい
て、原稿台ガラス301に読み取られるべき原稿302
が置かれる。原稿302は、照明303により照射さ
れ、ミラー304,305,306を経て光学系307
により、CCD308上に像が結ばれる。更に、モータ
309により、ミラー304、照明303を含む第1ミ
ラーユニット310が図中の矢印方向に速度vで機械的
に駆動され、ミラー305、306を含む第2ミラーユ
ニット311が図中の矢印方向に速度1/2vで駆動さ
れ、原稿302の全面が走査される。
【0089】<スキャナIP部202>次に、スキャナ
IP部202について説明する。図4(a)及び(b)
は、スキャナIP部202の構成を示すブロック図であ
り、図4(a)はカラースキャナ用、図4(b)はモノ
クロスキャナ用のものである。
【0090】図4(a)に示すように、カラースキャナ
の場合は、入力された光学的信号は、CCDセンサ30
8により電気信号に変換される。このCCDセンサ30
8は、RGBラインのカラーセンサであり、RGBそれ
ぞれの画像信号としてA/D変換部401に入力され
る。
【0091】ここで、ゲイン調整、オフセット調整され
た後、A/Dコンバータで各色信号毎に8bitのディ
ジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。その
後、シェーディング補正回路402で色毎に基準白色板
の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施
される。更に、CCDセンサ308の各色ラインセンサ
は、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ラ
インディレイ調整回路(ライン補間部)403により副
走査方向の空間的ずれが補正される。
【0092】次に、入力マスキング部404は、CCD
センサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる
読取色空間をNTSCの標準色空間に変換するものであ
り、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペ
クトル特性等を含む諸特性を考慮した装置固有の定数を
用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された輝
度信号(R0,G0,B0)を標準的な輝度信号(R,
G,B)に変換する。
【0093】更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)
405は、ルックアップテーブル(LUT)により構成
され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号
になるように変換される。
【0094】一方、モノクロスキャナの場合には、CC
D308、A/D変換部401、シェーディング部40
2のみを経由して、コア部206に画像信号が送られ
る。
【0095】<FAX部203>次に、FAX部203
について説明する。図5は、FAX部203の構成を示
すブロック図である。
【0096】まず、受信時には、電話回線から送られて
きたデータをNCU部501で受け取り電圧の変換を行
い、モデム部502内の復調部504でA/D変換及び
復調操作を行った後、伸張部506でラスタデータに展
開する。
【0097】一般に、FAXでの圧縮伸張にはランレン
グス法などが用いられるが、公知であるためここではそ
の説明を割愛する。ラスタデータに変換された画像は、
メモリ部507に一時保管され、画像データに転送エラ
ーがないことを確認後、コア部206へ送られる。
【0098】次に、送信時には、コア部206より転送
されたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部50
5でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部502
内の変調部503にてD/A変換及び変調操作を行った
後、NCU部501を介して電話回線へと送られる。
【0099】<NIC部204>次に、NIC部204
の構成について説明する。図6は、NIC部204及び
PDL部205の構成を示すブロック図である。
【0100】NIC部204は、図1に示したネットワ
ーク101に対するインターフェイス機能を提供するも
のであり、例えば100Base-TXなどのイーサネット
(Ethernet)ケーブルなどを利用して外部からの情報を
入手したり、外部へ情報を流したりする役割を果たして
いる。
【0101】イーサネットは、LANの伝送路に関する規
格であり、IEEE 802.3標準の伝送速度10Mbpsの規格と
ほぼ同義であり(登録商標でもある)、コンピュータ同
士をどのようなケーブルを使って結び、どのような信号
で、どうやり取りするかなどを決めているものである。
【0102】外部より情報を入手する場合は、まず、ト
ランス部601で電圧が変換され、LANコントローラ
部602へ送られる。LANコントローラ部602は、
その内部に第1のバッファメモリ(不図示)を備えてお
り、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2
のバッファメモリ(不図示)に送出後、PDL部205
へ信号を出力する。
【0103】次に、外部に情報を提供する場合には、P
DL部205より送られてきたデータにLANコントロ
ーラ部602で必要な情報が付加され、トランス部60
1を経由してネットワークに転送される。
【0104】<PDL部205>次に、図6を用いてP
DL部205について説明する。
【0105】コンピュータ上で動作するアプリケーショ
ンソフトウェアによって作成された画像データは、文
書、図形、写真等の各データから構成されており、それ
ぞれ文字コード、図形コード及びラスタ画像データなど
による画像記述の要素の組み合わせから成っている。
【0106】これが、いわゆる、PDL(Page Descrip
tion Language:ページ記述言語)であり、Adobe社
のPostScript(登録商標)言語に代表されるものであ
る。このページ記述言語は、テキストとグラフィックス
の両方に対応し、プリンタなどの解像度に関係なく文字
やグラフィックス、画像などを高品位で出力できる利点
を有しており、DTPで利用するアプリケーションソフト
やプリンタ、高解像度のイメージセッターに採用され、
事実上の業界標準となっている。
【0107】ここで、PDL部205は上述のPDLデ
ータからラスタ画像データへの変換処理を表す部分であ
り、NIC部204から送られてきたPDLデータがC
PU603を経由して、一旦ハードディスク(HDD)
のような大容量メモリ604に格納され、ここでジョブ
毎に管理、保存される。
【0108】次に、必要に応じて、CPU603はRI
P(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像
処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開す
る。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色
成分毎にDRAMなどの高速にアクセス可能なメモリ6
05にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部2
08の状況に合わせて再びCPU603からコア部20
6へ送られる。
【0109】<コア部206>次に、コア部206につ
いて説明する。図7は、コア部206の構成を示すブロ
ック図である。
【0110】図7に示すように、コア部206内のバス
セレクタ部701は、MFP104の利用における、い
わば交通整理の役割を担っている。すなわち、スタンド
アローンとしての複写機能、ネットワークスキャン、ネ
ットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、或いは
ディスプレイ表示など、MFP104における各種機能
に応じてバスの切り替えを行うものである。
【0111】具体的に詳述するならば、以下のような機
能が考えられる。 ・スタンドアローン複写:スキャナ201→コア206
→プリンタ208 ・ネットワークスキャン:スキャナ201→コア206
→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア206
→プリンタ208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ201→コア206
→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア206
→プリンタ208
【0112】次に、バスセレクタ部701から出力され
た画像データは、圧縮部702、ハードディスク(HD
D)などの大容量メモリからなるメモリ部703及び、
伸張部704を通ってプリンタ部208またはディスプ
レイ部210へ送られる。ここで用いられる圧縮方式
は、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的なものを用
いればよい。
【0113】次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎
に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイル
サイズなどの付加データと一緒に格納される。更に、ジ
ョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納
すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることが
できる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプ
リントアウト(HDDからの読み出し)ができない親展
機能である。
【0114】また、格納されているそれぞれのジョブに
対して、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合に
は、パスワードの認証を行った後、HDDより呼び出
し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ
部207に送られる。
【0115】次に、図8(a)においてカラープリンタ
IP部を説明する。出力マスキング/UCR回路部72
1は、M1,C1,Y1信号を画像形成装置のトナー色
であるY,M,C,K信号にマトリクス演算を用いて変
換する部分であり、CCDセンサ308で読み込まれた
RGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号をト
ナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補
正して出力する。
【0116】そして、ガンマ補正部722にてトナーの
色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)
を使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換
され、空間フィルタ723ではシャープネスまたはスム
ージングが施された後、画像信号はPWM部208へと
送られる。
【0117】同様に、図8(b)は、モノクロプリンタ
IP部であり、ガンマ補正部722、空間フィルタ72
3を通過した後、二値化回路724で公知のディザ法や
誤差拡散法、濃度保存法などが利用され、PWM部20
8に送られる。
【0118】<PWM部208>次に、PWM部208
について説明する。図9は、PWM部208の構成及び
パルス幅変調(PWM)を示す図である。
【0119】まず、コア部206を出たイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色に色分解された画像データはそれぞれのプ
リンタIP部207及び、PWM部208を通ってそれ
ぞれ画像形成される。
【0120】図9の(a)において、801は三角波発
生部であり、三角波を発生させる。802はD/A変換
部であり、入力されたディジタル画像信号をアナログ信
号に変換するものである。803はコンパレータであ
り、図示するように三角波811と画像信号812とを
比較し、PWM信号813を出力する。804はレーザ
駆動部であり、コンパレータ803からのPWM信号8
13に従ってCMYKそれぞれのレーザのON/OFF
を制御する。805はCMYKそれぞれの半導体レーザ
であり、レーザビームを照射する。
【0121】そして、後述するポリゴンスキャナ913
で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感
光ドラム917,921,925,929に照射され
る。
【0122】<カラープリンタ部209>次に、カラー
プリンタ部209について説明する。図10は、プリン
タ部209の構造を示す側断面図である。
【0123】図10において、913はポリンゴンミラ
ーであり、4つの半導体レーザ805より発光された4
本のレーザ光(CMYK)を受ける。その内のイエロー
(Y)はミラー914,915,916を経て感光ドラ
ム917を走査する。次のマゼンタ(M)はミラー91
8,919,920を経て感光ドラム921を走査し、
次のシアン(C)はミラー922,923,924を経
て感光ドラム925を走査し、次のブラック(K)はミ
ラー926,927,928を経て感光ドラム929を
走査する。
【0124】一方、930はイエロー(Y)のトナーを
供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム9
17上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼン
タ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に
従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成
する。
【0125】また、932はシアン(C)のトナーを供
給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム92
5上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック
(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従
い、感光ドラム929上にブラックのトナー像を形成す
る。以上、4色(Y,M,C,K)のトナー像が用紙に
転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0126】用紙カセット934,935及び手差しト
レイ936の何れかより給紙された用紙は、レジストロ
ーラ937を経て転写ベルト938上に吸着され、搬送
される。また、給紙のタイミングと同期がとられて、予
め感光ドラム917,921,925,929には各色
のトナーが現像されており、用紙の搬送とともにトナー
が用紙に転写される。
【0127】各色のトナーが転写された用紙は、分離さ
れ、搬送ベルト939により搬送され、定着器940に
よってトナーが用紙に定着される。
【0128】なお、4つの感光ドラム917,921,
925,929は、距離dをおいて、等間隔に配置され
ており、また、搬送ベルト939により、用紙は一定速
度vで搬送されており、このタイミング同期がなされ
て、4つの半導体レーザ805は駆動される。
【0129】<モノクロプリンタ部209>図11に、
モノクロプリンタ部の概観図を示す。図11において、
1013はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ80
5より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光は反射ミ
ラー1014、1015、1016を経て感光ドラム1017を走査す
る。一方、1030は黒色のトナーを供給する現像器であ
り、レーザ光に従い、感光ドラム1017上にトナー像を形
成し、トナー像がシートに転写され、出力画像を得るこ
とができる。
【0130】シートカセット1034、1035及び、手差しト
レイ1036のいずれかより給紙されたシートは、レジスト
ローラ1037を経て、転写ベルト1038上に吸着され、搬送
される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光
ドラム1017にはトナーが現像されており、シートの搬送
とともに、トナーがシートに転写される。トナーが転写
されたシートは分離され、定着器1040によって、トナー
がシートに定着される。
【0131】定着器1040を抜けたシートは、フラッパ10
50により一旦下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ
1050を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これ
によりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順に
プリントしたときに正しいページ順となる。
【0132】<フィニッシャ部210>次に、フィニッ
シャ部210について説明する。図12は、フィニッシ
ャ部210の構造を示す側断面図である。
【0133】プリンタ部208の定着部940を出た用
紙は、フィニッシャ部209に入力される。図12に示
すように、フィニッシャ部209には、サンプルトレイ
1101及びスタックトレイ1102が設けられてお
り、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じて切り
替えられ、用紙が排出される。
【0134】また、ソート方式には、複数のビンを有し
各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述する電子ソ
ート機能とビン(またはトレイ)を奥手前方向にシフト
させて各ジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソート
方式とがあり、並べ替え(ソーティング:Sorting)を行
うことができる。
【0135】ここで、電子ソート機能はコレートと呼ば
れ、上述のコア部206で説明した大容量メモリを持っ
ていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリ
ングしたページ順と排出順を変更する、いわゆる、コレ
ート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポ
ートできる。
【0136】また、上述のソーティングがジョブ毎に振
り分けるのに対し、ページ毎に種別するグループ機能も
有する。更に、スタックトレイ1102に排出する場合
には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄えてお
き、排出する直前にステープラ1105にてバインドす
ることも可能である。
【0137】その他、上述の2つのトレイに至るまで
に、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイ
ル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー1
106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を
行う。また、インサータ1103は、中差し機能を行う
ために用いられ、ここのトレー1110に中差し用の用
紙を入れることができ、入れられた用紙は搬送ローラー
によって搬送される。更に、サドルステッチャ1107
は、ブックレット形式に紙を2つ折りにし、その真ん中
をバインドするために使用する。この場合、ブックレッ
トトレイ1108に排出される。
【0138】<ネットワーク>図1のネットワーク10
1は、実際には図13において、101a,101b,
101cに示すように、複数のルータ1201〜120
4を介して相互に接続されて第1のLAN(Local Area
Network)1206を構成し、ネットワーク101dが
接続されているルータ1205と接続されて第2のLA
N1207を構成し、第1のLAN1206と第2のL
AN1207とは専用回線1208を介して相互に接続
されている。
【0139】このような接続形態を有するネットワーク
101においては、図14に示すように、例えば、送信
元デバイス1320a(デバイスA)のデータ1321
が画像データ、PDLデータ或いはプログラムデータの
如何を問わず、上記データ1321を受信先デバイス1
320b(デバイスB)に転送する場合、まず、データ
1321を細分化して分割群データ1322を取得す
る。
【0140】次いで、個々の分割データ1323、13
24、1326に対し、ヘッダ1325に送り先アドレ
ス(TCP/IPプロトコルを利用した場合は、送り先の
IPアドレス)などを付加し、パケット1327〜13
30として順次ネットワーク101上に送って行く。そ
して、デバイス1320bのアドレスとパケット133
0のヘッダ1331とが一致するとデータ1332は分
離され、データ1333〜1336に示すように、デバ
イス1320aでのデータ状態に再生されて行く。
【0141】<ネットワークユーティリティソフトウェ
アの説明>ここで、図1に戻り、クライアント103上
にて動作するユーティリティソフトウェアについて説明
する。
【0142】MFP104内のネットワークインターフ
ェイス部(NIC部204+PDL部205)にはMI
B(Management Information Base)と呼ばれる標準化さ
れたデータベースが構築されており、SNMP(Simple
Network Management Protocol)というネットワーク管
理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと
通信し、MFP104をはじめとして、ネットワーク上
に接続されたプリンタやFAXなどの管理が可能であ
る。
【0143】一方、コンピュータ102(または10
3)には、ユーティリティソフトウェアと呼ばれるソフ
トウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介
して上述のSNMPの利用によりMIBを使って必要な
情報交換が可能となる。
【0144】具体的には、図15に示すような構成にお
いて、サーバ102、クライアント103a及びb、更
に、MFP104a,b及びcがあり、それぞれのIP
アドレスをいま、192.168.1.XXXとしたとき、それぞれ
のXXXの値をたとえば、11, 51, 52, 101, 102及び103と
し、サブネットマスクは、すべて255.255.255.0と設定
したとする。
【0145】このとき、サーバ102がネットワーク1
01に対して、アドレス192.168.1.255を用いてMIB
オブジェクトをC1401のようにブロードキャストす
る。図15では、 "sysLocation"というデバイスの所在
地などを問い合わせるMIBオブジェクトをブロードキ
ャストし、それに対して、MFP104aは、C140
2により自分の登録されている所在地をMIBバリュー
として、たとえば、“BuildingA_3F_DivX1"として返し
ている。
【0146】図16は、このMIBのやりとりの一例を
示すフローチャートである。サーバ102は、ネットワ
ークユーティリティソフトウェアを立ち上げると、ま
ず、ステップS1501により必要なMIBオブジェク
トをブロードキャストし(ステップS1501)、それ
ぞれのデバイスよりMIBバリューを入手する(ステッ
プS1502)。
【0147】例えば、MFP104の装備情報として、
フィニッシャ部210が接続されているか否かを検知し
たり、ステータス情報として現在プリントができるか否
かを検知したり、或いは、MFP104の名前や設置場
所などを入手したりといった具合に、MIBを使うこと
により、それぞれのクライアントで情報の読み出しが可
能であり、時にはそのデータに修正が必要な場合には書
き込みを行うことも可能である。但し、すべてのユーザ
に書き込みを許可するとデータベース管理がしにくいた
め、たとえば、管理者(アドミニストレータ)にのみリ
ードライト権限を持たせることも可能である。
【0148】したがって、上述の機能を使うことによ
り、MFP104の装備情報、装置状態、ネットワーク
の設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあら
ゆる情報を入手することが可能となり、それらをサーバ
内部でそれぞれのデバイスから得た情報をデータベース
化(ステップS1505)して管理するのである。
【0149】以上をより詳述すると、図15、図16に
おいて、サーバ102は、まず必要データのMIBオブ
ジェクトをブロードキャスト(C1401, ステップS1501)
し、各デバイスよりそれらのMIBバリューを入手(C14
02, ステップS1502)し、サーバ内のメモリに入れる。
【0150】この作業を同一ネットワーク(192.168.1.X
XX)すべてのデバイスに関して行い(ステップS150
3、ステップS1504)、サーバ内にてデータベース
として管理(ステップS1505)する。ここで、それぞれの
デバイスの情報は刻一刻と変化するため、定期的(ステ
ップS1507)にこれらの情報を入手し、ステップS15
06において終了が検出されるまで、必要に応じて更新
していく。
【0151】一方、クライアント側では、ユーティリテ
ィを立ち上げると、定期的にサーバ内のデータベースを
覗き (C1403, ステップS1511) に行き、ステップS1
512ではそれぞれのMIBバリューがある条件を満た
すか否かが判定される。
【0152】たとえば、クライアント103と同じBuil
dingAの3Fにあるデバイス群104を検索したい場合
に、"BuildingA_3F“という条件を与えると、ネットワ
ーク101内にあるデバイスの中で、設置時(あるい
は、設置後)に予めBuildingA_3F…で始まるMIBバリ
ューが設定してあるものだけが選択される。
【0153】次に、ステップS1513にてソート順を
決める。それぞれクライアントの指示により降順の場合
には降順でソート(ステップS1514)し、昇順の場
合には昇順でソート(ステップS1515)する。ソー
トにあたっては、sysLocationの残りのパラメータ(_Div
X1)でもよいし、その中での名称順でもかまわない。
【0154】それらを所望の表示形態にして、ユーティ
リティに表示する。すなわち、クライアントは、すべて
のデバイスを表示するか否かを判断し(ステップS15
16)、すべてを表示する場合にはステップS1518
に進んでソートされた順で全デバイスを表示する。ま
た、すべてを表示しない場合にはいくつ表示するか(ス
テップS1519)を予め決めておき、決められた数だ
け表示する。
【0155】次に、ステップS1520において表示を
終了するか否かを判断し、終了しない場合にはステップ
S1521に進み、一定時間が経過したらステップS1
511に戻って上述した処理を繰り返し行う。
【0156】<GUIの説明>次に、GUI(Graphic
User Interface)と呼ばれるコンピュータ102(また
は103)上で動作するユーティリティソフトウェアの
画面について説明する。図17は、ユーティリティソフ
トウェアの画面を示す図である。
【0157】まず、コンピュータ102(または10
3)上でユーティリティソフトウェアを起動させると、
図17に示すような画面が表示される。ここで、160
1はウィンドウ、1608がカーソルで、マウスを使っ
てクリックすると別のウィンドウが開いたり、次の状態
に遷移したりする。
【0158】1602はタイトルバーと呼ばれ、現在の
ウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられ
る。1603〜1606はそれぞれタブと呼ばれ、それ
ぞれの分類ごとに整理されており、必要な情報を見た
り、必要な情報を選択したりすることができる。
【0159】図17の例では、1603がデバイスリス
トタブと呼ばれ、デバイスの存在とその概要を知ること
ができる。1604はステータスタブで、それぞれの装
置の状態を知ることができる。1605はマップタブ
で、それぞれのデバイスの所在を知ることができる。1
606はセットアップタブで、装置の設置情報を確認、
変更などをすることができる。
【0160】<デバイスリストタブの説明>続いて、上
述のユーティリティソフトウェアのデバイスタブについ
て、同じく図17を参照して説明する。まず、デバイス
タブ1603をクリックすると、ネットワークに接続さ
れた複数のMFP104が、図16のフローチャートに
従って、予め決められた条件でソーティングされて表示
される。
【0161】表示される内容は、デバイスナンバー16
11、デバイスがON (○)であるかOFF (●)であるかを
知らせるPWR1612、デバイス名称1613、デバ
イスの所在地を表すフロア情報1614と位置情報16
15、そして後述のセットアップタブにて予め設定され
た自動デバイスONの時刻1616と自動デバイスOFF
の時刻1617の各カラムで表示され、1618は現在
の時刻を表わしている。
【0162】<ステータスタブの説明>次に、図17に
おいて、ステータスタブ1604をクリックすると、図
18に示す画面が現れる。ここでは、図17と同様、そ
れぞれのデバイスステータスを伺うことができる。たと
えば、1707のステータスで全デバイスの状況を把握
することもできるし、各デバイスの詳細が知りたい場合
には、デバイスのカラムをダブルクリックするか、詳細
キー1708をクリックすると、図19が現れて、その
状態が紙ジャムやエラーであるか、サービスマンコール
か、或いは、電源が入っていないかなどをチェックする
ことができるし、ジャムの発生位置を表示するなどの詳
細情報を表示することもできる。なお、図18におい
て、1709はOKボタン、1710はキャンセルボタ
ンである。
【0163】<マップタブの説明>また、マップタブを
クリックすると、図20に示すようなウィンドウに遷移
し、どのデバイスが使用可能か、またそれらの位置関係
が表示される。図20に示す例では3階建てのビル内で
のネットワーク環境を模式的に表した図で、1F,2
F,3Fはそれぞれ各階を表し、DivA1、DivB
1、…などはそれぞれの階に存在するMFP104の位
置を表示している。尚、図17に示す1616にはこの
記号で表記されている。
【0164】図20において、1802はクライアント
103(またはサーバ102)自身の居場所を示してお
り、#01〜#05…などはそれぞれMFP104を示
し、それぞれの所在地が同図より明らかになる。また、
この画面を見ることで、クライアント103はどのMF
P104に出力すべきかを判断することができる。ま
た、図20において、1801は建物の名称、1803
はカーソル、1806はセレクトボタン、1807はプ
レビューボタン、1808はネクストボタンをそれぞれ
示している。
【0165】<セットアップタブの説明>次に、セット
アップタブ1606をクリックすると、図21に示す画
面が現れる。この画面は、セットアップタブを表してお
り、それぞれのデバイスの設定情報などを確認したり、
変更したりすることができる。例えば、カーソル190
7にてセレクティングのデバイス名称1901,所在地
1902〜1904、自動電源ON時刻の設定190
5、自動電源OFF時刻の設定1906などがこの画面
から設定できる。なお、時刻の設定は、ここでは15分
単位になっているが、直接入力して自由に決めてもかま
わない。
【0166】<自動電源ON/OFFの仕組み>次に、
図22のフローチャートを参照しながら自動電源ON/
OFFの仕組みを説明する。まず、上記ネットワークユ
ーティリティを管理するサーバ102(または、クライ
アント103)は、ネットワーク101に接続されたM
FP104に対して電源がONであるかOFFであるか
を知るためにMIBオブジェクトをブロードキャストす
る(ステップS2001)。
【0167】このとき、1つのデバイス(仮にNとする)
からそれに対する返答として電源状況が返される。この
デバイスNの電源状況を判断し(ステップS200
2)、この判断の結果、電源状況がOFFの場合には、
現在の時刻と上記ユーティリティにて予め設定されたT
URN ON時刻を比較して(ステップS2003)、
ONであるべき時刻に既になっていれば、デバイスNの
電源をON(ステップS2004)にする。
【0168】このとき、デバイスNの電源をONにする
仕組みは次の通りである。すなわち、デバイスN側は図
23のような電源構成となっており、AC電源コード2
101が差し込まれていて、かつ、ノイズフィルタ21
02と並列に設けられたメインSW2103がONされ
ていれば、常に電源が入っている状態のシステムDC電
源2105と、上記のようにネットワークからの指令で
自由にOFF/ONを切り替えることができるメインD
C電源2106により各制御系に電源供給されている。
【0169】また、定着ヒータを始めとするACが直接
利用されるものに関しては、ジャム処理時などに電源が
切れるように、図23のような、定着ヒータ2114、
温度ヒューズ2115と直列にドアSW2107が設け
られている。
【0170】ここで、システムDC電源2105から電
源供給されるものには、プッシュ型SWでかつデバイス
内部にてON/OFFが自由に切り替えられる操作部S
W2108と操作部2109、さらにそれらをコントロ
ールするシステムコントローラ部2110、そして、ネ
ットワーク101側から指示を受けてシステムコントロ
ーラ部に伝えるNIC部204がある。
【0171】一方、メインDC電源2106から電源供
給されるものには、モータやソレノイドあるいは、セン
サ部などのMFP104を動作させるための各種入出力
部2112と、それを制御するメインコントローラ部2
113があり、MFP104の電源のほとんどは、この
メインDC電源2106と定着ヒータを中心とするAC
制御系で消費され、システムDC電源2105のみが常
時入っていたとしても、その消費電力はきわめて小さ
い。
【0172】そして、ネットワーク側から受けたOFF
/ON指示は、NIC部204からシステムコントロー
ラ部2110に伝わり、オートSW2104のOFF/
ONを制御する。ONすれば、メインDC電源2106
と定着ヒータなどのAC系がONされ、OFFするとそ
れらがOFFする仕組みになっている。
【0173】再び、図22に戻って説明すると、ステッ
プS2002の判断の結果、デバイスNが電源ON状態
であった場合には、ステップS2005に進み、現在の
時刻と上記ユーティリティにて予め設定されたTURN
OFF時刻を比較する。この比較の結果、OFFであ
るべき時刻に既になっていれば、デバイスNの電源をO
FFにすればよいのだが、いきなりOFFにしてしまう
と、利用ユーザは困るため、ステップS2006に進
み、利用ユーザがいるか否かを確認する。ステップS2
006の確認の結果、利用ユーザがいなければデバイス
Nの電源を上述の方法でOFF(ステップS2007)
にする。
【0174】利用ユーザがいるか否かは、MFP104
において、スキャナ部201、FAX部203、PDL
部205、プリンタ部209、フィニッシャ部210の
いずれも作動しておらず、また、処理待ちの状態にもな
っていないことが前提である。
【0175】次に、ブロードキャストされた次のデバイ
スからの返答を待ち、返答されれば同じようにOFF/
ON制御を行う。また、予め設定されたポーリング時間
(たとえば15分)が経過したか否かを判断し(ステッ
プS2008)、経過していたら、再びステップS20
01に戻って、ネットワーク上のデバイスにブロードキ
ャストを繰り返す。また、一定時間が経過していない場
合にはステップS2009に進んで次のデバイスに進む
処理を行った後、ステップS2002に進み、上述した
処理を繰り返し行う。
【0176】MFP104,105が省エネルギーのた
めにオンディンマンド定着方式を採用した定着ヒータが
素早く立ち上がるタイプのデバイスである場合、すなわ
ち、電源がON/OFFのほかにスリープモードと呼ば
れる状態が存在する場合には、図24のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0177】同一ネットワーク内のMFPを全てブロー
ドキャスト(ステップS2401)するサーバ102の
データベースに予め登録しておけば、それぞれのデバイ
スがブロードキャストに返答する。
【0178】この返答の結果、デバイスのメインSW2
103が入っているかどうかを判断する(ステップS2
402)。この判断の結果、電源がOFFの場合にはス
テップS2403に進み、現時刻は自動電源ON時刻を
過ぎているか否かを判断する。この判断の結果、過ぎて
いた場合にはステップS2404に進んでデバイスの電
源をONにする。
【0179】次に、ステップS2409において一定時
間が経過したか否かを判断し、一定時間が過ぎていない
場合にはステップ2410に進み、次のデバイスの電源
状況を検索する処理を行い、その後、ステップS240
2に戻って上述した処理を繰り返し行う。
【0180】また、ステップS2402の判断の結果、
電源がONの場合にはステップS2405に進み、その
デバイスがスリープモード付きか、或いはファックス機
能つきであるかを判断する。この判断の結果、どちらの
機能も備えていない場合にはステップS2406に進
み、現時刻は自動電源OFF時刻を過ぎているか否かを
判断する。
【0181】この判断の結果、過ぎている場合はステッ
プS2407に進み、デバイスNを利用しているユーザ
はいるか否かを判断する。この判断の結果、利用してい
るユーザがいない場合にはステップS2408に進んで
デバイスの電源をOFFにする。
【0182】このような処理を行うことにより、電源状
況は3種類に分けられる。そして、電源がONの場合
に、スリープモードを持っているデバイスの場合には、
ON状態のままにしておくと、スリープモードを有する
デバイスは、自動的にスリープモードに入り、自分自身
で省エネモードとなる。これにより、真夜中に届くFA
Xなどにも備えることが可能となる。
【0183】また、FAX付きのデバイスか否かを判定
して、FAX付きのものは電源OFFにせずに24時間
待機したり、夜中や早朝も作業するオフィスではフロア
に1台は24時間待機するデバイスを設けるなど様々な
MIB情報やデバイス環境と組み合わせて利用すること
も可能である。
【0184】<周辺環境に応じた電源自動ON/OFF
>図25は、あるオフィス環境を表しており、たとえば
図20のマップに示すようなあるフロアを拡大したもの
である。図25において、Div−A,Div−B,D
iv−Cはそれぞれオフィス内の部署やグループであ
り、サーバ102、クライアント103a〜103r及
びMFP104a〜104eはそれぞれHub(250
1〜2503)につながれてネットワーク101に接続
されている。
【0185】ところが、サーバ102は常にONしてい
たとしても、クライアント103やMFP104は、常
にON状況にあるとは限らない。特に通常勤務時間(た
とえば、午前9時から午後5時)以外では、図26のよ
うにOFF(進入禁止マーク付いている)しているもの
が目につく。
【0186】Div−Aのように幾人かのクライアント
がONしていて、MFP104aもONしている部署は
問題ないが、Div−Bのようにクライアントが多数働
いているのにMFP104がどれもONしていない状況
は使い勝手がよくない。逆に、Div−Cのようにクラ
イアントが誰もONしていないのに、MFP104はど
れもつけっぱなしという状況は省エネルギーの観点で問
題である。
【0187】そこで、Div−Bのように、少なくとも
1人のクライアントがいれば、少なくとも1つのデバイ
ス(たとえば、MFP104b)の電源をON状態にす
る。
【0188】また、Div-Cのように、すべてのクライア
ントの電源がOFFされていれば、デバイス(ここで
は、MFP104dとMFP104e)の電源をOFF
にする。
【0189】次に、フローチャートで説明すると、図2
7のようになる。すなわち、最初のステップS2701
において、電源ON/OFF状況のMIB Objec
tをブロードキャストする。
【0190】次に、MFP104n(ただし、nはa,
b,c,...)の電源状況を調べて(ステップS27
02)、OFFならばステップS2703に進んで、周
辺クライアントの状況を判断する。この判断の結果、ク
ライアントがいる場合には必要に応じて各デバイスの電
源をONする(ステップS2704)。
【0191】次に、ステップS2708に進み、一定時
間が経過したか否かを判断し、一定時間が経過している
場合にはステップ2709において次のデバイスに進む
処理を行い、その後、ステップS2702に戻って上述
した処理を繰り返し行う。
【0192】一方、ステップS2002の判断の結果、
MFP104nが電源ON状態の場合にはステップS2
705に進み、周辺クライアントの状況を判断(ステッ
プS2705)する。この判断の結果、いない場合には
ステップS2700においてMFP104nを利用して
いるユーザがいるか否かを判断する。そして、ユーザが
いない場合には、ステップS2707に進んでMFP1
04nの電源をOFFする。 上述のようにして、デバ
イスの電源状況を順次調べていき、一通り終了すると、
再び一定時間後にすべてのデバイスにこの作業を繰り返
して行うようにしている。
【0193】[第2の実施形態]次に、実際のオフィス
での使用を考えると、図28に示すようなことも考えら
れる。すなわち、通常勤務時間(たとえば、午前9時か
ら午後5時)内は、居室に人がいなくとも、戻ってきて
すぐ作業に取りかかりたい場合が多いため、定時間内だ
けは、常にON状態(ステップS2801とステップS
2802)にして、それ以外は、第1の実施形態のよう
な対応を行うのである。以下の、ステップS2803〜
2811の処理は、上述したステップS2701〜27
09の処理と同様である。
【0194】また、ノー残業デーや、休日なども予め登
録しておけば、さらに省エネルギーに貢献することがで
きし、図24で説明したように、それぞれのデバイスの
設定時刻と組み合わせることで、より快適なオフィス空
間を作ることも可能となる。
【0195】[第3の実施形態]さらに、クライアント
のONしている数を調査し、に応じて、デバイス側のO
Nする数を調整してもよい。たとえば、図29のように
周辺クライアントの電源状況を調べた(ステップS29
03とステップS2906)後に、クライアントに対す
るMFPの比率がどれほどかを調べる(ステップS29
04とステップS2909)のである。
【0196】このとき、たとえば、クライアント一人に
対してMFPが3台ONしていると、明らかに無駄なデ
バイスが入っていることがわかる。この判断基準のため
には、予め割合や数量を決めておく必要がある。そし
て、この比率の多い、少ないに応じて電源をON/OF
Fするのである。
【0197】このとき、一般にそれぞれのクライアント
は、カラーMFPと白黒MFPを使い分けている場合も
あるので、ON/OFFの際には、一人のクライアント
が残っていればカラー1台、白黒1台を残して電源OF
Fするような工夫も予め登録しておける。なお、図29
に示したステップS2901〜2912における各ステ
ップの処理は、すでに説明した各フローチャートにおけ
る同様な処理と実質的に同一であるので説明を省略す
る。
【0198】[第4の実施形態]次に、本発明の第4の
実施形態について、図30を用いて説明する。予め、同
一ネットワーク内のMFPをすべてブロードキャスト
(ステップS3001)するサーバ102のデータベー
スに登録しておけば、それぞれのデバイスがブロードキ
ャストに返答するか否か(ステップS3002)でメイ
ンSW2103が入っているかどうかを判断することが
可能である。したがって、電源状況は3種類に分けられ
る。
【0199】すなわち、メインSW2103が入ってい
て、かつ、オートSW2104も入っている電源ON状
態。メインSW2103は入っているがオートSW21
04がOFFされているスリープ状態。メインSW21
03自体が切られている電源OFF状態である。
【0200】そして、表示手段にはON,OFF及びス
リープの3状態で表示する。すなわち、予めサーバ10
2側にて登録されているが、デバイスからの応答がない
場合には、電源OFF状態を表示(ステップS301
0)し、スリープモード付きで誰かがそのデバイスを使
用している場合、あるいは、スリープ機能なしで自動電
源ONの時間内ならば同様に電源ON状態を表示(ステ
ップS3006)する。それ以外の場合には、スリープ
状態と見なしてスリープ表示(ステップS3009)を
行う。
【0201】ある決められた時間毎に周期的(ステップ
S3011)にブロードキャスト動作を行い、常に最新
情報に更新するようにする。
【0202】また、近年、MFP104は、省エネルギ
ーのためにオンディンマンド定着方式を採用した定着ヒ
ータが素早く立ち上がるタイプのデバイスである場合に
は、電源がON/OFFのほかにスリープモードと呼ば
れる状態が存在する。
【0203】このスリープモードを持っているデバイス
は、通例、誰にも使用されていない状態がある一定時間
続くと自動的にスリープモードに入り、自分自身で省エ
ネモードとなる。これは、真夜中に届くFAXなどにも
備えることが可能で、省エネにかなり有効な方式でもあ
る。
【0204】そのため、FAX付きのデバイスか否かを
判定して、FAX付きのものは電源OFFにせずに24
時間待機したり、夜中や早朝も作業するオフィスではフ
ロアに1台は24時間待機するデバイスを設けるなど様
々なMIB情報やデバイス環境と組み合わせて利用する
ことも可能である。
【0205】以上説明した実施形態によれば、ネットワ
ークに接続された全て(または一部)のMFPデバイス
の電源情報を一斉に入手し、それぞれのデバイスにそれ
ぞれの電源ON/OFFを設定して、使用状況を統一的
に管理、制御などをリアルタイムに提供することが可能
となる。
【0206】また、これを利用することで、各ユーザは
夜遅い時間や朝早い時間でも、自分自身の身辺で既にO
Nされたデバイスを即座に見つけて、プリントすること
が可能であり、ネットワーク全体で省エネルギー化が行
えるばかりか、ユーザ一人一人にとって、すぐにプリン
ト可能であるので無駄のない円滑なデバイス分割を可能
にする。
【0207】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インターフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0208】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0209】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0210】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0211】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0212】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0213】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークに接続された複数の画像形成装置に対し
て、OFF/ONの状況を集中的に管理、制御し、それ
ぞれのデバイスをそれぞれ異なるタイミングで自動的に
OFF/ONを切り替えることができる。
【0214】また、本発明の他の特徴によれば、ログオ
ン中のユーザ数や周辺のデバイスのOFF/ON状況に
応じて複合機を優先的に立ち上げたり、立ち上げるデバ
イス数を制限するなどの集中管理を行うことが可能とな
り、ネットワーク全体での省エネルギー化を考慮した画
像形成システムを提供することができる。
【0215】また、本発明のその他の特徴によれば、各
ユーザは夜遅い時間や朝早い時間でも、自分自身の身辺
で既にONされたデバイスを即座に見つけてプリントす
ることが可能となり、これによりネットワーク全体で省
エネルギー化が行えるとともに、無駄の無い円滑なデバ
イス分割を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるシステムの構成を示す外観図
である。
【図2】画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のスキャナ部の構成を示す図であ
る。
【図4】画像形成装置の画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】画像形成装置のFAX部の構成を示すブロック
図である。
【図6】画像形成装置のNIC部及びPDL部の構成を
示すブロック図である。
【図7】画像形成装置のコア部の構成を示すブロック図
である。
【図8】画像形成装置のコア部の構成を示すブロック図
である。
【図9】画像形成装置のPWM部の構成及びパルス幅変
調を示す図である。
【図10】カラー画像形成装置のプリンタ部の構造を示
す側断面図である。
【図11】白黒画像形成装置のプリンタ部の構造を示す
側断面図である。
【図12】画像形成装置のフィニッシャ部の構造を示す
側断面図である。
【図13】ネットワーク環境を示す図である。
【図14】ネットワークデータ転送を示す図である。
【図15】ブロードキャストの概念図である。
【図16】デバイス情報の入手と表示のフローチャート
である。
【図17】デバイスリストタブ画面を示す図である。
【図18】ステータスタブ画面を示す図である。
【図19】ステータスタブ画面を示す図である。
【図20】マップタブ画面を示す図である。
【図21】セットアップタブ画面を示す図である。
【図22】デバイスの電源OFF/ONのフローチャー
トである。
【図23】デバイスの電源系統のブロック図である。
【図24】デバイス情報の入手と表示のフローチャート
である。
【図25】オフィスでのデバイス接続状況を示す図であ
る。
【図26】オフィスでのデバイス電源OFF/ON状況
を示す図である。
【図27】自動電源OFF/ONのフローチャートであ
る。
【図28】自動電源OFF/ONのフローチャートであ
る。
【図29】自動電源OFF/ONのフローチャートであ
る。
【図30】自動電源OFF/ONのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 ネットワーク 102 ドキュメントサーバコンピュータ 103 クライアントコンピュータ 104 カラーMFP 105 白黒MFP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 H04N 1/00 107Z 5K033 H04N 1/00 G06F 1/00 334H 107 H04L 11/00 310Z Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP10 AQ06 AR01 HQ12 HQ17 HT07 HT11 5B011 EB08 FF01 HH01 KK03 MA05 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 BB10 EE04 MM00 5B089 GA13 GB03 JA35 JB15 KA13 KB04 KC28 5C062 AA13 AA35 AB22 AB46 AB49 AB53 AC34 AE16 AF00 AF06 5K033 AA03 DA01 DA13 DA15 DB20 DB25 EA07

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された少なくとも1
    つのサーバ端末装置と、1つまたは複数個のクライアン
    ト端末装置と、1つまたは複数個の画像形成装置とで構
    成される画像形成システムにおいて、 上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信を行
    い、上記クライアント端末装置の上記ネットワークへの
    ログイン状態情報、及び画像形成装置の電源状況情報を
    取得する通信手段と、上記通信手段により取得した電源
    状況情報に基づいて、上記画像形成装置の電源状態を切
    り替え制御する電源状態制御手段とを上記サーバ端末装
    置が具備し、 上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置の上
    記ネットワークへのログイン状態情報に応じて、上記画
    像形成装置の電源状態を上記サーバ端末装置により制御
    することを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 上記クライアント端末装置及び画像形成
    装置と通信を行った結果、上記1つまたは複数個のクラ
    イアント端末装置のうち、少なくとも1つのクライアン
    ト端末装置が上記ネットワークへのログインしている場
    合には、上記画像形成装置のうちの1つまたは全部の電
    源状態を上記電源状態制御手段によって変化させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 上記クライアント端末装置及び画像形成
    装置と通信を行った結果、上記クライアント端末装置が
    何れも上記ネットワークへのログインしていない場合に
    は、上記画像形成装置の全部の電源状態を上記電源状態
    制御手段によって変化させることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 上記通信手段で得られた上記クライアン
    ト端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報に
    おいて、予め決められた所定数以上のクライアント端末
    装置が上記ネットワークへのログインしているときに、
    上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を
    上記電源状態制御手段によって変化させることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 上記通信手段で得られた上記クライアン
    ト端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報に
    おいて、予め決められた所定数以上のクライアント端末
    装置が上記ネットワークへのログインしていない場合に
    は、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状
    態を上記電源状態制御手段によって変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 上記ネットワークに接続している上記ク
    ライアント端末装置及び上記画像形成装置の数を所定時
    間毎に管理する接続装置数管理手段を具備し、 上記接続装置数管理手段の管理結果に基づいて、上記画
    像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電
    源状態制御手段によって変化させることを特徴とする請
    求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続された1つまたは複
    数個のクライアント端末装置と、1つまたは複数個の画
    像形成装置とで構成される画像形成グループと、上記ネ
    ットワークに接続された少なくとも1つのサーバ端末装
    置とで構成される画像形成システムにおいて、 上記グループ内のクライアント端末装置と画像形成装置
    のそれぞれと通信する通信手段と、上記グループ内の画
    像形成装置の電源状態を切り替える電源状態制御手段と
    を上記サーバ端末装置が有し、 上記通信手段で得られた上記クライアント端末装置の上
    記ネットワークへのログイン状態情報に応じて、上記画
    像形成装置の電源状態を上記電源状態制御手段により、
    上記画像形成グループ単位で制御することを特徴とする
    画像形成システム。
  8. 【請求項8】 上記1つまたは複数個のクライアント端
    末装置のうち、少なくとも1つのクライアント端末装置
    が上記ネットワークへのログインしている場合には、上
    記画像形成装置のうちの1つまたは全部の電源状態を上
    記電源状態制御手段によりグループ単位で変化させるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 【請求項9】 上記1つまたは複数個のクライアント端
    末装置のうち、どのクライアント端末装置も上記ネット
    ワークへのログインしていない場合には、上記画像形成
    装置の全部の電源状態を上記電源状態制御手段によりグ
    ループ単位で変化させることを特徴とする請求項7に記
    載の画像形成システム。
  10. 【請求項10】 上記通信手段で得られた上記クライア
    ント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報
    において、予め決められた所定数以上のクライアント端
    末装置が上記ネットワークへのログインしているとき
    に、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状
    態を上記電源状態制御手段によりグループ単位で変化さ
    せることを特徴とする請求項7に記載の画像形成システ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記通信手段で得られた上記クライア
    ント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報
    において、予め決められた所定数以上のクライアント端
    末装置が上記ネットワークへのログインしていなかった
    ときに、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電
    源状態を上記電源状態制御手段によりグループ単位で変
    化させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 上記ネットワークに接続している上記
    クライアント端末装置及び上記画像形成装置の数を所定
    時間毎に管理する接続装置数管理手段を具備し、 上記接続装置数管理手段の管理結果に基づいて、上記画
    像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電
    源状態制御手段により上記画像形成グループ単位で変化
    させることを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に
    記載の画像形成システム。
  13. 【請求項13】 1つまたは複数個のクライアント端末
    装置と、1つまたは複数個の画像形成装置とが接続され
    ているネットワークに接続されて使用されるサーバ端末
    装置において、 上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信を行
    い、上記クライアント端末装置の上記ネットワークへの
    ログイン状態情報、及び画像形成装置の電源状況情報を
    取得する通信手段と、 上記通信手段により取得した電源状況情報に基づいて、
    上記画像形成装置の電源状態を切り替え制御する電源状
    態制御手段とを具備することを特徴とするサーバ端末装
    置。
  14. 【請求項14】 上記電源状態制御手段は、上記クライ
    アント端末装置及び画像形成装置と通信を行った結果、
    上記1つまたは複数個のクライアント端末装置のうち、
    少なくとも1つのクライアント端末装置が上記ネットワ
    ークへのログインしている場合には、上記画像形成装置
    のうちの1つまたは全部の電源状態を変化させることを
    特徴とする請求項13に記載のサーバ端末装置。
  15. 【請求項15】 上記電源状態制御手段は、上記クライ
    アント端末装置及び画像形成装置と通信を行った結果に
    おいて、上記クライアント端末装置の何れも上記ネット
    ワークへのログインしていない場合には、上記画像形成
    装置の全部の電源状態を変化させることを特徴とする請
    求項13に記載のサーバ端末装置。
  16. 【請求項16】 上記電源状態制御手段は、上記クライ
    アント端末装置及び画像形成装置と通信を行った結果に
    おいて、予め決められた所定数以上のクライアント端末
    装置が上記ネットワークへのログインしているときに、
    上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を
    変化させることを特徴とする請求項13に記載のサーバ
    端末装置。
  17. 【請求項17】 上記電源状態制御手段は、上記クライ
    アント端末装置及び画像形成装置と通信を行った結果に
    おいて、予め決められた所定数以上のクライアント端末
    装置が上記ネットワークへのログインしていない場合に
    は、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状
    態を変化させることを特徴とする請求項13に記載のサ
    ーバ端末装置。
  18. 【請求項18】 上記ネットワークに接続している上記
    クライアント端末装置及び画像形成装置の数を所定時間
    毎に管理する接続装置数管理手段を具備し、上記電源状
    態制御手段は、上記接続装置数管理手段の管理結果に基
    づいて、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電
    源状態を変化させることを特徴とする請求項13〜17
    の何れか1項に記載のサーバ端末装置。
  19. 【請求項19】 1つまたは複数個のクライアント端末
    装置と、1つまたは複数個の画像形成装置とで構成され
    る画像形成グループが接続されたネットワークに接続さ
    れて使用されるサーバ端末装置において、 上記画像形成グループ内のクライアント端末装置と画像
    形成装置のそれぞれと通信する通信手段と、上記グルー
    プ内の画像形成装置の電源状態を切り替える電源状態制
    御手段とを具備し、 上記電源状態制御手段は、上記通信手段で得られた上記
    クライアント端末装置の上記ネットワークへのログイン
    状態情報に応じて、上記画像形成グループ単位で上記画
    像形成装置の電源状態を制御することを特徴とするサー
    バ端末装置。
  20. 【請求項20】 上記1つまたは複数個のクライアント
    端末装置のうち、少なくとも1つのクライアント端末装
    置が上記ネットワークへのログインしている場合には、
    上記画像形成装置のうちの1つまたは全部の電源状態を
    上記電源状態制御手段によりグループ単位で変化させる
    ことを特徴とする請求項19に記載のサーバ端末装置。
  21. 【請求項21】 上記1つまたは複数個のクライアント
    端末装置のうち、どのクライアント端末装置も上記ネッ
    トワークへのログインしていない場合には、上記画像形
    成装置の全部の電源状態を上記電源状態制御手段により
    グループ単位で変化させることを特徴とする請求項19
    に記載のサーバ端末装置。
  22. 【請求項22】 上記通信手段で得られた上記クライア
    ント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報
    において、予め決められた所定数以上のクライアント端
    末装置が上記ネットワークへのログインしているとき
    に、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源状
    態を上記電源状態制御手段によりグループ単位で変化さ
    せることを特徴とする請求項19に記載のサーバ端末装
    置。
  23. 【請求項23】 上記通信手段で得られた上記クライア
    ント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報
    において、予め決められた所定数以上のクライアント端
    末装置が上記ネットワークへのログインしていなかった
    ときに、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電
    源状態を上記電源状態制御手段によりグループ単位で変
    化させることを特徴とする請求項19に記載のサーバ端
    末装置。
  24. 【請求項24】 上記ネットワークに接続している上記
    クライアント端末装置及び上記画像形成装置の数を所定
    時間毎に管理する接続装置数管理手段を具備し、 上記接続装置数管理手段の管理結果に基づいて、上記画
    像形成装置のうちの一部または全部の電源状態を上記電
    源状態制御手段により上記画像形成グループ単位で変化
    させることを特徴とする請求項19〜23の何れか1項
    に記載のサーバ端末装置。
  25. 【請求項25】 ネットワークに接続されて使用される
    画像形成装置において、 上記ネットワークに接続されている端末装置と通信する
    通信手段と、 上記通信手段を介して入力された制御情報に基づいて電
    源状態を変更させる電源状態変更手段とを具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 複数個の画像形成装置及びサーバ端末
    装置が接続されているネットワークに接続されて使用さ
    れるクライアント端末装置において、 上記ネットワークを介して上記複数個の画像形成装置及
    びサーバ端末装置と通信を行って、各画像形成装置にお
    ける電源状況情報を取得する通信手段と、 上記通信手段によって得られた上記複数の画像形成装置
    の電源状況情報を表示する表示手段とを具備することを
    特徴とするクライアント端末装置。
  27. 【請求項27】 ネットワークに接続された少なくとも
    1つのサーバ端末装置と、1つまたは複数個のクライア
    ント端末装置と、1つまたは複数個の画像形成装置とで
    構成される画像形成システムの制御方法において、 上記クライアント端末装置及び画像形成装置と通信を行
    い、上記クライアント端末装置の上記ネットワークへの
    ログイン状態情報、及び画像形成装置の電源状況情報を
    取得する第1の処理と、 上記第1の処理により取得した情報に基づいて、上記画
    像形成装置の電源状態を切り替え制御する第2の処理と
    を行うことを特徴とする画像形成方法。
  28. 【請求項28】 上記通信手段で得られた上記クライア
    ント端末装置の上記ネットワークへのログイン状態情報
    において、予め決められた所定数以上のクライアント端
    末装置が上記ネットワークへのログインしていない場合
    には、上記画像形成装置のうちの一部または全部の電源
    状態を上記電源状態制御手段によって変化させる処理を
    行うことを特徴とする請求項27に記載の画像形成方
    法。
  29. 【請求項29】 上記各手段を構成するプログラムをコ
    ンピュータから読み出し可能に記憶したことを特徴とす
    る記憶媒体。
  30. 【請求項30】 上記画像形成方法を実行する手順のプ
    ログラムをコンピュータから読み出し可能に記憶したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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