JP2012018515A - 情報処理装置,制御方法,制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デバイスドライバ仮想マシン31を介してデバイス203にアクセスしている複数のゲスト仮想マシン30のそれぞれに関して、複数のゲスト仮想マシン30のうち一つとデバイス203との間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定部106と、非アクセス時間とデバイス203の動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報T1を記憶する記憶部と、測定された非アクセス時間に基づいて動作プロファイル情報T1を参照して、動作モードを決定する決定部107,108と、デバイス203を決定された動作モードに遷移させる遷移制御部108とをそなえる。
【選択図】図1
Description
また、仮想化技術によれば、複数台のサーバ上で実行していたOSを1台のサーバに集約もしくは統合し、リソースの効率利用により省電力化を実現することもできる。更に、実行中の仮想マシンを別のサーバへと動的に移動させるマイグレーション技術も知られている。これにより、仮想マシンを業務負荷に応じて効率的に集約して余剰サーバの電力を切断するといった省電力運用方法も知られている。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
(A)第1実施形態
図1は第1実施形態の一例としての情報処理装置1aの機能構成を模式的に示す図、図2はそのデバイス及びゲストOSの構成例を示す図である。
本情報処理装置1aは、図1に示すように、ハードウェアリソース20として、CPU201,ROM202,RAM211及び複数(本実施形態においては4つ)のデバイス203−1〜203−4をそなえている。
ここで、3Gデバイス203−1は、例えばITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)によって定められた「IMT-2000」標準に準拠したデジタル携帯電話の通信方式(いわゆる第3世代の携帯電話方式)で通信を実現するためのモジュールである。
すなわち、本情報処理装置1aは、3G方式や無線LANを介したデータ通信を可能とするとともに、カメラをそなえ、SDメモリカードにデータの読み書きを行なう機能をそなえた携帯電話機として構成されている。
ROM202は、CPU201が実行するOSやプログラム,種々のデータ等を格納する記憶装置である。
また、本情報処理装置1aにおいては、ハードウェアリソース20上で仮想マシンモニタ(ハイパーバイザ)21を実行することにより、1以上のゲスト仮想マシン30(30−1,30−2,・・・)による仮想化システムを実現する。
この仮想マシンモニタ21としては、例えば、VMware,Xen,Oracle VM,Hyper-V,KVM,LPAR等を用いることができる。
以下、本実施形態においては、仮想マシンモニタ21上で、デバイスドライバ仮想マシン31と複数(図1に示す例においては2つ)のゲスト仮想マシン30−1,30−2が動作する例について示す。
なお、以下、ゲスト仮想マシン30を示す符号としては、複数のゲスト仮想マシンのうち1つを特定する必要があるときには符号30−A,30−Aを用いるが、任意のゲスト仮想マシンを指すときには符号30を用いる。
そして、図2に例示する本実施形態例においては、情報処理装置1aにおいて、ゲストOS−Aは、3G,カメラ及びSDメモリを利用し、3G通信網を用いた通話もしくは通信機能を有している。又、ゲストOS−Bは、無線LAN,カメラ及びSDメモリを利用し、無線LAN網を利用した構内IP電話機能などを有するものとする。
フロントエンドドライバ301−1〜301−4は、それぞれデバイスドライバであって、ゲスト仮想マシン30からデバイス203への各アクセスを制御する。これらのフロントエンドドライバ301−1〜301−4は、後述するデバイスドライバ仮想マシン31の管理OSにそなえられたバックエンド(Backend)ドライバ105−1〜105−4を介して各デバイス203にアクセスする。
具体的には、フロントエンドドライバ301−1はバックエンドドライバ105−1を介して3Gデバイス203−1にアクセスし、フロントエンドドライバ301−2はバックエンドドライバ105−2を介して無線LANデバイス203−2にアクセスする。同様に、フロントエンドドライバ301−3はバックエンドドライバ105−3を介してカメラデバイス203−3にアクセスし、フロントエンドドライバ301−4はバックエンドドライバ105−4を介してSDメモリデバイス203−4にアクセスする。
本実施形態にかかる仮想マシンシステムにおいては、ゲストOSを実行するゲスト仮想マシン30の実際のデバイス203に対する入出力に関して、ゲスト仮想マシン30とは別に実際のデバイスにアクセスするための仮想マシンであるデバイスドライバ仮想マシン31をそなえる。
ここで、デバイスドライバ仮想マシン31は、デバイス203毎に各々独立した仮想マシンである場合もあり得るし、又、複数のデバイス203との入出力をまとめた仮想マシンである場合もあり得るし、更に、デバイスドライバ仮想マシン31の機能を、管理用仮想マシンなど他の用途の仮想マシンに内在させる構成も取り得る。
このデバイスドライバ仮想マシン31は、図1に示すように、仮想マシン管理部(動作プロファイル情報管理部)101,タイマ割込み管理部104及びバックエンドドライバ105をそなえている。
バックエンドドライバ105はデバイス203毎にそなえられる。図2に示す例においては、3Gバックエンドドライバ105−1,無線LANバックエンドドライバ105−2,カメラバックエンドドライバ105−3及びSDメモリバックエンドドライバ105−4の4つのバックエンドドライバ105がそなえられている。
なお、バックエンドドライバ105は、図示しない仮想マシン間共有メモリや仮想マシン間イベント送信チャネル等により、フロントエンドドライバ301との通信を行なう。なお、これらの仮想マシン間共有メモリや仮想マシン間イベント送信チャネル等を用いたフロントエンドドライバ301との通信手法は既知の種々の手法を用いて実現することができ、その説明は省略する。
ゲスト入出力制御部111は、ゲストOSのフロントエンドドライバ301からの入出力要求をデバイス203に仲介する仲介処理を行なう。又、ゲスト入出力制御部111は、後述する省電力管理部110に対してゲストOSからデバイス203に対してアクセスが行なわれたことを通知するデバイスアクセス通知を行なう。
図3は第1実施形態の一例としての情報処理装置におけるデバイスステートを例示する図である。この図3に示す例においては、D0〜D3の4段階のデバイスステート(動作モード)を示している。
そして、これらのデバイスステートD0〜D3のうち、デバイスステートD1〜D3が省電力状態であり、以下、これらのデバイスステートD1〜D3を特に省電力ステートという場合がある。なお、各デバイスステートでの消費電力量は以下の順となる。
従って、各デバイスステートにおける省電力度合いは、以下の順となる。
D0<D1<D2<D3
すなわち、省電力ステートD1〜D3においては、D1からD2、D3と進むほど省電力効果が大きくなるが、デバイスステートD0へ復帰する時間もかかるようになる。
また、バックエンドドライバ105においては、上述したゲスト入出力制御部111及びデバイスドライバ112により、デバイス203との入出力が実現される。
仮想マシン管理部(動作プロファイル情報管理部)101は、各デバイス203を各省電力ステートへ遷移させる際の基準となる情報を管理するものであり、図4(a)に示すような省電力プロファイル(Profile)管理テーブルT1を管理する。
ここで、インアクティビティ値とは、ゲストOS(ゲスト仮想マシン30)のデバイス203へのアクセスについて、デバイス203へアクセスが行なわれていない経過時間であり、ゲストOS(ゲスト仮想マシン30)のそのデバイス203に対する不活性度合いを表す。
また、インアクティビティ値は、ゲストOSとデバイス203との間において入出力があると0にリセットされる。なお、ゲストOSとデバイス203との間において入出力があったことは、ゲスト入出力制御部111から通知される。
図4(a)〜(c)に示す例においては、3Gデバイス203−1,無線LANデバイス203−2,カメラデバイス203−3及びSDメモリデバイス203−4のそれぞれに対して、ゲストOS−A,Bのそれぞれにおける、省電力ステートD1〜D3へ移行するための基準値(上限値)としてのインアクティビティ値を対応付けて構成している。
すなわち、この省電力プロファイル管理テーブルT1において、各省電力ステートに対応させて登録された各値(インアクティビティ値)は、その値を超過した場合にそれぞれの仮の省電力ステートを変更することを示す。
なお、インアクティビティ値は最大値180000以上大きくなることはないので、ゲストOS−Aに関しては、カメラデバイス203―3は省電力ステートD3にはならないことを表している。一方、ゲストOS−Bに関しては、カメラデバイス203−3は、インアクティビティ値が100以下であればデバイスステートD0であり、インアクティビティ値が100より大きく200以下であれば省電力ステートD1である。又、インアクティビティ値が200より大きいと省電力ステートD2であり、又、インアクティビティ値が1000より大きいと省電力ステートD3になることを表している。
すなわち、省電力プロファイル管理テーブルT1は、各々のゲスト仮想マシン30がデバイス203をある一定の時間以上利用していない場合には、各々のゲスト仮想マシン30はデバイス203をどの省電力ステートに遷移されることが可能であるかを記述したテーブルである。
また、省電力プロファイル管理テーブルT1は、例えば、仮想マシン間共有メモリ等の記憶装置(記憶部)に格納される。又、この省電力プロファイル管理テーブルT1の格納場所は、適宜、変更してもよい。
インアクティビティ管理部106は、図示しないタイマからのタイマ割込みを、ゲスト入出力制御部111からゲストOSとデバイス203間の入出力がない期間を計数することによりインアクティビティ値を求める。すなわち、インアクティビティ管理部106は、インアクティビティ値(非アクセス時間)を測定する測定部として機能する。
なお、前述の如く、インアクティビティ値には予め上限値が設定され、この上限値以上は増えることがない。
図5は第1実施形態の一例としてのインアクティビティ管理テーブルT2の例を示す図である。インアクティビティ管理テーブルT2は、そのバックエンドドライバ105に対応するデバイス203について、インアクティビティ値をゲストOS毎に対応付けて格納することにより構成されている。
また、インアクティビティ管理テーブルT2は、例えば、仮想マシン間共有メモリ上に格納される。又、このインアクティビティ管理テーブルT2の格納場所は、適宜、変更してもよい。
このバーチャルステート管理部107は、図6に示すような、バーチャルステート管理テーブルT3を管理する。
バーチャルステート管理部107は、インアクティビティ管理部106によって算出されたインアクティビティ値に基づいて省電力プロファイル管理テーブルT1を参照し、対応するデバイス203について、インアクティビティ値に対応する省電力ステートを選択する。そしてバーチャルステート管理部107は、この選択した省電力ステートを仮のデバイスステートとしてバーチャルステート管理テーブルT3に格納する。
また、このバーチャルステート管理テーブルT3は、例えば、仮想マシン間共有メモリ上に格納される。又、このバーチャルステート管理テーブルT3の格納場所は、適宜、変更してもよい。
このリアルステート管理部108は、バーチャルステート管理テーブルT3に登録された、デバイス203に対する複数のゲストOSにかかる各仮のデバイスステート(仮の動作モード)の中から、最も省電力度合いが小さい仮のデバイスステートを、実際のデバイス203のデバイスステート(デバイス選択モード)として決定する。
デバイスドライバ仮想マシン31においては、省電力プロファイル管理テーブルT1を参照することで、各々のゲスト仮想マシン30にとって、現在デバイス203をどの省電力ステートに遷移可能であるかを算出することができる。そして、各々のゲスト仮想マシン30の遷移可能な省電力ステートを比較して、全てのゲスト仮想マシン30にとって遷移可能な省電力ステートを選択して、デバイス203の省電力ステートを変更する。
上述の如く構成された、第1実施形態の一例としての情報処理装置1aにおける電力管理処理を、図7に示すフローチャート(ステップA10〜A120)に従って説明する。なお、本例においては、複数のデバイス203のうちカメラデバイス203−3の省電力管理を行なう例について説明する。
タイマ割込み管理部104の制御により割り込み信号が入力されると、省電力管理部110は、バックエンドドライバ105−3に接続中のゲストOSの一覧を取得する(ステップA10)。バックエンドドライバ105−3に接続中のゲストOSの一覧は、例えば、ゲスト入出力制御部111によって取得することができる。
インアクティビティ管理部106は、前回テーブル更新を行なってから今回のテーブル更新のまでの間に、ゲストOSとデバイス203−5との間で入出力が行なわれたか否かを確認する(ステップA40)。ゲストOSとデバイス203−5との間で入出力が行なわれていない場合には(ステップA40のNOルート参照)、インアクティビティ管理部106は、次に、インアクティビティ管理テーブルT2におけるそのゲストOSにかかるインアクティビティ値が上限値(180000)となっているかを確認する(ステップA50)。インアクティビティ値が上限値に達していない場合には(ステップA50のNOルート参照)、インアクティビティ管理部106はインアクティビティ値をインクリメント(+1)する(ステップA60)。
また、インアクティビティ値が上限値に達している場合にも(ステップA50のYESルート参照)、ステップA70に移行する。
なお、図7に示す例においては、これらのステップA30〜A80において、インアクティビティ値が求められる。すなわち、ステップA30〜A80が、ゲスト仮想マシン30とデバイス203との間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定ステップに相当する。
ここで、全てのゲストOSについてのテーブル更新が終了していない場合には(ステップA90のNOルート参照)、ゲストOS一覧における次のゲストOSを新たな対象ゲストOSとして変更した後(ステップA110)、ステップA30に戻る。
このようにして実デバイスステートが決定されると、リアルステート管理部108が、デバイスドライバ112を介して、そのデバイス203−4に対して、決定された実デバイスステートを設定する(遷移ステップ)。
また、複数のゲスト仮想マシン30が同一のデバイス203を共有して使用している場合も、全てのゲスト仮想マシン30が必要とするデバイス203の応答速度を満たす範囲で、省電力ステートを調停することができる。すなわち、複数のゲスト仮想マシン30が同一のデバイス203を共有して使用している場合においても、全てのゲスト仮想マシン30のデバイス203へのアクセス要求を満たした状態でデバイス203の動作モードを遷移させることができる。
図8は第2実施形態の一例としての情報処理装置1bの機能構成を模式的に示す図である。
本第2実施形態の情報処理装置1bも、第1実施形態の情報処理装置1aと同様に、例えば、携帯電話機やPDA,パーソナルコンピュータのような情報処理装置であり、本第2実施形態においても、情報処理装置1bとして携帯電話機を用いた例について説明する。なお、以下、情報処理装置1bを単に端末という場合がある。
本第2実施形態の情報処理装置1bは、第1実施形態の情報処理装置1aのハードウェアリソース20において検知スイッチ204をそなえるとともに、デバイスドライバ40をそなえている。更に、デバイスドライバ仮想マシン31において、ユーザ状態変更監視通知部102をそなえる。なお、その他の部分は第1実施形態の情報処理装置1aと同様に構成されている。
なお、この検知スイッチ204は開閉検知スイッチに限定されるものではなく、種々変形して実現することができる。例えば、本情報処理装置1aのディスプレイのバックライトの点灯/消灯状態を検知するバックライト検知スイッチであってもよい。すなわち、情報処理装置1aの使用時にディスプレイのバックライトが点灯され、非使用状態には消灯されることをバックライト検知スイッチにより検知してもよい。
ユーザ状態変更監視通知部102は、ユーザ状態の変更を監視し、変更を省電力管理部110に通知する。そして、ユーザ状態変更監視通知部102は、バーチャルステート管理部107にバーチャルステート管理テーブルT3の再計算を行なわせたり、リアルステート管理部108に対して、実デバイスステートの再設定を行なわせる。
また、本第2実施形態の一例としての情報処理装置1bにおいては、仮想マシン管理部101は、省電力プロファイル管理テーブルT1において、情報処理装置1bの開状態/閉状態のそれぞれの状態での省電力プロファイルを設定されている。
カメラデバイス203−3に関して、端末開の場合及び端末閉の場合のそれぞれにおいて省電力プロファイルを設定できる場合を考える。例えば、カメラデバイス203−3は、端末が開いている場合は端末の画面及び端末の内側の操作ボタンによって操作可能であり、端末が閉じている場合は端末外側の小画面にと操作ボタンにより限定的な操作が可能であるとする。
すなわち、本第2実施形態の一例としての情報処理装置1bにおいては、ユーザ状態の変更を検出して、省電力プロファイルを変更することができるのである。
ここで、端末開の状態であった場合、カメラデバイス203−3について、ゲストOS−AおよびゲストOS−Bのそれぞれのインアクティビティ値が1000以上(すなわち10秒以上入出力がない)場合について考える。
ユーザが情報処理装置1bを操作して端末状態を変更すると、検知スイッチ204がその状態変更を検出し(ステップB10)、デバイスドライバ40を介してユーザ状態変更監視通知部102に通知される。
その後、一覧に登録されている全てのバックエンドドライバ105に対して変更通知を行なったかを確認する(ステップB50)。この確認の結果、全てのバックエンドドライバ105に対して変更通知を行なっていない場合には(ステップB50のNOルート参照)、ステップB30に戻る。
このように、第2実施形態の一例としての情報処理装置1bによれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、予め省電力プロファイル管理テーブルT1に端末状態の変更に応じた省電力プロファイルを登録しておくことにより、端末状態の変化に応じた省電力制御を行なうことができる。
本情報処理装置1bによれば、ユーザの利用状態に応じて、各々のデバイス203の省電力プロファイルを複数設定可能であり、利用状態変更の通知に応じて、複数のプロファイルを切り替え、省電力モードを再設定することが可能となる。
本情報処理装置1bによれば、ゲスト仮想マシン30内において、特定のアプリケーションが起動中であるか否かなどの情報を検出し、そのゲスト仮想マシン30から省電力プロファイルの切り替えをデバイスドライバ仮想マシン31に通知することで、省電力プロファイルを切り替えや省電力モードを再設定することが可能となる。
図11は第3実施形態の一例としての情報処理装置1cの機能構成を模式的に示す図である。
本第3実施形態の情報処理装置1cも、第1実施形態の情報処理装置1aと同様に、例えば、携帯電話機やPDA,パーソナルコンピュータのような情報処理装置であり、本第3実施形態においても、情報処理装置1cとして携帯電話機を用いた例について説明する。なお、以下、情報処理装置1cを単に端末という場合がある。
例えば、携帯電話端末においては、端末が基地局の電波の圏内にあるか否かを検知する、あるいは検知した際に通話や電子メール、SMS(ショートメッセージングサービス)等の着信の有無を確認するために、定期的に端末と基地局間とで通信を行なっている。
なお、ユーザが端末を使用中である場合としては、例えば、通話中である場合や、インターネットなどのネットワークサービスを利用中である場合が相当する。又、端末をユーザが使用していない場合としては、例えば、端末を閉じている場合が相当する。
そして、本第3実施形態においては、タイマ割込み管理部104によるタイマ割込みクロックの変更に応じて、デバイス203へのアクセスの行なわれなかった時間の積算方法を変更する。
本第3実施形態の情報処理装置1cにおいて、タイマ割込み管理部(クロック変更部)104は、タイマクロック(基準タイマクロック)間隔を変更する機能(クロック変更機能)をそなえており、例えば、ユーザが端末を使用していないと判断した場合に、このクロック変更機能が、省電力クロックモードとして、上述したタイマの呼び出し間隔を長くし、処理の起床される時間間隔を延ばす。
このように、ユーザが端末を使用していないと判断した場合に、通常クロックモードから省電力クロックモードに移行し、タイマの呼び出し間隔を長くして、処理の起床される時間間隔を延ばすことにより、例えばCPUのアイドル時間を延ばすことにつながり、より効果的に省電力を実現することができる。
なお、ユーザの端末の使用状態の検出や、タイマクロックの変更処理は、管理OSの指示により管理OS自身あるいはタイマクロック機構を設定するためのバックエンドドライバ105内により行なわれる。すなわち、これらの管理OSもしくはバックエンドドライバ105が、情報処理装置の基準タイマクロック間隔を変更するクロック変更部として機能する。
管理OSがタイマクロックの変更を行なう場合、このタイマ割り込み処理から起床されたタイミングで、省電力管理部110を持つ各々のバックエンドドライバ105に対して、タイマクロック変更通知部103からタイマクロックの変更を通知する。
クロックフラグとしては、例えば、0:通常クロック時(10ms間隔),1:省電力クロック時(2s間隔)とする。
具体的には、省電力管理部110のインアクティビティ管理部106が、インアクティビティ値の測定方法を変更する機能をそなえている。すなわち、インアクティビティ管理部106はインアクティビティ値の測定方法を変更する測定方法変更部として機能する。そして、インアクティビティ管理部106は、タイマクロック変更通知部103により基準タイマクロック間隔の変更が検出されると、インアクティビティ値の測定方法を変更する。
すなわち、インアクティビティ管理部106は、タイマクロック間隔に応じて、インアクティビティ値の積算時にインクリメントする量(インクリメント量)を変更することにより、省電力管理部110による実デバイスステートの選択もしくは設定に対する、省電力クロックモードへ移行により生じる影響を排除する。
上述の如く構成された第3実施形態の一例としての情報処理装置1cにおけるタイマクロックの変更処理を伴なう電力管理手法を、図12に示すフローチャート(ステップC10〜C220)に従って説明する。
例えば、端末閉状態の検出等により本情報処理装置1cをユーザが使用していないことが検出された場合に(検出ステップ)、未使用タイマ割込み管理部104の制御により割り込み信号が入力され、管理OSがタイマクロックの変更処理を開始する(ステップC10)。先ず、管理OSは、省電力管理部110を有するバックエンドドライバ105の一覧を取得する(ステップC20)。バックエンドドライバ105の取得は、例えば、管理OSから各バックエンドドライバ105に対して要求信号を出力し、この要求信号に対して、省電力管理部110を有するバックエンドドライバ105だけが特定の応答信号を送信することにより、管理OSにおいて一覧を取得することができる。更に、管理OSは、各バックエンドドライバ105に接続中のゲストOSの一覧を取得する(ステップC30)。バックエンドドライバ105に接続中のゲストOSの一覧は、例えば、ゲスト入出力制御部111によって取得することができる。
その後、省電力管理部110が、各バックエンドドライバ105のインアクティビティ値の更新を開始する(ステップC50)。
バックエンドドライバ105において、省電力管理部110は、バックエンドドライバ105に接続中のゲストOSの一覧を取得する(ステップC60)。バックエンドドライバ105に接続中のゲストOSの一覧は、例えば、ゲスト入出力制御部111によって取得することができる。
インアクティビティ管理部106は、前回テーブル更新を行なってから今回のテーブル更新のまでの間に、ゲストOSとデバイス203との間で入出力が行なわれたか否かを確認する(ステップC90)。ゲストOSとデバイス203との間で入出力が行なわれていない場合には(ステップC90のNOルート参照)、インアクティビティ管理部106は、次に、インアクティビティ管理テーブルT2におけるそのゲストOSにかかるインアクティビティ値が上限値(180000)となっているかを確認する(ステップC100)。インアクティビティ値が上限値に達していない場合には(ステップC100のNOルート参照)、インアクティビティ管理部106は、マシン間共有メモリ等に予め設定されているインクリメント量でインアクティビティ値をインクリメントする(ステップC110)。
また、インアクティビティ値が上限値に達している場合にも(ステップC100のYESルート参照)、ステップC120に移行する。
なお、図12に示す例においては、これらのステップC80〜C130において、インアクティビティ値が求められる。すなわち、ステップC80〜C130が、ゲスト仮想マシン30とデバイス203との間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定ステップに相当する。
ここで、全てのゲストOSについてのテーブル更新が終了していない場合には(ステップC140のNOルート参照)、ゲストOS一覧における次のゲストOSを新たな対象ゲストOSとして変更した後(ステップC160)、ステップC80に戻る。
このようにして実デバイスステートが決定されると、リアルステート管理部108が、デバイスドライバ112を介して、そのデバイス203に対して、決定された実デバイスステートを設定する。
第3実施形態の一例としての情報処理装置1cによれば、上述した第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、クロックフラグが変更されていた場合に、それにインアクティビティ値のインクリメント量を変更する。これにより、次回の更新処理の呼び出し以降は、再設定されたインクリメント量を用いてインアクティビティ値が更新される。そして、変更されたクロックに合わせて、各々のゲスト仮想マシン30からそのデバイス203へのアクセスについて、アクセスの行なわれなかった時間を積算する際の計算方法を変更することができる。
上述した各実施形態においては、情報処理装置1a,1b,1cのCPU201が、制御プログラムを実行することにより、上述した、デバイスドライバ仮想マシン31,ゲスト仮想マシン30,仮想マシン管理部101,ユーザ状態変更監視通知部102,タイマクロック変更通知部103,タイマ割込み管理部104,省電力管理部110(インアクティビティ管理部106,バーチャルステート管理部107,リアルステート管理部108),ゲスト入出力制御部111及びデバイスドライバ112として機能する。
例えば、上述した各実施形態においては、デバイス203として3Gデバイス203−1,無線LANデバイス203−2,カメラデバイス203−3及びSDメモリデバイス203−4をそなえた例を示しているが、これに限定されるものではない。すなわち、これら以外のデバイスをそなえてもよく、又、これらの少なくともいずれかをそなえなくともよく、適宜変更して実施することが出来る。
また、上記第2実施形態においては、カメラデバイス203−3の省電力モードへ遷移を例として示したが、これに限定されるものではなく、カメラデバイス203−3以外のデバイスについて行なうこともできる。
(E)付記
(付記1)
デバイスを備えた情報処理装置であって、
該デバイスに対して処理を行なう複数のゲスト仮想マシンと、
該複数のゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンと、
該デバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれ関して、該複数のゲスト仮想マシンのうち一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定部と、
該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を記憶する記憶部と、
測定された該非アクセス時間に基づいて該動作プロファイル情報を参照して、動作モードを決定する決定部と、
該デバイスを、該動作モードに遷移させる遷移制御部と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。
該決定部が、
該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対する動作モードのうち、最も省電力度合いが小さい動作モードを選択して決定することを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
該決定部は、該デバイスを共有する複数の該ゲスト仮想マシンのそれぞれに対して、各ゲスト仮想マシンが遷移可能な動作モードをそれぞれ仮の動作モードとして決定し、これらの仮の動作モードのうち最も省電力度合いが小さい仮の動作モードを、デバイス選択モードとして決定し、
前記遷移制御部は、該デバイスを、決定された該デバイス選択モードに遷移させる、
ことを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
該情報処理装置の状態変更を検出する検出部をそなえるとともに、
該記憶部が、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報をそなえ、
該決定部が、該検出部により当該情報処理装置の状態変更が検出された場合に、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
該ゲスト仮想マシンが、該検出部をそなえることを特徴とする、付記4記載の情報処理装置。
(付記6)
当該情報処理装置の基準タイマクロック間隔を変更するクロック変更部と、
該クロック変更部により該基準タイマクロック間隔が変更されたことを検出するクロック変更検出部と、
該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更する測定方法変更部とをそなえ、
該クロック変更検出部により該基準タイマクロック間隔の変更が検出されると、該測定方法変更部が該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更することを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
デバイスを備えた情報処理装置の制御方法であって、
該デバイスに対して処理を行なう複数のゲスト仮想マシンを実現するゲスト仮想マシン実現ステップと、
該ゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンを実現するデバイスドライバ仮想マシン実現ステップと、
該デバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに関して、該複数のゲスト仮想マシンのうち一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定ステップと、
該測定ステップにおいて測定された、該非アクセス時間に基づいて、該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を参照して、動作モードを決定する決定ステップと、
該デバイスを、決定された該動作モードに遷移させる遷移制御ステップとをそなえることを特徴とする、制御方法。
該決定ステップにおいて、
該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対する動作モードのうち、最も省電力度合いが小さい動作モードを選択して決定することを特徴とする、付記7記載の制御方法。
該決定ステップにおいて、
該デバイスを共有する複数の該ゲスト仮想マシンのそれぞれに対して、各ゲスト仮想マシンが遷移可能な動作モードをそれぞれ仮の動作モードとして決定し、これらの仮の動作モードのうち最も省電力度合いが小さい仮の動作モードを、デバイス選択モードとして決定し、
前記遷移制御ステップにおいて、該デバイスを、決定された該デバイス選択モードに遷移させる、
ことを特徴とする、付記8記載の制御方法。
該情報処理装置の状態変更を検出する検出ステップをそなえるとともに、
該決定ステップにおいて、該検出ステップにおいて当該情報処理装置の状態変更が検出された場合に、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定することを特徴とする、付記7〜9のいずれか1項に記載の制御方法。
当該情報処理装置の基準タイマクロック間隔を変更するクロック変更ステップと、
該クロック変更ステップにおいて該基準タイマクロック間隔が変更されたことを検出するクロック変更検出ステップと、
該測定ステップにおける該非アクセス時間の測定方法を変更する測定方法変更ステップとをそなえ、
該クロック変更検出ステップにおいて該基準タイマクロック間隔の変更が検出されると、該測定方法変更ステップにおいて該測定ステップにおける該非アクセス時間の測定方法を変更することを特徴とする、付記7〜10のいずれか1項に記載の制御方法。
デバイスの制御機能をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
該デバイスに対して処理を行なう複数のゲスト仮想マシンと、
該ゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンと、
該デバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている複数の該ゲスト仮想マシンのそれぞれに関して、該複数のゲスト仮想マシンのうちの一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定し、
測定した該非アクセス時間に基づいて、該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定し、
該デバイスを、決定した該動作モードに遷移させる、
処理を該コンピュータに実行させることを特徴とする、制御プログラム。
該決定部として該コンピュータを機能させる際に、
該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対する動作モードのうち、最も省電力度合いが小さい動作モードを選択して決定させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記12記載の制御プログラム。
該決定部として該コンピュータを機能させる際に、
該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対して、各ゲスト仮想マシンが遷移可能な動作モードをそれぞれ仮の動作モードとして決定し、これらの仮の動作モードのうち最も省電力度合いが小さい仮の動作モードを、デバイス選択モードとして決定し、
前記遷移制御部は、該デバイスを、決定された該デバイス選択モードに遷移させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記13記載の制御プログラム。
該情報処理装置の状態変更を検出する検出部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該決定部として該コンピュータを機能させる際に、該検出部により当該情報処理装置の状態変更が検出された場合に、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記12〜14のいずれか1項に記載の制御プログラム。
当該情報処理装置の基準タイマクロック間隔を変更するクロック変更部と、
該クロック変更部により該基準タイマクロック間隔が変更されたことを検出するクロック変更検出部と、
該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更する測定方法変更部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該クロック変更検出部により該基準タイマクロック間隔の変更が検出されると、該測定方法変更部が該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更させるように、該コンピュータを機能させることを特徴とする、付記12〜15のいずれか1項に記載の制御プログラム。
20 ハードウェアリソース
21 仮想マシンモニタ
30,30−A,30−B ゲスト仮想マシン
101 仮想マシン管理部
102 ユーザ状態変更監視通知部
103 タイマクロック変更通知部
104 タイマ割込み管理部
106 インアクティビティ管理部
107 バーチャルステート管理部
108 リアルステート管理部
110 省電力管理部
111 ゲスト入出力制御部
112 デバイスドライバ
201 CPU
202 ROM
203,203−1〜203−4 デバイス
204 検知スイッチ
211 RAM
301,301−1〜301−4 フロントエンドドライバ
T1 省電力プロファイル管理テーブル(動作プロファイル情報)
T2 インアクティビティ管理テーブル
T3 バーチャルステート管理テーブル
Claims (7)
- デバイスを備えた情報処理装置であって、
該デバイスに対して処理を行なう複数のゲスト仮想マシンと、
該複数のゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンと、
該デバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに関して、該複数のゲスト仮想マシンのうち一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定部と、
該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を記憶 する記憶部と、
測定された該非アクセス時間に基づいて該動作プロファイル情報を参照して、動作モードを決定する決定部と、
該デバイスを、決定された該動作モードに遷移させる遷移制御部と、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。 - 該決定部が、
該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対する動作モードのうち、最も省電力度合いが小さい動作モードを選択して決定することを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 該決定部は、該デバイスを共有する該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに対して、各ゲスト仮想マシンが遷移可能な動作モードをそれぞれ仮の動作モードとして決定し、これらの仮の動作モードのうち最も省電力度合いが小さい仮の動作モードを、デバイス選択モードとして決定し、
前記遷移制御部は、該デバイスを、決定された該デバイス選択モードに遷移させる、
ことを特徴とする、請求項2記載の情報処理装置。 - 該情報処理装置の状態変更を検出する検出部をそなえるとともに、
該記憶部が 、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報をそなえ、
該決定部が、該検出部により当該情報処理装置の状態変更が検出された場合に、当該情報処理装置の状態に応じた該動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置の基準タイマクロック間隔を変更するクロック変更部と、
該クロック変更部により該基準タイマクロック間隔が変更されたことを検出するクロック変更検出部と、
該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更する測定方法変更部とをそなえ、
該クロック変更検出部により該基準タイマクロック間隔の変更が検出されると、該測定方法変更部が該測定部による該非アクセス時間の測定方法を変更することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - デバイスを備えた情報処理装置の制御方法であって、
該デバイスに対して処理を行なう複数のゲスト仮想マシンを実現するゲスト仮想マシン実現ステップと、
該ゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンを実現するデバイスドライバ仮想マシン実現ステップと、
該デバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている該複数のゲスト仮想マシンのそれぞれに関して、該複数のゲスト仮想マシンのうち一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定する測定ステップと、
該測定ステップにおいて測定された、該非アクセス時間に基づいて、該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を参照して、動作モードを決定する決定ステップと、
該デバイスを、決定された該動作モードに遷移させる遷移制御ステップとをそなえることを特徴とする、制御方法。 - デバイスの制御機能をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
該デバイスに対して処理を行なうゲスト仮想マシンによる該デバイスへのアクセス処理を代行するデバイスドライバ仮想マシンを介して該デバイスにアクセスしている複数の該ゲスト仮想マシンのそれぞれに関して、該複数のゲスト仮想マシンのうち一つと該デバイスとの間における非アクセス状態での経過時間を非アクセス時間として測定し、
測定した該非アクセス時間に基づいて、該非アクセス時間と該デバイスの動作モードを表す動作モード情報とを対応付けた動作プロファイル情報を参照して、該動作モードを決定し、
該デバイスを、決定した該動作モードに遷移させる、
処理を該コンピュータに実行させることを特徴とする、制御プログラム。
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