JP2008154670A - ミシンのテープ送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動ローラと従動ローラとによってテープの幅方向における両端部に加わる圧力を均一にすることにより、テープを真っ直ぐ供給する。
【解決手段】従動ローラ20が固着される従動ローラ軸19を遊嵌させて回転可能に軸支する一対の連結部材13a、13bと、両連結部材13a、13bに固着される一対の支持軸11a、11bと、各支持軸11a、11bが回動可能に軸支されるとともに、駆動ローラ9を回転可能に支持する取付け基台5と、各支持軸11a、11bを回動させる一対の回動部21a、21bとを有し、駆動ローラ9および従動ローラ20の各一端部における両軸心間の距離と駆動ローラ9および従動ローラ10の各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整し得るように従動ローラ9を支持する。
【選択図】 図2

Description

本発明はミシンのテープ送り装置に係り、特に、ミシンの主軸に連動して回転する駆動ローラと、駆動ローラに従動する従動ローラとによって被縫製物に縫いつけるテープを供給するミシンのテープ送り装置に関する。
従来より、被縫製物にテープを縫いつけることができるミシンには、ミシンの主軸に連動して回転する駆動ローラと、駆動ローラに従動する従動ローラとによってテープを挟持し、ミシンの針落ち部にテープを供給するテープ送り装置が設けられている。
図4は、従来のミシンのテープ送り装置の一例を示す斜視図であり、図4に示すように、このミシンのテープ送り装置31は、ミシンの図示しない主軸に連結された駆動軸33を有している。駆動軸33は、取付け基台35の両端部に形成され所定の間隙をもって配置された一対の取付け部36に回転可能に軸支されており、駆動軸33における両取付け部36に挟まれた位置には、駆動ローラ38が固着され、駆動ローラ38は、駆動軸33とともに回転するようになっている。
両取付け部36には、駆動軸33と平行に配置された支持軸39の両端部分がそれぞれ回転可能に軸支され、支持軸39の一端部は、取付け部36から突出して取り付けられており、支持軸39は、所定の間隙をもって配置された一対の連結部材40に固着されている。両連結部材40は、駆動軸33と平行に配置された従動ローラ軸42の両側を固定して軸支するようになっており、従動ローラ軸42には従動ローラ43が回転可能に取り付けられている。また、支持軸39の一端部には、揺動レバー45が固着されており、揺動レバー45は、調整ばね46を用いて押圧部材47に押圧されるようになっている。
このようなミシンのテープ送り装置31は、押圧部材47によって揺動レバー45を押圧することにより支持軸39を回動させ、支持軸39の回動により連結部材40を介して従動ローラ43を駆動ローラ38に近接する方向に移動させることにより、従動ローラ43を駆動ローラ38に圧接させるようになっている。また、このミシンのテープ送り装置31は、揺動レバー45に対する押圧部材47の押圧力を調整することにより、駆動ローラ38に対する従動ローラ43の圧接力を調整するようになっている。
そして、このミシンのテープ送り装置31は、圧接された駆動ローラ38と従動ローラ43とによりテープを挟持し、ミシンの主軸を介して駆動軸33を回転させることにより駆動ローラ38を回転させるとともに、駆動ローラ38の回転に従動して従動ローラ43を回転させることにより、テープをミシンの図示しない針落ち部に供給するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−321597号公報
しかし、前述のような従来のミシンのテープ送り装置31によれば、製造段階において駆動ローラ38の軸線と従動ローラ43の軸線とが平行に配置されない場合があり、このようなミシンのテープ送り装置31によると、駆動ローラ38と従動ローラ43とによってテープを挟持する際、テープの供給方向に直交する幅方向の両端部に加わる圧力が異なってしまうこととなる。そして、このような状態のままテープを供給すると、テープが駆動ローラ38および従動ローラ43の片側に寄ってしまい、正規の供給方向からずれて供給されてしまうおそれがあり、この結果、被縫製物における任意の位置にテープを縫いつけることが困難となってしまう場合があるという問題を有していた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、駆動ローラと従動ローラとによってテープの幅方向における両端部に加わる圧力を均一にすることにより、テープを正規の供給方向に真っ直ぐ供給することができるミシンのテープ送り装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るミシンのテープ送り装置の特徴は、ミシンの主軸に連動して回転する駆動ローラと、前記駆動ローラに接離可能であって、前記駆動ローラと協働してテープを供給する従動ローラとを有し、前記駆動ローラおよび前記従動ローラの各一端部における両軸心間の距離と前記駆動ローラおよび前記従動ローラの各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整しうるように前記従動ローラを支持した点にある。
この請求項1に記載の発明によれば、駆動ローラおよび従動ローラの各一端部における両軸心間の距離と駆動ローラおよび従動ローラの各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整しうるように従動ローラを支持することにより、各一端部における圧力と各他端部とにおける圧力とを個別に調整することができる。この結果、従動ローラ全体における駆動ローラに対する圧接力が均一となるように調整することができる。
また、請求項2に記載の発明に係るミシンのテープ送り装置の特徴は、請求項1に記載のミシンのテープ送り装置において、前記従動ローラが固着されている従動ローラ軸を遊嵌させて回転可能に軸支する一対の連結部材と、前記各連結部材に遊嵌されている従動ローラの軸線と平行となるように対応する前記各連結部材にそれぞれ固着される一対の支持軸と、前記各支持軸を回動可能に軸支するとともに、前記駆動ローラを回転可能に支持する取付け基台と、前記各支持軸をそれぞれ回動させる一対の回動部とを有し、前記従動ローラは、前記各支持軸の回動により前記連結部材を介して前記駆動ローラに接離可能とされ、前記各回動部が、対応する前記各支持軸に対する各回動量の調整を個別に行う点にある。
この請求項2に記載の発明によれば、従動ローラが固着されている従動ローラ軸を、一対の連結部材に遊嵌させて回転可能に軸支し、連結部材を介して従動ローラに連結される各支持軸の回動量の調整を個別に行うことにより、駆動ローラおよび従動ローラの各一端部における両軸心間の距離と各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整しうるように従動ローラを支持することができる。これにより、従動ローラ全体における駆動ローラに対する圧接力が均一となるように調整することができる。
さらに、請求項3に記載の発明に係るミシンのテープ送り装置の特徴は、請求項2に記載のミシンのテープ送り装置において、前記各回動部は、対応する前記各支持軸に固着された揺動レバーと、この揺動レバーを押圧する押圧部材とを有し、前記各押圧部材によって対応する前記両揺動レバーを押圧し、この揺動レバーを揺動させることにより対応する前記各支持軸を回動させ、前記各押圧部材が、対応する前記各揺動レバーに対する各押圧力の調整を個別に行う点にある。
この請求項3に記載の発明によれば、両押圧部材が、両揺動レバーに対する各押圧力の調整を個別に行うことにより、連結部材を介して従動ローラに連結される各支持軸の回動量の調整を個別に行うことができ、この結果、駆動ローラおよび従動ローラの各一端部における両軸心間の距離と各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整しうるように従動ローラを支持することができる。これにより、従動ローラ全体における駆動ローラに対する圧接力が均一となるように調整することができる。
以上述べたように、本発明に係るミシンのテープ送り装置によれば、従動ローラ全体における駆動ローラに対する圧接力を均一にすることにより、駆動ローラと従動ローラとに挟持されることによってテープの供給方向に直交する幅方向の両端部に加わる圧力を均一にすることができる。これにより、テープが供給方向からずれて搬送されてしまうのを防止して、正規の供給方向に沿って真っ直ぐに供給することができ、この結果、被縫製物における任意の位置に容易かつ確実にテープを縫いつけることができ、仕上がりの良好な縫製を行うことができる。
以下、本発明に係るミシンのテープ送り装置の一実施形態を図1から図3を参照して説明する。ここで、本実施形態においては、ミシンの縫製作業者側を前方、逆方向を後方、縫製作業者の右手側を右側、左手側を左側として説明する。
図1は、本実施形態に係るミシンのテープ送り装置を備えたミシンを示す概略斜視図、図2は、図1のミシンのテープ送り装置を示す斜視図、図3は、図1のミシンのテープ送り装置を示す分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、ミシン2のテープ送り装置1は、ミシン2におけるミシンアーム3の前方に固定して取り付けられた取付け基台5を有し、取付け基台5の両端部には、前方に突出する一対の取付け部5a、5bが形成されており、各取付け部5a、5bは、所定の間隙をもって相互に平行に対向して配置されている。
各両取付け部5a、5bの下部には、それぞれミシン2の図示しない主軸に連結された駆動軸7を軸支する軸受8が形成されており、駆動軸7は、各取付け部5a、5bの軸受8によって回転自在に支持されて、主軸を介してミシン2の針落ち動作に連動して回転するようになっている。駆動軸7の周面であって両取付け部5a、5bに挟まれた位置には、樹脂材料等からなる駆動ローラ9が固着されており、駆動ローラ9は、駆動軸7とともに回転するようになっている。
ミシン2のテープ送り装置1は、第1支持軸11aおよび第2支持軸11bを有し、各支持軸11a、11bは、駆動ローラ9の上方前方に、軸線が駆動軸7の軸線に平行となるように配置されている。第1支持軸11aの一端部分は、一方の取付け部5aの上部に形成された軸受12によって回転可能に軸支されるとともに、第2支持軸11bの一端部分は、他方の取付け部5bの上部に形成された軸受12によって回転可能に軸支されており、各支持軸11a、11bの一端部は、各取付け部5a、5bから突出するように配置されている。また、各支持軸11a、11bの他端部は、それぞれ別個の連結部材13a、13bに形成された軸受14に挿入され、固定ねじ15によって各連結部材13a、13bに螺着され固定されている。
各連結部材13a、13bにおける軸受14が形成されている位置よりも下方には、軸受18が形成されており、従動ローラ軸19は、その両端部が両軸受18に遊嵌されて、両軸受18により回転可能に軸支されている。そして、従動ローラ軸19は、その軸線が駆動軸7の軸線と平行となるように駆動ローラ9の前方に配置されるようになっている。
従動ローラ軸19の周面には、樹脂材料等からなる従動ローラ20が固定して取り付けられており、従動ローラ20は、駆動ローラ9に対して平行に対向して配置されるようになっている。そして、従動ローラ20は、各支持軸11a、11bの回転により、両連結部材13a、13bを介して駆動ローラ9に接離可能に揺動するようになっており、従動ローラ20が駆動ローラ9に圧接されると、駆動ローラ9の回転に従動して従動ローラ20が回転するようになっている。また、従動ローラ軸19の両端部が各連結部材13a、13bの軸受18に遊嵌され、従動ローラ軸19が各連結部材13a、13bに回転可能に軸支されていることにより、従動ローラ20は、従動ローラ軸19と軸受18との間隙寸法分、従動ローラ20におけるいずれかの端部が駆動ローラ9に近接すると、従動ローラ20の他の端部が駆動ローラ9から離間するように揺動可能に支持されている。
各支持軸11a、11bは、それぞれ回動部21a、21bによって同方向に回動されるようになっており、各回動部21a、21bのうち第1支持軸11aを回動させる第1回動部21aは、L字型に形成された平板状の第1揺動レバー22aを有している。第1支持軸11aの一端部は、第1揺動レバー22aの後方に固定ねじ24によって螺着され固定されており、第1揺動レバー22aは、第1支持軸11aが固定されている位置の上方を、後方から第1押圧部材26aにより押圧されるようになっている。
第1押圧部材26aは、第1揺動レバー22aに当接する調整ばね軸27を有している。調整ばね軸27は、調整ばね軸取付け部28に進退可能に取り付けられており、この調整ばね軸取付け部28には、調整ねじ軸29が螺合されている。調整ねじ軸29には、図示しない貫通孔が形成されており、この貫通孔内には、調整ばね軸27が遊嵌されている。また、調整ばね軸27における第1揺動レバー22aに当接する側の先端部には、図示しないばね止めが設けられ、このばね止めと調整ねじ軸29との間には、調整ばね30が配置されている。この第1押圧部材26aは、調整ねじ軸29を回転させることによって第1揺動レバー22aの方向に進退させて調整ねじ軸29とばね止めとの間隔を変化させ、調整ばね30の第1揺動レバー22aに対する弾性付勢力を調整することにより、第1揺動レバー22aに対する押圧力を調整する構成となっている。そして、第1揺動レバー22aは、第1押圧部材26aによって前方に押圧されると、第1支持軸11aとの固定部分を支点として前方に揺動するようになっており、この第1揺動レバー22aの揺動により、第1支持軸11aが上方から前方の方向に回動するようになっている。
各回動部21a、21bのうち第2支持軸11bを回動させる第2回動部21bは、平板状の第2揺動レバー22bを有している。第2支持軸11bの一端部は、第2揺動レバー22bの前方に第2固定ねじ(図示せず)によって螺着され固定されており、第2揺動レバー22bは、第2支持軸11bが固定されている部分の下方を、前方から第2押圧部材26bにより押圧されるようになっている。
第2押圧部材26bは、第1押圧部材26aと同一の構成により形成されているので、説明を省略する。そして、第2揺動レバー22bは、第2押圧部材26bにより後方に押圧されると、第2支持軸11bとの固定部分を支点として後方に揺動するようになっており、この第2揺動レバー22bの揺動により、第2支持軸11bは、下方から後方の方向に回動するようになっている。すなわち、各支持軸11a、11bは、それぞれ第1押圧部材26aの押圧による第1揺動レバー22aの前方への揺動、および第2押圧部材26bの押圧による第2揺動レバー22bの後方への揺動によって、同方向に回動するようになっている。
また、第1押圧部材26aおよび第2押圧部材26bは、第1揺動レバー22aおよび第2揺動レバー22bに対する各押圧力の調整をそれぞれ個別に行うようになっており、これにより、第1支持軸11aおよび第2支持軸11bに対する各回動量の調整を個別に行うようになっている。そして、このように第1支持軸11aおよび第2支持軸11bに対する各回動量の調整を個別に行うことにより、従動ローラ20の一端部と他端部とにおける駆動ローラ9に対する各圧接力の調整を個別に行うようになっている。
これにより、従動ローラ20は、駆動ローラ9および従動ローラ20の各一端部における両軸心間の距離と駆動ローラ9および従動ローラ20の各他端部における両軸心間の距離とが個別に調整し得るように、両取付け部5a、5bに支持されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係るミシン2のテープ送り装置1によって、ミシン2の針落ち部にテープを供給する場合、まず、第1押圧部材26aによって、第1揺動レバー22aを前方(図2における矢印A方向)に押圧する。すると、第1揺動レバー22aが、第1支持軸11aに固定されている部分を支点として前方へ揺動し、第1揺動レバー22aに固定されている第1支持軸11aは、第1揺動レバー22aの揺動にともなって、上方から前方の方向(図2における矢印B方向)に回動する。これとともに、第2押圧部材26bによって第2揺動レバー22bを後方(図2における矢印C方向)に押圧する。すると、第2揺動レバー22bが第2支持軸11bに固定されている部分を支点として後方へ揺動し、第2揺動レバー22bに固定されている第2支持軸11bは、第2揺動レバー22bの揺動にともなって、下方から後方の方向(図2における矢印D方向)、すなわち、第1支持軸11aの回動方向と同方向に回動する。
続いて、各支持軸11a、11bの回動により、各支持軸11a、11bに固定された両連動部材の下部が、各支持軸11a、11bに固定されている上部を支点として後方(図2における矢印E、F方向)に揺動する。この各連結部材13a、13bの揺動により、従動ローラ20が、後方すなわち駆動ローラ9の配置方向に揺動し、従動ローラ20の周面が駆動ローラ9の周面に圧接される。
そして、このミシン2のテープ送り装置1は、圧接された駆動ローラ9と従動ローラ20とによってテープを挟持し、ミシン2の主軸を介して駆動軸7を回転させることにより駆動ローラ9を回転させるとともに、駆動ローラ9の回転に従動して従動ローラ20を回転させることにより、テープを搬送してミシン2の針落ち部に供給する。
このとき、例えば、従動ローラ20の一端部(本実施形態においては左側)における駆動ローラ9に対する圧接力が、従動ローラ20の他端部(本実施形態においては右側)に対する圧接力よりも弱い場合、第1押圧部材26aと第2押圧部材26bとによる各押圧力は個別に調整することができるので、第1押圧部材26aによる第1揺動レバー22aに対する押圧力のみを強くする。すると、第1支持軸11aの矢印B方向への回動により、左側の連結部材13aの下部のみが後方に揺動する。ここで、従動ローラ軸19は各連結部材13a、13bの軸受18に遊嵌され回動可能に軸支されていることにより、従動ローラ20は、従動ローラ軸19と軸受18との間隙寸法分、従動ローラ20の一端部が駆動ローラ9に近接し、従動ローラ20の他端部が駆動ローラ9から離間するように揺動可能に両取付け部5a、5bに支持されている。このため、左側の連結部材13aの下部のみを矢印E方向に揺動させることができ、これにより、従動ローラ20の左側端部の駆動ローラ9に対する圧接力のみを強くすることができる。
また、前述の場合において、第2押圧部材26bによる第2揺動レバー22bに対する押圧力のみを弱くすると、第2支持軸11bは矢印D方向とは逆方向に回動し、この第2支持軸11bの回動によって、右側の連結部材13bの下部のみが前方に揺動する。これにより、従動ローラ20の右側端部の駆動ローラ9に対する圧接力のみを弱くすることができる。
一方、従動ローラ20の左側端部における駆動ローラ9に対する圧接力が、従動ローラ20の右側端部に対する圧接力よりも強い場合、第2押圧部材26bによる第2揺動レバー22bに対する押圧力のみを強くすると、第2支持軸11bは矢印D方向に回動し、この第2支持軸11bの回動により、右側の連結部材13bの下部のみが矢印F方向に揺動する。これにより、従動ローラ20の右側端部の駆動ローラ9に対する圧接力のみを強くすることができる。
また、前述の場合において、第1押圧部材26aによる第1揺動レバー22aに対する押圧力のみを弱くすると、第1支持軸11aは矢印B方向とは逆方向に回動し、この第1支持軸11aの回動によって、左側の連結部材13aの下部のみが前方に揺動する。これにより、従動ローラ20の左側端部の駆動ローラ9に対する圧接力のみを弱くすることができる。
このように、駆動ローラ9に対する従動ローラ20の両端部の圧接力を個別に調整することにより、従動ローラ20全体における駆動ローラ9に対する圧接力が均一となるように調整することができる。
本実施形態によれば、前述のように、第1押圧部材26aおよび第2押圧部材26bによる各押圧力の調整を個別に行うことにより、駆動ローラ9に対する従動ローラ20の両端部の圧接力を個別に調整することができ、これより、従動ローラ20全体における駆動ローラ9に対する圧接力が均一となるように調整することができる。
したがって、従動ローラ20全体における駆動ローラ9に対する圧接力を均一にすることにより、駆動ローラ9と従動ローラ20とに挟持されることによってテープの供給方向に直交する幅方向の両端部に加わる圧力を均一にすることができる。これにより、テープが供給方向からずれて搬送されてしまうのを防止して、正規の供給方向に沿って真っ直ぐに供給することができ、この結果、被縫製物における任意の位置に容易かつ確実にテープを縫いつけることができ、仕上がりの良好な縫製を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、本実施形態においては、従動ローラ20の一端部および他端部における駆動ローラ9に対する各圧接力を調整する手段として、各押圧部材26a、26bによる揺動レバー22a、22bに対する押圧力を調整することによって、各支持軸11a、11bの回動量を調整することにより行っているが、これに限定されず、種々の手段を用いて従動ローラ20の一端部および他端部における駆動ローラ9に対する各圧接力を調整することができる。
本発明に係るミシンのテープ送り装置を備えたミシンを示す概略斜視図 図1のミシンのテープ送り装置の要部を示す斜視図 図1のミシンのテープ送り装置の要部を示す分解斜視図 従来のミシンのテープ送り装置の一例を示す斜視図
符号の説明
1 ミシンのテープ送り装置
2 ミシン
3 ミシンアーム
5 取付け基台
5a、5b 取付け部
7 駆動軸
9 駆動ローラ
11a 第1支持軸
11b 第2支持軸
13a、13b 連結部材
19 従動ローラ軸
20 従動ローラ
21 回動部
22a 揺動レバー
22b 揺動レバー
26a 第1押圧部材
26b 第2押圧部材
27 調整ばね軸
28 調整ばね軸取付け部
29 調整ねじ軸

Claims (3)

  1. ミシンの主軸に連動して回転する駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接離可能であって、前記駆動ローラと協働してテープを供給する従動ローラとを有し、
    前記駆動ローラおよび前記従動ローラの各一端部における両軸心間の距離と前記駆動ローラおよび前記従動ローラの各他端部における両軸心間の距離とを個別に調整し得るように前記従動ローラを支持したことを特徴とするミシンのテープ送り装置。
  2. 前記従動ローラが固着されている従動ローラ軸を遊嵌させて回転可能に軸支する一対の連結部材と、
    前記各連結部材に遊嵌されている従動ローラの軸線と平行となるように、対応する前記各連結部材にそれぞれ固着される一対の支持軸と、
    前記各支持軸を回動可能に軸支するとともに、前記駆動ローラを回転可能に支持する取付け基台と、
    対応する前記各支持軸をそれぞれ回動させる一対の回動部とを有し、
    前記従動ローラは、前記各支持軸の回動により前記連結部材を介して前記駆動ローラに接離可能とされ、
    前記各回動部が、対応する前記各支持軸に対する各回動量の調整を個別に行うことを特徴とする請求項1に記載のミシンのテープ送り装置。
  3. 前記各回動部は、対応する前記各支持軸に固着された揺動レバーと、この揺動レバーを押圧する押圧部材とを有し、
    前記各押圧部材によって対応する前記各揺動レバーを押圧して、この揺動レバーを揺動させることにより対応する前記各支持軸を回動させ、
    前記各押圧部材が、対応する前記各揺動レバーに対する各押圧力の調整を個別に行うことを特徴とする請求項2に記載のミシンのテープ送り装置。
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