JP2008154344A - 給電システム、端末装置およびプログラム - Google Patents

給電システム、端末装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008154344A
JP2008154344A JP2006338591A JP2006338591A JP2008154344A JP 2008154344 A JP2008154344 A JP 2008154344A JP 2006338591 A JP2006338591 A JP 2006338591A JP 2006338591 A JP2006338591 A JP 2006338591A JP 2008154344 A JP2008154344 A JP 2008154344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
terminal device
unit
client device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006338591A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Azuma
恒一 東
Taketoshi Yamaguchi
武敏 山口
Yukio Yamazaki
幸雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006338591A priority Critical patent/JP2008154344A/ja
Priority to US11/812,349 priority patent/US8041966B2/en
Priority to CN2007101478010A priority patent/CN101207307B/zh
Publication of JP2008154344A publication Critical patent/JP2008154344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/266Arrangements to supply power to external peripherals either directly from the computer or under computer control, e.g. supply of power through the communication port, computer controlled power-strips
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/28Supervision thereof, e.g. detecting power-supply failure by out of limits supervision
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/30Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/10Current supply arrangements

Abstract

【課題】装置間で電力供給を可能にする給電システム等を提供する。
【解決手段】電源部213aは、制御部211aに給電する。制御部211aは、スイッチSW21aの接点aと接続されている。スイッチSW21aが接点aに切り替えられると、制御部211aは画像形成部212aに給電する。電源部214aは、スイッチSW21aの接点bと接続されている。制御部211aによりスイッチSW11aがオンで、かつ、スイッチSW21aが接点bに切り替えられると、画像形成部212aに給電する。制御部211aと画像形成部212aとの間でデータ通信路が形成されている。ケーブルCA13により、制御部211aと制御部211bとの間でデータが通信可能であると共に電力が供給可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、給電システム、端末装置およびプログラムに関するものである。
ネットワークに接続された機器の電力消費量を管理することにより、システム全体の安定した稼働を実現可能な技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、ネットワークシステム全体の消費電力を検知しながら、消費電力があるレベルを超えないように、ネットワークシステムを制御し、安定したシステム稼働を実現するサーバー装置及びネットワークシステム並びにそれらの制御方法が開示されている。
特開2002−142385号公報
本発明は、装置間で電力供給を可能にすることを目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される給電システムは、第1の電源により給電され動作する第1の端末装置と、前記第1の端末装置と接続され第2の電源により給電され動作する第2の端末装置と、前記第1の端末装置の動作状態に応じて当該第1の端末装置から前記第2の端末装置への給電を行うよう制御する制御手段と、を含むものである。
前記制御手段は、前記第1の端末装置と接続される外部装置からの給電指示により、第2の端末装置への給電を行うように制御することを特徴とすることができる。また、前記第1の端末装置は、前記第2の端末装置が電力不足状態か否かを監視し、前記制御手段の制御は、前記第1の端末装置による監視の結果に基づいて行われることを特徴とすることができる。また、前記制御手段は、前記第1の端末装置が低消費電力状態であるときに当該第1の端末装置から前記第2の端末装置への給電を行うよう制御することを特徴とすることができる。また、前記第2の端末装置は、通信線及び電力線により前記第1の端末装置と接続されていることを特徴とすることができる。また、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置は画像形成装置であり、前記制御手段は、前記第2の端末装置の起動時に前記第1の端末装置から当該第2の端末装置への給電を行うよう制御することを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される端末装置は、電源部と、前記電源部による電力供給が可能か否かを判断する判断部と、前記判断部による判断結果に応じて前記電源部の電力が、接続される他の装置へ供給されるよう制御する制御部と、を含むものである。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される端末装置は、電源部と、前記電源部による電力供給量よりも電力消費量が上回るか否かを判断する判断部と、接続される他の装置に対し前記判断部による判断結果に応じて電力を供給するよう要求する要求部と、を含むものである。
更にまた本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用されるプログラムは、電力線で他の端末装置に接続される、電源部を備える端末装置が備えるコンピュータ装置に、前記電源部による電力供給が可能か否かを判断する判断機能と、前記判断機能の結果に応じて前記電源部の電力が前記他の端末装置へ供給されるよう制御する制御機能と、を実現させるものである。
更にまた本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用されるプログラムは、電力線で他の端末装置に接続される、電源部を備える端末装置が備えるコンピュータ装置に、前記電源部による電力供給の不足が発生するか否かを判断する判断機能と、前記判断機能の結果に応じて前記他の端末装置に対し電力を供給するよう要求する要求機能と、を実現させるものである。
請求項1によれば、接続された端末装置間での不足電力の供給が可能になる。
請求項2によれば、外部装置により電力管理および接続された端末装置間での不足電力の供給の指示が可能になる。
請求項3によれば、接続された端末装置間での電力の不足状態により電力を供給可能になる。
請求項4によれば、供給する端末装置が供給に余裕がある場合に電力供給が可能になる。
請求項5によれば、接続された端末装置間での不足電力の供給が可能になる。
請求項6によれば、端末装置が他の装置から電力供給を受けることで起動時間が短縮する。
請求項7によれば、供給する端末装置が供給に余裕がある場合に電力供給が可能になる。
請求項8によれば、端末装置の電力不足が発生しても他の端末装置から電力供給を受けることが可能になる。
請求項9によれば、供給する端末装置が供給に余裕がある場合に電力供給が可能になる。
請求項10によれば、端末装置の電力不足が発生しても他の端末装置から電力供給を受けることが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る管理システムの概略構成図である。
図1に示すように、ホスト装置(情報処理装置、コンピュータ装置、サーバー、外部装置)1には、ケーブルCA11を介してクライアント装置(上位クライアント装置、端末装置)2a,2b,2cが接続されている。また、クライアント装置2aには、ケーブルCA12を介してクライアント装置(下位クライアント装置)3a,3b,3cが接続されている。このように、本実施の形態では、ツリー構成型のネットワークシステムを採用している。なお、このネットワークシステムは、例えばオフィスに設置することができる。
また、クライアント装置2aとクライアント装置2bは、ローカルなネットワークとしてケーブルCA13を介して相互に接続されている。
ここで、ホスト装置1としては、例えば、コンピュータ装置や、通信線に電源供給が可能なスイッチングハブ等で構成することが考えられる。また、クライアント装置2a〜2c,3a〜3cとしては、オフィス機器で構成することが考えられ、具体的には、例えば画像形成装置、プリンタ又はパソコン等であり、また、ネットワークに接続された各種の家電製品等の場合も考えられる。なお、本実施の形態では、ホスト装置1とクライアント装置2a〜2c,3a〜3cを明確に分けて説明するが、ホスト装置1がクライアント装置2a〜2c,3a〜3cを兼用する場合も考えられる。
また、ここにいうケーブル(ネットケーブル)CA11,CA12,CA13としては、データ通信線(通信線)及び電力供給線(電力線)が一対となって構成されたものを採用することができる。そのような場合には、ケーブルCA11のデータ通信線により、ホスト装置1とクライアント装置2a〜2cとの間のデータの授受が行われ、ケーブルCA12のデータ通信線により、クライアント装置2cとクライアント装置3a〜3cとの間でデータの授受が行われる。そして、ケーブルCA11の電力供給線により、ホスト装置1はクライアント装置2a〜2cに電力を供給(給電)することが可能であり、また、ケーブルCA12の電力供給線により、クライアント装置2cはクライアント装置3a〜3cに電力を供給することが可能である。このように、データ送受信及び電力供給が可能な1本のケーブルCA11,CA12,CA13で装置同士を接続することが可能である。言い換えると、ホスト装置1及びクライアント装置2a〜2c,3a〜3cが、上位下位の関係において給電ネットワーク接続されるように構成することが可能である。
なお、ケーブルCA11,CA12,CA13の電力供給線により、例えば36〜57Vの入力電圧で、最大で12.95Wの電力供給が可能である。このため、小電力の機器であれば、電源を自ら準備することなく動作可能である。本実施の形態におけるクライアント装置2a〜2cとしての画像形成装置については、ケーブルCA11,CA12,CA13の電力供給線のほかに、AC電源が駆動用電源として準備されている。このような電力供給として、パワーオーバイーサネット(登録商標)(Power-over-Ethernet(登録商標))接続のような給電ネットワーク接続を介してクライアント装置2a〜2c,3a〜3cに電力の供給やデータの授受を行うIEEE802.3afという標準規格を採用することも考えられる。
付言すると、ケーブルCA11,CA12として、電力供給せずにデータの通信可能なイーサネット(登録商標)を用いることも考えられる。また、ケーブルCA13として、電力を供給するための電気コードを用いることも考えられる。
〔第1の実施の形態〕
図2は、第1の実施の形態に係るクライアント装置(第1の端末装置)21a及びクライアント装置(第2の端末装置)21bの構成を説明するためのブロック図である。なお、クライアント装置21aとクライアント装置21bとは互いに構成が共通している。そのため、共通する構成に用いる符号は、末尾の文字以外を同じにしている。以下、クライアント装置21aについての構成を説明し、クライアント装置21bについての構成の説明を省略する。
図2に示すように、クライアント装置21aは、制御部(制御手段)211aと画像形成部212aと2つの電源部213a,214aと2つのスイッチSW11a,SW21aとを備えている。スイッチSW11aは、図示しないAC電源と電源部214aとの間に配置されている。すなわち、スイッチSW11aは、電源部214aの入力側に位置している。また、スイッチSW21aは、2つの接点a,bを有する。そして、スイッチSW11a,SW21aは、制御部211aにより切り替え制御が行われる。
ここで、図2のクライアント装置21a内における実線の矢印は、電源供給路を示している。具体的に説明すると、電源部213aは、制御部211aに給電する。そして、制御部211aは、スイッチSW21aの接点aと接続されているので、スイッチSW21aが接点aに切り替えられると、制御部211aは画像形成部212aに給電する。また、電源部214aは、スイッチSW21aの接点bと接続されているので、制御部211aによりスイッチSW11aがオンで、かつ、スイッチSW21aが接点bに切り替えられると、画像形成部212aに給電する。
また、制御部211aと画像形成部212aとの間の破線の矢印は、データ通信路を示している。そして、制御部211aと制御部211bとの間の二重線の矢印は、データが通信可能であると共に電力が供給可能なケーブルCA13を示している。また、制御部211aとLANとの間の破線の二重線による矢印は、イーサネット(登録商標)を示している。
図3は、制御部211aの構成を説明するためのブロック図である。なお、制御部211aの構成は、制御部211bの構成と共通するものゆえ、制御部211bの構成の説明を省略する。
図3に示すように、制御部211aは、例えばCPUやメモリなどで構成され、低消費電力モードいわゆるスリープモード状態でも電源部213aから給電されており、LAN等との通信を司ったり画像形成部212aの動作を制御したりするものである。具体的に説明すると、制御部211aは、受付部(要求部)2111a、判断部2112a、スイッチ制御部2113a、電力制御部2114a、画像形成制御部2115a、通信部2116a及び記憶部2117aを有する。
受付部2111aは、ケーブルCA11を介して外部との情報の授受を行うと共に、ケーブルCA13を介してクライアント装置21bの制御部211b(図2参照)との間で情報の授受及び電力の授受(受電と給電)を行う。また、判断部2112aは、受付部2111a及び通信部2116aから取得した情報に基づいて所定の判断を行い、必要に応じてスイッチ制御部2113a等に指示を出したり、記憶部2117aに記憶させたりする。
スイッチ制御部2113aは、判断部2112aの指示に基づき、スイッチSW11a(図2参照)のオンオフを制御すると共にスイッチSW21aの接点a,b(図2参照)の切り替えの制御を行う。
電力制御部2114aは、判断部2112aの指示に基づき、電力213aからの電力をケーブルCA13を介してクライアント装置21bに電力を給電するのか、ケーブルCA13を介して受電したクライアント装置21bからの電力を画像形成部212aに給電するのかを制御するものである。
また、画像形成制御部2115aは、判断部2112aの指示に基づき、通信部2116aを介して画像形成部212aを制御する。また、通信部2116aは、画像形成部212aとの間で情報の授受を行い、取得した情報を必要に応じて画像形成制御部2115aや判断部2112aに送信する。記憶部2117aは、判断部2112aの指示に基づき、記憶したり、記憶している情報を読み出して判断部2112aに送信したりする。
図4は、クライアント装置21a,21bにおける処理内容を示すフローチャートである。
クライアント装置21aは、電源部213aがオンで電源部214aがオフであり、いわゆるスリープ状態であるとする。また、クライアント装置21bは、電源部213bがオンで電源部214bがオンであり、いわゆるスタンバイ状態であるとする。すなわち、クライアント装置21aは、画像形成部の図示しない定着器などに通電されていないため、所定の温度に達するまで時間がかかりすぐに画像出力ができない状態であり、クライアント装置21bは、すぐに画像出力ができる状態である。
このような状態において、クライアント装置21aの受付部2111a(図3参照)がケーブルCA11を介して画像出力の指示を受けると(ステップ101)、受付部2111aは、判断部2112aにその指示を送信する。そして、判断部2112aは、クライアント装置21a自身の状態を確認し、スリープ状態であることを把握すると、画像出力を行うために、画像形成部212aが備えるモータ、ソレノイド類、センサ類及び定着器のヒータ等で消費される電力の供給源を決める手順を行う。すなわち、供給源として、クライアント装置21aの電源部214aを用いるかクライアント装置21bの電源部213bを用いるかを決定する。なお、受付部2111aが受けた画像出力についてのデータは、記憶部2117aに一時的に記憶される。
そのため、まず、判断部2112aは、受付部2111aを介してクライアント装置21bに対し、電力供給についての問い合わせを行う(ステップ102)。具体的には、判断部2112aは、ケーブルCA13を通じて電力供給が可能かどうかをクライアント装置21bに問い合わせる。クライアント装置21bでは、電力供給が可能かどうかを判断する(ステップ103)。言い換えると、クライアント装置21bは、電力供給に余裕があるか否かを判断する。クライアント装置21bはスタンバイ状態にあり、電力に余裕があることから、電力供給が可能である旨をクライアント装置21aに対してケーブルCA13を介して返信する。
そして、電力供給が可能である旨の返信を受け取った判断部2112aは、クライアント装置21bの電源部213bから電力供給を受けることを決定する。すなわち、判断部2112aは、受付部2111a及びケーブルCA13を介してクライアント装置21bの制御部211bに給電を要求する。また、判断部2112aは、スイッチ制御部2113aに対し、スイッチSW21aを接点aに切り替えるように指示する。指示を受けたスイッチ制御部2113aは、スイッチSW21aを接点aに切り替え(ステップ104)、切り替えが完了した旨を判断部2112aに通知する。判断部2112aは、受付部2111aを介してクライアント装置21bに給電開始を指示し、その指示を受けたクライアント装置21b側では、電源部213bの余剰電力をケーブルCA13を介して給電を開始する(ステップ105)。
ここで、ケーブルCA13を介して給電された電力は、受付部2111aから電力制御部2114aに送電され、画像形成部212aに給電される。そして、画像形成制御部2115aは、通信部2116aを介して画像形成部212aに画像出力の開始を指示する。すると、指示を受けた画像形成部212aでは、画像出力を開始する(ステップ106)。
そして、指示された画像についてすべて画像出力を行ったときには、画像形成制御部2115aは、判断部2112aにその旨を通知して画像出力を終了する(ステップ107)。その後、その通知を受けた判断部2112aは、受付部2111aを介してクライアント装置21bに電力供給を終了する旨の通知を行い、これにより、クライアント装置21bの電源部213bからの電力供給が終了する(ステップ108)。
一方、ステップ103において、クライアント装置21bからケーブルCA13を通じた電力供給が不可能であるときには、クライアント装置21bは、電力供給が不可能である旨をクライアント装置21aに対してケーブルCA13を介して返信する。その旨を受け取った判断部2112aは、クライアント装置21aの電源部214aを供給源とすることを決定する。そして、判断部2112aは、スイッチ制御部2113aに対し、スイッチSW11a及びスイッチSW21aについて指示を出す。すなわち、判断部2112aは、スイッチSW11aをオンにし、スイッチSW21aを接点bに切り替えるように指示する。指示を受けたスイッチ制御部2113aは、スイッチSW11aをオンにし(ステップ111)、かつ、スイッチSW21aを接点bに切り替える(ステップ112)。これにより、画像形成部212aは、電源部214aから電力供給を受ける(ステップ113)。なお、スイッチSW21aが既に接点bであるときには、切り替える必要がない。
その後は、上述したステップ106と同様の処理をステップ114として行い、また、上述したステップ107と同様の処理をステップ115として行う。
そして、ステップ115において画像出力が終了すると、判断部2112aは、スイッチ制御部2113aにスイッチSW11aをオフにするように指示する。この指示を受けたスイッチ制御部2113aは、スイッチSW11aをオフにして(ステップ116)、消費電力を抑制する。これにより、一連の処理内容を終了する。
このように、本実施の形態では、クライアント装置21aがクライアント装置21bから供給された電力を制御部211a又は画像形成部212aに供給して使用するものであるが、制御部211a又は画像形成部212aの一部に供給して使用するように構成することも考えられる。また、本実施の形態では、制御部211aへの電力供給は電源部213aにより行われているが、電源部213aと電源部214aのいずれか一方を選択可能に構成することも可能である。
また、本実施の形態では、クライアント装置21aがクライアント装置21bからケーブルCA13を介して給電される場合を説明したが、その逆、すなわち、クライアント装置21bがクライアント装置21aからケーブルCA13を介して給電される場合も同様に適用することができる。
なお、本実施の形態では、データ通信線(通信線)及び電力供給線(電力線)が一対となって構成されたものを用いた場合を説明しているが、データ通信線(通信線)に電力を重畳させる構成であっても本発明の効果は変わらない。また、ケーブルCA11として、イーサネット(登録商標)を用いているが、パワーオーバイーサネット(登録商標)を用いることも可能である。
〔第2の実施の形態〕
図5は、第2の実施の形態に係るクライアント装置22a及びクライアント装置22bの構成を説明するためのブロック図である。なお、クライアント装置22aとクライアント装置22bとは互いに構成が共通している。そのため、共通する構成に用いる符号は、末尾の文字以外を同じにしている。以下、クライアント装置22aについての構成を主に説明し、クライアント装置22bについての構成の説明は省略することがある。
図5に示すように、クライアント装置22aは、制御部221aと画像形成部222aと2つの電源部223a,224aと3つのスイッチSW12a,SW22a,SW32aとを備えている。このスイッチSW12aは、電源部224aの入力側に位置している。スイッチSW22aは、2つの接点a,bを有する。スイッチSW32aは、電源223aの入力側に位置している。そして、スイッチSW12a,SW22a,SW32aは、制御部221aにより切り替え制御が行われる。
また、クライアント装置22bは、制御部221bと画像形成部222bと2つの電源部223b,224bと3つのスイッチSW12b,SW22b,SW32bとを備えている。スイッチSW12b,SW22b,SW32bは、制御部221bにより切り替え制御が行われる。
なお、本実施の形態では、ケーブルCA11として、データ通信線及び電力供給線が一対となって構成されたものを用いている。また、ケーブルCA13a,CA13bとして、電気コードを用いている。
クライアント装置22aの制御部221aには、ケーブルCA11を介してHUB装置12から給電可能である。同様に、クライアント装置22bの制御部221bには、ケーブルCA11を介してHUB装置12から給電可能である。
ここで、図5のクライアント装置22a,22b内における実線の矢印は、電源供給路を示している。具体的に説明すると、クライアント装置22aにおいて、制御部221aによりスイッチSW32aがオンに切り替わると、電源部223aは、HUB装置12から給電に代わって制御部221aに給電する。そして、制御部221aは、スイッチSW22aの接点aと接続されているので、スイッチSW22aが制御部221aにより接点aに切り替えられると、制御部221aは画像形成部222aに給電する。同様に、クライアント装置22bにおいて、制御部221bによりスイッチSW32bがオンに切り替わると共にスイッチSW22bが接点aに切り替わると、電源部223bは、制御部221bを通じて画像形成部222bに給電することになる。
クライアント装置22aにおいて、制御部221aによりスイッチSW12aがオンに切り替わると、電源部224aは、画像形成部222aに給電する。同様に、クライアント装置22bにおいて、制御部221bによりスイッチSW12bがオンに切り替わると、電源部224bは、画像形成部222bに給電する。
また、クライアント装置22aの電源部224aは、ケーブルCA13aによってクライアント装置22bのスイッチSW22bの接点bと接続されている。このため、クライアント装置22aのスイッチSW12aがオンで、かつ、クライアント装置22bのスイッチSW22bが接点bに切り替えられると、クライアント装置22aの電源部224aからケーブルCA13aを介してクライアント装置22bの画像形成部222bに給電される。
同様に、クライアント装置22bの電源部224bは、ケーブルCA13bによってクライアント装置22aのスイッチSW22aの接点bと接続されている。このため、クライアント装置22bのスイッチSW12bがオンで、かつ、クライアント装置22aのスイッチSW22aが接点bに切り替えられると、クライアント装置22bの電源部224bからケーブルCA13bを介してクライアント装置22aの画像形成部222aに給電される。
また、図5のクライアント装置22a,22b内における破線の矢印は、データ通信路を示している。すなわち、クライアント装置22aにおける制御部221aと画像形成部222aとの間の破線の矢印は、データ通信路を示している。また、クライアント装置22bにおける制御部221bと画像形成部222bとの間の破線の矢印は、データ通信路を示している。
付言すると、HUB装置12とクライアント装置22aの制御部221aとの間及びHUB装置12とクライアント装置22bの制御部221bとの間の実線の二重線による矢印は、パワーオーバイーサネット(登録商標)による接続を示している。すなわち、これらの間においても、データ通信路が設定されている。したがって、HUB装置12は、必要に応じて制御部221a,221bとの間でデータの授受を行うことができる。例えば、HUB装置12は、スイッチSW12a,SW22a,SW32a,SW12b,SW22b,SW32bの切り替えのタイミングを指示することが可能である。
図6は、制御部221aの構成を説明するためのブロック図である。なお、制御部221aの構成は、制御部221bの構成と共通するものゆえ、制御部221bの構成の説明を省略する。
図6に示す制御部221aは、例えばCPUやメモリなどで構成され、HUB装置12(図5参照)又は電源部223aから給電されている。そして、制御部221aは、LAN等との通信を司ったり画像形成部222aの動作をコントロールしたりするものである。具体的に説明すると、制御部211aは、受付部2211a、判断部2212a、スイッチ制御部2213a、電力制御部2214a、画像形成制御部2215a、通信部2216a及び記憶部2217aを有する。
受付部2211aは、ケーブルCA11を介して外部との情報の授受及び電力の授受を行う。また、判断部2212aは、受付部2211a及び通信部2216aから取得した情報に基づいて所定の判断を行い、必要に応じてスイッチ制御部2213a等に指示を出したり、記憶部2217aに記憶させたりする。
スイッチ制御部2213aは、判断部2212aの指示に基づき、スイッチSW12a,SW32a(図5参照)のオンオフを制御すると共にスイッチSW22aの接点a,b(図5参照)の切り替えの制御を行う。
また、電力制御部2214aは、判断部2212aの指示に基づき、電源部223a(図5参照)から電力を受ける。そして、電力制御部2214aは、判断部2212aの指示に基づき、電力223aからの電力を画像形成部222aに給電する。
また、画像形成制御部2215aは、判断部2212aの指示に基づき、通信部2216aを介して画像形成部222aを制御する。また、通信部2216aは、画像形成部222aとの間で情報の授受を行い、取得した情報を必要に応じて画像形成制御部2215aや判断部2212aに送信する。記憶部2217aは、判断部2212aの指示に基づき、記憶したり、記憶している情報を読み出して判断部2212aに送信したりする。
図7は、クライアント装置22a,22bにおける処理内容を示すフローチャートである。
クライアント装置22aは、電源部223a及び電源部224aが共にオフであり、いわゆるスリープ状態であるとする。クライアント装置22aの制御部221aは、HUB装置12からケーブルCA11を通じて電源が供給されており、ケーブルCA11を介した画像出力の指示を常に監視できるようになっている。また、クライアント装置22bは、電源部223b及び電源部224bが共にオンであり、いわゆるスタンバイ状態であるとする。すなわち、クライアント装置22aは、すぐに画像出力ができない状態であり、クライアント装置22bは、すぐに画像出力ができる状態である。
このような状態において、クライアント装置22aの受付部2211a(図6参照)がケーブルCA11を介して画像出力の指示を受けると(ステップ201)、受付部2211aは、判断部2212aにその指示を送信する。そして、判断部2212aは、クライアント装置22a自身の状態を確認し、スリープ状態であることを把握すると、画像出力を行うために、画像形成部222aが備えるモータ、ソレノイド類、センサ類及び定着器のヒータ等で消費される電力の供給源を決める手順を行う。すなわち、供給源として、クライアント装置22aの電源部223a,224aを用いるか、クライアント装置22aの電源部223a,224aに加えクライアント装置22bの電源部224bを用いるかを決定する。なお、受付部2211aが受けた画像出力についてのデータは、記憶部2217aに一時的に記憶される。
そして、判断部2212aは、受付部2211aを介してクライアント装置22bに対し、電力供給についての問い合わせを行う(ステップ202)。具体的には、判断部2212aは、ケーブルCA11及びHUB装置12を通じて電力供給が可能かどうかをクライアント装置22bに問い合わせる。クライアント装置22bでは、電力供給が可能かどうかを判断する(ステップ203)。クライアント装置22bはスタンバイ状態にあり、電力に余裕があることから、電力供給が可能である旨をクライアント装置22aに対してケーブルCA11及びHUB装置12を介して返信する。
そして、電力供給が可能である旨の返信を受け取った判断部2212aは、クライアント装置22bの電源部224bを供給源とすることを決定する。すなわち、判断部2212aは、受付部2211a及びケーブルCA11を介してHUB装置12に給電を要求し、HUB装置12は、ケーブルCA11を介してクライアント装置22bの制御部221bにその旨を指示する。また、判断部2212aは、スイッチ制御部2213aに対し、スイッチSW22aを接点bに切り替えるように指示すると共にスイッチSW12a及びスイッチSW32aについて指示を出す。指示を受けたスイッチ制御部2213aは、スイッチSW22aを接点bに切り替え、スイッチSW12aとスイッチSW32aをオンにするように指示し(ステップ204)、切り替えが完了した旨を判断部2212aに通知する。判断部2212aは、受付部2211aを介してクライアント装置22bに給電開始を指示し、その指示を受けたクライアント装置22b側では、電源部224bの余剰電力をケーブルCA13bを介して給電を開始する(ステップ205)。
ここで、ケーブルCA13bを介して給電された電力は、スイッチSW22aを介して画像形成部222aに給電される。そして、画像形成制御部2215aは、通信部2216aを介して画像形成部222aに画像出力の開始を指示する。すると、指示を受けた画像形成部222aでは、画像出力を開始する(ステップ206)。
そして、指示された画像についてすべて画像出力を行ったときには、画像形成制御部2215aは、判断部2212aにその旨を通知して画像出力を終了する(ステップ207)。その後、その通知を受けた判断部2212aは、受付部2211aを介してクライアント装置22bに電力供給を終了する旨の通知を行い、これにより、クライアント装置22bの電源部224bからの電力供給が終了する(ステップ208)。そして、後述するステップ217に進む。
一方、ステップ203において、クライアント装置22bからケーブルCA13bを通じた電力供給が不可能であるときには、クライアント装置22bは、電力供給が不可能である旨をクライアント装置22aに対してケーブルCA11及びHUB装置12を介して返信する。その旨を受け取った判断部2212aは、クライアント装置22aの電源部223a,224aを供給源とすることを決定する。そして、判断部2212aは、スイッチ制御部2213aに対し、スイッチSW12a、スイッチSW22a及びスイッチSW32aについて指示を出す。すなわち、判断部2212aは、スイッチSW12aをオンにし、スイッチSW22aを接点aに切り替え、スイッチSW32aをオンにするように指示する。指示を受けたスイッチ制御部2213aは、スイッチSW12aをオンにし(ステップ211)、スイッチSW22aを接点aに切り替え(ステップ212)、スイッチSW32aをオンにする(ステップ213)。これにより、画像形成部222aは、電源部223a及び電源部224aから電力供給を受ける(ステップ214)。なお、スイッチSW22aが既に接点aであるときには、切り替える必要がない。
その後は、上述したステップ206と同様の処理をステップ215として行い、また、上述したステップ207と同様の処理をステップ216として行う。
そして、ステップ216において画像出力が終了すると、判断部2212aは、スイッチ制御部2213aにスイッチSW12a及びスイッチSW32aをオフにするように指示する。この指示を受けたスイッチ制御部2213aは、スイッチSW12aをオフにし(ステップ217)、また、スイッチSW32aをオフにして(ステップ218)、消費電力を抑制する。これにより、一連の処理内容を終了する。
本実施の形態では、クライアント装置22aが電力不足の際にクライアント装置22bからの給電により対応する場合について説明したが、クライアント装置22aの電源部224aが故障して電源供給ができない場合にも同様に対応することが可能である。すなわち、クライアント装置22aの画像形成部222aへの給電を、クライアント装置22bの電源部224bが一時的に代替するように制御することが可能である。
〔第3の実施の形態〕
図8は、第3の実施の形態に係るクライアント装置23a及びクライアント装置23bの構成を説明するためのブロック図である。なお、クライアント装置23aとクライアント装置23bとは互いに構成が共通している。そのため、共通する構成に用いる符号は、末尾の文字以外を同じにしている。以下、クライアント装置23aについての構成を説明し、クライアント装置23bについての構成の説明を省略する。
図8に示すように、クライアント装置23aは、制御部231aと画像形成部232aと2つの電源部233a,234aと3つのスイッチSW13a,SW23a,SW33aとを備えている。このスイッチSW13aは、電源部234aの入力側に位置している。スイッチSW23aは、2つの接点a,bを有する。スイッチSW33aは、電源部233aの入力側に位置している。そして、スイッチSW13a,SW23a,SW33aは、制御部231aにより切り替え制御が行われる。
ここで、図8のクライアント装置23a内における実線の矢印は、電源供給路を示している。具体的に説明すると、電源部233aは、制御部231aに給電する。そして、制御部231aは、スイッチSW23aの接点aと接続されているので、制御部231aによりスイッチSW33aがオンで、かつ、スイッチSW23aが接点aに切り替えられると、画像形成部232aには電源部233aから制御部231aを介して給電される。また、電源部234aは、スイッチSW23aの接点bと接続されているので、制御部231aによりスイッチSW13aがオンで、かつ、スイッチSW23aが接点bに切り替えられると、画像形成部232aには電源部234aから給電される。
また、制御部231aと画像形成部232aとの間の破線の矢印は、データ通信路を示している。そして、制御部231aと制御部231bとの間の二重線の矢印は、データが通信可能であると共に電力が供給可能なケーブルCA13を示している。また、制御部231aとHUB装置13との間の破線の二重線による矢印は、イーサネット(登録商標)CA11を示している。また、制御部231aとネットワーク機器33aとの間の二重線の矢印は、データが通信可能であると共に電力が供給可能なケーブルCA12を示している。
図9は、制御部231aの構成を説明するためのブロック図である。なお、制御部231aの構成は、制御部231bの構成と共通するものゆえ、制御部231bの構成の説明を省略する。
図9に示す制御部231aは、例えばCPUやメモリなどで構成され、電源部233a又はケーブルCA13を介してクライアント装置23bの制御部231bから給電されている。そして制御部231aは、HUB装置13等との通信を司ったり画像形成部232aの動作をコントロールしたりするものである。具体的に説明すると、制御部231aは、受付部2311a、判断部2312a、スイッチ制御部2313a、電力制御部2314a、画像形成制御部2315a、通信部2316a及び記憶部2317aを有する。
受付部2311aは、ケーブルCA11を介して外部との情報の授受を行うと共に、ケーブルCA13を介してクライアント装置23bの制御部231b(図8参照)との間で情報の授受及び電力の授受(受電と給電)を行う。また、受付部2311aは、ケーブルCA12を介してネットワーク機器33aとの間で情報の授受を行うと共に、ネットワーク機器33aに対して電力の供給を行う。なお、ネットワーク機器33aは、ACアダプタや電源を備えておらず、ケーブルCA12を介して供給される電力により作動する。
判断部2312aは、受付部2311a及び通信部2316aから取得した情報に基づいて所定の判断を行い、必要に応じてスイッチ制御部2313a等に指示を出したり、記憶部2317aに記憶させたりする。
スイッチ制御部2313aは、判断部2312aの指示に基づき、スイッチSW13a,SW33a(図8参照)のオンオフを制御すると共にスイッチSW23aの接点a,b(図8参照)の切り替えの制御を行う。
また、電力制御部2314aは、判断部2312aの指示に基づき、電源部233a(図8参照)から電力を受ける。そして、電力制御部2314aは、判断部2312aの指示に基づき、電源部233aからの電力をケーブルCA13を介してクライアント装置23bに電力を給電するのか、ケーブルCA13を介して受電したクライアント装置23bからの電力を画像形成部232aに給電するのかを制御するものである。
また、画像形成制御部2315aは、判断部2312aの指示に基づき、通信部2316aを介して画像形成部232aを制御する。また、通信部2316aは、画像形成部232aとの間で情報の授受を行い、取得した情報を必要に応じて画像形成制御部2315aや判断部2312aに送信する。記憶部2317aは、判断部2312aの指示に基づき、記憶したり、記憶している情報を読み出して判断部2312aに送信したりする。
図10は、クライアント装置23a,23bにおける処理内容を示すフローチャートである。
クライアント装置23aは、電源部233aがオンで電源部234aがオフであり、いわゆるスリープ状態であるとする。すなわち、スイッチSW33aがオンであり、スイッチSW13aがオフである。なお、スイッチSW33aがオフのときには、制御部231aは、クライアント装置23bの制御部231bからケーブルCA13を介して給電される態様も考えられる。
また、クライアント装置23bは、電源部233bがオンで電源部234bがオンであり、いわゆるスタンバイ状態であるとする。すなわち、クライアント装置23aは、すぐに画像出力ができない状態であり、クライアント装置23bは、すぐに画像出力ができる状態である。なお、クライアント装置23aは、スリープ状態であっても、ネットワーク機器33aへの給電を行っているものとする。したがって、クライアント装置23aは、画像形成部232aへ供給する電力が不足する場合が多いと言える。
このような状態において、クライアント装置23aの受付部2311a(図9参照)がケーブルCA11を介して画像出力の指示を受けると(ステップ301)、受付部2311aは、判断部2312aにその指示を送信する。そして、判断部2312aは、クライアント装置23a自身の状態を確認し、スリープ状態であることを把握すると、画像出力を行うために、画像形成部232aが備えるモータ、ソレノイド類、センサ類及び定着器のヒータ等で消費される電力の供給源を決める手順を行う。すなわち、供給源として、クライアント装置23aの電源部234aを用いるかクライアント装置23bの電源部233bを用いるかを決定する。なお、受付部2311aが受けた画像出力についてのデータは、記憶部2317aに一時的に記憶される。
そのため、まず、判断部2312aは、受付部2311aを介してクライアント装置23bに対し、電力供給についての問い合わせを行う(ステップ302)。具体的には、判断部2312aは、ケーブルCA13を通じて電力供給が可能かどうかをクライアント装置23bに問い合わせる。クライアント装置23bでは、電力供給が可能かどうかを判断する(ステップ303)。クライアント装置23bはスタンバイ状態にあり、電力に余裕があることから、電力供給が可能である旨をクライアント装置23aに対してケーブルCA13を介して返信する。
そして、電力供給が可能である旨の返信を受け取った判断部2312aは、クライアント装置23bの電源部233bを供給源とすることを決定する。すなわち、判断部2312aは、受付部2311a及びケーブルCA13を介してクライアント装置23bの制御部231bに給電を要求する。また、判断部2312aは、スイッチ制御部2313aに対し、スイッチSW23aを接点aに切り替えるように指示する。指示を受けたスイッチ制御部2313aは、スイッチSW23aを接点aに切り替え(ステップ304)、切り替えが完了した旨を判断部2312aに通知する。判断部2312aは、受付部2311aを介してクライアント装置23bに給電開始を指示し、その指示を受けたクライアント装置23b側では、電源部233bの余剰電力をケーブルCA13を介して給電を開始する(ステップ305)。
ここで、ケーブルCA13を介して給電された電力は、受付部2311aから電力制御部2314aに送電され、画像形成部232aに給電される。そして、画像形成制御部2315aは、通信部2316aを介して画像形成部232aに画像出力の開始を指示する。すると、指示を受けた画像形成部232aでは、画像出力を開始する(ステップ306)。
そして、指示された画像についてすべて画像出力を行ったときには、画像形成制御部2315aは、判断部2312aにその旨を通知して画像出力を終了する(ステップ307)。その後、その通知を受けた判断部2312aは、受付部2311aを介してクライアント装置23bに電力供給を終了する旨の通知を行い、これにより、クライアント装置23bの電源部233bからの電力供給が終了する(ステップ308)。
一方、ステップ303において、クライアント装置23bからケーブルCA13を通じた電力供給が不可能であるときには、クライアント装置23bは、電力供給が不可能である旨をクライアント装置23aに対してケーブルCA13を介して返信する。その旨を受け取った判断部2312aは、クライアント装置23aの電源部234aを供給源とすることを決定する。そして、判断部2312aは、スイッチ制御部2313aに対し、スイッチSW13a及びスイッチSW23aについて指示を出す。すなわち、判断部2312aは、スイッチSW13aをオンにし、スイッチSW23aを接点bに切り替えるように指示する。指示を受けたスイッチ制御部2313aは、スイッチSW13aをオンにし(ステップ311)、かつ、スイッチSW23aを接点bに切り替える(ステップ312)。これにより、画像形成部232aは、電源部234aから電力供給を受ける(ステップ313)。なお、スイッチSW23aが既に接点bであるときには、切り替える必要がない。
その後は、上述したステップ306と同様の処理をステップ314として行い、また、上述したステップ307と同様の処理をステップ315として行う。
そして、ステップ315において画像出力が終了すると、判断部2312aは、スイッチ制御部2313aにスイッチSW13aをオフにするように指示する。この指示を受けたスイッチ制御部2313aは、スイッチSW13aをオフにして(ステップ316)、消費電力を抑制する。これにより、一連の処理内容を終了する。なお、判断部2312aは、スイッチ制御部2313aに対しスイッチSW33aをオフにするように指示するようにしても良い。この場合には、制御部231aは、クライアント装置23bの制御部231bからケーブルCA13を介して給電される。
ここで、上述した実施の形態に示す各種処理は、クライアント装置21a,22a,23aの作業用メモリとしての記憶部2117a,2217a,2317aを用いて実行されるアプリケーションプログラムで実現される。このアプリケーションプログラムは、コンピュータであるクライアント装置21a,22a,23aを顧客(ユーザを含む)に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、コンピュータに実行させるプログラムをコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体等にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当し、CD−ROM読取装置(図示せず)等によってプログラムが読み取られて実行される。また、これらのプログラムは、例えばプログラム伝送装置(図示せず)によってネットワークを介し、ネットワークインタフェースを経由して提供される形態がある。このプログラム伝送装置としては、例えば、クライアント装置21a,22a,23aに設けられ、プログラムを格納するメモリと、ネットワークを介してプログラムを提供するプログラム伝送手段とを備えている。
本実施の形態に係る管理システムの概略構成図である。 第1の実施の形態に係るクライアント装置及びクライアント装置の構成を説明するためのブロック図である。 制御部の構成を説明するためのブロック図である。 クライアント装置における処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るクライアント装置及びクライアント装置の構成を説明するためのブロック図である。 制御部の構成を説明するためのブロック図である。 クライアント装置における処理内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るクライアント装置及びクライアント装置の構成を説明するためのブロック図である。 制御部の構成を説明するためのブロック図である。 クライアント装置における処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
21a,21b,22a,22b,23a,23b…クライアント装置、211a,211b,221a,221b,231a,231b…制御部、212a,212b,222a,222b,232a,232b…画像形成部、213a,213b,214a,214b,223a,223b,224a,224b,233a,233b,234a,234b…電源部、CA11,CA12,CA13,CA13a,CA13b…ケーブル、SW11a,SW11b,SW21a,SW21b,SW12a,SW12b,SW22a,SW22b,SW32a,SW32b,SW13a,SW13b,SW23a,SW23b,SW33a,SW33b…スイッチ

Claims (10)

  1. 第1の電源により給電され動作する第1の端末装置と、
    前記第1の端末装置と接続され第2の電源により給電され動作する第2の端末装置と、
    前記第1の端末装置の動作状態に応じて当該第1の端末装置から前記第2の端末装置への給電を行うよう制御する制御手段と、
    を含む給電システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1の端末装置と接続される外部装置からの給電指示により、第2の端末装置への給電を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記第1の端末装置は、前記第2の端末装置が電力不足状態か否かを監視し、
    前記制御手段の制御は、前記第1の端末装置による監視の結果に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  4. 前記制御手段は、前記第1の端末装置が低消費電力状態であるときに当該第1の端末装置から前記第2の端末装置への給電を行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  5. 前記第2の端末装置は、通信線及び電力線により前記第1の端末装置と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  6. 前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置は画像形成装置であり、
    前記制御手段は、前記第2の端末装置の起動時に前記第1の端末装置から当該第2の端末装置への給電を行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  7. 電源部と、
    前記電源部による電力供給が可能か否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果に応じて前記電源部の電力が、接続される他の装置へ供給されるよう制御する制御部と、
    を含む端末装置。
  8. 電源部と、
    前記電源部による電力供給量よりも電力消費量が上回るか否かを判断する判断部と、
    接続される他の装置に対し前記判断部による判断結果に応じて電力を供給するよう要求する要求部と、
    を含む端末装置。
  9. 電力線で他の端末装置に接続される、電源部を備える端末装置が備えるコンピュータ装置に、
    前記電源部による電力供給が可能か否かを判断する判断機能と、
    前記判断機能の結果に応じて前記電源部の電力が前記他の端末装置へ供給されるよう制御する制御機能と、
    を実現させるプログラム。
  10. 電力線で他の端末装置に接続される、電源部を備える端末装置が備えるコンピュータ装置に、
    前記電源部による電力供給の不足が発生するか否かを判断する判断機能と、
    前記判断機能の結果に応じて前記他の端末装置に対し電力を供給するよう要求する要求機能と、
    を実現させるプログラム。
JP2006338591A 2006-12-15 2006-12-15 給電システム、端末装置およびプログラム Pending JP2008154344A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338591A JP2008154344A (ja) 2006-12-15 2006-12-15 給電システム、端末装置およびプログラム
US11/812,349 US8041966B2 (en) 2006-12-15 2007-06-18 Electric power supply system, terminal, electric power supply method and computer readable medium
CN2007101478010A CN101207307B (zh) 2006-12-15 2007-08-29 电力供应系统、终端和供电方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338591A JP2008154344A (ja) 2006-12-15 2006-12-15 給電システム、端末装置およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008154344A true JP2008154344A (ja) 2008-07-03

Family

ID=39529061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006338591A Pending JP2008154344A (ja) 2006-12-15 2006-12-15 給電システム、端末装置およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8041966B2 (ja)
JP (1) JP2008154344A (ja)
CN (1) CN101207307B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247540A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
JP2013077295A (ja) * 2011-09-13 2013-04-25 Ricoh Co Ltd 画像処理システムおよび画像処理方法
US9954392B2 (en) 2013-12-13 2018-04-24 Lg Cns Co., Ltd. Energy storage system (ESS) using uninterruptible power supply (UPS)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI424329B (zh) * 2010-05-26 2014-01-21 Prime View Int Co Ltd 電子閱讀裝置及其資料保護方法
JP5838606B2 (ja) * 2011-06-23 2016-01-06 株式会社リコー 給電制御システムおよび給電制御方法、ならびに、画像形成装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1091292A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Canon Inc 電源制御装置及び方法
JP2001209515A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Sharp Corp 画像形成装置
JP2002095181A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Canon Inc 複合システム
JP2004048895A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Toyota Motor Corp 自家用エネルギ生成システム
JP2004310304A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Kyocera Corp 電子装置および電子装置給電システム
JP2005100096A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Casio Comput Co Ltd 無停電電源装置およびプログラム
JP2005164712A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2005338986A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Hitachi Ltd データ処理装置、および、半導体装置
JP2006221217A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Canon Inc 機器システム及び画像形成機器システム
JP2006256116A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Canon Inc プリンタ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324717A (ja) 1999-05-14 2000-11-24 Nec Corp 個別電源のn重化回路
US6678829B1 (en) * 2000-06-19 2004-01-13 Texas Instruments Incorporated System and method of regulating the distribution of power throughout a system through the use of uni-directional and bi-directional switches
JP2002142385A (ja) 2000-10-30 2002-05-17 Canon Inc サーバ装置、ネットワーク機器、ネットワークシステム並びにそれらの制御方法
JP2003102132A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Nisshinbo Ind Inc 蓄電電源装置及びその充電制御方法
US7061207B2 (en) * 2002-08-09 2006-06-13 H2Eye (International ) Limited Cell equalizing circuit
US7441133B2 (en) * 2002-10-15 2008-10-21 Microsemi Corp. - Analog Mixed Signal Group Ltd. Rack level power management for power over Ethernet
US20080005395A1 (en) * 2006-05-05 2008-01-03 Ping-Wen Ong Adapter to convert USB device into WUSB device

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1091292A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Canon Inc 電源制御装置及び方法
JP2001209515A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Sharp Corp 画像形成装置
JP2002095181A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Canon Inc 複合システム
JP2004048895A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Toyota Motor Corp 自家用エネルギ生成システム
JP2004310304A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Kyocera Corp 電子装置および電子装置給電システム
JP2005100096A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Casio Comput Co Ltd 無停電電源装置およびプログラム
JP2005164712A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2005338986A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Hitachi Ltd データ処理装置、および、半導体装置
JP2006221217A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Canon Inc 機器システム及び画像形成機器システム
JP2006256116A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Canon Inc プリンタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247540A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
JP2013077295A (ja) * 2011-09-13 2013-04-25 Ricoh Co Ltd 画像処理システムおよび画像処理方法
US9954392B2 (en) 2013-12-13 2018-04-24 Lg Cns Co., Ltd. Energy storage system (ESS) using uninterruptible power supply (UPS)

Also Published As

Publication number Publication date
CN101207307B (zh) 2011-06-22
US8041966B2 (en) 2011-10-18
US20080148079A1 (en) 2008-06-19
CN101207307A (zh) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2079001B1 (en) Power supply controlling apparatus and program
JP3275871B2 (ja) プリンタシステム及びそれに用いるプリンタ
JP4967592B2 (ja) 管理システム、端末装置、情報処理装置およびプログラム
JP5056283B2 (ja) 印刷システム
JP2008305257A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
JP2008154344A (ja) 給電システム、端末装置およびプログラム
JP2012178138A (ja) 電子装置、電力送受システム、及び電力送受方法
JP2007310796A (ja) Usbデバイスの待機電力を省電力化する方法および省電力化するサーバコンピュータ
JP4999659B2 (ja) 電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム
JP2008197871A (ja) 給電システム、端末装置およびプログラム
JP2008293314A (ja) 無停電電源装置用のネットワーク通信システム、並びに、無停電電源装置の負荷機器の稼動状態を制御するために通信するコントローラ群を無停電電源装置毎に組分けする方法
TWI582577B (zh) 至少部分接收及/或至少部分發布至少一封包以請求功率消耗狀態之改變的技術
JP2011192020A (ja) 画像形成制御装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びプログラム
JP6555027B2 (ja) 情報処理システム、通信中継装置及び情報処理装置
JP2008154069A (ja) 給電装置、ネットワークシステム、給電制御方法、及びコンピュータプログラム
JP6044225B2 (ja) ブレードサーバおよびブレードサーバの制御方式
JP4365739B2 (ja) 電源管理システム
JP2009237985A (ja) 画像処理装置、制御回路及びプログラム
JP4899970B2 (ja) 印刷システム、情報処理装置及びプログラム
JP2010206675A (ja) 電源起動制御機能を備えたネットワーク装置
JP2014036334A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6135270B2 (ja) 制御システム及び電気機器の制御方法
US20150149804A1 (en) Responding device and responding method
JP5195160B2 (ja) 電力情報管理システムおよびプログラム
CN108984135B (zh) 图像形成装置、该图像形成装置的状态控制方法及图像形成系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120710