JP2008153490A - ケーブル固定用バンド向け筐体構造 - Google Patents

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【課題】 ケーブルの収納スペースを充分に確保できると共に、バンドを簡単な操作で円滑に安定して係止片に対してケーブルを包囲して締結固定し得るケーブル固定用バンド向け筐体構造を提供すること。
【解決手段】 このケーブル固定用バンド向け筐体構造では、筐体11におけるケーブルを締結固定するための係止片11cを有する固定面M1の局部を係止片11c近傍で段差h1を成して外方へ突出するようにそれぞれ傾斜部を含む差し込み領域部11a,引き出し領域部11bとして膨らませ、係止片11cを固定面M1と合致させてケーブル収納部2内へ突出しない構造とし、且つ固定面M1の局部(下面)と係止片11c(上面)との段差の隙間で形成される開口部17における突出度の低い差し込み領域部11a側から突出度の高い引き出し領域部11b側へとバンド1の本体部分の先端を案内して挿入できる構造としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として各種分野の機器作製に際して筐体内でのケーブル(電線)配線時に用いられるバンドを締結固定するための係止片が形成された固定面を有する筐体構造であって、詳しくはケーブルの収納スペースを確保してバンドを効率良く適確に締結固定し得るケーブル固定用バンド向け筐体構造に関する。
従来、ケーブル固定用バンド向け筐体構造では、筐体の局部を加工する手法によるものが一般的である。
図3は、従来のケーブル固定用バンド向け筐体構造の一形態(文献公知に係る発明でないが、一般的に採用されている周知な構造のもの)を示した断面側面図であり、同図(a)は締結初期操作段階に関するもの,同図(b)は締結中期操作段階に関するものである。
このケーブル固定用バンド向け筐体構造は、筐体12として、内部に図示されないケーブルを収納するためのケーブル収納部3を有すると共に、ケーブルの配線時に用いられるバンド1を締結固定するための係止片12cが形成された固定面M2を背面又は底面等に有する。又、固定面M2には、バンド1の差し込み用となる差し込み用開口部14とバンド1の引き出し用となる引き出し用開口部15とが切り欠き加工や穿孔加工により形成され、それらの間の略中央に存在する部分が係止片12cとして形成されている。更に、差し込み用開口部14,引き出し用開口部15,及び係止片12cは、何れも固定面M2と同一な平面上に形成されており、固定面M2における係止片12cの中心から差し込み用開口部14側の端部までの略半分(紙面上では右側半分)が差し込み領域部12aとなっており、同様に固定面M2における係止片12cの中心から引き出し用開口部15側の端部までの略半分(紙面上では左側半分)が引き出し領域部12bとなっている。
このケーブル固定用バンド向け筐体構造によってケーブルの配線時にバンド1を締結固定する場合、先ず図3(a)の締結初期操作段階を参照すれば、突出した巻き込み挿入固定部1aを有するバンド1の本体部分の先端を差し込み用開口部14へ差し込んで一度固定面M2から外方へ引き出す。
次に、図3(b)の締結中期操作段階を参照すれば、その先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げるようにした上で引き出し用開口部15へ先端を再度差し込み、ケーブル収納部3内にバンド1の先端部分が引き出されるようにする。この後は、所定数のケーブルをバンド1で巻き、バンド1の先端部分を巻き込み挿入固定部1aの挿入口を通して係止片12cとの間で各ケーブルを包囲して締結固定するようにしてからバンド1の余剰部分を切除する。尚、バンド1の締結固定及び締結固定後の余剰部分の切除は周知のバンド用工具等を用いて行うものである。
図4は、従来のケーブル固定用バンド向け筐体構造の他形態(これも文献公知に係る発明でないが、一般的に採用されている周知な構造のもの)を締結中期操作段階で示した断面側面図である。
このケーブル固定用バンド向け筐体構造においても、筐体13として、内部に図示されないケーブルを収納するためのケーブル収納部4を有すると共に、ケーブルの配線時に用いられるバンド1を締結固定するための係止片13cが形成された固定面M3を背面又は底面等に有するものであるが、ここでは係止片13cが固定面M3から内方へ凹んで段差を成すように切り欠き加工及び曲げ加工を経て形成され、且つ固定面M3と係止片13cとの段差の隙間がバンド1の先端部分を挿入するための開口部16として形成された構造となっている。又、ここでの係止片13cは、その下面が固定面M3から段差h2を持つ異なる平坦面として形成されている。更に、紙面上で固定面M3における開口部16(係止片13c)の中心から右側半分の端部までが差し込み領域部13aとなっており、同様に紙面上で固定面M3における開口部16(係止片13c)の中心から左側半分の端部までが引き出し領域部13bとなっている。
このケーブル固定用バンド向け筐体構造によってケーブルの配線時にバンド1を締結固定する場合、図4に示される締結中期操作段階を参照すれば、予め突出した巻き込み挿入固定部1aを有するバンド1の先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げることにより固定面M3と平行に延在する部分を形成しておき、そのバンド1の本体部分の先端を開口部16の差し込み領域部13a側から差し込むと共に、引き出し領域部13b側から引き出してケーブル収納部4内にバンド1の先端部分が引き出されるようにする。この後は、先の構造の場合と同様であり、所定数のケーブルをバンド1で巻き、バンド1の先端部分を巻き込み挿入固定部1aの挿入口を通して係止片13cとの間で各ケーブルを包囲して締結固定するようにしてからバンド1の余剰部分を切除する。ここでも、バンド1の締結固定及び締結固定後の余剰部分の切除は周知のバンド用工具等を用いて行うものである。
上述した図3(a),(b)に示すケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、バンドの本体部分の先端を差し込み用開口部へ差し込んで一度固定面から外方へ引き出した後、引き出し用開口部へ再度差し込むためにその先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げる手作業による操作が必要であるため、この手作業の操作に手間がかかって実際のケーブル締結固定に至るまでの作業性が悪くなってしまうという問題がある。
又、図4に示すケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合も、同様に予めバンドを開口部へ差し込むためにその先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げる手作業による操作が必要であって、その手作業の操作に手間がかかってケーブル締結固定に至るまでの作業性が悪くなってしまうという問題がある他、バンドを締結固定するための係止片が固定面から内方へ凹んで相当な段差を持つようにケーブル収納部内へ突出して存在するため、この係止片が構造上においてケーブル収納部のスペースを狭くしてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、ケーブルの収納スペースを充分に確保できると共に、バンドを簡単な操作で円滑に安定性良く係止片に対してケーブルを包囲して締結固定し得るケーブル固定用バンド向け筐体構造を提供することにある。
本発明によれば、内部にケーブルを収納するためのケーブル収納部を有すると共に、該ケーブルの配線時に用いられるバンドを締結固定するための係止片が形成された固定面を有し、更に、係止片が固定面から内方へ凹んで段差を成すように形成され、且つ該固定面と該係止片との段差の隙間がバンドの端部を挿入するための開口部として形成された筐体構造において、固定面は、開口部に向かって段差を成して外方へ突出した形状の局部を有し、開口部は、固定面の局部と係止片との段差の隙間により形成され、係止片は、固定面における局部周囲の平坦な基準面と合致する位置に形成されたケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
又、本発明によれば、上記ケーブル固定用バンド向け筐体構造において、固定面における局部は、開口部に向かって次第に大きく突出するように傾斜された一対の傾斜部を有しており、固定面は、開口部を挟んでそれぞれ一対の傾斜部の何れか一つを含む一方側の部分,他方側の部分として区別され、且つ該一方側の部分における頂部が該他方側の部分における頂部よりも大きく突出しているケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
更に、本発明によれば、上記ケーブル固定用バンド向け筐体構造において、一方側の部分及び他方側の部分における頂部は、それぞれ一対の傾斜部の何れか一つから開口部へと繋がる部分が基準面と平行して段差を成す平坦面として形成されたケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
加えて、本発明によれば、上記何れかのケーブル固定用バンド向け筐体構造において、一方側の部分は、バンドの引き出し側に位置される引き出し領域部であり、他方側の部分は、バンドの差し込み側に位置される差し込み領域部であるケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
一方、本発明によれば、上記ケーブル固定用バンド向け筐体構造において、差し込み領域部における局部の先端部分の内側には、内方へ突出してバンドの開口部への差し込み時に該バンドの表面に接触される突出部が形成されたケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
他方、本発明によれば、上記ケーブル固定用バンド向け筐体構造において、突出部は、バンドの締結固定時に該バンドの突出した巻き込み挿入固定部の局部に当接されるケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
又、本発明によれば、上記何れか一つのケーブル固定用バンド向け筐体構造において、引き出し領域部及び差し込み領域部は、固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部の形成後に曲げ加工を経て一体的に形成されるか、或いは引き出し領域部及び差し込み領域部と突出部とは、固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部の形成後にそれぞれ曲げ加工と潰し加工とを経て一体的に形成されたケーブル固定用バンド向け筐体構造が得られる。
本発明のケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、筐体におけるケーブルを締結固定するための係止片を有する固定面の局部を係止片近傍で段差を成して外方へ突出するように膨らませると共に、係止片を固定面と合致させてケーブル収納部内へ突出しない構造とし、且つ固定面の局部と係止片との段差の隙間で形成される開口部における突出度の低い差し込み領域部側から突出度の高い引き出し領域部側へとバンドの本体部分の先端を案内して挿入できる構造としているため、ケーブルの収納スペースを充分に確保できると共に、バンドの先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げる手作業による操作が不要となり、バンドを簡単な操作で安定性良く円滑に係止片に対して所定数のケーブルを包囲して締結固定することができ、結果として作業性が顕著に向上するようになる。
本発明の最良の形態に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造は、内部にケーブルを収納するためのケーブル収納部を有すると共に、ケーブルの配線時に用いられるバンドを締結固定するための係止片が形成された固定面を有し、更に、係止片が固定面から内方へ凹んで段差を成すように形成され、且つ固定面と係止片との段差の隙間がバンドの端部を挿入するための開口部として形成されたものにおいて、固定面については、開口部に向かって段差を成して外方へ突出した形状の局部を有し、開口部については、固定面の局部と係止片との段差の隙間により形成され、係止片については、固定面における局部周囲の平坦な基準面と合致する位置に形成されたものである。
但し、このケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、固定面における局部については、開口部に向かって次第に大きく突出するように傾斜された一対の傾斜部を有しており、固定面は、開口部を挟んでそれぞれ一対の傾斜部の何れか一つを含む一方側の部分,他方側の部分として区別され、且つ一方側の部分における頂部が他方側の部分における頂部よりも大きく突出していることが好ましく、更に一方側の部分及び他方側の部分における頂部については、それぞれ一対の傾斜部の何れか一つから開口部へと繋がる部分が基準面と平行して段差を成す平坦面として形成されたことが好ましい。又、何れのケーブル固定用バンド向け筐体構造においても、一方側の部分がバンドの引き出し側に位置される引き出し領域部であり、他方側の部分がバンドの差し込み側に位置される差し込み領域部であることは好ましい。更に、ここでの差し込み領域部における局部の先端部分の内側には、内方へ突出してバンドの開口部への差し込み時にバンドの表面に接触される突出部が形成されたことは好ましい。加えて、このケーブル固定用バンド向け筐体構造において、突出部については、バンドの締結固定時にバンドの突出した巻き込み挿入固定部の局部に当接されることが好ましい。
何れのケーブル固定用バンド向け筐体構造においても、引き出し領域部及び差し込み領域部については、固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部の形成後に曲げ加工を経て一体的に形成されること、或いは引き出し領域部及び差し込み領域部と突出部とについては、固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部の形成後にそれぞれ曲げ加工と潰し加工とを経て一体的に形成されたことがそれぞれ好ましい。
以下は、本発明のケーブル固定用バンド向け筐体構造について、幾つかの実施例を挙げ、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の基本構成を締結中途操作段階で示した断面側面図である。
この実施例1に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、筐体11として、内部に図示されないケーブルを収納するためのケーブル収納部2を有すると共に、ケーブルの配線時に用いられるバンド1を締結固定するための係止片11cが形成された固定面M1を背面又は底面等に有する点は、従来構造と共通しているが、ここでの固定面M1は、開口部17に向かって段差を成して外方へ突出した形状の局部を有するものとなっており、固定面M1の局部と係止片11cとの段差の隙間がバンド1の先端部分を挿入するための開口部17として形成され、係止片11cについては、固定面M1の頂部から内方へ凹んで段差を成すように切り欠き加工及び曲げ加工を経て固定面M1における局部周囲の平坦な基準面と合致する位置に形成されている。その他、ここでも紙面上で固定面M1における開口部17(係止片11c)の中心から右側半分の端部までが差し込み領域部11aとなっており、同様に紙面上で固定面M1における開口部17(係止片11c)の中心から左側半分の端部までが引き出し領域部11bとなっている。
このケーブル固定用バンド向け筐体構造における細部を具体的に説明すれば、固定面M1における局部については、開口部17に向かって次第に大きく突出するようにテーパ状に傾斜された一対の傾斜部を有し、固定面M1(全体)については、開口部17を挟んでそれぞれ一対の傾斜部の何れか一つを含む一方側の部分である引き出し領域部11b,他方側の部分である差し込み領域部11aとして区別され、且つ引き出し領域部11bにおける頂部が差し込み領域部11aにおける頂部よりも大きく突出している。又、バンド1の引き出し側に位置される引き出し領域部11b、並びにバンド1の差し込み側に位置される差し込み領域部11aにおける頂部については、それぞれ一対の傾斜部の何れか一つから開口部17へと繋がる部分が固定面M1における局部周囲の平坦な基準面と平行して段差h1(それぞれの下面の比較で示す)を成す平坦面として形成されている。尚、これらの差し込み領域部11a及び引き出し領域部11bは、固定面M1における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部の形成後に曲げ加工を経て一体的に形成されたものである。
この実施例1に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、筐体11におけるケーブルを締結固定するための係止片11cを有する固定面M1の局部を係止片11c近傍で段差を成して外方へ突出するようにそれぞれ傾斜部を含む差し込み領域部11a,引き出し領域部11bとして膨らませると共に、係止片11cを固定面M1と合致させてケーブル収納部2内へ突出しない構造とし、且つ固定面M1の局部(下面)と係止片11c(上面)との段差の隙間で形成される開口部17における突出度の低い差し込み領域部11a側から突出度の高い引き出し領域部11b側へとバンド1の本体部分の先端を案内して挿入できる構造としている。
このため、図3(a),(b)や図4で説明した従来構造の場合のようにバンド1の先端からやや隔たった局部を撓ませて曲げる手作業による操作が不要となり、その後の所定数のケーブルをバンド1で巻き、バンド1の先端部分を巻き込み挿入固定部1aの挿入口を通して係止片11cとの間で各ケーブルを包囲して締結固定するようにしてからバンド1の余剰部分を切除する(ここでも、バンド1の締結固定及び締結固定後の余剰部分の切除は周知のバンド用工具等を用いて行うものである)までの作業に際して、ケーブルの収納スペースを充分に確保できると共に、バンド1を簡単な操作で安定性良く円滑に係止片11cに対して各ケーブルを包囲して締結固定し得るようになる。
図2は、本発明の実施例2に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の基本構成を締結中途操作段階で示した断面側面図である。
この実施例2に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の場合、実施例1の構造のものと比べ、筐体11′として、差し込み領域部11a′における局部の先端部分の内側(固定面M1における頂部平坦面の下面箇所を示す)に対し、内方へ突出してバンド1の開口部17への差し込み時にバンド1の表面に接触される突出部18が形成され、この突出部18がバンド1の締結固定時にバンド1の突出した巻き込み挿入固定部1aの局部に当接されるようにした点のみが相違しており、その他の部分は同じ構造となっている。尚、ここでの差し込み領域部11a′及び引き出し領域部11bと突出部18とは、固定面M1における切り欠き加工及び曲げ加工を経た開口部17の形成後にそれぞれ曲げ加工と潰し加工とを経て一体的に形成されたものである。
この実施例2に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造では、バンド1を係止片11cに対して各ケーブルを包囲して締結固定する際、実施例1の構造では筐体11の材質や厚さにより差し込み領域部11aの局部の頂部下面が撓み変形してしまうと、バンド1の巻き込み挿入固定部1aが開口部17から外方へ抜け出てしまう危険性を伴うが、こうしたトラブルを突出部18に対する巻き込み挿入固定部1aの当接により対策したもので、この構造では一層安定して適確な締結固定が可能となる。
本発明の実施例1に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の基本構成を締結中途操作段階で示した断面側面図である。 本発明の実施例2に係るケーブル固定用バンド向け筐体構造の基本構成を締結中途操作段階で示した断面側面図である。 従来のケーブル固定用バンド向け筐体構造の一形態を示した断面側面図であり、(a)は締結初期操作段階に関するもの,(b)は締結中期操作段階に関するものである。 従来のケーブル固定用バンド向け筐体構造の他形態を締結中期操作段階で示した断面側面図である。
符号の説明
1 バンド
1a 巻き込み挿入固定部
2,3,4 ケーブル収納部
11,11′,12,13 筐体
11a,11a′,12a,13a 差し込み領域部
11b,12b,13b 引き出し領域部
11c,12c,13c 係止片
14 差し込み用開口部
15 引き出し用開口部
16,17 開口部
18 突出部

Claims (7)

  1. 内部にケーブルを収納するためのケーブル収納部を有すると共に、該ケーブルの配線時に用いられるバンドを締結固定するための係止片が形成された固定面を有し、更に、前記係止片が前記固定面から内方へ凹んで段差を成すように形成され、且つ該固定面と該係止片との段差の隙間が前記バンドの端部を挿入するための開口部として形成された筐体構造において、前記固定面は、前記開口部に向かって段差を成して外方へ突出した形状の局部を有し、前記開口部は、前記固定面の局部と前記係止片との段差の隙間により形成され、前記係止片は、前記固定面における前記局部周囲の平坦な基準面と合致する位置に形成されたことを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  2. 請求項1記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記固定面における前記局部は、前記開口部に向かって次第に大きく突出するように傾斜された一対の傾斜部を有しており、前記固定面は、前記開口部を挟んでそれぞれ前記一対の傾斜部の何れか一つを含む一方側の部分,他方側の部分として区別され、且つ該一方側の部分における頂部が該他方側の部分における頂部よりも大きく突出していることを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  3. 請求項2記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記一方側の部分及び前記他方側の部分における前記頂部は、それぞれ前記一対の傾斜部の何れか一つから前記開口部へと繋がる部分が前記基準面と平行して段差を成す平坦面として形成されたことを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  4. 請求項2又は3記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記一方側の部分は、前記バンドの引き出し側に位置される引き出し領域部であり、前記他方側の部分は、前記バンドの差し込み側に位置される差し込み領域部であることを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  5. 請求項4記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記差し込み領域部における前記局部の先端部分の内側には、内方へ突出して前記バンドの前記開口部への差し込み時に該バンドの表面に接触される突出部が形成されたことを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  6. 請求項5記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記突出部は、前記バンドの締結固定時に該バンドの突出した巻き込み挿入固定部の局部に当接されることを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
  7. 請求項4〜6の何れか一つに記載のケーブル固定用バンド向け筐体構造において、前記引き出し領域部及び前記差し込み領域部は、前記固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た前記開口部の形成後に曲げ加工を経て一体的に形成されるか、或いは前記引き出し領域部及び前記差し込み領域部と前記突出部とは、前記固定面における切り欠き加工及び曲げ加工を経た前記開口部の形成後にそれぞれ曲げ加工と潰し加工とを経て一体的に形成されたことを特徴とするケーブル固定用バンド向け筐体構造。
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