JP2008151329A - Frp構造物の接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、FRP構造物に過大な荷重を掛けない構成とすることによって、輸送車両に搭載されるFRP大型構造物や、産業用に用いられるFRP回転体構造物、遊戯施設などに用いられるFRP構造物の接合強度や信頼性を確保可能な接合構造を提供するものである。
【解決手段】本発明は、金属部材を介するFRP構造物と金属構造物との接合構造において、前記金属部材が、ねじ固定用の孔を設けられた固定金具と、ボルト固定用の孔を設けられた取付け座とを有し、前記金属部材の固定金具が、そのねじ固定用の孔を貫通し、前記FRP構造物の内部に埋め込まれたヘリサートねじと螺合するねじによって前記FRP構造物に固定され、前記金属部材の取付け座が、そのボルト固定用の孔を貫通し、前記金属構造物の内部に達するボルトによって前記金属構造物に固定された接合構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は、繊維強化プラスチック(以下、「FRP」と言う)構造物と金属構造物の接合方法に関する。
FRP構造物と金属構造物、あるいは、FRP構造物同士の接合方法としては、これらの両者を直接ボルトで締結する方法、FRP構造物に金属板を当てその上からボルトで締結する方法(特許文献1)、あるいはFRP構造物の中に金属材からなる接合部材を埋設して、この接合部材を介してボルトで締結する方法(特許文献2)などが知られている。
特開平6−26109号公報 特開2000−336777号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、締結される金属構造物とFRP構造物の間に、FRPが介在するため、FRP構造物と金属構造物の間に僅かな隙間があったり、何れかの構造物が変形していたりすると、弾性率の低いFRP構造物に応力が集中し、FRP構造物に亀裂が発生するなどの問題があった。また、変形などが無くてもFRPを介して金属構造物と締結すると、FRPはクリープを起こし、ボルトが緩み定期的な増し締めが必要となり、特に、大型FRP構造物や動的荷重の加わる輸送車両構造物、回転FRP構造物等においては、メンテナンス上の課題となっている。
また、特許文献2の方法では、接合強度や信頼性を確保するために、金属材からなる接合部材を、接合する方向に対して、FRP構造物の内部に深く埋設する必要がある。このため、接合しようとするFRP構造物と金属構造物の形状や接合の方向等によっては、接合部材を十分に深く埋設することができず、その結果、接合強度や信頼性を確保することができない問題があった。
このような問題のある例として、図4に示すように、車両の屋根である金属構造物2に、パンタグラフカバーであるFRP構造物1を接合する場合が挙げられる。この場合、車両の屋根とパンタグラフカバーの接合方向は図の上下方向となるが、パンタグラフカバーの接合箇所は板状であり、上下方向に十分な厚みのある形状ではない。このため、接合方向である上下方向に対して、接合部材をFRP構造物1の内部に深く埋設することができず、特許文献2の方法では、接合強度や信頼性を確保することができない。
一方、図4に示すように、パンタグラフカバーであるFRP構造物1の内側に金属板14を当て、このFRP構造物1をボルト11やねじ13で締め付けることによって、車両の屋根である金属構造物2に接合した場合、上述したように、弾性率の低いFRP構造物1に応力が集中し、亀裂やクリープが生じる問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、FRP構造物に過大な荷重を掛けない構成とすることによって、輸送車両に搭載されるFRP大型構造物や、産業用に用いられるFRP回転体構造物、遊戯施設などに用いられるFRP構造物の接合強度や信頼性を確保可能な接合構造を提供するものである。
本発明は、以下に関するものである。
(1) 金属部材を介するFRP構造物と金属構造物との接合構造において、前記金属部材が、ねじ固定用の孔を設けられた固定金具と、ボルト固定用の孔を設けられた取付け座とを有し、前記金属部材の固定金具が、そのねじ固定用の孔を貫通し、前記FRP構造物の内部に埋め込まれたヘリサートねじと螺合するねじによって前記FRP構造物に固定され、前記金属部材の取付け座が、そのボルト固定用の孔を貫通し、前記金属構造物の内部に達するボルトによって前記金属構造物に固定された接合構造。
(2) (1)において、金属部材の固定金具が、そのねじ固定用の孔を貫通し、前記FRP構造物の内部に埋め込まれたヘリサートねじと螺合するねじによってFRP構造物に固定されるとともに、FRP製のオーバレイによって被覆されることによって前記FRP構造物に埋め込まれた接続構造。
(3) (1)または(2)において、金属部材の取付け座が、固定金具が固定されたFRP構造物の他の部分よりも突出しており、この突出した取付け座が金属構造物に接触した状態で接合されることにより、FRP構造物の他の部分が金属構造物に接触しない接合構造。
(4) (1)から(3)の何れかにおいて、FRP構造物に固定された金属部材の固定金具の面積が、取付け座のボルト固定用の孔を貫通し金属構造物の内部に達するボルトの断面積の30〜50倍である接合構造。
(5) (2)から(4)の何れかにおいて、FRP製のオーバレイを行なう領域は、少なくとも固定金具の一部を含み、この固定金具の端部から外側へ略50mm以上大きい領域までであり、オーバレイの厚さはFRP構造物の本体と同等である接合構造。
本発明によれば、FRP構造物に過大な荷重を掛けない構成とすることによって、輸送車両に搭載されるFRP大型構造物や、産業用に用いられるFRP回転体構造物、遊戯施設などに用いられるFRP構造物の接合強度や信頼性を確保可能な接合構造を提供することができる。
本発明で使用されるFRP構造物は、内外装材や建築用などの構造物としての用途に使用できるものであればよく、大型FRP構造物や動的荷重の加わる輸送車両構造物、回転FRP構造物等に使用されるものが挙げられる。また、例えば、図1に示すように、車両の屋根である金属構造物2に設置されるパンタグラフカバー等のFRP構造物1が挙げられる。
FRPとしては、例えば、一般的なFRPである、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維などに、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、または、ポリプロピレン、ナイロン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂を含浸させたものを、ハンドレイアップ、プレス成型、トランスファー成型、射出成型などの成型方法によって成型したものが使用できる。また、鋼板やアルミニウム板等の金属板をFRPに埋め込んだり、金属板とFRPを張り合わせたりした複合材としてのFRP成型品も使用できる。
本発明で使用される金属構造物は、FRP構造物とともに構造物を構成するものであり、建築物や車両、遊戯施設などで使用されるものが挙げられる。例えば、図1に示すように、パンタグラフカバーであるFRP構造物1を取付ける車両の屋根等の金属構造物2が挙げられる。この金属構造物2の材料としては、鉄やアルミニウム、チタン等をプレス成型したり、組み立てたりして得られる構造物が使用できる。
図2および図3に示すように、本発明で使用される金属部材3は、これをねじ13やボルト11等によって、FRP構造物1、および、金属構造物2の両者に固定することによって、FRP構造物1と金属構造物2とを接合するものである。つまり、ねじ13やボルト11等のように、それ自体が固定や接合の機能を有するものではなく、ねじ13やボルト11等によって、FRP構造物1および金属構造物2の両者に固定されることにより、結果的にFRP構造物1と金属構造物2とを接合する機能を有するものである。この金属部材3として、例えば、鉄やアルミニウム、チタン製の金属板等をプレス成型等によって、成型したものが使用できる。
FRP構造物1と金属構造物2との接合は、この金属部材3を介して行なわれる。つまり、FRP構造物1と金属構造物2とは、直接接着剤等で接着されたり、直接ねじ13やボルト11で固定されるのではなく、FRP構造物1が金属部材3に固定された上で、この金属部材3を金属構造物2に固定することで行なわれる。これにより、FRP構造物1と金属構造物2との接合は、取り扱い上も一般的に経験のある金属同士を直接固定する接合となるため、輸送車両や回転体のように振動、風圧など大きな外力が加わる構造物のように、接続部分の信頼性確保の観点から、接続部分の強度確保、固定ボルトの緩み、長期的に安定した接続形態が要求されるものの接合に適用することが可能となる。
金属部材3は、FRP構造物1、および、金属構造物2の両者にそれぞれ固定される構成を有するものであればよく、例えば、図2および図3に示すように、ねじ固定用の孔7を設けられた固定金具6と、ボルト固定用の孔5を設けられた取付け座4とを有するものが挙げられる。固定金具6は、取付け座4の周囲に設けられ、取付け座4よりも肉厚が薄く大きな金属板を有する。固定金具6と取付け座4とは一体成型または溶接等により、一体化したものであるのが、接合強度や信頼性を確保する上で望ましい。
金属部材3に設けられた固定金具6は、金属部材3をFRP構造物1に固定するために用いるものである。図1に示すように、固定金具6には、ねじ固定用の孔7が設けられ、固定金具6は、このねじ固定用の孔7を貫通し、FRP構造物1の肉盛部10に埋め込まれたヘリサートねじ12と螺合するねじ13によって、FRP構造物1に固定される。
ここで、ヘリサートねじ12は、FRPや樹脂成型物等の比較的軟質な材料に埋め込んで、雌ねじを形成するものであり、金属製のヘリサートねじ12を使用することで、FRPや樹脂成型物等の内部に、金属製の強固な雌ねじを形成することができる。これにより、ねじ13を締め付けることによって、固定金具6とFRP構造物1との接合が、金属同士の接合によって構成できる。このため、ねじ13を締め付ける際の過大な応力はFRP構造物1に直接加わらないため、FRP構造物1に亀裂が入ったり、クリープを起こしてねじの緩みが生じるのを抑制できる。
図1に示すように、固定金具6は、ねじ固定用の孔7からFRP構造物1の内部に貫通させたねじ13とともに、オーバレイ9によって被覆されることによってFRP構造部1に埋め込まれる。オーバレイ9の材料としては、FRP構造物1との接着強度や信頼性の観点から、同様の材質のFRP材料を使用する。なお、オーバレイ9が無くても接着強度や信頼性が十分確保可能な場合は、オーバレイ9を省略してもよい。
固定金具6をFRP構造物1に固定するために使用するねじ13は、上述したヘリサートねじ12に螺合するものであればよく、通常のねじやボルト等を用いることができる。つまり、オーバレイ9を行なう場合は、固定金具6のFRP構造物1への固定は、ヘリサートねじ12に螺合するねじ13とオーバレイ9との併用、または、ヘリサートねじ12に螺合するボルトとオーバレイ9との併用となる。オーバレイ9を行わない場合は、固定金具6のFRP構造物1への固定は、ヘリサートねじ12に螺合するねじ13、または、ボルト等のみとなる。
また、ねじ13が無くても接着強度や信頼性が十分確保可能な場合は、固定金具6のねじ固定用の孔7、および、FRP構造物1に埋め込んだヘリサートねじ12に螺合するねじ13による固定は不要である。この場合は、オーバレイ9のみによって、固定金具6をFRP構造物1に固定する。
金属部材3の固定金具6の形状は、厚さに対して面積が大きい板状であればよく、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形、等が使用できるが、固定金具6の製作、取り付け方法などの容易さの観点から、四角形が好ましい。
金属部材3の固定金具6の表面形状は、凹凸や孔を形成するようにすることで、オーバレイ9を形成したFRPの樹脂がこの凹凸や孔に入り込み、固定金具6とオーバレイ9を形成したFRPとの接着強度が向上し、剥離し難くなる点で望ましい。
金属部材3に設けられた取付け座4は、金属部材3を金属構造物2に固定するために用いるものである。図2および図3に示すように、取付け座4には、ボルト固定用の孔5が設けられ、固定金具6は、取付け座4のボルト固定用の孔5を貫通し、金属構造物2の内部に達するボルト11によって、金属構造物2に固定される。
図1に示すように、金属部材3の取付け座4が、固定金具6が埋め込まれたFRP構造物1の他の部分よりも、図1の下方側に突出しており、この突出した取付け座4が金属構造物2に接触した状態で接合されることにより、FRP構造物1の他の部分が金属構造物2に接触しない接合構造とする。つまり、金属部材3の取付け座4が突出しており、この突出した部分が金属構造物2の表面に当接しており、それ以外の部分であるオーバレイ9で覆われた固定金具6やFRP構造物1は、金属構造物2に接触しない接合構造とする。
これにより、取付け座4に設けられたボルト固定用の孔5を貫通し、金属構造物2の内部に達するボルト11を締め付けることによって、FRP構造物1と金属構造物2とを接合した場合でも、ボルト11を締め付ける力は、金属材料である取付け座4と金属構造物2にかかるだけであり、直接FRP構造物1に加わることはないため、締め付けによる過大な圧縮力によってFRP構造物1がクリープを起こし、ボルト11が緩むのを抑制することができる。そして、FRP構造物1に埋め込まれた取付け座4を有するFRP構造物1は、金属構造物2と接合されて、鉄道車両や自動車、船舶機械部品の回転体などの大型構造物として使用することが可能となる。
金属部材3の取付け座4の突出量は、FRP構造物1と金属構造物2とが接触しない突出量であればよく、0.2〜1.0mmが好ましい。この突出量が、0.1mm以下の場合は、FRP構造物1の自重により撓み等により、FRP構造物1と金属構造物2とが直接接触して、ボルト11で締め付けた際、FRP構造物1に過大な圧縮力が加わることがある。また、0mm以下、つまり取付け座4がFRP構造物1の他の部分と面一で突出していない場合は、ボルト11で締め付けられた過大な圧縮力によりFRP構造物1がクリープを起こし、ボルト11が緩む傾向がある。
オーバレイ9によって埋め込まれる固定金具6の面積は、取付け座4のボルト固定用の孔5を貫通し、金属構造物2の内部に達するボルト11の断面積の30倍〜50倍程度が好ましい。この面積が略30倍未満では、固定金具6とFRP構造物1との接続強さがFRP構造物1自体よりも低くなるために、固定金具6の周辺のFRP構造物1に集中応力が発生する傾向がある。さらに、略20倍を下回ると、この応力集中が顕著になり、FRP構造物1に埋め込まれた固定金具6の周辺に亀裂が発生する場合がある。
FRP製のオーバレイ9を形成する領域は、固定金具6の上部、および、固定金具6の端部から外側へ略50mm以上大きい領域までであり、オーバレイ9の厚さは、FRP構造物1の本体8と同等とする。これにより、固定金具6をオーバレイ9で被覆した箇所に応力が集中し、この部分でFRP構造物1が剥離したりするのを抑制でき、接続強度と信頼性を確保する上で望ましい。
FRP製のオーバレイ9を形成した後、20〜40℃で、6〜8時間放置することにより、FRP製のオーバレイ9を硬化させるのが望ましい。放置の際の温度が10℃以下では、硬化が遅れ十分な強さが得られない傾向がある。また、40℃以上では、樹脂の硬化時間が早く作業途中で発熱などして、十分な強さが得られない傾向がある。
本発明に係るFRP構造物と金属構造物の接続構造の実施例を、以下に示す。
図2および図3に示すように、FRP構造物1と金属構造物2を接合するための金属部材3は、取付け座4の周囲に、取付け座4の部分よりも肉厚が薄く面積の大きな四角形の金属板を固定金具6として溶接により取付けた。この固定金具6には、FRP構造物1との固定を行なうためのねじ固定用の孔7を設けた。
図2および図3に示すように、金属部材3の取付け座4は、円柱状とし、この円柱の高さ方向、即ち厚さ方向に貫通するように、金属構造物2との固定を行なうためのボルト固定用の孔5を設けた。
図1に示すように、金属部材3の固定金具6を、このねじ固定用の孔7を貫通し、FRP構造物1の肉盛部10に埋め込まれたヘリサートねじ12に螺合するねじ13によって、FRP構造物1に固定した。さらに、固定金具6の上に、FRP構造物1と同様の材質であるFRPを用いてオーバレイ9を形成して、固定金具6をFRP構造物1に埋め込んだ後、20〜40℃で、6〜8時間放置することにより、FRP製のオーバレイ9を硬化させた。
オーバレイ9を形成した領域は、固定金具6の上部、および、固定金具6の端部から外側へ略50mmまでの範囲とした。また、このオーバレイ9によって埋め込まれる固定金具6の面積は、取付け座4のボルト11の断面積の40倍程度とした。
図1に示すように、金属部材3の取付け座4が、固定金具6が埋め込まれたFRP構造物1の他の部分よりも、図1の下方側に略0.5mm突出するようにした。
図1に示すように、金属構造物2にボルト固定用の孔5を設けてこの孔の内壁にねじ溝を形成しておき、金属部材3の取付け座4のボルト固定用の孔5の位置を、金属構造物2のボルト固定用の孔5の位置に合せた後、取付け座4のボルト固定用の孔5を貫通し、金属構造物2の内部に達するようにボルト11を締め付けることによって、取付け座4と金属構造物2とを固定した。
図1に示すように、このとき、FRP構造物1の他の部分よりも突出した取付け座4だけが金属構造物2に接触した状態で接合され、FRP構造物1の他の部分が金属構造物2に接触しない接合構造となった。そして、ボルト11の締め付けによって、FRP構造物1が変形したり、亀裂が入ったりすることはなく、また、放置してもボルト11の緩みは生じなかった。
本発明の実施例であるFRP構造物と金属構造物の接合構造を示す断面図である。 本発明の実施例に使用する金属部材の平面図である。 本発明の実施例に使用する金属部材の断面図である。 従来のFRP構造物と金属構造物の接合構造を示す断面図である。
符号の説明
1…FRP構造物、2…金属構造物、3…金属部材、4…取付け座、5…ボルト固定用孔、6…固定金具、7…ねじ固定用孔、8…FRP本体、9…オーバレイ、10…肉盛部、11…ボルト、12…ヘリサートねじ、13…ねじ、14…金属板、15…ナット

Claims (5)

  1. 金属部材を介するFRP構造物と金属構造物との接合構造において、
    前記金属部材が、ねじ固定用の孔を設けられた固定金具と、ボルト固定用の孔を設けられた取付け座とを有し、
    前記金属部材の固定金具が、そのねじ固定用の孔を貫通し、前記FRP構造物の内部に埋め込まれたヘリサートねじと螺合するねじによって前記FRP構造物に固定され、
    前記金属部材の取付け座が、そのボルト固定用の孔を貫通し、前記金属構造物の内部に達するボルトによって前記金属構造物に固定された接合構造。
  2. 請求項1において、
    金属部材の固定金具が、そのねじ固定用の孔を貫通し、前記FRP構造物の内部に埋め込まれたヘリサートねじと螺合するねじによってFRP構造物に固定されるとともに、FRP製のオーバレイによって被覆されることによって前記FRP構造物に埋め込まれた接続構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    金属部材の取付け座が、固定金具が固定されたFRP構造物の他の部分よりも突出しており、この突出した取付け座が金属構造物に接触した状態で接合されることにより、FRP構造物の他の部分が金属構造物に接触しない接合構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れかにおいて、
    FRP構造物に固定された金属部材の固定金具の面積が、取付け座のボルト固定用の孔を貫通し金属構造物の内部に達するボルトの断面積の30〜50倍である接合構造。
  5. 請求項2から請求項4の何れかにおいて、
    FRP製のオーバレイを行なう領域は、少なくとも固定金具の一部を含み、この固定金具の端部から外側へ略50mm以上大きい領域までであり、オーバレイの厚さはFRP構造物の本体と同等である接合構造。
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