JP2008150889A - 排水管キットおよびそれを用いた排水管の施工構造 - Google Patents

排水管キットおよびそれを用いた排水管の施工構造 Download PDF

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Abstract

【課題】基礎コンクリート層の配筋を極力切断せずに設置でき、床下側での立ち上がり高さが極力低く抑えることのできるさや管と可撓管継手について、品揃えを多く増やすことなく多様な構造の基礎コンクリートに対応可能となった標準仕様のものを提供すること。
【解決手段】可撓管継手20の全軸長が、さや管10(および切断後のさや管100)の湾曲部1の最大曲率半径曲線1aの円弧長に配管接続部12の軸長の二倍の長さを加えたものより長く、コンクリートを打設した後、コンクリートから突出した部分を切断したさや管100の地層E側に臨む水平直線部2の軸長に湾曲部1の最大曲率半径曲線1aの円弧長を加え、さらに、床下B側に臨む立ち上がり直線部3がコンクリート層Cの床下Bとの境界面と交差する位置までの軸長の半分を加えたものより短いようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、排水管キットおよびそれを用いた排水管の施工構造に関する。
従来、戸建住宅分野では、トイレ、洗面化粧台、浴室などの排水機器からの排水は、直近の屋外宅地内に設けられる排水マスに流入し、この排水マスに流入した後、順次、下流の排水マスを経て、最後に公共マスに集められて下水本管路へ排水されるようになっている。
各排水機器と排水マスとを接続する排水管は、各機器の直下の床下に形成された防湿コンクリートやコンクリートスラブなどの建物の基礎を構成する基礎コンクリート層を貫通した後、排水マスに至るようになっている。そのコンクリート層の貫通部では、排水管がコンクリートによって完全に覆われるよう、コンクリート層に完全に埋設された形となっている。以上が、従来の一般的な排水管の配管方法であった。しかし、そのような方法では、平成12年6月の「住宅の品質確保促進法」の評価基準を満たすことができなくなった。
そこで、それに対処するため、例えば、下記の特許文献1に開示された建物の排水管の配管構造では、基礎コンクリート層内に、床下とコンクリート層外の地層に開口を有するように「さや管」を埋設し、かつ、そのさや管内に可撓管継手を挿通し、さや管の床下側に突出する側で、その可撓管継手の一端に屋内の排水機器に繋がる排水管を接続し、地層に突出する側で、可撓管継手の他端に、前記排水マスに繋がる排水管に接続するようにしたものが開示されている。
上記の内、「さや管」は、一般的に適用される基礎コンクリート層内にそれを設置する際、コンクリート層内の配筋との干渉を防いで迂回するため、湾曲部を有したものが多用されている。すなわち、水平直線部を経て湾曲部があり、その湾曲部を経て、もとの水平部を基準にして斜め上方45度〜90度の方向に向かう立ち上がり直線部を有する形状のものである。
そして、それら「さや管」と可撓管継手を使用する現場の住宅メーカや住宅工務店は、基礎コンクリート層内の配筋を極力切断せずに設置でき、そのことにより基礎コンクリート層の強度の確保と補強筋の削減によるコストダウンが図れるもの、および、さや管の、床下側の基礎コンクリート層上面からの「立ち上がり高さ」が極力低くでき、そのことにより、床下配管の横引き高さを低くして、床下配管のメンテナンスや修理を行う際の妨げにならないように施工できるものを望んでいる。
特開2002−294781号公報
しかしながら、現在採用されている床下の基礎コンクリート層の構造は多種多様であり、それぞれの基礎コンクリート層に対応して上記のような要請を満たすことのできる「さや管」およびそれに付随する可撓管継手を品揃えしようとすると、その品種が膨大なものとなる。
そこで、この発明の目的は、基礎コンクリート層の配筋を極力切断せずに設置でき、床下側での立ち上がり高さが極力低く抑えることのできる「さや管」と可撓管継手について、品揃えを多く増やすことなく多様な構造の基礎コンクリートに対応可能となった標準仕様の排水管キットおよびそれを用いた排水管の施工構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、建物の床下に打設されたコンクリート層に埋設され、屋外側に臨む直線部とそれに連なる湾曲部を経て床下側に臨む立ち上がり直線部とから成るさや管と、このさや管内に挿通され、可撓部の両端に配管接続部を備えた可撓管継手とから成る排水管キットであって、前記可撓管継手の全軸長が、さや管の前記湾曲部の最大曲率半径曲線の円弧長に前記両端の配管接続部の軸長の合計の長さを加えたものより長い構成を採用したのである。
可撓管継手の全軸長を上記のように規定することにより、可撓管継手の湾曲部がさや管の湾曲部と同様な湾曲形状になり、可撓管継手がさや管に沿い易くなる。
次に、請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、上記さや管は、両側の直線部が45度〜90度の角度を成すように湾曲部を有し、上記屋外側に臨む直線部を水平に配設した際、両端の水平距離が500mm以上、700mm以下、垂直距離が230mm以上、350mm以下となっている構成を採用したのである。
さや管の水平距離を上記のようにすると、さや管の床下側での立ち上がり位置が屋外側との境界位置から離れ過ぎず、さや管の垂直距離を上記のようにすると、床下側と屋外側との間の貫通が可能な高さを確保できる。
なお、この「水平距離」とは、後述の実施形態の項でも示すように、屋外側に臨む直線部を水平に配設した際の、この屋外側に臨む直線部の開始端を通る垂線と、前記床下に臨む立ち上がり直線部の終端を通る垂線との間の距離のことをいい、「垂直距離」とは、屋外側に臨む水平直線部の底部に沿う水平線と、床下側に臨む立ち上がり直線部の端面を通る水平線との間の距離をいう。詳細は実施形態の項の記述と図を参照されたい。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の排水管キットを用いた排水管の施工構造であって、上記可撓管継手の軸長が、コンクリート打設後にコンクリート層から突出した部分を切断除去した残りのさや管部分の、さや管の上記屋外側に臨む直線部の軸長と、上記湾曲部の最大曲率半径曲線の円弧長と、上記床下側に臨む立ち上がり直線部がコンクリート層の床下との境界面と交差する位置までの軸長の半分の長さとを合計した長さより短い構成を採用したのである。
可撓管継手の最大長さを上記のように規定することにより、可撓管継手の配管接続部がコンクリート層上面から大きく突出することなく、床下側の排水管の横引きが行い易くなる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の排水管キットを用いた排水管の施工構造であって、上記可撓管継手の可撓部の軸長が、コンクリート打設後にコンクリート層から突出した部分を切断除去した残りのさや管部分の、上記湾曲部の軸長と、さや管の上記屋外側に臨む立ち上がり直線部の軸長および上記床下側に臨む直線部の軸長のいずれか短い方を加えたものより長く、前記さや管部分の軸長より短い構成を採用したのである。
このようにしたので、さや管から可撓管継手を容易に引き抜くことができ、また、可撓管継手の可撓部がさや管内に収まるので、配管勾配が採り易くなる。
本発明は、可撓管継手の長さを、切断前のさや管の長さに対して上記のように設定しておくことにより、可撓管継手の湾曲部がさや管の湾曲部と同様な湾曲形状になり、可撓管継手がさや管に沿い易くなり、可撓管継手の長さをそのように設定した上で、さや管は逆に最も長くなる仕様で設定して組み合わせることにより、あらゆる住宅メーカの基礎の形態に対応できる「さや管」と可撓管継手の組み合わせが可能となる、という効果がある。
また、本発明の請求項3の排水管の施工構造によれば、建物の床下の様々な形態の基礎コンクリート層に対し、可撓管継手の床下での立ち上がり高さが低く抑えられようになり、配管勾配が採り易くなるので、床下点検や配管の修理の際に床下に侵入した際に、配管を乗り越えるのがた易くなり、点検、修理作業の効率を向上させることができる、という効果がある。
さらに本発明の請求項4の排水管の施工構造によれば、配管完了後、点検、修理の際に可撓管継手をさや管から引き抜いて更新する際、可撓管継手がさや管につっかえることなく容易に引き抜くことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(「さや管」と可撓管継手の組み合わせについて)
先ず、図1(a)、(b)は本発明の「さや管10」の基本形状を示したものであり、基礎コンクリート層C内の配筋との干渉を防ぐために湾曲部1を有しており、水平直線部2から、その湾曲部1を経て、元の水平直線部2を基準にして立ち上がる「立ち上がり直線部3」を有するものである。図1(a)は、その立ち上がり角度が45度のもの、図1(b)は、その立ち上がり角度が90度のものを示している。図1(c)は、図1(a)に示した「さや管10」を建物の基礎コンクリート層C(以下、コンクリート層Cと記す)に埋設した状態を模式的に示したものであり、水平直線部2が地層E側に臨む側で、立ち上がり直線部3を建物の床下Bに臨む側となっている。
さや管10は、コンクリートを打設する前、打設後に、さや管10全体がコンクリート層Cに埋没しないよう、水平直線部2の端部をコンクリート層Cと地層Eとの境界予定位置から突出させ、同様に、立ち上がり直線部3も床下B側のコンクリートの上面となる位置から突出するように配設されるが、コンクリートの打設後は、図1(d)に示すように、それらコンクリート層Cから突出した部分を、コンクリート層Cとの境界で切断する。
さや管10を切断することにより、コンクリート層C内において、配筋との位置取りを考慮した配置が可能となる。このように、さや管10はコンクリート打設後、切断されるので、切断が容易な樹脂で形成されている。具体的には、ポリ塩化ビニルやポリエチレンなどの合成樹脂が用いられる。
ここで、さや管10の切断前の長さとしては、コンクリート層C内への収まりの良さと、床下B側での立ち上がり位置(立ち上がり直線部3がコンクリート層Cの上面から突出する位置)が水平直線部2の開始端(地層Eとの境界位置)から離れすぎない位置となるよう調節すべく、その水平距離の最大のものは700mm以内とすることが好ましい。なお、この「水平距離」とは、本発明では、図1(e)に示したように、地層E側に臨む水平直線部2を水平に配設した際の、この地層E側に臨む水平直線部2の開始端を通る垂線と、前記床下Bに臨む立ち上がり直線部3の終端(終端は符合3eを付した位置をいう)を通る垂線との間の距離のことをいう。この水平距離を図1(e)において符号Hで示す。
他方、「水平距離H」の最小のものは、さや管10の水平直線部2を地層Eとの境界で切断することによって上記の調節が可能なことから、各種の形態のコンクリート層Cへの対応を考え、本発明の効果を得るには500mm以上とすることが好ましい。
また、本発明では、さや管10が、地層E側から床下B側へコンクリート層Cを貫通するのに必要な高さを確保する必要があることから、さや管10の、切断前の好適な「垂直距離」(図1(e)において符号Vで示す)も規定しており、それは、同じく図1(e)に示すように、地層E側に臨む水平直線部2の底部に沿う水平線と、床下B側に臨む立ち上がり直線部3の端面を通る水平線との間の距離をいい、その最小のものは230mm以上、最大は350mm以下とすることが好ましい。
さらに好ましくは、270mm以上、300mm以下とすることであり、そうすると、種々の形態の基礎コンクリート層Cへの対応範囲の拡大と、さや管10の不要切断部分の発生の抑制とのバランスがとれた寸法となる。
次に、可撓管継手20は、図2(a)に示すように、可撓部11の両端に通常の排水管の端部と接続される配管接続部12を有するが、この配管接続部12の材質は排水管と同じ材質のものが好ましい。可撓部11の材質としては、可撓性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂などの合成樹脂が挙げられ、強度や内面の平滑性を考慮すると、二層コルゲート管を用いることが好ましい。
そして、可撓管継手20の長さとしては、さや管10内への収まりの良さと、さや管10を切断した後の、床下B側での可撓管継手20の立ち上がり高さ(コンクリート層Cの上面から突出する高さ)を低く抑える必要があることから、極力短いものであることが望ましいが、それでも、その最小長さとして、切断前のさや管10あるいは切断後のさや管(以下、100の符号を付し、切断後のさや管100として切断前のものと区別する)に対し、以下のような関係の長さを必要とする。
先ず、可撓管継手20の「さや管10(および切断後のさや管100)内での収まりの良さ」とは、言い換えると、さや管10(100)の湾曲部1において、可撓部11がそのさや管10(100)の湾曲形状と同様の形状を有することである。
そのための可撓管継手20の最小長さとして、本発明では、図2(b)に示したように、さや管10の湾曲部1の最大曲率半径曲線1aの全長に前記配管接続部12の軸長12aの二倍の長さを加えたものより長いものとしている。このようにすると、可撓管継手20の湾曲部、すなわち可撓部11の軸長はさや管10の湾曲部1の軸長より確実に長くなるので、可撓管継手20がさや管10に沿い易くなる。このことは前記切断後のさや管100においても同様である。
他方、最大長さは以下のように規定している。これは請求項3に係る本発明の実施形態に該当するものである。可撓管継手20においてさや管100と接着接合を行う際に、接着剤の塗布の行い易さを考慮する場合や、可撓部11の柔軟性によって可撓管継手20が反発する可能性があって、これによって配管接続部12が切断後のさや管100に沿いにくくなることを改善するのに、湾曲部1の長さから一定の長さを必要とする場合があるが、本発明の効果を有効に得るためには、可撓管継手20の最大長さは、図2(c)に示したように、切断後のさや管100の水平直線部2(地層E側に臨む直線部)に湾曲部1の最大曲率半径曲線1aの円弧長を加え、さらに、(床下B側に臨む)立ち上がり直線部3の前記最大曲率半径曲線1aに連なる側が床下Bのコンクリート層Cの上面と交差するまでの長さの半分(図2(c)に符号3bで示す)を加えたものとしている。
このようにすると、図3(a)に示したような、さや管10の切断量が僅かで、さや管100が最も長く設置された場合でも、可撓管継手20は、図3(b)に示したように、その配管接続部12の一部が床下Bのコンクリート層Cの上面から突出するだけであるので、その位置での排水管の横引きが行い易くなる。従って、コンクリート層Cの上面での配管の高さが低くなるので、点検のために床下Bに侵入した際、配管を乗り越えるのが容易となり、点検作業が楽なものになる。
また、切断後のさや管100が最も短く設置された場合には、設置条件として、可撓管継手20の配管接続部12が地層E側へ露出可能である場合には、図3(c)に示したような形態で設置することができる。
以上のような長さの関係を有した切断後のさや管100とそれに挿通する可撓管継手20を配設して排水管の施工をする際は、屋外からの防水のために、図3(b)に示したように、切断後のさや管100の水平直線部2の地層E側端部の位置において、その内周面と可撓管継手20の外周面との間の隙間を、例えば、ゴム製の環状シール材を用いて閉塞させ、更に床下B側の立ち上がり直線部3の端面より防水用のシリコーン樹脂シール材Pなどを充填するか、または、可撓管継手20の外周面に発泡ポリエチレンシートQを巻きつけて、切断後のさや管100の内周面との間の隙間を埋めた上でさらに、切断後のさや管100の両端から防水用のシリコーン樹脂シール材やモルタルRなどを充填する、といった施工を行うことが好ましい。
次に、切断後のさや管100と可撓管継手20を用いた請求項4に係る排水管の施工構造の発明の実施形態について説明する。本発明は、配管の修理や点検の際、可撓管継手20を更新する場合に、切断後のさや管100から可撓管継手20を引き抜くときのために、それが容易に行えるようにすることを目的としたものである。そのため、本発明の実施形態として、切断後のさや管100と可撓管継手20の長さの関係を以下のように規定している。
すなわち、図4に示すように、可撓管継手20の可撓部11の軸長を、切断後のさや管100の湾曲部1の軸長(図4(a)で1bの符号を付している)に、切断後のさや管100の水平直線部2(地層Eに臨む側)の軸長(図4(a)で2aの符号を付している)、または、立ち上がり直線部3(床下Bに臨む側)のコンクリート層Cの上面と交差するまでの軸長(図4(a)で3aの符号を付している)、のいずれかを加えたものより長く、切断後のさや管100の地層E側の端面から最初にコンクリート層Cの上面(床下Bとの境界面)と交差するまでの軸長(図4(b)で1cの符号を付している)より短いものとしている。
これは、切断後のさや管100の両端面のいずれかから可撓管継手20が露出しないと、その可撓管継手20の配管接続部12に接続された排水管を切断することができず、図5(a)に示すように、配管接続部12に排水管30が残ったままであると、その配管接続部12が切断後のさや管100の湾曲部1につっかえて、可撓管継手20を切断後のさや管100から引き抜くことができないからであり、可撓管継手20の可撓部11の軸長を上記のように設定することにより、図5(b)に示すように、切断後のさや管100の地層E側に臨む水平直線部2の端面(地層Eとコンクリート層Cの境界)まで配管接続部12が露出して排水管30を切断できる長さを確保して、切断後のさや管100から可撓管継手20を容易に引き抜くことができるようにしたものである。
本発明によれば、排水管構造において、建物の床下の基礎コンクリート層内に配設される「さや管」とそれに挿通される可撓管継手の組み合わせの標準仕様のものが提供される。
(a)に、コンクリート層埋設前のさや管を示し、(b)に、(a)の両直線部が90度の角度を成すものを示し、(c)にさや管をコンクリート層に埋設した状態を、(d)にコンクリート打設後にコンクリート層から突出した部分を切断したさや管を模式的に示し、(e)にさや管の寸法取りを示したものである。 (a)は可撓管継手を模式的に示し、(b)は可撓管継手の最小長さを規定する内容を示し、(c)は可撓管継手の最大長さを規定する内容を示したものである。 (a)にさや管が最も長く設置された場合を模式的に示し、(b)に排水管の横引き状態を示し、(c)に、さや管が最も短く設置された場合のコンクリート層内への埋設形態を示したものである。 (a)、(b)に、可撓管継手の可撓部の軸長とさや管の寸法との関係を説明するための図を示したものである。 (a)に、配管接続部がさや管の湾曲部につっかえて、可撓管継手をさや管から引き抜くことができない状態を示し、(b)に、配管接続部を、さや管の地層側に臨む水平直線部の端面まで露出させて排水管を切断できる長さを確保する状態を模式的に示したものである。
符号の説明
1 湾曲部
1a 最大曲率半径曲線
1b 湾曲部の軸長
1c 配管後のさや管が地層との境界から最初に床下側のコンクリート上面と交差するまでの軸長
2 水平直線部
2a 水平直線部軸長
3 立ち上がり直線部
3a 立ち上がり直線部軸長
3e 立ち上がり直線部の終端
10 さや管(コンクリート層からの突出部を切断する前のもの)
11 可撓部
12 配管接続部
20 可撓管継手
30 排水管
100 切断後のさや管
C コンクリート層
E 地層
B 床下

Claims (4)

  1. 建物の床下に打設されたコンクリート層に埋設され、屋外側に臨む直線部とそれに連なる湾曲部を経て床下側に臨む立ち上がり直線部とから成るさや管と、このさや管内に挿通され、可撓部の両端に配管接続部を備えた可撓管継手とから成る排水管キットであって、
    前記可撓管継手の全軸長が、さや管の前記湾曲部の最大曲率半径曲線の円弧長に前記両端の配管接続部の軸長の合計の長さを加えたものより長いことを特徴とする排水管キット。
  2. 請求項1に記載の排水管キットにおいて、
    上記さや管は、両側の直線部が45度〜90度の角度を成すように湾曲部を有し、上記屋外側に臨む直線部を水平に配設した際、両端の水平距離が500mm以上、700mm以下、垂直距離が230mm以上、350mm以下となっていることを特徴とする排水管キット。
  3. 請求項1または2に記載の排水管キットを用いた排水管の施工構造であって、
    上記可撓管継手の軸長が、コンクリート打設後にコンクリート層から突出した部分を切断除去した残りのさや管部分の、さや管の上記屋外側に臨む直線部の軸長と、上記湾曲部の最大曲率半径曲線の円弧長と、上記床下側に臨む立ち上がり直線部がコンクリート層の床下との境界面と交差する位置までの軸長の半分の長さとを合計した長さより短いことを特徴とする排水管の施工構造。
  4. 請求項1または2に記載の排水管キットを用いた排水管の施工構造であって、
    上記可撓管継手の可撓部の軸長が、コンクリート打設後にコンクリート層から突出した部分を切断除去した残りのさや管部分の、上記湾曲部の軸長と、さや管の上記屋外側に臨む直線部の軸長および上記床下側に臨む立ち上がり直線部の軸長のいずれか短い方を加えたものより長く、前記さや管部分の軸長より短いことを特徴とする排水管の施工構造。
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