JP2008150478A - ポリシロキサン化合物とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定な構造を有するシルセスキオキサン化合物をシラン化合物で縮重合して得られたポリシルセスキオキサン構造を有するポリシロキサン、およびその製造方法。さらに該ポリシルセスキオキサン構造を有するポリシロキサンをエポキシ化合物等で変性した各種誘導体。
【選択図】なし
Description
なお、「シルセスキオキサン」とは、各ケイ素原子が3個の酸素原子と結合し、各酸素原子は更に1個のケイ素原子と結合している化合物の総称である。本発明において用いる「シルセスキオキサン骨格」とは、シルセスキオキサン構造およびその一部が変形したシルセスキオキサン類似構造の総称である。
即ち、上記の課題は下記の構成からなる本発明によって解決される。
数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−またはフェニレンで置換されてもよく;アリールアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、またはフェニレンで置換されてもよく;mおよびnは1以上1000以下の整数である。
R1はm=1のとき、水酸基、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3からそれぞれ独立して選ばれる基であり、2≦m≦1000のときは水素、水酸基、ハロゲン、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3またはRと同様に定義される基から、それぞれ独立して選ばれる基である。R1が−OSi(A)3であるとき、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサシクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい。
R2はそれぞれ独立して水素、または、−Si(A)3であり;このAは上記R1におけるAと同様に定義される基である。
[2]式(1−0)または式(2−0)で示されるポリシロキサン。
ル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい。
R2はそれぞれ独立して水素または−Si(A)3であり;このAは上記R1におけるAと同様に定義される基である。
[3]式(1−1)で示されるポリシロキサン。
[4]式(1−2)で示されるポリシロキサン。
[5]式(1−3)で示されるポリシロキサン。
シル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよく;mは1以上1000以下の整数である。
[6]式(1−4)で示されるポリシロキサン。
[7]式(1−5)で示されるポリシロキサン。
[8]式(1−6)で示されるポリシロキサン。
[9]式(2−1)で示されるポリシロキサン。
[10]式(2−2)で示されるポリシロキサン。
[11]式(1−0−1)で表される化合物と、式(1−0−2)で表される化合物を反応させることを特徴とする、式(1−a)または式(2−a)で表されるポリシロキサンの製造方法。
[12]式(1−0−1’)で表される化合物と、式(1−0−2’)で表される化合物を反応させることを特徴とする、式(1−a’)または式(2−a)で表されるポリシロキサンの製造方法。
[13] [11]の方法により式(1−a)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a)で表される化合物を加水分解することを特徴とする、式(1−b)で表される化合物の製造法。
[14] [12]の方法により式(1−a’)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a’)で表される化合物を加水分解することを特徴とする、式(1−b)で表される化合物の製造法。
[15] [13]または[14]の方法により式(1−b)で表される化合物を製造し、得られた式(1−b)で表される化合物を式(1−0−3)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−3)において、Xはシラノールと反応することができる置換基である。
式(1−0−3)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。
[16] [11]の方法により式(1−a)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a)で表される化合物を式(1−0−4)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−4)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。
[17] [12]の方法により式(1−a’)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a’)で表される化合物を式(1−0−4)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−4)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3
,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。
[18] [11]または[12]の方法により式(2−a)で表される化合物を製造し、得られた式(2−a)で表される化合物を式(1−0−3)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(2−b)で表される化合物の製造法。
式(1−0−3)において、Xはシラノールと反応することができる置換基である。
式(1−0−3)および式(2−b)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。
[19] [15]〜[17]の何れかの方法によって、少なくとも1つのAが水素であり、残りのAが炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルである式(1−c)で表される化合物を製造し、得られた化合物を式(1−0−5)で表される化合物と反応させることを特徴とする式(1―d)で表される化合物の製造法。
[20] [18]の方法によって、少なくとも1つのAが水素であり、残りのAが炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルである式(2−b)で表される化合物を製造し、得られた化合物を式(1−0−5)で表される化合物と反応させることを特徴とする式(2―d)で表される化合物の製造法。
はフェニルアルキルであり;この炭素数1〜8のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜8であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい。式(2−d)においてRは式(2−b)と同様に定義される基であり、12個のA2のうち少なくとも1つは−CH2CH2A1であり、残りのA2はそれぞれ独立して炭素数1から10のアルキル、フェニル、フェニルアルキルから選ばれる基である。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
炭素数1〜45のアルキルは、好ましくは炭素数が1から30であり、より好ましくは炭素数が1〜8である。そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、シクロアルキレンで置き換えられてもよい。
炭素数1〜30の非置換アルキルの具体例は、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、ヘキシル、1,1,2−トリメチルプロピル、ヘプチル、オクチル、2,4,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドコシル、トリアコンチルなどである。
炭素数1〜30のフッ素化アルキルの例は、3,3,3−トリフルオロプロピル、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナデカフルオロヘキシル、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチル、ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシル、パーフルオロ−1H,1H,2H,2H−ドデシル、パーフルオロ−1H,1H,2H,2H−テトラデシルなどである。
炭素数4〜8のシクロアルキルの例は、シクロヘキシル、シクロペンチル、2−ビシクロヘプチル、シクロオクチルなどである。
するフェニルである。そして、ここに列挙したそれぞれの基において、ベンゼン環の任意の水素はハロゲンで置き換えられてもよい。なお、本発明においては、特に断らずに単にフェニルと称するときは、非置換のフェニルを意味する。
フェニルアルキルにおいて、ベンゼン環の任意の水素はハロゲンまたは炭素数1〜10のアルキルで置き換えられてもよい。この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水
素はフッ素で置き換えられてもよく、任意の−CH2−は−O−、−CH=CH−、またはフェニレンで置き換えられてもよい。
フェニルの任意の水素がフッ素で置き換えられたフェニルアルキルの具体例は、4−フルオロフェニルメチル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルメチル、2−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)エチル、3−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)プロピル、2−(2−フルオロフェニル)プロピル、2−(4−フルオロフェニル)プロピルなどである。
ニル)エチル、2−(4−ヘプタデカフルオロオクチルフェニル)エチル、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エチル、1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチル、1−(4−ノナフルオロブチルフェニル)エチル、1−(4−トリデカフルオロヘキシルフェニル)エチル、1−(4−ヘプタデカフルオロオクチルフェニル)エチル、2−(4−ノナフルオロブチルフェニル)プロピル、1−メチル−1−(4−ノナフルオロブチルフェニル)エチル、2−(4−トリデカフルオロヘキシルフェニル)プロピル、1−メチル−1−(4−トリデカフルオロヘキシルフェニル)エチル、2−(4−ヘプタデカフルオロオクチルフェニル)プロピル、1−メチル−1−(4−ヘプタデカフルオロオクチルフェニル)エチルなどである。
ジクロロ−3,5−ジメチルフェニルメチル、2,4,6−トリクロロ−3,5−ジメチルフェニルメチル、3−ブロモ−2−メチルフェニルメチル、4−ブロモ−2−メチルフェニルメチル、5−ブロモ−2−メチルフェニルメチル、6−ブロモ−2−メチルフェニルメチル、3−ブロモ−4−メチルフェニルメチル、2,3−ジブロモ−4−メチルフェニルメチル、2,3,5−トリブロモ−4−メチルフェニルメチル、2,3,5,6−テトラブロモ−4−メチルフェニルメチル、11−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)ウンデシルなどである。
これらの基においてフェニルが複数の置換基を有するときは、それらの置換基は同一の基であってもよいし、異なる基であってもよい。そして、式(1)中のRのすべてが、これらの好ましい例から選択される同一の基であることが好ましい。
mが1の時、R1は水酸基、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3から、それぞれ独立して選ばれる基である。
また、mが2以上1000以下の時、R1は水素、水酸基、ハロゲン、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3およびRと同様に定義される基から、それぞれ独立して選ばれる基である。
R1が−OSi(A)3であるとき、Aで表される基はそれぞれ独立して水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサシクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシ
クロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニル、フェニルアルキルである。この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。なお、水酸基、カルボキシル、アミノ基、メルカプトの水素原子は、トリメチルシリル等で置換されていてもよい。
なお、2つのAがジカルボン酸無水物を形成してもよい。
具体的には下記の群からそれぞれ独立して選ばれる基である。
これらは、下記反応式(I)に示す式(1−a)または(1−b)として示すことができ、発明者らにより開示されている方法(特開2006−182650号公報)によって得られる式(1−0−1)で表される化合物と、一般に市販され入手が容易である式(1−0−2)で表されるシラン化合物を、有機溶媒中、それぞれの混合比率が化合物(1−0−1)のモル数(M)に対して化合物(1−0−2)のモル数(N)が1倍モル以上、好ましくは1〜10倍モルで反応することにより得ることができる。
この反応に用いることができる有機溶媒としては、反応の進行を阻害するものでなければ特に制限はない。好ましい有機溶媒の例は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサンなどのエ−テル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類であり、これらは単独で用いても、複数を組み合わせて用いてもよい。
また、この有機溶媒の使用量は本発明を限定するものではないが、効率的に製造することを考慮すると、反応液の固形分濃度が1%以上50%以下であることが好ましい。
ここではハロゲン、アルコキシ、またはアセトキシである。具体的な化合物を例示すると、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラクロロシラン、テトラブロモシラン、テトラヨードシラン、テトラアセトキシシランを例示することができる。このうち、テトラクロロシラン、テトラアセトキシシランは一般に市販されており、容易に入手することが可能であるので好ましい。
そして得られた化合物(1−a)は、必要に応じて塩酸、酢酸、硫酸などの酸を触媒として加水分解することにより、化合物(1−b)を得ることができる。
これらは、式(II)に示すとおり化合物(1−b)と化合物(1−0−3)とを、有機溶媒中、好ましくは3級アミン(NR3)の存在下反応することによって得ることができる。
この反応に用いることができる有機溶媒は、反応の進行を阻害するものでなければ特に制限はない。好ましい溶剤は、へキサンやヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサンなどのエ−テル類、塩化メチレン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルなどのエステル類などである。これら有機溶媒は単独で用いても、複数を組み合わせて用いてもよい。より好ましい有機溶媒は芳香族炭化水素類、エーテル類であり、さらに好ましくはトルエンまたはTHFである。
またこの反応は、トリエチルアミン等の3級アミンを添加することによって、容易に促進させることができる。3級アミンの添加量は反応を進行させることができれば特に制限はないが、トリエチルアミンの場合を例示すれば、化合物(1−0−3)に対して0.1倍モルから10倍モル、好ましくは1倍モルから5倍モルである。
これらは、以下に示すとおり2段階の工程により得ることができる。即ちまず化合物(1−b)と、Aの少なくとも1個が水素であり、Aの残りがそれぞれ独立して炭素原子の数が1から10のアルキル(任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよい)、フェニルまたはフェニルアルキル(アルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい)である化合物(1−0−3)とを、上記方法と同様に反応してAの少なくとも1個が水素であり、Aの残りが炭素原子の数が1から10のアルキルまたはフェニルである化合物(1−c)を合成する第1工程を行う。
なお、ここで「Aの少なくとも1個が水素であり、Aの残りがそれぞれ独立して炭素原子の数が1から10のアルキルまたはフェニルである化合物(1−0−3)」を具体的に例示すると、ジメチルクロロシラン、ジエチルクロロシラン、メチルエチルクロロシラン、メチルヘキシルクロロシラン、ジイソプロピルクロロシラン、ジターシャリーブチルクロロシラン、ジシクロペンチルクロロシラン、ジシクロヘキシルクロロシラン、ジノルマルオクチルクロロシラン、メチルフェニルクロロシラン、ジフェニルクロロシランなどである。
そして、式(III)に示すとおり、この第1工程で得られた化合物(1−c)と、下記化合物(1−0−5)とを、有機溶媒中、ヒドロシリル化触媒の存在下で反応する第2工程を行うことによって、化合物を(1−d)を得ることができる。
式(1−d)においてRは式(1−c)のRと同様に定義される基であり、12個のA2のうち少なくとも1つは−CH2CH2A1であり、残りのA2はそれぞれ独立して炭素数1から
10のアルキル、フェニル、フェニルアルキルから選ばれる基である。
テン−2,3−ジグリシジルジカルボキシレートなどである。そして、入手し易さを考慮するとアリルグリシジルエーテルが好ましい。
キルまたはフェニルである化合物(1−c)と反応させれば、Aの少なくとも1個が−CH2CH2A1であり、Aの残りがそれぞれ独立して炭素原子の数が1から10のアルキルまたはフェニルである化合物(1−d)が得られる。少なくとも2つの異なる官能基を有する化合物(1−d)を合成するには、官能基を有する化合物(1−0−5)を少なくとも2種類用いて、Aの少なくとも2個が水素である化合物(1−c)と反応させればよい。このとき、官能基を有する化合物(1−0−5)の反応性の違いを考慮すれば、それらを混合物として反応させるか、または1つずつ逐次的に反応させることによって得ることができる。
添加するヒドロシリル化触媒の量は、含有する遷移金属がSiH基に対して10-9〜1モル%となる範囲で使用すればよい。好ましい添加量は10-7〜10-3モル%である。
本発明のポリシロキサンを製造する際に用いられる、有機溶剤は反応の進行を阻害するものでなければ使用することができる。例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、メタノール、エタノール、n-プロパノール、iso−プロパノールなどのアルコール類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、アセトン、2−ブタノン、メチル−iso−ブチルケトンなどのケトン類、アセトニトリル、ジメチルスルホキシドなどを具体的に例示することができる。なかでも、テトラヒドロフランや酢酸エステル類が原料および生成物を溶解することができるので好ましい。そして、その使用量は、本発明を制限するものではないが、化合物(1−0−1)1重量部に対して0.01から100重量部である。反応は室温で行ってもよく、また反応を促進させるために加熱してもよい。反応による発熱が好ましくない場合は、反応を制御する目的で冷却してもよい。
このように反応させることにより、シルセスキオキサンとQ構造が交互に結合されたポリシロキサン[式(1−a)および式(2−a)]を製造することができる。
<化合物(3−1)の合成>
環流冷却器、温度計、および滴下漏斗を取り付けた反応容器に、フェニルトリメトキシシラン(6.54kg)、水酸化ナトリウム(0.88kg)、水(0.66kg)、および2−プロピルアルコール(26.3リットル)を仕込んだ。窒素気流下、撹拌しながら加熱を開始した。還流開始から6時間撹拌を継続したのち室温で1晩静置した。そして反応液を濾過器ヘ移し窒素ガスで加圧して濾過した。得られた固体を2−プロピルアルコ
ールで1回洗浄、濾過したのち80℃で減圧乾燥を行うことにより、白色固体を(3.3kg)を得た。これを化合物(3−1)とする。
<化合物(3−2)の合成>
滴下漏斗、温度計、撹拌機を具備した反応容器に、合成例1で得られた化合物(3−1)(162g)、酢酸エチル(1400ml)を仕込み撹拌した。窒素気流下、反応液の温度が5℃になるように冷却した。そして反応液の温度を15℃以下に保ちつつ、酢酸(42g)を滴下し、1時間反応させた。次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (100g)で未反応の酢酸を中和したのち、イオン交換水で水洗し、1規定の塩酸(10g)処理したのち、イオン交換水で水洗して反応液を中性とした。得られた有機相は50℃で減圧濃縮をおこない、残渣に酢酸メチル (180ml)加え、室温で2時間攪拌を行ったのち、濾過して白色固体を得た。得られた白色固体は50℃で減圧乾燥を行い、粉末状の白色固体として化合物(3−2)を(116g)得た。
1H NMR δ;7.11−7.59(m,40H).
29Si NMR δ;−79.22,−69.11.
<化合物(1−2−1)の合成>
還流冷却器、温度計、撹拌装置を具備した2Lの3つ口フラスコに、合成例2で得た化合物(3−2)56g(52mmol)、テトラアセトキシシラン 42g(159mmol)、酢酸エチル 900ml仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながら60℃に加熱した。そして5時間反応させたのち、室温まで冷却した。水を100g仕込み、撹拌した。固形物を濾過したのち50℃で濃縮して約850ml留去した。そして得られた反応液を濾過して固体を得た。得られた固体は70℃で2時間減圧乾燥を行い白色固体の化合物(1−2−1)を49g得た。
1H NMR δ(ppm);6.15(s,4H),7.09−7.70(m,40H).29Si NMR δ(ppm);−89.8,−79.28,−78.75.
<化合物(1−4−1)の合成>
還流冷却器、温度計、滴下漏斗、撹拌装置を具備した1Lの4つ口フラスコに、クロロジメチルシラン 23g(240mmol)、トルエン(400ml)を仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながらトリエチルアミン 22g(216mmol)を滴下した。次に化合物(1−2−1)48g(40mmol)を酢酸エチル(210ml)に溶解して、反応液温度が35℃以下に保たれるように滴下した。3時間反応を継続したのち、水(50g)加え30分間撹拌を継続した。そして分液漏斗で有機相と水相に分けた。得られた有機相は水洗して中性としたのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次に無水硫酸マグネシウムを濾過で除去したのち50℃で減圧濃縮した。得られた残渣にメチルアルコール(120ml)加え4時間撹拌したのち濾過して固体を得た。得られた白色固体は70℃で2時間減圧乾燥を行い白色固体として化合物(1−4−1)を(g)得た。
1H NMR δ(ppm);0.11(s,24H),4.70−4.73(m,4H),7.15−7.58(m,40H).
29Si NMR δ(ppm);−106.22,−79.38,−78.95,−3.04.
<化合物(1−5−1)の合成>
還流冷却器、温度計、滴下漏斗、シリコン製 Wキャップ、攪拌子を具備した200mlの4つ口フラスコに、実施例2で合成した(1−4−1)47g(33mmol)、アリルグリシジルエーテル23g(202mmol)、トルエン(70g)仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながら加熱して 40℃にした。マイクロシリンジでKarstedt's触媒 (20μl)を添加し反応を開始した。発熱が収まったのを確認したのち、加熱し還流状態に
した。3時間反応を行ったのち、反応液の一部をサンプリングし赤外線吸収スペクトル分析を行ったところ、Si−H基に由来する2138cm-1のピークが消失していることを確認して反応の終点とした。そして120℃で1時間、130℃で1時間減圧濃縮して粘ちょうな液体62g得た。得られた粘ちょうな液体を酢酸メチル(250ml)に溶解したのち、粉末状活性炭 (1.3g)加えた。40℃で1時間撹拌を行ったのち濾過して活性炭を除去した。得られた反応液を80℃で減圧濃縮し無色透明で粘ちょう液体 (61g)得た。次に得られた粘ちょう液体を酢酸エチル(40ml)で溶解して、ノルマルヘプタン(1200ml)で再沈殿精製を行った。生成した固体を濾過したのち40℃で3時間減圧と乾燥を行い白色固体として化合物(1−5−1)を(55g)得た。
1H NMR(CDCl3 ):δ(ppm);0.04(s,24H),0.48−0.52(m,8H),1.46−1.53(m,8H),2.46(dd,4H),2.67(t,4H),2.96−3.00(m,4H),3.09−3.17(m,12H),3.45(dd,4H),7.18(t,8H),7.25(t,8H),7.33(t,4H),7.39(t,4H),7.43(d,8H),7.57(d,8H).
29Si NMR(CDCl3 ):δ(ppm);−106.95,−79.38,−79.12,11.45
<化合物(1−6−1)の合成>
還流冷却器、温度計、滴下漏斗、シリコン製 Wキャップ、攪拌子を具備した50mlの4つ口フラスコに、実施例2で製造した(1−4−1)1.0g(0.7mmol)、4−ビニル−1−シクロヘキセン 1,2−エポキシド 0.4g(3.2mmol)、トルエン (1.0g)仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながら60℃に加熱した。マイクロシリンジでKarstedt's触媒 (0.9μl)添加し反応を開始した。発熱が収まったのを確認したのち、還流状態に加熱した。2時間反応を行ったのち、反応液の一部をサンプリングし赤外線吸収スペクトル分析を行ったところ、Si−H基に由来する2137cm-1のピークが消失していることを確認して反応の終点とした。そして80℃で2時間減圧濃縮して黄色固体を(1.4g)得た。得られた黄色固体は酢酸エチル(1.4g)に溶解したのち、ノルマルヘキサン(28g)に滴下して撹拌した。そして口径0.1μmのメンブランフィルターで濾過し、濾液を80℃で2時間減圧濃縮して白色固体として化合物(1−6−1)を(1.3g)得た。
1H−NMR(CDCl3):δ(ppm);0.01(s,24H),0.40−0.44(m,8H),0.52−0.63(m,2H),0.82−0.87(m,4H),0.95−1.26(m,18H),1.43−1.49(m,2H),1,59−1.78(m,6H),1.94(dd,4H),2.91−3.01(m,8H),7.17(t,8H),7.25(t,8H),7.33(t,4H),7.38−7.43(m,12H),7.56(d,8H).
29Si−NMR(CDCl3):δ(ppm);−106.92,−79.41,−79.18,11.26,11.28,11.34,11.36.
<化合物(1−3−2)の合成>
還流冷却器、温度計、撹拌装置を具備した反応容器に、合成例2で得られた化合物(3−2)6.4g(6.0mmol)、テトラアセトキシシラン2.2g(8.3mmol)、酢酸エチル(120ml)仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながら75℃に加熱し4時間反応を行った。室温まで冷却したのち、テトラアセトキシシラン1.1g(4.2mmol)を加えたのち75℃に加熱して1時間反応を行った。そして室温まで冷却したのち水を加え遠心分離を行い、固液分離を行った。得られた溶液にトルエンを(40ml)添加し再度、遠心分離を行い固液分離する操作を3度繰り返して行った。このようにして得られた濾液を、減圧濃縮を行うことで化合物(1−3−2)を白色固体として得た。
1H−NMR δ(ppm);6.17(s,4H).6.83−7.69(m,80H).
29Si−NMR δ(ppm);−108.91,−89.70,−89.66,−78.84,−78.51,−77.67.
<化合物(2−1−1)の合成>
還流冷却器、温度計、撹拌装置を具備した反応容器に、合成例2で得られた化合物(3−2)1g(0.9mmol)、テトラアセトキシシラン0.8g(3.0mmol)、酢酸エチル (40ml)仕込んだ。窒素気流下、攪拌しながら55℃に加熱し5時間反応を行った。そして室温まで冷却したのち、化合物(3−2)6.4g(6.0mmol)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解して添加した。そして55℃に加熱して6時間反応を行った。そして室温まで冷却したのち中和、水洗、濾過、濃縮を行い、白色固体(7.8g)得た。次に得られた白色固体に酢酸エチル(30ml)加え撹拌したのち固液分離を行った。そして得られた濾液にトルエン(40ml)を加え生成した固体を濾別した。さらに濾液にヘキサンを加え再結晶を行ったところ化合物(2−1−1)を白色固
体として得た。
29Si−NMR δ(ppm);−109.10,−78.99,−78.58,−77.81,−77.68,−69.02.
Claims (20)
- 式(1)または式(2)で示されるポリシロキサン。
R1はm=1のとき、水酸基、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3からそれぞれ独立して選ばれる基であり、2≦m≦1000のときは水素、水酸基、ハロゲン、アルコキシ、アセトキシ、−OSi(A)3またはRと同様に定義される基から、それぞれ独立して選ばれる基である。R1が−OSi(A)3であるとき、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサシクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい。
R2はそれぞれ独立して水素、または、−Si(A)3であり;このAは上記R1におけ
るAと同様に定義される基である。 - 式(1−0)または式(2−0)で示されるポリシロキサン。
R2はそれぞれ独立して水素または−Si(A)3であり;このAは上記R1におけるAと同様に定義される基である。 - 式(1−3)で示されるポリシロキサン。
- 式(2−2)で示されるポリシロキサン。
- 式(1−0−1)で表される化合物と、式(1−0−2)で表される化合物を反応させることを特徴とする、式(1−a)または式(2−a)で表されるポリシロキサンの製造方法。
- 式(1−0−1’)で表される化合物と、式(1−0−2’)で表される化合物を反応させることを特徴とする、式(1−a’)または式(2−a)で表されるポリシロキサンの製造方法。
- 請求項13または14に記載の方法により式(1−b)で表される化合物を製造し、得られた式(1−b)で表される化合物を式(1−0−3)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−3)において、Xはシラノールと反応することができる置換基である。
式(1−0−3)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。 - 請求項11に記載の方法により式(1−a)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a)で表される化合物を式(1−0−4)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−4)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。 - 請求項12に記載の方法により式(1−a’)で表される化合物を製造し、得られた式(1−a’)で表される化合物を式(1−0−4)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(1−c)で表される化合物の製造法。
式(1−0−4)および式(1−c)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3
−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。 - 請求項11または12に記載の方法により式(2−a)で表される化合物を製造し、得られた式(2−a)で表される化合物を式(1−0−3)で表される化合物と反応させることを特徴とする、式(2−b)で表される化合物の製造法。
式(1−0−3)において、Xはシラノールと反応することができる置換基である。
式(1−0−3)および式(2−b)において、Aで表される基は、それぞれ独立して、水素、任意の水素が水酸基、ハロゲン、カルボキシル、エステル、2,4−ジオキソ−3−オキサ−シクロペンチル、アセトキシ、アミノ基、イソシアネート、オキシラニル、3,4−エポキシシクロヘキシル、オキセタニル、シアノ、ビニル、(メタ)アクリロイル、4−ビニルフェニル、アルキレンオキシまたはメルカプトで置換されてもよい炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜10のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜10であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレンまたは−O−で置換されてもよい。 - 請求項15〜17の何れかに記載の方法によって、少なくとも1つのAが水素であり、残りのAが炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルである式(1−c)で表される化合物を製造し、得られた化合物を式(1−0−5)で表される化合物と反応させることを特徴とする式(1―d)で表される化合物の製造法。
- 請求項18に記載の方法によって、少なくとも1つのAが水素であり、残りのAが炭素数1〜10のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルである式(2−b)で表される化合物を製造し、得られた化合物を式(1−0−5)で表される化合物と反応させることを特徴とする式(2―d)で表される化合物の製造法。
任意の水素がこれらの置換基で置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり;この炭素数1〜8のアルキルにおいて、任意の水素はフッ素で置換されてもよく、隣接しない任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置換されてもよく;フェニルアルキルのアルキレンにおいて、炭素原子の数は1〜8であり、隣接しない任意の−CH2−はフェニレン、または−O−で置換されてもよい。式(2−d)においてRは式(2−b)と同様に定義される基であり、12個のA2のうち少なくとも1つは−CH2CH2A1であり、残りのA2はそれぞれ独立して炭素数1から10のアルキル、フェニル、フェニルアルキルから選ばれる基である。
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