JP2008148587A - ポリフェノール組成物 - Google Patents

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Ayako Sakai
絢子 酒井
Masatsugu Yamashita
政続 山下
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Abstract

【課題】 本発明は、ポリフェノール本来の生理機能を保持し、しかも特有の苦味、渋味、収斂味が改善されたポリフェノール組成物及び当該組成物を含有した飲食品及び口腔衛生用品を提供することを目的とする。本発明品を飲食品及び口腔衛生用品に応用した場合には、苦味、渋味、収斂味が低減され、ペプチド特有の苦味や風味もないものが得られ、更に、水溶液でも不溶性物質が生成しないものが得られる。更に長期保存においても透明性を維持する液体製品が得られる。
【解決手段】 ポリフェノールと高度分岐環状デキストリンおよびコラーゲンペプチドの混合溶液またはその乾燥粉末を調製することにより上記課題を解決する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドを含有することを特徴とするポリフェノール組成物及び当該組成物を含有することを特徴とする飲食品及び口腔衛生用品に関する。
最近の研究により、植物由来のポリフェノールについて、血中脂質及びLDLの酸化防止作用、抗菌性、腎不全改善効果、消臭効果、食品の風味劣化防止作用等各種生理効果が明らかとなっている。しかし、ポリフェノールは特有の苦味、渋味及び収斂味を有しているため、飲食物に加工しにくいという欠点があった。これを改善する技術として、ポリフェノールにデキストリンを酵素で作用させる方法(例えば、特許文献1参照。)、卵白や植物蛋白質等を使用した方法(例えば、特許文献2参照。)、カゼインを使用した方法(例えば、特許文献3参照。)、β−サイクロデキストリンにポリフェノールを包接させる方法(例えば、特許文献4、5参照。)、β−サイクロデキストリンとカゼインを使用した方法(例えば、特許文献6参照。)、サイクロデキストリン及びペプチドを使用する方法(例えば、特許文献7参照。)等が知られているが、これら技術では苦味、渋味及び収斂味の改善効果が充分でなく、タンパクの味が感じられ、更に又、水に溶解分散しないなどの問題がある。
なかでも、特許文献7には、サイクロデキストリン及びペプチドを使用する方法が記載されているが、この技術ではペプチドとしてイワシペプチドを使用しているために、苦味よりもイワシペプチド由来の魚臭が強烈に感じられるため飲食に不適である問題があった。このようにイワシペプチド特有の魚臭の問題があるにもかかわらず、他のペプチドの種類やその分子量及び味については全く検討されていない。更にまた、サイクロデキストリン以外のデキストリン、たとえば高度分岐環状デキストリンとペプチドからなる組成物について苦味、渋味、収斂味との関係は全く検討されていない。
特許文献8には、長期保存時に澱の生成の抑制と渋味の低減のために、高度分岐環状デキストリンを0.01〜2.9重量%と非重合体カテキン類を0.03〜0.5重量%配合し、苦味の低減のためにサイクロデキストリンを配合する容器詰茶飲料が報告されている。しかしながら、高度分岐環状デキストリンを配合する特許文献8では、苦味、渋味及び収斂味の改善効果が充分でない問題があった。更にまた、高度分岐環状デキストリン加時の非重合体カテキン濃度やその添加時期とその得られた飲料の苦味、渋味、収斂味との関係については検討されておらず、また高度分岐環状デキストリンが苦味、収斂味を低減する効果や飲用時に歯への色素沈着を抑制する効果についても全く検討されていない。
また、エピガロカテキンガレート(EGCG)を80%以上含む茶ポリフェノールの酸性飲料に高度分岐環状デキストリンを配合し、苦味、渋味や咽の不快感を改善することが報告されている(例えば、特許文献9参照。)が、この技術でも苦味、渋味及び収斂味の改善効果が充分でない問題があった。
特許文献10には、コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドなどの水溶性タンパク質を含む食品にポリフェノールを添加すると白濁物質や沈殿物質が生じるために、ペクチンを添加することによりこれらの不溶物を発生させない技術が報告されている。これはペクチンの添加によってポリフェノールと蛋白質で生じる白濁物質および沈殿物質の発生を抑制するものであるが、長期間の保存や低温での保存ではやはり濁りが発生する問題があった。更に又、この発明においては、水溶性タンパク質によってポリフェノールの味がどのように影響されるかに関しては全く検討されていない。
特開平8−298930号公報 特開平2−202900号公報 特開2005−124540号公報 特開平4−255792号公報 特開2004−159505号公報 特開2005−73534号公報 特開平3−168046号公報 特開2004−159641号公報 特開2005−245351号公報 特開2002−27957号公報
このように、これまで発明された技術ではポリフェノール特有の苦味、渋味および収斂味の改善効果が充分でなく、飲食品や口腔衛生用品にそれを配合すると、苦味、渋味、収斂味が生じてしまう。更にまたイワシペプチドなどの魚臭の問題やカゼイン、コラーゲンなどの水溶性タンパク質とポリフェノールの反応で生じる不溶物によって、水に溶解分散しないなどの問題があった。更にまた、ポリフェノール特有の苦味、渋味および収斂味を低減させる目的で高度分岐環状デキストリンとペプチドを使用する技術は知られていない。ポリフェノールが多岐にわたる生理機能を有していることは周知の事実であり、効率よい摂取が望まれているが、味の問題や水不溶性の問題で使用量が限定されている。
本発明は、ポリフェノール本来の生理機能を保持し、しかも特有の苦味、渋味及び収斂味が改善されたポリフェノール組成物及び当該組成物を含有した飲食品および口腔衛生用品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決することを目的とし、鋭意研究を重ねた結果、高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドの混合物がポリフェノール特有の苦味、渋味、収斂味を低減し、更にペプチド特有の風味がなく、水溶液でも不溶性物質が生成しないで、ポリフェノール本来の機能性が保持された組成物を得ることを見いだし、本発明を完成した。
本発明によれば、ポリフェノール、高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドから構成されたポリフェノール組成物を調製することによって、ポリフェノール特有の苦味、渋味、収斂味を十分に抑制することを見いだした。更に、ペプチド特有の苦味や風味がなく、水溶液でも不溶性物質が生成しないことを見出し飲料や口腔衛生用品などにも使用できることを見出した。特に高濃度に含有したポリフェノール類の容器詰茶飲料においては、その苦味、渋味、収斂味が低減された。また飲用時の歯への色素沈着も抑制され、かつ長期保存においても透明性が維持され風味の良好なものが得られたため、常飲に適していることを見いだした。これにより、飲食品への応用範囲が広がり、産業上の貢献度が大きい。
本願発明におけるポリフェノールとは、光合成を行う植物のほとんどに含有されているものであり、特に限定するものではなく、フラボン、フラボノール、フラバノン、イソフラボン、アントシアニン、フラバノール等のフラボノイド類、その他の非フラボノイド類、及びこれらの誘導体、重合体等が挙げられる。天然・合成のいずれも使用できるが、天然の植物抽出物が好ましい。
ポリフェノールの具体例としては、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、タンニン酸、ガロタンニン、エラジタンニン、カフェー酸、ジヒドロカフェー酸、クロロゲン酸、イソクロロゲン酸、ゲンチシン酸、ホモゲンチシン酸、没食子酸、エラグ酸、ロズマリン酸、ルチン、クエルセチン、クエルセタギン、クエルセタゲチン、ゴシペチン、アントシアニン、ロイコアントシアニン、プロアントシアニジン、エノシアニン、及びこれらの誘導体、重合体、立体異性体から選ばれる1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
植物の具体例として、茶等のツバキ科植物、ブドウ等のブドウ科植物、コーヒー等のアカネ科植物、カカオ等のアオギリ科植物、ソバ等のタデ科植物、グーズベリー、クロフサスグリ、アカスグリ等のユキノシタ科植物、ブルーベリー、ホワートルベリー、ブラックハクルベリー、クランベリー、コケモモ等のツツジ科植物、赤米、ムラサキトウモロコシ等のイネ科植物、マルベリー等のクワ科植物、エルダーベリー、クロミノウグイスカグラ等のスイカズラ科植物、プラム、ヨーロッパブラックベリー、ローガンベリー、サーモンベリー、エゾイチゴ、セイヨウキイチゴ、オオナワシロイチゴ、オランダイチゴ、クロミキイチゴ、モレロチェリー、ソメイヨシノ、セイヨウミザクラ、甜茶、リンゴ等のバラ科植物、エンジュ、小豆、大豆、タマリンド、ミモザ、ペグアセンヤク等のマメ科植物、紫ヤマイモ等のヤマイモ科植物、カキ等のカキ科植物、ヨモギ、春菊等のキク科植物、バナナ等のバショウ科植物、ヤマカワラムラサキイモ等のヒルガオ科植物、ローゼル等のアオイ科植物、赤シソ等のシソ科植物、赤キャベツ等のアブラナ科植物等が挙げられ、これらの植物に応じて果実、果皮、花、葉、茎、樹皮、根、塊根、種子、種皮等の部位が任意に選ばれる。ポリフェノールは、これらの植物より、公知の方法、例えば、熱水、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロパノール等から選ばれる1種又は2種以上の溶媒により抽出することができる。
中でも、ポリフェノールの生理機能の点より、ツバキ科植物である茶より抽出して得られるポリフェノールが好ましく、中でも緑茶より抽出して得られるポリフェノールが更に好ましい。
茶より得られるポリフェノールとしては、(+)−カテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−ガロカテキンガレート、(−)−エピカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガレート、遊離型テアフラビン、テアフラビンモノガレートA、テアフラビンモノガレートB、テアフラビンジガレート等があり、これらから選ばれる1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
ポリフェノールを含有した茶抽出物を得る方法としては、特に限定するものではなく、例えば、茶葉又は茶葉を粉砕したものを、水又は熱水もしくはグリセリンやエタノール等のアルコールにより抽出した画分、又は、水又は熱水もしくはグリセリンやエタノール等のアルコールにより抽出した画分に酢酸エチルやアセトンを加えて分画したときの酢酸エチルやアセトン画分より得ることができる。好ましくは、茶葉又は茶葉を粉砕したものを、水又は熱水より抽出した画分に酢酸エチル又はアセトンを加えて分画したときの酢酸エチルやアセトン画分より得る方法である。
また、抽出物中のポリフェノールの純度についても特に限定するものではないが、好ましくは40%以上であり、より好ましくは、60%以上である。
なお、サンフェノン(太陽化学社製)、テアフラン(伊藤園社製)、サンウーロン(サントリー社製)、ポリフェノン(東京フードテクノ社製)等、市販のポリフェノール含有素材も使用できる。
本発明で特に好ましい茶より得られるポリフェノール成分すなわちカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレートなどの非エピ体カテキン類及びエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのエピ体カテキン類を容器詰飲料に応用する場合、非エピ体カテキン類(A)とエピ体カテキン類(B)の重量比率{(A)/(B)}は、長期保存時の色相変化を抑制する観点からも特に限定するものではなく、エピガロカテキンガレートを80%以上含む高純度精製品を使用することもできる。
本願発明における高度分岐環状デキストリンとは、枝作り酵素をアミロペクチンに作用させて生成した環状構造をもつグルカンであり、詳しくはα−1,4−グルコシド結合及びα−1,6−グルコシド結合を有する澱粉やアミロペクチンなどの糖類に、環状構造を形成させる酵素を作用させ、生成させた環状構造を有するグルカンである。より詳しくは、特許第3107358号公報の明細書に記載してあるように、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する重合度50〜5000のグルカンである。ここで内分岐環状構造部分とはα−1,4−グルコシド結合とα−1,6−グルコシド結合とで形成される環状構造部分であり、そして外分岐構造部分とは該内分岐環状構造部分に結合した非環状構造部であることからなるグルカンである。本発明に使用するグルカンの内分岐環状構造部分の重合度は10〜100の範囲が好ましい。また、外分岐構造部分の重合度は40以上が好ましく、当該外分岐構造部分の各単位鎖の重合度は10〜20が好ましい。このような高度分岐環状デキストリンとしては、クラスターデキストリン(江崎グリコ社製)等が挙げられる。
本発明においては、ポリフェノール100重量部に対して、高度分岐環状デキストリンを10〜900重量部の割合で配合することが好ましく、30〜500重量部で配合することがより好ましく、50〜250重量部で配合することが更に好ましい。
高度分岐環状デキストリンの配合割合がこの範囲未満であると苦味、渋味、収斂味の抑制効果が不十分となるので好ましくない。また、この範囲を超えると高度分岐環状デキストリンの風味が強くなり、飲食品本来の風味が損なわれるので好ましくない。
本発明に使用するコラーゲンペプチドとしては、豚由来、魚由来および牛由来などが挙げられる。いずれも使用可能であるが、なかでも豚由来がより好ましい。また分子量は7000以下のものが望ましく、分子量5000以下がより好ましく、更に分子量3000以下が好ましく、最も好ましくは分子量2000以下である。本発明ではこれらのペプチドを組み合わせて使用することも可能である。
本発明においては、ポリフェノール100重量部に対して、コラーゲンペプチドを1〜500重量部の割合で配合することが好ましく、5〜200重量部で配合することがより好ましく、10〜100重量部で配合することが更に好ましい。
コラーゲンペプチドの配合割合がこの範囲未満であると苦味、渋味、収斂味の抑制効果が不十分となるため好ましくない。また、この範囲を超えるとコラーゲンペプチドの風味が強くなり、飲食品本来の風味が損なわれるので好ましくない。
本発明の高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドを含有するポリフェノール組成物の製造法は、特に限定するものではないがポリフェノールの水溶液に高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドを添加し、室温〜90℃の温度範囲で混合することによって得られる。また、高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドの水溶液にポリフェノールを添加混合することによっても得られる。これらの水溶液にはポリフェノールの製造に使用される有機溶媒を添加してもよい。
特に限定されるものではないが、混合水溶液は均一に溶解後、10〜90℃の温度で、10〜60分保持することが好ましい。
本発明のポリフェノール組成物の製造において、ポリフェノールと高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドの水溶液の濃度は1〜60重量%が好ましく、10〜50重量%がより好ましい。
本発明のポリフェノール組成物の水溶液は、飲料などの液体商品に使用する場合はそのまま添加して使用することもできるが、濃縮した混合水溶液としても使用できる。また、保存性等の点より、乾燥粉末化することが好ましい。乾燥粉末化の方法については、例えば、噴霧乾燥、ドラム乾燥、凍結乾燥等任意の方法で行うことができる。乾燥品を調製する場合、ポリフェノール組成物の濃度が1重量%未満であると、乾燥品を得るために多量の水を蒸発させなければならず、生産効率が悪く不経済であり、60重量%を超えると水溶液の粘度が増大して取扱いが悪くなる。
このようにして得られたポリフェノール組成物は、ポリフェノール特有の苦味、渋味、収斂味が大幅に低減されたものである。更に、ペプチド特有の苦味や風味がなく、水溶液でも不溶性物質が生成しないために飲料や液体の口腔衛生品などにも使用できるものである。また、ポリフェノールの持つ生理作用や抗菌性などの諸機能は損なわれず、化学的、物理的及び生物的にも非常に安定であるために、得られた組成物は直接摂取することができ、各種飲食品、口腔衛生品、医薬品、飼料等に使用できる。本発明品は用途に応じて、トコフェロールやビタミンC等のビタミン類、香料、酸化防止剤、酸味料、果汁エキス類、pH調整剤、甘味料、有機酸、有機酸塩、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、ビタミンなどの栄養成分、増粘多糖類、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合することができる。
本願発明における飲食品とは溶液、懸濁物、粉末、固体成形物等経口摂取可能な形態であれば良く、特に限定するものではない。より具体的には、即席麺、レトルト食品、缶詰、電子レンジ食品、即席スープ・みそ汁類、フリーズドライ食品等の即席食品類、清涼飲料、果汁飲料、野菜飲料、豆乳飲料、コーヒー飲料、茶飲料、
スポーツ飲料、栄養飲料、アルコール飲料等の飲料類及びその容器詰飲料、また、清涼飲料、果汁飲料、野菜飲料、豆乳飲料、コーヒー飲料、茶飲料、粉末茶、スポーツ飲料、栄養飲料、アルコール飲料などの粉末飲料、パン、パスタ、麺、ケーキミックス、から揚げ粉、パン粉等の小麦粉製品、飴、キャラメル、チューイングガム、チョコレート、クッキー、ビスケット、ケーキ、パイ、スナック、クラッカー、和菓子、デザート菓子等の菓子類、ソース、トマト加工調味料、風味調味料、調理ミックス、たれ類、ドレッシング類、つゆ類、カレー・シチューの素類等の調味料、加工油脂、バター、マーガリン、マヨネーズ等の油脂類、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、アイスクリーム類、クリーム類等の乳製品、冷凍食品、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品等の水産加工品、畜肉ハム・ソーセージ等の畜産加工品、農産缶詰、ジャム・マーマレード類、漬け物、煮豆、シリアル等の農産加工品、栄養食品、錠剤、カプセル等が例示される。
また、本発明のポリフェノール組成物を使用した容器詰飲料に使用される容器は、ポリエチレンテレフタレートからなる成形容器のPETボトル、鉄缶やアルミ缶などの金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合加工された紙容器、瓶などの通常一般の飲料に用いられているものが挙げられる。
本願発明において、ポリフェノール組成物を飲食品や口腔衛生用品、飼料等に加工する際に、各種栄養成分を強化することもできる。
強化できる栄養成分としては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン(ニコチン酸)、パントテン酸、葉酸等のビタミン類、リジン、スレオニン、トリプトファン等の必須アミノ酸類やロイシン、イソロイシン、バリンなどの分岐鎖アミノ酸、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅等のミネラル類及び、例えば、α−リノレン酸、EPA、DHA、月見草油、オクタコサノール、カゼインホスホペプチド(CPP)、カゼインカルシウムペプチド(CCP)、食物繊維、オリゴ糖等の人の健康に寄与する物質類、その他の食品や食品添加物として認可されている有用物質の1種又は2種以上が使用できる。
本願発明における口腔衛生用品とは、練り歯磨、歯磨き粉、洗口液、トローチ、デンタルケア類、タブレット、カプセル、ガム等が挙げられる。
本願発明において、口腔衛生剤などの製造の際に、通常使用される成分を適宣配合することができる。例えば、炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、ジオクチルスルホコハク酸ソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチル、ヒノキチオール、アラントイン、グリチルリチン、アルコール、アラビアゴム、デンプン、コーンスターチ、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ブドウ糖、乳糖、ステアリン酸マグネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二カリウム、メントール、ユーカリ油、ペッパーミント、スペアミント、色素等の他、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、塩化リゾチーム、アズレン等の抗炎症剤、塩化ナトリウム等、1種又は2種以上使用できる。
以下、本発明を実施例にて説明するが、これにより本発明が限定されることはない。
実施例1
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)を8g、コラーゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 SCP−5100 豚由来 分子量:5000)を2g加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、本願発明品のポリフェノール組成物Aを約20g得た。
実施例2
高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)を16g、コラーゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 LPC微粉 豚由来 分子量:2000)を4g、50℃のイオン交換水70gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、本願発明品のポリフェノール組成物Bを約30g得た。
実施例3
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)8g、コラーゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 LPC微粉 豚由来 分子量:2000)2gを加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液をスプレードライヤーにて噴霧乾燥して、本願発明品のポリフェノール組成物Cを約18g得た。
実施例4
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノンEGCG、ポリフェノール含量:92%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)8g、コラーゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 LPC微粉 豚由来 分子量:2000)2gを加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、本願発明品のポリフェノール組成物Dを約20g得た。
実施例5
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを60℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)8g、コラーゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 LPC微粉 豚由来 分子量:2000)2gを加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液の本願発明品のポリフェノール組成物Eを約100g得た。
比較例1
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)8g、卵白ペプチド(太陽化学社製 サニープロWP 分子量3000)を2g加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、比較品のポリフェノール組成物Fを約20g得た。
比較例2
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)8g、カゼインペプチド(太陽化学社製 CCP 分子量5000)を2g加えて溶解させ50℃で30分間保持し、均一な溶液を得た。この混合溶液をスプレードライヤーにて噴霧乾燥して、比較品のポリフェノール組成物Gを約18g得た。
比較例3
コラ−ゲンペプチド(ニッタゼラチン社製 SCP−5100 豚由来 分子量:5000)5gを50℃のイオン交換水85gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%)10gを加えて溶解させ50℃で30分間保持したところ不透明な溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、比較品のポリフェノール組成物Hを約15g得た。
比較例4
市販の緑茶抽出物の濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノンEGCG、ポリフェノール含量:92%)10gを50℃のイオン交換水80gに加え、攪拌して溶解させた後、攪拌しながら高度分岐環状デキストリン(江崎グリコ社製 クラスターデキストリン)5gとコラーゲン(BHJ A/S社製 SCANPRO T95 分子量:300000)約5gを加えて50℃で30分間保持し、攪拌したところ不溶性物質が生成し白濁した溶液を得た。この混合溶液を凍結乾燥して、比較品のポリフェノール組成物Iを約20g得た。
試験例1
本願発明品のポリフェノール組成物A〜E、比較品のポリフェノール組成物F〜、I及び加工前の緑茶濃縮粉末(太陽化学社製 サンフェノン100S、ポリフェノール含量:82%、太陽化学社製 サンフェノンEGCG、ポリフェノール含量:92%)を用いて味覚試験をパネラー10名で実施した。
評価方法は、ポリフェノール含量が0.1%となるように試料を水100gに溶解したものについて、以下の基準により総合評価し平均点をもとめた。結果を表1に示す。
味の評価
5:苦味、渋味、収斂味がほとんど感じられず非常に良好である。
4:苦味、渋味、収斂味がやや感じられるが良好である。
3:苦味、渋味、収斂味が感じられるが比較的良好であり、飲用できる。
2:苦味、渋味、収斂味が感じられ、口の中に残ってしまい、飲用に不適である。
1:苦味、渋味、収斂味が強く感じられ、口の中に強く残存し、飲用に非常に不適である。
Figure 2008148587
表1の結果より、本発明品は比較品や加工前の緑茶抽出物と比較して苦味・渋味、収斂味が少ないことが明らかである。また、ペプチド特有の苦味や風味が発生することもなく、更に調製時も透明な溶液が得られ、官能検査での溶液調製においても透明に溶けることが明らかである。
実施例6
静岡県産の煎茶20gを70℃の温水2Lに加え、5分間攪拌しながら抽出し茶葉を取り除いて粗茶抽出液を得た。この粗茶抽出液を25℃まで冷却し、ナイロン製濾布でろ過し、非重合体カテキン類濃度が0.08%になるようにイオン交換水で希釈した後、アスコルビン酸ナトリウムを0.05重量%となるように添加し茶抽出液を得た。
この茶抽出液500mLに、実施例で調製したポリフェノール組成物A、Dをカテキン類含量(非エピ体カテキン類とエピ体カテキン類の合計)が0.1〜0.3重量%の範囲になるようにそれぞれ添加して溶解させた後、炭酸水素ナトリウムでpH6.4に調整した。その後、UHT殺菌(135℃、30秒)し、350mLのPETボトルに充填した。
比較例5
実施例6と全く同様に、静岡県産の煎茶20gを70℃の温水2Lに加え、5分間攪拌しながら抽出し茶葉を取り除いて粗茶抽出液を得た。この粗茶抽出液を25℃まで冷却し、ナイロン製濾布でろ過し、非重合体カテキン類濃度が0.08%になるようにイオン交換水で希釈した後、アスコルビン酸ナトリウムを0.05重量%となるように添加し茶抽出液を得た。
この茶抽出液500mLに、比較例で調製した比較品のポリフェノール組成物F、Hをカテキン類含量(非エピ体カテキン類とエピ体カテキン類の合計)が0.1〜0.3重量%の範囲になるようにそれぞれ添加して溶解させた後、炭酸水素ナトリウムでpH6.4に調整した。その後、UHT殺菌(135℃、30秒)し、350mlのPETボトルに充填した。
試験例2
実地例6及び比較例5で得られたPETボトルの容器詰茶飲料の組成、長期保存時の苦味、渋味、収斂味、透明性、人工歯への色素沈着の抑制度を以下の方法で評価した結果を表2に示した。
カテキン類の分析
試料を0.1%リン酸水溶液に溶解した後、PTFEフィルター(0.45μm)でろ過し試料とした。高速液体クロマトグラフィーを用いて、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム CAPCELL PAK C18 UG120 S3(4.6mmΦ×100mm:資生堂社製)を装着し、カラム温度45℃でカテキン類の分析を行った。メタノール/水/リン酸:18/82/0.5(v/v/v)の比率で混合した溶媒を移動相として試料注入量は10μL、流速0.8mL/min、UV検出器波長280nmの条件で分析を行った。
味の評価
パネラー10名による飲用試験を行い、以下の基準により総合評価した。
5:苦味、渋味、収斂味が感じられず非常に良好であり、茶飲料として好ましい。
4:苦味、渋味、収斂味がやや感じられるが良好であり、茶飲料として問題がない。
3:苦味、渋味、収斂味が感じられるが比較的良好であり、茶飲料としてやや劣るが飲用できる。
2:苦味、渋味、収斂味が感じられ、口の中に残ってしまい、茶飲料として不適である。
1:苦味、渋味、収斂味が強く感じられ、口の中に強く残存し、茶飲料として非常に不適である。
透明安定性の評価
容器詰茶飲料を室温で2ケ月保存した前後での飲料の透明性を目視で評価した。
歯の着色度の評価
茶飲料に試験用アパタイト歯サンプルを20分間浸漬した後、水で洗い、自然乾燥した後の着色度合いについて、パネラー10名による目視試験を行い、以下の基準により総合評価した。
5:着色なし。
4:ほとんど着色なし。
3:かすかに着色。
2:やや着色。
1:着色。
Figure 2008148587
表2の実施例の本発明品と比較例の結果より、本発明品の緑茶抽出物のポリフェノールと高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドからなるポリフェノール組成物を、茶抽出液に添加することにより殺菌後も渋味、収斂味が非常に改良されることが明らかである。また、長期保存における茶飲料の透明性も改良され、更に歯への着色も抑制されることが明らかである。
実施例7
市販紅茶飲料100gを60℃にて撹拌しながら実施例2で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Bを0.3g混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有する透明な紅茶飲料を得た。
実施例8
市販コーヒー飲料100gを70℃にて撹拌しながら実施例3で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Cを0.5g混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有するコーヒー飲料を得た。
実施例9
市販スポーツ飲料100gを60℃にて撹拌しながら実施例4で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Dを1.5gを混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有するスポーツ飲料を得た。
実施例10
市販ミネラルウォーター100gを60℃にて撹拌しながら実施例4で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Dを1.0g混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有する透明なミネラルウォーターを得た。
実施例11
市販コンソメスープ粉末1食分を95℃に加温した水150mlに溶解し、実施例3で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Cを0.5g混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有する透明なコンソメスープを得た。
実施例12
市販めんつゆ100gを80℃にて撹拌しながら実施例1で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Aを0.3g混合し、10分間撹拌後直ちに冷却し、ポリフェノール組成物を含有する透明なめんつゆを得た。
実施例13
市販マーガリン100gを室温にて柔らかくし、実施例1で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Aを2.5g混合、混練し、ポリフェノール組成物を含有するマーガリンを得た。
実施例14
小麦粉100g、バター60g、粉糖40g、粉塩1g、ベーキングパウダー1.6g、全卵30g、水10g、実施例2で得られた本願発明品のポリフェノール組成物Bを2.5gを混合、混練し、クッキー生地とした。型抜き後、180℃にて10〜12分焼成し、ポリフェノール組成物を含有するクッキーを得た。
実施例15
実地例4で得られたポリフェノール組成物Dを次に示す原料を混合し、造粒後に1錠0.75gとなるように打錠し、ポリフェノール組成物含有タブレットを製造した。
フロストシュガー 44.60重量%(0.3345g)
トレハロース 10.00重量%(0.0750g)
ポリフェノール組成物D 40.40重量%(0.3030g)
ショ糖脂肪酸エステル 1.00重量%(0.0075g)
香料(高砂香料工業社製) 4.00重量%(0.0300g)
合計 100重量%(0.7500g)
実施例16
実地例1で得られたポリフェノール組成物A(10g)を水10gに溶解してポリフェノール組成物溶液を調製した。次いでグラニュー糖(64g)を水20gに溶解しながら110℃まで加熱し、ポリフェノール組成物溶液および水飴を加えて、145℃まで温度を上げた。次に、火を止め、50重量%酒石酸(1g)および香料(1g、高砂香料工業社製)を添加して混合した。75〜80℃まで冷却し、成型ローラーで成型し、ポリフェノール組成物含有キャンディーを製造した。
比較例6
実施例7〜16において本願発明品のポリフェノール組成物の代わりにポリフェノールとして同量になる様に比較例で得られた比較品のポリフェノール組成物を添加した飲食品を同様に調製した。
試験例3
実施例7〜16で得られた本願発明品含有飲食品及び、比較例6の飲食品について、それぞれの食品の無添加品をコントロールとして味覚試験をパネラー10名で実施した。
評価方法は、以下の基準により総合評価し平均点をもとめた。結果を表3に示す。
5:苦味、渋味、収斂味がほとんど感じられず非常に良好である。
4:苦味、渋味、収斂味がやや感じられるが良好である。
3:苦味、渋味、収斂味が感じられるが比較的良好であり、飲用又は食できる。
2:苦味、渋味、収斂味が感じられ、口の中に残ってしまい、飲用又は食に不適である。
1:苦味、渋味、収斂味が強く感じられ、口の中に強く残存し、飲用又は食に非常に不適である。
Figure 2008148587
表3の結果より本願発明品を含有した食品は、比較品を含有した食品と比較して茶ポリフェノールの苦味・渋味、収斂味がほとんどなく、またペプチド特有の苦味や風味もなく食品本来の風味を損ねないことが明らかである。
本発明の実施態様ならびに目的生成物は以下の通りである。
(1)高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドを含有することを特徴とするポリフェノール組成物。
(2)ポリフェノール100重量部に対して高度分岐環状デキストリンを10〜900重量部、コラーゲンペプチドを1〜500重量部含有することを特徴とする前記(1)記載のポリフェノール組成物。
(3)乾燥粉末化されたものであることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のポリフェノール組成物。
(4)混合水溶液又はその濃縮液であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のポリフェノール組成物。
(5)コラーゲンペプチドの分子量が7000以下であることを特徴とする前記(1)〜(4)いずれか記載のポリフェノール組成物。
(6)ポリフェノールが、茶抽出物であることを特徴とする前記(1)〜(4)いずれか記載のポリフェノール組成物。
(7)茶抽出物が、茶葉又は茶葉を粉砕したものを、水又は熱水より抽出した画分に酢酸エチル又はアセトンを加えて分画したときの酢酸エチルやアセトン画分であることを特徴とする前記(6)記載のポリフェノール組成物。
(8)前記(1)〜(7)いずれか記載の組成物を含有する飲食品。
(9)前記(1)〜(7)いずれか記載の組成物を含有する口腔衛生用品

Claims (6)

  1. 高度分岐環状デキストリン及びコラーゲンペプチドを含有することを特徴とするポリフェノール組成物。
  2. ポリフェノール100重量部に対して請求項1記載の高度分岐環状デキストリンを10〜900重量部、コラーゲンペプチドを1〜500重量部含有することを特徴とする請求項1記載のポリフェノール組成物。
  3. コラーゲンペプチドの分子量が7000以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のポリフェノール組成物。
  4. ポリフェノールが茶ポリフェノール抽出物であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のポリフェノール組成物。
  5. 請求項1〜4いずれか記載のポリフェノール組成物を含有することを特徴とする飲食品。
  6. 請求項1〜4いずれか記載のポリフェノール組成物を含有することを特徴とする口腔衛生用品。
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