JP2008148011A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンズフリー機能を用いて3者通話を行い、その際に発生するエコーを取り除く。
【解決手段】Bluetoothモジュール20aおよび20bにそれぞれ入力されたASおよびBSは、エコーキャンセル部10で合成され、AS’+BS’がスピーカ30から出力される。マイク40には、AS’+BS’とUSとが合成されたUS+AS’+BS’が入力される。加算器11bでは、US+AS’+BS’から、ASを遅延させ、音声レベルを減衰させたAS’と、BSを遅延させ、音声レベルを減衰させたBS’とが減算されUSが生成される。加算器11cでは、USに遅延させたBSが加算され、US+BSが生成される。加算器11dでは、USに遅延させたASが加算され、US+ASが生成される。そして、US+BSおよびUS+ASがBluetoothモジュール20aおよび20bにそれぞれ供給される。
【選択図】図5

Description

この発明は、外部の携帯電話と無線接続し、ハンズフリー機能を用いて通話することができる電子機器に関する。
近年、複数の電子機器を接続して各種データのやりとりを行う通信方式として、従来の有線接続による通信方式に加えて、無線接続による通信方式が急速に普及してきている。無線接続では、接続する一方の電子機器と他方の電子機器との間に障害物があった場合でも、通信を行うことができ、複数の電子機器間の配線が不要であるという特徴がある。このような無線通信方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)などの無線通信方式が規格化されている。
Bluetoothによる無線通信方式を用いて複数の電子機器を接続する場合には、例えば、複数の電子機器のうち、1つの電子機器がネットワークを制御しながら通信を行うマスター機器となり、それ以外の電子機器がマスター機器による制御を受けて通信を行うスレーブ機器となり、マスター機器とスレーブ機器との間で通信を行うようになっている。
また、Bluetoothには、例えば自動車に搭載されている車載機器と、ユーザが車内に持ち込んだ携帯電話とを無線接続し、自動車に搭載されているスピーカとマイクとを用いて車内のユーザと遠端の話者との間で通話が可能となるハンズフリー機能がある。具体的には、例えば、車載機器と携帯電話とを無線接続し、遠端話者の携帯電話から車内ユーザの携帯電話に対して送信された音声が無線接続されたスピーカを介して車載スピーカから出力される。そして、マイクに入力される車内ユーザの音声が車載機器を介して車内ユーザの携帯電話に送信され、この音声が遠端話者の携帯電話に対して送信される。こうすることにより、ユーザが携帯電話を直接手に持つことなく、遠端話者との通話が可能となる。
しかしながら、この場合、ユーザの音声とともに、スピーカから出力される遠端話者の音声がマイクに入力されてしまうため、遠端話者の音声がエコーとなって遠端話者に戻ってきてしまうという問題点があった。
この問題を解決するために、最近では、ハンズフリー機能を用いた際に、スピーカから出力される音声がマイクに入力されてエコーとなってしまうのを防ぐエコーキャンセル方法が実現されている。
ここで、ハンズフリー機能を用いて車内ユーザUおよび遠端話者Aが2者通話を行った場合のエコーキャンセル方法について、概略的に説明する。なお、ここでは、車載機器と携帯電話とを接続する無線接続方式として、Bluetoothを用いた場合を例にとって説明する。
図6に示すように、車内空間101には、ハンズフリー機能を有するBluetoothモジュールを搭載した車載機器102が設けられており、車載機器102には、スピーカ130およびマイクロフォン(以下、マイクと適宜称する)140が接続されている。また、ハンズフリー機能を有するBluetoothモジュールを搭載した携帯電話103が車内に持ち込まれた場合には、Bluetoothによる接続手順に基づき車載機器102と携帯電話103とが無線接続される。
車内空間101に持ち込まれた携帯電話103と遠端話者Aの携帯電話104とにより通話が行われた場合、携帯電話103は、携帯電話104から音声データを受信し、受信した音声データを車載機器102に送信する。車載機器102は、この音声データに基づきスピーカ130から音声を出力する。
また、マイク140には、車内ユーザUからの音声が入力され、車載機器102は、この音声に基づく音声データを携帯電話103に送信する。携帯電話103は、車載機器102から受信した音声データを携帯電話104に送信する。
このとき、スピーカ130から出力される音声は、そのままマイク140に入力されてしまうため、遠端話者Aの携帯電話104に入力された音声がエコーとなり遠端話者Aの携帯電話104から出力されてしまうことになる。そこで、車載機器102は、スピーカ130から出力されマイク140に入力された音声から遠端話者Aの音声成分を取り除いて携帯電話3に送信するようにしている。
車載機器102は、図7に示すように、エコーキャンセル部110およびBluetoothモジュール120を備え、スピーカ130およびマイク140が音声処理部としてのエコーキャンセル部110に接続されている。
Bluetoothモジュール120は、Bluetoothによる送受信が可能なモジュールであり、スレーブ機器としての外部のBluetooth機器に対するデータのやりとりを行う。Bluetoothモジュール120には、図示しないが、アンテナおよび通信部が内蔵されている。Bluetoothモジュール120は、携帯電話103から送信された音声データを内蔵されたアンテナで受信し、通信部に供給する。そして、通信部で音声データに対して所定の信号処理を施すことによって音声信号を生成し、エコーキャンセル部110に供給する。
また、Bluetoothモジュール120は、エコーキャンセル部110から供給された音声信号に対して所定の信号処理を施すことによって音声データを生成する。生成された音声データは、内蔵されたアンテナを介して携帯電話103に対して送信される。
エコーキャンセル部110は、Bluetoothモジュール120から供給された音声信号をスピーカ130に供給する。また、エコーキャンセル部110は、マイク140に入力された音声信号から、スピーカ130から出力された音声信号の成分を除去する処理を施し、Bluetoothモジュール120に供給する。
次に、車内ユーザUが遠端話者Aとハンズフリー機能を用いて2者通話を行う場合のエコーキャンセル処理について考える。この場合、エコーキャンセル部110は、図7に示すように、加算回路111および遅延減衰回路112で構成される。加算回路111は、入力された複数の音声信号を加算した音声信号を出力する。遅延減算回路112は、入力された音声信号を所定時間だけ遅延させるとともに、音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させて出力する。なお、それぞれの音声信号ASおよびUSに付されたt0〜t3は、時間を示し、例えば、t3、t2、t1、t0の順に時間が経過していることを示す。
遠端話者Aにより携帯電話104から送信された音声データASが携帯電話103で受信され、車載機器102のBluetoothモジュール120に供給される。Bluetoothモジュール120は、音声データASに対して所定の信号処理を施し、音声信号AS(t3)を生成する。そして、生成された音声信号AS(t3)をエコーキャンセル部110に供給する。
エコーキャンセル部110に供給された音声信号AS(t3)は、スピーカ130に供給される。音声信号AS(t3)は、スピーカ130から出力される際に、所定量だけ信号レベルが減衰した音声AS’(t2)となる。音声AS’(t2)は、マイク140に入力されるとともに、車内ユーザUに到達する。また、車内ユーザUが発した音声US(t2)がマイク140に入力される。
マイク140は、入力された音声AS’(t2)および音声US(t2)を合成して音声信号US(t1)+AS’(t1)を生成し、加算回路111に供給する。
一方、遅延減衰回路112は、Bluetoothモジュール120から供給された音声信号AS(t3)を所定時間だけ遅延させるとともに、所定量だけ音声レベルを減衰させた音声信号AS’(t2)を生成し、加算回路111に供給する。なお、遅延減衰回路112における音声信号の遅延量は、マイク140から加算回路111に供給される音声信号US(t1)+AS’(t1)の位相にあわせるように設定され、具体的には、「t1−t3」となる。また、遅延減衰回路112における音声信号の減衰量は、例えば、スピーカ130からマイク140に入力される際の音声の減衰量と同等とすると好ましい。
加算回路111は、マイク140から供給された音声信号US(t1)+AS’(t1)から、遅延減衰回路112から供給された音声信号AS’(t1)を減算し、音声信号US(t0)を生成する。そして、生成した音声信号US(t0)をBluetoothモジュール120に供給する。
Bluetoothモジュール120は、エコーキャンセル部110から供給された音声信号US(t0)に対して所定の信号処理を施し、音声データUSを生成する。生成された音声データUSは、携帯電話103に対して送信され、携帯電話103を介して携帯電話104に対して送信される。
このように、ハンズフリー機能によりスピーカ130から出力され、マイク140に入力される音声のうち、遠端話者Aの音声成分のみを取り除くことにより、遠端話者Aに送信される音声は、車内ユーザUの音声のみとなり、通話を快適に行うことができる。
上述したように、ハンズフリー機能を用いた通話の際に、マイクに入力された車内ユーザおよび遠端話者の合成音声から、遠端話者の音声成分のみを取り除いてエコーをキャンセルする技術が下記の特許文献1に記載されている。
特開2006−254148号公報
ところで、携帯電話においては、携帯電話会社が提供する3者通話サービスがある。この3者通話サービスは、携帯電話会社の設備を利用することによって、3人のユーザが同時に通話することができるものである。
しかしながら、この3者通話サービスを受けるためには、互いに通話する複数のユーザのうちいずれかのユーザがこのサービスに加入している必要がある。そのため、従来は、ユーザ同士が自由に3者通話を行うことができないという問題点があった。
また、上述のハンズフリー機能を用いた通話は、通常、2者通話の場合に行われており、現在のところ、このハンズフリー機能を用いた3者通話の方法は提案されていない。
したがって、この発明の目的は、ハンズフリー機能を用いて3者通話を行い、その際に、エコーを取り除いて快適に通話を行うことができる電子機器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、スピーカおよびマイクロフォンが接続され、音声信号の入出力を行う電子機器において、第1の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第1の通信部と、第2の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第2の通信部と、第1の通信部に入力された第1の音声信号および第2の通信部に入力された第2の音声信号を合成してスピーカに出力し、マイクロフォンに入力された音声信号に対してエコーキャンセル処理を施す音声処理部と、各部を制御し、第1の通信部および第2の通信部のうち、音声信号の送受信が行われている通信部の数を検出する制御部とを有し、音声処理部は、第1の通信部および第2の通信部がそれぞれ第1の音声信号および第2の音声信号を受信した場合に、マイクロフォンに入力された音声信号に対して、第1の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号と、第2の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号とを減算して第3の音声信号を生成し、第3の音声信号に対して、第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第4の音声信号を生成し、第3の音声信号に対して、第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第5の音声信号を生成し、第4の音声信号を第1の通信部に供給し、第5の音声信号を第2の通信部に供給することを特徴とする電子機器である。
上述したように、この発明では、第1の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第1の通信部と、第2の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第2の通信部と、第1の通信部に入力された第1の音声信号および第2の通信部に入力された第2の音声信号を合成してスピーカに出力し、マイクロフォンに入力された音声信号に対してエコーキャンセル処理を施す音声処理部と、各部を制御し、第1の通信部および第2の通信部のうち、音声信号の送受信が行われている通信部の数を検出する制御部とを有し、音声処理部は、第1の通信部および第2の通信部がそれぞれ第1の音声信号および第2の音声信号を受信した場合に、マイクロフォンに入力された音声信号に対して、第1の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号と、第2の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号とを減算して第3の音声信号を生成し、第3の音声信号に対して、第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第4の音声信号を生成し、第3の音声信号に対して、第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第5の音声信号を生成し、第4の音声信号を第1の通信部に供給し、第5の音声信号を第2の通信部に供給するようにしているため、第1の通信部で受信した第1の音声信号の信号成分が第1の通信部から送信されることがなく、また、第2の通信部で受信した第2の音声信号の信号成分が第2の通信部から送信されることがない。したがって、第1および第2の通信部に入力された音声信号によるエコーを防ぐことができる。
この発明は、ハンズフリー機能を搭載する電子機器である車載機器に対して2台の携帯電話を無線接続し、車内ユーザと2人の遠端話者とが3者通話を行い、その際に遠端話者に対して送信される音声信号から遠端話者の音声成分を除去するようにしているため、遠端話者に対するエコーを防ぐことができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明の実施の一形態では、電子機器と携帯電話とを無線接続し、ハンズフリー機能を用いてユーザが複数の遠端話者と同時に通話を行うことができるようにしている。また、この実施の一形態では、ハンズフリー機能を用いた通話の際に発生するエコーを取り除くようにしている。なお、以下では、無線接続による通信方式としてBluetooth(登録商標)を用いた場合を例にとって説明する。
先ず、この発明の実施の一形態に適用可能な無線通信方式であるBluetoothについて、概略的に説明する。Bluetoothは、ISM(Industrial Science and Medical)帯の周波数帯を用い、半径10m〜100m程度の範囲で複数の電子機器が通信を行うための無線通信方式である。Bluetoothでは、例えば、複数の電子機器のうち、1つの電子機器がネットワークを制御しながら通信を行うマスター機器となり、それ以外の電子機器がマスター機器による制御を受けて通信を行うスレーブ機器となり、マスター機器とスレーブ機器との間で通信を行う。Bluetoothにおける通信方式としては、ピコネットとスキャッタネットと呼ばれる2種類の接続方式がある。
ピコネットは、図1Aに示すように、1台のマスター機器の周囲約10m以内の距離に、スレーブ機器を最大7台まで同時接続する接続方式である。ピコネットでは、マスター機器に対して複数のスレーブ機器が接続されるため、スレーブ機器間でのデータ等のやりとりは、マスター機器を介して行われる。スキャッタネットは、図1Bに示すように、このピコネット同士を連結して構成される接続方式であり、約100m程度の範囲で連結した無線接続を実現できる。
次に、マスター機器とスレーブ機器とをBluetooth接続する場合における、各機器の状態遷移について、図2を参照して説明する。マスター機器とスレーブ機器とをBluetooth接続する場合、マスター機器とスレーブ機器の状態は、「待ち受けフェーズ」、「接続確立フェーズ」、「接続フェーズ」および「低消費電力モード」の4つの状態に分類することができる。「待ち受けフェーズ」は、「待ち受け状態」から構成され、パケットの送受信が行われていない状態である。
「接続確立フェーズ」は、「問い合わせ状態」および「呼び出し状態」の2つの状態から構成されている。「問い合わせ状態」は、マスター機器が所定範囲内に存在するスレーブ機器を認識するために適用され、マスター機器がスレーブ機器との接続の可能性を問い合わせている状態である。
具体的には、先ず、マスター機器は、全てのスレーブ機器に対して、全ての機器で共有するコードで構成されたIQ(InQuiry)パケットを連続的に送信する。スレーブ機器は、IQパケットを受信すると、所定時間経過後に同じIQパケットが送信されるのを待ってから、Bluetooth機器や機器固有のアドレスであるBD(Bluetooth Device)アドレス等を通知するためのパケットであるFHS(Frequency Hop Synchronization)パケットをマスター機器に対して送信する。
なお、スレーブ機器がFHSパケットをすぐに送信しないのは、他のスレーブ機器から同時に送信されたFHSパケットとの衝突を防ぐためである。このように、スレーブ機器からのFHSパケットの送信タイミングをずらすことにより、マスター機器は、所定範囲内に存在する全てのスレーブ機器を認識することができる。
「呼び出し状態」は、マスター機器とスレーブ機器とを接続する際に適用される。具体的には、マスター機器は、呼び出したいスレーブ機器に対して、各機器のBDアドレスに基づき生成されたコードで構成されたID(IDentification)パケットを送信する。スレーブ機器は、IDパケットを受信すると、受信応答としてマスター機器に対してIDパケットを送信する。マスター機器は、受信応答を確認すると、スレーブ機器に対してFHSパケットを送信する。スレーブ機器は、FHSパケットを受信すると、受信応答としてマスター機器に対してIDパケットを送信する。このようにして、マスター機器とスレーブ機器との接続が確立される。
「接続フェーズ」は、「接続状態」および「データ転送状態」の2つの状態から構成されている。「接続状態」は、マスター機器とスレーブ機器との接続が確立され、制御パケットの送受信が可能な状態である。「データ転送状態」は、データパケットの送受信が可能な状態である。データパケットの送受信が完了して通信リンクが切断されると、機器は「待ち受け状態」に戻る。
「低消費電力モード」は、「パーク状態」、「ホールド状態」および「スニフ状態」の3つの状態から構成されている。「パーク状態」は、スレーブ機器のみが遷移することができる状態である。「パーク状態」では、パーク周期と呼ばれる所定時間の周期が設定され、このパーク周期でマスター機器からのパケットの受信を行い、ピコネットへの同期を保持している。スレーブ機器は、「パーク状態」において、マスター機器からのパケットの受信が可能であるが、マスター機器に対するパケットの送信ができない。
「ホールド状態」は、マスター機器およびスレーブ機器が遷移することができる状態である。「ホールド状態」では、ホールド周期と呼ばれる所定時間の周期が設定され、このホールド周期中、機器は送受信を行わず、ほとんど通信電力を消費しない低電力のスリープ状態となる。そして、ホールド周期後に通信が再開されるようになる。なお、「ホールド状態」中のマスター機器およびスレーブ機器は、他のピコネットに参加することもできる。
「スニフ状態」は、スレーブ機器のみが遷移することができる状態である。「スニフ状態」では、スニフ周期と呼ばれる所定時間の周期で送受信が行われ、送受信が行われない時間は、電力消費を抑えることができる。「スニフ状態」は、スレーブ機器毎に指定されるので、その他のスレーブ機器とは、通常の接続が可能である。
次に、Bluetoothにおけるプロファイルについて説明する。Bluetoothは、様々な電子機器での通信に使用することができるようにしているため、電子機器の機能に応じたプロファイルと呼ばれるプロトコルが策定されている。プロファイルには、電子機器に必ず搭載されているプロファイルと、それぞれの電子機器の機能に応じて搭載されるプロファイルとがあり、電子機器同士で通信を行う場合には、電子機器同士が同じプロファイルを有している必要がある。
電子機器に必ず搭載されているプロファイルとしては、例えば、GAP(Generic Access Profile;汎用アクセス・プロファイル)やSDAP(Service Discovery Application Profile;サービスディスカバリ・プロファイル)がある。GAPは、様々な電子機器を接続する際に始めに必要となるプロファイルであり、電子機器を接続する際に必要な電子機器の認識やセキュリティを確立する手順の設定などを行う。SDAPは、他の機器が提供する機能の認識や確認を行う。
また、それぞれの電子機器の機能に応じて搭載されるプロファイルとしては、例えば、車内で携帯電話のハンズフリー通話を実現するためのHFP(Hands-Free Profile;ハンズフリー・プロファイル)や、音楽をレシーバ付きヘッドフォンや車載機器に伝送するためのA2DP(Advanced Audio Distribution Profile;高度音声配信プロファイル)がある。
次に、この発明の実施の一形態による通話システムについて説明する。なお、ここでは、ユーザが2人の遠端話者と通話を行う3者通話の場合を例にとって説明する。また、この例では、Bluetoothを用いた場合のマスター機器として自動車に搭載される車載機器を用い、スレーブ機器として携帯電話を用いた場合について説明する。
図3に示すように、車内空間1には、ハンズフリー機能を有するBluetoothモジュールを搭載した車載機器2が設けられており、この車載機器2には、スピーカ30およびマイクロフォン(以下、マイクと適宜称する)40が接続されている。また、ハンズフリー機能を有するBluetoothモジュールを搭載した携帯電話3aおよび3b(以下、特に区別する必要がない場合には、単に携帯電話3と称する)が車内に持ち込まれた場合には、Bluetoothによる接続手順に基づき車載機器102と携帯電話3aおよび3bとが無線接続される。
車内空間1に持ち込まれた携帯電話3aおよび3bと遠端話者AおよびBの携帯電話4aおよび4b(以下、特に区別する必要がない場合には、単に携帯電話4と称する)とにより通話が行われた場合、携帯電話3aは、携帯電話4aから音声データを受信し、受信した音声データを車載機器2に送信する。また、携帯電話3bは、携帯電話4bから音声データを受信し、受信した音声データを車載機器2に送信する。車載機器2は、これらの音声データに基づきスピーカ30から音声を出力する。
また、マイク40には、車内ユーザUからの音声が入力され、車載機器2は、この音声に基づく音声データを携帯電話3aおよび3bに送信する。携帯電話3aは、車載機器2から受信した音声データを携帯電話4aに送信し、携帯電話3bは、車載機器2から受信した音声データを携帯電話4bに送信する。
このとき、スピーカ30から出力される音声は、そのままマイク40に入力される。そのため、遠端話者Aによって携帯電話4aに入力された音声が、エコーとなりそのまま携帯電話4aから出力されてしまう。同様にして、遠端話者Bによって携帯電話4bに入力された音声が、エコーとなりそのまま携帯電話4bから出力されてしまう。そこで、車載機器2は、スピーカ30から出力され、マイク40に入力される音声のうち、遠端話者Aに供給される音声信号から遠端話者Aの音声成分を取り除き、遠端話者Bに供給される音声信号から遠端話者Bの音声成分を取り除くことにより、エコーを防止するようにしている。
車載機器2は、図4に示すように、音声処理部としてのエコーキャンセル部10、Bluetoothモジュール20aおよび20bを備え、スピーカ30およびマイク40がエコーキャンセル部10に接続されている。なお、Bluetoothによる無線通信方式では、1つのBluetoothモジュール20に対して2つ以上の携帯電話と接続して同時に通話することができない。そこで、例えば、この発明の実施の一形態のように、車内ユーザUが2人の遠端話者AおよびBと3者通話を行う場合には、遠端話者Aと通話するための携帯電話3aに対して無線接続されるBluetoothモジュール20aと、遠端話者Bと通話するための携帯電話3bに対して接続されるBluetoothモジュール20bとが必要となる。
Bluetoothモジュール20aおよび20b(以下、特に区別する必要がない場合には、単にBluetoothモジュール20と称する)は、Bluetoothによる送受信が可能なモジュールであり、携帯電話3に対するデータのやりとりを行う。Bluetoothモジュール20には、図示しないが、アンテナおよび通信部が内蔵されている。Bluetoothモジュール20は、携帯電話3から送信された音声データを内蔵されたアンテナで受信し、通信部に供給する。そして、通信部で音声データに対して所定の信号処理を施すことによって音声信号を生成し、エコーキャンセル部10に供給する。
また、Bluetoothモジュール20は、エコーキャンセル部10から供給された音声信号に対して所定の信号処理を施すことによって音声データを生成する。生成された音声データは、内蔵されたアンテナを介して携帯電話3に対して送信される。
エコーキャンセル部10は、例えばDSP(Digital Signal Processor)で構成され、後述する制御部50から供給されるプログラムに基づき、Bluetoothモジュール20aおよび20bから供給された音声信号に対して所定の信号処理を施し、それぞれのBluetoothモジュール20aおよび20bからの音声信号を合成する。そして、合成した音声信号をスピーカ30に供給する。また、エコーキャンセル部10は、マイク40に入力された音声信号から、スピーカ30から出力された音声信号の成分を除去する処理を施し、Bluetoothモジュール20aおよび20bに供給する。なお、エコーキャンセル部10におけるエコーキャンセル処理の詳細については、後述する。
制御部50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などからなる。ROMは、CPU上で動作されるプログラムや動作のために必要なデータが予め記憶される。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。CPUは、ROMに記憶されたプログラムやデータを必要に応じて読み出し、RAMをワークメモリとして用いながら、エコーキャンセル部10、Bluetoothモジュール20aおよび20bを制御する。
また、制御部50は、接続された携帯電話3との間でデータの送受信が行われているBluetoothモジュール20の数を検出する。そして、制御部50は、検出されたBluetoothモジュール20の数に応じて2者通話および3者通話のいずれかの通話であることを判断し、エコーキャンセル部10におけるエコーキャンセルの処理を切り替えるよう制御する。
具体的には、例えば、制御部50は、検出したBluetoothモジュール20の数に基づき、2者通話が行われる場合には、背景技術の項目で説明した2者通話におけるエコーキャンセル処理に対応するプログラムをROMから読み出し、エコーキャンセル部10に与える。また、制御部50は、3者通話が行われる場合には、後述する3者通話におけるエコーキャンセル処理に対応するプログラムをROMから読み出し、エコーキャンセル部10に供給する。
なお、この例では、3者通話を行うためにBluetoothモジュール20を2つ設けるようにしているが、これはこの例に限られない。例えば、4者通話を行う場合には、車内のユーザに対して3人の遠端話者と通話を行うため、Bluetoothモジュール20を3つ設けるようにする。すなわち、遠端話者の人数に応じて、車載機器に設けるBluetoothモジュール20を増減させてもよい。
次に、車内ユーザUが遠端話者Aおよび遠端話者Bとハンズフリー機能を用いて3者通話を行う場合のエコーキャンセル処理について考える。この場合、エコーキャンセル部10は、図5に示すように、加算回路11a、11b、11cおよび11d、遅延減衰回路12aおよび12b、遅延回路13aおよび13bで構成される。
加算回路11a、11b、11cおよび11dは、入力された複数の音声信号を加算または減算した音声信号を出力する。遅延減算回路12aおよび12bは、入力された音声信号を所定時間だけ遅延させるとともに、音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させて出力する。遅延回路13aおよび13bは、入力された音声信号を所定時間だけ遅延させて出力する。
なお、それぞれの音声信号AS、BSおよびUSに付されたt0〜t5は、時間を示し、例えば、t5、t4、t3、t2、t1、t0の順に時間が経過していることを示す。また、図5に示す車載機器2は、エコーキャンセルのために必要な構成のみを示し、制御部50等のエコーキャンセル方法の説明に不要な構成は省略する。
遠端話者Aにより携帯電話4aから送信された音声データASが携帯電話3aで受信され、車載機器2のBluetoothモジュール20aに供給される。Bluetoothモジュール20aは、音声データASに対して所定の信号処理を施し、音声信号AS(t5)を生成する。そして、生成された音声信号AS(t5)をエコーキャンセル部10に供給する。
また、遠端話者Bにより携帯電話4bから送信された音声データBSが携帯電話3bで受信され、Bluetoothモジュール20bに供給される。Bluetoothモジュール20bは、音声データBSに対して所定の信号処理を施し、音声信号BS(t5)を生成する。そして、生成された音声信号BS(t5)をエコーキャンセル部10に供給する。
エコーキャンセル部10に供給された音声信号AS(t5)は、加算回路11aに供給されるとともに、遅延減衰回路12aおよび遅延回路13aに供給される。また、エコーキャンセル部10に供給された音声信号BS(t5)は、加算回路11aに供給されるとともに、遅延減衰回路12bおよび遅延回路13bに供給される。
加算回路11は、供給された音声信号AS(t5)および音声信号BS(t5)を加算し、音声信号AS(t4)+BS(t4)を生成する。生成された音声信号AS(t4)+BS(t4)は、スピーカ30に供給される。
音声信号AS(t4)+BS(t4)は、スピーカ30から出力される際に、所定量だけ信号レベルが減衰した音声AS’(t3)+BS’(t3)となる。音声AS’(t3)+BS’(t3)は、マイク40に入力されるとともに、車内ユーザUに到達する。また、車内ユーザUが発した音声US(t3)がマイク40に入力される。
マイク40は、入力された音声AS’(t3)+BS’(t3)および音声US(t3)を合成して音声信号US(t2)+AS’(t2)+BS’(t2)を生成し、加算回路11bに供給する。
一方、遅延減衰回路12aは、Bluetoothモジュール20aから供給された音声信号AS(t5)を所定時間だけ遅延させるとともに、所定量だけ音声レベルを減衰させた音声信号AS’(t2)を生成し、加算回路11bに供給する。また、遅延減衰回路12bは、Bluetoothモジュール20bから供給された音声信号BS(t5)を所定時間だけ遅延させるとともに、所定量だけ音声レベルを減衰させた音声信号BS’(t2)を生成し、加算回路11bに供給する。
なお、遅延減衰回路12aおよび12bにおける音声信号の遅延量は、マイク40から加算回路11bに供給される音声信号US(t2)+AS’(t2)+BS’(t2)の位相にあわせるように設定され、具体的には、「t2−t5」となる。また、遅延減衰回路12aおよび12bにおける音声信号の減衰量は、例えば、スピーカ30からマイク40に入力される際の音声の減衰量と同等とすると好ましい。
加算回路11bは、マイク40から供給された音声信号US(t2)+AS’(t2)+BS’(t2)から、遅延減衰回路12aから供給された音声信号AS’(t2)と遅延回路12bから供給された音声信号BS’(t2)とを減算し、音声信号US(t1)を生成する。そして、生成した音声信号US(t1)を加算回路11cおよび11dに供給する。
一方、遅延回路13aは、Bluetoothモジュール20aから供給された音声信号AS(t5)を所定時間だけ遅延させた音声信号AS(t1)を生成し、加算回路11dに供給する。また、遅延回路13bは、Bluetoothモジュール20bから供給された音声信号BS(t5)に対して所定時間だけ遅延させた音声信号BS(t1)を生成し、加算回路11cに供給する。なお、遅延回路13aおよび13bにおける音声信号の遅延量は、加算回路11bから加算回路11cおよび11dに供給される音声信号US(t1)の位相にあわせるように設定され、具体的には、「t1−t5」となる。
加算回路11cは、加算回路11bから供給された音声信号US(t1)と、遅延回路13bから供給された音声信号BS(t1)とを加算し、音声信号US(t0)+BS(t0)を生成する。そして、生成した音声信号US(t0)+BS(t0)をBluetoothモジュール20aに供給する。
加算回路11dは、加算回路11bから供給された音声信号US(t1)と、遅延回路13aから供給された音声信号AS(t1)とを加算し、音声信号US(t0)+AS(t0)を生成する。そして、生成した音声信号US(t0)+AS(t0)をBluetoothモジュール20bに供給する。
Bluetoothモジュール20aは、エコーキャンセル部10から供給された音声信号US(t0)+BS(t0)に対して所定の信号処理を施し、音声データUS+BSを生成する。生成された音声データUS+BSは、携帯電話3aに対して送信され、携帯電話3aを介して携帯電話4aに対して送信される。
また、Bluetoothモジュール20bは、エコーキャンセル部10から供給された音声信号US(t0)+AS(t0)に対して所定の信号処理を施し、音声データUS+ASを生成する。生成された音声データUS+ASは、携帯電話3bに対して送信され、携帯電話3bを介して携帯電話4bに対して送信される。
このように、ハンズフリー機能を用いて携帯電話3aおよび3bを車載機器2と接続することにより、車内ユーザU、遠端話者Aおよび遠端話者Bは、3者通話を行うことができる。また、ハンズフリー機能により携帯電話3で受信した音声がスピーカ30から出力され、マイク40に入力される音声のうち、遠端話者Aまたは遠端話者Bの音声成分のみを取り除くことにより、遠端話者Aに送信される音声は、車内ユーザUおよび遠端話者Bの音声となり、遠端話者Bに送信される音声は、車内ユーザおよび遠端話者Aの音声となる。したがって、車内ユーザU、遠端話者Aおよび遠端話者Bは、3者通話を快適に行うことができる。
以上、この発明の実施の一形態について説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。上述では、無線接続による通信方式として、Bluetoothを例にとって説明したが、これに限られず、例えば、車載機器と電子機器とを有線により接続するようにしてもよい。
また、上述では、この実施の一形態による通話システムが車内において構成されるように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、部屋などの空間においても同様の通話システムを構成することができる。
さらに、上述では、エコーキャンセル部10がDSPによって構成されているように説明したが、これに限られず、例えば、加算回路や遅延回路などの回路をハードウェアで構成するようにしてもよい。
Bluetoothの接続方式について説明する略線図である。 Bluetooth接続における電子機器の状態遷移を示す略線図である。 この発明の実施の一形態による通話システムを説明するための略線図である。 車載機器の一例の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の一形態による通話システムの一例の構成を示すブロック図である。 従来の通話システムを説明するための略線図である。 従来の通話システムの一例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 車内空間
2 車載機器
3、3a、3b 携帯電話
4、4a、4b 携帯電話
10 エコーキャンセル部
11a、11b、11c、11d 加算回路
12a、12b 遅延減衰回路
13a、13b 遅延回路
20、20a、20b Bluetoothモジュール
30 スピーカ
40 マイクロフォン
50 制御部
101 車内空間
102 車載機器
103 携帯電話
104 携帯電話
110 エコーキャンセル部
111 加算回路
112 遅延減衰回路
120 Bluetoothモジュール
130 スピーカ
140 マイク

Claims (3)

  1. スピーカおよびマイクロフォンが接続され、音声信号の入出力を行う電子機器において、
    第1の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第1の通信部と、
    第2の携帯電話と無線接続して音声信号の送受信を行う第2の通信部と、
    上記第1の通信部に入力された第1の音声信号および上記第2の通信部に入力された第2の音声信号を合成して上記スピーカに出力し、上記マイクロフォンに入力された音声信号に対してエコーキャンセル処理を施す音声処理部と、
    各部を制御し、上記第1の通信部および上記第2の通信部のうち、音声信号の送受信が行われている通信部の数を検出する制御部と
    を有し、
    上記音声処理部は、
    上記第1の通信部および上記第2の通信部がそれぞれ上記第1の音声信号および上記第2の音声信号を受信した場合に、
    上記マイクロフォンに入力された音声信号に対して、上記第1の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、上記第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号と、上記第2の音声信号の音声レベルを所定量だけ減衰させ、上記第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号とを減算して第3の音声信号を生成し、
    上記第3の音声信号に対して、上記第2の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第4の音声信号を生成し、
    上記第3の音声信号に対して、上記第1の音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を加算して第5の音声信号を生成し、
    上記第4の音声信号を上記第1の通信部に供給し、
    上記第5の音声信号を上記第2の通信部に供給する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記制御部は、
    上記検出結果に応じて上記音声処理部におけるエコーキャンセル処理を切り替えるように制御し、
    上記音声処理部は、
    上記第1の通信部および上記第2の通信部のうちいずれか一方の通信部が音声信号を受信した場合に、
    上記音声信号を受信した通信部から供給された音声信号を上記スピーカに出力し、
    上記マイクロフォンに入力された音声信号に対して、上記通信部から供給された音声信号の信号レベルを所定量だけ減衰させ、上記通信部から供給された音声信号を所定時間だけ遅延させた音声信号を減算して第6の音声信号を生成し、
    上記第6の音声信号を上記音声信号を受信した通信部に供給する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記第1の通信部および上記第2の通信部は、
    Bluetoothによる通信方式に基づき通信を行う
    ことを特徴とする電子機器。
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