JP2008147527A - 静電気保護用半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い保持電圧特性を有するSCR構造の静電気保護用半導体装置を実現すること。
【解決手段】SOI基板に形成された双方向型SCR構造の静電気保護用半導体装置において、埋め込み絶縁膜11上に埋め込みn+ 型領域12を形成し、アノードp型領域20、カソードp型領域21は、延長領域20a、21aを備えている。延長領域20a、21aの長さLpと、アノードp型領域20、カソードp型領域21から埋め込みn+ 型領域12までの縦方向の距離Lyを調整することで、所望の保持耐圧特性を得ることができ、アノードp型領域20とカソードp型領域21との間の距離Lを調整することで、所望の動作開始電圧値を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集積回路等を静電気から保護するための静電気保護用半導体装置に関するものであり、特に、SCR構造を有するものに関する。
自動車用ICは、アナログやデジタル制御回路、ドライバー用パワーMOSなどを一体とした統合化が進んでおり、動作電圧に関しては、バッテリー電圧系と数V電圧系などの多電圧に対応した構成となっている。このような自動車用のICは複合ICと呼ばれ、同一IC基板内にバイボーラ素子、CMOS素子、横型パワーMOSなどを作り込んだ構造となっている。
自動車用複合ICは、サージやノイズの印加される厳しい車載環境のもとで正常動作を要求される。このため、回路素子間が完全に誘電体分離されるSOI基板を用いて製造される傾向が高まっている。また、自動車用ICは、静電気破壊に対する耐圧規格も厳しく、通常15kV〜25kVの非常に高い静電気耐圧に対する保障を必要としている。
一般に、入力端子のESD(静電気放電)保護には、特許文献1、2等に記載があるようにダイオードが用いられている。図9は、従来のSOI基板に形成されたESD保護素子としての表面型ダイオードを示す図である。半導体基板表面にp型拡散領域とn型拡散領域が一定の間隔で交互に複数配置された構造である。このp型拡散領域とn型拡散領域の形成は、CMOS構造のpウェル拡散層、nウェル拡散層の形成工程を利用する場合が多い。
一方、上記のp型拡散領域とn型拡散領域を用いて、SCR(サイリスタ)構造のESD保護素子も形成することができ、特許文献3〜5にその構造の一例が示されている。SCR素子は、ラッチアップ動作を起こすと内部抵抗が非常に低くなり、大電流を駆動できるため、ESD耐圧性能に優れた素子を実現できる。このようなSCR構造のESD保護素子は、ラッチアップ時の保持電圧は数ボルトであり、微細MOS集積回路に対して主に適用されている。
また、自動車用ICでのESD保護素子の動作電圧設計範囲は、バッテリー電源系回路では、16Vバッテリー電圧値に入力信号の電圧変動マージンを考慮して、一般に下限電圧20V以上の範囲で動作することが求められる。上限電圧は、内部回路への入力抵抗などや内部回路入部での耐圧にも依存するが、一般にできる限り低い電圧であることが望ましく、最も高くても100V以下の電圧範囲で動作が求められる。この、ESD保護素子の動作電圧に関して、図9の表面型ダイオードでは、p型拡散領域とn型拡散領域の間隔を適正な範囲にすることで、動作開始電圧値を決定している。
特開2003−224133 特開2005−203738 特開2002−94001 特開2005−79287 特開2006−74012
しかしながら、図9のような構造のダイオード素子では、p型拡散領域とn型拡散領域の間隔は、半導体基板最表面部で最も短くなるため、対向する最表面端部で最も電界集中を起こす。また、ESD保護動作時のサージ電流は、p型拡散領域とn型拡散領域の最表面近傍に集中して流れるため、電流集中によるホットスポットが発生する。そのため、高いESD耐圧を得ることは困難である。したがって、自動車用ICに要求されるESD耐圧規格を達成するには、ダイオード接合部の全長が数十mmにも達する素子が必要となってしまう。たとえば、一辺の長さが500μmの短冊形状のパターンでp型拡散領域とn型拡散領域を形成すると、約50組のダイオードパターンの並列接続が必要となる。このような大規模なダイオード素子では配線抵抗も無視できなくなり、ESD時に全体を均一に動作するように配線設計することは容易ではない。その結果として、設計どおりのESD耐圧を得ることが困難となる。また、このような表面型ダイオード素子では動作抵抗が比較的大きく、この点も高いESD耐圧を得にくい要因となっている。
以上のように、図9に示したp型拡散領域とn型拡散領域を対向させた構造のダイオード素子では、拡散領域の端部のみがESD動作用部として機能し、本質的に高いESD耐圧を得ることが困難な構造であり、全長が数十mmに及ぶ大規模なダイオード素子とせざるを得ない。
また、SCR素子は、表面型ダイオードと比べて非常に高いESD耐圧性能が得られるためESD保護素子として理想的ではあるが、ラッチアップ時の保持電圧は数ボルトで自動車用ICでの電源電圧より低く、自動車用ICのESD保護素子として適用するのは困難である。
そこで本発明の目的は、高い保持電圧と高いESD耐圧性能を有する新規なSCR型の静電気保護用半導体装置を実現すること、自動車用ICのESD保護素子として適用できる静電気保護用半導体装置を実現することである。
第1の発明は、他の素子に対して電気的に分離され、他の素子の静電気破壊を防止するための静電気保護用半導体装置において、第1伝導型で高キャリア濃度の埋め込み領域と、埋め込み領域上に形成された、埋め込み領域よりも低キャリア濃度である第1伝導型の主半導体領域と、主半導体領域の表面に形成された、第2伝導型の第1の拡散領域と、第1の拡散領域の表面に形成された、第1伝導型の第1の電極形成領域、および第2伝導型の第2の電極形成領域と、第1の電極形成領域および第2の電極形成領域と接続する第1の電極と、第1の拡散領域とは離れた領域に形成された、第2伝導型の第2の拡散領域と、第2の拡散領域の表面に形成された第1伝導型の第3の電極形成領域、および第2伝導型の第4の電極形成領域と、第3の電極形成領域および第4の電極形成領域と接続する第2の電極とを有し、第1の拡散領域および第2の拡散領域は、その第1の拡散領域と第2の拡散領域との対向方向に、延長領域を備えていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第2の発明は、第1の発明において、第1の電極を第2の電極に対して正の動作電圧となるよう電圧を印加した時に、第2の拡散領域から埋め込み領域に至る空乏層が形成され、第2の電極を第1の電極に対して正の動作電圧となるよう電圧を印加した時に、第1の拡散領域から埋め込み領域に至る空乏層が形成されることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、第1の電極形成領域と第3の電極形成領域とが対向した内側に配置され、第2の電極形成領域と第4の電極形成領域とがその外側に配置されていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
上記第1から第3の発明の構成によると、第1の電極形成領域、第1の拡散領域、主半導体領域によって縦方向にトランジスタが形成され、第3の電極形成領域、第2の拡散領域、主半導体領域によって縦方向にトランジスタが形成され、第1の拡散領域、主半導体領域、第2の拡散領域によって横方向にトランジスタが形成される。したがって、第1の発明の静電気保護用半導体装置は、双方向型SCR構造となっている。極性がないため、一方をアノード側とすれば、他方がカソード側となる。
第1の電極形成領域と第2の電極形成領域は、第1の拡散領域または絶縁膜を介して分離していてもよいし、接していてもよい。ただし、互いに重なっていると、保持耐圧が減少するので望ましくない。第3の電極形成領域と第4の電極形成領域についても同様である。特に、第3の発明のように、第1の電極形成領域と第3の電極形成領域とを対向した内側に配置し、第2の電極形成領域と第4の電極形成領域とをその外側に配置すると、第1の電極形成領域、第1の拡散領域、主半導体領域による縦方向のトランジスタ、および、第3の電極形成領域、第2の拡散領域、主半導体領域による縦方向のトランジスタが、内側に形成されるため、より抵抗が低減されて望ましい。
延長領域とは、第1または第2の拡散領域の領域の一部であって、その表面に第1の電極形成領域および第2の電極形成領域、または、第3の電極形成領域および第4の電極形成領域、が形成されていない横方向に広がった領域をいう。第1の拡散領域の延長領域の対向方向の長さと第2の拡散領域の延長領域の対向方向の長さは、等しい必要はないが、等しいと本発明の静電気保護用半導体装置を左右対称な構造とすることができ、平面パターンのレイアウトの容易さなどの観点から等しい方が望ましい。
静電気保護用半導体装置と他の素子との分離は、底面絶縁膜および底面絶縁膜により分離してもよいし、pn分離であってもよい。絶縁膜による分離の場合は、埋め込み領域は底面絶縁膜上に形成される。
本発明の静電気保護用半導体装置の第1電極または第2電極に静電気サージが印加されると、トランジスタのベースに相当する第1または第2の拡散領域のどちらかは、逆バイアス状態となる。そして、主に延長領域の下部に空乏層が拡がり、埋め込み領域と主半導体領域との界面にまで達する。電気的には、ベース層として作用する第1または第2の拡散領域が、埋め込み領域と主半導体領域との界面まで広がった構造となる。この電気的に広がったベース層によって、電圧が保持される。また、この界面において強い電界集中を起こし、大量の電子、正孔を発生させるため、電気的に広がったベース層が維持される。以上の理由によって、本発明の静電気保護用半導体装置は、高い保持電圧特性を有している。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明において、第1の拡散領域および第2の拡散領域の延長領域の対向方向(基板の主面に平行な水平方向)の長さ(以下、延長領域の長さ)と、第1の拡散領域および第2の拡散領域と埋め込み領域との縦方向の距離(以下、縦方向距離)により、保持耐圧が決定されることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
延長領域の長さと、縦方向距離とを調整することで、所望の保持耐圧特性を有した静電気保護用半導体装置が得られる。
特に、第5の発明のように、延長領域の長さが、縦方向距離よりも4μm以上長い静電気保護用半導体装置とすると、DC耐圧(静電気保護用半導体装置に電圧印加時の動作開始電圧)なみの高い保持電圧特性を得られる。
縦方向距離は、2μm〜10μmの範囲であることが望ましい。2μm以下であると、第1および第2拡散領域と埋め込み領域とが近接して、静電気保護用半導体装置の耐圧が低下してしまい望ましくない。また、10μm以上であると、本発明を自動車用ICの静電気保護回路に適用した際に、同一基板上に形成されるその自動車用ICに含まれる他の縦型バイポーラ素子の形成で必要な、埋め込み領域に達するコレクタシンク領域が10μm以上必要となり、その領域を形成するための不純物拡散時間が大幅に増大し望ましくない。より望ましくは、4μm〜8μmの範囲である。
延長領域の長さと縦方向距離との関係は、次のようであると望ましい。延長領域の長さは、(縦方向距離+4)μm〜(縦方向距離+14)μmの範囲であることが望ましい。(縦方向距離+4)μm以下では、高い保持電圧を得られないため望ましくない。また、(縦方向距離+14)μm以上であると、高い保持耐圧は得られるが、縦方向のトランジスタの動作が強くなり、ESD耐圧性能が低下するように作用し、素子サイズも大きくなるため望ましくない。より望ましくは、(縦方向距離+6)μm〜(縦方向距離+10)μmの範囲である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明において、第1の拡散領域と第2の拡散領域との離間距離により、動作開始電圧が決定されることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
離間距離が4μm以下では、第1の拡散領域と第2の拡散領域との間でのパンチスルーによるリーク電流が増大し、10μm以上では、動作電圧が100V以上となり望ましくない。したがって、本発明の静電気保護用半導体装置を自動車用ICに適用する場合には、離間距離は、4μm〜10μmの範囲であることが望ましい。最も望ましいのは、5μmである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明において、第1の拡散領域および第2の拡散領域の平面パターンは、短冊形状、トラック形状、リング形状、もしくはそれらの複合形状であることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明において、第1の拡散領域および第2の拡散領域は複数組に分割され、第1の電極を介して複数の第1の拡散領域同士が、および第2の電極を介して複数の第2の拡散領域同士が、電気的に接続されていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明において、第1の電極と第2の電極のうち、一方は入力端子に接続され、他方は接地電極に接続されていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。この構成によると、サージ電流は本発明の静電気保護用半導体装置を通して接地電極へ流れるため、他の半導体装置をESDから保護することができる。
第10の発明は、第1から第9の発明において、底面絶縁膜および側面絶縁膜とにより、底面および側面が区画され、他の素子に対して電気的に絶縁されていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明において、主半導体領域は、SOI基板であることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第12の発明は、第11の発明において、自動車用複合ICに内蔵されていることを特徴とする静電気保護用半導体装置である。
第1〜3の発明による静電気保護用半導体装置の構造は、トランジスタのベース層として作用する第1、第2の拡散領域が延長領域を備え、高キャリア濃度の埋め込み領域を有した双方向型SCR構造となっている。したがって、高い保持電圧特性を有した静電気保護用半導体装置となっている。また、SCR構造であるから、高いESD耐圧性能を有している。
また、第4の発明のように、延長領域の長さと、縦方向距離を調整することで、所望の保持耐圧特性を有した静電気保護用半導体装置を実現できる。特に、第5の発明のように、延長領域の長さを、縦方向距離よりも4μm以上長い値にすると、DC耐圧なみの高い保持電圧特性を得られるので、自動車用ICに適した保持耐圧特性を有した静電気保護用半導体装置となる。
また、第6の発明のように、第1の拡散領域と第2の拡散領域との離間距離を調整することで、所望の動作開始電圧値を有した静電気保護用半導体装置を実現できる。
また、第7の発明のような平面レイアウトパターンとすることで、効率的で小型な静電気保護用半導体装置を形成でき、第8の発明のように、第1の拡散領域、第2の拡散領域を分割することで、平面レイアウトパターンの自由度が増し、より効率的にできる。
また、第10の発明のように、素子領域を絶縁膜で区画することで、リーク電流を抑えることができ、耐圧性能を向上できる。さらに、第11の発明のように、SOI基板を用いると本発明の静電気保護用半導体装置を容易に形成することができる。
以上のように、本発明によると、自動車用ICに用いるのに適した静電気保護用半導体装置を実現できる。本発明の構造は、自動車用複合ICのCMOS構造のpウェル拡散層、nウェル拡散層の形成工程などを流用できるため、自動車用複合ICに本発明の静電気保護用半導体装置を組み込むことによる製造コストの上昇はない。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照しながら説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のSOI基板に形成された、双方向SCR型の静電気保護用半導体装置の構造を示す図であり、図2はその平面レイアウトパターンを示す図である。以下、この静電気保護用半導体装置の構造について説明する。
素子領域は、底面をp型支持基板10上に形成された埋め込み絶縁膜11(本発明の底面絶縁膜に相当)で、側面をトレンチ絶縁膜14(本発明の側面絶縁膜に相当)およびポリシリコン膜15(本発明の側面絶縁膜に相当)で区画され、静電気から保護すべき他の素子と絶縁分離している。また、素子領域は、埋め込み絶縁膜11上の埋め込みn+ 型領域12(本発明の埋め込み領域に相当)と、その上面に形成されたn- 型半導体基板13(本発明の主半導体領域に相当)に形成されている。埋め込みn+ 型領域12の埋め込み絶縁膜11近傍での不純物濃度は、3×1019/cm3 、n- 型半導体基板13の不純物濃度は、1×1015/cm3 である。埋め込みn+ 型領域12とn- 型半導体基板13の界面は、埋め込みn+ 型領域12の不純物濃度と、n- 型半導体基板13の不純物濃度が等しい位置での面と定義する。埋め込みn+ 型領域12の望ましい不純物濃度の範囲は、1×1018/cm3 〜1×1020/cm3 で、n- 型半導体基板13の望ましい不純物濃度の範囲は、1×1014/cm3 〜1×1016/cm3 である。
埋め込みn+ 型領域12は、n- 型半導体基板13の表面から不純物を拡散して形成した。その後、p型支持基板10の表面を酸化して埋め込み絶縁膜11を形成し、埋め込みn+ 型領域12と埋め込み絶縁膜11とを貼り合わせ接合する。次に、素子領域を区画するためにトレンチ溝を形成して、そのトレンチ溝側面を酸化してトレンチ絶縁膜14を形成し、トレンチ溝内部にポリシリコン膜15を形成した。
- 型半導体基板13の表面部には、アノードp型領域20(本発明の第1の拡散領域に相当)が形成され、その表面には、左側にアノードp+ 型領域16(本発明の第2の電極形成領域に相当)、右側にアノードn+ 型領域17(本発明の第1の電極形成領域に相当)が形成され、互いに近接している。また、n- 型半導体基板13の表面部であって、アノードp型領域20から離れた領域に、カソードp型領域21(本発明の第2の拡散領域に相当)が形成され、その表面には、右側にカソードp+ 型領域18(本発明の第4の電極形成領域に相当)、左側にカソードn+ 型領域19(本発明の第3の電極形成領域)が形成され、互いに近接している。アノードn+ 型領域17とカソードn+ 型領域19が内側(距離の近い側)で対向し、アノードp+ 型領域16とカソードp+ 型領域18が外側(距離の遠い側)で対向している。アノードp型領域20とカソードp型領域21は、n- 型半導体基板13の表面から不純物を拡散することで形成した。
アノードp型領域20とカソードp型領域21は、対向辺20b(アノードp型領域20のうち、カソードp型領域21との距離が最も近いところ)と対向辺21b(カソードp型領域21のうち、アノードp型領域20との距離が最も近いところ)が距離L隔てて形成されている。アノードp型領域20とカソードp型領域21は、その対向方向に長さLpの延長領域20a、21aを備え、その延長領域20aは、アノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17を含まず、延長領域21aはカソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19を含んでいない。また、アノードp型領域20、カソードp型領域21の下面20c、21cから、埋め込みn+ 型領域12とn- 型半導体基板13との界面までの縦方向の距離は、Lyである。ここで、延長領域20aの長さは、アノードn+ 型領域17の内側方向の端17a(カソードp型領域21に近い側端辺)から、対向辺20bまでの長さで定義する。延長領域21aの長さについても同様に、カソードn+ 型領域19の内側方向の端19a(アノードp型領域20に近い側端辺)から、対向辺21bまでの長さで定義する。
アノードp+ 型領域16、アノードn+ 型領域17、カソードp+ 型領域18、カソードn+ 型領域19の表面からの深さは、0.5μm、アノードp型領域20とカソードp型領域21の表面からの深さは、1.5μmである。また、アノードp型領域20とカソードp型領域21の不純物濃度は、3×1017/cm3 である。
- 型半導体基板13の表面部の電極形成領域以外には、LOCOS絶縁膜22が形成され、LOCOS絶縁膜22上には層間絶縁膜23が形成されている。層間絶縁膜23にはアノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17の上部と、カソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19の上部にコンタクト孔が形成され、そのコンタクト孔には、アノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17に接続するアノード電極24(本発明の第1の電極に相当)、カソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19に接続するカソード電極25(本発明の第2の電極に相当)が形成されている。
以上の構成により、アノード側には、アノードn+ 型領域17、アノードp型領域20、n- 型半導体基板13とで縦方向にnpn型トランジスタ1が形成され、カソード側には、カソードn+ 型領域19、カソードp型領域21、n- 型半導体基板13とで縦方向にnpn型トランジスタ2が形成され、アノードp型領域20、n- 型半導体基板13、カソードp型領域21とで横方向にpnp型トランジスタ3が形成される。したがって、全体としては、双方向型SCR構造となっている。
この実施例1の静電気保護用半導体装置のアノード電極24に正のESDサージが印加されると、pnp型トランジスタ3が動作し、カソードp型領域21に電流が流れることで、npn型トランジスタ1が動作する。カソード電極25に正のESDサージが印加された場合も、pnp型トランジスタ3が動作し、アノードp型領域20に電流が流れることで、npn型トランジスタ1が動作する。したがって、pnp型トランジスタ3の動作開始電圧、つまりは距離L、によってトリガー電圧が決定される。なお、本発明は双極性であるので、アノード、カソードの用語は第1の電極24を第2の電極25に対して正電圧を印加したときを基準として用いている。したがって、カソード電極25をアノード電極24に対して正電位にしても、当然にpnp型トランジスタ3が導通し静電保護動作をする。
次に、実施例1の静電気保護用半導体装置の平面レイアウトパターンについて、図2を参照に説明する。素子領域は、トレンチ絶縁膜14とポリシリコン膜15とからなる側面絶縁膜30、31によって長方形状に2重に囲われ、他の素子から分離している。素子領域には、長方形状にアノードp型領域20とカソードp型領域21が互いに離れて形成されている。アノードp型領域20の領域内には、アノードp型領域20とカソードp型領域21の対向辺20b側とは反対側に短冊形状のアノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17が形成され、対向辺20b側には延長領域20aが形成されている。カソードp型領域21の領域内にも同じように、カソードp+ 型領域18、カソードn+ 型領域19、延長領域21aが形成されていて、対称的なレイアウトパターンとなっている。
実施例1の静電気保護用半導体装置を自動車用ICに用いるには、動作電圧の下限は20V以上であることが求められる。これは、予見しないノイズにより、誤って静電気保護用半導体装置が動作した場合、電源電圧により静電気保護用半導体装置に電流が流れ続けてしまうのを防ぐためである。つまり、実施例1のようなSCR構造では、DC耐圧と保持電圧が20V以上であることが必要となる。また、ESD耐圧は15kV〜25kV以上であることが求められるが、静電気保護用半導体装置の全長が大きくなると、配線抵抗の影響から均一に動作させることが難しく、動作抵抗も大きくなるため、全長が数mm以内になることが望ましい。そのため、静電気保護用半導体装置のESD耐圧は単位アノード長(図1の紙面に垂直な方向の幅)あたり20V/μm以上である必要がある。
DC耐圧は、アノードp型領域20とカソードp型領域21との間の距離Lによって決定される。Lが5μmでは、DC耐圧は65Vであった。Lが4μm以下では、アノードp型領域20とカソードp型領域21間でのパンチスルーによるリーク電流が増大し、10μm以上では、DC耐圧が高くなりすぎてしまった。したがって、Lは4μm〜10μmの範囲であることが望ましい。最も望ましいのは、5μmである。
次に、保持電圧について考察する。図3は、Lを5μm、Lpを15μm、Lyを6μm、奥行き(図2の平面レイアウトパターンにおいて、長方形状のアノードp型領域20、カソードp型領域21の長辺の幅)250μmとした実施例1の静電気保護用半導体装置についての電圧−電流特性と、その実施例1の静電気保護用半導体装置から埋め込みn+ 型領域12をなくした構造の静電気保護用半導体装置についての電圧−電流特性を示した図である。実施例1の構造では、高電流域においても高い保持電圧特性を示しているのに対して、埋め込みn+ 型領域12をなくした構造では、ラッチアップ動作により大幅に電圧が低下し、数Vの保持電圧となっている。以上より、高い保持電圧特性を得るために、埋め込みn+ 型領域12は必須のものであることがわかる。
次に、Ly、Lpと保持電圧の関係について考察する。Lを5μm、Lyを6μmとし、Lpの長さと動作電流4Aでの保持電圧の関係を調べた結果が、図4である。Lpの長さが10μm以下であれば、低い保持電圧しか得られないが、10μm以上では、保持電圧はほぼ一定であり、DC耐圧に匹敵する高い保持電圧を得られることがわかった。同じようにして、Lyが4μm、2μmの場合についても調べたところ、Lyが4μmではLpの長さが8μm以上、Lyが2μmではLpの長さが6μm以上で高い保持電圧を得られることがわかった。以上の結果から、Lpの長さが(Ly+4)μm以上で高い保持電圧特性を得られることが明らかとなった。また、Lpの長さを(Ly+4)μm以上とした場合は、Lyが1μm減少するごとに保持電圧が2〜3V低下することも明らかとなった。
Lyは、2μm〜10μmの範囲であることが望ましい。2μm以下であると、アノードp型領域20およびカソードp型領域21と、埋め込みn+ 型領域12とが近接し、静電気保護用半導体装置の耐圧が低下してしまうため望ましくない。また、10μm以上であると、本発明を自動車用ICの静電気保護回路に適用した際に、同一基板上に形成されるその自動車用ICに含まれる縦型バイポーラ素子の形成で必要な、埋め込み領域に達するコレクタシンク領域が10μm以上必要となり、その領域を形成するための不純物拡散時間が大幅に増大し望ましくない。
Lpは、(Ly+4)μm〜(Ly+14)μmの範囲であることが望ましい。(Ly+4)μm以下では、高い保持電圧を得られないため望ましくない。また、(Ly+14)μm以上では、高い保持電圧は得られるが、縦方向のnpn型トランジスタ1、2の動作が強くなり、ESD耐圧性能が低下するように作用し、素子サイズも大きくなるため望ましくない。
図5は、実施例1の静電気保護用半導体装置にESD印加後のシミュレーション解析結果を示す。図5の(a)は、シミュレーションに用いた実施例1の静電気保護用半導体装置の構造を示していて、Lは5μm、Lpは15μm、Lyは6μmである。また、図5の(b)、(c)は、カソード電極側を接地し、アノード電極側に正のESDサージを印加して50nsec後の電位分布、空間電荷分布を示している。
この図5(b)、(c)から、実施例1の静電気保護用半導体装置が高い保持電圧特性を有しているのは、次の理由によるものとわかった。ESDサージの印加によりカソードp型領域21は逆バイアス状態となり、主としてカソードp型領域21の延長領域21aの下部に空乏層が広がり、埋め込みn+ 型領域12とn- 型半導体基板13との界面まで達する。電気的には、ベース層として作用するカソードp型領域21が、埋め込みn+ 型領域12とn- 型半導体基板13との界面まで広がった構造となっている。この電気的に広がったベース層により、電圧が保持される。また、この界面において強い電界集中を起こし、大量の電子、正孔を発生させるため、電気的に広がったベース層が維持される。その結果、大電流域においても高い保持電圧特性を得られている。
上記理由から、図3の結果は、次のように説明できる。埋め込みn+ 型領域12がないと、カソードp型領域21の下部に強い電界集中を起こす領域が生じず、大量の電子、正孔を発生させる効果が得られない。そのため、電気的に広がったベース層を維持することができない。これが、埋め込みn+ 型領域12がない場合に高い保持電圧特性を得ることができない理由である。また、カソードp型領域21の延長領域21aの長さLpが長いほど、カソードp型領域21と埋め込みn+ 型領域12との縦方向の距離Lyが短いほど、上記効果が大きいことが容易に想像できるが、これは図4の結果とも一致している。
次に、Lを5μm、Lpを15μm、Lyを6μmとした実施例1の静電気保護用半導体装置についてESD耐圧を評価したところ、単位アノード長あたり53V/μmであった。これは、自動車用ICに適用するのに求められる20V/μm以上という条件を満たしており、図9のような従来の表面型ダイオードでのESD耐圧と比較して約15倍高いESD耐圧性能である。
以上のように、本発明の静電気保護用半導体装置は、高い保持電圧特性と、高いESD耐圧性能の両方を有しており、自動車用ICのESD保護素子として適用できる、高性能の双方向型SCR構造の静電気保護用半導体装置である。
図6は、実施例1の静電気保護用半導体装置を用いて構成された保護回路の1例を示す図である。実施例1の静電気保護用半導体装置100a、100bが、入力−VDD間と入力−VSS間に配置されている。また、VSSは接地されている。この構成により、内部回路はESDより保護される。
図7は、実施例1の静電気保護用半導体装置の他の平面レイアウトパターンの1例である。アノードp型領域20とカソードp型領域21が複数の短冊形状に分割され、互い違いに並んだ構成となっている。複数のアノードp型領域20およびカソードp型領域21は、各々対向方向に延長領域を備え、短冊形状のアノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17、または、カソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19が、領域内に形成されている。
図8は、実施例1の静電気保護用半導体装置の他の平面レイアウトパターンの1例である。アノードp型領域20とカソードp型領域21は、角の丸い正方形のトラック形状に形成されている。アノードp型領域20の内側には正方形のパッドが形成されている。アノードp型領域20の領域内には、角の丸い正方形のトラック形状にアノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17が形成され、カソードp型領域21方向に延長領域を備えている。カソードp型領域21も同様にカソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19が形成され、アノードp型領域20方向に延長領域を備えている。アノードp+ 型領域16、アノードn+ 型領域17、パッドは、アノード電極24に接続していて、カソードp+ 型領域18、カソードn+ 型領域19は、カソード電極25に接続している。
本発明は、SOI基板に限定されるものではなく、エピタキシャル基板にも適用でき、トレンチ絶縁膜14、ポリシリコン膜15の替わりに、p+ 型領域により側面を分離してもよく、p型支持基板10上に埋め込みn+ 型領域12が形成されていてもよい。この場合は、埋め込みn+ 型領域12が素子分離層を兼ねる。また、n型とp型を入れ換えた構造の静電気保護用半導体装置としてもよい。また、実施例では、延長領域20a、延長領域21aの長さはともにLpで等しいが、異なっていてもよい。また、アノードp+ 型領域16とアノードn+ 型領域17は互いに重なっていてもよいし、離れていてもよい。ただし、重なっていると、保持耐圧が減少するので望ましくない。カソードp+ 型領域18とカソードn+ 型領域19についても同様である。また、実施例1、3、4に示した平面レイアウトパターン以外にも、リング形状、格子形状などのさまざまな平面レイアウトパターンを用いることができる。
本発明は、集積回路等を静電気破壊から保護するための半導体装置として有効である。特に、自動車用ICのESD保護素子として適している。
実施例1の静電気保護用半導体装置の構成を示した断面図。 実施例1の静電気保護用半導体装置の平面レイアウトパターンを示す図。 電圧−電流特性を示す図。 Lpの長さと保持電圧の関係を示す図。 ESD印加後のシミュレーション解析結果を示す図。 実施例1の静電気保護用半導体装置を用いて構成された保護回路を示す図。 実施例1の静電気保護用半導体装置の他の平面レイアウトパターンを示す図。 実施例1の静電気保護用半導体装置の他の平面レイアウトパターンを示す図。 従来の表面型ダイオードの構成を示した断面図。
符号の説明
10:p型支持基板
11:埋め込み絶縁膜
12:埋め込みn+ 型領域
13:n- 型半導体基板
14:トレンチ絶縁膜
15:ポリシリコン膜
16:アノードp+ 型領域
17:アノードn+ 型領域
18:カソードp+ 型領域
19:カソードn+ 型領域
20:アノードp型領域
21:カソードp型領域
24:アノード電極
25:カソード電極

Claims (12)

  1. 他の素子に対して電気的に分離され、他の素子の静電気破壊を防止するための静電気保護用半導体装置において、
    第1伝導型で高キャリア濃度の埋め込み領域と、
    前記埋め込み領域上に形成された、前記埋め込み領域よりも低キャリア濃度である第1伝導型の主半導体領域と、
    前記主半導体領域の表面に形成された、第2伝導型の第1の拡散領域と、
    前記第1の拡散領域の表面に形成された、第1伝導型の第1の電極形成領域、および第2伝導型の第2の電極形成領域と、
    前記第1の電極形成領域および前記第2の電極形成領域と接続する第1の電極と、
    前記第1の拡散領域とは離れた領域に形成された、第2伝導型の第2の拡散領域と、
    前記第2の拡散領域の表面に形成された第1伝導型の第3の電極形成領域、および第2伝導型の第4の電極形成領域と、
    前記第3の電極形成領域および前記第4の電極形成領域と接続する第2の電極と、
    を有し、
    前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域は、その前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との対向方向に、延長領域を備えていることを特徴とする静電気保護用半導体装置。
  2. 前記第1の電極を前記第2の電極に対して正の動作電圧となるよう電圧を印加した時に、前記第2の拡散領域から前記埋め込み領域に至る空乏層が形成され、
    前記第2の電極を前記第1電極に対して正の動作電圧とあるよう電圧を印加した時に、前記第1の拡散領域から前記埋め込み領域に至る空乏層が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電気保護用半導体装置。
  3. 前記第1の電極形成領域と前記第3の電極形成領域とが対向した内側に配置され、前記第2の電極形成領域と前記第4の電極形成領域とがその外側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電気保護用半導体装置。
  4. 前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域の前記延長領域の対向方向の長さと、前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域と前記埋め込み領域との縦方向の距離により、保持耐圧が決定されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  5. 前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域の前記延長領域の対向方向の長さは、前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域と前記埋め込み領域との縦方向の距離よりも4μm以上長いことを特徴とする請求項4に記載の静電気保護用半導体装置。
  6. 前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との離間距離により、動作開始電圧が決定されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  7. 前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域の平面パターンは、短冊形状、トラック形状、リング形状、もしくはそれらの複合形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  8. 前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域は複数組に分割され、
    前記第1の電極を介して複数の第1の拡散領域同士が、および前記第2の電極を介して複数の第2の拡散領域同士が、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  9. 前記第1の電極と前記第2の電極のうち、一方は入力端子に接続され、他方は接地電極に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  10. 前記静電気保護用半導体装置は、底面絶縁膜および側面絶縁膜とにより、底面および側面が区画され、前記他の素子に対して電気的に絶縁されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  11. 前記主半導体領域は、SOI基板であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の静電気保護用半導体装置。
  12. 自動車用複合ICに内蔵されていることを特徴とする請求項11に記載の静電気保護用半導体装置。
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