JP2008147374A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008147374A
JP2008147374A JP2006332114A JP2006332114A JP2008147374A JP 2008147374 A JP2008147374 A JP 2008147374A JP 2006332114 A JP2006332114 A JP 2006332114A JP 2006332114 A JP2006332114 A JP 2006332114A JP 2008147374 A JP2008147374 A JP 2008147374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
cell
region
ring
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006332114A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonari Morishita
智成 森下
Hideo Nunokawa
秀男 布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006332114A priority Critical patent/JP2008147374A/ja
Publication of JP2008147374A publication Critical patent/JP2008147374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、I/Oセルを備えた半導体装置に関し、基板面積の増大を招くことなく電源配線の補強ができ、低コスト化を図ることができる半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体装置1は、p型の半導体基板3と、半導体基板3の外周に配置されたI/Oセル領域に形成されたI/Oセル2と、I/Oセル領域上にリング状に形成され、I/Oセル2に電源電圧を印加するための電源リング13a、13bと、半導体基板3の素子形成面3aの裏面3b側に形成され、I/Oセル2に基準電位を印加するための基準電位印加部5とを有している。半導体装置1は、従来の半導体装置と異なり、I/Oリングとして電源リング13のみを有し、グランドリングを有していない。
【選択図】図1

Description

本発明は、I/Oセルを備えた半導体装置に関する。
半導体装置としての大規模集積回路(Large−Scale Integrated circuit:LSI)は、外部回路とのインタフェース(I/F)に用いられる入出力用セル(I/Oセル)を有している。I/Oセルは負荷となる外部回路を駆動するために駆動能力の大きなトランジスタ(Tr)が必要になる。従って、I/Oセルに電源電圧や基準電位(グランド電位)を印加するための電源ラインやグランドライン(I/Oリング)は、LSIの信頼性の観点、特にエレクトロンマイグレーションの問題から広い配線幅が必要となる。
近年、LSIの面積を縮小するために、電極パッドの下層にI/Oセルが配置されるようにレイアウトしたパッド下I/O構造がI/Oセルに用いられる場合がある。図5は、パッド下I/O構造を備えた従来の半導体装置101の平面レイアウトの概略構成を示している。図5に示すように、半導体装置101は、半導体基板の外周に配置されたI/Oセル領域に形成された複数のI/Oセル102と、I/Oセル領域にリング状に形成されたI/Oリングとを有している。I/Oリングは、電源電圧印加端子163に接続された電源リング13と、基準電位印加端子161に接続されたグランドリング131とを有している。電源リング13はI/Oセル領域内の内側に配置され、グランドリング131はI/Oセル領域内の外側に配置されている。電源リング13の内側には、内部回路形成領域104が配置されている。内部回路形成領域104には、半導体装置101の主要機能を発揮する所定の回路が形成されている。
図6は、パッド下I/O構造のI/Oセル102の概略構成を示している。図6(a)は、I/Oセル領域の一部の断面を模式的に示している。図6(b)は、電極パッド35側から見たI/Oセル領域であって、図中上側には、電極パッド35を示し、図中下側には、電源リング13及びグランドリング131の形成面を示している。図6(b)の図中上側の図では、カバー膜29に形成された開口部33の形成位置のみを示し、カバー膜29を省略して示している。
図6(a)に示すように、従来の半導体装置101は、p型の半導体基板3と、I/Oセル領域に形成されたI/Oセル102と、I/Oセル領域上にリング状に形成され、I/Oセル102に電源電圧を印加するための2本の電源リング13と、I/Oセル領域上に電源リング13と並列して形成され、I/Oセル102に基準電位を印加するためのグランドリング131とを有している。電源リング13及びグランドリング131は1層又は2層の配線層を用いて形成されている。電源リング13及びグランドリング131によりI/Oリングが構成される。図6に示す半導体装置101は2本の電源リング13を有しているが、グランドリング131と同様に1本でもよい。
I/Oセル102は、素子形成面3a側に配置されて複数のp型トランジスタ(不図示)が形成されるp型トランジスタ形成領域107と、素子形成面3a側にp型トランジスタ形成領域107と並んで配置されて複数のn型トランジスタ(不図示)が形成されるn型トラジスタ形成領域109とを有している。p型トランジスタ形成領域107及びn型トランジスタ形成領域109は、半導体基板3のバルクに配置されている。
I/Oセル102は、素子形成面3a側に形成されたI/O回路部115を有している。I/O回路部115は、p型トランジスタ形成領域107及びn型トランジスタ形成領域109と、素子形成面3aと電源リング13及びグランドリング131との間にそれぞれ形成されたI/O配線部17、19とで構成されている。I/O配線部17、19は、例えば1層又は2層の配線層を用いて形成されている。I/O配線部17は、金属層22によりp型トランジスタ形成領域109内のp型トランジスタに接続され、金属層21により電源リング13に接続されている。I/O配線部19は、金属層123によりn型トランジスタ形成領域107内のn型トランジスタに接続され、金属層124によりグランドリング131に接続されている。金属層21、22、123、124は不図示の絶縁膜に形成されたビアホール内を埋め込んで形成されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、半導体装置101は、電源リング13及びグランドリング131上に形成された電極パッド35を有している。I/Oセル102は電極パッド35の下層に配置されている。I/Oセル102は、例えば金属で形成された接続部27を介して電極パッド35に接続されている。接続部27は、I/O回路部115に形成された信号入出力部39に接続されている。信号入出力部39はI/O配線部17、19に接続されている。これにより、電極パッド35を介して半導体装置101から出力信号が出力したり、外部からの外部信号が半導体装置101に入力されたりする。
電極パッド35は2層構造を有している。電極パッド35はI/Oセル102側に配置された下層パッド35aと、不図示の絶縁膜を介して下層パッド35aの上層に配置された上層パッド35bとを有している。下層パッド35a及び上層パッド35bは、当該絶縁膜に形成されたビアホール内に埋め込まれた金属層37及び接続部27で接続されている。
電極パッド35上には、開口部33を備えたカバー膜29が形成されている。上層パッド35bは開口部33に露出しており、ボンディングワイヤ25と電気的に接続されている。カバー膜29は電極パッド35が腐食したり、隣接する電極パッド35間が塵埃等で短絡したりするのを防止する。
パッド下I/O構造はI/Oセル102上に電極パッド35が配置される。このため、I/Oリング(電源リング13及びグランドリング131)の積層数は制限される。これに対し、I/Oセル領域外にI/Oリングを配置する場合には、電極パッド35の形成層にもI/Oリングを形成することができる。従って、パッド下I/O構造でのI/Oリングは、I/Oセル領域外に電極パッドを配置する構造でのI/Oリングより積層数が少なくなる。言い換えれば、パッド下I/O構造は、I/Oセル領域外にI/Oリングを配置構造に比べてI/Oリングの配線幅が狭くなる。さらに、信頼性試験でのプローブのプロービングやボンディングワイヤ25のボンディングの信頼性を確保するために、図6(a)に示すように、電極パッド35は2層以上の配線層を用いた2層構造に形成される。これにより、パッド下I/O構造のI/Oリングの配線幅はますます狭くなる。
半導体装置101の用途により消費電流量が多くなる場合には、半導体装置101はエレクトロマイグレーションを満たす配線幅の確保が困難になる。また、半導体装置101の信頼性を確保するために必要な配線幅が確保できたとしても、当該配線幅が短いと、電源リング13やグランドリング131の抵抗値は増加してしまう。これにより、例えば電源電圧印加端子163の対向側の電源リング13の電圧は、電源電圧印加端子163に印加された電源電圧に対して電圧降下が生じてしまう。当該電圧降下は半導体装置101と外部回路とのインタフェースの電気的特性やノイズ耐性に悪影響を与える。
図7は、上記問題を解決するためにI/Oリングの配線幅を補強した従来の半導体装置201の平面レイアウトの概略構成を示している。図7に示すように、半導体装置201は、内部回路形成領域104に配置されてリング状に形成された補強用グランドリング165及び補強用電源リング169を有している。補強用グランドリング165はI/Oセル領域に沿って配線され、補強用電源リング169は、補強用グランドリング165の内周側でI/Oセル領域に沿って配線されている。補強用グランドリング165は基準電位印加端子161及び接続配線167によりグランドリング131に接続されている。補強用電源リング169は電源電圧印加端子163及び接続配線171により電源リング13に接続されている。半導体装置201内のI/Oリングの配線数を増やすことにより、I/Oリングの配線幅を広くしたのと同様の効果が得られる。従って、パッド下I/O構造を備えた半導体装置201は、半導体装置101の上記問題を解決することができる。
半導体装置101の上記問題は、I/Oリングの1本の配線幅を太くしたり、電源電圧印加端子163及び基準電位印加端子161を複数箇所に設けたりすることでも解決できる。
特開平09−107070号公報
現在のLSIでは低消費電力化のため、LSIの内部電圧がLSIの外部電圧と異なる場合が多い。そのため、図7に示す半導体装置201のような構造を用いてI/Oリングの配線幅の補強を行った場合、内部回路形成領域104に配置された補強用電源リング169は内部回路形成領域104内部のセルには全く使用できない。半導体装置201は、半導体装置101と同様の機能を発揮するためには、半導体装置101と同様の回路を内部回路形成領域104に有している必要がある。このため、半導体装置201は半導体装置101と同じ面積の内部回路形成領域104が少なくとも必要になる。従って、半導体装置201は半導体装置101に比べて補強用I/Oリングを配置する面積だけ内部回路形成領域104の面積が増加してしまう。
また、電源電圧印加端子163及び基準電位印加端子161を複数箇所に設けると、I/Oピン数の増加に繋がる。LSIの基板面積がIOピン数により決まる場合には、LSIの基板面積の増加を招く。このように、図7に示す半導体装置201による対策では、LSIの基板面積の増加に繋がり、LSI全体の面積の縮小を図るというパッド下I/O構造の本来の目的を大きく損なう恐れがある。
本発明の目的は、基板面積の増大を招くことなく電源配線の補強ができ、低コスト化を図ることができる半導体装置を提供することにある。
上記目的は、半導体基板と、前記半導体基板の外周に配置されたI/Oセル領域に形成されたI/Oセルと、前記I/Oセル領域上にリング状に形成され、前記I/Oセルに電源電圧を印加するための電源リングと、前記半導体基板の素子形成面の裏面側に形成され、前記I/Oセルに基準電位を印加するための基準電位印加部とを有することを特徴とする半導体装置によって達成される。
本発明によれば、基板面積の増大を招くことなく電源配線の補強ができ、低コスト化を図ることができる半導体装置が実現できる。
本発明の一実施の形態による半導体装置について図1乃至図4を用いて説明する。まず、本実施の形態による半導体装置の概略構成について図1を用いて説明する。本実施形態の半導体装置は、図4に示す従来の半導体装置101と同様に、半導体基板の外周に配置されたI/Oセル領域に形成された複数のI/Oセルを有している。図1は、本実施の形態による半導体装置1のI/Oセル領域の一部の断面を模式的に示している。図1に示すように、半導体装置1は、例えばp型の半導体基板3と、半導体基板3の外周に配置されたI/Oセル領域に形成されたI/Oセル2と、I/Oセル領域上にリング状に形成され、I/Oセル2に電源電圧を印加するための電源リング13a、13bとを有している。電源リング13a、13bは電気的に接続されている。また、半導体装置1は、半導体基板3の素子形成面3aの裏面3b側に形成され、I/Oセル2に基準電位(グランド電位)を印加するための基準電位印加部5を有している。基準電位印加部5は、例えば裏面3bに形成された金属層のステージである。
I/Oセル2は、素子形成面3a側に配置されて複数のp型トランジスタ(不図示)が形成されたp型トランジスタ形成領域7を有している。さらにI/Oセル2は、素子形成面3a側にp型トランジスタ形成領域7と並んで配置されて複数のn型トランジスタ(不図示)が形成されたn型トラジスタ形成領域9を有している。p型トランジスタ及びn型トランジスタは、例えばMOS構造を有している。n型トランジスタ形成領域9は半導体基板3に形成されたバックゲート領域11を有している。バックゲート領域11は、半導体基板3と導電型が同じであり且つ不純物濃度が高いp型のウェルである。バックゲート領域11は半導体基板3を介して基準電圧印加部5に接続されている。これにより、n型トランジスタはバックゲート領域11を介して基準電圧印加部5に接続される。
I/Oセル2は、素子形成面3aと電源リング13a、13bとの間に形成されたI/O配線部17、19を有している。I/O配線部17、19は、例えば1層又は2層の配線層を用いて形成されている。I/O配線部17は、p型トランジスタ形成領域7上に配置されている。I/O配線部17は、金属層21により電源リング13bに接続され、金属層22(図2参照)によりp型トランジスタ形成領域7内のp型トランジスタに接続されている。これにより、p型トランジスタは電源リング13に接続される。I/O配線部19は、n型トランジスタ形成領域9上に配置され、金属層23によりn型トランジスタ形成領域9内のn型トランジスタに接続されている。金属層21、23は不図示の絶縁膜に形成されたビアホール内を埋め込んで形成されている。
半導体基板3のバルクに配置されるp型トランジスタ形成領域7及びn型トランジスタ形成領域9と、I/O配線部17、19とによりI/O回路部15が構成されている。p型トランジスタ及びn型トランジスタは、I/O配線部17、19により所定の配線パターンで互いに接続されている。これにより、I/O回路部15内には、所定の機能を発揮する回路が配置される。また、I/O配線部17は電源リング13bに接続され、I/O配線部19はバックゲート領域11を介して基準電位印加部5に接続されている。このため、電源リング13a、13bに印加された電源電圧と基準電位印加部5に印加された基準電位は、I/O回路部15内の回路の電源電圧及び基準電位として用いることができる。
一般的に半導体装置のステージは基準電位に接続されているため、半導体基板3は接地される。従来の半導体装置101では、I/O回路部115に使用する基準電位はグランドリング131から印加されている。これに対し、本実施の形態の半導体装置1は、半導体基板3の裏面3b側から基準電位が印加されている。これにより、半導体装置1はグランドリング115が不要になる。このため、半導体装置1は、従来ではグランドリング131が配線されていた領域に、図1に示すように、電源配線を補強する目的で電源リング13aを配線することができる。従って、半導体装置1は、半導体基板3の基板面積を増加させずに全てのI/Oセル2に所定値の電源電圧を印加することができる。
図2は、パッド下I/O構造を備えた半導体装置1のI/Oセル領域の一部の概略構成を示している。図2(a)は、半導体装置1のI/Oセル領域の断面を模式的に示している。図2(b)は、素子形成面3a側からI/Oセル領域を見た図であって、図中上側には、電極パッド35を示し、図中下側には、電源リング13の形成面を示している。図2(b)の図中上側の図では、カバー膜29に形成された開口部33の形成位置のみを示し、カバー膜29を省略して示している。なお、以下の説明において、図1に示す構成要素と同一の機能、作用を奏する構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、半導体装置1は2本の電源リング13を有しているが、電源リング13は1本でもよい。半導体装置1は、電源リング13上に形成された電極パッド35を有している。I/Oセル2は電極パッド35の下層に配置されている。電極パッド35は、例えば金属で形成された接続部27を介してI/Oセル2に接続されている。接続部27は、I/O回路部15に形成された信号入出力部39に接続されている。信号入出力部39はI/O配線部17、19に接続されている。これにより、電極パッド35を介して半導体装置1から出力信号が出力したり、外部からの外部信号が半導体装置1に入力されたりする。
電極パッド35は2層構造を有している。電極パッド35はI/Oセル2側に配置された下層パッド35aと、不図示の絶縁膜を介して下層パッド35aの上層に配置された上層パッド35bとを有している。下層パッド35a及び上層パッド35bは、当該絶縁膜に形成されたビアホール内に埋め込まれた金属層37と、接続部27とにより接続されている。電極パッド35は2層構造を有しているので、ボンディングワイヤ25や信頼性試験用プローバで破損され難くなり、半導体装置1の製造歩留まり及び信頼性の向上を図ることができる。
電極パッド35上には、開口部33が形成されたカバー膜29が形成されている。上層パッド35bは開口部33に露出しており、ボンディングワイヤ25と電気的に接続されるようになっている。カバー膜29は電極パッド35が腐食したり、隣接する電極パッド35間が塵埃等で短絡したりするのを防止する。
I/Oセル2は、素子形成面3aの裏面3bの基準電位印加部5(図2では共に不図示)を用いて基準電位VSSに接続されている。このため、半導体装置1は、従来の半導体装置101と異なり、I/Oリングとして電源リング13のみを有し、グランドリングを有していない。図2(a)及び図2(b)に示すように、半導体装置1は、従来ではグランドリング131が形成されていたグランドリング形成領域31にグランドリングを配線する必要がない。従って、図1に示す半導体装置1と同様に、パッド下I/O構造を備えた半導体装置1でも電源リング13を補強するための補強用電源リングの形成領域としてグランドリング形成領域31を用いることができる。これにより、半導体装置1は半導体基板3の面積を増大することなく電源配線を強化できる。また、半導体装置1はパッド下I/O構造の目的の1つである半導体装置の小型化を容易に達成することができる。
図3は、半導体装置1のI/Oセル2内に形成されたn型トランジスタ形成領域9の概略構成の一例を示している。図3(a)は、素子形成面3a側から見たn型トランジスタ形成領域9を示し、図3(b)は、図3(a)に示す仮想線A−Aで切断した断面を模式的に示している。図3(a)に示すように、n型トランジスタ形成領域9は、半導体基板3に形成され、リング状に形成されたバックゲート領域11を有している。n型トランジスタ形成領域9は、バックゲート領域11の内側に形成され、MOS構造のNMOSFET43a〜43hを有している。
NMOSFET43a、43b、43c、43dは直列接続されて、バックゲート領域41内側の図中上方に配置されている。隣接配置されたNMOSFET43a、43bのドレイン領域Dは共通化されており、隣接配置されたNMOSFET43c、43dのドレイン領域Dは共通化されている。隣接配置されたNMOSFET43b、43cのソース領域Sは共通化されている。NMOSFET43a〜43dの各ソース領域Sは、接続配線18を介してバックゲート領域11に接続されている。これにより、NMOSFET43a〜43dは、バックゲート領域11を介して基準電位印加部5(図1参照)に接続される。
NMOSFET43e、43f、43g、43hは直列接続されて、バックゲート領域11内側の図中下方にNMOSFET43a〜43dに並列して配置されている。隣接配置されたNMOSFET43e、43fのドレイン領域Dは共通化されており、隣接配置されたNMOSFET43g、43hのドレイン領域Dは共通化されている。隣接配置されたNMOSFET43f、43gのソース領域Sは共通化されている。NMOSFET43e〜43hの各ソース領域Sは、接続配線18を介してバックゲート領域11に接続されている。これにより、NMOSFET43e〜43hは、バックゲート領域11を介して基準電位印加部5(図1参照)に接続される。
NMOSFET43a〜43hの断面構造はほぼ同じであるため、NMOSFET43hを例にとって説明する。図3(b)に示すように、NMOSFET43hは、半導体基板3上に形成された絶縁膜(不図示)を介して半導体基板3上に形成されたゲート電極Gと、ゲート電極G下層の半導体基板3の不純物領域に形成されるチャネル領域47を挟んだ両側にそれぞれ形成されたn型不純物拡散層のソース領域S及びドレイン領域Dとを有している。
ドレイン領域Dは絶縁膜に形成されたビアホール内に埋め込まれた金属層49を介してドレイン配線45に接続されている。ソース領域Sは、ドレイン配線43と同層に形成された接続配線18と、複数の金属層23とを介してバックゲート領域41に接続されている。複数の金属層23は半導体基板3上に形成された当該絶縁膜に形成されたビアホールを埋め込んで形成されている。複数の金属層23の一部はソース領域Sと接続配線18との間に配置され、残余の金属層23はバックゲート領域11と接続配線18との間に配置されている。接続配線18は、I/O配線部19の構成要素の1つであり、例えば金属材料で形成されている。
図4は、比較例としての従来の半導体装置101のn型トランジスタ形成領域109の概略構成を示している。図4(a)は、素子形成面3a側から見たn型トランジスタ形成領域109の概略構成を示し、図4(b)は、図4(a)に示す仮想線A−Aで切断した断面を模式的に示している。図4(a)に示すように、2本のグランドリング131は、n型トランジスタ形成領域109を横切ってNMSFET43a〜43d上及びNMOSFET43e〜43h上にそれぞれ並列して配置されている。
図4(b)に示すように、従来の半導体装置101のNMOSFET43hは、本実施形態の半導体装置1と同様の構造を有している。さらに、半導体装置101のドレイン領域D上の構造は、半導体装置1の構造と同様である。一方、半導体装置101のNMOSFET43hのソース領域S上とバックゲート領域141上のそれぞれ構造は、半導体装置1の構造と異なっている。ソース領域Sは、ソース領域S上に形成された金属層123aと、金属層123a上に形成された接続配線118と、接続配線118上に形成された金属層124aとを介してグランドリング131に接続されている。バックゲート領域141は、バックゲート領域141上に形成された金属層123bと、金属層123b上に形成された接続配線118と、接続配線118上に形成された金属層124bとを介してグランドリング131に接続されている。金属層123a、123b、124a、124bは不図示の絶縁膜に開口されたビアホールを埋め込んで形成されている。接続配線118は、例えばドレイン配線45と同材料で同時に同層に形成することができる。
図3(b)に示す接続配線18は、接続配線118と同様に、例えばドレイン配線45と同材料で同時に同層に形成することができる。このため、本実施の形態の半導体装置1は、接続配線18の形成工程を特別に設ける必要がなく、従来に比べて製造工程数が増加することはない。
半導体基板3のP−sub領域、すなわちPチャネルのバックゲート領域11の不純物拡散領域から基準電位を印加する代わりに、I/Oセル2以外の内部回路のバックゲート領域の不純物拡散領域から基準電位を印加することも可能ではある。しかし、内部回路形成領域104(図5参照)に配置された内部回路の不純物拡散領域の面積は数μmと小さい。このため、半導体基板の裏面側に配置されたステージと内部回路との間の抵抗値は現実的に無視できない程度に大きくなる。従って、内部回路のp型不純物拡散領域を用いて基準電位を印加することは実用的ではない。
これに対し、本実施の形態では、基準電位印加部5とI/Oセル2との間の抵抗値はほとんど問題にならない。I/Oセル2のレイアウトパターンは静電気放電(ESD)対策のために、NMOSFET43a〜43hのゲート幅は大きく形成されている。従って、NMOSFET43a〜43hのトランジスタサイズは、内部回路に備えられたNMOSFETのトランジスタサイズに比べて大きくなる。さらに、半導体基板3のバルク内の回路パターンは回路の機能によらずほぼ一様になっている。本実施の形態の半導体装置1のI/Oセル2は、図5に示す従来の半導体装置101と同様に、半導体基板3の外周に一列に配置される。上記の通り、I/Oセル2の半導体基板3のバルク内の回路のパターンはほぼ一様なため、隣接配置されたI/Oセル2同士は接触して配置されることが可能である。さらに、隣接配置されたI/Oセル2にそれぞれ形成されたバックゲート領域11同士も接触して配置することができる。これにより、Pチャネルのバックゲート領域11の一辺は半導体基板3の一辺とほぼ同程度の長さになり、例えば数mmになる。従って、本実施の形態では、基準電位印加部5とI/Oセル2との間の抵抗値はほとんど問題にならない。
以上説明したように、本実施の形態よれば、半導体装置1は、基準電位を半導体基板3の裏面3b側に配置された基準電位印加部5から印加することにより、基準電位を印加するためのグランドリングを有さない構成とすることができる。このため、半導体装置1は半導体基板3の面積の増大を招くことなくI/Oセル2に電源電圧を印加するための電源配線を補強することができる。このように、半導体装置1を小型化することができるので、半導体装置1の低コスト化を図ることができる。
また、電源リングやグランドリングの配線幅の補強が不要な半導体装置であっても、パッド下I/O構造が用いられる場合には、信頼性試験に用いるプローブやボンディングワイヤに対する信頼性を向上する必要がある。そこで、グランドリング形成領域31を電源リングの形成領域として用いずに、電極パッド35の配線層に使用することにより、電極パッド35の配線層数を増加することができる。これにより、半導体装置1の基板面積を増加することなく、半導体装置1の電極パッド35の信頼性の向上を図ることができる。
以上説明した本実施の形態による半導体装置は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
半導体基板と、
前記半導体基板の外周に配置されたI/Oセル領域に形成されたI/Oセルと、
前記I/Oセル領域上にリング状に形成され、前記I/Oセルに電源電圧を印加するための電源リングと、
前記半導体基板の素子形成面の裏面側に形成され、前記I/Oセルに基準電位を印加するための基準電位印加部と
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
付記1記載の半導体装置において、
前記電源リング上に形成され、前記I/Oセルが接続された電極パッドをさらに有すること
を特徴とする半導体装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の半導体装置において、
前記I/Oセルは、前記電源リングに接続され、前記素子形成面に形成されたp型トランジスタと、前記基準電位印加部に接続され、前記素子形成面に接続されたn型トランジスタと
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記4)
付記3記載の半導体装置において、
前記n型トランジスタは、バックゲート領域を介して前記基準電位印加部に接続されていること
を特徴とする半導体装置。
(付記5)
付記4記載の半導体装置において、
前記バックゲート領域は、前記半導体基板と導電型が同じであり且つ不純物濃度が高いこと
を特徴とする半導体装置。
(付記6)
付記3乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記n型トランジスタは、絶縁膜を介して前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極下層の前記半導体基板の不純物領域に形成されるチャネル領域を挟んだ両側にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域とを有し、
前記ソース領域は、前記ドレイン領域に接続されたドレイン配線と同層に形成された接続配線を介して前記バックゲート領域に接続されていること
を特徴とする半導体装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記基準電位印加部は、金属層であること
を特徴とする半導体装置。
(付記8)
付記7記載の半導体装置において、
隣接配置された前記I/Oセルにそれぞれ形成された前記n型トランジスタの前記バックゲート領域同士は、接触していること
を特徴とする半導体装置。
(付記9)
付記1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記p型トランジスタ及びn型トランジスタは、MOS構造であること
を特徴とする半導体装置。
本発明の一実施の形態による半導体装置1のI/Oセル領域の一部を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置であって、パッド下I/O構造を備えた半導体装置1のI/Oセル領域の一部の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置1のn型トランジスタ形成領域9の概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による半導体装置1の比較例としての従来の半導体装置101のn型トランジスタ形成領域109の概略構成の一例を示す図である。 パッド下I/O構造を備えた従来の半導体装置101の平面レイアウトの概略構成を示す図である。 パッド下I/O構造を備えた従来の半導体装置101のI/Oセル領域の一部の概略構成を示す図である。 I/Oリングの配線幅が補強された従来の半導体装置201の平面レイアウトの概略構成を示す図である。
符号の説明
1、101、201 半導体装置
2、102 I/Oセル
3 半導体基板
3a 素子形成面
3b 裏面
5 基準電位印加部
7、107 p型トランジスタ形成領域
9、109 n型トランジスタ形成領域
11、141 バックゲート領域
13、13a、13b 電源リング
15 I/O回路部
17、19 I/O配線部
18、167、171 接続配線
21、23、37、49、123、123a、123b、124、124a、124b 金属層
25 ボンディングワイヤ
27 接続部
29 カバー膜
31 グランドリング形成領域
33 開口部
35 電極パッド
35a 下層パッド
35b 上層パッド
39 信号入出力部
43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g、43h NMOSFET
45 ドレイン配線
47 チャネル領域
104 内部回路形成領域
131 グランドリング
161 基準電位印加端子
163 電源電圧印加端子
165 補強用グランドリング
169 補強用電源リング

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の外周に配置されたI/Oセル領域に形成されたI/Oセルと、
    前記I/Oセル領域上にリング状に形成され、前記I/Oセルに電源電圧を印加するための電源リングと、
    前記半導体基板の素子形成面の裏面側に形成され、前記I/Oセルに基準電位を印加するための基準電位印加部と
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記電源リング上に形成され、前記I/Oセルが接続された電極パッドをさらに有すること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
    前記I/Oセルは、前記電源リングに接続され、前記素子形成面に形成されたp型トランジスタと、前記基準電位印加部に接続され、前記素子形成面に接続されたn型トランジスタと
    を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記n型トランジスタは、バックゲート領域を介して前記基準電位印加部に接続されていること
    を特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記基準電位印加部は、金属層であること
    を特徴とする半導体装置。
JP2006332114A 2006-12-08 2006-12-08 半導体装置 Pending JP2008147374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006332114A JP2008147374A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006332114A JP2008147374A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008147374A true JP2008147374A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39607223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006332114A Pending JP2008147374A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008147374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018125568A (ja) * 2018-05-16 2018-08-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びioセル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162360A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Nec Corp Complementary insulated gate field effect semiconductor device
JPH11102910A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Hitachi Ltd 半導体集積回路
JP2004119712A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162360A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Nec Corp Complementary insulated gate field effect semiconductor device
JPH11102910A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Hitachi Ltd 半導体集積回路
JP2004119712A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018125568A (ja) * 2018-05-16 2018-08-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びioセル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10692856B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US7492569B2 (en) Capacitor cell, semiconductor device and process for manufacturing the same
US7443224B2 (en) Multi-threshold MIS integrated circuit device and circuit design method thereof
US7508696B2 (en) Decoupling capacitor for semiconductor integrated circuit device
US20060027835A1 (en) Semiconductor integrated circuit device
US9323881B2 (en) Method and layout of an integrated circuit
US8102024B2 (en) Semiconductor integrated circuit and system LSI including the same
WO2005088702A1 (ja) 半導体装置
US20060157856A1 (en) Semiconductor device including multiple rows of peripheral circuit units
JP5131814B2 (ja) 半導体装置
JP2005303279A (ja) 半導体装置
JP2008147374A (ja) 半導体装置
JP3644138B2 (ja) 半導体集積回路及びその配置配線方法
JP2006216840A (ja) 半導体装置
JPH0613589A (ja) マスタースライス半導体装置
JP4947994B2 (ja) 半導体装置
JP3189797B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPH08316323A (ja) 電源配線の形成方法及びそれを用いた回路装置
JP2008218751A (ja) 半導体装置及びi/oセル
JP2018129544A (ja) 半導体装置
JP2004311670A (ja) 半導体装置
US20060208317A1 (en) Layout structure of semiconductor cells
JP2005012052A (ja) 半導体装置
JP2007027160A (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02