JP2008147086A - 燃料電池設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体電解質型燃料電池において、クロム被毒による電池性能の低下を回避する。
【解決手段】 単電池セルを積層したセルスタック10に酸化ガス供給系統により酸化ガスを供給する。酸化ガス供給系統に、セルスタック10からの排ガスを利用した予熱器30を設けると共に、予熱器30の下流側に位置してクロム捕捉器40を設ける。予熱器30及びその下流側に生じるCr2 3 から、クロム被毒の原因となるクロム蒸気が生じるが、そのクロム蒸気は負の極性に帯電しており、電界印加型のクロム捕捉器40によりトラップされて、セルスタック10への流入が阻止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池設備、特に固体電解質型燃料電池等を電池本体に使用する燃料電池設備に関する。
代表的な燃料電池の一つとして、固体酸化物型燃料電池〔SOFC(Solid Oxide Fuel Cells)〕がある。この燃料電池では、通常、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)などの焼結体からなる薄く脆い固体電解質層の一方の表面に燃料電極層を形成し、他方の表面に空気電極層を形成した3層構造の積層体が、単電池セルとして使用される。そして、この単電池セルを挟んで燃料電極側を燃料ガスが、また空気電極側を空気等の酸化ガスが中心部から周囲へ流通することにより、発電が行われる。
燃料電極としてはNiとYSZのサーメット、空気電極としてはランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)などが使用される。いずれも多孔質の焼結体である。
この単電池セルは、起電力が1V以下と低いために、通常は複数枚を厚み方向へ積層し、直列に接続して使用される。より具体的には、単電池セルの両面側に反応空間が形成されるように、単電池セルを間に挟みながらインターコネクタを板厚方向へ積層することにより、セルスタックが構成される。セルスタックは炉内に収容され、800〜1000℃という高温で運転される。
インターコネクタは、電池セルを電気的に直列接続する導電板であると共に、燃料ガスと酸化ガスを分離するセパレータ板であり、優れた電気伝導性及び耐熱性を求められる。これらの観点から、インターコネクタの材質にはFe−Cr合金、特に耐熱性が高く熱膨張係数が比較的小さいフェライト系ステンレス鋼が多用されており、両表面には隣接する単電池セルとの間に反応空間を形成するためのガス分配溝が形成されている。
燃料電池の運転では、炉内を運転温度にバーナーで予熱後、炉内のセルスタックの中心部に水素リッチの燃料ガスと空気などの酸化ガスを供給する。セルスタック内に供給された燃料ガスは、単電池セルの一面側に形成された燃料電極側の反応空間を中央部から周囲へ流通する。また酸化ガスは、単電池セルの他面側に形成された空気電極側の反応空間を中央部から周囲へ流通する。こうして各単電池セルを挟んで両ガスが中央部から周囲へ流通することにより、各単電池セルで発電が行なわれることは前述したとおりである。運転温度は前述のとおり800〜1000℃である。
燃料ガスとしては、都市ガスなどのメタンを主体とする炭化水素系ガスを水蒸気により水素リッチに改質したものか、その炭化水素系ガスを、空気を用いた部分酸化により水素リッチに改質したものかが使用される。このため、いずれの原料ガスを使用する場合も、炭化水素系ガスを水素リッチに改質する改質器がセルスタックのガス流入側に設けられる。改質は、例えば水蒸気による場合700℃という高温を必要とする。このため、改質器は専用の加熱バーナーを装備するか、或いはセルスタックと熱的に組み合わされる。
一方、酸化ガスとしては通常、大気のような水分含有空気が使用される。この空気も運転温度に近い温度に予熱されてセルスタックに供給される。この予熱のために、セルスタックからの排ガスで空気を予熱する熱交換器がセルスタックのガス流入側に設けられる。熱交換器を含めた酸化ガス供給系統は、高い高温強度、高温耐酸化性を求められるために、SUS310SやSUS316Lのようなステンレス鋼に代表されるFe−Cr合金、或いはインコネルのようなNi−Cr合金により構成される。
このような固体酸化物型燃料電池における重大な問題点の一つとしてクロム被毒がある。この問題は、電池セルの空気電極側で発生するクロム蒸気による電池性能の経時的な低下の現象であり、セルスタックにおけるインターコネクタが原因とされている。この問題を以下に詳細に説明する。
セルスタックのインターコネクタがフェライト系ステンレス鋼等のFe−Cr合金からなることは前述したとおりである。その場合、電池セルの空気電極側の反応空間を高温の空気が流通することから、インターコネクタの空気電極側の表面に酸化スケール〔主にクロミア(Cr2 3 )〕が形成される。この酸化スケールは優れた耐熱性を有し、インターコネクタを高温から保護すると共に、電気伝導度も比較的高く、電池セルの電気的な接続を阻害しない。酸化スケールの電気導電性が高いことも、Fe−Cr合金がインターコネクタに使用される大きな理由の一つである。
しかしながら、その酸化スケールの主体をなすクロミア(Cr2 3 )からCrO3 、CrO2 (OH)2 などのクロム化合物からなるクロム蒸気が発生する。これらのクロム蒸気〔CrO3 (g)、CrO2 (OH)2 (g)〕は、空気電極層の側に高抵抗のSrCrO4 等として析出したり、電解質と空気電極との界面においてクロミア(Cr2 3 )に変質して反応場を減少させるたりすることにより、徐々に電池特性を低下させる原因になる。このクロム蒸気による電池性能の低下がクロム被毒であり、インターコネクタにFe−Cr合金を用いる場合に解決しなければならない問題の一つである。
この問題を解決するために、フェライト系ステンレス鋼等のFe−Cr合金からなるインターコネクタの表面に各種の化合物をコーティングすることは広く一般に行われている。Fe−Cr合金母材の表面に緻密なコーティング層が形成されれば、母材からのクロム蒸気の発生を効果的に抑制することができる。
そして、そのコーティング技術の一つとして、ペロブスカイト型複合酸化物の緻密層をFe−Cr合金母材の表面に形成することは、例えば特許文献1により公知である。また、運転環境下で(Mn,Cr)3 4 などのスピネル型複合酸化物の被覆層を表面に形成するFe−Cr合金(SUS430など)も開発されている。更に、(Mn,Co)3 4 などのCrを含まないスピネル型複合酸化物をFe−Cr合金母材の表面にコーティングする対策も知られている。更に又、インターコネクタからCrを完全排除する対策も本出願人により先行して開発されている。
特開2004−281105号公報
これらの対策により、インターコネクタに起因するクロム被毒は防止される。特に、インターコネクタからCrを完全排除すれば、インターコネクタがクロム被毒の原因になるはずはない。しかしながら、実際の燃料電池の運転では、クロム被毒の現象は完全には解消されない。すなわち、インターコネクタにクロム被毒対策を施すことにより、これを施さない場合と比べて、電池性能の低下が抑制されるのは事実であるが、その低下が完全に阻止されるわけではないのである。
本発明の目的は、固体電解質型燃料電池におけるクロム被毒を可及的に抑制できる燃料電池設備を提供することにある。
上記目的を達成するために、固体電解質型燃料電池におけるインターコネクタの材質として、Crを含まない純Ni、Ni基合金を使用することは考えられている。しかし、実際には、これらのNi系金属はインターコネクタに使用されていない。それは、Ni母材の表面に形成される酸化スケールの電気導電性が低く、インターコネクタとしての基本性能が欠如する(セル電圧が定格に達しない)ことによる。この酸化スケールは、主に酸化ニッケル(NiO)である。
この問題を、本出願人は、特定のスピネル型複合酸化物の被覆、より具体的には、Crを含まないNi系金属からなるインターコネクタの母材表面に、金属元素としてCo、Cu、Mnの少なくとも1種、及びNiを含むスピネル型複合酸化物を被覆層として形成することにより解決した。この対策によると、母材がCrを含まないことから、クロミア(Cr2 3 )の生成がなく、クロム被毒を生じる危険が皆無となる。しかも、スピネル型複合酸化物はペロブスカイト型複合酸化物と異なり、電気伝導性の低下を伴わないのである。
ところが、このようなインターコネクタをセルスタックに使用した燃料電池設備でさえも、長時間の運転を続けると、クロム被毒によると思われる電池性能の経時的な低下が生じることが判明した。そこで本発明者は、クロム被毒の原因をインターコネクタ以外に求め、様々な角度から多角的に検討を行った。その結果、セルスタックに酸化ガスを供給する酸化ガス供給系も、クロム被毒の原因になり得ることを突き止めた。
すなわち、酸化ガス供給系統は、セルスタックにおける電池セルの空気電極側の反応空間に高温の水分含有空気を供給する。予熱のために、系路途中に、セルスタックからの排ガスとの熱交換を行う予熱器か設けられる。予熱器を含めた酸化ガス供給系統は、前述したとおり、高い高温強度、高温耐酸化性を求められるために、Fe−Cr合金やNi−Cr合金により構成される。このため、酸化ガス供給系統の予熱器より下流側の部分、特に予熱器内でクロミア(Cr2 3 )が形成され、これから生じるクロム蒸気が電池セルの空気電極側の反応空間に到達して、空気電極層の側に高抵抗のSrCrO4 等として析出したり、電解質と空気電極との界面においてクロミア(Cr2 3 )に変質して反応場を減少させるたりすることにより、徐々に電池特性を低下させることになる。
しかしがら、予熱器を含めた酸化ガス供給系統を、Crを含まないNi系金属に変更することは、主に経済的な面から実施困難である。そこで本発明者は、酸化ガス供給系統の最下流で酸化ガス中のクロム蒸気を分別してトラップするのが有効であると考え、その方法について様々な角度から検討を重ねた。その結果、クロミア(Cr2 3 )から発生し、クロム被毒の原因となるCrO3 (g)、CrO2 (OH)2 (g)などのクロム蒸気は、電子を捕捉することにより負の極性を示しやすく、電界印加によりトラップ可能となることを見出した。
クロム蒸気の生成プロセスを化学式1に示す。CrO2 (OH)2 (g)の発生が主で、CrO3 (g)の発生が従である考えられる。
Figure 2008147086
また、これらのクロム蒸気が負の極性を示しやすいことの確認実験の一つを図6に示す。オーステナイト系ステンレス鋼(SUS310S)からなる電極1,1の間にマイカからなる絶縁板2を絶縁性のスペーサー3と共に挟み、燃料電池の運転温度に相当する高温下で電源4により高電圧を印加する。そうすると、スペーサー3が絶縁板2の負極側に存在するときのみ、絶縁板2の負極対向表面に黄色の付着物5が生じる。この付着物5は六価クロムであることを確認しており、負極側の電極1から生じたクロム蒸気が負の極性をもつため、絶縁板2の負極対向表面に付着したものと考えられる。クロム蒸気が負の極性をもつ理由としては、燃料電池の運転温度に相当する800℃というような高温下では熱電子が発生し、これがクロム蒸気分子に付着して負イオン化するものと考えられるのである。
本発明の燃料電池設備は、かかる知見を基礎として完成されたものであって、燃料電池セルを挟みながらインターコネクタを積層して構成されたセルスタックと、セルスタックに原料ガス及び酸化ガスをそれぞれ供給する2種類のガス供給系統と、セルスタックからの排ガスと熱交換して酸化ガスを予熱するべく酸化ガス供給系統に設けらた予熱器と、予熱後の酸化ガスに含まれるクロム蒸気を捕捉するべく予熱器よりも下流側の酸化ガス供給系統に設けられたクロム捕捉器とを具備する。
本発明の燃料電池設備においては、予熱器よりも下流側の酸化ガス供給系統、好ましくは最下流で排ガス中のクロム蒸気が捕捉されため、その蒸気のセルスタックへの流入が回避される。セルスタック中のインターコネクタにおけるクロム被毒対策と組み合わせることにより、電池セルの空気電極側で問題となるクロム被毒を完全に阻止することが可能となる。
燃料電池セルは、固体電解質型の他、炭酸溶融塩型を含む。クロム捕捉器としては、対向配置された正極と負極の間に酸化ガスを流通させる電界印加型が好ましい。なぜなら、クロミア(Cr2 3 )から発生するCrO3 (g)、CrO2 (OH)2 (g)などのクロム蒸気は、電子を捕捉することにより負の極性を示しやすいことから、正極と負極の間に酸化ガスを流通させると、正極側へ引き寄せられて捕捉されるからである。熱電子が発生しやすい材料を負極に使用するとか、高圧パルス電圧の印加によりコロナ放電を発生させるといった手段により、クロム蒸気の負極性化を促進することが可能である。また電子を付着させる手段と、電子の付着により負極化されたクロム蒸気を捕捉する手段とを分けて構成することもできる。更に又、正極側を背面側へ通ガス可能な構造とすることにより、正極側に捕捉されるクロム蒸気を極間から外部へ排出して、極面におけるクロム蒸気の付着堆積を防止することもできる。
このようなクロム蒸気が負の極性を示しやすいことを生かした電界印加型のクロム捕捉器は、構造が簡単で効果も大きく非常に効率的であり、セルスタック内の単電池セルの空気電極側を流通する酸化ガスに対して効力を発揮するようにセルスタック内に組み込むこともできる。
本発明の燃料電池設備は、酸化ガスをセルスタックへ供給する酸化ガス供給系統において、セルスタックからの排ガスと熱交換して酸化ガスを予熱する予熱器よりも下流側にクロム捕捉器を設けて、予熱後の酸化ガスに含まれるクロム蒸気を捕捉し、セルスタックへの流入を阻止する。この従来省みられることのなかった、酸化ガス供給系統からセルスタックへのクロム蒸気の流入を阻止することにより、そのクロム蒸気に起因するセルスタックでのクロム被毒を防止することができ、クロム被毒による電池性能の低下を長期間にわたって安定的に阻止することができる。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す燃料電池設備の構成図、図2は同燃料電池設備に使用されているセルスタックの構成図、図3は同燃料電池設備に使用されているクロム捕捉器の構成図である。
本発明の燃料電池設備は、図1に示すように、固体電解質型燃料電池の本体であるセルスタック10と、セルスタック10に原料ガスを供給する原料ガス供給系統に設けられた改質器20と、セルスタック10に酸化ガスを供給する酸化ガス供給系統に設けられた予熱器30と、予熱器30と共に酸化ガス供給系統に設けられたクロム捕捉器40とを備えている。
セルスタック10は、図2に示すように、円板状の単電池セル11を間に挟みながら、同じく円板状のインターコネクタ12を板厚方向に積層することにより構成されている。単電池セル11は、固体電解質層11aの一方の表面に燃料電極層11bが積層され、他方の表面に空気電極層11cが積層された3層構造の薄い円板である。
単電池セル11の固体電解質層11aは例えばYSZからなり、その厚みは5〜30μmである。燃料電極層11bは、例えばNiとYSZのサーメットからなり、その厚みは0.5〜2mmである。空気電極層11cは、例えばLSMからなり、その厚みは20〜50μmである。
単電池セル11の中心部には、燃料ガス及び酸化ガスをそれぞれ通過させるために2種類の貫通孔が設けられている。
インターコネクタ12は、単電池セル11と同じ外径の金属円板であり、純Ni、Crを含まないNi基合金又はFe−Ni合金からなる。インターコネクタ12の中心部には、単電池セル11の貫通孔に対応する燃料ガス用及び酸化ガス用の各貫通孔が設けられている。インターコネクタ12の厚みは0.5〜2.5mmが好ましく、1.0〜2.0mmが特に好ましい。薄すぎると半径方向の熱伝導性の低下により温度勾配が生じ、インターコネクタの熱歪みや熱応力によるセル割れが生じる。反対に厚すぎる場合は材料費のコストアップやスタック容量の増加を招く。
インターコネクタ12は、積層された所定枚数の複数の単電池セル11を電気的に直列接続すると共に、単電池セル11の両面側に反応空間を形成するためのもので、エンドプレートを兼ねる両端のものを除き同じ構造である。
両端のものを除くインターコネクタ12、すなわち2枚の単電池セル11,11に挟まれるインターコネクタ12は、単電池セル11の燃料電極側の表面に対向する表面に、燃料ガスを中心部の貫通孔から外周部へ拡散させながら流通させる燃料ガス用のガス分配溝12aを有している。また、単電池セル11の空気電極側の表面に対向する表面には、空気等の酸化ガスを中心部の貫通孔から外周部へ拡散させながら流通させる酸化ガス用のガス分配溝12bが設けられている。
両端のインターコネクタ12,12の一方は、単電池セル11の燃料電極側の表面に接触し、その表面には、燃料ガスを中心部の貫通孔から外周部へ拡散させながら流通させる燃料ガス用のガス分配溝12aが設けられている。他方は単電池セル12の空気電極側の表面に接触し、その表面には、酸化ガスを中心部の貫通孔から外周部へ拡散させながら流通させる酸化ガス用のガス分配溝12bが設けられている。
各インターコネクタ12の両表面には、(Co,Ni)3 4 、(Mn,Ni)3 4 、(Cu,Ni)3 4 などで示されるスピネル型複合酸化物の被覆層12cが形成されている。この被覆層12cは、インターコネクタ12の母材であるNi系金属の表面にCo、Mn、Cuなどを電解メッキ又は無電解メッキした後、その母材を高温酸化性雰囲気下に保持することにより形成されている。被覆層12cの厚みは50μm以下である。
この被覆層12cは、隣接する2つの単電池セル11,11間に配置されるインターコネクタ12においては、それらの単電池セル11,11を電気的に接続する必要から両表面に必要であるが、一方の表面のみを単電池セル11に対向させる両端のインターコネクタ12,12においては、ガス分配溝12a,12bが設けられる対向面にのみ設ければよく、必ずしも両面に設ける必要はない。
そしてセルスタック10は、所定枚数のインターコネクタ12,12・・を、各間に単電池セル11を挟みながら積み重ね、図示されない連結ロッドなどで固定することにより構成されている。構成されたセルスタック10は図示さない炉内に収容され、予熱のためのバーナーを下方に装備している。
改質器20は、燃料用原料ガスである都市ガスを水蒸気と混合して水素リッチの原料ガスとする。この改質器20は予熱のための図示されないバーナーを装備している。改質器20は、原料ガス供給系統(ガス管)と共に、耐熱性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼(SUS310S)などのFe−Cr合金、又はインコネルなどのNi−Cr合金により構成されている。
予熱器30は、酸化ガスである空気等をセルスタック10からの高温排ガスと熱交換して加熱する熱交換器である。この予熱器30は、酸化ガス供給系統(ガス管)と共に、耐熱性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼(SUS310S)などのFe−Cr合金、又はインコネルなどのNi−Cr合金により構成されている。
クロム捕捉器40は、予熱器30より下流側、特に酸化ガス供給系統の最下流部(セルスタック10の酸化ガス入口の直近)に設けられている。このクロム捕捉器40は、図3に示すように、所定の間隔をあけて対向配置された一対の電極板41,42と、電極板41,42に高電圧を印加する直流電源43と、正極側の電極板41の表面に接して電極板41,42間に配置された絶縁板44とを有しており、正極側の絶縁板44と負極側の電極板42との間を酸化ガスが一方向に通過するように構成されている。
電極板41,42は、例えばCrを含まないNi基合金やFe合金、純Niなどからなる。絶縁板44の材質としては、アルミナ、マグネシアなどのセラミックスが適当である。
このような構成になる燃料電池設備の機能は以下のとおりである。
所定量の燃料ガス及び酸化ガスとしての空気をセルスタック10に流通させつつ、セルスタック10及び改質器20をバーナーにより予熱する。セルスタック10の予熱に伴い、予熱ガスが予熱器30に送られ、空気が予熱される。セルスタック10及び改質器20が所定温度に達すると、発電運転を開始する。
発電運転では、改質器20で得られた水素リッチの燃料ガスと予熱器30で予熱された空気がセルスタック10に供給される。セルスタック10では、単電池セル11の燃料電極11aと燃料電極側のインターコネクタ12との間に水素リッチの燃料ガスが中心部から外周部へむけて流通すると共に、単電池セル11の空気電極11bと空気電極側のインターコネクタ12との間に空気が中心部から外周部へむけて流通する。これにより各単電池セル11で発電が行われる。各単電池セル11はインターコネクタ12により直列に接続されている。
セルスタック10での運転温度は例えば800℃である。したがって、予熱器30でも空気が例えば800℃近くの高温に予熱され、酸化ガス配管を通ってセルスタック10に供給される。
ここで、セルスタック10内のインターコネクタ12,12・・・は純Ni、Crを含まないNi基合金又はFe−Ni合金からなる。これらの金属は耐熱性に優れると共に、それ自体の電気伝導度が高いために、隣接する単電池セル11,11間でガスセパレーター及び電気的接続部材として機能する。特に、各インターコネクタ12においては、単電池セル11の燃料電極側の表面及び空気電極側の表面に(Co,Ni)3 4 、(Mn,Ni)3 4 、(Cu,Ni)3 4 などの、金属元素としてCo、Cu、Mnの少なくとも1種、及びNiを含み、好ましくはCrを含まないスピネル型複合酸化物の被覆層12cが形成されている。
Co、Cu、Mnの少なくとも1種、及びNiを含むスピネル型複合酸化物からなる被覆層12cの特徴は以下のとおりである。第1に、例えば母材表面にCo、Cu、Mnの少なくとも1種からなる金属を電解メッキ、無電解メッキ等により被覆し、酸化性雰囲気中で加熱処理することにより簡単に形成することができる。第2に、金属の電解メッキ、無電解メッキ等によると、その層厚を簡単に厚くすることができ、耐久性を高めることができる。
第3に、そのスピネル型複合酸化物はp型半導体の特性を示し、特に複数の原子価をもつ遷移金属のスピネル型複合酸化物となるため、ホッピング伝導機構により高い電気伝導性を示し、ペロブスカイト型複合酸化物と比べてイオンが拡散しにくいとはいえ、NiOと比べると格段に高い電気電導性を示す。
第4に、スピネル型複合酸化物は又、結晶構造が酸素の最密充填構造で、密度的に極めて緻密な結晶構造であるため、ペロブスカイト型複合酸化物と比べて酸化物イオン(酸素イオン)、Niイオン、Coイオンが拡散しにくい。このため母材との反応性が低く、界面におけるNi系酸化スケールの生成が抑制される。しかも、この界面に形成される酸化スケールは、p型半導体の特性を示すスピネル型酸化物となるため、NiOより電気伝導度が良好である。これらのため、前記スピネル型複合酸化物は、インターコネクタの被覆層に適用して単電池セルの電気的接続を阻害しない。
第5に、被覆層の耐熱性に優れ、燃料電池の過酷な運転環境から母材を保護する。そして第6に、母材がCrを含まないことから、単電池セルの空気電極側において、母材と被覆層との界面におけるクロミア(Cr2 3 )の生成がなく、クロム被毒を生じる危険が皆無である。
すなわち、Fe−Cr合金の表面にスピネル型複合酸化物の被覆層を形成した場合、界面に形成される酸化スケールはクロム被毒等の問題を生じる。これに対し、純Ni若しくはCrを含まないNi基合金又はFe−Ni合金の表面にスピネル型複合酸化物の被覆層を形成した場合、界面に形成される酸化スケールによる問題(クロム被毒、電気伝導度の低下等)は生じない。
Ni基合金におけるNi含有量は60重量%以上が好ましい。なぜなら、燃料電池に必要な耐熱性、耐食性を確保するためである。Ni以外の含有元素として好適なのはMo、Fe、Co、Cuなどである。典型的なNi基合金はパーマロイである。なお、これらの母材金属において、クロム被毒の原因にならない程度の微量のCrの含有は許容される。具体的には1重量%以下である。
一方、予熱器30で高温に予熱された空気は、酸化ガス配管を通ってセルスタック10に供給される。予熱器30も酸化ガス配管もオーステナイト系ステンレス鋼(SUS310S)などからなり、内面にクロミア(Cr2 3 )を生じ、CrO3 (g)、CrO2 (OH)2 (g)といったクロム蒸気を生じる。このクロム蒸気は、高温下で熱電子を捕捉して負の極性を示す。このため、下流側のクロム捕捉器40内の電極板41,42間を通過するときに正極の電極板41の側に引かれ、その表面に接して設けられた絶縁板44の表面に付着する。このため、セルスタック10に供給される空気中のクロム蒸気が事前に除去され、単電池セル11の空気電極側においては、インターコネクタ中のクロムだけでなく、空気中のクロム蒸気に起因するクロム被毒も防止される。
かくして、セルスタック10では電池性能の経時的な低下が回避され、長期間安定な電池性能が維持される。
図5は本発明の燃料電池設備における電池性能を他の電池設備と比較して示したグラフである。
図5の縦軸はセルスタックにおける単電池セル電圧、横軸は運転時間であり、両者の関係を、セルスタックにおけるインターコネクタにクロム被毒対策を講じ、かつ酸化ガス供給系統にクロム被毒対策としてクロム捕捉器を設けた本発明例、インターコネクタにおけるクロム被毒対策のみを講じた従来例1、酸化ガス供給系統におけるクロム被毒対策もインターコネクタにおけるクロム被毒対策も講じない従来例2について示している。
インターコネクタにおけるクロム被毒対策としては、厚みが1.5mm、直径が120mmの純Niからなる円板状母材の両表面に(Co,Ni)3 4 からなる厚みが5μmの被覆層を形成した。この被覆層は、純Niからなる円板状母材の両表面に無電解メッキによりCoを被覆し、その円板状母材を800℃×48時間の酸化性加熱雰囲気中に保持することにより形成した。クロム被毒対策を講じないインターコネクタはフェライト系ステンレス鋼(SUS430)により作製した。
酸化ガス供給系統におけるクロム被毒対策であるクロム捕捉器の仕様は以下のとおりである。構造は図3に示すとおりであり、Niからなる高圧電極板と同じくNiからなる低圧電極板の間にアルミナからなる絶縁板を高圧電極板に接して配置し、絶縁板と低圧電極板との間に通気空間を形成したものになっている。アルミナからなる絶縁板の厚みは1mmである。通気空間を形成するためのスペーサーは厚みが1mmのマイカ板であり、絶縁板と低圧電極板との間の両側部に配置されて、この間にギャップ量が1mm、横幅が50mm、奥行きが50mmの通気空間を形成し、400Vを印加した。
燃料ガスは、実験のために改質を必要としない水素ガスを使用し、流量は0.2L/min(N)とした。酸化ガスとしては、常温常湿の空気を予熱器で800℃に予熱し、前記クロム捕捉器を介してセルスタックに供給した。流量は2L/min(N)とした。
セルスタックは80枚の単電池セルを積層して構成されており、その運転条件は各燃料電池設備間で同一とした。
図5から分かるように、セルスタックにおけるインターコネクタにクロム被毒対策を講じず、酸化ガス供給系統にもクロム被毒対策を講じない従来例2の場合は、定格セル電圧(運転開始時のセル電圧)0.8Vに対し、5000時間の運転で約0.2Vの電圧低下を生じた。インターコネクタにのみクロム被毒対策を講じた従来例1の場合は、この電圧低下が0.1V弱まで改善されたが、クロム被毒に起因すると思われるセル電圧の低下は完全には防止されてない。これらに対し、両者にクロム被毒対策を講じた本発明例の場合、セル電圧の経時的な低下が生じず、5000時間の運転中、定格セル電圧が維持された。クロム捕捉器内の絶縁板の表面に六価クロムが多量に付着していたことから、酸化ガス供給系統におけるクロム被毒対策の有効性が確認された。
図4はクロム捕捉器の別の例を示す構成図である。このクロム捕捉器40は、対向配置された一対の電極板41,42の間に絶縁性のスペーサ45を介在させることにより、電極板41,42の間に酸化ガスの流通路を形成した構成になっている。このクロム捕捉器40を使用することによっても、セルスタック10に流入する酸化ガス中のクロム蒸気がクロム捕捉器40の正極側の電極板41に吸着されることにより事前に除去され、セルスタック10への侵入が防止される。
本発明の一実施形態を示す燃料電池設備の構成図である。 同燃料電池設備に使用されているセルスタックの構成図である。 同燃料電池設備に使用されているクロム捕捉器の構成図である。 同燃料電池設備に使用可能な別のクロム捕捉器の構成図である。 本発明の燃料電池設備における電池性能を他の他の電池設備と比較して示したグラフである。 クロム蒸気が負の極性を示すことの確認実験の説明図である。
符号の説明
10 セルスタック
11 単電池セル
12 インターコネクタ
20 改質器
30 予熱器
40 クロム捕捉器
41,42 電極板
43 直流電源
44 絶縁板

Claims (3)

  1. 燃料電池セルを挟みながらインターコネクタを積層して構成されたセルスタックと、セルスタックに原料ガス及び酸化ガスをそれぞれ供給する2種類のガス供給系統と、セルスタックからの排ガスと熱交換して酸化ガスを予熱するべく酸化ガス供給系統に設けらた予熱器と、予熱後の酸化ガスに含まれるクロム蒸気を捕捉するべく予熱器よりも下流側の酸化ガス供給系統に設けられたクロム捕捉器とを具備する燃料電池設備。
  2. 前記クロム捕捉器は、対向配置された正極と負極の間に酸化ガスを流通させる電界印加型である請求項1に記載の燃料電池設備。
  3. 燃料電池へ酸化ガスを供給する酸化ガスの流通経路に設けられ、その酸化ガスを正極と負極の間に流通させるように構成されたクロム捕捉器。
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