JP2008146967A - マイクロ波処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の給電部を加熱室壁面に最適配置し夫々の給電部からの放射マイクロ波の位相差を最適化することで、様々な被加熱物を所望の状態に加熱する装置を提供する。
【解決手段】マイクロ波発生部10は発振部11、2段構成の電力分配部12a、12b、12c、初段増幅部13a〜13d、主増幅部15a〜15d、被加熱物を収納する加熱室19、加熱室19の各壁面に配置されマイクロ波発生部10の4つの出力が伝送されそのマイクロ波を加熱室19内に放射供給する給電部25a〜25d、マイクロ波伝送路14cに挿入した位相可変部26を備え、給電部25a〜25dの配置構成および各給電部間のマイクロ波の位相差の可変制御により、様々な被加熱物の加熱の集中化あるいは均一化を促進させ所望の加熱状態を実現させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を用いて構成したマイクロ波発生部を備えたマイクロ波処理装置に関するものである。
従来のこの種のマイクロ波処理装置は、半導体発振部と、発振部の出力を複数に分割する分配部と、分配された出力をそれぞれ増幅する複数の増幅部と、増幅部の出力を合成する合成部とを有し、分配部と増幅部との間に位相器を設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
そして、位相器はダイオードのオンオフ特性によりマイクロ波の通過線路長を切り替える構成としている。また、合成部は90度および180度ハイブリッドを用いることで合成部の出力を2つにすることができ、位相器を制御することで2出力の電力比を変化させたり、2出力間の位相を同相あるいは逆相にすることができるとしている。
また、この種のマイクロ波処理装置は、一般には電子レンジに代表されるようにマイクロ波発生部にマグネトロンと称される真空管を用いている。
特開昭56−132793号公報
しかしながら、前記従来の構成での合成部の2つの出力から放射されるマイクロ波は、位相器によって位相を変化させることで2つの放射アンテナからの放射電力比や位相差を任意にかつ瞬時に変化させることは可能だけれども、その放射によってマイクロ波が供給される加熱室内に収納されたさまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱することは難しい課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、マイクロ波を放射する機能を有した複数の給電部を加熱室を構成する壁面に最適に配置するとともにそれぞれの給電部から放射されるマイクロ波の位相差を最適化することで、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱するマイクロ波発処理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のマイクロ波処理装置は、発振部と、前記発振部の出力を複数に分配して出力する電力分配部と、前記電力分配部の出力をそれぞれ電力増幅する増幅部と、前記増幅部の出力をそれぞれ出力する複数の出力部とを有するマイクロ波発生部と、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室に前記マイクロ波発生部のそれぞれの出力を供給する複数の給電部とを備え、前記複数の給電部は加熱室を構成する壁面の異なる複数の壁面に配置するとともに近接する2つの給電部から放射されるマイクロ波の位相差が略90度となるように給電部を配置したものであり、近接の給電部から放射するマイクロ波の位相差を略90度の倍数とすることで加熱室内でのマイクロ波の結合に伴う定在波の発生を抑制し、またマイクロ波放射を異なる複数の壁面から行うことで異なる方向から被加熱物に直接的にマイクロ波を入射させることができ、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱することができる。
また、略90度の倍数の位相差を形成することに対して電力分配部に90度ハイブリッド分配器を用いることで、コンパクト形状で安定な等分配が実現でき、かつその電力分配
部を複数段接続することで4分配や8分配を形成しても分配出力間の位相差は略90度が安定に形成できる。
本発明のマイクロ波処理装置は、マイクロ波を放射する機能を有した複数の給電部を加熱室を構成する壁面に最適に配置するとともにそれぞれの給電部から放射されるマイクロ波の位相差を最適化することで、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱するマイクロ波処理装置を提供することができる。
第1の発明は、発振部と、前記発振部の出力を複数に分配して出力する電力分配部と、前記電力分配部の出力をそれぞれ電力増幅する増幅部と、前記増幅部の出力をそれぞれ出力する複数の出力部とを有するマイクロ波発生部と、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室に前記マイクロ波発生部のそれぞれの出力を供給する複数の給電部とを備え、前記複数の給電部は加熱室を構成する壁面の異なる複数の壁面に配置するとともに近接する2つの給電部から放射されるマイクロ波の位相差が略90度となるように給電部を配置したものであり、近接の給電部から放射するマイクロ波の位相差を略90度の倍数とすることで加熱室内でのマイクロ波の結合に伴う定在波の発生を抑制し、またマイクロ波放射を異なる複数の壁面から行うことで異なる方向から被加熱物に直接的にマイクロ波を入射させることができ、さまざまな形状・種類・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱することができる。
また、略90度の倍数の位相差を形成することに対して電力分配部に90度ハイブリッド分配器を用いることで、コンパクト形状で安定な等分配が実現でき、かつその電力分配部を複数段接続することで4分配や8分配を形成しても分配出力間の位相差は略90度が安定に形成できる。
第2の発明は、特に第1の発明の複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する隣接した壁面に配置した構成からなり、これにより被加熱物に異なる2方向から直接的にマイクロ波を放射させることで厚みのある被加熱物などの加熱を促進できる。
第3の発明は、特に第1の発明の複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する対向した壁面に配置した構成からなり、これにより被加熱物に異なる2方向から直接的にマイクロ波を放射させることで扁平な形状の被加熱物の加熱を促進できる。
第4の発明は、特に第1の発明の複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する同一壁面に配置した構成からなり、これにより加熱室の被加熱物の載置面全体を覆うような大きな被加熱物あるいは複数の被加熱物に万遍なくマイクロ波を放射させることでそれらの被加熱物の加熱を促進できる。
第5の発明は、特に第1の発明の電力分配部の出力を増幅部に伝送する複数の伝送路の少なくとも1つに位相可変部を配置したものであり、位相可変部を制御して対象の給電部から放射されるマイクロ波の位相を時間的に変化させることにより他の給電部から出力されるマイクロ波との位相差を時間的に変化させ加熱室内のマイクロ波分布を変化させて被加熱物の加熱の均一化をより促進させることができる。
第6の発明は、発振部と、前記発振部の出力を複数に分配して出力する電力分配部と、前記電力分配部の出力を伝送可能とし伝送してきた電力を電力増幅する複数の増幅部と、
前記電力分配部の出力を伝送する増幅部を選択する増幅部選択手段と、前記増幅部の出力をそれぞれ出力する複数の出力部とを有するマイクロ波発生部と、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室に前記マイクロ波発生部のそれぞれの出力を供給する複数の給電部とを備え、前記複数の給電部において前記増幅部選択手段によって選択された増幅部のみを動作させ前記加熱室にマイクロ波を供給する構成としたものであり、加熱室内にマイクロ波を供給する位置を選択することで、被加熱物の特定部分の加熱を促進させたり、またマイクロ波を供給する位置を時間的に選択切換することで被加熱物全体を所望の状態に加熱することができる。
第7の発明は、特に第6の発明の電力分配部の出力と増幅部選択手段との間に位相可変部を配置したものであり、位相可変部を制御して対象の給電部から放射されるマイクロ波の位相を時間的に変化させることにより他の給電部から出力されるマイクロ波との位相差を時間的に変化させ加熱室内のマイクロ波分布を変化させて被加熱物の加熱の均一化をより促進させることができる。
第8の発明は、特に第6の発明の複数の給電部において、加熱室を構成する対向した壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成としたものであり、被加熱物の種類・大きさ・量に応じて対向配置の給電部のいずれか一方からマイクロ波を放射することで給電部に近い側の被加熱物領域を強く加熱することができる。これを利用して、受熱効率の異なる異種の被加熱物を同時に均一に昇温させることが可能にできる。対向壁面として、加熱室の左右壁面あるいは上下壁面が実用価値が大きい。
第9の発明は、特に第6の発明の複数の給電部において、加熱室を構成する同一壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成としたものであり、被加熱物の種類・大きさ・量に応じて対向配置の給電部のいずれか一方からマイクロ波を放射することで給電部に近い側の被加熱物領域を強く加熱することができる。これを利用して、受熱効率の異なる異種の被加熱物を同時に均一に昇温させることが可能にできる。同一壁面として、加熱室の底壁面が実用価値が大きい。
第10の発明は、特に第6の発明の複数の給電部において、同一壁面に配置した一対の給電部と、対向した壁面に配置した一対の給電部とを有し、同一壁面への配置は対向した壁面の対向方向としたものであり、対向配置の給電部と同一壁面配置の給電部との放射方向は直交する方向となり、対向配置の給電部のひとつからのマイクロ波放射を継続しながら、同一壁面配置の給電部のマイクロ波放射を時間的に選択切換することで被加熱物の加熱の均一化を促進できる。特に加熱室形状が横長の直方体構造のものに適用することで実用価値を高くできる。
第11の発明は、特に第6の発明の複数の給電部において、同一壁面に配置した一対の給電部と、対向した壁面に配置した一対の給電部とを有し、同一壁面への配置は対向した壁面の対向方向に垂直に配置したものであり、対向配置の給電部と同一壁面配置の給電部との放射方向は直交する方向となり、対向配置の給電部のひとつからのマイクロ波放射を継続しながら、同一壁面配置の給電部のマイクロ波放射を時間的に選択切換することで被加熱物の加熱の均一化を促進できる。特に加熱室形状が立方体構造あるいは底面形状が略正方形の直方体構造ものに適用することで実用価値を高くできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるマイクロ波処理装置の構成図である。
図1において、マイクロ波発生部10は半導体素子を用いて構成した発振部11、発振部11の出力を4分配する2段構成からなる3つの電力分配部12a、12b、12c、分配部12b、12cのそれぞれの出力を後段の半導体素子を用いて構成した初段増幅部13a〜13dに導くマイクロ波伝送路14a〜14d、初段増幅部13a〜13dのそれぞれの出力をさらに増幅する半導体素子を用いて構成した主増幅部15a〜15d、主増幅部15a〜15dの出力をマイクロ波発生部10の出力部16a〜16dに導くマイクロ波伝送路17a〜17d、マイクロ波伝送路17a〜17dに挿入した電力検知部18a〜18dとで構成している。
また、本発明のマイクロ波処理装置は、被加熱物を収納する略直方体構造からなる加熱室19を有し、加熱室19は金属材料からなる左壁面20、右壁面21、底壁面22、上壁面23、奥壁面24および被加熱物を収納するために開閉する開閉扉(図示していない)から構成し、供給されるマイクロ波を内部に閉じ込めるように構成している。そして、マイクロ波発生部10の4つの出力が伝送されそのマイクロ波を加熱室19内に放射供給する給電部25a〜25dが加熱室19を構成する各壁面に配置されている。対向構成の左壁面20と右壁面21の略中央にはそれぞれ給電部25aと25d、底壁面22には加熱室19の前後方向(図1の紙面に垂直方向)の略中央であって左壁面20と右壁面21とが対向する方向と同一方向に給電部25b、25cを配置している。
初段増幅部13a〜13dおよび主増幅部15a〜15dは、低誘電損失材料から構成した誘電体基板の片面に形成した導電体パターンにて回路を構成し、各増幅部の増幅素子である半導体素子を良好に動作させるべく各半導体素子の入力側と出力側にそれぞれ整合回路を配している。
マイクロ波伝送路14a〜14d、17a〜17dは、誘電体基板の片面に設けた導電体パターンによって特性インピーダンスが略50Ωの伝送回路を形成している。
電力分配部12a、12b、12cは、それぞれ同一構造の3dBブランチラインカプラー構成とし、電力分配部12aを代表してその構成を説明する。電力分配部12aの各端子を121〜124とすると、端子121と端子122の間および端子123と端子124の間には特性インピーダンスが略50Ωでその電気長がλ/4(λは使用周波数帯の中央周波数の実効波長)からなるマイクロストリップ線路を配置し、端子121と端子123の間および端子122と端子124の間には特性インピーダンスが略35.35Ωで電気長λ/4のマイクロストリップ線路を配置し、さらに端子123には抵抗値が50Ωの電力終端器125を接続配置した構成からなる。この構成により、端子121に入力したマイクロ波信号は、端子122および端子124に2分配されて出力される。また、このとき端子122と端子124とから出力される信号は、端子122の出力信号の位相を基準にすると端子124から出力される信号は位相が90度遅れる。
この電力分配部を2段接続した構成により、発振部11の出力電力は、略1/4ずつ分配され、後続の初段増幅部13a〜13dに出力される。また、マイクロ波伝送路14bを伝送するマイクロ波信号を基準にするとマイクロ波伝送路14aおよび14cを伝送するマイクロ波信号は、位相が90度遅れた信号として伝送され、マイクロ波伝送路14dを伝送するマイクロ波信号は、位相が180度遅れた信号として伝送される。
また、マイクロ波伝送路14cには位相可変部26を挿入している。この位相可変部26は、印加電圧に応じて容量が変化する容量可変素子を用いて構成し、位相可変範囲は、0度から略180度の範囲としている。
また、電力検知部18a〜18dは、加熱室19側からマイクロ波発生部10側にそれぞれ伝送するいわゆる反射波の電力を抽出するものであり、電力結合度をたとえば約40dBとし、反射電力の約1/10000の電力量を抽出する。この電力信号はそれぞれ、検波ダイオード(図示していない)で整流化しコンデンサ(図示していない)で平滑処理し、その出力信号を制御部27に入力させている。
制御部27は、使用者が直接入力する被加熱物の加熱条件(矢印28)あるいは加熱中に被加熱物の加熱状態から得られる加熱情報(矢印28)と電力検知部18a〜18dからの検知情報に基づいて、マイクロ波発生部10の構成要素である発振部11と初段増幅部13a〜13dと主増幅部15a〜15dのそれぞれに供給する駆動電力の制御や位相可変部26に供給する電圧を制御し、加熱室19内に収納された被加熱物を最適に加熱する。
また、マイクロ波発生部10には半導体素子の発熱を放熱させる放熱手段(図示していない)を配する。なお、加熱室19の底壁面22に設けた給電部25b、25cを覆うとともに被加熱物を収納載置する低誘電損失材料からなる載置皿29を配する。
以上のように構成されたマイクロ波処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず被加熱物を加熱室19に収納し、その加熱条件を操作部(図示していない)から入力し、加熱開始キーを押す。加熱開始信号を受けた制御部27の制御出力信号によりマイクロ波発生部10が動作を開始する。制御手段27は、駆動電源(図示していない)を動作させて発振部11に電力を供給する。この時、発振部11の初期の発振周波数は、たとえば2450MHzに設定する電圧信号を供給し、発振が開始する。
発振部11を動作させると、その出力は電力分配部12aにて略1/2分配され、後続の電力分配器12b、12cにてさらに略1/2分配され、4つのマイクロ波電力信号となる。以降、駆動電源を制御して初段増幅部を動作させ、次に主増幅部を動作させる。
そしてそれぞれのマイクロ波電力信号は並列動作する増幅部13a〜13d、15a〜15d、電力検知部18a〜18dを経て出力部16a〜16dにそれぞれ出力される。そして、それぞれの出力は給電部25a〜25dに伝送され加熱室19内に放射される。このとき、給電部25bから放射されるマイクロ波信号の位相を基準にすると、給電部25aおよび給電部25cのマイクロ波信号は、略90度遅れた信号となり、給電部25dのマイクロ波信号は略180度遅れた信号となる。すなわち、隣接した給電部の間の位相差が略90度となるようにマイクロ波発生部10の出力をそれぞれの給電部に供給するように配置している。このときの各主増幅部はそれぞれ100W未満、たとえば50Wのマイクロ波電力を出力する。
加熱室19内に供給されるマイクロ波電力が被加熱物に100%吸収されると加熱室19からの反射電力は無しになるが、被加熱物の種類・形状・量が被加熱物を含む加熱室19の電気的特性を決定し、マイクロ波発生部10の出力インピーダンスと加熱室19のインピーダンスとに基づいて、加熱室19側からマイクロ波発生部10側に伝送する反射電力が生じる。
電力結合器18a〜18dは、マイクロ波発生部10側に伝送する反射電力と結合し、その反射電力量に比例した信号を検出するものであり、その検出信号を受けた制御部27は、反射電力が極小値となる発振周波数の選択を行う。この周波数選択に対して、制御部
27は、発振部の発振周波数を初期の2450MHzから0.1MHzピッチ(たとえば、10ミリ秒で1MHz)で低い周波数側に変化させ、周波数可変範囲の下限である2400MHzに到達すると1MHzピッチで周波数を高く変化させ、2450MHzに到達すると再び0.1MHzピッチで周波数可変範囲の上限である2500MHzまで高くする。この周波数可変の中で得られた反射電力が極小となる周波数とその周波数における反射電力に相当する信号を記憶する。そして、反射電力が極小をとる周波数群において反射電力に相当する信号が最も小さい周波数を選定し、発振部をその選定した周波数が発振するように制御するとともに発振出力を入力された加熱条件に対応した出力が得られるように制御する。これにより、各主増幅部はそれぞれ200Wから300Wのマイクロ波電力を出力する。
そして、それぞれの出力は給電部25a〜25dに伝送され加熱室19内に放射される。このとき、給電部25bから放射されるマイクロ波信号の位相を基準にすると、給電部25aおよび給電部25cのマイクロ波信号は、略90度遅れた信号となり、給電部25dのマイクロ波信号は略180度遅れた信号となる。すなわち、隣接した給電部の間の位相差が略90度となるようにマイクロ波発生部10の出力をそれぞれの給電部に供給するように配置している。
このような近接した給電部から位相差90度のマイクロ波を放射することにより、加熱室19内でのマイクロ波は加熱室19内に分散した状態となり、定在波の発生を抑制し、またマイクロ波放射を異なる複数の壁面から行うことで異なる方向から被加熱物に直接的にマイクロ波を入射させることができ、様々な形状・大きさ・量の異なる被加熱物を所望の状態に加熱することができる。
また、略90度の倍数の位相差を形成に対して電力分配部に90度ハイブリッド分配器を用いることで、コンパクト形状で安定な等分配が実行でき、かつその電力分配部を複数段接続することで4分配や8分配を形成しても分配出力間の位相差は略90度が安定に形成できる。
また、マイクロ波伝送路14cに挿入した位相可変部26に印加する電圧を制御することで、近接した給電部である25b、25c、25dのそれぞれの位相差を同相にしたり逆相(180度差)にすることで、加熱室19内のマイクロ波の伝搬状態を時間的に変化させ、被加熱物の局所加熱の解消をし、加熱の均一化を促進することができる。
なお、本実施の形態においては、位相可変部は1つだけ挿入したが、最大ですべてのマイクロ波伝送路14a〜14dに挿入し、それぞれを個別にかつ時間的に制御することで、複数の給電部から放射されるマイクロ波の位相の組合せを変化させることでさらに均一加熱を促進させることができる。また、電力検知部18a〜18dの検知信号に基づいて、反射電力量が少なくなるように位相可変部への印加電圧を制御することで、加熱の効率を高くでき短時間加熱を図ることもできる。電力検知部が検知する反射電力量が所定の最大許容反射電力量を超える場合には、制御部27は発振出力を低下させるように発振部11あるいは増幅部13a〜13dおよび15a〜15dへの供給電力を低減させて、各半導体素子の熱破壊を回避させる。
そして、複数の給電部配置において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する隣接した壁面(左壁面20と底壁面22、あるいは右壁面21と底壁面22の関係)に配置したことにより被加熱物に異なる2方向から直接的にマイクロ波を放射させることで厚みのある被加熱物などの加熱を促進できる。
また、複数の給電部配置において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する対向し
た壁面(左壁面20と右壁面21の関係)に配置したことにより被加熱物に異なる2方向から直接的にマイクロ波を放射させることで扁平な形状の被加熱物の加熱を促進できる。
また、複数の給電部配置において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する同一壁面(底壁面22の配置例)に配置したことにより加熱室の被加熱物の載置面全体を覆うような大きな被加熱物あるいは複数の被加熱物に万遍なくマイクロ波を放射させることでそれらの被加熱物の加熱を促進できる。
さらに、電力分配部の出力を増幅部に伝送する複数の伝送路の少なくとも1つに位相可変部を配置したことにより、位相可変部を制御して対象の給電部から放射されるマイクロ波の位相を時間的に変化させることにより他の給電部から出力されるマイクロ波との位相差を時間的に変化させ加熱室内のマイクロ波分布を変化させて被加熱物の加熱の均一化をより促進させることができる。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態におけるマイクロ波処理装置の構成図である。
図2において、実施の形態1と同一部材あるいは同一機能部材は同一番号にて示すとともに説明は省略する。第2の実施の形態が実施の形態1と相違する点は、増幅部選択手段30を用いた点である。
すなわち図2において、マイクロ波発生部31は半導体素子を用いて構成した発振部11、発振部11の出力を2分配する電力分配部12a、電力分配部12aのそれぞれの出力を後続の増幅部選択手段30a、30bに導くマイクロ波伝送路32a、32b、増幅部選択手段30a、30bのそれぞれの切換端子301a〜301dと半導体素子を用いて構成した初段増幅部13a〜13dの入力端とを接続したマイクロ波伝送路33a〜33d、初段増幅部13a〜13dのそれぞれの出力をさらに増幅する半導体素子を用いて構成した主増幅部15a〜15d、主増幅部15a〜15dの出力をマイクロ波発生部31の出力部16a〜16dに導くマイクロ波伝送路17a〜17d、マイクロ波伝送路17a〜17dに挿入した電力検知部18a〜18dとで構成している。
また、被加熱物を収納する略直方体構造からなる加熱室19を有し、加熱室19は金属材料からなる左壁面20、右壁面21、底壁面22、上壁面23、奥壁面24および被加熱物を収納するために開閉する開閉扉(図示していない)から構成し、供給されるマイクロ波を内部に閉じ込めるように構成している。そして、マイクロ波発生部31の4つの出力部にそれぞれ接続された給電部25a〜25dが加熱室19を構成する各壁面に配置されている。対向構成の左壁面20と右壁面21の略中央にはそれぞれ給電部25aと25d、底壁面22には加熱室19の前後方向(図2の紙面に垂直方向)の略中央であって左壁面20と右壁面21とが対向する方向と同一方向に給電部25b、25cを配置している。そして、増幅部切換手段30aによって給電部25aと給電部25dとが切換選択される。また、増幅部切換手段30bによって給電部25bと給電部25cとが切換選択される。
発振部11の出力電力は、電力分配部12aにより略1/2ずつ分配され、マイクロ波伝送路32a、32bを伝送して後続の増幅部選択手段30a、30bに入力する。増幅部選択手段30a、30bは、後続される増幅部13a〜13d(および15a〜15d)の中でマイクロ波を伝送する増幅部を選択するものである。そして、増幅部選択手段30a、30bを動作制御することによりマイクロ波信号が伝送するマイクロ波伝送路33a〜33dがそれぞれ選択され、選択されたマイクロ波伝送路に接続した増幅部に駆動電力を供給することでマイクロ波信号は増幅され、増幅したマイクロ波電力信号が選択され
た増幅部に接続した給電部から加熱室19内に放射供給される。
このとき、マイクロ波伝送路32aを伝送するマイクロ波信号を基準にするとマイクロ波伝送路32bを伝送するマイクロ波信号は、位相が90度遅れた信号として伝送される。そして最終的に加熱室19内に放射されるマイクロ波は、給電部25aまたは給電部25dから放射されるマイクロ波の位相を基準にすると給電部25bまたは給電部25cから放射されるマイクロ波の位相が略90度遅れた信号となって放射される。
また、マイクロ波伝送路32aには位相可変部26を挿入している。この位相可変部26は、印加電圧に応じて容量が変化する容量可変素子を用いて構成し、位相可変範囲は、0度から略180度の範囲としている。
以上のように構成されたマイクロ波処理装置について、以下その動作と作用を説明する。
被加熱物の加熱開始時の発振周波数の選択に係る諸動作は、実施の形態1と同様であり、その動作説明は省略する。
被加熱物を加熱室19に収納し、その加熱条件を操作部(図示していない)から入力し、加熱開始キーを押すことで、加熱条件や加熱開始信号(図2の34)を受けた制御部27の制御出力信号によりマイクロ波発生部31が動作を開始する。制御部27は、入力された加熱条件に基づいて増幅部選択手段30a、30bを制御し、加熱開始時に動作させる増幅部を決定する。その後、発振部11に駆動電力を供給し、所望の発振周波数のマイクロ波を発振させる。以降、増幅部選択手段30a、30bが選択した増幅部の初段増幅部を動作させ、次に主増幅部を動作させる。
これにより、各主増幅部はそれぞれ200Wから500Wのマイクロ波電力を位相差90度でもって出力する。そして選択された増幅部に接続された給電部から被加熱物が収納された加熱室19内にマイクロ波が供給放射される。たとえば、加熱初期に選択されマイクロ波を放射する給電部が右壁面21に配置した給電部25dと底壁面22に配置した給電部25cとした場合、これらの給電部から放射されるマイクロ波の位相差は略90度(たとえば給電部25dの信号を基準にすると給電部25cの信号が略90度遅れた状態)であり、加熱室19の略中央部から右壁面21側にマイクロ波の電界集中領域が形成される。加熱室19に形成された電界集中領域により、被加熱物が加熱室19の略中央に収納された場合には、被加熱物の略中央から右寄りが強く加熱される。
そして制御部27は、被加熱物の加熱の均一化を図るために、適当な時間周期あるいは被加熱物の温度分布情報に基づいて、動作させる増幅部を切り替える制御信号をマイクロ波発生部31に出力する。この制御信号により、切り替え対象の増幅部への駆動電力を停止し増幅部選択手段を作動させて動作させる増幅部の切り替えをする。切り替えが終わると対象の増幅部に電力を供給してその増幅部を動作させる。
この一連の動作をたとえば、給電部25dを給電部25aに切り替える場合に当てはめて説明する。給電部25dを給電部25aへの切り替えは、被加熱物の略中央から左寄りの加熱を促進する目的で実施する。
そして、たとえば被加熱物の温度分布情報としての被加熱物の表面温度分布において、被加熱物の略中央から左寄りの領域における表面温度の最低温度が右寄りの領域における最高表面温度に比べて10℃以上の差に達した場合に切り替え指令を制御部27が出力する。
この切り替え指令に基づいて、初段増幅部13aおよび主増幅部15aに供給している駆動電力を停止する。そして、増幅部選択手段30aを制御し、コモン端子を端子301bと接続する。その後、初段増幅部13bおよび主増幅部15bに順次駆動電力を供給する。この一連の制御動作により給電部25aからマイクロ波が加熱室19内に供給される。
左壁面20の給電部25aおよび底壁面22の給電部25cの両者からのマイクロ波供給により、被加熱物は、その略中央より左寄りの領域が強く加熱され始める。
この状態を継続する中で、被加熱物の略中央より左寄りの領域の加熱に伴う表面温度上昇が芳しくない場合には、底壁面22に配置した給電部25cからのマイクロ波給電を給電部25bからのマイクロ波給電に切り替える。
この切り替え制御は、制御対象となる増幅部および増幅部選択手段が異なるが上述した給電部25dから給電部25aへの切り替え制御内容に準じるものである。
以上の一連の切り替え制御は、被加熱物の表面温度分布情報に基づいて、加熱中に適宜実施するものである。
また、マイクロ波伝送路32aに挿入した位相可変部26に印加する電圧を制御することで、動作中の2つの給電部から放射されるマイクロ波の位相差を同相にしたり逆相(180度差)にすることで、加熱室19内のマイクロ波の伝搬状態を時間的に変化させ、被加熱物の局所加熱の解消をし、加熱の均一化をさらに促進することができる。
そして、被加熱物の表面温度検出手段の検知信号や手動入力された加熱時間情報に基づいて、加熱が終了制御される。
以上に説明した実施の形態2によれば、増幅部選択手段を制御して加熱室内にマイクロ波を供給する位置を選択することで、被加熱物の特定部分の加熱を促進させたり、またマイクロ波を供給する位置を時間的に選択切換することで被加熱物全体を所望の状態に加熱することができる。
また、電力分配部の出力と増幅部選択手段との間に位相可変部を配置することで、位相可変部を制御して対象の給電部から放射されるマイクロ波の位相を時間的に変化させることにより他の給電部から出力されるマイクロ波との位相差を時間的に変化させ加熱室内のマイクロ波分布を変化させて被加熱物の加熱の均一化をより促進させることができる。
また、複数の給電部配置において、加熱室を構成する対向した壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成としたことにより、被加熱物の種類・大きさ・量に応じて対向配置の給電部のいずれか一方からマイクロ波を放射することで給電部に近い側の被加熱物領域を強く加熱することができる。これを利用して、受熱効率の異なる異種の被加熱物を同時に均一に昇温させることが可能にできる。対向壁面として、加熱室の左右壁面あるいは上下壁面が実用価値が大きい。
さらに、複数の給電部配置において、加熱室を構成する同一壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成としたことにより、被加熱物の種類・大きさ・量に応じて対向配置の給電部のいずれか一方からマイクロ波を放射することで給電部に近い側の被加熱物領域を強く加熱することができる。これを利用して、受熱効率の異なる異種の被加熱物を同時に均一に昇温させることが可能にできる。
同一壁面として、加熱室の底壁面が実用価値が大きい。
さらにまた、複数の給電部配置において、同一壁面に配置した一対の給電部と、対向した壁面に配置した一対の給電部とを有し、同一壁面への配置は対向した壁面の対向方向としたことにより、対向配置の給電部と同一壁面配置の給電部との放射方向は直交する方向となり、対向配置の給電部のひとつからのマイクロ波放射を継続しながら、同一壁面配置の給電部のマイクロ波放射を時間的に選択切換することで被加熱物の加熱の均一化を促進できる。特に加熱室形状が横長の直方体構造のものに適用することで実用価値を高くできる。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態におけるマイクロ波処理装置の構成図である。
図3において、他の実施の形態と相違する構成は、加熱室19の底壁面22に配置した一対の給電部25b、25cの配置構成にある。
すなわち、図3において、(a)は加熱室19の平面図、(b)は加熱室19の正面図を示している。そして、底壁面22に配置した一対の給電部25b、25cは、対向配置の給電部25a、25dの対向方向に垂直に配置している。
この配置構成により、対向配置の給電部と同一壁面配置の給電部との放射方向は直交する方向となり、対向配置の給電部のひとつからのマイクロ波放射を継続しながら、同一壁面配置の給電部のマイクロ波放射を時間的に選択切換することで被加熱物の加熱の均一化を促進できる。また、この配置構成は加熱室19に被加熱物を収納のするために開閉する扉40の位置に対して前後方向の加熱の均一化の促進に有効であり、特に加熱室形状が立方体構造あるいは底面形状が略正方形の直方体構造ものに適用することで実用価値を高くすることができる。
なお、底壁面22に、対向面の方向に平行に一対、垂直方向に一対の合計で二対の給電部を配設し、個々の給電部を切り替え制御する構成および制御を行うことでも構わない。
以上のように、本発明にかかるマイクロ波処理装置は複数の給電部を有しマイクロ波を放射する給電部を切り替え制御したり動作中の給電部間のマイクロ波の位相差を変化させる装置を提供できるので、電子レンジで代表されるような誘電加熱を利用した加熱装置や生ゴミ処理機、あるいは半導体製造装置であるプラズマ電源のマイクロ波電源などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるマイクロ波処理装置の構成図 本発明の実施の形態2におけるマイクロ波処理装置の構成図 (a)本発明の実施の形態3におけるマイクロ波処理装置の加熱室の平面構成図(b)その加熱室の正面構成図
符号の説明
10、31 マイクロ波発生部
11 発振部
12a、12b、12c 電力分配部
13a〜13d、15a〜15d 増幅部
16a〜16d 複数の出力部
19 加熱室
20 左壁面(対向した壁面のひとつ)
21 右壁面(対向した壁面のひとつ)
22 底壁面(同一壁面)
25a〜25d 給電部
26 位相可変部
30a、30b 増幅部選択手段

Claims (11)

  1. 発振部と、前記発振部の出力を複数に分配して出力する電力分配部と、前記電力分配部の出力をそれぞれ電力増幅する増幅部と、前記増幅部の出力をそれぞれ出力する複数の出力部とを有するマイクロ波発生部と、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室に前記マイクロ波発生部のそれぞれの出力を供給する複数の給電部とを備え、前記複数の給電部は加熱室を構成する壁面の異なる複数の壁面に配置するとともに近接する2つの給電部から放射されるマイクロ波の位相差が略90度となるように給電部を配置したマイクロ波処理装置。
  2. 複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する隣接した壁面に配置した請求項1に記載のマイクロ波処理装置。
  3. 複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する対向した壁面に配置した請求項1に記載のマイクロ波処理装置。
  4. 複数の給電部において少なくとも2つの給電部は、加熱室を構成する同一壁面に配置した請求項1に記載のマイクロ波処理装置。
  5. 電力分配部の出力を増幅部に伝送する複数の伝送路の少なくとも1つに位相可変部を配置した請求項1に記載のマイクロ波処理装置。
  6. 発振部と、前記発振部の出力を複数に分配して出力する電力分配部と、前記電力分配部の出力を伝送可能とし伝送してきた電力を電力増幅する複数の増幅部と、前記電力分配部の出力を伝送する増幅部を選択する増幅部選択手段と、前記増幅部の出力をそれぞれ出力する複数の出力部とを有するマイクロ波発生部と、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室に前記マイクロ波発生部のそれぞれの出力を供給する複数の給電部とを備え、前記複数の給電部において前記増幅部選択手段によって選択された増幅部のみを動作させ前記加熱室にマイクロ波を供給する構成としたマイクロ波処理装置。
  7. 電力分配部の出力と増幅部選択手段との間に位相可変部を配置した請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  8. 複数の給電部において、加熱室を構成する対向した壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成とした請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  9. 複数の給電部において、加熱室を構成する同一壁面に配置した一対の給電部に対応する増幅部のいずれか一方を増幅部選択手段が選択する構成とした請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  10. 複数の給電部において、同一壁面に配置した一対の給電部と、対向した壁面に配置した一対の給電部とを有し、同一壁面への配置は対向した壁面の対向方向とした請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  11. 複数の給電部において、同一壁面に配置した一対の給電部と、対向した壁面に配置した一対の給電部とを有し、同一壁面への配置は対向した壁面の対向方向に垂直に配置した請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
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