JPH10284246A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH10284246A
JPH10284246A JP9262550A JP26255097A JPH10284246A JP H10284246 A JPH10284246 A JP H10284246A JP 9262550 A JP9262550 A JP 9262550A JP 26255097 A JP26255097 A JP 26255097A JP H10284246 A JPH10284246 A JP H10284246A
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JP
Japan
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waveguide
cavity
output
microwave
magnetron
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Application number
JP9262550A
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English (en)
Inventor
Kikun Shu
起勳 朱
Taiho Kin
泰鳳 金
Eung-Sup Lee
應燮 李
Joung-Savp Shin
鍾燮 辛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/70Feed lines
    • H05B6/707Feed lines using waveguides
    • H05B6/708Feed lines using waveguides in particular slotted waveguides
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の負荷量とはかかわりなしに電子レンジ
の出力を一様に保持させ、また、食品の負荷量の変動に
伴うインピーダンスの変化を最小化してキャビティー内
の電界分布を一様に保持させる電子レンジを提供する。 【解決手段】 マグネトロンから生成されたマイクロ波
を導波管21を通してキャビティー40内に噴射してキ
ャビティー40内の食品を誘電加熱して調理をする電子
レンジにおいて、前記導波管が前記マグネトロンから生
成されたマイクロ波を多岐に分割してキャビティー40
内に噴射させ、分割されたそれぞれのマイクロ波を相違
する位相としてキャビティー40内に噴射させるように
なっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を食品
に加えて食品を加熱調理する電子レンジに係り、とく
に、調理をしようとする食品の負荷変動による導波管の
インピーダンス変化を最小化して食品の負荷量とはかか
わりなしに電子レンジの出力を一様に保持させるととも
に、キャビティー内の電界分布を一様に保持させるよう
になっている電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子レンジは、マグネト
ロンから生成されたマイクロ波を導波管を通してキャビ
ティー内に噴射してキャビティー内に位置された食品を
誘電加熱して調理をするようになっている。図lは、従
来の実施形態1による電子レンジの導波管の概略断面図
であり、図2は図1に示す導波管の噴射構造解析図であ
って、導波管1の一側面にはマグネトロン3が挿入され
るマグネトロン挿入口9が形成され、該導波管lの他側
面には前記マグネトロン3から生成されたマイクロ波を
キャビティー内に噴射するための長方形の開口部7が形
成されている。
【0003】前記マグネトロン3から生成されたマイク
ロ波は、導波管1を通してキャビティー5内に噴射さ
れ、該マイクロ波がキャビティー5内の食品に加えられ
て食品を誘電加熱するようになる。ここで、図2に示す
ように、マグネトロン3の出力(poewr)をPin
といい、キャビティー5内の特定位置にたいする出力を
Poutであるとすれば、Poutは下記の数式(1)
〜(3)により求められる。
【数1】
【数2】
【数3】
【0004】前記数式(1)〜(3)において、Esは
マグネトロン3から生成されたマイクロ波により形成さ
れた電界エネルギー、つまり、入力電界エネルギーであ
り、Eyはキャビティー5内の特定位置での電界エネル
ギー、つまり、出力電界エネルギーである。前記マグネ
トロン3の出力は、前記マグネトロンから生成されたマ
イクロ波により形成された電界の強さEsを自乗した値
として得られる。さらに、前記マグネトロン3から生成
されたマイクロ波は特定位相、つまり、サイン波である
ため、キャビティー5内の特定位置での電界エネルギー
Eyは前記マイクロ波により形成された電界エネルギー
Esにサイン項sin(x)を掛けられた形であり、こ
の電界エネルギーEyの自乗値がキャビティー内の特定
位置での出力Poutである。
【0005】したがって、キャビティー5内の特定位置
での出力Poutはマグネトロンの出力Pinにサイン
項sin(x)を掛けられた形となるが、このサイン項
sin(x)は調理をしようとする食品の負荷の変動に
伴ってその値つまり、位相が変化するため、キャビティ
ー5内の特定位置での出力Poutもまた負荷の変動に
伴って変化するようになる。上記のように、食品の負荷
量の変動に伴う導波管のインピーダンス特性は、図3の
極性図のように図示でき、図3ではマイクロ波の周波数
の範囲が2.44〜2.47GHzの状態で負荷が20
00ccの水、1000ccの水、500ccの水、1
00ccの水の場合の導波管のインピーダンス特性を示
したものである。
【0006】図3に示すように、負荷が2000ccの
水の場合には、定在波比VSWR、すなわち、導波管の
インピーダンスが小となり、電子レンジの出力が大にな
る反面、負荷が100ccの水の場合には定在波比VS
WR、すなわち、導波管のインピーダンスが大となり電
子レンジの出力が少なくなる。すなわち、食品の負荷量
が大の場合には電子レンジの出力がやや高いが、負荷量
が少ないときには導波管のインピーダンスが増加されて
電子レンジの出力が低下するという問題点があった。ま
た、調理をしようとする食品の負荷量の変化により導波
管のインピーダンス変化が大きくなりキャビティー内の
電界の分布が一様にならないとの問題点があった。
【0007】さらに、電子レンジの出力を向上させるた
めには導波管のインピーダンスとキャビティーのインピ
ーダンスをマッチングさせるべきであるが、上記のごと
き構造の導波管は特定のキャビティーとインピーダンス
マッチングをもつように設計されるため、1つの導波管
を数種のキャビティーに適用できず、それぞれのキャビ
ティーごとに導波管を別に設計しなければならないとい
う難点があった。
【0008】一方、1994年4月22日付の特開平6
−111933号に開示された電子レンジのウェーブガ
イドシステムは、電子レンジのキャビティー内の食品の
均一加熱性能を向上させ、導波管を短かく構成して電気
部品の配置を容易ならしめるものであって、図4に示す
ように、一側壁に一対の相違する電波供給穴11a、1
1bを有し、調理をしようとする食品を収納するキャビ
ティー12と、前記電波供給穴11a、11bをもつ側
壁から隔離され、前記電波供給穴11a、11b間に位
置され、λgの周波数をもつマイクロ波をアンテナ13
を通して生じるマグネトロン14と、アンテナ13から
λg/4の距離をおいて隔離され、アンテナ13にたい
し平行な段落面を有し、電波供給穴11a、11bをカ
バーし、前記マグネトロン14を支持し、前記電波供給
穴11a、11bを通ったマイクロ波を前記キャビティ
ー12にガイドする導波管15を具備し、前記マグネト
ロン14から発生された電波により前記導波管15内で
定在波を形成してから、前記電波供給穴11a、11b
を通して前記キャビティー12内に放射して食品を一様
に加熱する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かように構
成された上記従来の電子レンジのウェーブガイドシステ
ムは、キャビティー12の一側に一対の相違する電波供
給穴を穿設し、マグネトロンから生じたマイクロ波を前
記一対の電波供給穴に通してキャビティー内に放射する
ことにより、単にマイクロ波の分散性能を改善して食品
の均一加熱性能を向上させたものであって、食品の負荷
量の変動に伴う電子レンジの出力変動に適切に対応でき
ないという問題点があった。
【0010】そこで、本発明は、上記種々の問題点を解
決するためになされたものであって、導波管の構造を改
善して調理をしようとする食品の負荷量の変動によるイ
ンピーダンスの変化を最小化して食品の負荷量とはかか
わりなしに電子レンジの出力を一様に保持させる電子レ
ンジを提供することにある。さらに、本発明のほかの目
的は、食品の負荷量の変動に伴うインピーダンスの変化
を最小化してキャビティー内の電界分布を一様に保持さ
せる電子レンジを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による電子レンジは、導波管がマグネトロ
ンに結合されて前記マグネトロンから生成されたマイク
ロ波を伝達された入力導波管と、前記入力導波管に連通
されて入力導波管を通して伝達されたマイクロ波をキャ
ビティー内に噴射する第lの出力導波管と、前記入力導
波管に連通されて入力導波管を通して伝達されたマイク
ロ波を前記第1の出力導波管を通じてキャビティー内に
噴射されるマイクロ波と相違した位相をもつようにして
キャビティー内に噴射する第2の出力導波管とからな
り、前記マグネトロンから生成されたマイクロ波を多岐
に分割して、この分割されたマイクロ波が相違する位相
をもつようにしてキャビティー内に噴射させることによ
り食品の負荷量の変動によるインピーダンスの変化を最
小化して食品の負荷量とはかかわりなしに電子レンジの
出力を一様に保持させ、キャビティー内の電界分布を一
様に保持させうることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態に
ついて添付図面に沿って詳述する。図5は、本発明の実
施形態1による電子レンジの導波管の概略図であって、
図5に示す導波管はキャビティーの上部でマイクロ波を
キャビティー内に噴射させるトップフィーディング方式
の導波管である。図5に示すように、本発明の実施形態
lによる導波管は、一体に形成された入力導波管21
と、第1、2の出力導波管23、25とからなり、該第
1、2の出力導波管は中間スタープ27により分離形成
され、前記第1、2の出力導波管23、25にはマイク
ロ波をキャビティー内に噴射させる複数の開口部29が
それぞれ配成されている。
【0013】前記入力導波管21は図示のないマグネト
ロンと結合されてマグネトロンから生成されたマイクロ
波を第1、2の出力導波管23、25に伝達されるよう
になっており、前記第1の出力導波管23は前記入力導
波管21に連通されて入力導波管21を通して伝達され
た開口部29を通してマイクロ波をキャビティー内に噴
射するようになっている。さらに、第2の出力導波管2
5は、前記入力導波管21に連通されて入力導波管21
を通して伝達されたマイクロ波を前記第lの出力導波管
23を通してキャビティー内に噴射されたマイクロ波と
相違する位相をもつようにしてキャビティー内に噴射さ
れるようになっている。
【0014】ここで、前記第1、2の出方導波管23、
25は、それぞれサイン波とコサイン波をキャビティー
内に噴射するように設計され、第1の出力導波管23を
通してキャビティー内に噴射されるマイクロ波はサイン
波であり、前記第2の出力導波管25を通してキャビテ
ィーに噴射されるマイクロ波はコサイン波である。
【0015】さらに、図6は本発明の実施形態2による
電子レンジの導波管の概略斜視図であって、図6に示す
導波管はキャビティーの側面でマイクロ波をキャビティ
ー内に噴射する方式の導波管である。図6に示すよう
に、本発明の実施形態2による導波管は、一体形に形成
された入力導波管31と、第1、2の出力導波管33、
35とからなり、該第1、2の出力導波管33、35は
前記入力導波管31の下部の両側に形成されている。
【0016】さらに、前記第1、2の出力導波管33、
35は中間スターブ37により分離されて形成され、前
記第1、2の出力導波管33、35にはマイクロ波をキ
ャビティー40内に噴射させる2つの開口部39がそれ
ぞれ配設されている。前記入力導波管31は、図示のな
いマグネトロンが挿固されたマグネトロン挿入口41が
形成され、前記マグネトロンと結合されてマグネトロン
から生成されたマイクロ波を第1、2の出力導波管3
3、35に伝達するようになっており、前記第1の出力
導波管33は前記入力導波管31に連通されて入力導波
管31を通して伝達されたマィクロ波をキャビティー4
0内に噴射されるようになっている。
【0017】さらに、第2の出力導波管35は前記入力
導波管31に連通されて入力導波管31を通して伝達さ
れたマイクロ波を前記第1の出力導波管33を通じてキ
ャビティー40内に噴射されるマイクロ波と相違する位
相をもつようにしてキャビティー40内に噴射するよう
になっている。ここで、前記第1、2の出力導波管3
3、35はそれぞれサイン波とコサイン波をキャビティ
ー40内に噴射するように設計され、第1の出力導波管
33を通じてキャビティー40内に噴射されたマイクロ
波はサイン波であり、前記第2の出力導波管35を通し
てキャビティー40内に噴射されたマイクロ波はコサイ
ン波である。
【0018】さらに、前記第1、2の出力導波管33、
35の長さは位相が零(0)となる位置に決定されるた
め、第2の出力導波管35の長さより第1の出力導波管
33の長さが反位相長めに設計され、第1、2の出力導
波管33、35で相違する位相、すなわち、サイン波と
コサイン波が出力される。また、前記第1、2の出力導
波管33、35間に位置された中間スターブ37の高さ
と幅を調整することにより、導波管のインピーダンスを
自在に調整することができる。
【0019】さらに、前記第1、2の出力導波管33、
35に形成された開口部39は下記のような数式(4)
を満足させるように設計される。
【数4】 前記数式(4)においてX、Yはそれぞれ開口部の伝導
率であり、G1、G2はそれぞれ出力導波管の伝導率で
ある。以下、上記のごとく構成された本発明の実施形態
1、2の作用、効果について述べる。本発明の実施形態
1では、マイクロ波が入力導波管21を通して第1、2
の出力導波管23、25に伝達される。すなわち、マグ
ネトロンから生成されたマイクロ波の一部は第1の出力
導波管23に伝達され、残余部分は第2の出力導波管2
5に伝達される。
【0020】さらに、前記第1、2の出力導波管22、
25は、前記入力導波管21を通して伝達されたマイク
ロ波を開口部29を通してキャビティー内に噴射する。
この際、前記第1、2の出力導波管23、25は相違す
る位相のマイクロ波、すなわち、サイン波とコサイン波
をそれぞれキャビティー内に出力する。一方、本発明の
実施形態2では、前記の本発明の実施形態1と同様に、
マグネトロンから生成されたマイクロ波が入力導波管3
1を通して入力導波管31の下部に位置された第1、2
の出力導波管33、35に伝達される。
【0021】さらに、前記第1、2の出力導波管33、
35は、前記入力導波管31を通して伝達されたマイク
ロ波を開口部39を通してキャビティー40内に噴射す
るようになっているが、この際、前記第1、2の出力導
波管33、35は相違する位相のマイクロ波、すなわ
ち、サイン波とコサイン波をそれぞれ出力する。図7は
本発明の実施形態2による電子レンジ導波管の噴射構造
解析図であって、図7に示す導波管の噴射構造解析図は
本発明の実施形態1においても同様に適用されうる。
【0022】本発明の実施形態2による電子レンジにお
いてマグネトロンの出力Pinにたいするキャビティー
40内の特定位置での出力Poutは数式(5)〜(1
2)により求められる。
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】
【数12】 前記数式(5)〜(12)において、Eoはマグネトロ
ンから生成されたマイクロ波により形成された電界エネ
ルギー、つまり、入力電界エネルギーであり、Eyはキ
ャビティー内の特定位置での電界エネルギー、つまり、
出力電界エネルギーである。
【0023】前記マグネトロンの出力Pinはマグネト
ロンから生成されたマイクロ波により形成された電界エ
ネルギーEoを自乗値で求められるが、該マイクロ波が
第1、2の出力導波管33、35を通じてそれぞれサイ
ン波とコサイン波に出力される。さらに、キャビティー
40内の特定位置でのそれぞれの電界エネルギーEy1
Ey2、Ey3、Ey4は前記それぞれの出力導波管3
3、35に伝達されたマイクロ波により形成された電界
エネルギーE’oにサイン項sin(x)とコサイン項
cos(x)をそれぞれ掛けて求められ、該電界エネル
ギーEy1、Ey2、Ey3、Ey4をそれぞれ自乗し
て加算した値がキャビティー内の特定位置での出力Po
utである。
【0024】したがって数式12に表されたように、キ
ャビティー40内の特定位置での出力Poutはマグネ
トロンの出力Pinと同様に一定である。すなわち、電
子レンジの出力はそれぞれの出力導波管33、35の開
口部39で噴射されたマイクロ波エネルギーの和で表さ
れるが、前記それぞれの開口部39を通して噴射される
マイクロ波が相互に対称される大きさと位相を有してい
るため、マイクロ波エネルギーの大きさはそれぞれの開
口部39を通して噴射されるマイクロ波の和となり位相
は相互に相殺されて一定の出力を発生するようになる。
【0025】さらに、図8は本発明の実施形態2による
導波管のインピーダンスの変化を示す極性図であって、
本発明の実施形態1により導波管にも同様に適用され
る。図8に示すように、第1の出力導波管33の開口部
39を閉塞して負荷変動をあたえてインピーダンスを測
定すると、図8の極性図の左側Aに示すよう導波管のイ
ンピーダンス、すなわち、定在波比と位相が変化され
る。さらに、第2の出力導波管35の開口部39を閉塞
して負荷の変動をあたえてインピーダンスを測定する
と、図8の極性図の右側Bに示すように、導波管のイン
ピーダンス、すなわち、定在波比と位相が変換される。
【0026】すなわち、第1の出力導波管33の開口部
39を閉塞して負荷変動をあたえる場合の導波管のイン
ピーダンスの変化と、第2の出力導波管35の開口部3
9を閉塞して負荷変動をあたえる場合の導波管のインピ
ーダンスの変化は相反されるため、これらの和はインピ
ーダンスの変化が相殺されインピーダンスの変化が相対
的に少なくなる。上記のように、導波管の食品の負荷量
の変動に伴なうインピーダンスの特性は、図9の極性図
のように図示でき、この図9では図3と同様にマイクロ
波の周波数の範囲が2.44〜2.47GHzなる状態
で負荷が2000ccの水、1000ccの水、500
ccの水、100ccの水の場合の導波管のインピーダ
ンス特性を図示したものである。
【0027】図9に示すインピーダンスの変化特性は図
3に示すインピーダンスの変化特性と比較してみると、
本発明では定在波比VSWR、すなわち、導波管のイン
ピーダンスが従来に比して少なくなり、電子レンジの出
力が大きい。とりわけ、負荷が少ない場合、定在波比V
SWR、すなわち、導波管のインピーダンスがきわめて
小となり電子レンジの出力が大となる。また、調理をし
ようとする食品の負荷量の変化により導波管のインピー
ダンス変化が小となり、電界の分布が一様になる。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明は、マグネトロン
から生成されたマイクロ波を多岐に分割してキャビティ
ー内に噴射するが、分割されたそのマイクロ波が相違す
る位相をもつようにしてキャビティー内に噴射すること
により、調理をしようとする食品の負荷の変動により導
波管のインピーダンスの変化を最小化して食品の負荷量
とはかかわりなしに電子レンジの出力を所定に保持させ
るとともに、キャビティー内の電界分布を一様に保持さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の実施形態1による電子レンジの導波管
の概略断面図。
【図2】 図1の導波管の噴射構造解析図。
【図3】 図1の導波管の負荷別インピーダンスの特性
を示す極性図。
【図4】 従来の実施形態2による電子レンジの導波管
の概略断面図。
【図5】 本発明の実施形態1による電子レンジの導波
管の概略図。
【図6】 本発明の実施形態2による電子レンジの導波
管の概略斜視図。
【図7】 本発明の実施形態2による電子レンジの導波
管の噴射構造解析図。
【図8】 本発明の実施形態による導波管のインピーダ
ンス特性を示す極性図。
【図9】 本発明の実施形態2による導波管の負荷別イ
ンピーダンス特性を示す極性図。
【符号の説明】
21、31…入力導波管 23、33…第1の出力導波
管 25、35…第2の出力導波管 27、37…中間
スターブ 29、39…開口部 40…キャビティー
41…マグネトロン挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辛 鍾燮 大韓民国京畿道水原市勸善區細柳二洞1166 −10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロンから生成されたマイクロ波
    を導波管を通してキャビティー内に噴射してキャビティ
    ー内の食品を誘電加熱して調理をする電子レンジにおい
    て、前記導波管が前記マグネトロンから生成されたマイ
    クロ波を多岐に分割してキャビティー内に噴射させるよ
    うになっているが、分割されたそれぞれのマイクロ波を
    相違する位相としてキャビティー内に噴射させるように
    なっていることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記導波管は、前記マグネトロンに結合
    されて前記マグネトロンから生成されたマイクロ波を伝
    達された入力導波管と、前記入力導波管に連通されて入
    力導波管を通して伝達されたマイクロ波をキャビティ内
    に噴射させる第1の出力導波管と、前記入力導波管に連
    通されて入力導波管を通して伝達されたマイクロ波を前
    記第1の出力導波管を通じてキャビティー内に噴射され
    るマイクロ波と相違の位相をもつようにしてキャビティ
    ー内に噴射する第2の出力導波管とからなることを特徴
    とする請求項1に記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力導波管は、前記マグネト
    ロンから生成されたマィクロ波を前記第1の出力導波管
    を通じてキャビティー内に噴射されるマイクロ波と90
    度の位相差をもつようにしてキャビティー内に噴射され
    るようになっていることを特徴とする請求項2に記載の
    電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記第1、2の出力導波管は、導波管内
    の中間部に位置されたスターブにより分離されてそれぞ
    れ形成された構造となっていることを特徴とする請求項
    2に記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記第1、2の出力導波管は、マイクロ
    波をキャビティー内に噴射する少なくとも1つ以上の開
    口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の電子レンジ。
JP9262550A 1997-04-03 1997-09-26 電子レンジ Pending JPH10284246A (ja)

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KR1019970012408A KR100239513B1 (ko) 1997-04-03 1997-04-03 전자렌지
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Cited By (4)

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