JP2008146847A - レバー式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さを低減させ、高いスペース効率を確保するとともに、各コネクタハウジング嵌合状態でのレバー部材のガタツキ及び異音の発生を防止する。
【解決手段】レバー式コネクタ10は、レバー部材40の揺動操作により各コネクタハウジング20,30同士を嵌合又は離脱させる。レバー式コネクタ10において、レバー部材40には、ロック用突起41が突設されるとともに、可撓性部材50には、ロック用突起41を嵌合されるロック用開口51が穿設される。レバー部材40が、ロック位置でロック用突起41を可撓性部材50のロック用開口51に嵌合された状態では、レバー部材40のロック用突起41と雌コネクタハウジング20とで挟まれた空間内に、可撓性部材50は位置しない。したがって、レバー部材40と雌コネクタハウジング20との隙間を、少なくとも可撓性部材50の厚さ分だけ狭めることが可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】レバー式コネクタ10は、レバー部材40の揺動操作により各コネクタハウジング20,30同士を嵌合又は離脱させる。レバー式コネクタ10において、レバー部材40には、ロック用突起41が突設されるとともに、可撓性部材50には、ロック用突起41を嵌合されるロック用開口51が穿設される。レバー部材40が、ロック位置でロック用突起41を可撓性部材50のロック用開口51に嵌合された状態では、レバー部材40のロック用突起41と雌コネクタハウジング20とで挟まれた空間内に、可撓性部材50は位置しない。したがって、レバー部材40と雌コネクタハウジング20との隙間を、少なくとも可撓性部材50の厚さ分だけ狭めることが可能となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、レバー部材の揺動操作によりコネクタハウジング同士を嵌合又は離脱させるレバー式コネクタに関し、詳しくはコネクタ高さを低減させ、高いスペース効率を確保するための構造に関する。
従来からレバー式コネクタは知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1で開示されているレバー式コネクタであるコネクタ装置のコネクタ及び相手コネクタの各コネクタハウジング嵌合前の状態を示す斜視図である。また、図6〜図7はそれぞれ、図5のコネクタ装置のコネクタ及び相手コネクタを示す断面図であり、図5はレバー部材による各コネクタハウジング嵌合前の状態を、図6はレバー部材の揺動による各コネクタハウジングの嵌合状態をそれぞれ示す。
図5は、特許文献1で開示されているレバー式コネクタであるコネクタ装置のコネクタ及び相手コネクタの各コネクタハウジング嵌合前の状態を示す斜視図である。また、図6〜図7はそれぞれ、図5のコネクタ装置のコネクタ及び相手コネクタを示す断面図であり、図5はレバー部材による各コネクタハウジング嵌合前の状態を、図6はレバー部材の揺動による各コネクタハウジングの嵌合状態をそれぞれ示す。
図5〜図7を参照すると、コネクタ装置100は、コネクタ110及びコネクタ110のハウジング111にハウジング121を嵌合・離脱される相手コネクタ120とを有する。
コネクタ110は、ハウジング111にアーム機構112を備える。アーム機構112は、フレーム部113の一対のアーム取付部114と、アーム取付部114にそれぞれ取り付けられたギヤ部材115と、ギヤ部材115を介してアーム取付部114に取り付けられるアーム部材116とで構成される。
コネクタ110のハウジング111には、可撓性を有するアーム係止部117が、フレームブリッジ部119上へ延びるように設けられる。アーム係止部117の中間部分には、係止突部117aが突設されており、アーム係止部117には、アーム部118の下面から突出しているアーム爪部118aを含む部分が、係止突部117aを乗り越して係合される。アーム部118は、アーム爪部118aをアーム係止部117の係止突部117aと係合されることにより、回動不能に係止される。
また、図8は、従来の別のレバー式コネクタのレバー部材揺動操作前の状態を示す斜視図であり、図9は、図8のレバー式コネクタの断面図、図10は、図9に示す状態からレバー部材が揺動操作された状態を示すレバー式コネクタの断面図、図11は、図10のレバー式コネクタの要部拡大断面図である。
図8〜図11を参照すると、従来、レバー式コネクタ130は、互いに嵌合及び離脱可能な雌雄一対のコネクタハウジング140,150と、雌コネクタハウジング140に揺動可能に設けられ、雄コネクタハウジング150に対するロック位置又はロック解除位置への揺動操作(ロック時の操作方向は図9中の矢印B方向)による変位に伴って、各コネクタハウジング140,150を嵌合又は離脱させるレバー部材141とを備える。
雌コネクタハウジング140の上面には、可撓性部材142が、図9中の右側を基端とした片持ち状に、レバー部材141の揺動方向に沿って設けられる。可撓性部材142は、雌コネクタハウジング140の上面に近接する側に所定量撓み変形可能である。可撓性部材142の上面には、ロック用受け側突起143が突設される。
ロック用受け側突起143は、レバー部材141における雌コネクタハウジング140側に突設されたロック用突起144を、レバー部材141のロック位置で嵌合されることにより、レバー部材141をロック位置に位置決めさせる。また、ロック用受け側突起143は、可撓性部材142の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材141のロック用突起144との嵌合を解除される。
このようなレバー式コネクタ130において、レバー部材141が、ロック位置でロック用突起144を可撓性部材142のロック用受け側突起143に嵌合された状態では、図11に示すように、レバー部材141のロック用突起144と雌コネクタハウジング140とで挟まれた空間131内には、可撓性部材142が位置する。
特開2002−216896号公報(第4〜8頁、第1図、第2図及び第15図)
しかし、上述した従来の図5〜図7に示すコネクタ装置100、及び図8〜図11に示すレバー式コネクタ130では、いずれの場合でも、各コネクタハウジング111,121,140,150の嵌合状態でのコネクタ高さが増大してしまい、スペース効率が低下するという問題があった。また、各コネクタハウジング111,121,140,150の嵌合状態でのレバー部材のガタツキが生じ、ガタツキに起因する異音の発生を招くという問題もあった。
すなわち、図8〜図11を参照してレバー式コネクタ130を例に詳述すると、レバー部材141が、ロック位置でロック用突起144を可撓性部材142のロック用受け側突起143に嵌合された状態では、レバー部材141のロック用突起144と雌コネクタハウジング140とで挟まれた空間131内に、可撓性部材142が位置する。
このため、レバー部材141と雌コネクタハウジング140とで挟まれた空間131内には、可撓性部材142の厚さ分以上の隙間を確保する必要があり、各コネクタハウジング140.150嵌合状態でのコネクタ高さH2(図10)が大きくなってしまうという問題があった。コネクタ高さH2の値が大きいと、搭載される車両等での密集するレイアウトの中でスペース効率の低下を招く。
また、レバー部材141のロック用突起144と可撓性部材142のロック用受け側突起143との嵌合解除時、可撓性部材142の撓み変形に伴うロック用受け側突起143の変位軌跡(図11中、破線D参照)が、ロック位置にあるレバー部材141のロック用突起144に重ならないよう、レバー部材141のロック用突起144と可撓性部材142のロック用受け側突起143との嵌合状態でのクリアランスC2(図10)を大きくとる必要があった。このため、レバー部材141のガタツキ及びガタツキに起因する異音を生じてしまうという問題があった。
本発明は、各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さを低減させることができ、高いスペース効率を確保することができるとともに、各コネクタハウジング嵌合状態でのレバー部材のガタツキ及び異音の発生を防止することができるレバー式コネクタを提供することを目的としている。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 互いに嵌合及び離脱可能な一対のコネクタハウジングと、
一方のコネクタハウジングに揺動可能に設けられ、他方のコネクタハウジングに対するロック位置又はロック解除位置への揺動操作による変位に伴って、各コネクタハウジングを嵌合又は離脱させるレバー部材とを備えたレバー式コネクタにおいて、
一方のコネクタハウジングの外周面に、外周面から所定の間隔をあけてレバー部材の揺動軸と略平行に設けられ、外周面に近接する側に所定量撓み変形可能な可撓性部材と、
レバー部材における一方のコネクタハウジング側に突設されたロック用突起と、
可撓性部材に穿設され、レバー部材のロック位置でロック用突起を嵌合されることにより、レバー部材をロック位置に位置決めさせるとともに、可撓性部材の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材のロック用突起との嵌合を解除されるロック用開口とを有し、
前記レバー部材が、ロック位置でロック用突起を前記可撓性部材のロック用開口に嵌合された状態では、前記レバー部材のロック用突起と前記一方のコネクタハウジングとで挟まれた空間内に、前記可撓性部材が位置しないことを特徴とするレバー式コネクタ。
一方のコネクタハウジングに揺動可能に設けられ、他方のコネクタハウジングに対するロック位置又はロック解除位置への揺動操作による変位に伴って、各コネクタハウジングを嵌合又は離脱させるレバー部材とを備えたレバー式コネクタにおいて、
一方のコネクタハウジングの外周面に、外周面から所定の間隔をあけてレバー部材の揺動軸と略平行に設けられ、外周面に近接する側に所定量撓み変形可能な可撓性部材と、
レバー部材における一方のコネクタハウジング側に突設されたロック用突起と、
可撓性部材に穿設され、レバー部材のロック位置でロック用突起を嵌合されることにより、レバー部材をロック位置に位置決めさせるとともに、可撓性部材の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材のロック用突起との嵌合を解除されるロック用開口とを有し、
前記レバー部材が、ロック位置でロック用突起を前記可撓性部材のロック用開口に嵌合された状態では、前記レバー部材のロック用突起と前記一方のコネクタハウジングとで挟まれた空間内に、前記可撓性部材が位置しないことを特徴とするレバー式コネクタ。
(2) 前記ロック用開口が、可撓性部材の撓み変形可能方向に沿って穿設されており、レバー部材のロック用突起との嵌合解除時、可撓性部材の撓み変形に伴うロック用開口の変位軌跡が、可撓性部材の撓み変形可能方向に沿うとともに、ロック位置にあるレバー部材のロック用突起に重ならないことを特徴とする前記(1)記載のレバー式コネクタ。
(3) 可撓性部材に設けられ、押圧操作されることにより可撓性部材を撓み変形させ、ロック用開口を一方のコネクタハウジングの外周面に近接させてレバー部材のロック用突起との嵌合を解除させるロック解除部を有することを特徴とする前記(1)又は(2)記載のレバー式コネクタ。
前記(1)記載のレバー式コネクタでは、レバー部材が、ロック位置でロック用突起を可撓性部材のロック用開口に嵌合された状態で、レバー部材のロック用突起と一方のコネクタハウジングとで挟まれた空間内に、可撓性部材が位置せず、レバー部材と一方のコネクタハウジングとの隙間を、少なくとも可撓性部材の厚さ分だけ狭めることが可能となる。したがって、各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さが、少なくとも可撓性部材の厚さ分だけ低減される。これにより、レバー式コネクタの高いスペース効率が確保される。
前記(2)記載のレバー式コネクタでは、レバー部材のロック用突起と可撓性部材のロック用開口との嵌合解除時、可撓性部材の撓み変形に伴うロック用開口の変位の軌跡が、可撓性部材の撓み変形可能方向に沿うとともに、ロック位置にあるレバー部材のロック用突起に重ならない。したがって、レバー部材のロック用突起と可撓性部材のロック用開口との干渉が生じない。これにより、レバー部材のロック用突起と可撓性部材のロック用開口との嵌合状態でのクリアランスが小さく設定され、レバー部材のガタツキ及びガタツキに起因する異音の発生が防止される。
前記(3)記載のレバー式コネクタでは、各コネクタハウジングのロック解除時、ロック解除部が押圧操作される。ロック解除部は、可撓性部材を撓み変形させ、ロック用開口を一方のコネクタハウジングの外周面に近接させてレバー部材のロック用突起との嵌合を解除させる。
本発明のレバー式コネクタによれば、各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さを低減させることができ、高いスペース効率を確保することができるとともに、各コネクタハウジング嵌合状態でのレバー部材のガタツキ及び異音の発生を防止することができる。
本発明により得られるレバー式コネクタは、車両等において、一対のコネクタハウジングの嵌合及び離脱を、限られたスペースで容易かつ迅速に行うために好適に用いられる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるレバー式コネクタのレバー部材揺動操作前の状態を示す斜視図であり、図2は、図1のレバー式コネクタの断面図、図3は、図2に示す状態からレバー部材が揺動操作された状態を示すレバー式コネクタの断面図、図4は、図3のレバー式コネクタの要部拡大断面図である。
図1は、本発明の一実施形態であるレバー式コネクタのレバー部材揺動操作前の状態を示す斜視図であり、図2は、図1のレバー式コネクタの断面図、図3は、図2に示す状態からレバー部材が揺動操作された状態を示すレバー式コネクタの断面図、図4は、図3のレバー式コネクタの要部拡大断面図である。
図1〜図4を参照すると、レバー式コネクタ10は、互いに嵌合及び離脱可能な雌雄一対のコネクタハウジング20,30と、雌コネクタハウジング20に揺動可能に支持されたレバー部材40と、雌コネクタハウジング20の上面に突設された可撓性部材50とを備えており、レバー部材40の揺動操作により各コネクタハウジング20,30同士を嵌合又は離脱させる。
レバー部材40は、雄コネクタハウジング30に対するロック位置(図3に示す位置)又はロック解除位置(図1及び図2に示す位置)への揺動操作による変位に伴って、各コネクタハウジング20,30を嵌合(図3に示す状態)又は離脱(図1及び図2に示す状態)させる。なお、レバー部材40のロック解除位置からロック位置への揺動操作方向は、図2中の矢印A方向である。
また、レバー部材40の内面略中央には、ロック用突起41が、雌コネクタハウジング20側に突設される。
また、レバー部材40の内面略中央には、ロック用突起41が、雌コネクタハウジング20側に突設される。
可撓性部材50は、図1中の左右両端部を雌コネクタハウジング20の外周面に固定された両持ち状に設けられる。可撓性部材50は、雌コネクタハウジング20における図1中の上面から所定の間隔をあけて、レバー部材40の揺動軸と略平行に配置されており、図1中の上面に近接する側に所定量撓み変形可能である。
可撓性部材50には、ロック用開口51が穿設される。
ロック用開口51は、レバー部材40のロック位置でロック用突起を嵌合されることにより、レバー部材をロック位置に位置決めさせる。また、ロック用開口51は、可撓性部材50の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材40のロック用突起41との嵌合を解除される。
ロック用開口51は、レバー部材40のロック位置でロック用突起を嵌合されることにより、レバー部材をロック位置に位置決めさせる。また、ロック用開口51は、可撓性部材50の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材40のロック用突起41との嵌合を解除される。
ロック用開口51は、可撓性部材50の撓み変形可能方向(図4中、上下方向)に沿って穿設されており、レバー部材40のロック用突起41との嵌合解除時、可撓性部材50の撓み変形(図4中D1に軌跡を示す)に伴うロック用開口51の変位軌跡が、可撓性部材50の撓み変形可能方向に沿うとともに、ロック位置にあるレバー部材40のロック用突起41に干渉しない。したがって、レバー部材40のロック用突起41が図4中D2に示す軌跡で回動しても、可撓性部材50を図4中D1に示すように撓み変形させれば、ロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との干渉が生じない。
これに対し、従来のような片持ち支持構成を採用すると、ロック解除時のロック用開口51の角部51aの軌跡がD3のようになるので、ロック用突起41の角部41aがD3の軌跡よりも図4中右側にあるとロック解除ができない。そのため、大きなクリアランスC2を設ける必要がある。しかし、本実施形態ではC1を極力小さくすることができる。
可撓性部材50には、ロック解除部52が設けられる。
ロック解除部52は、押圧操作されることにより可撓性部材50を撓み変形させ、ロック用開口51を雌コネクタハウジング20における図1中の上面に近接させてレバー部材40のロック用突起41との嵌合を解除させる。
ロック解除部52は、押圧操作されることにより可撓性部材50を撓み変形させ、ロック用開口51を雌コネクタハウジング20における図1中の上面に近接させてレバー部材40のロック用突起41との嵌合を解除させる。
このようなレバー式コネクタ10において、レバー部材40が、図3に示すロック位置で、ロック用突起41を可撓性部材50のロック用開口51に嵌合された図4に示す状態では、レバー部材40のロック用突起41と雌コネクタハウジング20とで挟まれた空間S内に、可撓性部材50は位置しない。
また、各コネクタハウジング20,30のロック解除時、ロック解除部52が押圧操作される。これにより、可撓性部材50が撓み変形され、ロック用開口51が雌コネクタハウジング20における図1中の上面に近接されて、レバー部材40のロック用突起41との嵌合が解除される。レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51の嵌合解除時、レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との干渉は生じない。
以上のように上記実施形態によれば、レバー式コネクタ10のレバー部材40が、ロック位置でロック用突起41を可撓性部材50のロック用開口51に嵌合された状態で、レバー部材40のロック用突起41と雌コネクタハウジング20とで挟まれた空間S内に、可撓性部材50が位置しない。したがって、レバー部材40と雌コネクタハウジング20との隙間を、少なくとも可撓性部材50の厚さ分だけ狭めることが可能となる。
これにより、各コネクタハウジング20,30嵌合状態でのコネクタ高さH1(図3)を、少なくとも可撓性部材50の厚さ分だけ低減させることができ、搭載される車両等での密集するレイアウトの中で、高いスペース効率を確保することができる。
また、レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との嵌合解除時、可撓性部材50の撓み変形に伴うロック用開口51の変位軌跡が、可撓性部材50の撓み変形可能方向に沿うとともに、ロック位置にあるレバー部材40のロック用突起41に重ならない。
したがって、レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との嵌合解除時、レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との干渉を防止することができる。これにより、レバー部材40のロック用突起41と可撓性部材50のロック用開口51との嵌合状態でのクリアランスC1(図4)を小さく設定することができ、レバー部材40のガタツキ及びガタツキに起因する異音の発生を防止することができる。
10 レバー式コネクタ
20 一方のコネクタハウジング(雌コネクタハウジング)
30 他方のコネクタハウジング(雄コネクタハウジング)
40 レバー部材
41 ロック用突起
50 可撓性部材
51 ロック用開口
52 ロック解除部
A レバー部材のロック解除位置からロック位置への揺動操作方向
C1 レバー部材のロック用突起と可撓性部材のロック用開口との嵌合状態でのクリアランス
S レバー部材のロック用突起と雌コネクタハウジングとで挟まれた空間
H1 各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さ
20 一方のコネクタハウジング(雌コネクタハウジング)
30 他方のコネクタハウジング(雄コネクタハウジング)
40 レバー部材
41 ロック用突起
50 可撓性部材
51 ロック用開口
52 ロック解除部
A レバー部材のロック解除位置からロック位置への揺動操作方向
C1 レバー部材のロック用突起と可撓性部材のロック用開口との嵌合状態でのクリアランス
S レバー部材のロック用突起と雌コネクタハウジングとで挟まれた空間
H1 各コネクタハウジング嵌合状態でのコネクタ高さ
Claims (3)
- 互いに嵌合及び離脱可能な一対のコネクタハウジングと、
前記一方のコネクタハウジングに揺動可能に設けられ、前記他方のコネクタハウジングに対するロック位置又はロック解除位置への揺動操作による変位に伴って、各コネクタハウジングを嵌合又は離脱させるレバー部材とを備えたレバー式コネクタにおいて、
前記一方のコネクタハウジングの外周面に、外周面から所定の間隔をあけてレバー部材の揺動軸と略平行に設けられ、外周面に近接する側に所定量撓み変形可能な可撓性部材と、
前記レバー部材における一方のコネクタハウジング側に突設されたロック用突起と、
前記可撓性部材に穿設され、レバー部材のロック位置でロック用突起を嵌合されることにより、レバー部材をロック位置に位置決めさせるとともに、可撓性部材の撓み変形に伴って変位されることにより、レバー部材のロック用突起との嵌合を解除されるロック用開口とを有し、
前記レバー部材が、ロック位置でロック用突起を前記可撓性部材のロック用開口に嵌合された状態では、前記レバー部材のロック用突起と前記一方のコネクタハウジングとで挟まれた空間内に、前記可撓性部材が位置しないことを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記ロック用開口が、前記可撓性部材の撓み変形可能方向に沿って穿設されており、前記レバー部材のロック用突起との嵌合解除時、前記可撓性部材の撓み変形に伴うロック用開口の変位軌跡が、前記可撓性部材の撓み変形可能方向に沿うとともに、ロック位置にある前記レバー部材のロック用突起に重ならないことを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
- 前記可撓性部材に設けられ、押圧操作されることにより前記可撓性部材を撓み変形させ、ロック用開口を前記一方のコネクタハウジングの外周面に近接させて前記レバー部材のロック用突起との嵌合を解除させるロック解除部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
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2006
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091127 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20101201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |