JP2008146577A - 制御装置、制御システム及び制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御システム及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明のバックアップ装置は、災害が発生した場合であっても、効率的にデータの転送をすることで、直ちに最新の環境に復旧できる安定したバックアップ装置の提供を目的とする。また、作成したスケジュールに従ってバックアップ処理を行うことにより、短時間で効率的にデータを転送できるバックアップ装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の制御装置は、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と、転送量決定手段により決定されたバックアップデータの転送量を編集し、スケジュールを作成するスケジュール調整手段と、スケジュール調整手段で編集し、作成されたスケジュールに従って、バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信回線を介して単一または複数の装置に接続され、データ処理を制御する制御装置に関する。特に、複数の装置から送信されてきたバックアップデータを受信して、動的に領域分割して記憶しておく。そして、該複数の装置からの要請に基づいてバックアップデータを各装置に送信する制御装置に関する。また、これらの複数の装置と制御装置とからなる制御システム及び制御プログラムに関する。
従来、バックアップ元コンピュータの破損等により、バックアップ元コンピュータは、データを消失するという事態を起こしていた。そこで、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータのデータの消失を回避するために、以下のような処理を行っている。
まず、バックアップ装置が、バックアップ元コンピュータに保持するデータをバックアップ装置にバックアップする方法について説明する。
従来のバックアップシステムにおいて、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータのデータを定期的に受信し格納しておく。そして、万一のデータ消失の際には、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータにバックアップしたデータを送信する。このようにして、バックアップしたデータを受信したバックアップ元コンピュータは、データを回復することができる。
本発明は、特に大規模な災害が起きた場合、バックアップ元コンピュータと離れた場所にバックアップ装置を設置することにより、バックアップ元コンピュータのデータの回復が可能なシステムについて述べる。本システムは、バックアップ元コンピュータにある銀行データなどの重要データを、バックアップ装置に遠隔バックアップ処理している。遠隔バックアップ処理する際には、LANとLANとの間にWAN等の通信回線を介して、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータにあるデータを転送し、バックアップ処理をとるケースが多い。複数のバックアップ元コンピュータが、通信回線を介して一箇所のバックアップ装置にデータを転送する場合、通信回線の帯域が有限のため、帯域をシェアして使用することになる。このように、バックアップ元コンピュータの設置台数が増大すると、バックアップ処理するデータ量が増加する傾向にある。通常、バックアップ処理は、バックアップする時間帯を、例えば業務時間外の夜間などに限定していることが多い。よって、バックアップ装置は、決められた時間内に大量のデータをバックアップ処理しなければならない。そこで、以下のような問題点が生じてくる。
従来のシステムは、バックアップ元コンピュータの設置台数の増加によりデータ量が増加している。このように増加したデータを許容帯域がある通信回線中でどのようにシェアしながら、バックアップ装置が大量のデータをバックアップ処理するかという問題が生じる。
また、夜間などバックアップ処理する時間が限定されている場合に、大量のデータをバックアップ処理すると通信回線が混雑してしまう。よって、バックアップ装置がデータをバックアップ処理するのに時間がかかるという問題が生じる。
以上の背景から、通信回線やバックアップ装置の負荷を抑制したり、バックアップ処理の性能を向上させるために、バックアップするデータを一時的に蓄積する方法が行われている。
例えば、特許文献1の特開2000−270010号公報に記載の「蓄積型データ転送方式及びデータ転送スケジュール決定方法」では、通信回路やバックアップ装置の負荷を抑制し、バックアップ処理の性能を向上させ、指定された転送完了時刻以前に転送を行うことで、転送完了要求時刻を満足させるための技術が開示されている。また、データを転送するための転送スケジュールは、通信回線等の状態を考慮して決定し、更に一度決定された転送スケジュールは状況の変化に応じて再決定するようにし、転送完了要求時刻を常に満足させるようにしている。
以上より、従来技術として特許文献1は、バックアップ装置および通信回線の状態に基づいて、バックアップ装置がデータの蓄積時間と転送開始時刻を決定し、データ転送スケジュールを決定するバックアップ技術が開示されている。そして従来技術は、バックアップ装置の負荷や蓄積容量や通信回線の負荷を抑制しながら、そのデータの転送完了要求時刻以前にデータを転送することが可能なデータ転送方法を提供している。従来のバックアップ技術における、データを転送するための転送スケジュールは、バックアップ装置が全てのデータを同一サイズのブロックに分解し、ブロック単位で転送スケジュールを決定している。バックアップ装置は、決定した転送スケジュールに基づいてデータを転送している。そして、転送時にバックアップ装置や通信回線が輻輳状態であれば、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータからの転送を一時中止する。バックアップ装置は、バックアップ装置や通信回線が輻輳状態から回復した時点で、同一サイズのブロックに分解したデータの転送を再開するものとしている。
特開2000−270010号公報
しかしながら、従来のバックアップ技術ではデータを転送する際に、以下のような問題点が生じる。例えば装置を設計する時のCADデータやソフトウエアのソースコード等のように作業の進捗に大きく影響されデータ量が決めうちできない場合がある。このような場合は、バックアップ装置は転送するデータ量を事前に予測しておくことが不可能である。このように転送するデータ量を事前に予測できない場合、バックアップ処理するための全データ量を把握していないため、バックアップ装置や通信回線が輻輳状態になれば、バックアップ装置はバックアップ元コンピュータからの転送を一時中止することになる。よって、バックアップ装置がデータの転送を効率良く行えず、予め設定した時間内にデータの転送が終了しないという問題点が生じる。予め設定した時間内にデータの転送が終了しない場合、バックアップ元コンピュータの最新情報が、常にバックアップ装置に存在しないことになる。よって、突然の災害が発生してもバックアップシステムには、最新情報がバックアップされていない状態となり、不安定なシステムとなってしまう。
また、データの転送量を単純に同一サイズのブロックに分解できない場合がある。従来技術では、バックアップ装置がデータの転送量を、全て同一サイズのブロックに固定している。そのため、バックアップ装置はデータの転送量を同一サイズのブロックに分解するのに多大な時間がかかるため、転送のスケジュールを短時間で作成することも困難となり、効率的にデータを転送することができないという問題点が生じる。
そこで本発明は上記事情に鑑み、バックアップ元コンピュータからバックアップ装置に入力されたデータについて、バックアップ装置はそのデータの転送量を予め予測する。そして、バックアップ装置は予め予測したデータの転送量に基づき、バックアップ装置や通信回線が輻輳状態にならないようスケジューリングし、常に最新情報を格納する。また、災害が発生した場合であっても、バックアップ装置は効率的にデータの転送をすることで、直ちに最新の環境に復旧できる安定したバックアップ装置の提供を目的とする。
また本発明のバックアップ装置は、予め予測したデータの転送量を編集可能なブロックに分解する。バックアップ装置は、分解したブロックを通信回線の帯域状態に合わせて編集し、バックアップ処理するために効率的なスケジュールを作成する。そして、バックアップ装置は作成したスケジュールに従ってバックアップ処理を行うことにより、短時間で効率的にデータを転送できるバックアップ装置の提供を目的とする。
上記課題は本発明によれば、複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップの実行を制御する制御装置において、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と、転送量決定手段により決定されたバックアップデータの転送量を編集し、スケジュールを作成するスケジュール調整手段と、スケジュール調整手段で編集し、作成されたスケジュールに従って、バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段とを有することを特徴とする制御装置を提供することによって達成できる。
また、スケジュール調整手段で編集し、作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
また、転送量決定手段は、バックアップ処理を行うバックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量平均から決定したものであることを特徴とする。
また、転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量変動パターンから決定したものであることを特徴とする。
また、転送量決定手段は、バックアップ処理を行うバックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理を行ったバックアップデータの履歴情報から求めることを特徴とする。
また、スケジュール調整手段は、転送量決定手段が決定したスケジュール中のバックアップ処理を行うバックアップデータの転送量を一定時間間隔で領域分割し、領域分割されたバックアップデータの転送量を一制御単位として編集を行うことを特徴とする。
また、スケジュール調整手段は、バックアップ処理手段がバックアップ処理を行うためのスケジュール中に、バックアップデータの転送量が納まるように転送量の編集を行うことを特徴とする。
また、一制御単位に領域分割されたバックアップデータがスケジュールの範囲外に存在する場合には、スケジュール調整手段はスケジュールの範囲外にある一制御単位に領域分割されたバックアップデータと同種類で、かつスケジュールの範囲内に存在するバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする。
また、バックアップデータの帯域を調整した後、更に一制御単位に領域分割されたいずれかのバックアップデータがスケジュールの範囲外に存在する場合には、スケジュール調整手段は、スケジュールの範囲内に存在し、かつ帯域を調整することが可能なバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする。
また、スケジュール調整手段は、適当なバックアップデータが存在しない場合には、スケジュールの範囲内に存在する一部バックアップデータを削除することを特徴とする。
また、バックアップ処理手段でバックアップ処理が行われたバックアップデータを保管する転送実績保管手段を有することを特徴とする。
また、転送量決定手段は、転送実績保管手段がバックアップデータを保管した後、バックアップデータの転送量に基づき、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を決定することを特徴とする。
また、複数の装置と、複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップデータの実行を制御する制御装置を有する制御システムにおいて、複数の装置は、バックアップデータを制御装置に対して送信する送信手段を有し、制御装置は、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と、転送量決定手段により決定されたスケジュール中のバックアップデータの転送量を作成または編集するスケジュール調整手段と、スケジュール調整手段で作成または編集された情報に従って、バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段とを有することを特徴とする。
また、スケジュール調整手段で作成または編集されたバックアップ処理するスケジュールを記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
また、転送量決定手段は、バックアップ処理を行うバックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量平均から決定したものであることを特徴とする。
また、転送量決定手段は、バックアップ処理を行うバックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量変動パターンから決定したものであることを特徴とする。
また、転送量決定手段は、スケジュール中のバックアップデータの転送量を、バックアップ処理手段がバックアップ処理を行い、バックアップデータを格納した履歴情報から求めることを特徴とする。
また、複数の装置と、複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップデータの実行を制御する制御装置を有する制御システムにおいて、複数の装置は、バックアップデータを制御装置に対して送信する送信手段を有し、制御装置は、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と転送量決定手段により決定されたバックアップデータの転送量を一定時間間隔で領域分割し、領域分割されたバックアップデータの転送量を一制御単位として編集を行い、スケジュールを作成するスケジュール調整手段と、スケジュール調整手段で編集し、作成されたスケジュールに従って、バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段とを有することを特徴とする。
また、スケジュール調整手段は、バックアップ処理手段がバックアップ処理を行うためのスケジュール中に、バックアップデータの転送量が納まるように転送量の編集を行うことを特徴とする。
また、一制御単位に領域分割されたバックアップデータがスケジュールの範囲外に存在する場合には、スケジュール調整手段はスケジュールの範囲外にある一制御単位に領域分割されたバックアップデータと同種類で、かつスケジュールの範囲内に存在するバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする。
また、バックアップデータの帯域を調整した後、更に一制御単位に領域分割されたいずれかのバックアップデータがスケジュールの範囲外に存在する場合には、スケジュール調整手段は、スケジュールの範囲内に存在し、かつ帯域を調整することが可能なバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする。
また、スケジュール調整手段は、適当なバックアップデータが存在しない場合には、前記スケジュールの範囲内に存在する一部バックアップデータを削除することを特徴とする。
また、バックアップ処理手段は、バックアップデータのバックアップ処理を行った後、バックアップデータを履歴情報として、情報テーブルに格納することを特徴とする。
また、バックアップ処理手段でバックアップ処理が行われたバックアップデータを保管する転送実績保管手段を有することを特徴とする。
また、転送量決定手段は、転送実績保管手段がバックアップデータを保管した後、バックアップデータの転送量に基づき、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を決定することを特徴とする。
また、複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップ処理をするためのコンピュータで実行されるバックアッププログラムにおいて、複数の装置から通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定させる手順と、決定されたバックアップデータの転送量を編集させ、スケジュールを作成させる手順と、作成し編集されたスケジュールに従って、バックアップデータのバックアップ処理を行わせる手順とをコンピュータに実行させるためのバックアッププログラムを特徴とする。
また、決定されたバックアップデータの転送量を編集し作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶させる手順を有することを特徴とするバックアッププログラム。
また、バックアップ処理を行ったバックアップデータを保管させる手順とを有することを特徴とするバックアッププログラムを特徴とする。
また、複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップ処理をするためのコンピュータで実行されるバックアップ方法において、複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定させるステップ、決定されたバックアップデータの転送量を作成または編集させるステップ、作成または編集され、スケジュールに記憶された情報に従って、バックアップデータのバックアップ処理を行わせるステップとからなるバックアップ方法を特徴とする。
また、決定されたバックアップデータの転送量を編集し作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶させるステップとからなるバックアップ方法を特徴とする。
また、バックアップ処理を行ったバックアップデータを保管させるステップとからなるバックアップ方法を特徴とする。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
本発明に係る制御装置、制御システム及び制御プログラムによれば、バックアップ処理するデータの転送量を予め予測している。予測するデータの転送量は、バックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量平均、または転送量変動パターンに基づき決定している。本発明に係る制御装置は、予め予測したデータの転送量に基づき、制御装置や通信回線が輻輳状態にならないようスケジューリングし、常に最新情報を格納している。従って、常に最新情報がバックアップ装置に存在する安定な状況になり、災害発生後でも直ちに最新の環境に復旧できる安定した制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
また、本発明に係る制御装置、制御システム及び制御プログラムによれば、予め予測したデータの転送量を編集可能なブロックに分解している。バックアップ装置は、分解したブロックを通信回線の帯域状態に合わせて編集し、バックアップ処理するために効率的なスケジュールを作成する。そして、バックアップ装置は作成したスケジュールに従ってバックアップ処理を行っている。即ち、本発明に係る制御装置は、時間の無駄がないようにスケジューリングを行い、バックアップ元コンピュータのデータを短時間で受信するようにした。従って、従来に比べると時間の無駄がないようにスケジューリングを行ったため、バックアップ処理するデータの転送を短時間で効率的に行う制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
まず、本実施形態に係るバックアップシステムの概略構成の一例を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るバックアップシステムの全体構成図である。このバックアップシステムは、バックアップ元コンピュータ(L1〜Ln10)11と、バックアップ元コンピュータ11が保持するデータ10と、バックアップ元コンピュータ11とネットワークのWAN12を介してデータ10の送受信が可能なバックアップ装置13とを含む。図2で後述するように、バックアップ装置13は、中央処理装置21と、中央処理装置21に接続されたメモリ22と、中央処理装置21に接続された通信インターフェース23と、中央処理装置21に接続されたハードディスク24とを備える。また、ハードディスク24は、バックアップログ25、バックアップデータ26、転送量決定プログラム27、スケジュール調整プログラム28、スケジュール記憶プログラム29、バックアップ処理プログラム30、転送実績保管プログラム31、スケジュール情報テーブル32を格納している。
バックアップ元コンピュータ(L1〜Ln10)11が保持するデータ10は、WAN12を介してバックアップ装置13に転送する。
そして本実施例において、バックアップ装置13は従来から用いられている磁気テープライブラリ装置を用いる。しかし、本発明は光ディスク記憶装置や光磁気ディスク記憶装置など、他の記憶装置を用いてもよく、これらを併用してもよい。また、記憶媒体も磁気テープでなくてもよい。ただし、バックアップデータの保存先には、大容量の記憶装置を用いることが好ましい。
また、本実施例ではバックアップ対象のデータ10をデータベースの保持するデータ10としたが、本発明はこれに限られず、ファイルなどに保持されたデータであっても構わない。
なお、本実施例では、図中に示すようにバックアップ装置13が1台設けられているが、複数台設けてもよい。また、バックアップ装置13がバックアップ処理の管理を行い、システム全体のバックアップ処理のためのスケジュールを決定している。しかし、バックアップ元コンピュータ11で夫々がバックアップ処理のためのスケジュールを決定し、バックアップ装置13はそのスケジュール情報に従ってバックアップ処理を行ってもよい。
図2は、本実施形態に係るバックアップシステムのオンラインネットワークの概略システム構成図の一例を示している。
本実施形態に係るバックアップシステムは、バックアップ元コンピュータ11が保持するデータ10と、バックアップ元コンピュータ11と、バックアップ元コンピュータ11とネットワークのWAN12を介してデータ10の送受信が可能なバックアップ装置13とを含む。
本発明に係るバックアップ装置13は、中央処理装置21と、中央処理装置21に接続されたメモリ22と、中央処理装置21に接続された通信インターフェース23と、中央処理装置21に接続されたハードディスク24とを備える。
バックアップ装置13内のハードディスク24は、バックアップログ25、バックアップデータ26、転送量決定プログラム27、スケジュール調整プログラム28、スケジュール記憶プログラム29、バックアップ処理プログラム30、転送実績保管プログラム31、スケジュール情報テーブル32を格納している。
本実施例では、バックアップ装置13内のハードディスク24に情報を格納している。しかし、これらの情報はバックアップ装置13に接続されたバックアップ処理したデータ10を保存するための大容量の記憶装置を設置し、前記記憶装置を用いて格納してもよい。
以下、バックアップ装置13内の各構成の機能について説明する。
中央処理装置21は、バックアップ元コンピュータ11からデータ10を受信する。中央処理装置21は、受信したデータ10を一旦メモリ22に格納する。メモリ22に格納したデータ10をバックアップ処理するため、中央処理装置21はハードディスク34に格納するプログラムを実行する。メモリ32は、中央処理装置31がデータ1を処理する際に一時的にデータを格納する。通信インターフェース23は、ネットワークのWAN12を介してバックアップ元コンピュータ11と、バックアップ装置13内の中央処理装置21との間のデータ10の通信を実行する。
このようなバックアップシステムにおいて、バックアップ元コンピュータ11からバックアップ装置13に対し、データ10のバックアップ処理要求が行われた場合には、バックアップ装置13内の中央処理装置21は、ハードディスク24にアクセスを行う。次に、中央処理装置21は、ハードディスク24上にある以下のプログラムを実行する。プログラムは、転送量決定プログラム27、スケジュール調整プログラム28、スケジュール記憶プログラム29、バックアップ処理プログラム30、転送実績保管プログラム31と順に実行し、データ10のバックアップ処理を行う。
以下、バックアップ装置13内のハードディスク24上にある各種プログラムについて説明する。
転送量決定プログラム27は、バックアップ装置13のハードディスク24に格納されており、適宜メモリ22に読み込まれ、中央処理装置21にて実行される。そして、転送量決定プログラム27は、バックアップ処理するデータ10の転送量を、過去の転送量の実績に基づき決定するための転送量決定手段として機能する。
スケジュール調整プログラム28は、バックアップ装置13のハードディスク24に格納されており、適宜メモリ22に読み込まれ、中央処理装置21にて実行される。そして、スケジュール調整28は、バックアップするデータ10の転送量を決定した情報に基づいて、バックアップ処理するためスケジュールの調整を実行するためのスケジュール調整手段として機能する。
スケジュール記憶プログラム29は、バックアップ装置13のハードディスク24に格納されており、適宜メモリ22に読み込まれ、中央処理装置21にて実行される。そして、スケジュール記憶プログラム29は、前記スケジュール調整プログラム28で作成または編集されたバックアップ処理するスケジュールを記憶するための記憶手段として機能する。
バックアップ処理プログラム30は、バックアップ装置13のハードディスク24に格納されており、適宜メモリ22に読み込まれ、中央処理装置21にて実行される。そして、バックアップ処理プログラム30は、スケジュール調整されたデータ10のバックアップ処理を実行するためのバックアップ処理手段として機能する。バックアップ処理プログラム30は、バックアップ処理したデータ10をバックアップデータ26としてハードディスク24に格納する。
転送実績保管プログラム31は、バックアップ装置13のハードディスク24に格納されており、適宜メモリ22に読み込まれ、中央処理装置21にて実行される。そして、転送実績保管プログラム31は、前記バックアップ処理プログラム30がバックアップ処理したデータ10の転送実績を保管するための転送実績保管手段として機能する。転送実績保管プログラム31は、データ10の転送実績をバックアップログ25としてハードディスク24に格納する。
以下、バックアップシステムの処理動作について説明する。
本発明に係るバックアップ装置13内の中央処理装置21は、バックアップ元コンピュータ11に格納するデータ10を、ネットワークのWAN12を介して受信する。中央処理装置21は、ハードディスク24上の転送量決定プログラム27を実行する。転送量決定プログラム27は、受信したデータ10の転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する。ここでの過去の転送量の実績は、ハードディスク24上に格納されたバックアップログ25を利用する。本発明に係るバックアップ装置13は、予め予測したデータ10の転送量に基づき、バックアップ装置13やWAN12が輻輳状態にならないようにスケジュールを作成する。
なお、転送量決定プログラム27の詳細な処理動作については、図3乃至図7で後述する。
スケジュール調整プログラム28は、前記転送量決定プログラム27が決定したデータ10の転送量を、バックアップ処理するためのスケジュールの範囲内に納まるように作成または編集する。なお、スケジュール調整プログラム28の詳細な処理動作については、図8乃至図19で後述する。
スケジュール記憶プログラム29は、前記スケジュール調整プログラム28で作成または編集されたバックアップ処理するスケジュールを記憶しておく。
バックアップ処理プログラム30は、前記スケジュール調整プログラム28で作成または編集し、前記スケジュール記憶プログラム29により記憶されたスケジュールに従って、データ10のバックアップ処理を行う。バックアップ処理プログラム30は、バックアップ処理されたデータ10をバックアップデータ26として、バックアップ装置13内のハードディスク24上に格納する。なお、バックアップ処理プログラム30の詳細な処理動作については、図20で後述する。
転送実績保管プログラム31は、前記バックアップ処理プログラム30でバックアップ処理されたデータ10を、バックアップ装置13内のハードディスク24上に格納する。ハードディスク24上に格納されたデータ10は、データ10の実績に関する情報としてバックアップログ25に保管される。なお、転送実績保管プログラム31の詳細な処理動作については、図21で後述する。
このように、バックアップ装置13は転送量決定プログラム27、スケジュール調整プログラム28、スケジュール記憶プログラム29、バックアップ処理プログラム30、転送実績保管プログラム31を順次動作することにより、バックアップ元コンピュータ11のデータ10のバックアップ処理を行う。
次に、本発明の実施形態に係るバックアップシステムにおいて、バックアップ装置13がバックアップ処理するためのデータ10の平均転送量の求め方について述べる。以下、図3乃至図7に基づき、平均転送量の求め方について説明する。
図3は、バックアップ装置13がバックアップ処理するデータ10の平均転送量の計算を説明するためのグラフである。バックアップ装置13内のハードディスク24に格納されたバックアップログ25は、過去にバックアップ元コンピュータ11からWAN12を介して送信されたデータ10の転送量の変化を記録している。
グラフの縦軸は転送量(M)を横軸は時間(T)を表し、バックアップ処理するためのデータ10の転送量の推移をプロットしている。一般的に、バックアップ元コンピュータ11からバックアップ装置13にデータ10を送信する場合、データ10の転送量は一定の傾向を示す性質がある。この性質に着目して、バックアップ装置13は、バックアップ処理するデータ10の転送量実績を記憶するものである。そして、バックアップ装置13内の転送量決定プログラム27は、図3中のTpに示す、過去の一定期間のデータ1の転送量の平均値を求める。図3は、バックアップ元コンピュータL1及びL2のバックアップ処理するデータ10の転送量をプロットしている。転送量決定プログラム27は、バックアップ元コンピュータL1及びL2それぞれからのデータ10の転送量の平均値を求めるが、当該求められた平均値を、今後バックアップ処理されるデータ10の転送量(Ta)の予測値とする。
図4は、図3で示された転送量の場合において、転送量決定プログラム27が、バックアップログ25から、バックアップ処理するデータ10に係る転送量平均を計算する処理のフローチャート図である。
以下、図4のフローチャート図に基づき、データ10の転送量平均の求め方を説明する。
バックアップ装置13の転送量決定プログラム27は、データの総転送量Ttを求める。そのため、例えば前述の図3中のTpにあるような過去の一定期間に着目し、転送量決定プログラム27は、バックアップログ25内に格納されている期間Tpにおけるバックアップ処理されたデータ10の全転送量を加算する(ステップS100)。
次いで、ステップS100で加算されたバックアップ処理するためのデータ10の全ての転送量、即ち総転送量Ttを一定期間Tpで割ることにより、期間Tpにおける平均転送量Taを求める(ステップS101)。
以上の処理により、転送量決定プログラム27は、バックアップ処理するデータ10の平均転送量Taを決定する。
このように、バックアップ装置13内の転送量決定プログラム27が平均転送量を決定すると、決定した平均転送量に基づき、バックアップ処理するスケジュールを作成することができる。バックアップ装置13は、スケジュールに従ってバックアップ元コンピュータ11が保持するデータ10をバックアップ処理する。よって、バックアップ装置13はWAN12が輻輳状態にならないようスケジュールを作成し、常にデータ10の最新情報を格納している。本発明のバックアップシステムは、常に最新情報がバックアップ装置13に存在する安定な状況になり、災害発生後でも直ちに最新の環境に復旧することができる。
図5は、バックアップ処理されるデータ10の平均転送量を計算する説明図の他例である。
バックアップ装置13内のハードディスク24に格納されたバックアップログは、過去にバックアップ元コンピュータ11からWAN12を介して送信されたデータ1の転送量の変化を記録している。
グラフの縦軸は転送量(M)を横軸は時間(T)を表し、データ1の転送量の推移をプロットしている。図3、図4の例では、一定期間Tpの平均転送量により転送量を予測したが、図5の例では、転送量決定プログラム27が過去の転送量の変化パターンから次回の転送量を予測する。図5に示された横軸の時間(T)中にある等間隔で区切られた、過去の一定期間Tp1、Tp2、Tp3、Tp4に着目する。Tp1、Tp2、Tp3、Tp4において、バックアップ元コンピュータL1の転送量(M)は、一定のパターンを繰り返して変化している。そして、転送量(M)の繰り返しパターンに基づき、転送量決定プログラム27は、今回の一定期間Tp1にある予想転送量(斜線部51)を予測する。
図6Aは、前述の図5に示したバックアップ処理するデータ10の平均転送量を計算するグラフを表にして示した説明図である。また図6Bはバックアップログ25で、過去の転送量の実績を示している。
図6Aの表の縦軸はカウント数60を、横軸はパターン数(Ptn)62〜65を表している。以下、転送量決定プログラム27が実行するデータ10の転送量決定方法について述べる。グラム図5に、転送量決定プログラム27は、横軸の時間を一定の等間隔で区切る。転送量決定プログラム27は、区切られた一定期間の中で、転送量(M)が大きく変化する点を読み取る。転送量決定プログラム27は、読み取った転送量(M)の変化から転送量(M)の規則性をみる。転送量決定プログラム27は、今回の転送実績61と、過去の転送実績Ptn1(62)乃至Ptn4(65)とを比較し、規則性から今回の転送量(M)を予測し、一致した場合には今回の転送量として決定する。
以下に、図6において、転送量決定プログラム27が今回の転送量(M)を決定する方法についての詳細な説明を示す。転送量決定プログラム27は、転送量(M)が大きく変化する点を読み取る。転送量決定プログラム39は、転送量(M)の規則性を以下のように判断する。
図6Aの表には、過去の転送量の変化パターンの例を示している。パターン1(Ptn1)は、20、10、20、10、20、10、20、10・・・と転送量(M)が繰り返す場合を示している。パターン1(Ptn1)の場合は、転送量決定プログラム39は過去の2回にさかのぼり、20、10の規則性を見出す。
パターン2(Ptn2)は、20、10、60、20、10、60、20、10・・・と転送量(M)が繰り返す場合を示している。パターン2(Ptn2)の場合は、転送量決定プログラム39は過去の3回にさかのぼり、20、10、60の規則性を見出す。
パターン3(Ptn3)は、20、10、60、10、20、10、60、10・・・と転送量(M)が繰り返す場合を示している。パターン3(Ptn3)の場合は、転送量決定プログラム39は過去の4回にさかのぼり、20、10、60、10の規則性を見出す。
パターン4(Ptn4)は、20、10、60、10、20、20、10、60・・・と転送量(M)が繰り返す場合を示している。パターン3(Ptn4)の場合は、転送量決定プログラム39は過去の5回にさかのぼり、20、10、60、10、20の規則性を見出す。
そして、転送量決定プログラム39は、今回の予想転送量として、転送実績に当てはめて最も一致するパターンを検索する。転送量決定プログラム39は、一致するパターンを検索後、規則性から今回の予想転送量を決定する。表の例では、転送実績がパターン3(Ptn3)に相当しているため、今回の転送量は、パターン3(Ptn3)の20、10、60、10の規則性から予測して、10(M)となる。
図6Bは、バックアップログ25のデータ形式を説明している。
図6Bのバックアップログ25は、バックアップ元コンピュータ11がある拠点66、バックアップ元コンピュータ11が保持するバックアップ処理するためのデータ10の名称67、バックアップ装置13がデータ10をバックアップ処理する開始時間68、バックアップ装置13がデータ10のバックアップ処理を終わらせる終了時間69と、バックアップ装置13がバックアップ処理するデータ10の転送量70を記憶している。
図7は、転送量決定プログラム27がバックアップ処理する、今回のデータ10の予想転送量を決定する手順を示すフローチャート図である。バックアップ装置13の内のハードディスク24に格納されている転送量決定プログラム27は、前述のバックアップログ25を参照し、バックアップ処理するデータ10の転送量を決定するための計算を行う。
以下、フローチャートに基づき、データ10の転送量の求め方を説明する。転送量決定プログラム27は、バックアップログ25を参照する。バックアップログ25には、バックアップ元コンピュータ11のデータ10をバックアップ処理し、バックアップ処理した過去のデータ10の情報が格納してある。
そして、転送量決定プログラム27は、バックアップ処理するデータ10の転送量を決定するために、まず前述の図6の表にある繰り返しパターンを作成するため、転送量が大きく変化する点を、WAN12のトラフィックデータから読み取る(ステップS71)。
転送量決定プログラム27は、読み取った転送量の変化から規則性を見出す(ステップS72)。
転送量決定プログラム27は、図6Aの各種パターン情報62〜65に今回の転送実績を当てはめて、最も一致するパターンを検索する(ステップS72)。
転送量決定プログラム27はパターンが一致するまで検索を続ける。検索した結果、パターンが一致しない場合は、再度ステップS71に戻り、各種パターン情報62〜65以外の繰り返しパターンを作成する。
また、ステップS73において、パターンが一致する場合には、転送量決定プログラム27は、一致したパターンから今回の転送量を予測し決定する(ステップS75)。
なおステップS72において、転送量決定プログラム27がパターン作成終了後に、種々作成されたパターンの中から最も一致するパターンを検索しても、今回の転送パターンと一致するパターンを検出できない場合がある。
その場合は、転送量決定プログラム27は今回の転送量の予測を終了する(ステップS74)。
このように、バックアップ装置13内の転送量決定プログラム27は、今回の転送量を過去の転送量変動パターンに基づき決定した。転送量が決定すると、バックアップ装置13は、効率的にバックアップ処理するためのスケジュールを作成することができる。バックアップ装置13は、スケジュールに従ってバックアップ元コンピュータ11が保持するデータ10をバックアップ処理する。即ち、バックアップ装置13はWAN12が輻輳状態にならないようスケジュールを作成し、常にデータ10の最新情報を格納している。本発明のバックアップシステムは、常に最新情報がバックアップ装置13に存在する安定な状況になり、災害発生後でも直ちに最新の環境に復旧することができる。
以上から、転送量決定プログラム27がバックアップ処理する転送量を決定すると、次に
スケジュール調整プログラム28は決定した転送量に基づき、効率的にバックアップ処理するためのスケジュールを作成する。
次に、スケジュール調整プログラム28が、バックアップ処理するためのスケジュールを作成する方法について説明する。
図8は、スケジュール調整プログラム28が実行するために参照する、ハードディスク24に格納されたスケジュール情報テーブル32である。スケジュール情報テーブル32は、拠点名81、開始時間82、予想転送量83、帯域84を登録している。
拠点名81は、バックアップ元コンピュータ(L1乃至Ln)11の種類を表している。開始時間82は、各拠点であるバックアップ元コンピュータ11のデータ10をバックアップ装置13にバックアップ処理する開始時間を表している。予想転送量83は、前述の転送量決定プログラム27が過去のバックアップログ25を参照にして決定した、各拠点の転送量を表している。帯域84は、各拠点の使用帯域を表している。
なお、拠点名81、開始時間82、予想転送量83、帯域84のいずれも数字の低い順から並ぶ必要はなく、また並び順の先頭から順々にバックアップ処理する必要もない。
スケジュール調整プログラム28は、転送量決定プログラム27で決定したデータ10の転送量に基づき、スケジュールを作成する。スケジュール調整プログラム28は、作成されたスケジュールを編集することが可能である。次に、スケジュール記憶プログラム29は、作成されたスケジュールを記憶するための処理を実行する。そして、バックアップ処理プログラム30は、スケジュールに基づいて、バックアップ処理を実行する。なお、作成されたスケジュールの詳細については、図18で後述する。
本実施例は、バックアップ装置13がバックアップ元コンピュータ11にある銀行データなどの重要なデータ10を、バックアップ元コンピュータ11と離れた場所に遠隔バックアップ処理することについて述べている。そして、WAN12等の通信回線を介して、バックアップ装置13はバックアップ元コンピュータ11にあるデータ10を転送し、バックアップ処理をとるケースを述べている。
現時点におけるWAN12の伝送速度は、一般にLANの伝送速度に比べ遅く、またLANにおいて通信コストはかからないが、WAN12では通信コストがかかるという問題点がある。WAN12の伝送遅延を回避するためにはできるだけ高速な回線を使用することが望まれるが、一方で回線は高速になるほど通信コストが高くなるため、むやみに高速な回線を使用することは経済的な理由からできないことになる。
従って、バックアップ元コンピュータ11に格納されたデータ10がWAN12経由でバックアップ処理を実施する場合、バックアップ可能な時間帯Tとデータを転送する許容帯域Rは限定されてくる。またバックアップ元コンピュータ11の事情によりバックアップ開始時間が限定されるケースもある。この制約を満たすよう帯域を決定する必要がある。つまり、模式的に表現すると、横軸にバックアップ可能な時間帯Tと縦軸にデータを転送する許容帯域Rをとり、T×Rの二次元平面内にスケジューリングする必要がある。
図9は、バックアップ処理するデータ10の転送量に関し、バックアップが可能な時間帯Tと許容された帯域Rの関係を示した図である。
図9は、バックアップ元コンピュータ11に格納されたデータ10がWAN12経由でバックアップ装置13に転送する際、WAN12のトラフィックの許容帯域90を設定した場合を示す。図中の括弧内はデータ10の予想転送量を示している。図中のバックアップ元コンピュータL3(1000)とLn(500)については、バックアップ処理するデータ10の予想転送量がT×Rの許容帯域90を超えている。即ち、図中のバックアップ元コンピュータL3(1000)の斜線部分91及びLn(500)の斜線部分92が、バックアップ可能な時間帯Tを超えている。この場合、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL3及びLnのY軸方向の許容帯域Rを増やし、バックアップが可能な時間帯T内に、予想転送量が収まるよう調整を行う必要がある。スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL3及びLnのY軸方向の許容帯域を上げる。そして同時に、全てのバックアップ元コンピュータ11がY軸方向の許容帯域Rの制約を守るようにする。そのため、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1或いはL2のY軸方向の帯域を減らす必要が生じる。
以下、スケジュール調整プログラム28が転送量を編集し、バックアップ処理するスケジュールを作成する方法について詳細に述べる。
図10は、スケジュールの制約遵守の判定図を示している。これは、各バックアップ元コンピュータ11の予想転送量が、バックアップ可能な時間帯Tとデータ10を転送する許容帯域RであるT×Rの制約を満たすための方法について説明するものである。
まず、バックアップ装置13のハードディスク24内にあるスケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の転送量を一定時間(例えば10分)で分割する。この一定時間で分割した転送量を一制御単位とし、図中にブロックで示す。スケジュール調整プログラム40は、一制御単位に領域分割されたブロックを、T×Rの許容帯域の範囲内100に納まるようにスケジュール作成する。図中において、X軸方向103に納まらない場合には許容帯域Rに対する制約違反であり、Y軸方向104に納まらない場合にはバックアップが可能な時間帯Tに対する制約違反があったと判定する。よって、スケジュール調整プログラム28は、データ10の予想転送量が制約違反しているバックアップ元コンピュータL3(101)及びLn(102)に着目する。
図11は、バックアップ可能な時間T(T〔0〕〜T〔n〕)とデータ10を転送する許容帯域Rの関係図において、Y軸方向の許容帯域Rの調整方法について説明するための図である。
スケジュール調整プログラム28は、予想転送量の制約違反がある、X軸方向の時間帯Tのブロックの調整を行う。ブロックの調整方法は図11中の太線の矩形が示すように、スケジュール調整プログラム28がバックアップ元コンピュータL3(112)及びLn(113)の編集を行う。スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL3(112)及びLn(113)の予想転送量をY軸方向に増やす。このように、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ可能な時間帯T内にデータ10の転送量が納まるように制約する。
ここで、バックアップ可能な時間帯T内にデータ10の転送量が納まるように制約した。しかし、図中のバックアップ元コンピュータLnの斜線部110が示すように、バックアップ元コンピュータLnのブロックの一部が納まらず、Y軸方向の許容帯域Rに対して制約違反が起きてしまう。次に、Y軸方向の許容帯域Rに対して制約違反が起きた場合の、調整方法について説明する。
図12は、データ10の転送量が、R方向に納まらない場合の調整方法について説明するための図である。
前述図11中のY軸方向の許容帯域Rにおいて、スケジュール調整プログラム28は、データ10の予想転送量が制約違反に関わる、バックアップ元コンピュータLn(113)に着目する。スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1(111)とL3(112)とLn(113)の合わせた転送量が、Y軸方向の許容帯域R内に納まるよう編集を行う。まず、許容帯域Rの調整を行うため、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1(111)、L3(112)、Ln(113)のいずれかの予想転送量の帯域を減らすことが可能かを判断する。
図12は、X軸のバックアップ可能な時間帯Tにおいて、スケジュール調整プログラム28は、制約違反しているバックアップ元コンピュータL3(122)及びLn(123)の予想転送量の帯域を増やした図を示している。次に再度、スケジュール調整プログラム28がバックアップ元コンピュータL3(122)及びLn(123)の帯域を減らすと、図10のように転送量がバックアップ可能な時間帯Tに納まらなくなる。即ち、転送量がX軸方向に納まらず、バックアップが可能な時間帯Tに対する制約違反が起きたと判定する。
このような場合、Y軸方向の許容帯域Rの調整を行うためスケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1(121)、L3(122)、Ln(123)の中で、編集可能なブロックを判定する。前述の通り、バックアップ元コンピュータL3(122)とLn(123)の予想転送量の帯域を減らすことは不可能である。
よって、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1(121)の予想転送量の帯域を適当に下げる。そして再度、スケジュール調整プログラム28は、バックアップが可能な時間帯Tと許容帯域R中にあるブロックが、T×Rの二次元平面内120に納まり、制約違反をしていないか判定する。そして、バックアップ調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の予想転送量が制約違反しなくなるまで、上述の処理を繰り返す。
しかしながら、Y軸方向に示す許容帯域Rにおいて制約違反がある場合でも、バックアップ元コンピュータL1〜Ln中で、ブロック化したバックアップ処理するデータ10の予想転送量の何れも帯域が減らせないことがある。この場合には、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の予想転送量の適当なブロックを選択・削除した後、再度制約判定図を作成する。そして、スケジュール調整プログラム28は、Y軸方向の許容帯域Rの調整を行う。バックアップ処理の対象外になった予想転送量であるブロック情報について、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ装置13内のハードディスク24に格納する。
図13は、上述の図9〜図12に示したスケジュールの制約遵守の判定方法をフローチャートで示した図である。以下、スケジュール調整プログラム28がバックアップ処理するためのスケジュールを、作成または編集する方法について詳細に述べる。
バックアップ装置13のハードディスク24にあるスケジュール調整プログラム28は、転送量決定プログラム27で決定した転送量に基づき、バックアップが可能な時間帯Tと許容帯域Rの関係を示す制約判定図を作成する(ステップS131)。
ここでは、バックアップ装置13がバックアップ処理するデータ10を転送ジョブと呼ぶ。
スケジュール調整プログラム28は、バックアップコンピュータL1〜Lnの中から転送ジョブを、1つ選択する(ステップS132)。
スケジュール調整プログラム28は転送ジョブの選択を終了したか否かを判断する(ステップS133)。
ここで、スケジュール調整プログラム28が転送ジョブの選択中に、バックアップ可能な時間帯Tの制約を違反していないかを判定する(ステップS134)。スケジュール調整プログラム28が、選択した転送ジョブについてバックアップ可能な時間帯Tの制約を違反していないと判定すると、ステップS132に戻る。スケジュール調整プログラム28は、制約違反の判定を行っていない、その他の種類の転送ジョブを選択し制約違反の判定を繰り返す。
また、ステップS134において、スケジュール調整プログラム28が、選択した転送ジョブについてバックアップ可能な時間帯Tの制約を違反していると判定する。この場合は、スケジュール調整プログラム28は、制約違反している転送ジョブの帯域を増やし、バックアップ可能な時間帯Tの制約を満たすように調整を行う(ステップS135)。そして、調整を行った後はステップS132に戻る。スケジュール調整プログラム28は、制約違反の判定を行っていない、その他の種類の転送ジョブを選択し制約違反の判定を繰り返す。
図14は、図13の続きで、上述の図9〜図12に示したスケジュールの制約遵守の判定方法をフローチャートで示した図である。
前述のステップS133において、スケジュール調整プログラム28が転送ジョブの選択を終了する。その場合には、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータの転送量を表す帯を一定時間(例えば10分)で分割する。一制御単位に分割されたものを、一ブロックとする。そしてこのブロックが、X軸方向にバックアップ可能な時間帯TとY軸方向にデータを転送する許容帯域RをとったT×Rの矩形(制約判定図)に納まるように、スケジュール調整プログラム28は制約判定図を作成する(ステップS141)。
以上から、スケジュール調整プログラム28は、X軸方向のバックアップが可能な時間帯Tに対する制約違反はないと判定する。次にスケジュール調整プログラム28は、Y軸方向に納まらない場合の許容帯域Rに対する制約違反について判定する。
前述の図12に示すようなバックアップが可能な時間帯T(T〔0〕〜T〔n〕)と許容帯域Rの関係図において、R方向の調整方法について説明する。
図中のバックアップ可能な時間帯T(T〔0〕〜T〔n〕)に、転送ジョブが並んでいる。Y軸方向の許容帯域Rにおいて、制約違反する転送ジョブを判定するため、スケジュール調整プログラム28はT〔0〕〜T〔n〕を順次選択する(ステップS142)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔0〕〜T〔n〕の選択を繰り返す(ステップS143)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔0〕からT〔n〕まで転送ジョブがY軸方向で制約違反をしているか否かを判定する(ステップS144)。転送ジョブがR方向で制約違反をしていない場合は、ステップS143においてT〔0〕〜T〔n〕の選択を終了する。
また、ステップS144において転送ジョブがY軸方向で制約違反をしていると判定する場合は、スケジュール調整プログラム28は、条件を満たすジョブの帯域を1単位(例えば1Mbps)減らす(ステップS145)。
そして再度、一制御単位として分割したブロックがT×Rの二次元平面内に納まらず、制約を違反していないか判定する。そして、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の予想転送量が許容帯域に納まり、制約違反しなくなるまで、上述の処理を繰り返す。
ステップS143において、T〔0〕〜T〔n〕の選択を終了すると、スケジュール調整プログラム28は、全ての転送ジョブが制約違反をしているか否かについての判定を行う(ステップS146)。
判定を行った結果、スケジュール調整プログラム28が、全ての転送ジョブが制約違反をしていないと判定した場合は処理を終了する。そして、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理を行うために調整されたスケジュールをスケジュール記憶プログラム29に送る。また、ステップS146において、スケジュール調整プログラム28が転送ジョブについて制約違反の判定を行った結果、制約違反していると判定した場合がある。さらには、バックアップ調整プログラム28は、バックアップ元コンピュータL1〜Lnの何れのブロックも帯域を減らせないことがある。
この場合には、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の予想転送量の適当なブロックを選択し削除をする(ステップS147)。
そして、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理の対象外になった予想転送量の情報をバックアップ装置13内のハードディスク24上のスケジュール情報テーブル32に格納する(ステップS149)。
スケジュール情報テーブル32に格納した後に、スケジュール調整プログラム28は、再度制約判定図を作成するためにステップS141に戻り、上述の処理を繰り返す。
以上から、データは適当なサイズのブロックに分解され、編集でき、時間の無駄なくジョブの転送量を決めることができる。よって、従来に比べ、データ転送を短時間で処理する効率的な制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
図15は、前述の図13で説明したステップS131の部分の制約判定図作成について詳細に示したフローチャートである。
図15のフローチャートにおいて、バックアップ装置13のハードディスク24にあるスケジュール調整プログラム28は、転送量決定プログラム39で決定した転送量に基づき、バックアップ処理が可能な時間帯Tと許容帯域Rの関係を示す制約判定図を作成する(ステップS200)。また、ここではバックアップ装置13がバックアップ元コンピュータ(L1〜Ln)11に格納するデータ10をバックアップ処理する際の、データ10の転送量を転送ジョブと呼ぶ。
スケジュール調整プログラム28は、バックアップコンピュータL1〜Lnの転送ジョブ一覧の中から転送ジョブを1つ選択する(ステップS151)。
スケジュール調整プログラム28は転送ジョブの選択を終了したか否かを判断する(ステップS152)。
ここで、スケジュール調整プログラム28が転送ジョブの選択中に、バックアップ可能な時間帯Tの制約を違反していないかを判定する。そのために、バックアップ処理する転送ジョブの必要な処理時間を計算する。計算方法としては、処理時間(t)を求めるためにバックアップ可能な帯域を、前述の図3〜図7より求めた予測転送量で割る(ステップS153)。
バックアップ装置13が、バックアップ処理を終了する時間(et)は、バックアップ処理を開始する時間(st)に前述で求めた処理時間(t)を加えた時間とする(ステップS154)。
そして、後述する図16のTに関するメモリ上のデータに、スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理を開始する時間(st)からバックアップ処理を終了する時間(et)までの、ジョブの種類及び転送量である帯域を書き込んでいく(ステップS155)。
ここで、ステップS155にあるttは単位時間を表し、この例では10分を一単位をしている。
図16は、前述の図13で説明したステップS131の部分で、スケジュール調整プログラム28が参照する詳細なデータ構成図である。
図16のデータ10の転送ジョブ161は、ジョブの種類をLm、帯域を10としている。また図16の転送ジョブ162は、ジョブの種類をLn、帯域を5としている。矩形は各々のジョブの総転送量を示し、矩形の縦辺は帯域を横辺は時間を表している。また、前述したように矩形は10分を一単位で刻んでいる。
図16のメモリ上のデータは、前述の図10乃至図12の制約遵守の判定図に対応している。図16の転送ジョブ161にあるジョブのLmは5個のブロックがあり、また図16の転送ジョブ162にあるジョブのLnは3個のブロックがある。そして、ブロックを1個ずつメモリ上のバックアップ処理するスケジュールデータ163に書き込んでいく。データ163の縦軸は、各々のジョブの帯域の総和がデータを転送する許容帯域内であるようにする。また、スケジュールデータ163の横軸は、バックアップ装置13がバックアップ処理が可能な時間帯を示している。このように、スケジュール調整プログラム28は、データ10を適当なサイズのブロックに分解して編集し、時間の無駄なくジョブの転送量を決めることができる。
図17は、前述の図14で説明したステップS144の部分の、スケジュール調整プログラム28の処理動作について詳細に示したフローチャートである。
スケジュール調整プログラム28は、バックアップ処理するデータ10の転送量を表す帯を一定の時間(例えば10分)で分割する。スケジュール調整プログラム28は、分割したブロックを、横軸にバックアップ可能な時間帯Tと縦軸にデータを転送する許容帯域RをとったT×Rの矩形(制約判定図)に納まるように、制約判定図を作成する。以上から、X軸方向のTに対する制約違反はないと判定できるため、次にY軸方向にはみ出す場合のRに対する制約違反について判定する。
前述の図11に示すような時間T(T〔0〕〜T〔n〕)と許容された帯域Rの関係図において、R方向の詳細な調整方法について説明する。
まず、バックアップ可能な時間帯T(T〔0〕〜T〔n〕)のそれぞれに並ぶ、R方向で制約違反に関わる転送ジョブを探すために、T〔0〕〜T〔n〕を選択する(ステップS171)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔0〕〜T〔n〕の選択を繰り返し、選択したかを確認する(ステップS172)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔p〕における帯域T〔0〕〜T〔n〕を示す、T〔p,1〕〜T〔p,n〕を順次選択し(ステップS173)選択が終了するまで、上述のステップを繰り返す(ステップS174)。
スケジュール調整プログラム28は、帯域T〔0〕〜T〔n〕を選択すると同時に、選択した帯域を加算処理する(ステップS175)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔p,1〕〜T〔p,n〕までを加算処理した結果をT〔p〕のトータル帯域として、これをTaとする。そして、T〔p〕のトータル帯域Taがバックアップ処理を許容した帯域R以内であるかを判定する(ステップS176)。
図18のAは、前述の図14で説明したステップS144の部分の、スケジュール調整プログラム28の処理動作について詳細に示したスケジュールデータである。
図18のBは、前述の図14で説明したステップS144の部分の制約条件チェックについて詳細に示したデータ構造図である。図18のBのデータ構造図は、制約条件が満足した場合にバックアップ処理するためのスケジュール情報にあたる。
図18のAのデータは、図17で前述したフローチャート中のT〔p〕におけるトータル帯域を求めるためのものである。例えば、図18のAのデータで、横軸T〔p〕181に並ぶ全帯域は、ジョブの種類がLmで帯域が10、ジョブの種類がLnで帯域が5、ジョブの種類がLpで帯域が30と3種類のものがある。よって、合計した帯域のTaは、ジョブの種類Lmの帯域である10と、ジョブの種類Lnの帯域である5と、ジョブの種類Lpの帯域である30とを合計した45である。このように帯域の合計量を常時判定し、バックアップ処理を許容した帯域R以内であるかを確認する。
従って、スケジュール調整プログラム28は、適当なサイズのブロックに分解したデータを、前述のように編集でき、また帯域の合計量を常時判定するため、帯域の輻輳状態を避け、確実にジョブの転送量を決めることができる。
図18のBのメモリ上のデータは、バックアップ元コンピュータ11として拠点名183、バックアップ処理するデータ10のファイル名184、バックアップ装置13がバックアップ処理を行う開始時間185、バックアップ装置13がバックアップ元コンピュータ11から転送する予定の予想転送量186、そして帯域187の情報を格納している。
図19は、前述の図14で説明したS145の部分の、条件を満足するジョブの帯域を1単位下げるための詳細方法についてのフローチャート図を示している。
スケジュール調整プログラム28が、X軸方向のTに関する制約違反はないと判定した後、Y軸方向にはみ出す場合のRに関する制約違反について判定する。スケジュール調整プログラム28は、前述の図12に示すような時間T(T〔0〕〜T〔n〕)で転送ジョブがY軸方向で制約違反をしているか否かを判定する。
そして、転送ジョブがY軸方向で制約違反をしていると判定する場合、スケジュール調整プログラム28は、条件を満たすジョブの帯域を一単位(例えば1Mbps)下げる。スケジュール調整プログラム28は、T〔p〕における帯域T〔0〕〜T〔n〕を示す、T〔p,1〕〜T〔p,n〕を順次選択し(ステップS191)選択が終了するまで、上述のステップを繰り返す(ステップS192)。
スケジュール調整プログラム28は、T〔p,1〕〜T〔p,n〕を順次選択する際に、選択したジョブの帯域を仮に1単位下げる(ステップS193)。
スケジュール調整プログラム28は、選択したジョブの帯域を仮に1単位下げたところで、T制約が満足するか否かを判定する(ステップS194)。
ここで、T制約が満足した場合には、スケジュール調整プログラム28は、選択しているジョブの帯域を一単位下げる(ステップS195)。
さらに、ステップS193でスケジュール調整プログラム28は、選択したジョブの帯域を仮に1単位下げても、T制約を満たさない場合がある。そのような場合は、1単位下げた帯域を元の状態にし、ステップS191に戻り、T〔p〕における帯域T〔0〕〜T〔n〕の中から、未選択のジョブの帯域を選択し、上述のステップを繰り返す。
このように、スケジュール調整プログラム28は、データを適当なサイズのブロックに分解して編集でき、時間の無駄ないようジョブの転送量を決めることができる。よって、従来に比べ、データ転送を短時間で処理する効率的な制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
上述のバックアップシステムにおけるバックアップ装置13は、常時ジョブの最新情報を格納することができ、従って、常に最新の情報がバックアップ装置13に存在する安定した状況になり、災害発生後でも直ちに最新の環境に復旧できる安定した制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
図20は、バックアップ装置13内のバックアップ処理プログラム30の処理に関するフローチャートを示している。
バックアップ装置13のバックアップ処理プログラム30は、図18のBで前述したスケジュールの情報に従い、バックアップ処理を実行する(ステップS201)。
バックアップ処理プログラム30は、スケジュール情報テーブル32に格納してある開始時間になったら、バックアップデータの転送リクエストをバックアップ元コンピュータ10に対して送信する。バックアップ元コンピュータ10は転送リクエストを受信すると、バックアップ装置13に対しデータ10を送信する。バックアップ装置13は、バックアップ元コンピュータ10のデータ10を受信する(ステップS202)。
バックアップ装置13のバックアップ処理プログラム30は、受信したデータ10のバックアップ処理をスケジュールに基づいて実行する。バックアップ処理プログラム30は、バックアップ処理したデータ10をバックアップデータ26として、ハードディスク24に格納する(ステップS203)。
図21は、バックアップ装置13内の転送実績保管プログラム31の処理に関する、フローチャートを示している。
バックアップ装置13の転送実績保管プログラム31は、バックアップ処理プログラム30が記録したバックアップ処理したログを入手する(ステップS221)。
転送実績保管プログラム30は、入手したログをログファイルに書き込み、このログファイルをバックアップログ25として、バックアップ装置13のハードディスク24に格納する。バックアップログ25については、図6のBで前述している(ステップS212)。
以上から、従来に比べると、時間の無駄がないようにスケジューリングを行ったため、バックアップデータの転送を短時間で処理することのできる効率的な制御装置、制御システム及び制御プログラムを提供することができる。
本実施形態に係るバックアップシステムの全体構成図。 バックアップシステムのオンラインネットワークの概略システム 構成図。 例1として、バックアップ処理するデータの平均転送量を計算す るグラフ図。 バックアップ処理するデータの平均転送量を計算するためのフロ ーチャート図。 例2として、バックアップ処理するデータの平均転送量を計算す るグラフ図。 バックアップ処理するデータの平均転送量を計算するグラフを表 A及びバックアップログのデータ形式図。 バックアップ処理するデータの平均転送量を計算するグラフをフ ローチャートで示した図。 スケジュール情報テーブルを示した図。 バックアップ処理のデータ転送量に関し、時間と許容された帯域 の関係を示した図。 制約遵守の判定図。 時間T(T〔0〕〜T〔n〕)において、T方向にはみ出す場合 の調整方法についての説明図。 データを転送する許容帯域Rにおいて、R方向にはみ出す場合の 調整方法についての説明図。 制約遵守の判定方法をフローチャートで示した図。 図13の続きの図。 制約判定図作成についての詳細なフローチャート図。 制約判定図作成についての詳細な表。 制約条件チェックについての詳細なフローチャート図。 制約条件チェックについての詳細な表A及びスケジュールデータ B。 制約判定図で、条件を満足するジョブの帯域を1単位下げるため の詳細方法を示したフローチャート図。 バックアップ装置内のバックアップ処理プログラムの処理フロー チャート図。 バックアップ装置内の転送実績保管プログラムの処理フローチャ ート図。
符号の説明
1 ディスク
10 バックアップ元コンピュータ
20 WAN
30 バックアップ装置
31 CPU
32 メモリ
33 通信IF
34 ハードディスク
35 バックアップログ
36 バックアップデータ
37 識別番号情報テーブル
38 識別子情報テーブル
39 転送量決定プログラム
40 スケジュール調整プログラム
41 スケジュール記憶プログラム
42 バックアップ処理プログラム
43 転送実績保管プログラム

Claims (31)

  1. 複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップの実行を制御する制御装置において、
    前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と、
    前記転送量決定手段により決定されたバックアップデータの転送量を編集し、スケジュールを作成するスケジュール調整手段と、
    前記スケジュール調整手段で編集し、作成されたスケジュールに従って、前記バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段と
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、
    前記スケジュール調整手段で編集し、作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶する記憶手段を有することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1記載の制御装置において、
    前記転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量平均から決定したものであることを特徴とする制御装置。
  4. 前記転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、
    前記バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量変動パターンから決定したものであることを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1記載の制御装置において、
    前記転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理を行ったバックアップデータの履歴情報から求めることを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1記載の制御装置において、
    前記スケジュール調整手段は、前記転送量決定手段が決定した前記スケジュール中のバックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を一定時間間隔で領域分割し、前記領域分割されたバックアップデータの転送量を一制御単位として編集を行うことを特徴とする制御装置。
  7. 請求項6記載の制御装置において、
    前記スケジュール調整手段は、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理を行うためのスケジュール中に、前記バックアップデータの転送量が納まるように当該転送量の編集を行うことを特徴とする制御装置。
  8. 請求項7記載の制御装置において、
    前記一制御単位に領域分割されたバックアップデータが前記スケジュールの範囲外に存在する場合には、前記スケジュール調整手段は前記スケジュールの範囲外にある当該一制御単位に領域分割されたバックアップデータと同種類で、かつ前記スケジュールの範囲内に存在するバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする制御装置。
  9. 請求項8記載の制御装置において、
    前記バックアップデータの帯域を調整した後、更に前記一制御単位に領域分割されたいずれかのバックアップデータが前記スケジュールの範囲外に存在する場合には、前記スケジュール調整手段は、前記スケジュールの範囲内に存在し、かつ帯域を調整することが可能なバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする制御装置。
  10. 請求項9記載の制御装置において、
    前記スケジュール調整手段は、適当なバックアップデータが存在しない場合には、前記スケジュールの範囲内に存在する一部バックアップデータを削除することを特徴とする制御装置。
  11. 請求項1記載の制御装置において、
    前記バックアップ処理手段でバックアップ処理が行われた前記バックアップデータを保管する転送実績保管手段を有することを特徴とする制御装置。
  12. 請求項11記載の制御装置において、
    前記転送量決定手段は、前記転送実績保管手段が前記バックアップデータを保管した後、当該バックアップデータの転送量に基づき、前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を決定することを特徴とする制御装置。
  13. 複数の装置と、前記複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップデータの実行を制御する制御装置を有する制御システムにおいて、
    前記複数の装置は、
    前記バックアップデータを前記制御装置に対して送信する送信手段を有し、
    前記制御装置は、
    前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と、
    前記転送量決定手段により決定されたスケジュール中のバックアップデータの転送量を作成または編集するスケジュール調整手段と、
    前記スケジュール調整手段で作成または編集された情報に従って、前記バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段と
    を有することを特徴とする制御システム。
  14. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記スケジュール調整手段で作成または編集されたバックアップ処理するスケジュールを記憶する記憶手段を有することを特徴とする制御システム。
  15. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量平均から決定したものであることを特徴とする制御システム。
  16. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記転送量決定手段は、バックアップ処理を行う前記バックアップデータの転送量を、
    前記バックアップ処理手段がバックアップ処理した過去の一定期間のバックアップデータの転送量変動パターンから決定したものであることを特徴とする制御システム。
  17. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記転送量決定手段は、前記スケジュール中のバックアップデータの転送量を、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理を行い、前記バックアップデータを格納した履歴情報から求めることを特徴とする制御システム。
  18. 複数の装置と、前記複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップデータの実行を制御する制御装置を有する制御システムにおいて、
    前記複数の装置は、
    前記バックアップデータを前記制御装置に対して送信する送信手段を有し、
    前記制御装置は、
    前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定する転送量決定手段と
    前記転送量決定手段により決定されたバックアップデータの転送量を一定時間間隔で領域分割し、前記領域分割されたバックアップデータの転送量を一制御単位として編集を行い、スケジュールを作成するスケジュール調整手段と、
    前記スケジュール調整手段で編集し、作成されたスケジュールに従って、前記バックアップデータのバックアップ処理を行うバックアップ処理手段と
    を有することを特徴とする制御システム。
  19. 請求項18記載の制御システムにおいて、
    前記スケジュール調整手段は、前記バックアップ処理手段がバックアップ処理を行うためのスケジュール中に、前記バックアップデータの転送量が納まるように当該転送量の編集を行うことを特徴とする制御システム。
  20. 請求項19記載の制御システムにおいて、
    前記一制御単位に領域分割されたバックアップデータが前記スケジュールの範囲外に存在する場合には、前記スケジュール調整手段は前記スケジュールの範囲外にある当該一制御単位に領域分割されたバックアップデータと同種類で、かつ前記スケジュールの範囲内に存在するバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする制御システム。
  21. 請求項20記載の制御システムにおいて、
    前記バックアップデータの帯域を調整した後、更に前記一制御単位に領域分割されたいずれかのバックアップデータが前記スケジュールの範囲外に存在する場合には、前記スケジュール調整手段は、前記スケジュールの範囲内に存在し、かつ帯域を調整することが可能なバックアップデータの帯域を調整することを特徴とする制御システム。
  22. 請求項21記載の制御システムにおいて、
    前記スケジュール調整手段は、適当なバックアップデータが存在しない場合には、前記スケジュールの範囲内に存在する一部バックアップデータを削除することを特徴とする制御システム。
  23. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記バックアップ処理手段は、前記バックアップデータのバックアップ処理を行った後、当該バックアップデータを履歴情報として、情報テーブルに格納することを特徴とする制御システム。
  24. 請求項13記載の制御システムにおいて、
    前記バックアップ処理手段でバックアップ処理が行われた前記バックアップデータを保管する転送実績保管手段を有することを特徴とする制御システム。
  25. 請求項24記載の制御システムにおいて、
    前記転送量決定手段は、前記転送実績保管手段が前記バックアップデータを保管した後、当該バックアップデータの転送量に基づき、前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を決定することを特徴とする制御システム。
  26. 複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップ処理をするためのコンピュータで実行されるバックアッププログラムにおいて、
    前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定させる手順と、
    決定されたバックアップデータの転送量を編集させ、スケジュールを作成させる手順と、
    作成し編集されたスケジュールに従って、前記バックアップデータのバックアップ処理を行わせる手順と
    を前記コンピュータに実行させるためのバックアッププログラム。
  27. 請求項26記載のバックアッププログラムにおいて、
    決定されたバックアップデータの転送量を編集し作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶させる手順を有することを特徴とするバックアッププログラム。
  28. 請求項26記載のバックアッププログラムにおいて、
    バックアップ処理を行った前記バックアップデータを保管させる手順とを有することを特徴とするバックアッププログラム。
  29. 複数の装置に通信回線を介して接続され、バックアップ処理をするためのコンピュータで実行されるバックアップ方法において、
    前記複数の装置から前記通信回線を介して送信されるバックアップデータの転送量を過去の転送量の実績に基づき決定させるステップ、
    決定されたバックアップデータの転送量を作成または編集させるステップ、
    作成または編集され、前記スケジュールに記憶された情報に従って、前記バックアップデータのバックアップ処理を行わせるステップとからなるバックアップ方法。
  30. 請求項29記載のバックアップ方法において、
    決定されたバックアップデータの転送量を編集し作成されたバックアップ処理するスケジュールを記憶させるステップとからなるバックアップ方法。
  31. 請求項29記載のバックアップ方法において、
    バックアップ処理を行った前記バックアップデータを保管させるステップとからなるバックアップ方法。
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