JP2004056726A - トラヒック量制御装置およびトラヒック量制御方法 - Google Patents

トラヒック量制御装置およびトラヒック量制御方法 Download PDF

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武井 一朗
Tomoyoshi Ito
伊藤 智祥
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Abstract

【課題】ユーザのフローをクラス分けし、各クラスのトラヒック量の比率を守りながらトラヒック量の制御を行うこと。
【解決手段】本発明は、各クラスのデータのトラヒック量を観測しておき、受信したデータのトラヒック量と受信したデータとは別のクラスに属するデータのトラヒック量との比率が、予め定められた比率になるようにデータの廃棄確率を決定し、決定した廃棄確率を用いて受信したデータの廃棄を行うことで、データのクラス別のトラヒック量の制御を行うようにすることにより、各クラス間のトラヒック量の比率を守りながらクラス別のトラヒック量の制御を行うものである。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中継ネットワークと端末より構成される通信ネットワークにおいて、中継ネットワークと端末との間のデータのフローをクラス分けし、クラス毎にトラヒック量の制御を行うトラヒック量制御装置及びトラヒック量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、中継装置と端末との間のデータのフローをユーザによってクラス分けし、クラス毎にトラヒック量(帯域)制御することが行われている。
【0003】
このトラヒック量制御の方法としては、スケジューリングアルゴリズムがある。スケジューリングアルゴリズムの中でもよく使われる方法としてCBQ(Class Based Queue)がある。CBQは各クラスに所定のトラヒック量を割り当てるようにクラス毎にトラヒック量をコントロールするスケジューリングアルゴリズムである。
【0004】
また、クラス毎にトラヒック量を制御する方法として、特開平11−187072号公報に開示された「ネットワーク内パケット伝送方式およびパケット端末」がある。この方法では、まず、各クラスの転送情報の入力量を観測し、その入力量と各クラスに予め決められたトラヒック量を基に、各クラスの使用するトラヒック量が所定のトラヒック量になるようにフローの廃棄を行う優先値を決定する。そして、この優先値に基づいて、各クラスのフローの廃棄確率を変動させるものである。
【0005】
また、クラス毎にトラヒック量の制御を行う方法として、DRED(Norio YAMAGAKI, “Packet Discarding Scheme Considering Both Instantaneous andHistorical Use of Network Resources,” IEICE Trans. Commun., vol.E84−B, no.8, pp.2115−2123, Aug. 2001.)がある。この手法では、各クラスのIPパケット蓄積部内の残留パケット数と成功時間とを基にIPパケットの廃棄確率をクラス毎に決定することで、トラヒック量の制御を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、インターネットプロバイダのサービス多様化につれて、ユーザ毎にクラス分けを行うことで、ユーザ毎にフローを制御したいという要望が増えている。一般的にユーザは、インターネットプロバイダとトラヒック量(帯域幅)を基準に契約を行う。
【0007】
こういった場合には、フローの状態によって使用できるトラヒック量は変化するが、各ユーザが契約したトラヒック量の比率が一定になるように使用できるトラヒック量を各ユーザに分配することが好ましい。
【0008】
つまり、輻輳が発生している時には、限られたトラヒック量を各ユーザが契約したトラヒック量の比率になるように各ユーザに分配することが望ましい。一方、余剰帯域がある時には、各ユーザの契約したトラヒック量は確保しつつ、トラヒック量の余剰分を契約したトラヒック量の比率になるようにユーザに分配することが望ましい。
【0009】
しかしながら、スケジューリングアルゴリズムは、各クラスに所定のトラヒック量を割り当てるように、クラス毎で独立して制御するため、クラス間のトラヒック量比率を予め定められた比率になるように制御することができない。また、制御する単位にあわせてキューを複数用意しなければならない。そのため、クラス分けの数が多くなったり、出力ポートの数が多くなったりする場合は、キューの数が増え、その管理が大変になる。また、キューの数の上限を超えるクラス分けには対応できない。
【0010】
また、特開平11−187072号公報に開示された手法は、単一キューを用いてフローをクラス分けし、各クラス毎に廃棄確率を決定し、各クラス毎にトラック量を予め決められたトラヒック量になるように制御するものである。各クラス間のトラヒック量の比率を一定にするような仕組みは入っていない。よって、この手法でも、各クラス間のトラヒック量の比率が定められた比率になるように制御することはできない。また、この手法では、各クラスのトラヒック量が予め決められた幅になるように制御するため、余剰トラヒック(余剰帯域)がある時に、余剰トラヒックを各クラスに割り当てるということは行わない。このため、余剰トラヒックを有効に使用することができない。
【0011】
また、DREDも、単一キューを用いてフローをクラス分けするが、この手法もクラス毎に廃棄確率を決定することでトラヒック量を所定のものとなるように制御するものである。この手法も、クラス間のトラヒック量の比率を一定にするような仕組みはない。よって、この手法でも、クラス間のトラヒック量が定められた比率になるように制御することはできない。
【0012】
このように、従来法では、クラス別のトラヒック量の制御は行えても、各クラス間のトラヒック量の比率が定められた比率になるようなトラヒック量制御は行えないという問題がある。
【0013】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザのフローをクラス分けし、各クラスのトラヒック量の比率を守りながらトラヒック量の制御を行うことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各クラスのトラヒック量を観測しておき、受信したデータのクラスのトラヒック量と受信したデータのクラスとは別のクラスのトラヒック量との比率が、予め定められた比率になるようにデータの廃棄確率を決定し、決定した廃棄確率を用いて受信したデータの廃棄を行うことで、データのクラス別トラヒック量の制御を行うようにした。
【0015】
これにより、各クラス間のトラヒック量の比率を守りながらクラス別のトラヒック量の制御を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様にかかるトラヒック量制御装置は、データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納したトラヒック比率格納手段と、受信したデータの前記クラスを検出するクラス検出手段と、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出し、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を計算する廃棄確率計算手段と、計算した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄するか決定することで前記受信データのトラヒック量を制御する廃棄決定手段と、を具備した構成を採る。
【0017】
この構成により、各クラスの廃棄確率を動的に変化させることができるので、各クラスのトラヒック量を予め設定された比率に制御することが可能となる。
【0018】
本発明の第2の態様は、第1の態様にかかるトラヒック量制御装置において、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量が所定の最低トラヒック量を下回らないように前記廃棄確率を決定する。
【0019】
これにより、各クラスの最低帯域を保証しつつ、帯域があまっている場合にはあまった帯域を各クラスのトラヒックの比を設定された値に保ちながら有効に使うことが可能となる。
【0020】
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様にかかるトラヒック量制御装置と、受信したデータを前記トラヒック量制御装置に振り分ける振り分け手段と、を具備したことを特徴とする中継装置である。
【0021】
本発明の第4の態様は、データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納するステップと、受信したデータの前記クラスを検出するステップと、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出するステップと、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を計算するステップと、計算した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄することで前記受信データのトラヒック量を制御するステップと、を具備したことを特徴とするトラヒック量制御方法である。
【0022】
本発明の第5の態様は、コンピュータに、データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納するステップと、受信したデータの前記クラスを検出するステップと、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出するステップと、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を計算するステップと、計算した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄するか決定することで前記受信データのトラヒック量を制御するステップと、を行わせることを特徴とするプログラムである。
【0023】
本発明の第6の態様は、第5の態様にかかるプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体である。
【0024】
以下、本発明の一実施の形態にかかるトラヒック量制御装置を適用した中継装置について添付図面を参照して説明する。まず、上記実施の形態にかかる中継装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、上記実施の形態にかかる中継装置の構成図である。
【0025】
本発明の中継装置105は、送信端末103から送られてきたデータを複数の受信端末104a〜104nに中継する。送信端末103及び受信端末104は、具体的にはサーバ、PCなどのユーザ端末などである。
【0026】
中継装置105には、送信端末103から到着したIPパケットのIPヘッダーの「あて先アドレス」などの情報を基にIPパケットを複数のトラヒック量制御部102a〜102nに振り分けるIPパケット振り分け部101と、IPパケットの廃棄や蓄積等の管理を行うトラヒック量制御部102a〜102nが複数設けられている。なお、本文中の廃棄とは、IPパケット廃棄を意味する。また、トラヒック量制御部102a〜102nの個数は限定しない。
【0027】
また、中継装置105は、具体的にはルータやゲートウェイなどである。本実施の形態で仮定するネットワークは、インターネットプロトコル(IP)を前提とし、伝送路は有線(例えばFTTH,ADSL)/無線(例えば無線LAN)のいずれであってもよい。
【0028】
次に、トラヒック量制御部102a〜102nの構成について図2を用いて説明する。図2は、上記実施の形態にかかるトラヒック量制御部102a〜102nの構成図である。
【0029】
トラヒック量制御部102a〜102nには、IPパケット振り分け部101からの到着IPパケットのクラスを確認するクラス検出部201が設けられている。クラス検出部201は、確認したIPパケットのクラスをパラメータ決定部205に送る。
【0030】
また、トラヒック量制御部102a〜102nには、IPパケットを蓄積しておくキューであるIPパケット蓄積部204が設けられている。
【0031】
また、トラヒック量制御部102a〜102nには、各クラスのスループットを測定するスループット観測部206が設けられている。スループット観測部206は、キューであるIPパケット蓄積部204を参照することで、過去における各クラスのIPパケットの転送量から各クラスのスループットを観測する。スループット観測部206は、測定した各クラスのスループットをパラメータ決定部205に送る。
【0032】
また、トラヒック量制御部102a〜102nには、クラス検出部201が検出したクラスと、スループット観測部206が観測した各クラスのスループットと、トラヒック比率格納部207に格納された各クラス間のトラヒック比率と、パラメータ格納部208に格納された初期値と、を基に各クラスの廃棄確率を計算する際に必要なパラメータを決定するパラメータ決定部205が設けられている。パラメータ決定部205は、決定したパラメータをパラメータ格納部208に送り。そして、パラメータ格納部208は、送られてきたパラメータを随時更新しながら格納する。
【0033】
また、トラヒック比率格納部207に格納されたトラヒック比率は、全てのクラス間の割り当てトラヒック量の比である。また、トラヒック比率格納部207には、各クラスに割り当てられたトラヒック量も格納している。
【0034】
また、トラヒック量制御部102a〜102nには、IPパケット蓄積部204に蓄積されたIPパケットから平均キュー長を測定するキュー長測定部203が設けられている。ここで、平均キュー長は、IPパケットの数から求めてもよいし、蓄積されたデータ長から求めてもよい。また、各クラス単位で求めてもよいし、全てのクラス全体で求めてもよい。キュー長測定部203は、測定した平均キュー長を廃棄制御部202に送る。
【0035】
また、トラヒック量制御部102a〜102nには、パラメータ決定部205が決定したパラメータとキュー長測定部203が測定した平均キュー長を基にIPパケットを廃棄するかどうかの制御を行う廃棄制御部202が設けられている。廃棄制御部202は、IPパケットを通過すると決定した場合は、このIPパケットをIPパケット蓄積部204に送る。一方、廃棄制御部202は、IPパケットを廃棄すると決定した場合は、このIPパケットを廃棄する。
【0036】
次に、廃棄制御部202の構成について、図3を用いて説明する。図3は、上記実施の形態にかかる廃棄制御部202の構成図である。
【0037】
廃棄制御部202は、IPパケットを廃棄する確率をパラメータ決定部205の決定したパラメータ、キュー長測定部203が測定した平均キュー長、および廃棄閾値格納部303に格納された廃棄閾値に基づいて計算する廃棄確率計算部301が設けられている。
【0038】
また、廃棄確率計算部301から送られた廃棄確率を基に該IPパケットを廃棄するか通過させるかを決定する廃棄決定部302が設けられている。
【0039】
ここで、廃棄確率を求める際に用いる廃棄確率曲線について説明する。廃棄確率曲線とは、平均キュー長の値と廃棄確率との関係を決める曲線である。本実施の形態では、トラヒック量制御を行うために廃棄確率を変動させる。廃棄確率は、到着IPパケットの属するクラス、各クラスのスループット、IPパケット蓄積部204の平均キュー長を基に変動する。
【0040】
また、廃棄確率曲線は、平均キュー長が短い時は、IPパケットのロスをあまり発生させないように廃棄確率を低く設定し、平均キュー長が長い時は、バーストロスを防ぐために廃棄確率を高く設定するような曲線になっている。
【0041】
また、本実施の形態では、各クラス毎に異なる廃棄確率曲線を用意している。これにより、各クラスのIPパケット廃棄確率に違いを持たせてクラス別トラヒック量制御を行うようにしている。
【0042】
また、上記実施の形態では、各クラスのスループットを観測し、各クラスのトラヒックの比を基に、観測されたスループットが大き過ぎるクラスに関しては廃棄確率を上げてスループットを下げ、観測されたスループットが小さ過ぎるクラスに関しては廃棄確率を下げてスループットを上げることで帯域を制御する。
【0043】
図4を用いて上記実施の形態にかかる廃棄確率曲線について具体的に説明する。図4は、上記実施の形態にかかる廃棄確率曲線を示した図である。
【0044】
図4の横軸はIPパケット蓄積部の平均キュー長、縦軸は廃棄確率である。図4中で、minThは、これ以上平均キュー長が短くなると絶対廃棄が行われない平均キュー長の値であり、最小廃棄閾値と呼ぶ。また、maxThは、これ以上平均キュー長が長くなると絶対廃棄が行われるという平均キュー長の値であり、最大廃棄閾値と呼ぶ。廃棄閾値格納部303には、この最小廃棄閾値と最大廃棄閾値が格納されている。P,P,Pは、各クラスの最大廃棄閾値における廃棄確率を表しており、パラメータと呼ぶ。
【0045】
本実施の形態では、図4に示す廃棄確率曲線を用いることで、最小廃棄閾値と最大廃棄閾値は変動させないで、各クラスの観測されたスループットに基づいて、パラメータの値を変動させるようにしているが、最小廃棄閾値と最大廃棄閾値を、各クラスの観測されたスループットに基づいて変動させてもかまわない。
【0046】
次に、中継装置105の動作について図5を用いて説明する。図5は、上記実施の形態にかかる中継装置105の動作の流れを示す図である。
【0047】
まず、中継装置105に到着したIPパケットは、まずIPパケット振り分け部101に入る。そして、IPパケット振り分け部101が、このIPパケットをIPパケットの「あて先アドレス」などに応じて、トラヒック量制御部102に振り分ける(ステップ501)。
【0048】
次に、トラヒック量制御部102においてクラス検出部201が、到着したIPパケットのクラスを検出する(ステップ502)。
【0049】
次に、スループット観測部206が、IPパケット蓄積部204を参照し、過去のデータ転送量を観測することで、各クラスのスループットを測定する(ステップ503)。
【0050】
次に、パラメータ決定部205が、クラス検出部201が検出したクラスと、スループット観測部206が観測した各クラスのスループットを基に、廃棄確率の計算に使うパラメータを計算する(ステップ504)。
【0051】
続いて、キュー長測定部203が、IPパケット蓄積部204を参照して、各クラスの平均キュー長を計算する(ステップ505)。
【0052】
そして、廃棄確率計算部301が、ステップ504で計算したパラメータとステップ505で計算した平均キュー長を基に、廃棄確率を計算する(ステップ506)。そして、廃棄決定部302が、ステップ506において計算した廃棄確率に基づいて、到着したIPパケットを廃棄するか通過させるかを決定する(ステップ507)。
【0053】
次に、廃棄決定部302が到着したIPパケットが通過すると決定した場合は(ステップ508)、このIPパケットをIPパケット蓄積部204に送り(ステップ509)、該IPパケットが廃棄に決定した場合は(ステップ508)、このIPパケットを廃棄する(ステップ510)。
【0054】
このようにして、中継装置105は、到着したIPパケットを廃棄するか否かを決定する。
【0055】
次に、図5におけるステップ501の動作について図6を用いて詳細に説明する。図6は、上記実施の形態にかかるIPパケット振り分け部101の動作を示す図である。
【0056】
ステップ501において、まず、IPパケット振り分け部101は、到着したIPパケットのIPヘッダー情報から、「あて先アドレス」の情報を読み込み(ステップ601)、読み込んだ「あて先アドレス」を基に到着したIPパケットをトラヒック量制御部102に振り分ける(ステップ602)。
【0057】
このようにして、IPパケット振り分け部101は、到着IPパケットを振り分ける。
【0058】
なお、本実施の形態では、IPパケット振り分け部101は、「あて先アドレス」に基づいて、到着したIPパケットを振り分けたが、IPパケットから「送信元アドレス」、「ポート番号」、「VLANタグ」、「MPLSタグ」、「Etherアドレス」、「コンテンツの内容」などの情報を読み込み、これらの情報を基に、到着したIPパケットをトラヒック量制御部102に振り分けるようにしても良い。
【0059】
次に、図5におけるステップ502の動作について図7を用いて詳細に説明する。図7は、上記実施の形態にかかるクラス検出部201の動作を示す図である。
【0060】
本実施の形態では、各フローは、A、B、Cの3つのクラスに分けられているとする。また、サーバで、IPパケットのTOSフィールドに、「1」、「2」、「3」のいずれかの値がつけられるとする。TOSフィールドの値が「1」の場合はAクラス、「2」の場合はBクラス、「3」の場合はCクラスに属しているとする。
【0061】
まず、クラス検出部201が、到着したIPパケットのIPヘッダーのTOSフィールドからクラスの情報を読み込む(ステップ701)。例えば、ここで、「2」という値が読み込まれた場合には、このIPパケットがBクラスに属していることがわかる。
【0062】
次に、クラス検出部201は、ステップ701において検出した検出結果であるクラス情報(例えば「2」という値)をパラメータ決定部205に送る(ステップ702)。
【0063】
このようにして、クラス検出部201は、到着したIPパケットのクラスを検出する。
【0064】
なお、本実施の形態では、クラス検出部201は、IPヘッダーのTOSフィールドからクラスの情報を読み込む形態を採ったが、到着したIPパケットのIPパケットから「あて先アドレス」、「送信元アドレス」、「ポート番号」、「VLANタグ」、「MPLSタグ」、「Etherアドレス」、「コンテンツの内容」などの情報を読み込み、これらの情報を基に該IPパケットのクラスを検出し、検出結果であるクラス情報をパラメータ決定部205に送る形態であっても良い。また、本実施の形態では、クラスを3つに分けたが、クラスの数はいくつでもかまわない。
【0065】
次に、図5におけるステップ503の動作について図8を用いて詳細に説明する。図8は、上記実施の形態にかかるスループット観測部206の動作を示した図である。
【0066】
スループット観測部206は、IPパケット蓄積部204を参照し、各クラスについて過去1秒間のデータ転送量を観測し、スループットの値とする(ステップ801)。次に、スループット観測部206は、パラメータ決定部205からの要求に従い、各クラスのスループットの値をパラメータ決定部205に送る(ステップ802)。
【0067】
このようにしてスループット観測部206は、各クラスのスループットを観測する。
【0068】
なお、上記実施の形態では、スループット観測部206が、過去1秒間のデータ転送量を観測しスループットの値としたが、各クラスについて、「過去のある一定期間の平均データ転送量」や「過去のある一定期間の送信パケット数」などをスループットとして観測する形態であっても良い。
【0069】
次に、図5におけるステップ504の動作について図9を用いて詳細に説明する。図9は、上記実施の形態にかかるパラメータ決定部205の動作を示した図である。
【0070】
本実施の形態では、トラヒック量制御を行うために廃棄確率を変動させる。廃棄確率は、到着したIPパケットの属するクラス、各クラスのスループット、IPパケット蓄積部204の平均キュー長を基に変動する。
【0071】
パラメータ決定部205では、到着IPパケットのクラスの情報と各クラスのスループットの値を基に、廃棄確率を計算する際に必要になるパラメータの値を決定し廃棄確率計算部301に送る。
【0072】
具体的には、パラメータ決定部205は、クラス検出部201から該IPパケットのクラス情報(例えば「2」という値)を取得し(ステップ901)、スループット観測部206から各クラスのスループットの値を取得する(ステップ902)。次に、パラメータ決定部205は、取得した該IPパケットのクラス情報と各クラスのスループットの値を基に廃棄確率の計算に用いるパラメータを決定する(ステップ903)。決定したパラメータの値を廃棄確率計算部301に送る(ステップ904)。
【0073】
次に、本実施の形態におけるパラメータ決定部205のパラメータ決定動作(ステップ903)について詳しく説明する。
【0074】
本実施の形態は、各クラス間のトラヒック量の比率が定められた比率になるように各クラスの廃棄確率を制御することを特徴とするものであり、これを実現するために、各クラスのパラメータの値を変動させるようにしている。
【0075】
そのために本実施の形態では、最もスループットの値の大きなクラスを基本クラスとし、到着IPパケットのクラスと基本クラスについて、観測されたスループットに基づく比率と、トラヒック比率格納部207に設定されている比率とを比較する。
【0076】
そして、基本クラスのスループットに対して、到着IPパケットのクラスのスループットが大き過ぎた場合は、到着IPパケットのクラスの廃棄確率を上げるため、該クラスのパラメータの値を増加させる。
【0077】
逆に、基本クラスのスループットに対して、到着IPパケットのクラスのスループットが小さ過ぎた場合は、到着IPパケットのクラスの廃棄確率を下げるため、該クラスのパラメータの値を減少させる。
【0078】
また、到着IPパケットのクラスが最もスループットの値の大きなクラスだった場合は、トラヒック比率格納部207に設定されている、該クラスに割り当てられたトラヒック量の値と比較して、到着IPパケットのクラスのスループットが大き過ぎた場合は、到着IPパケットのクラスの廃棄確率を上げるため、該クラスのパラメータの値を増加させる。
【0079】
逆に、到着IPパケットのクラスが最もスループットの値の大きなクラスであって、トラヒック比率格納部207に設定されている、該クラスに割り当てられたトラヒック量の値と比較して、到着IPパケットのクラスのスループットが小さ過ぎた場合は、到着IPパケットのクラスの廃棄確率を下げるため、該クラスのパラメータの値を減少させる。
【0080】
次に、本実施の形態にかかるパラメータ決定の動作(ステップ903)について、図10、図11を用いて具体的に説明する。図10、図11は、上記実施の形態にかかるパラメータ決定部205におけるパラメータ決定の動作を示した図である。
【0081】
ステップ903では、パラメータ決定部205が、まずスループット観測部206から取得した各クラスのスループットの値を基に最もスループットの値の大きいクラスを調べ、それを基本クラスとする(ステップ1001)。
【0082】
基本クラスが決まったら、次に、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスが基本クラスかどうか調べる(ステップ1002)。
【0083】
そして、到着したIPパケットのクラスが基本クラスだった場合は、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスにおけるスループットの値TがこのIPパケットに予め割り当てられたトラヒック量の値Tbdefであるか判断するために、到着したIPパケットのクラスにおけるスループットの値Tと該クラスに割り当てられたトラヒック量の値Tbdefとを比較し、T=Tbdefか判断する(ステップ1003)。なお、Tbdefは、予めトラヒック比率格納部207に設定してある。
【0084】
そして、ステップ1003において、T=Tbdefでないと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスにおけるスループットの値Tがこのクラスに予め割り当てられたトラヒックの量Tbdefでない場合であるので、次に、パラメータ決定部205は、T<Tbdefか調べる(ステップ1004)。
【0085】
そして、ステップ1004において、T<Tbdefと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスのスループットが、予め割り当てられたトラヒック量より小さいので、パラメータ決定部205は、このクラスの廃棄確率を下げるようにパラメータの値Pを0.01減らす(ステップ1005)。このようにして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスの廃棄確率を下げることにより、該クラスのIPパケットが廃棄されにくくし、結果として該クラスのスループットを上げる。
【0086】
一方、ステップ1004において、T>Tbdefと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスのスループットが、予め割り当てられたトラヒック量より大きいので、パラメータ決定部205は、このクラスの廃棄確率を上げるようにパラメータの値Pを0.01増やす(ステップ1006)。このようにして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスの廃棄確率を上げることにより、該クラスのIPパケットが廃棄されやすくし、結果として該クラスのスループットを下げる。
【0087】
また、ステップ1003において、T=Tbdefと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスのスループットが、予め割り当てられたトラヒック量を満たすものであるので、パラメータ決定部205は、パラメータの値Pを変化させない。
【0088】
また、ステップ1002において、到着したIPパケットのクラスが基本クラスではなかったと判断した場合は、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスのスループットと基本クラスのスループットの比と、予め設定されているこのIPパケットのクラスに割り当てられたトラヒック量と基本クラスに割り当てられたトラヒック量の比とを比較する。
【0089】
本実施の形態では、予め定められた値として、クラスAとBに割り当てられたトラヒック量の比をNab、クラスBとAに割り当てられたトラヒック量の比をNba(=1/Nab)、クラスBとCに割り当てられたトラヒック量の比をNbc、クラスCとBに割り当てられたトラヒック量の比をNcb(=1/Nbc)、クラスCとAに割り当てられたトラヒック量の比をNca、クラスAとCに割り当てられたトラヒック量の比をNac(=1/Nca)とする。これらの値は予めトラヒック比率格納部207に設定しておく。また、この実施例では基本クラス(最もスループットの値が大きいクラス)がAクラス、基本クラスのスループットの値をTとする。
【0090】
以下、到着したIPパケットのクラスをBとして説明する。つまり、到着したIPパケットのクラスと基本クラスに割り当てられたトラヒック量の比はNbaとなる。
【0091】
パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのスループットと基本クラスのスループットの比が予め定められた比率であるか判断するために、T/T=Nbaであるか判断する(ステップ1007)。
【0092】
ステップ1007において、T/T=Nbaと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスと基本クラスのスループットの比が予め設定されていた比率を満たすので、パラメータ決定部205は、この場合パラメータの値Pは変化させない。
【0093】
逆に、ステップ1007において、T/T=Nbaでないと判断した場合は、到着したIPパケットのクラスと基本クラスのスループットの比が予め設定されていた比率を満たさないので、パラメータ決定部205は、パラメータの値Pを変化させる処理に移行する。そして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスと基本クラスのスループットの比が予め設定されていた比率と比較して大きいか小さいか調べるために、T/T<Nbaであるか判断する(ステップ1008)。
【0094】
そして、ステップ1008において、T/T<Nbaでないと判断すると、到着したIPパケットのクラスのスループットが基本クラスのスループットに対して、予め設定されている値より大きいということであるので、パラメータ決定部205は、このクラスの廃棄確率を上げるようにパラメータの値Pを0.01増やす(ステップ1006)。このようにして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスの廃棄確率を上げることにより、該クラスのIPパケットが廃棄されやすくし、結果として該クラスのスループットを下げる。
【0095】
一方、ステップ1008において、T/T<Nbaあると判断すると、該クラスのスループットが基本クラスのスループットに対して、予め設定されている値より小さいということであるので、パラメータ決定部205は、このクラスの廃棄確率を下げるようにパラメータの値Pを0.01減らす(ステップ1005)。このようにして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスの廃棄確率を下げることにより、該クラスのIPパケットが廃棄されにくくし、結果として該クラスのスループットを上げる。
【0096】
次に、本実施の形態では、パラメータPを0〜1の間に設定しているため、パラメータ決定部205は、パラメータPを0〜1の間にあるか調べる必要がある。
【0097】
よって、まず、パラメータ決定部205は、パラメータPが0より小さい値になっているか判断する(ステップ1009)。そして、ステップ1009においてPが0より小さいと判断した場合は、パラメータ決定部205は、P=0とする(ステップ1010)。
【0098】
また、ステップ1009においてPが0より小さくないと判断した場合は、パラメータ決定部205は、パラメータPが1より大きい値になっているか判断する(ステップ1011)。そして、ステップ1011において、パラメータPが1より大きいと判断した場合は、パラメータ決定部205は、P=1とする(ステップ1012)。
【0099】
そして、パラメータ決定部205は、最後に、決定したパラメータPを廃棄確率計算部301に送る(ステップ1013)。
【0100】
以上のようにして、パラメータ決定部205は、到着したIPパケットのクラスが基本クラスであった場合は、このIPパケットのクラスに割り当てられたトラヒック量が予め定められたものになるようにパラメータを変更し、到着したIPパケットのクラスが基本クラス以外の場合は、このIPパケットのクラスのスループットと基本クラスのスループットとの比率が所定の比率になるようにパラメータを変更する。
【0101】
次に、図5におけるステップ505の動作について図12を用いて詳細に説明する。図12は、上記実施の形態にかかるキュー長測定部203の動作を示した図である。実際のキュー長をQlen、前回測定した際の平均キュー長をQave0、今回測定する平均キュー長をQaveとする。
【0102】
キュー長測定部203は、まず現在のキュー長Qlenをカウントする(ステップ1101)。次に、キュー長測定部203は、Qlenと前回キュー長測定部203が計算した平均キュー長Qave0とより、式Qave=αQave0+(1−α)Qlenを用いて平均キュー長Qaveを計算する(ステップ1102)。最後に、キュー長測定部203は、計算結果である平均キュー長Qaveを廃棄確率計算部301に送る(ステップ1103)。
【0103】
このようにして、トラヒック量制御のため変動する廃棄確率を決定する際に必要となるIPパケット蓄積部204の平均キュー長を計算する。
【0104】
次に、図5におけるステップ506の動作について、図13を用いて詳細に説明する。図13は、上記実施の形態にかかる廃棄確率計算部301の動作を示した図である。
【0105】
まず、廃棄確率計算部301では、到着したIPパケットを廃棄する確率を決定する。そのためにまず、廃棄確率計算部301は、パラメータ決定部205より取得したパラメータの値と廃棄閾値格納部303より取得した最小廃棄閾値と最大廃棄閾値とを基に廃棄確率曲線を計算する。廃棄確率計算部301は、廃棄確率曲線が求まると、キュー長測定部203より取得した平均キュー長の値と該廃棄確率曲線から廃棄確率を決定する。
【0106】
具体的には、廃棄確率計算部301は、パラメータPと廃棄閾値格納部303より取得した最小廃棄閾値minThと最大廃棄閾値maxThとを基に、図4の実線で示される廃棄確率曲線を求める(ステップ1201)。次に、廃棄確率計算部301は、該廃棄確率曲線とキュー長測定部203より取得した平均キュー長Qaveより廃棄確率Pを決定する(ステップ1202)。そして、廃棄確率計算部301は、決定した廃棄確率Pを廃棄決定部302に送る(ステップ1203)。
【0107】
次に、図5におけるステップ507の処理について図14を用いて詳細に説明する。図14は、上記実施の形態にかかる廃棄決定部302の動作を示した図である。
【0108】
廃棄決定部302では、到着したIPパケットを通過させるか廃棄するかの決定を行い、実際に、IPパケット蓄積部に送るか廃棄するかを行う。
【0109】
具体的には、廃棄決定部302は、廃棄確率計算部301より取得した廃棄確率を基に到着したIPパケットを廃棄するか通過させるかを決定する(ステップ1301)。そして、廃棄決定部302は、このIPパケットを通過させるということになった場合(ステップ508)、このIPパケットをIPパケット蓄積部204に送る(ステップ509)。また、このIPパケットが廃棄されるということになった場合(ステップ508)、廃棄決定部302は、このIPパケットを廃棄する(ステップ510)。
【0110】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、各クラスのスループットを測定し、各クラス間のトラヒック量の比が予め設定された値になるようにトラヒック量を制御することができる。このように各クラスの廃棄確率を動的に変化させることができるので、各クラスのトラヒック量を予め設定された比に制御することが可能となる。
【0111】
また、上記実施の形態によれば、各クラスの最低帯域を保証しつつ、帯域があまっている場合にはあまった帯域を各クラスのトラヒックの比を設定された値に保ちながら有効に使うことが可能となる。
【0112】
さらに、上記実施の形態によれば、複数のクラスに対して、一つのキューで対応することが可能であり、クラスの分け方が細かくなった場合でもキューの数を増やすことなく処理することが可能となる。
【0113】
なお、上述した中継装置105が備える各処理部の処理を専用のハードウェアで実現しても、各処理部の処理をプログラムにし記憶媒体に格納し、汎用のコンピュータに記憶媒体に格納したプログラムを読み込ませ実行させる形態であっても良い。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データの廃棄確率をクラスごとに個別に設定すると共に予め定められたトラヒック量の比率に基づいて変動させることにより、各クラス間のトラヒック量の比率を守りながらトラヒック量の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における中継装置の構成図
【図2】上記実施の形態におけるトラヒック量制御部の構成図
【図3】上記実施の形態における廃棄制御部の構成図
【図4】上記実施の形態における廃棄確率曲線の例を示す図
【図5】上記実施の形態における中継装置の全体の動作を説明するためのフローチャート
【図6】上記実施の形態におけるIPパケット振り分け部の動作を説明するためのフローチャート
【図7】上記実施の形態におけるクラス検出部の動作を説明するためのフローチャート
【図8】上記実施の形態におけるスループット観測部の動作を説明するためのフローチャート
【図9】上記実施の形態におけるパラメータ決定部の動作を説明するためのフローチャート
【図10】上記実施の形態におけるパラメータ決定部の動作におけるパラメータ決定の詳しい動作を説明するための第1のフローチャート
【図11】上記実施の形態におけるパラメータ決定部の動作におけるパラメータ決定の詳しい動作を説明するための第2のフローチャート
【図12】上記実施の形態におけるキュー長測定部の動作を説明するためのフローチャート
【図13】上記実施の形態における廃棄確率計算部の動作を説明するためのフローチャート
【図14】上記実施の形態における廃棄決定部の動作を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
101 IPパケット振り分け部
102 トラヒック量制御部
103 送信端末
104 受信端末
105 中継装置
201 クラス検出部
202 廃棄制御部
203 キュー長測定部
204 IPパケット蓄積部
205 パラメータ決定部
206 スループット観測部
301 廃棄確率計算部
302 廃棄決定部

Claims (6)

  1. データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納したトラヒック比率格納手段と、受信したデータの前記クラスを検出するクラス検出手段と、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出し、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を計算する廃棄確率計算手段と、計算した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄するか決定することで前記受信データのトラヒック量を制御する廃棄決定手段と、を具備したことを特徴とするトラヒック量制御装置。
  2. 前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量が所定の最低トラヒック量を下回らないように前記廃棄確率を決定することを特徴とする請求項1記載のトラヒック量制御装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のトラヒック量制御装置と、受信したデータを前記トラヒック量制御装置に振り分ける振り分け手段と、を具備したことを特徴とする中継装置。
  4. データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納するステップと、受信したデータの前記クラスを検出するステップと、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出するステップと、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を計算するステップと、計算した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄するが決定することで前記受信データのトラヒック量を制御するステップと、を具備したことを特徴とするトラヒック量制御方法。
  5. コンピュータに、データのフローを分類したクラス毎に予め設定されたトラヒック量の前記クラス間の比率を格納するステップと、受信したデータの前記クラスを検出するステップと、前記受信したデータの前記クラスのトラヒック量と前記受信したデータとは別の前記クラスの前記トラヒック量との比率を算出するステップと、算出した前記比率が前記トラヒック比率格納手段に格納された前記比率になるように前記データの廃棄確率を決定するステップと、決定した前記廃棄確率に基づき前記受信したデータを廃棄するか決定することで前記受信データのトラヒック量を制御するステップと、を行わせることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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