JP2004295363A - バックアップ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックアップしたデータを記録した記録媒体から、当該バックアップしたデータを業務サーバ側に直接リストアすることができるバックアップ方法を提供することを目的とする。
【解決手段】業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムに係り、特に、データのバックアップ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ERP(Enterprise Resource Planning)ソフトウェアなどのアプリケーションを用いて業務処理を行うコンピュータは、業務処理の過程で記憶部に記憶した各種データをバックアップする処理を行なう。そして、そのバックアップシステムとして、分割ミラーバックアップ(又はスプリットミラーバックアップ)という方法によりデータをバックアップする仕組みが存在する。このバックアップ方法はアプリケーションを用いて業務処理を行なう業務サーバと、バックアップ専用の処理を行なうバックアップ処理サーバと、業務サーバからのみアクセス可能な記憶部(以下、業務サーバ側記憶部と呼ぶ)およびバックアップ処理サーバからのみアクセス可能な記憶部(以下、バックアップ側記憶部と呼ぶ)の2つの記憶部を備えた記憶装置と、磁気テープなどの記録媒体に記憶装置のバックアップ側記憶部に記録されたデータを記録するバックアップ装置を用いてバックアップ処理を行なうバックアップ方法である。
【0003】
そしてこのバックアップ方法においては、記憶装置の業務サーバ側記憶部が業務サーバで処理されるデータを記憶しており、バックアップ時には、業務サーバの指示に基づいて記憶装置がバックアップするデータをバックアップ側記憶部にコピーする。そしてバックアップ処理サーバの指示に基づいてコピーされたバックアップ側記憶部のデータをバックアップ装置が記録媒体にバックアップ処理する。尚、分割ミラーバックアップの従来技術としては非特許文献1が公開されている。
【0004】
【非特許文献1】
HEWLETT PACKARD“HP OpenView OmniBack IIコンセプト・ガイド 第4版 B6960−99100 2001年7月 ReliaseA.04.00”、P.223〜P.232、[Onliene]、[平成15年2月21日検索]、インターネット、<URL:http://www.jpn.hp.com/biz/products/manual/openview/pdf/b6960−99100.pdf>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述の業務サーバやバックアップ処理サーバは、記録媒体にバックアップした処理の記録のログを記憶していなければ、記録媒体にバックアップされているデータをリストアすることが出来ないように設計されている。しかしながら従来のバックアップ方法では、バックアップ側記憶部に記録されているデータの記録媒体へのバックアップを指示するのはバックアップ処理サーバであるので、当該記録媒体にバックアップした処理の記録のログは、バックアップ処理サーバがバックアップ側記憶部で記憶することとなる。よって、業務サーバにはバックアップした処理の記録のログが記録されないので、例えばバックップのデータを記録した記録媒体を用いて、直接そのデータを業務サーバのみがアクセス可能な業務サーバ側記憶部にリストアすることが出来なかった。そして、従来のバックアップ方法では、まず、バックアップ処理サーバが記憶装置のバックアップ側記憶部に記録媒体に記録されているバックアップしたデータをリストアし、記憶装置がバックアップ側記憶部にコピーしたデータを業務サーバ側記憶部にコピーするという方法で業務サーバ側記憶部に記録媒体のデータをリストアしなければならなかった。尚、上述の従来バックアップ方法は記録媒体が記録するデータを一旦バックアップ側記憶部にリストアしてから業務サーバ側記憶部にコピーするので、2段階の処理を経ることとなり、業務サーバ側記憶部への記録媒体のデータのリストア処理に手間がかかっていた。
そこでこの発明は、バックアップしたデータを記録した記録媒体から、当該バックアップしたデータを業務サーバ側に直接リストアすることができるバックアップシステムにおけるバックアップ方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、業務処理を行う業務サーバと、前記業務処理で用いるデータのバックアップ処理を行なうバックアップ処理サーバと、前記業務サーバからのみアクセスが可能な業務サーバ側記憶部と前記バックアップ処理サーバからのみアクセスが可能なバックアップ側記憶部とを備えた記録装置と、前記バックアップ側記憶部が記憶するバックアップ対象データを記録媒体に書き込むバックアップ装置と、を備えたバックアップシステムを用いて、前記業務サーバ側記憶部には業務サーバのバックアップ対象データが記録されており、バックアップ処理の記録に基づいて前記記録媒体から前記記憶装置へのリストアを行うバックアップ方法において、前記業務サーバが、前記業務サーバ側記憶部に記録された前記バックアップ対象データの属性と、前記バックアップ側記憶部に記録された前回バックアップ対象データの属性とを比較することによって、前記バックアップ対象データと前記前回バックアップ対象データの間の差分情報を生成する差分情報生成過程と、前記業務サーバが、前記差分情報に基いて、前記バックアップ対象データのうち前回バックアップ処理以後に追加された新規データと前回バックアップ処理以後に更新された更新データのみをコピーするよう前記記憶装置に指示するコピー指示過程と、前記記憶装置がこの指示に基づいて、前記新規データと前記更新データとを前記業務サーバ側記憶部から前記バックアップ側記憶部へコピーするコピー過程と、前記バックアップ処理サーバの指示により、前記バックアップ側記憶部に記録されている前記新規データと前記更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、前記バックアップ装置が前記記録媒体に書き込むバックアップ処理を行なうバックアップ過程と、前記業務サーバが、前記バックアップ処理の記録を前記バックアップ処理サーバから受信して、前記業務サーバ側記憶部へ記録するバックアップ処理記録移行過程とを備えることを特徴とするバックアップ方法である。
【0007】
上述の構成によれば、前記業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。これにより、バックアップログが無ければ記録媒体に記録されたバックアップ対象データをリストアできなかった従来のバックアップシステムにおいて、今回バックアップログを業務サーバに保持させるようにしたので、記録媒体にバックアップしたバックアップ対象データのリストアを、記録媒体から業務サーバに直接行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるバックアップシステムを図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態によるバックアップシステムの構成を示す概略ブロック図である。
この図において符号1はERPソフトウェアなどの業務アプリケーションを処理する業務サーバである。また2はバックアップの処理を行なうバックアップ処理サーバである。また3は業務サーバ1の処理するデータを記録し業務サーバ1からのみアクセスできる業務サーバ側記憶部とバックアップ処理サーバ2がバックアップ処理するデータを記憶しバックアップ処理サーバ2からのみアクセスができるバックアップ側記憶部とを備えた記憶装置である。また4はバックアップ処理サーバ2の指示に基づいてバックアップする対象のデータを磁気テープなどの記録媒体に書き込むバックアップ装置である。尚、業務サーバ1とバックアップ処理サーバ2と記憶装置3は図示しない通信ネットワークを介して接続されている。またバックアップ装置4とバックアップ処理サーバ2も通信ネットワークを介して接続されている。
【0009】
また、業務サーバ1において符号11は、記憶装置3の業務サーバ側記憶部に記録されたバックアップ対象のデータをバックアップ側記憶部にコピーする際に、業務サーバにおいて通信ネットワーク経由の各種データの受信を停止するネットワーク停止部である。尚バックアップ対象のデータをコピーする際に通信ネットワーク経由の各種データの受信を停止する理由は、当該コピーの間に新しいデータがバックアップ側記憶部に記録されないようにするためである。
また12は記憶装置3に備えられた業務サーバ側記憶部におけるバックアップ対象データの属性を読み取るバックアップ対象データ属性読取部である。尚、バックアップ対象データの属性とは例えば、ファイル名やデータ容量や作成日時やバックアップ対象データ記憶領域内の記録位置(パス)などである。
【0010】
また13は業務サーバ側記憶部に記録されているバックアップ対象データの属性と、バックアップ側記憶部に記録されている前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性とを比較して、その差分情報を生成する差分情報生成部である。尚、差分情報とは業務サーバ側記憶部に記録されているバックアップ対象データのうち、前回のバックアップ処理以後に追加された新規データと前回のバックアップ処理以後に更新された更新データの属性を示す情報である。そして差分情報生成部は、属性のうちのファイル名を比較することにより業務サーバ側記憶部のバックアップ対象データにおける新規データを検出して当該新規データの属性を示す差分情報を生成する。また差分情報生成部は、属性のうちのデータ容量や作成日時を比較することにより業務サーバ側記憶部のバックアップ対象データにおける更新データを検出して当該更新データの属性を示す差分情報を生成する。
【0011】
また14はバックアップ処理サーバ2からの指示に基づいて業務サーバ側記憶部で記憶している前回バックアップ処理した際のバックアップ処理の記録(以下、前回バックアップログという)を、バックアップ処理サーバ2に送信するバックアップログ部である。また15はバックアップ処理サーバ2の指示に基づいて差分情報生成部13が生成した差分情報で示されるバックアップ対象データのうちに新規データと更新データとを業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部にコピーするデータコピー処理部である。
尚、詳細は後述するが、データコピー処理部15は業務サーバ側記憶部とバックアップ側記憶部とのデータのアクセスを可能にするための処理開始の指示を記憶装置3に対して行なう。また16は業務サーバ1における各処理部の処理進行を制御する処理進行管理部である。また17はリカバリ制御部である。また18はリカバリ実行部である。
【0012】
またバックアップ処理サーバ2において、符号21は記憶装置3に備えられたバックアップ側記憶部32における前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性を読み取るバックアップ対象データ属性読取部である。また22は、業務サーバ側記憶部31で記憶している前回バックアップログの送信を指示したり、新しくバックアップ処理した際の当該バックアップ処理の記録(以下、新規バックアップログと呼ぶ)を業務サーバ1に送信する処理を行なうバックアップログ蓄積・リモートコピー部である。また23は業務サーバ側記憶部で記憶しているバックアップ対象データのうちの新規データや更新データのバックアップ側記憶部32へのコピーを指示するデータコピー開始指示部である。
【0013】
また24は業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32とのデータコピー(前回バックアップ対象データ属性読取部21処理以降の微差分コピー)と業務サーバ側記憶部とバックアップ側記憶部のデータが一致することを確認し、また、データ一致を確認後、データのアクセスを不可能にする処理を行なうミラー結合・分割処理部である。また25はバックアップ側記憶部32内の記憶するバックアップ対象のデータをバックアップ処理サーバ2にマウントするマウント処理部である。尚、マウントとはバックアップ側記憶部32にコピーされたデータへバックアップ処理サーバ2がアクセスできるようにする処理のことを言う。また26はバックアップ装置4にバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データとバックアップ装置4内で保持している媒体とその時間的記録管理情報の管理(カタログ情報という)。及び、バックアップ実行情報をバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に情報通知するバックアップ制御部26である。また27は、バックアップ記録部32のバックアップ対象データをバックアップ制御部26からのバックアップ対象データ情報とカタログ情報を元にバックアップ装置4の磁気テープ記録を行うバックアップ実行部である。尚バックアップ制御部26はバックアップテープ装置4が磁気テープへ書き込むバックアップ処理の記録を業務サーバ1からバックアップログ蓄積・リモートコピー部22が受信した前回バックアップログに対し、バックアップ管理情報をログとして追加して新規バックアップログを生成し、当該新規バックアップログの送信を指示する処理も行う。次に、28はバックアップ処理サーバ2における各処理部の処理進行を制御する処理進行管理部である。尚、バックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28と業務サーバ1の処理進行管理部16はお互いが連携することにより業務サーバ1とバックアップ処理サーバ2で行われる各処理の進行を管理する。
また記憶装置3において符号31が業務サーバ側記憶部であり、32がバックアップ側記憶部である。
【0014】
そして、本実施形態において業務サーバ1は、業務サーバ側記憶部31に記憶されるバックアップ対象データの属性と、バックアップ側記憶部32に記録される前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性とを比較して、新規データと更新データの属性を記録した差分情報を生成する。そして業務サーバ1は、当該差分情報で示されるバックアップ対象データのうちの新規データと更新データを業務サーバ側記憶部31から記憶装置3内のキャッシュメモリに一時的にコピーし、ミラー結合・分割処理部24の実行前まで、徐々にデータコピーを実施する(差分ミラー結合)。ミラー結合・分割処理24にて既にコピーが終了している差分情報、以外の微差分情報について業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32にコピーする指示を記憶装置3に行って、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データを同一にする。そして、バックアップ処理サーバ2はバックアップ側記憶部32にで記憶するバックアップ対象データの磁気テープへの記録をバックアップ制御部26に指示する。またバックアップ処理サーバ2は磁気テープへ記録されるバックアップ対象データのバックアップ処理の記録(例えば、バックアップしたデータのファイル名やバックアップ日時など)を業務サーバ1から受信した前回バックアップログに追加した新規バックアップログを生成し、業務サーバ1に送信する。そして業務サーバ1は受信した新規バックアップログを業務サーバ側記憶部31のログの記憶領域に記録する。
【0015】
次に、本発明のバックアップシステムにおける処理の詳細を図2を参照して順を追って説明する。
図2はバックアップシステムにおける処理のフローを示す図である。
まず、設定された時間になると業務サーバ1の処理進行管理部16が、ネットワーク停止処理の開始を指示する情報をネットワーク停止部11に送信する。するとネットワーク停止部11は業務サーバ1における通信ネットワークからの各種データの受信を停止し(ステップS1)、ネットワーク停止処理の完了を示す情報を処理進行管理部16に送信する。
【0016】
次に処理進行管理部16はネットワーク停止処理が完了すると業務サーバ側記憶部31に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理の開始を示す情報をバックアップ対象データ属性読取部12に送信する。するとバックアップ対象データ属性読取部12は、業務サーバ側記憶部31のバックアップ対象領域に記録されているバックアップ対象データの属性を読み取り(ステップS2)、読取完了を示す情報を処理進行管理部16に送信する。次に処理進行管理部16は、業務サーバ側記憶部31に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理が終了したことを示す情報をバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に送信する。すると処理進行管理部28はバックアップ側記憶部32に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理の開始を示す情報を前回バックアップ対象データ属性読取部21に送信する。
【0017】
すると、前回バックアップ対象データ属性読取部21は、バックアップ側記憶部32のバックアップ対象領域に記録されている前回バックアップ対象データの属性を読み取り、当該属性の情報を業務サーバ1に送信して(ステップS3)、送信完了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。すると処理進行管理部28は業務サーバ1の処理進行管理部16に前回バックアップ対象データの属性の情報の送信完了を通知する情報を送信する。次に、業務サーバ1の処理進行管理部16は差分情報生成部13に差分情報生成処理の開始指示を示す情報を送信する。すると差分情報生成部13はバックアップ対象データ属性読取部12が読み取った属性と、バックアップ処理サーバ2から受信した前回バックアップ対象データの属性とを比較して、新規データと更新データの属性を記録した差分情報を生成する(ステップS4)。
【0018】
次に、差分情報生成処理が終了すると処理進行管理部16はバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に差分情報生成処理の終了を示す情報を送信する。処理進行管理部28はデータコピー開始指示部23にデータコピー開始指示の情報を送信するよう通知する情報を送信する。そして、データコピー開始指示部23が業務サーバ1に差分情報のデータコピー開始指示を示す情報を送信する(ステップS5)。すると処理進行管理部28は業務サーバ1側で記憶している前回バックアップログのコピー処理の開始を示す情報をバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に送信する。するとバックアップログ蓄積・リモートコピー部22は業務サーバ1に前回バックアップログの送信指示を示す情報を送信する。そして、業務サーバ1のバックアップログ部14は業務サーバ側記憶部31に記録されている前回バックアップログを読み取って、バックアップ処理サーバ2に送信する(ステップS6)。次に、バックアップ処理サーバ2のバックアップログ蓄積・リモートコピー部22は業務サーバ1から前回バックアップログを受信してバックアップ側記憶部32におけるバックアップログを記録する領域に、当該受信した前回バックアップログをコピーする(ステップS7)。そして、バックアップログ蓄積・リモートコピー部22は前回バックアップログのコピー処理終了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。
【0019】
次に、業務サーバ1のデータコピー処理部15はデータコピー開始指示を示す情報を受信すると業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32の結合処理を示す情報を記憶装置3に送信し、また、差分情報生成部13が検出した差分情報で示される新規データと更新データの業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32へのコピー開始指示を示す情報を送信する(ステップ8)。尚、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32の結合処理とは、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32とのデータのアクセスを可能にすることであり、これにより業務サーバ側記億部31が記録するバックアップ対象データのうちの新規データと更新データをバックアップ側記憶部32にコピーすることができる。尚、このコピーを一般的にはミラーリングと呼ぶこともある。
次に、記憶装置3は業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32へ新規データと更新データとをコピーする(ステップS9)。これにより業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部の記憶するバックアップ対象のデータが同一となる。
【0020】
次に、新規データと更新データのコピーが終了すると、データコピー処理部15は処理進行管理部16にコピー処理終了を示す情報を送信する。すると処理進行管理部16は当該コピー処理終了を示す情報をバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に送信する。次に処理進行管理部28は、ミラー結合・分割処理部24にバックアップ側記憶部32と業務サーバ側記憶部31とのデータのアクセスを不可能にするミラー分割処理の開始指示を示す情報を送信する。するとミラー結合・分割処理部24はミラー結合・分割処理を行い(ステップS10)、その処理が終了すると処理進行管理部28にミラー分割処理の終了を示す情報を送信する。
【0021】
次に、処理進行管理部28はマウント処理部25にバックアップ側記憶部32のマウント処理開始指示を示す情報を送信する。そしてマウント処理部25がバックアップ側記憶部32をマウントする(ステップS11)。尚、マウントとはバックアップ処理サーバ2がバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データにアクセスできるようにするための処理である。そして、マウント処理部25はバックアップ側記憶部32のマウント処理を終了するとマウント処理終了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。次に処理進行管理部28は、バックアップ制御部26にバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データのバックアップ処理開始指示を示す情報を送信する。そして、バックアップ処理制御部26はバックアップ側記録部32で記憶するバックアップ対象データ(新規データと更新データと前回バックアップ処理時から更新されたデータが保存されているバックアップ側記憶部32上の対象データ)とバックアップ媒体、テープへの保存期間を管理する情報(カタログ情報という)をバックアップ実行部27に送信する。(ステップS12)
次に、バックアップ実行部27はバックアップ装置4の磁気テープ媒体に対してバックアップ対象データの記録処理を行う。(ステップS13)。尚、バックアップ制御部26はバックアップ装置4が磁気テープに書き込んだデータの処理の記録をステップS6でバックアップ側記憶部32のバックアップログ記憶領域に記録した前回バックアップログに追加して記録することにより新規バックアップログを生成する(ステップS14)。
【0022】
次に、バックアップ装置4へのバックアップ処理が終了するとバックアップ制御部26は処理進行管理部28にバックアップ処理終了を示す情報を送信する。次に処理進行管理部28はバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に、バックアップ側記憶部32に記録されている新規バックアップログの業務サーバ1への送信指示を示す情報を送信する。するとバックアップログ蓄積・リモートコピー部22はバックアップ制御部26により書込まれた新規バックアップログを読み取って、業務サーバ1に送信する(ステップS15)。そして業務サーバ1のバックアップログ部14が新規バックアップログを受信して、新規バックアップログを業務サーバ記憶部31のバックアップログ記憶領域に記録する(ステップS16)。
【0023】
つまり、上述の処理によりバックアップ処理の記録が業務サーバ側記憶部で記憶しているバックアップログに書き込まれることとなる。そして、業務サーバ側記憶部31にはバックアップ処理の記録を含んだ新規バックアップログが記録されるので、ステップS13で磁気テープに書き込まれたバックアップ対象データを直接業務サーバ1が業務サーバ側記憶部31にデータベースの回復ができるようになる。
【0024】
次に、データベースの回復(リカバリ)処理について説明する。なお、この回復処理はバックアップ側記憶部32から業務サーバ側記憶部31へバックアップデータを移行して業務サーバ側記憶部(データベース)31のデータを回復する処理である。
まず、データベースの回復担当者がPC(Personal Computer)などの端末を業務サーバ1に接続する。そして、リカバリ制御部17を起動し回復方式を選択する(特定日の全データ回復、または、特定日時の全データ回復)。次にバックアップログ蓄積・リモートコピー部22とバックアップログ部14の処理により、業務サーバ側記憶部31に記録された指定情報で該当するバックアップログ情報を読み込む。そして、表示されたバックアップ一覧情報を元に回復対象の時間的条件が合致するバックアップを選択し、回復処理実行をリカバリ実行部18に指示する。リカバリ実行部18は、リカバリ制御部17から送信された情報(カタログ情報、バックアップ時間、保存期間)を元に、バックアップサーバ側のバックアップ制御部を起動し、バックアップ装置4の該当するバックアップ済みの磁気テープ媒体をロードし、業務サーバの業務サーバ側記憶部31にバックアップデータの戻し(以下リストア)処理を行い、データのリストア完了後、データベースの整合処理を行って、データベースを使用可能な状態に回復させる(回復処理または、リカバリ)という。
【0025】
尚、上述の業務サーバとバックアップ処理サーバと記憶装置とバックアップ装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ(LTO(Linear Tape Open)/DLT(Digital Linear Tape))、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、前記業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。
これにより、バックアップログが無ければ記録媒体に記録されたバックアップ対象データをリストアできなかった従来のバックアップシステムにおいて、今回バックアップログを業務サーバに保持させるようにしたので、記録媒体にバックアップしたバックアップ対象データのリストアを、記録媒体から業務サーバに直接行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるバックアップシステムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるバックアップシステムにおける処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
1 業務サーバ
2 バックアップ処理サーバ
3 記憶装置
4 バックアップ装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムに係り、特に、データのバックアップ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ERP(Enterprise Resource Planning)ソフトウェアなどのアプリケーションを用いて業務処理を行うコンピュータは、業務処理の過程で記憶部に記憶した各種データをバックアップする処理を行なう。そして、そのバックアップシステムとして、分割ミラーバックアップ(又はスプリットミラーバックアップ)という方法によりデータをバックアップする仕組みが存在する。このバックアップ方法はアプリケーションを用いて業務処理を行なう業務サーバと、バックアップ専用の処理を行なうバックアップ処理サーバと、業務サーバからのみアクセス可能な記憶部(以下、業務サーバ側記憶部と呼ぶ)およびバックアップ処理サーバからのみアクセス可能な記憶部(以下、バックアップ側記憶部と呼ぶ)の2つの記憶部を備えた記憶装置と、磁気テープなどの記録媒体に記憶装置のバックアップ側記憶部に記録されたデータを記録するバックアップ装置を用いてバックアップ処理を行なうバックアップ方法である。
【0003】
そしてこのバックアップ方法においては、記憶装置の業務サーバ側記憶部が業務サーバで処理されるデータを記憶しており、バックアップ時には、業務サーバの指示に基づいて記憶装置がバックアップするデータをバックアップ側記憶部にコピーする。そしてバックアップ処理サーバの指示に基づいてコピーされたバックアップ側記憶部のデータをバックアップ装置が記録媒体にバックアップ処理する。尚、分割ミラーバックアップの従来技術としては非特許文献1が公開されている。
【0004】
【非特許文献1】
HEWLETT PACKARD“HP OpenView OmniBack IIコンセプト・ガイド 第4版 B6960−99100 2001年7月 ReliaseA.04.00”、P.223〜P.232、[Onliene]、[平成15年2月21日検索]、インターネット、<URL:http://www.jpn.hp.com/biz/products/manual/openview/pdf/b6960−99100.pdf>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述の業務サーバやバックアップ処理サーバは、記録媒体にバックアップした処理の記録のログを記憶していなければ、記録媒体にバックアップされているデータをリストアすることが出来ないように設計されている。しかしながら従来のバックアップ方法では、バックアップ側記憶部に記録されているデータの記録媒体へのバックアップを指示するのはバックアップ処理サーバであるので、当該記録媒体にバックアップした処理の記録のログは、バックアップ処理サーバがバックアップ側記憶部で記憶することとなる。よって、業務サーバにはバックアップした処理の記録のログが記録されないので、例えばバックップのデータを記録した記録媒体を用いて、直接そのデータを業務サーバのみがアクセス可能な業務サーバ側記憶部にリストアすることが出来なかった。そして、従来のバックアップ方法では、まず、バックアップ処理サーバが記憶装置のバックアップ側記憶部に記録媒体に記録されているバックアップしたデータをリストアし、記憶装置がバックアップ側記憶部にコピーしたデータを業務サーバ側記憶部にコピーするという方法で業務サーバ側記憶部に記録媒体のデータをリストアしなければならなかった。尚、上述の従来バックアップ方法は記録媒体が記録するデータを一旦バックアップ側記憶部にリストアしてから業務サーバ側記憶部にコピーするので、2段階の処理を経ることとなり、業務サーバ側記憶部への記録媒体のデータのリストア処理に手間がかかっていた。
そこでこの発明は、バックアップしたデータを記録した記録媒体から、当該バックアップしたデータを業務サーバ側に直接リストアすることができるバックアップシステムにおけるバックアップ方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、業務処理を行う業務サーバと、前記業務処理で用いるデータのバックアップ処理を行なうバックアップ処理サーバと、前記業務サーバからのみアクセスが可能な業務サーバ側記憶部と前記バックアップ処理サーバからのみアクセスが可能なバックアップ側記憶部とを備えた記録装置と、前記バックアップ側記憶部が記憶するバックアップ対象データを記録媒体に書き込むバックアップ装置と、を備えたバックアップシステムを用いて、前記業務サーバ側記憶部には業務サーバのバックアップ対象データが記録されており、バックアップ処理の記録に基づいて前記記録媒体から前記記憶装置へのリストアを行うバックアップ方法において、前記業務サーバが、前記業務サーバ側記憶部に記録された前記バックアップ対象データの属性と、前記バックアップ側記憶部に記録された前回バックアップ対象データの属性とを比較することによって、前記バックアップ対象データと前記前回バックアップ対象データの間の差分情報を生成する差分情報生成過程と、前記業務サーバが、前記差分情報に基いて、前記バックアップ対象データのうち前回バックアップ処理以後に追加された新規データと前回バックアップ処理以後に更新された更新データのみをコピーするよう前記記憶装置に指示するコピー指示過程と、前記記憶装置がこの指示に基づいて、前記新規データと前記更新データとを前記業務サーバ側記憶部から前記バックアップ側記憶部へコピーするコピー過程と、前記バックアップ処理サーバの指示により、前記バックアップ側記憶部に記録されている前記新規データと前記更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、前記バックアップ装置が前記記録媒体に書き込むバックアップ処理を行なうバックアップ過程と、前記業務サーバが、前記バックアップ処理の記録を前記バックアップ処理サーバから受信して、前記業務サーバ側記憶部へ記録するバックアップ処理記録移行過程とを備えることを特徴とするバックアップ方法である。
【0007】
上述の構成によれば、前記業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。これにより、バックアップログが無ければ記録媒体に記録されたバックアップ対象データをリストアできなかった従来のバックアップシステムにおいて、今回バックアップログを業務サーバに保持させるようにしたので、記録媒体にバックアップしたバックアップ対象データのリストアを、記録媒体から業務サーバに直接行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるバックアップシステムを図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態によるバックアップシステムの構成を示す概略ブロック図である。
この図において符号1はERPソフトウェアなどの業務アプリケーションを処理する業務サーバである。また2はバックアップの処理を行なうバックアップ処理サーバである。また3は業務サーバ1の処理するデータを記録し業務サーバ1からのみアクセスできる業務サーバ側記憶部とバックアップ処理サーバ2がバックアップ処理するデータを記憶しバックアップ処理サーバ2からのみアクセスができるバックアップ側記憶部とを備えた記憶装置である。また4はバックアップ処理サーバ2の指示に基づいてバックアップする対象のデータを磁気テープなどの記録媒体に書き込むバックアップ装置である。尚、業務サーバ1とバックアップ処理サーバ2と記憶装置3は図示しない通信ネットワークを介して接続されている。またバックアップ装置4とバックアップ処理サーバ2も通信ネットワークを介して接続されている。
【0009】
また、業務サーバ1において符号11は、記憶装置3の業務サーバ側記憶部に記録されたバックアップ対象のデータをバックアップ側記憶部にコピーする際に、業務サーバにおいて通信ネットワーク経由の各種データの受信を停止するネットワーク停止部である。尚バックアップ対象のデータをコピーする際に通信ネットワーク経由の各種データの受信を停止する理由は、当該コピーの間に新しいデータがバックアップ側記憶部に記録されないようにするためである。
また12は記憶装置3に備えられた業務サーバ側記憶部におけるバックアップ対象データの属性を読み取るバックアップ対象データ属性読取部である。尚、バックアップ対象データの属性とは例えば、ファイル名やデータ容量や作成日時やバックアップ対象データ記憶領域内の記録位置(パス)などである。
【0010】
また13は業務サーバ側記憶部に記録されているバックアップ対象データの属性と、バックアップ側記憶部に記録されている前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性とを比較して、その差分情報を生成する差分情報生成部である。尚、差分情報とは業務サーバ側記憶部に記録されているバックアップ対象データのうち、前回のバックアップ処理以後に追加された新規データと前回のバックアップ処理以後に更新された更新データの属性を示す情報である。そして差分情報生成部は、属性のうちのファイル名を比較することにより業務サーバ側記憶部のバックアップ対象データにおける新規データを検出して当該新規データの属性を示す差分情報を生成する。また差分情報生成部は、属性のうちのデータ容量や作成日時を比較することにより業務サーバ側記憶部のバックアップ対象データにおける更新データを検出して当該更新データの属性を示す差分情報を生成する。
【0011】
また14はバックアップ処理サーバ2からの指示に基づいて業務サーバ側記憶部で記憶している前回バックアップ処理した際のバックアップ処理の記録(以下、前回バックアップログという)を、バックアップ処理サーバ2に送信するバックアップログ部である。また15はバックアップ処理サーバ2の指示に基づいて差分情報生成部13が生成した差分情報で示されるバックアップ対象データのうちに新規データと更新データとを業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部にコピーするデータコピー処理部である。
尚、詳細は後述するが、データコピー処理部15は業務サーバ側記憶部とバックアップ側記憶部とのデータのアクセスを可能にするための処理開始の指示を記憶装置3に対して行なう。また16は業務サーバ1における各処理部の処理進行を制御する処理進行管理部である。また17はリカバリ制御部である。また18はリカバリ実行部である。
【0012】
またバックアップ処理サーバ2において、符号21は記憶装置3に備えられたバックアップ側記憶部32における前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性を読み取るバックアップ対象データ属性読取部である。また22は、業務サーバ側記憶部31で記憶している前回バックアップログの送信を指示したり、新しくバックアップ処理した際の当該バックアップ処理の記録(以下、新規バックアップログと呼ぶ)を業務サーバ1に送信する処理を行なうバックアップログ蓄積・リモートコピー部である。また23は業務サーバ側記憶部で記憶しているバックアップ対象データのうちの新規データや更新データのバックアップ側記憶部32へのコピーを指示するデータコピー開始指示部である。
【0013】
また24は業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32とのデータコピー(前回バックアップ対象データ属性読取部21処理以降の微差分コピー)と業務サーバ側記憶部とバックアップ側記憶部のデータが一致することを確認し、また、データ一致を確認後、データのアクセスを不可能にする処理を行なうミラー結合・分割処理部である。また25はバックアップ側記憶部32内の記憶するバックアップ対象のデータをバックアップ処理サーバ2にマウントするマウント処理部である。尚、マウントとはバックアップ側記憶部32にコピーされたデータへバックアップ処理サーバ2がアクセスできるようにする処理のことを言う。また26はバックアップ装置4にバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データとバックアップ装置4内で保持している媒体とその時間的記録管理情報の管理(カタログ情報という)。及び、バックアップ実行情報をバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に情報通知するバックアップ制御部26である。また27は、バックアップ記録部32のバックアップ対象データをバックアップ制御部26からのバックアップ対象データ情報とカタログ情報を元にバックアップ装置4の磁気テープ記録を行うバックアップ実行部である。尚バックアップ制御部26はバックアップテープ装置4が磁気テープへ書き込むバックアップ処理の記録を業務サーバ1からバックアップログ蓄積・リモートコピー部22が受信した前回バックアップログに対し、バックアップ管理情報をログとして追加して新規バックアップログを生成し、当該新規バックアップログの送信を指示する処理も行う。次に、28はバックアップ処理サーバ2における各処理部の処理進行を制御する処理進行管理部である。尚、バックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28と業務サーバ1の処理進行管理部16はお互いが連携することにより業務サーバ1とバックアップ処理サーバ2で行われる各処理の進行を管理する。
また記憶装置3において符号31が業務サーバ側記憶部であり、32がバックアップ側記憶部である。
【0014】
そして、本実施形態において業務サーバ1は、業務サーバ側記憶部31に記憶されるバックアップ対象データの属性と、バックアップ側記憶部32に記録される前回バックアップ処理した際のバックアップ対象データの属性とを比較して、新規データと更新データの属性を記録した差分情報を生成する。そして業務サーバ1は、当該差分情報で示されるバックアップ対象データのうちの新規データと更新データを業務サーバ側記憶部31から記憶装置3内のキャッシュメモリに一時的にコピーし、ミラー結合・分割処理部24の実行前まで、徐々にデータコピーを実施する(差分ミラー結合)。ミラー結合・分割処理24にて既にコピーが終了している差分情報、以外の微差分情報について業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32にコピーする指示を記憶装置3に行って、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データを同一にする。そして、バックアップ処理サーバ2はバックアップ側記憶部32にで記憶するバックアップ対象データの磁気テープへの記録をバックアップ制御部26に指示する。またバックアップ処理サーバ2は磁気テープへ記録されるバックアップ対象データのバックアップ処理の記録(例えば、バックアップしたデータのファイル名やバックアップ日時など)を業務サーバ1から受信した前回バックアップログに追加した新規バックアップログを生成し、業務サーバ1に送信する。そして業務サーバ1は受信した新規バックアップログを業務サーバ側記憶部31のログの記憶領域に記録する。
【0015】
次に、本発明のバックアップシステムにおける処理の詳細を図2を参照して順を追って説明する。
図2はバックアップシステムにおける処理のフローを示す図である。
まず、設定された時間になると業務サーバ1の処理進行管理部16が、ネットワーク停止処理の開始を指示する情報をネットワーク停止部11に送信する。するとネットワーク停止部11は業務サーバ1における通信ネットワークからの各種データの受信を停止し(ステップS1)、ネットワーク停止処理の完了を示す情報を処理進行管理部16に送信する。
【0016】
次に処理進行管理部16はネットワーク停止処理が完了すると業務サーバ側記憶部31に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理の開始を示す情報をバックアップ対象データ属性読取部12に送信する。するとバックアップ対象データ属性読取部12は、業務サーバ側記憶部31のバックアップ対象領域に記録されているバックアップ対象データの属性を読み取り(ステップS2)、読取完了を示す情報を処理進行管理部16に送信する。次に処理進行管理部16は、業務サーバ側記憶部31に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理が終了したことを示す情報をバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に送信する。すると処理進行管理部28はバックアップ側記憶部32に記録されているバックアップ対象データの属性読取処理の開始を示す情報を前回バックアップ対象データ属性読取部21に送信する。
【0017】
すると、前回バックアップ対象データ属性読取部21は、バックアップ側記憶部32のバックアップ対象領域に記録されている前回バックアップ対象データの属性を読み取り、当該属性の情報を業務サーバ1に送信して(ステップS3)、送信完了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。すると処理進行管理部28は業務サーバ1の処理進行管理部16に前回バックアップ対象データの属性の情報の送信完了を通知する情報を送信する。次に、業務サーバ1の処理進行管理部16は差分情報生成部13に差分情報生成処理の開始指示を示す情報を送信する。すると差分情報生成部13はバックアップ対象データ属性読取部12が読み取った属性と、バックアップ処理サーバ2から受信した前回バックアップ対象データの属性とを比較して、新規データと更新データの属性を記録した差分情報を生成する(ステップS4)。
【0018】
次に、差分情報生成処理が終了すると処理進行管理部16はバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に差分情報生成処理の終了を示す情報を送信する。処理進行管理部28はデータコピー開始指示部23にデータコピー開始指示の情報を送信するよう通知する情報を送信する。そして、データコピー開始指示部23が業務サーバ1に差分情報のデータコピー開始指示を示す情報を送信する(ステップS5)。すると処理進行管理部28は業務サーバ1側で記憶している前回バックアップログのコピー処理の開始を示す情報をバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に送信する。するとバックアップログ蓄積・リモートコピー部22は業務サーバ1に前回バックアップログの送信指示を示す情報を送信する。そして、業務サーバ1のバックアップログ部14は業務サーバ側記憶部31に記録されている前回バックアップログを読み取って、バックアップ処理サーバ2に送信する(ステップS6)。次に、バックアップ処理サーバ2のバックアップログ蓄積・リモートコピー部22は業務サーバ1から前回バックアップログを受信してバックアップ側記憶部32におけるバックアップログを記録する領域に、当該受信した前回バックアップログをコピーする(ステップS7)。そして、バックアップログ蓄積・リモートコピー部22は前回バックアップログのコピー処理終了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。
【0019】
次に、業務サーバ1のデータコピー処理部15はデータコピー開始指示を示す情報を受信すると業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32の結合処理を示す情報を記憶装置3に送信し、また、差分情報生成部13が検出した差分情報で示される新規データと更新データの業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32へのコピー開始指示を示す情報を送信する(ステップ8)。尚、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32の結合処理とは、業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部32とのデータのアクセスを可能にすることであり、これにより業務サーバ側記億部31が記録するバックアップ対象データのうちの新規データと更新データをバックアップ側記憶部32にコピーすることができる。尚、このコピーを一般的にはミラーリングと呼ぶこともある。
次に、記憶装置3は業務サーバ側記憶部31からバックアップ側記憶部32へ新規データと更新データとをコピーする(ステップS9)。これにより業務サーバ側記憶部31とバックアップ側記憶部の記憶するバックアップ対象のデータが同一となる。
【0020】
次に、新規データと更新データのコピーが終了すると、データコピー処理部15は処理進行管理部16にコピー処理終了を示す情報を送信する。すると処理進行管理部16は当該コピー処理終了を示す情報をバックアップ処理サーバ2の処理進行管理部28に送信する。次に処理進行管理部28は、ミラー結合・分割処理部24にバックアップ側記憶部32と業務サーバ側記憶部31とのデータのアクセスを不可能にするミラー分割処理の開始指示を示す情報を送信する。するとミラー結合・分割処理部24はミラー結合・分割処理を行い(ステップS10)、その処理が終了すると処理進行管理部28にミラー分割処理の終了を示す情報を送信する。
【0021】
次に、処理進行管理部28はマウント処理部25にバックアップ側記憶部32のマウント処理開始指示を示す情報を送信する。そしてマウント処理部25がバックアップ側記憶部32をマウントする(ステップS11)。尚、マウントとはバックアップ処理サーバ2がバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データにアクセスできるようにするための処理である。そして、マウント処理部25はバックアップ側記憶部32のマウント処理を終了するとマウント処理終了を示す情報を処理進行管理部28に送信する。次に処理進行管理部28は、バックアップ制御部26にバックアップ側記憶部32で記憶するバックアップ対象データのバックアップ処理開始指示を示す情報を送信する。そして、バックアップ処理制御部26はバックアップ側記録部32で記憶するバックアップ対象データ(新規データと更新データと前回バックアップ処理時から更新されたデータが保存されているバックアップ側記憶部32上の対象データ)とバックアップ媒体、テープへの保存期間を管理する情報(カタログ情報という)をバックアップ実行部27に送信する。(ステップS12)
次に、バックアップ実行部27はバックアップ装置4の磁気テープ媒体に対してバックアップ対象データの記録処理を行う。(ステップS13)。尚、バックアップ制御部26はバックアップ装置4が磁気テープに書き込んだデータの処理の記録をステップS6でバックアップ側記憶部32のバックアップログ記憶領域に記録した前回バックアップログに追加して記録することにより新規バックアップログを生成する(ステップS14)。
【0022】
次に、バックアップ装置4へのバックアップ処理が終了するとバックアップ制御部26は処理進行管理部28にバックアップ処理終了を示す情報を送信する。次に処理進行管理部28はバックアップログ蓄積・リモートコピー部22に、バックアップ側記憶部32に記録されている新規バックアップログの業務サーバ1への送信指示を示す情報を送信する。するとバックアップログ蓄積・リモートコピー部22はバックアップ制御部26により書込まれた新規バックアップログを読み取って、業務サーバ1に送信する(ステップS15)。そして業務サーバ1のバックアップログ部14が新規バックアップログを受信して、新規バックアップログを業務サーバ記憶部31のバックアップログ記憶領域に記録する(ステップS16)。
【0023】
つまり、上述の処理によりバックアップ処理の記録が業務サーバ側記憶部で記憶しているバックアップログに書き込まれることとなる。そして、業務サーバ側記憶部31にはバックアップ処理の記録を含んだ新規バックアップログが記録されるので、ステップS13で磁気テープに書き込まれたバックアップ対象データを直接業務サーバ1が業務サーバ側記憶部31にデータベースの回復ができるようになる。
【0024】
次に、データベースの回復(リカバリ)処理について説明する。なお、この回復処理はバックアップ側記憶部32から業務サーバ側記憶部31へバックアップデータを移行して業務サーバ側記憶部(データベース)31のデータを回復する処理である。
まず、データベースの回復担当者がPC(Personal Computer)などの端末を業務サーバ1に接続する。そして、リカバリ制御部17を起動し回復方式を選択する(特定日の全データ回復、または、特定日時の全データ回復)。次にバックアップログ蓄積・リモートコピー部22とバックアップログ部14の処理により、業務サーバ側記憶部31に記録された指定情報で該当するバックアップログ情報を読み込む。そして、表示されたバックアップ一覧情報を元に回復対象の時間的条件が合致するバックアップを選択し、回復処理実行をリカバリ実行部18に指示する。リカバリ実行部18は、リカバリ制御部17から送信された情報(カタログ情報、バックアップ時間、保存期間)を元に、バックアップサーバ側のバックアップ制御部を起動し、バックアップ装置4の該当するバックアップ済みの磁気テープ媒体をロードし、業務サーバの業務サーバ側記憶部31にバックアップデータの戻し(以下リストア)処理を行い、データのリストア完了後、データベースの整合処理を行って、データベースを使用可能な状態に回復させる(回復処理または、リカバリ)という。
【0025】
尚、上述の業務サーバとバックアップ処理サーバと記憶装置とバックアップ装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ(LTO(Linear Tape Open)/DLT(Digital Linear Tape))、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、前記業務サーバが差分情報を生成し、その差分情報で示される新規データと更新データのみを記憶装置が業務サーバ側記憶部からバックアップ側記憶部へコピーする。そして、バックアップ処理サーバの指示により、バックアップ側記憶部に記録されている新規データと更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、バックアップ装置が記録媒体に書き込む。また、業務サーバが、バックアップ処理の記録をバックアップ処理サーバから受信して、業務サーバ側記憶部へ記録する。
これにより、バックアップログが無ければ記録媒体に記録されたバックアップ対象データをリストアできなかった従来のバックアップシステムにおいて、今回バックアップログを業務サーバに保持させるようにしたので、記録媒体にバックアップしたバックアップ対象データのリストアを、記録媒体から業務サーバに直接行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるバックアップシステムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるバックアップシステムにおける処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
1 業務サーバ
2 バックアップ処理サーバ
3 記憶装置
4 バックアップ装置
Claims (1)
- 業務処理を行う業務サーバと、
前記業務処理で用いるデータのバックアップ処理を行なうバックアップ処理サーバと、
前記業務サーバからのみアクセスが可能な業務サーバ側記憶部と前記バックアップ処理サーバからのみアクセスが可能なバックアップ側記憶部とを備えた記録装置と、
前記バックアップ側記憶部が記憶するバックアップ対象データを記録媒体に書き込むバックアップ装置と、
を備えたバックアップシステムを用いて、
前記業務サーバ側記憶部には業務サーバのバックアップ対象データが記録されており、バックアップ処理の記録に基づいて前記記録媒体から前記記憶装置へのリストアを行うバックアップ方法において、
前記業務サーバが、前記業務サーバ側記憶部に記録された前記バックアップ対象データの属性と、前記バックアップ側記憶部に記録された前回バックアップ対象データの属性とを比較することによって、前記バックアップ対象データと前記前回バックアップ対象データの間の差分情報を生成する差分情報生成過程と、
前記業務サーバが、前記差分情報に基いて、前記バックアップ対象データのうち前回バックアップ処理以後に追加された新規データと前回バックアップ処理以後に更新された更新データのみをコピーするよう前記記憶装置に指示するコピー指示過程と、
前記記憶装置がこの指示に基づいて、前記新規データと前記更新データとを前記業務サーバ側記憶部から前記バックアップ側記憶部へコピーするコピー過程と、
前記バックアップ処理サーバの指示により、前記バックアップ側記憶部に記録されている前記新規データと前記更新データと前回のバックアップ処理時からの未更新データとを、前記バックアップ装置が前記記録媒体に書き込むバックアップ処理を行なうバックアップ過程と、
前記業務サーバが、前記バックアップ処理の記録を前記バックアップ処理サーバから受信して、前記業務サーバ側記憶部へ記録するバックアップ処理記録移行過程と、
を備えることを特徴とするバックアップ方法。
Priority Applications (1)
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JP2003085429A JP2004295363A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | バックアップ方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141022A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Hitachi Information Systems Ltd | データファイルのバーチャル更新・照会方法、およびシステム、ならびにそのプログラム |
JP2008146577A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Fujitsu Ltd | 制御装置、制御システム及び制御プログラム |
JP2011070556A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Fujitsu Frontech Ltd | データ管理装置及びバックアップデータ参照方法 |
CN115756968A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-03-07 | 龙刚(烟台)科技咨询有限公司 | 基于网络的数据备份方法、系统及云平台 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003085429A patent/JP2004295363A/ja active Pending
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