JP2006235698A - ストレージ間データ移行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ストレージ装置間で業務データを移行する際、業務サーバの業務処理の停止時間を短くすると共に、移行処理中に業務サーバの処理速度が低下しないようにする。
【解決手段】 移行元ストレージ内複製手段36が、移行元マスタボリューム31の静止点データを移行元複製ボリューム32上に確保する。移行元ログデータボリューム33には、移行元マスタボリューム31に対する更新操作の履歴が記録される。このログ記録処理と並行して、ストレージ間複製手段37,47が、移行元複製ボリューム32上の静止点データを移行先複製ボリューム42に複製し、移行先ストレージ内複製手段46が、移行先複製ボリューム42上の静止点データを移行先マスタボリューム41に複製する。その後、業務サーバ1は業務処理を停止し、移行元ログデータボリューム33の内容を移行先マスタボリューム41に反映させる。その後、業務サーバ1の業務処理を再開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータシステムのデータを統合管理するストレージ装置に関し、特に、あるストレージ装置から別のストレージ装置にデータを移行する際の業務停止時間を極めて短い時間にすることができるストレージ間データ移行技術に関する。
業務サーバがストレージ装置に格納されている業務データを利用して種々の業務を行っているシステムにおいては、ストレージ装置に格納されている業務データを他のストレージ装置に移行することが必要になる場合がある。例えば、業務データ量が増加し、現行のストレージ装置では対応できなくなった場合には、現行のストレージ装置から新規に導入した大容量のストレージ装置に業務データを移行することが必要になる。また、例えば、第1のストレージ装置には本年度分の業務データを格納し、第2のストレージ装置には、前年度分の業務データを格納するようにしている場合には、年度の切り替え時に第1のストレージ装置から第2のストレージ装置に業務データを移行することが必要になる。
ところで、ストレージ装置間で業務データを移行する場合に、従来、一般的に採用されている方法は、次のような方法であった。
先ず、業務サーバにおける業務処理を停止させ、業務データの静止点を確保する。次に、業務処理を停止させた状態で、バックアップサーバを用いて移行元ストレージ装置に格納されている業務データを磁気テープ装置などの外部記憶装置に退避させる。その後、退避させた業務データを、外部記憶装置から移行先ストレージ装置へリストアする。そして、最後に、業務サーバによる業務処理を再開させる。
しかし、この方法は、業務サーバの業務処理を長時間(移行させるデータ量にもよるが、一般に数時間以上となる)にわたって停止させなければならないという問題がある。
そこで、このような問題点を改善するため、従来、次のような技術が提案された(例えば、特許文献1,2,3参照)。
この従来の技術では、先ず、業務サーバにおける業務処理を停止させる。その後、業務サーバを移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置に接続替えする。接続替えが完了すると、ストレージ間複製機能による業務データの移行処理を開始させると共に、業務サーバの業務処理を再開させる。
移行先ストレージ装置は、業務データの移行処理が行われている間に、業務サーバからリード要求があると、該当するデータが自装置内に存在する否かを調べる。そして、自装置内に存在する場合は、該当データを業務サーバに返し、存在しない場合は、移行元ストレージ装置から要求されたデータを読み込み、読み込んだデータを業務サーバへ返す。また、業務サーバからライト要求があった場合は、移行元ストレージ装置および移行先ストレージ装置の両方にデータを書き込む。そして、業務データの移行が完了すると、移行元ストレージ装置を取り除く。
特開2001−249853号公報 特開2002−14777号公報 特開2003−85018号公報
上述した従来の技術によれば、業務サーバにおける業務停止時間を短くできるが、業務データの移行処理を開始してからその処理が完了するまでの間、業務サーバにおける業務処理の処理速度が低下するという問題がある。即ち、業務データの移行処理が行われているときに、業務サーバから移行先ストレージ装置に対して、移行先ストレージ装置への移行が完了していない業務データに対するリード要求が発行された場合、移行先ストレージ装置が移行元ストレージ装置からリード要求された業務データを読み込むことが必要になるため、業務処理の処理速度が低下してしまう。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、業務データをストレージ装置間で移行する際、業務サーバにおける業務処理の停止時間を極めて短くすることができ、且つ業務データの移行処理が行われている間も、業務サーバにおける業務処理の処理速度が低下しないようにすることができる、データ損失の全くないストレージ間データ移行方法を提供することにある。
本発明にかかる第1のストレージ間データ移行方法は、
業務サーバによって操作される業務データが格納されている移行元マスタボリュームの静止点データを移行元複製ボリューム上に確保する同期処理を実行し、
該同期処理が完了した後、前記移行元マスタボリュームに対して行われた操作の履歴をログ記憶部に記録するログ記録処理を実行しつつ、前記移行元複製ボリューム上の静止点データを移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理と、該ストレージ間複製処理によって前記移行先複製ボリュームに複製された静止点データを移行先マスタボリュームに複製するストレージ内複製処理とを実行し、
該ストレージ内複製処理が完了した後、前記業務サーバにおける業務データを利用した業務処理を停止させ、前記ログ記憶部の内容を前記移行先マスタボリュームに反映させる復旧処理を実行し、該復旧処理が完了した後、前記業務サーバにおける前記業務処理を再開させることを特徴とする。
本発明にかかる第2のストレージ間データ移行方法は、
業務サーバによって操作される業務データが格納されている移行元マスタボリューム及び移行元複製ボリュームを有する移行元ストレージ装置から、移行先マスタボリューム及び移行先複製ボリュームを有する移行先ストレージ装置へ業務データを移行させるストレージ間データ移行方法であって、
前記移行元ストレージ装置内の移行元ストレージ内複製手段が、前記移行元マスタボリュームの静止点データを前記移行元複製ボリューム上に確保する同期処理を実行し、
該同期処理が完了した後、ログ記録手段が、前記移行元マスタボリュームに対して行われた操作の履歴をログ記録部に記録するログ記録処理を実行すると共に、前記移行元ストレージ装置内の移行元ストレージ間複製手段と前記移行先ストレージ装置内の移行先ストレージ間複製手段とが、前記移行元複製ボリューム上の静止点データを前記移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理を実行し、
該ストレージ間複製処理が完了した後、前記移行先ストレージ装置内の移行先ストレージ内複製手段が、前記移行先複製ボリューム上の静止点データを前記移行先マスタボリュームに複製するストレージ内複製処理を実行し、
該ストレージ内複製処理が完了した後、前記業務サーバにおける業務データを利用した業務処理を停止させ、
業務処理停止後に、復旧手段が、前記ログ記憶部の内容を前記移行先マスタボリュームに反映する復旧処理を実行し、
該復旧処理が完了した後、前記業務サーバにおける前記業務処理を再開させることを特徴とする。
本発明にかかる第3のストレージ間データ移行方法は、第2のストレージ間データ移行方法において、
前記同期処理が、
前記移行元マスタボリューム上の業務データを前記移行元複製ボリュームに複製しつつ、前記移行元マスタボリュームに対する操作内容を前記移行元複製ボリュームに反映させる処理と、
前記移行元マスタボリュームと移行元複製ボリュームとの同期が取れたとき、そのことを前記業務サーバに通知する処理と、
該通知に応答して前記業務サーバがフラッシュした遅延書込バッファの内容を前記移行元マスタボリューム及び移行元複製ボリュームに反映させる処理とを含むことを特徴とする。
本発明にかかる第4のストレージ間データ移行方法は、第3のストレージ間データ移行方法において、
前記ストレージ内複製処理が、
前記遅延書込バッファに格納されている前記移行先マスタボリュームに対する更新データをクリアすると共に前記移行先マスタボリュームを前記業務サーバからアンマウントした後、前記移行先複製ボリューム上の静止点データを前記移行先マスタボリュームに複製することを特徴とする。
本発明にかかる第5のストレージ間データ移行方法は、第2のストレージ間データ移行方法において、
前記移行元ストレージ間複製手段及び前記移行先ストレージ間複製手段の代わりに、バックアップサーバが前記移行元複製ボリューム上の静止点データを前記移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理を実行することを特徴とする。
〔作用〕
移行元ストレージ装置内の移行元マスタボリュームに格納されている業務データを移行先ストレージ装置内の移行先マスタボリュームに移行させる場合、先ず、移行元ストレージ内複製手段が、同期処理を実行し、移行元マスタボリュームの静止点データを移行元複製ボリューム上に確保する。上記同期処理では、例えば、移行元マスタボリューム上の静止点データを移行元複製ボリュームに複製しつつ、業務サーバが移行元マスタボリュームに対して行った操作内容を移行元複製ボリュームに反映させる処理と、移行元マスタボリュームと移行元複製ボリュームとの同期が取れたとき、そのことを業務サーバに通知する処理と、この通知に応答して業務サーバがフラッシュした遅延書込バッファの内容を移行元マスタボリューム及び移行元複製ボリュームに反映させる処理とが行われる。
ログ記録手段は、静止点データが確保された後に、移行元マスタボリュームに対して行われた操作の履歴をログ記録部に記録するログ記録処理を実行する。また、このログ記録処理と並行して、移行元ストレージ間複製手段と移行先ストレージ間複製手段とが、移行元複製ボリューム上の静止点データを移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理を実行し、更に、移行先ストレージ内複製手段が、移行先複製ボリューム上の静止点データを移行先マスタボリュームに複製するストレージ内複製処理を実行する。
そして、ストレージ内複製処理が完了すると、業務サーバにおける業務処理を停止させる。その後、復旧手段が、ログ記憶部の内容を移行先マスタボリュームに反映する復旧処理を実行し、復旧処理完了後、業務サーバにおける業務処理を再開させる。
本発明によれば、業務データをストレージ間で移行する際、業務サーバにおける業務処理の停止時間を極めて短くすることができ、且つ、業務データの移行処理が行われている間も、業務サーバにおける業務処理の処理速度が低下しないようにすることができる。更に、移行中にデータ損失が全く発生しないという効果もある。業務処理の停止時間を極めて短くできる理由は、ログ記憶部の内容を移行先マスタボリュームに反映させる復旧処理を実行している間だけ、業務処理を停止させれば良いからである。また、業務処理の処理速度低下を防止できる理由は、復旧処理が完了した後は、移行先ストレージ装置内の移行先マスタボリュームに業務データが完全な形で移行されており、従来の技術のように、移行先ストレージ装置が移行元ストレージ装置からデータを読み込むという処理が全く行われないからである。また、データ損失が発生しない理由は、ログ記憶部の内容を移行先マスタボリュームに反映する復旧処理を実行しているからである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態の構成〕
図1は本発明にかかるストレージ間データ移行方法の第1の実施の形態を実施するストレージシステムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、ストレージシステムは、業務サーバ1と、バックアップサーバ2と、移行元ストレージ装置3と、移行先ストレージ装置4と、スイッチ51,52と、FC(ファイバチャネル)ケーブル61〜68とから構成されている。
業務サーバ1は、移行元ストレージ装置3,移行先ストレージ装置4に格納されている業務データを利用した業務処理を行う機能や、バックアップ用の静止点を確保する機能や、業務データに対して行われた操作の履歴(更新履歴)を管理する機能や、ロールフォワードにより業務データを復元する機能などを有する。また、業務サーバ1は、遅延書き込み用のバッファ11を備えている。このバッファ11には、業務サーバ1上で動作するプロセスによって業務データに対する更新データが書き込まれ、業務サーバ1内に優先すべき処理がない時点で、バッファ11の内容が移行元ストレージ装置3,移行先ストレージ装置4に書き込まれる。
バックアップサーバ2は、業務サーバ1が利用するデータをバックアップするためのサーバであり、磁気テープ装置などの外部記憶装置21が接続されている。
移行元ストレージ装置3は、移行元マスタボリューム31と、移行元複製ボリューム32と、移行元ログデータボリューム33と、移行元業務データ処理手段34と、移行元ログデータ処理手段35と、移行元ストレージ内複製手段36と、移行元ストレージ間複製手段37とを備えている。
移行元マスタボリューム31には、業務サーバ1が業務処理を行う際に利用する業務データが格納されている。
移行元複製ボリューム32には、移行元マスタボリューム31の内容が複製される。
移行元ログデータボリューム33には、移行元マスタボリューム31に対して行われた更新操作の履歴が登録される。
移行元業務データ処理手段34は、業務サーバ1からの要求に従って、移行元マスタボリューム31にデータを書き込んだり、移行元マスタボリューム31からデータを読み込んで業務サーバ1に返す機能を有する。
移行元ログデータ処理手段35は、業務サーバ1からの指示に従って、業務サーバ1が移行元マスタボリューム31に対して行った更新操作の履歴を移行元ログデータボリューム33に登録したり、移行元ログデータボリューム33に登録されているログデータを業務サーバ1に送る機能を有する。
移行元ストレージ内複製手段36は、移行元マスタボリューム31と移行元複製ボリューム32とを同期させる機能を有する。
移行元ストレージ間複製手段37は、移行元複製ボリューム32の内容を移行先ストレージ装置4上の移行先複製ボリューム42に複製するための処理を行う。
移行先ストレージ装置4は、移行先マスタボリューム41と、移行先複製ボリューム42と、移行先ログデータボリューム43と、移行先業務データ処理手段44と、移行先ログデータ処理手段45と、移行先ストレージ内複製手段46と、移行先ストレージ間複製手段47とを備えている。
移行先マスタボリューム41には、業務サーバ1が業務処理に使用する業務データが格納される。
移行先複製ボリューム42には、移行元複製ボリューム32の内容が複製される。
移行先ログデータボリューム43には、移行先マスタボリューム41に対して行われた更新操作の履歴が登録される。
移行先業務データ処理手段44は、業務サーバ1からの要求に従って、移行先マスタボリューム41にデータを書き込んだり、移行先マスタボリューム41からデータを読み込んで業務サーバ1に返す機能を有する。
移行先ログデータ処理手段45は、業務サーバ1からの指示に従って、業務サーバ1が移行先マスタボリューム41に対して行った更新操作の履歴を移行先ログデータボリューム43に登録したり、移行先ログデータボリューム43の内容を業務サーバ1に送信する機能を有する。
移行先ストレージ内複製手段46は、移行先複製ボリューム42の内容を移行先マスタボリューム41に複製する機能を有する。
移行先ストレージ間複製手段47は、移行元ストレージ間複製手段37と協働して、移行元複製ボリューム32の内容を移行先複製ボリューム42に複製する機能を有する。
スイッチ51,52は、業務サーバ1、バックアップサーバ2、移行元ストレージ装置3および移行先ストレージ装置4の接続の冗長性および拡張性を実現するためのスイッチであり、FCケーブル61〜68を介して業務サーバ1,バックアップサーバ2,移行元ストレージ装置3及び移行先ストレージ装置4に接続されている。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、移行元ストレージ装置3から移行先ストレージ装置4へ業務データを移行する場合の動作について詳細に説明する。
図2は、データ移行に先立って行われる事前処理の内、移行元ストレージ装置3側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
手順2−1では、移行元ストレージ内複製手段36が移行元マスタボリューム31と移行元複製ボリューム32とを同期させるための同期処理を開始する。同期処理を開始すると、移行元ストレージ内複製手段36は、移行元マスタボリューム31に格納されている業務データを、例えば先頭位置から順番に移行元複製ボリューム32に複製する処理を行う。更に、移行元業務データ処理手段34が移行元マスタボリューム31に対する更新操作を行うと、その内容を移行元複製ボリューム32に反映させる処理を行う。そして、移行元マスタボリューム31に格納されている全ての業務データを移行元複製ボリューム32に複製すると、移行元ストレージ内複製手段36は、業務サーバ1にその旨を通知する。
手順2−2では、移行元ストレージ内複製手段36から通知を受けた業務サーバ1が、業務プロセスのバックアップ用静止点確保処理を実行し、移行元マスタボリューム31上のデータの静止点を確保する。このとき業務サーバ1が業務無停止での静止点確保機能を持っていれば業務を停止する必要はない。静止点確保のため業務を停止する必要があっても手順2−3,2−4が終了するまでの短い時間で良い。
手順2−3では、業務サーバ1がバッファ11に格納されている更新データ(更新内容及び更新位置を含む)の内、手順2−2で確保した静止点以前の更新データをフラッシュする。フラッシュされた更新データは、移行元業務データ処理手段34に送られ、移行元業務データ処理手段34は送られてきた更新データに従って移行元マスタボリューム31を更新する。移行元マスタボリューム31が更新されると、移行元ストレージ内複製手段36は、その内容を移行元複製ボリューム32に反映させ、その後、手順2−4に進む。
手順2−4では、移行元ストレージ内複製手段36が、移行元マスタボリューム31と移行元複製ボリューム32とを切り離す。これにより、移行元複製ボリューム32上に静止点データが確保されたことになる。また、移行元ストレージ内複製手段36は、両ボリューム31,32を切り離すと、そのことを業務サーバ1および移行元ストレージ間複製手段37に通知する。
手順2−5では、移行元ストレージ内複製手段36から通知を受けた移行元ストレージ間複製手段37が移行先ストレージ間複製手段47と協働して、移行元複製ボリューム32上の静止点データを移行先複製ボリューム42に複製する。また、移行元ストレージ内複製手段36から通知を受けた業務サーバ1は、その後、自サーバ1内に移行元マスタボリューム31に対する最初の更新データが発生すると、上記更新データおよびそれが静止点確保後の最初の更新データであることを示す情報を移行元ログデータ処理手段35へ送る。移行元ログデータ処理手段35は、静止点確保後の最初の更新データが送られてくると、例えば、移行元ログデータボリューム33をクリアした後、上記更新データを移行元ログデータボリューム33に格納する。なお、静止点確保後の最初の更新データ以外の更新データについては、自サーバ1内に更新データが発生した時点で、バッファ11を介さず、直ちに、更新データを移行元ログデータ処理手段35へ送信する。
図3は、データ移行に先立って行われる事前処理の内、移行先ストレージ装置4側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
手順3−1では、業務サーバ1が、バッファ11内に、移行先マスタボリューム41に対する更新データが存在すれば、それをクリアする処理を行う。この処理は、手順3−3で実施するボリューム複製操作による論理的なデータ破壊を防止するために行う。
手順3−2では、業務サーバ1が移行先マスタボリューム41をアンマウントする。これにより、バッファ11には、移行先マスタボリューム41に対する更新データは、書き込まれない状態になる。
手順3−3では、移行先ストレージ内複製手段46が、移行先複製ボリューム42に格納されている静止点データを移行先マスタボリューム41に複製する。なお、移行先複製ボリューム42に格納されている静止点データは、手順2−5において、移行元複製ボリューム32から複製されたものである。
手順3−4では、移行先ストレージ内複製手段46が、移行先マスタボリューム41と移行先複製ボリューム42とを切り離す。
手順3−5では、業務サーバ1が、手順3−2でアンマウントした移行先マスタボリューム41を再度マウントして、自サーバ1からアクセス可能な状態に戻す。
図4は、図2及び図3に示した事前処理が完了した後に行われる移行処理の一例を示すフローチャートである。
手順4−1では、業務サーバ1の業務を停止する。即ち、業務サーバ1が業務データを利用して行う業務処理を停止する。
手順4−2では、業務サーバ1が業務処理に使用する業務ボリュームとして移行先マスタボリューム41を指定して、業務の復旧処理を開始する。
手順4−3では、業務サーバ1が、移行元ログデータ処理手段35を利用して移行元ログデータボリューム33に格納されている静止点以降の業務ボリュームに対する変更データを入力し、その更新データを移行先業務データ処理手段44に出力する。移行先業務データ処理手段44は、業務サーバ1からの更新データに従って移行先マスタボリューム41を更新(ロールフォワード)する。
手順4−4では、業務サーバ1が新規ログデータ(更新データ)の書き出し先を移行先ログデータボリューム43に変更する。
手順4−5では、業務サーバ1が移行先マスタボリューム41に格納されている業務データを利用した業務処理を再開する。
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、業務データをストレージ間で移行する際、業務サーバにおける業務処理の停止時間を極めて短くすることができ、且つ、業務データの移行処理が行われている間も、業務サーバにおける業務処理の処理速度が低下しないようにすることができる。業務処理の停止時間を極めて短くできる理由は、移行元ログデータボリューム33の内容を移行先マスタボリューム41に反映させる復旧処理を実行している間だけ、業務処理を停止させれば良いからである。また、業務処理の処理速度低下を防止できる理由は、復旧処理が完了した後は、移行先ストレージ装置4内の移行先マスタボリューム44に業務データが完全な形で移行されており、従来の技術のように、移行先ストレージ装置が移行元ストレージ装置からデータを読み込むという処理が全く行われないからである。
また、本実施の形態によれば、業務サーバ1が遅延書き込み用のバッファ11を備えている場合であっても、ストレージ装置間でデータを移行することができる。その理由は、業務サーバ1がフラッシュした遅延書き込み用のバッファ11の内容を移行元マスタボリューム31及び移行元複製ボリューム32に反映させる処理を含んでいるからである。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかるストレージ間データ移行方法の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、ストレージ装置がストレージ間複製手段を備えていない場合であっても、業務データを移行できるようにしたことを特徴とする。
図5は、本発明にかかるストレージ間データ移行方法の第2の実施の形態を実施するストレージシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示したストレージシステムとの相違点は、移行元ストレージ装置3,移行先ストレージ装置4の代わりに、移行元ストレージ装置3a,移行先ストレージ装置4aを備えている点である。
移行元ストレージ装置3aは、移行元ストレージ間複製手段37を備えていない点、および移行元業務データ処理手段34の代わりに移行元業務データ処理手段34aを備えている点が移行元ストレージ装置3と相違している。
移行元業務データ処理手段34aは、移行元業務データ処理手段34が備えている機能に加え、バックアップサーバ2からの指示に従って、移行元複製ボリューム32に格納されているデータを読み出す機能や、移行元複製ボリューム32にデータを書き込む機能を有する。
移行先ストレージ装置4aは、移行先ストレージ間複製手段47を備えていない点、および移行先業務データ処理手段44の代わりに移行先業務データ処理手段44aを備えている点が移行先ストレージ装置4と相違している。
移行先業務データ処理手段44aは、移行先業務データ処理手段44が備えている機能に加え、バックアップサーバ2からの指示に従って、移行先複製ボリューム42に格納されているデータを読み出す機能や、移行先複製ボリューム42にデータを書き込む機能を有している。
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、本実施の形態と第1の実施の形態との動作上の相違は、図2に示した手順2−4,2−5だけであるので、以下ではこの部分についてのみ説明する。
手順2−4の代わりに、本実施の形態では、以下の処理を行う。
移行元ストレージ内複製手段36が、移行元マスタボリューム31と移行元複製ボリューム32とを切り離す。これにより、移行元複製ボリューム32上に静止点データが確保されたことになる。また、移行元ストレージ内複製手段36は、両ボリューム31,32を切り離すと、そのことを業務サーバ1及びバックアップサーバ2に通知する。
手順2−5の代わりに、本実施の形態では、以下の処理を行う。
バックアップサーバ2は、移行元ストレージ内複製手段36から通知を受けると、移行元業務データ処理手段34aに対して移行元複製ボリューム32の読み込みを指示する。これにより、移行元業務データ処理手段34aは、移行元複製ボリューム32に格納されているデータを読み込み、バックアップサーバ2へ送信する。バックアップサーバ2は、移行元業務データ処理手段34aからデータが送られてくると、移行先業務データ処理手段44aに対して、上記データを送信し、移行先複製ボリューム42に書き込むことを指示する。これにより、移行先業務データ処理手段44aは、移行先複製ボリューム42にバックアップサーバ2から送られてきたデータを書き込む。以上の処理により、移行元複製ボリューム32に格納されていたデータが、移行先複製ボリューム42に複製される。また、移行元ストレージ内複製手段36から通知を受けた業務サーバ1は、その後、自サーバ1内に移行元マスタボリューム31に対する最初の更新データが発生すると、上記更新データおよびそれが静止点確保後の最初の更新データであることを示す情報を移行元ログデータ処理手段35へ送る。移行元ログデータ処理手段35は、静止点確保後の最初の更新データが送られてくると、例えば、移行元ログデータボリューム33をクリアした後、上記更新データを移行元ログデータボリューム33に格納する。なお、静止点確保後の最初の更新データ以外の更新データについては、自サーバ1内に更新データが発生した時点で、バッファ11を介さず、直ちに、更新データを移行元ログデータ処理手段35へ送信する。
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、第1の実施の形態が有している効果に加え、予算的、環境的にストレージ間複製手段が使用できない環境においても、ストレージ間データ移行が可能になるという効果を得ることができる。その理由は、バックアップサーバ2を利用して移行元複製ボリューム32の内容を移行先複製ボリューム42に複製するようにしているからである。
本発明にかかるストレージ間データ移行方法の第1の実施の形態を実施するストレージシステムの構成例を示すブロック図である。 データ移行に先立って行われる事前処理の内、移行元ストレージ装置3側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 データ移行に先立って行われる事前処理の内、移行先ストレージ装置4側で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 事前処理が完了した後に行われる移行処理の一例を示すフローチャートである。 本発明にかかるストレージ間データ移行方法の第2の実施の形態を実施するストレージシステムの一例を示すブロック図である。
符号の説明
1…業務サーバ
11…バッファ
2…バックアップサーバ
21…外部記憶装置
3,3a…移行元ストレージ装置
31…移行元マスタボリューム
32…移行元複製ボリューム
33…移行元ログデータボリューム
34,34a…移行元業務データ処理手段
35…移行元ログデータ処理手段
36…移行元ストレージ内複製手段
37…移行元ストレージ間複製手段
4,4a…移行先ストレージ装置
41…移行先マスタボリューム
42…移行元複製ボリューム
43…移行先ログデータボリューム
44,44a…移行先業務データ処理手段
45…移行先ログデータ処理手段
46…移行先ストレージ内複製手段
47…移行先ストレージ間複製手段
51,52…スイッチ
61〜68…FCケーブル

Claims (5)

  1. 業務サーバによって操作される業務データが格納されている移行元マスタボリュームの静止点データを移行元複製ボリューム上に確保する同期処理を実行し、
    該同期処理が完了した後、前記移行元マスタボリュームに対して行われた操作の履歴をログ記憶部に記録するログ記録処理を実行しつつ、前記移行元複製ボリューム上の静止点データを移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理と、該ストレージ間複製処理によって前記移行先複製ボリュームに複製された静止点データを移行先マスタボリュームに複製するストレージ内複製処理とを実行し、
    該ストレージ内複製処理が完了した後、前記業務サーバにおける業務データを利用した業務処理を停止させ、前記ログ記憶部の内容を前記移行先マスタボリュームに反映させる復旧処理を実行し、該復旧処理が完了した後、前記業務サーバにおける前記業務処理を再開させることを特徴とするストレージ間データ移行方法。
  2. 業務サーバによって操作される業務データが格納されている移行元マスタボリューム及び移行元複製ボリュームを有する移行元ストレージ装置から、移行先マスタボリューム及び移行先複製ボリュームを有する移行先ストレージ装置へ業務データを移行させるストレージ間データ移行方法であって、
    前記移行元ストレージ装置内の移行元ストレージ内複製手段が、前記移行元マスタボリュームの静止点データを前記移行元複製ボリューム上に確保する同期処理を実行し、
    該同期処理が完了した後、ログ記録手段が、前記移行元マスタボリュームに対して行われた操作の履歴をログ記録部に記録するログ記録処理を実行すると共に、前記移行元ストレージ装置内の移行元ストレージ間複製手段と前記移行先ストレージ装置内の移行先ストレージ間複製手段とが、前記移行元複製ボリューム上の静止点データを前記移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理を実行し、
    該ストレージ間複製処理が完了した後、前記移行先ストレージ装置内の移行先ストレージ内複製手段が、前記移行先複製ボリューム上の静止点データを前記移行先マスタボリュームに複製するストレージ内複製処理を実行し、
    該ストレージ内複製処理が完了した後、前記業務サーバにおける業務データを利用した業務処理を停止させ、
    業務処理停止後に、復旧手段が、前記ログ記憶部の内容を前記移行先マスタボリュームに反映する復旧処理を実行し、
    該復旧処理が完了した後、前記業務サーバにおける前記業務処理を再開させることを特徴とするストレージ間データ移行方法。
  3. 請求項2記載のストレージ間データ移行方法において、
    前記同期処理が、
    前記移行元マスタボリューム上の業務データを前記移行元複製ボリュームに複製しつつ、前記移行元マスタボリュームに対する操作内容を前記移行元複製ボリュームに反映させる処理と、
    前記移行元マスタボリュームと移行元複製ボリュームとの同期が取れたとき、そのことを前記業務サーバに通知する処理と、
    該通知に応答して前記業務サーバがフラッシュした遅延書込バッファの内容を前記移行元マスタボリューム及び移行元複製ボリュームに反映させる処理とを含むことを特徴とするストレージ間データ移行方法。
  4. 請求項3記載のストレージ間データ移行方法において、
    前記ストレージ内複製処理が、
    前記遅延書込バッファに格納されている前記移行先マスタボリュームに対する更新データをクリアすると共に前記移行先マスタボリュームを前記業務サーバからアンマウントした後、前記移行先複製ボリューム上の静止点データを前記移行先マスタボリュームに複製することを特徴とするストレージ間データ移行方法。
  5. 請求項2記載のストレージ間データ移行方法において、
    前記移行元ストレージ間複製手段及び前記移行先ストレージ間複製手段の代わりに、バックアップサーバが前記移行元複製ボリューム上の静止点データを前記移行先複製ボリュームに複製するストレージ間複製処理を実行することを特徴とするストレージ間データ移行方法。
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