JPH11212875A - 記憶装置サブシステムおよび記録データの差分バックアップ方法 - Google Patents

記憶装置サブシステムおよび記録データの差分バックアップ方法

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JPH11212875A
JPH11212875A JP10023988A JP2398898A JPH11212875A JP H11212875 A JPH11212875 A JP H11212875A JP 10023988 A JP10023988 A JP 10023988A JP 2398898 A JP2398898 A JP 2398898A JP H11212875 A JPH11212875 A JP H11212875A
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JP
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magnetic tape
storage device
storage subsystem
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JP10023988A
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Haruaki Watanabe
治明 渡辺
Akira Yamamoto
山本  彰
Akinobu Shimada
朗伸 島田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを多重化し障害によるデータ損失を予
防する主と副からなる記憶装置サブシステムにおいて、
性能を劣化させずに、コストを削減する。 【解決手段】 主サブシステム101は上位装置100
から受領したデータ番号123とデータ124を磁気デ
ィスク102に記録し、さらに副サブシステム121に
転送する。副サブシステム121は、差分データとして
受領したデータ番号123とデータ124を磁気テープ
119に記録する。差分データの量が既定値を越える
と、副サブシステムは、磁気テープ119に記録されて
いる古いフルデータと差分データを合成し、新しいフル
データを作成して、磁気テープ119に記録する。ま
た、磁気ディスク102に障害が発生しデータが失われ
た時は、副サブシステムは、磁気テープ119に記録さ
れているフルデータと差分データを合成して、新しいフ
ルデータを作成し、主サブシステム101に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムに
おいてデータの記録/再生を行なう記憶装置サブシステ
ムに関し、特に上位装置から受領したデータを2個の記
憶装置サブシステムに記録する記憶装置サブシステムお
よび記録データの差分バックアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムでは、データは磁気デ
ィスクや磁気テープ等の記憶装置/記憶媒体に格納され
る。この記憶装置に障害が発生したり、災害等により破
壊されてしまうとデータを失ってしまうことになる。デ
ータの損失を予防する方法として、バックアップ処理や
リモート2重書きという方法が知られている。バックア
ップ処理は、記憶装置に格納されているデータを別の記
憶装置にコピーする処理である。定期的にバックアップ
処理を実施して別の記憶装置にデータのコピーを格納し
ておくと、通常使用する記憶装置に障害が発生し、その
記憶装置に格納したデータが失われても、別の記憶装置
から、最後にバックアップ処理を実施した時点のデータ
まで回復することができる。
【0003】バックアップ処理には(1)フルバックア
ップ処理、(2)差分バックアップ処理の2種類ある。
フルバックアップ処理は、バックアップ対象となる記憶
装置に格納されているデータをすべて別の記憶装置にコ
ピーする処理である。差分バックアップ処理は、最後に
バックアップ処理(フルバックアップ処理や差分バック
アップ処理)を実施した時点や特定の時点から更新され
たデータだけを別の記憶装置にコピーする処理である。
差分バックアップ処理の方がフルバックアップ処理より
もコピー対象となるデータが少ないので、差分バックア
ップ処理の方が処理時間も短くて済む。バックアップ処
理を実施してデータ損失を予防する際に、利用者は差分
バックアップ処理を実施して、バックアップ処理時間の
短縮を図る。また、データを回復する際は、フルバック
アップ処理で取得したデータ(フルデータと呼ぶ)と差
分バックアップ処理で取得したデータ(差分データと呼
ぶ)を合成して、最後にバックアップ処理を実施した時
点のデータを得る。
【0004】リモート2重書きは、データのコピーを複
数の記憶装置サブシステムで格納する方法で、米国特許
5、155、845によって開示されている。米国特許
5、155、845では、情報処理システムは、上位装
置と主記憶装置サブシステムと副記憶装置サブシステム
によって構成されていて、以下のステップでライト処理
を実行する。 (1)上位装置が主記憶装置サブシステムに対してライ
ト要求を発行する。 (2)主記憶装置サブシステムは、自サブシステム内の
記憶装置に上位装置から受け取ったデータを格納する。 (3)主記憶装置サブシステムは、前記(2)で格納し
たデータを副記憶装置サブシステムに転送する。 (4)副記憶装置サブシステムは、主記憶装置サブシス
テムから受け取ったデータを自サブシステム内の記憶装
置に格納する。 上記(1)から(4)のステップにより、上位装置から
主記憶装置サブシステムに転送されるデータは、主記憶
装置サブシステム内の記憶装置と副記憶装置サブシステ
ム内の記憶装置とに格納される。この方法では、上位装
置からのライト要求のたびに、データが主記憶装置サブ
システムと副記憶装置サブシステムに格納され多重化さ
れるため、いつでも副記憶装置サブシステムから最新の
データを回復することができる。
【0005】データを記録する記憶装置/記憶媒体に
は、磁気ディスクのようなランダムアクセス型のもの
と、磁気テープのようなシーケンシャルアクセス型のも
のが知られている。磁気ディスクと磁気テープを比較す
ると、(1)磁気ディスクの方が磁気テープよりもビッ
トコストが高価である、(2)ランダムアクセスを行っ
た場合、磁気ディスクの方は数ミリから十数ミリ秒で目
的のデータ領域に対して記録/再生ヘッドを位置付ける
ことができるが、磁気テープの方は数秒から数十秒(あ
るいはそれ以上)も位置付けに要するという特徴があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】情報処理システムで
は、通常使用するデータは磁気ディスクに格納するのが
一般的である。米国特許5、155、845で開示して
いる情報処理システムでも記憶装置として磁気ディスク
が使用されている。副記憶装置サブシステム内の磁気デ
ィスクは、主記憶装置サブシステム内の磁気ディスクと
同じ容量を必要とする。たとえば、1個の主記憶装置サ
ブシステムと1個の副記憶装置サブシステムによって1
0GBのデータの2重化を行う場合、前記主記憶装置サ
ブシステムと副記憶装置サブシステムから構成される記
憶装置サブシステム全体では磁気ディスク容量を20G
Bも必要とする。磁気ディスクのビットコストは高価で
あるため、記憶装置サブシステムも高価になるという問
題点がある。
【0007】記憶装置として磁気ディスクのかわりにビ
ットコストが安価な磁気テープを使用すれば記憶装置サ
ブシステムのコストを削減することができるが、米国特
許5、155、845で開示している情報処理システム
に対して、単純に磁気ディスクから磁気テープへの置き
換えを適用すると、上位装置からのランダムアクセスに
対して、位置付け処理に磁気ディスクと比較すると非常
に大きな時間がかかり、性能が大きく劣化する。本発明
の目的は、主記憶装置サブシステムと副記憶装置サブシ
ステムとでデータを多重化し障害によるデータ損失を予
防する記憶装置サブシステムにおいて、性能を劣化させ
ずに、その記憶装置サブシステムのコストを削減するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記憶装置を有する主記憶装置サブシステ
ムと、磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装
置を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サ
ブシステムにおいて、前記主記憶装置サブシステムは、
前記記憶装置に記録されているすべてのデータ(フルデ
ータ)を前記副記憶装置サブシステムに転送する手段
と、上位装置から受領し前記記憶装置に記録するデータ
(差分データ)を前記副記憶装置サブシステムに転送す
る手段とを有し、前記副記憶装置サブシステムは、前記
主記憶装置サブシステムから転送されるフルデータを第
1の前記シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録する
手段と、前記主記憶装置サブシステムから転送される差
分データを第2の前記シーケンシャルアクセス型記憶装
置に記録する手段と、前記第1のシーケンシャルアクセ
ス型記憶装置に記録したフルデータと前記第2のシーケ
ンシャルアクセス型記憶装置に記録した差分データを合
成して、新しいフルデータを作成し、前記第1のシーケ
ンシャルアクセス型記憶装置に記録する合成手段を有す
るようにしている。
【0009】また、前記副記憶装置サブシステムは、前
記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録した
差分データの個数を監視し、既定数を越えた場合に前記
合成手段を起動する手段を有するようにしている。ま
た、前記副記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前
記合成手段を起動する手段を有するようにしている。ま
た、前記副記憶装置サブシステムは、前記合成手段を起
動中に前記主記憶装置サブシステムから差分データを受
領した時は、第3の前記シーケンシャルアクセス型記憶
装置に記録するようにしている。また、前記主記憶装置
サブシステムは、前記副記憶装置サブシステムに対して
データ回復を通知する手段と、前記副記憶装置サブシス
テムから転送されるフルデータを前記記憶装置に記録す
る手段を有し、前記副記憶装置サブシステムは、前記主
記憶装置サブシステムからデータ回復の通知を受領した
とき前記合成手段を起動する手段と、該合成手段により
前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録さ
れているフルデータと前記第2のシーケンシャルアクセ
ス型記憶装置に記録されている差分データを合成して作
成した新しいフルデータを前記主記憶装置サブシステム
に転送する手段を有するようにしている。
【0010】また、記憶装置を有する主記憶装置サブシ
ステムと、磁気ディスク等のランダムアクセス型記憶装
置と磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装置
を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サブ
システムにおいて、前記主記憶装置サブシステムは、前
記記憶装置に記録されているすべてのデータ(フルデー
タ)を前記副記憶装置サブシステムに転送する手段と、
上位装置から受領し前記記憶装置に記録するデータ(差
分データ)を前記副記憶装置サブシステムに転送する手
段とを有し、前記副記憶装置サブシステムは、前記主記
憶装置サブシステムから転送されるフルデータを第1の
前記シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録する手段
と、前記主記憶装置サブシステムから転送される差分デ
ータを前記ランダムアクセス型記憶装置に記録する手段
と、前記ランダムアクセス型記憶装置に記録された差分
データを再生し第2の前記シーケンシャルアクセス型記
憶装置に記録する差分データ移動手段と、前記第1のシ
ーケンシャルアクセス型記憶装置に記録したフルデータ
と前記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録
した差分データと前記ランダムアクセス型記憶装置に記
録した差分データを合成して、新しいフルデータを作成
し、前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記
録する合成手段を有するようにしている。
【0011】また、前記副記憶装置サブシステムは、前
記ランダムアクセス型記憶装置に記録した差分データの
個数を監視し、既定数を越えた場合、前記差分データ移
動手段を起動する手段を有するようにしている。また、
前記副記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前記差
分データ移動手段を起動する手段を有するようにしてい
る。また、前記副記憶装置サブシステムは、前記第2の
シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録した差分デー
タの個数を監視し、既定数を越えた場合、前記合成手段
を起動する手段を有するようにしている。また、前記副
記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前記合成手段
を起動する手段と有するようにしている。また、前記主
記憶装置サブシステムは、前記副記憶装置サブシステム
に対してデータ回復を通知する手段と、前記副記憶装置
サブシステムから転送されるフルデータを前記記憶装置
に記録する手段を有し、前記副記憶装置サブシステム
は、前記主記憶装置サブシステムからデータ回復の通知
を受領したとき前記合成手段を起動する手段と、該合成
手段により前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶装
置に記録されているフルデータと前記第2のシーケンシ
ャルアクセス型記憶装置に記録されている差分データと
前記ランダムアクセス型記憶装置に記録されている差分
データを合成して作成した新しいフルデータを前記主記
憶装置サブシステムに転送する手段を有するようにして
いる。
【0012】また、記憶装置を有する主記憶装置サブシ
ステムと、磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記
憶装置を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装
置サブシステムにおける記録データの差分バックアップ
方法であり、前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶
装置に記録されているすべてのデータ(フルデータ)を
前記副記憶装置サブシステムに転送し、上位装置から受
領し前記記憶装置に記録するデータ(差分データ)を前
記副記憶装置サブシステムに転送し、前記副記憶装置サ
ブシステムは、前記主記憶装置サブシステムから転送さ
れるフルデータを第1の前記シーケンシャルアクセス型
記憶装置に記録し、前記主記憶装置サブシステムから転
送される差分データを第2の前記シーケンシャルアクセ
ス型記憶装置に記録し、前記第1のシーケンシャルアク
セス型記憶装置に記録したフルデータと前記第2のシー
ケンシャルアクセス型記憶装置に記録した差分データを
合成して、新しいフルデータを作成し、前記第1のシー
ケンシャルアクセス型記憶装置に記録するようにしてい
る。
【0013】また、記憶装置を有する主記憶装置サブシ
ステムと、磁気ディスク等のランダムアクセス型記憶装
置と磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装置
を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サブ
システムにおける記録データの差分バックアップ方法で
あり、前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶装置に
記録されているすべてのデータ(フルデータ)を前記副
記憶装置サブシステムに転送し、上位装置から受領し前
記記憶装置に記録するデータ(差分データ)を前記副記
憶装置サブシステムに転送し、前記副記憶装置サブシス
テムは、前記主記憶装置サブシステムから転送されるフ
ルデータを第1の前記シーケンシャルアクセス型記憶装
置に記録し、前記主記憶装置サブシステムから転送され
る差分データを前記ランダムアクセス型記憶装置に記録
し、前記ランダムアクセス型記憶装置に記録された差分
データを再生して第2の前記シーケンシャルアクセス型
記憶装置に移動、記録し、前記第1のシーケンシャルア
クセス型記憶装置に記録したフルデータと前記第2のシ
ーケンシャルアクセス型記憶装置に記録した差分データ
と前記ランダムアクセス型記憶装置に記録した差分デー
タを合成して、新しいフルデータを作成し、前記第1の
シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録するようにし
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
を使用して説明する。まず、第1の実施例について説明
する。図1は、第1の実施例を示す上位装置100、主
サブシステム101および副サブシステム121からな
る情報処理システムの構成図である。上位装置100と
主サブシステム101間、主サブシステムと副サブシス
テム間とは接続され、情報や処理要求等の受け渡しが行
われる。もちろん、上位装置100と副サブシステム1
21間が接続されていても良い。また、図1に示した上
位装置100とは異なる上位装置が副サブシステム12
1と接続していても良い。上位装置100は、主サブシ
ステム101に対してライト要求122やその他の要求
を発行する機能を有する。ライト要求122は、データ
124とそのデータ124を識別するためのデータ番号
123とから構成される。データ番号123には、どの
磁気ディスク装置102に記録すべきかという情報も含
まれる。
【0015】主サブシステム101は、制御装置108
と複数個の磁気ディスク装置102から構成される。制
御装置108は、制御プロセッサ106とバッファ10
7から構成される。制御プロセッサ106は、ライト処
理103、フルデータ転送処理104およびデータ回復
処理105を実行する。バッファ107は、データ番号
123やデータ124を一時的に格納する機能を有す
る。磁気ディスク装置102は、制御プロセッサ108
の要求にしたがって、データ124の記録/再生を行う
機能を有する。また、各々の磁気ディスク装置102に
は、各々の磁気ディスク装置102を識別するための番
号が付けられている。 副サブシステム121は、制御
装置112、磁気ディスク装置117、磁気テープ装置
118、ライブラリ装置120および磁気テープ119
から構成される。制御装置112は、バッファ109、
制御プロセッサ110および制御メモリ111から構成
される。バッファ109は、データ番号123やデータ
124を一時的に格納する機能を有する。制御プロセッ
サ110は、フルデータ記録処理113、差分データ記
録処理114、合成処理115およびフルデータ転送処
理116を実行する。制御メモリ111は、制御プロセ
ッサ110が各種処理を実行する上で必要な情報を格納
する。磁気ディスク装置117は、制御プロセッサ11
0の要求にしたがって、データ番号123やデータ12
4の記録/再生を行う機能を有する。磁気テープ装置1
18は、制御プロセッサ110の要求にしたがって、磁
気テープ119に対してデータ番号123やデータ12
4の記録/再生を行う機能と、磁気テープ119を巻き
戻す機能と磁気テープ119を早送りする機能を有す
る。また、磁気テープ119を磁気テープ装置118に
対してマウント/デマウントすると、磁気テープ装置1
18は自動的に磁気テープ119を巻き戻す機能を有す
る。また、各々の磁気テープ装置118には、各々の磁
気テープ装置118を識別するための番号が付けられて
いる。ライブラリ装置120は、複数の磁気テープ11
9を収納し、制御プロセッサ110の要求にしたがっ
て、指定された磁気テープ119を指定された磁気テー
プ装置118にマウントしたり、指定された磁気テープ
装置118から磁気テープ119をデマウントしたりす
る機能を有する。各々の磁気テープ119には、各々の
磁気テープ119を識別するための番号が付けられてい
る。
【0016】図2は、制御メモリ111に格納されてい
る管理情報を示している。管理情報には、旧フルデータ
管理情報500、差分データ管理情報600、新フルデ
ータ管理情報700、合成処理中差分データ管理情報8
00、磁気テープ管理情報900、磁気テープ装置管理
情報1000および動作状態管理情報1100がある。
【0017】図3は、磁気ディスク装置117の記憶領
域を示した図である。磁気ディスク装置117の記憶領
域は、第1合成処理用領域300と第2合成処理用領域
301からなる。第1合成処理用領域300と第2合成
処理用領域301は、複数のレコード302を格納する
ことができる。1個のレコード302は、1個のデータ
番号123と1個のデータ124から構成される。
【0018】図4は、磁気テープ119の記録形式を示
している。磁気テープ119には、複数個のブロック4
00と1個のEOD401が記録される。1個のブロッ
ク400は、1個のデータ番号123と1個のデータ1
24から構成される。また、ブロック400には、各々
のブロック400を識別するブロック番号が付けられて
いて、ブロック番号は、磁気テープ119の始端(BO
T側)から終端(EOT側)に向かって、1、2、
3、、、と1ずつ増加する値をとる。磁気テープ119
を磁気テープ装置118にマウントした直後に磁気テー
プ119にブロック400を記録するとブロック番号が
1のところにブロック400が記録され、次のブロック
400を記録するとブロック番号が2のところにブロッ
ク400が記録される。以降、ブロック400を記録す
ると、ブロック番号が3のところに、ブロック番号が4
のところに、、、というように順次EOT側に向かって
ブロック400が記録される。また、磁気テープ119
を巻き戻した直後にブロック400を再生すると、ブロ
ック番号が1のブロック400が再生され、次にブロッ
ク400を再生するとブロック番号が2のブロック40
0が再生されるというように順次EOT側に向かってブ
ロック400が再生される。また、ブロック400の再
生は、最後に記録されたブロック400まで再生され
る。
【0019】例えば、磁気テープ119を磁気テープ装
置118にマウントし、3個のブロック400を記録す
ると、ブロック番号が1のブロック400とブロック番
号が2のブロック400とブロック番号が3のブロック
400が磁気テープ119に記録される。この磁気テー
プ119を巻きもどして、ブロック400の再生を行う
と、磁気テープ装置118に対して再生要求を行うたび
に、ブロック番号が1のブロック400、ブロック番号
が2のブロック400、ブロック番号が3のブロック4
00まで再生される。
【0020】EOD401は、磁気テープ119の最後
のブロック400の次に記録され、ブロック400の終
端を示す情報である。制御プロセッサ110は、ブロッ
ク番号が3であるブロック400まで記録された磁気テ
ープ119を磁気テープ装置118にマウントしてから
ブロック番号が4のブロック400を記録するために
は、磁気テープ装置118に対してEOD401まで早
送りするように要求し、そのあとブロック400の記録
要求を行う。このEOD401は、ブロック400の記
録要求のあと、磁気テープ119を巻き戻す動作を行う
前に、磁気テープ装置118によって自動的に(制御プ
ロセッサ110から何の要求がなくても)磁気テープ1
19に記録される。
【0021】図5は、旧フルデータ管理情報500のデ
ータ構造を示している。旧フルデータ管理情報500
は、ある時点で、磁気ディスク装置102に記録されて
いた全てのデータ124と、そのデータ124を識別す
るデータ番号123とを、どの磁気テープ119に記録
したかを管理するための情報で、磁気ディスク装置番号
501と磁気テープ番号502から構成される。磁気デ
ィスク装置番号501は、各々の磁気ディスク装置10
2を識別する番号である。磁気テープ番号502は、各
々の磁気テープ119を識別するための番号である。例
えば、「100」という番号によって識別される磁気デ
ィスク装置102に記録されていたデータ124とその
データ番号123が「11」という番号によって識別さ
れる磁気テープ119に記録されていることを図5の旧
フルデータ管理情報500は示している。図5で示した
旧フルデータ管理情報500では、1個の磁気ディスク
装置102と1個の磁気テープ119とが対応するよう
に記載されているが、1個の磁気ディスク装置102に
記録されていたある時点のデータ124とそのデータ1
24を識別するデータ番号123とが複数個の磁気テー
プ119にまたがって記録される場合は、1個の磁気デ
ィスク装置番号501に複数個の磁気テープ番号502
とが対応し、1個の磁気ディスク装置102と複数個の
磁気テープ119とが対応することになる。また、磁気
テープ番号502は、どの磁気テープ119にも対応し
ない特別な番号である「NULL」をとることがある。
【0022】図6は、差分データ管理情報600のデー
タ構造を示している。差分データ管理情報600は、差
分データをどの磁気テープ119に記録したかを管理す
る情報と、どの磁気テープ装置118を使用して磁気テ
ープ119に差分データを記録するかを管理する情報
で、磁気ディスク装置番号601、磁気テープ番号60
2、磁気テープ装置番号603およびブロック数604
から構成される。磁気ディスク装置番号601は、各々
の磁気ディスク装置102を識別する番号である。磁気
テープ番号602は、各々の磁気テープ119を識別す
る番号である。磁気テープ装置番号603は、各々の磁
気テープ装置118を識別する番号である。ブロック数
604は、磁気テープ119に記録したブロック400
の個数である。
【0023】本実施例では、2個の磁気ディスク装置1
02の差分データを1個の磁気テープ119に記録する
ので、例えば、図6に示している差分データ管理情報6
00は、「100」という番号で識別される磁気ディス
ク装置102の差分データと「101」という番号で識
別される磁気ディスク装置102の差分データとを「3
1」という番号で識別される磁気テープ119に記録さ
れているということを示している。さらに、「100」
という番号で識別される磁気ディスク装置102の差分
データと「101」という番号で識別される磁気ディス
ク装置102の差分データとを、「200」という番号
で識別される磁気テープ装置118を使用して磁気テー
プ119に記録することを示している。もちろん、より
多い磁気ディスク装置102の差分データを1個の磁気
テープ119に記録しても良い。また、磁気テープ番号
602は、どの磁気テープ119にも対応しない特別な
番号である「NULL」をとることがある。また、磁気
テープ装置番号603は、どの磁気テープ装置118に
も対応しない特別な番号である「NULL」をとること
がある。
【0024】図7は、新フルデータ管理情報700のデ
ータ構造を示している。新フルデータ管理情報700
は、ある時点で、磁気ディスク装置102に記録されて
いたすべてのデータ124と、そのデータ124を識別
するデータ番号123とを、どの磁気テープ119に記
録したかを管理するための情報で、磁気ディスク装置番
号701と磁気テープ番号702から構成される。磁気
ディスク装置番号701は、各々の磁気ディスク装置1
02を識別する番号である。磁気テープ番号702は、
各々の磁気テープ119を識別するための番号である。
例えば、「100」という番号によって識別される磁気
ディスク装置102に記録されていたデータ124とそ
のデータ番号123が「21」という番号によって識別
される磁気テープ119に記録されていることを図7の
新フルデータ管理情報700は示している。
【0025】図7で示した新フルデータ管理情報700
では、1個の磁気ディスク装置102と1個の磁気テー
プ119とが対応するように記載されているが、1個の
磁気ディスク装置102に記録されていたある時点のデ
ータ124とそのデータ124を識別するデータ番号1
23とが複数個の磁気テープ119にまたがって記録さ
れる場合は、1個の磁気ディスク装置番号701に複数
個の磁気テープ番号702とが対応し、1個の磁気ディ
スク装置102と複数個の磁気テープ119とが対応す
ることになる。また、磁気テープ番号702は、どの磁
気テープ119にも対応しない特別な番号である「NU
LL」をとることがある。
【0026】図8は、合成処理中差分データ管理情報8
00のデータ構造を示している。合成処理中差分データ
管理情報800は、合成処理115を実行している時
に、ライト指示があって転送されてきた差分データをど
の磁気テープ119に記録したかを管理する情報と、ど
の磁気テープ装置118を使用して磁気テープ119に
差分データを記録するかを管理する情報で、磁気ディス
ク装置番号801、磁気テープ番号802、磁気テープ
装置番号803およびブロック数804から構成され
る。磁気ディスク装置番号801は、各々の磁気ディス
ク装置102を識別する番号である。磁気テープ番号8
02は、各々の磁気テープ119を識別する番号であ
る。磁気テープ装置番号803は、各々の磁気テープ装
置118を識別する番号である。ブロック数804は、
磁気テープ119に記録したブロック400の個数であ
る。
【0027】本実施例では、2個の磁気ディスク装置1
02の差分データを1個の磁気テープ119に記録する
ので、例えば、図8に示している合成処理中差分データ
管理情報800は、「100」という番号で識別される
磁気ディスク装置102と「101」という番号で識別
される磁気ディスク装置102の差分データを「41」
という番号で識別される磁気テープ119に記録されて
いるということを示している。さらに、「100」とい
う番号で識別される磁気ディスク装置102の差分デー
タと「101」という番号で識別される磁気ディスク装
置102の差分データを、「300」という番号で識別
される磁気テープ装置118を使用して磁気テープ11
9に記録することを示している。もちろん、より多い磁
気ディスク装置102の差分データを1個の磁気テープ
119に記録しても良い。また、磁気テープ番号802
は、どの磁気テープ119にも対応しない特別な番号で
ある「NULL」をとることがある。また、磁気テープ
装置番号803は、どの磁気テープ装置118にも対応
しない特別な番号である「NULL」をとることがあ
る。
【0028】図9は、磁気テープ管理情報900のデー
タ構造を示している。磁気テープ管理情報900は、磁
気テープ119がフルデータ記録処理113、差分デー
タ記録処理114、合成処理115、フルデータ転送処
理116によって使用されているかどうかを示す情報
で、磁気テープ番号901と使用状況902から構成さ
れる。磁気テープ番号901は、各々の磁気テープ11
9を識別する番号である。使用状況902は、磁気テー
プ119が使用されているどうかを示す情報で、「使用
中」は使用されていることを示し、「未使用」は使用さ
れていないことを示す。図9に示した磁気テープ管理情
報900は、「1」という番号で識別される磁気テープ
119が使用されていることを示している。
【0029】図10は、磁気テープ装置管理情報100
0のデータ構造を示している。磁気テープ装置管理情報
1000は、磁気テープ装置118がフルデータ記録処
理113、差分データ記録処理114、合成処理11
5、フルデータ転送処理116によって使用されている
かどうかを示す情報で、磁気テープ装置番号1001と
使用状況1002から構成される。磁気テープ装置番号
1001は、各々の磁気テープ装置118を識別する番
号である。使用状況1002は、磁気テープ装置118
が使用されているかどうかを示す情報で、「使用中」は
磁気テープ装置118が使用されていることを示し、
「未使用」は磁気テープ装置118が使用されていない
ことを示す。図10に示す磁気テープ装置管理情報10
00は、「1」で識別される磁気テープ装置118が使
用されていることを示している。
【0030】図11は、動作状態管理情報1100のデ
ータ構造を示している。動作状態管理情報1100は、
合成処理115を実施しているかどうかを示す情報で、
磁気ディスク装置番号1101と動作状態1102から
構成される。磁気ディスク装置番号1101は、各々の
磁気ディスク装置102を識別する番号である。動作状
態1102は、合成処理115を実施しているかどうか
を示す情報で、「合成処理」は合成処理115を実施し
ていることを示し、「通常処理」は合成処理115を実
施していないことを示す。本実施例では、2個の磁気デ
ィスク装置102の差分データを1個の磁気テープ11
9に記録するので、合成処理115は、2個の磁気ディ
スク装置102のフルデータと差分データを対象に行わ
れる。したがって、動作状態管理情報1100は、2個
の磁気ディスク装置102の番号と1個の動作状態11
02とが対応し、図11に記載した動作状態管理情報1
100は、「100」という番号で識別される磁気ディ
スク装置102と「101」という番号で識別される磁
気ディスク装置102のフルデータと差分データとを対
象として合成処理115が実施されていることを示して
いる。もちろん、3個の磁気ディスク装置102の差分
データを1個の磁気テープ119に記録する場合は、3
個の磁気ディスク装置102の番号と1個の動作状態1
102とが対応することになる。
【0031】図12は、フルデータ転送処理104とフ
ルデータ記録処理113の処理フローを示している。こ
れらの処理により、磁気ディスク装置102に記録され
ているデータ123とそのデータ124を識別するデー
タ番号123とが、磁気テープ119に記録される。制
御プロセッサ106は、上位装置100からの要求にし
たがって、フルデータ転送処理104を開始する。この
とき上位装置100は、どの磁気ディスク装置102を
対象とするかを指定する。ステップ1200では、制御
プロセッサ106は、制御プロセッサ110に対してフ
ルデータ転送処理開始を通知する。このとき、上位装置
100が指定した磁気ディスク装置102を識別する番
号も通知する。
【0032】制御プロセッサ110は、制御プロセッサ
106からフルデータ転送処理開始の通知を受領する
と、フルデータ記録処理113を開始する。ステップ1
205では、まず、磁気テープ管理情報900を調べ
て、使用状況902が「未使用」となっている磁気テー
プ番号901を1個選択し、選択した磁気テープ番号9
01に対応する使用状況902を「使用中」にする。次
に、磁気テープ装置管理情報1000を調べて、使用状
況1002が「未使用」となっている磁気テープ装置番
号1001を1個選択し、選択した磁気テープ装置番号
1001に対応する使用状況1002を「使用中」にす
る。次に、選択した磁気テープ番号901によって識別
される磁気テープ119を、選択した磁気テープ装置番
号1001によって識別される磁気テープ装置118に
マウントするようにライブラリ装置120に要求し、磁
気テープ119を磁気テープ装置118にマウントす
る。次に、制御プロセッサ106が通知した磁気ディス
ク装置102を識別する番号と等しい旧フルデータ管理
情報500の磁気ディスク装置番号501に対応する磁
気テープ番号502に、選択した磁気テープ番号901
を設定する。以上で、フルデータ記録処理113の初期
処理が終了したので、初期処理終了を制御プロセッサ1
06に報告する。
【0033】制御プロセッサ106は、制御プロセッサ
110から初期処理終了の報告を受領すると、ステップ
1201を実行する。ステップ1201では、上位装置
100が指定した磁気ディスク装置102からデータ1
24を再生して、再生したデータ124とそのデータ1
24を識別するデータ番号123とを制御装置112に
転送する。
【0034】ステップ1206では、制御プロセッサ1
10は、まず、データ番号123とデータ124を受領
してバッファ109に格納する。次に、ステップ120
5で選択した磁気テープ装置番号1001によって識別
される磁気テープ装置118に対して記録要求を発行
し、バッファ109に格納したデータ番号123とデー
タ124から構成されるブロック400を、ステップ1
205で選択した磁気テープ番号901によって識別さ
れる磁気テープ119に記録する。受領したデータ番号
123とデータ124とを磁気テープ119に記録する
と、制御プロセッサ110は制御プロセッサ106に対
して記録終了を報告する。
【0035】制御プロセッサ106は、制御プロセッサ
110から記録終了の報告を受領するとステップ120
2を実行する。ステップ1202では、上位装置100
が指定した磁気ディスク装置102内のデータ123を
すべて制御装置112に転送したかどうかを判定し、す
べて転送した場合にはステップ1203に進み、まだ転
送していない場合にはステップ1201に進む。ステッ
プ1203では、フルデータ転送処理終了を制御プロセ
ッサ110に通知する。
【0036】制御プロセッサ106からフルデータ転送
処理終了を受領すると、制御プロセッサ110はステッ
プ1207を実行する。ステップ1207では、ライブ
ラリ装置120に対してデマウント要求を発行し、ステ
ップ1205で選択した磁気テープ装置番号1001に
よって識別される磁気テープ装置118からステップ1
205で選択した磁気テープ番号901によって識別さ
れる磁気テープ119をデマウントする。その後、制御
プロセッサ110は、制御プロセッサ106に対して終
了処理完了を報告して、フルデータ記録処理113を終
了する。
【0037】制御プロセッサ110から終了処理完了を
受領すると、制御プロセッサ106は、ステップ120
4で上位装置100に完了報告を行って、フルデータ転
送処理104を終了する。
【0038】図13、図14は、ライト処理103の処
理フローと差分データ記録処理114の処理フローを示
している。上位装置100からライト要求122を受領
すると、制御プロセッサ106は、ライト処理103を
開始する。ステップ1300では、まず、上位装置10
0から受領したデータ番号123とデータ124をバッ
ファ107に格納する。次に、データ番号123にした
がって、データ124を磁気ディスク装置102に記録
する。ステップ1301では、バッファ107に格納し
たデータ番号123とデータ124を副サブシステム1
12に転送する。主サブシステム101から転送される
データ番号123とデータ124を受領すると、制御プ
ロセッサ110は、差分データ記録処理114を開始す
る。ステップ1303では、受領したデータ番号123
とデータ124をバッファ109に格納し、制御プロセ
ッサ106に対して完了報告を行う。この完了報告を受
けて、制御プロセッサ106は、上位装置100に完了
報告を行い、ライト処理103を終了する。
【0039】ステップ1400では、まず、バッファ1
09に格納したデータ番号123から、バッファ109
に格納したデータ124がどの磁気ディスク装置102
に記録されるものかを判断し、その磁気ディスク装置1
02を識別する番号を算出する。次に、動作状態管理情
報1100を調べて、算出した磁気ディスク装置102
を識別する番号と等しい磁気ディスク装置番号1101
に対応する動作状態1102を取得する。取得した動作
状態1102が「合成処理」の場合はステップ1405
に進み、取得した動作状態1102が「通常処理」の場
合はステップ1401に進む。
【0040】ステップ1401では、差分データ管理情
報600を調べて、ステップ1400で算出した磁気デ
ィスク装置102を識別する番号と等しい磁気ディスク
装置番号601に対応する磁気テープ番号602、磁気
テープ装置番号603およびブロック数604を取得す
る。ステップ1402では、ステップ1401で取得し
た磁気テープ番号602が「NULL」かどうかを調べ
て、「NULL」の場合はステップ1403に進み、
「NULL」でない場合はステップ1404に進む。
【0041】ステップ1403では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、磁気テープ装置管理情報10
00を調べて、使用状況1002が「未使用」となって
いる磁気テープ装置番号1001を1個選択し、選択し
た磁気テープ装置番号1001に対応する使用状況10
02を「使用中」にする。次に、選択した磁気テープ番
号901によって識別される磁気テープ119を、選択
した磁気テープ装置番号1001によって識別される磁
気テープ装置118にマウントするようにライブラリ装
置120に要求し、磁気テープ119を磁気テープ装置
118にマウントする。次に、ステップ1400で算出
した磁気ディスク装置102の番号と等しい差分データ
管理情報600の磁気ディスク装置番号601に対応す
る磁気テープ番号602に選択した磁気テープ番号90
1を設定し、ステップ1400で算出した磁気ディスク
装置102の番号と等しい差分データ管理情報600の
磁気ディスク装置番号601に対応する磁気テープ装置
番号603に選択した磁気テープ装置番号1001を設
定し、ステップ1400で算出した磁気ディスク装置1
02の番号と等しい差分データ管理情報600の磁気デ
ィスク装置番号601に対応するブロック数604に0
を設定する。
【0042】ステップ1404では、ステップ1401
で取得した磁気テープ装置番号603に対応する磁気テ
ープ装置118に対して記録要求を発行し、バッファ1
09に格納したデータ番号123とデータ124から構
成されるブロック400を磁気テープ119に記録す
る。あるいは、ステップ1403で選択した磁気テープ
装置番号1001に対応する磁気テープ装置118に対
して記録要求を発行し、バッファ109に格納したデー
タ番号123とデータ124から構成されるブロック4
00を磁気テープ119に記録する。その後、ステップ
1400で算出した磁気ディスク装置102の番号と等
しい差分データ管理情報600の磁気ディスク装置番号
601に対応するブロック数604を1増やす。そし
て、差分データ記録処理114を終了する。
【0043】ステップ1405では、合成処理中差分デ
ータ管理情報800を調べて、ステップ1400で算出
した磁気ディスク装置102を識別する番号と等しい磁
気ディスク装置番号801に対応する磁気テープ番号8
02、磁気テープ装置番号803およびブロック数80
4を取得する。ステップ1406では、ステップ140
5で取得した磁気テープ番号802が「NULL」かど
うかを調べて、「NULL」の場合はステップ1407
に進み、「NULL」でない場合はステップ1408に
進む。
【0044】ステップ1407では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、磁気テープ装置管理情報10
00を調べて、使用状況1002が「未使用」となって
いる磁気テープ装置番号1001を1個選択し、選択し
た磁気テープ装置番号1001に対応する使用状況10
02を「使用中」にする。次に、選択した磁気テープ番
号901によって識別される磁気テープ119を、選択
した磁気テープ装置番号1001によって識別される磁
気テープ装置118にマウントするようにライブラリ装
置120に要求し、磁気テープ119を磁気テープ装置
118にマウントする。次に、ステップ1400で算出
した磁気ディスク装置102の番号と等しい合成処理中
差分データ管理情報800の磁気ディスク装置番号80
1に対応する磁気テープ番号802に選択した磁気テー
プ番号901を設定し、ステップ1400で算出した磁
気ディスク装置102の番号と等しい合成処理中差分デ
ータ管理情報800の磁気ディスク装置番号801に対
応する磁気テープ装置番号803に選択した磁気テープ
装置番号1001を設定し、ステップ1400で算出し
た磁気ディスク装置102の番号と等しい差分データ管
理情報800の磁気ディスク装置番号801に対応する
ブロック数804に0を設定する。
【0045】ステップ1408では、ステップ1405
で取得した磁気テープ装置番号803に対応する磁気テ
ープ装置118に対して記録要求を発行し、バッファ1
09に格納したデータ番号123とデータ124から構
成されるブロック400を磁気テープ119に記録す
る。あるいは、ステップ1407で選択した磁気テープ
装置番号1001に対応する磁気テープ装置118に対
して記録要求を発行し、バッファ109に格納したデー
タ番号123とデータ124から構成されるブロック4
00を磁気テープ119に記録する。その後、ステップ
1400で算出した磁気ディスク装置102の番号と等
しい合成処理中差分データ管理情報800の磁気ディス
ク装置番号801に対応するブロック数804を1増や
す。そして、差分データ記録処理114を終了する。
【0046】図15と図16は、合成処理115の処理
フローを示している。制御プロセッサ110は、差分デ
ータ管理情報600のブロック数604を参照し、その
値があらかじめ定められている既定値を越えている場
合、対応する磁気ディスク装置番号601で識別される
磁気ディスク装置102のフルデータと差分データから
新しいフルデータを作成するために、合成処理115を
開始する。また、制御プロセッサ110はあらかじめ定
められた既定時間間隔で合成処理115を開始しても良
い。ここでは、説明を分かりやすくするために、具体的
に「100」という番号で識別される磁気ディスク装置
102と「101」という番号で識別される磁気ディス
ク装置102のフルデータと差分データを対象として合
成処理115を実行する場合を説明する。他の磁気ディ
スク装置102を対象として合成処理115を実行する
場合は「100」、「101」等を他の番号と置き換え
れば良い。
【0047】ステップ1500では、まず、磁気テープ
装置管理情報1000を調べて、使用状況1002が
「未使用」となっている磁気テープ装置番号1001を
1個選択し、選択した磁気テープ装置番号1001に対
応する使用状況1002を「使用中」にする。次に、旧
フルデータ管理情報500を調べて、「100」という
番号と等しい磁気ディスク装置番号501に対応する磁
気テープ番号502を取得し、「100」という番号に
よって識別される磁気ディスク装置102のフルデータ
が記録されている磁気テープ119を算出する。次に、
ライブラリ装置120に対してマウント要求を行って、
選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気テ
ープ装置118に算出した磁気テープ119をマウント
する。
【0048】ステップ1501では、ステップ1500
で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気
テープ装置118に対して再生要求を行い、磁気テープ
119に記録されているブロック400を再生しバッフ
ァ109に格納する。ステップ1502では、磁気ディ
スク装置117に対して記録要求を行い、バッファ10
9に格納したブロック400を構成するデータ番号12
3とデータ124によって構成されるレコード300を
磁気ディスク装置117の第1合成処理用領域300に
記録する。ステップ1503では、磁気テープ119に
記録されているブロック400をすべて再生し、磁気デ
ィスク装置117の第1合成処理用領域300に再生し
たブロック400のデータ番号123とデータ124を
記録したどうかを判定し、すべて記録した場合はステッ
プ1504に進み、まだ残りがある場合はステップ15
01に進む。ステップ1504では、ライブラリ装置1
20に対してデマウント要求を行い、ステップ1500
で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気
テープ装置118から磁気テープ119をデマウントす
る。
【0049】ステップ1505では、まず、旧フルデー
タ管理情報500を調べて、「101」という番号と等
しい磁気ディスク装置番号501に対応する磁気テープ
番号502を取得し、「101」という番号によって識
別される磁気ディスク装置102のフルデータが記録さ
れている磁気テープ119を算出する。次に、ライブラ
リ装置120に対してマウント要求を行って、ステップ
1500で選択した磁気テープ装置番号1001に対応
する磁気テープ装置118に算出した磁気テープ119
をマウントする。
【0050】ステップ1506では、ステップ1500
で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気
テープ装置118に対して再生要求を行い、磁気テープ
119に記録されているブロック400を再生しバッフ
ァ109に格納する。ステップ1507では、磁気ディ
スク装置117に対して記録要求を行い、バッファ10
9に格納したブロック400を構成するデータ番号12
3とデータ124によって構成されるレコード300を
磁気ディスク装置117の第2合成処理用領域301に
記録する。ステップ1508では、磁気テープ119に
記録されているブロック400をすべて再生し、磁気デ
ィスク装置117の第2合成処理用領域300に再生し
たブロック400のデータ番号123とデータ124を
記録したどうかを判定し、すべて記録した場合はステッ
プ1504に進み、まだ残りがある場合はステップ15
06に進む。ステップ1509では、ライブラリ装置1
20に対してデマウント要求を行い、ステップ1500
で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気
テープ装置118から磁気テープ119をデマウントす
る。
【0051】以上の処理により、「100」という番号
で識別される磁気ディスク装置102のデータ番号12
3を含むフルデータが磁気ディスク装置117の第1合
成処理用領域300に記録され、「101」という番号
で識別される磁気ディスク装置102のデータ番号12
3を含むフルデータが磁気ディスク装置117の第2合
成処理用領域301に記録される。
【0052】ステップ1600では、「100」および
「101」という番号と等しい動作状態管理情報110
0の磁気ディスク装置番号1101に対応する動作状態
1102を「合成処理」に変更し、合成処理115を実
行していることを明示する。さらに、差分データ管理情
報600を調べて、「100」および「101」という
番号と等しい磁気ディスク装置番号601に対応する磁
気テープ装置番号603を取得する。次に、取得した磁
気テープ装置番号603に対応する磁気テープ装置11
8に対して磁気テープ119を巻き戻すように要求し、
マウントされている磁気テープ119を始端まで巻き戻
す。
【0053】ステップ1601では、ステップ1600
で取得した磁気テープ装置番号601に対応する磁気テ
ープ装置118に対して再生要求を行い、磁気テープ1
19に記録されているブロック400を再生してバッフ
ァ109に格納する。ステップ1602では、磁気ディ
スク装置117に対して記録要求を行い、ステップ15
00からステップ1509の処理によって磁気ディスク
装置117に記録したレコード302の中から、バッフ
ァ109に格納したブロック400のデータ番号123
と等しいデータ番号123を持つレコード302を選択
し、選択したレコード302のデータ124をバッファ
109に格納したデータ124で上書きする。ステップ
1603では、磁気テープ119に記録されたブロック
400をすべて再生したどうかを判定し、すべて再生し
た場合はステップ1604に進み、まだ再生していない
ブロック400がある場合にはステップ1601に進
む。
【0054】以上の処理により、磁気ディスク装置11
7に、「100」という番号で識別される磁気ディスク
装置102のデータ番号123を含むフルデータを差分
データで更新した新しいフルデータと、「101」とい
う番号で識別される磁気ディスク装置102のデータ番
号123を含むフルデータを差分データで更新した新し
いフルデータが記録される。
【0055】ステップ1604では、ライブラリ装置1
20に対してデマウント要求を行い、ステップ1601
で取得した磁気テープ装置番号603に対応する磁気テ
ープ装置118から磁気テープ119をデマウントす
る。さらに、ステップ1601で取得した磁気テープ装
置番号603と等しい磁気テープ装置管理情報1000
の磁気テープ装置番号1001に対応する使用状況10
02を「未使用」に更新する。
【0056】ステップ1605では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、「100」という番号と等し
い新フルデータ管理情報700の磁気ディスク装置番号
701に対応する磁気テープ番号702を選択した磁気
テープ番号901に更新する。次に、ライブラリ装置1
20に対してマウント要求を行い、選択した磁気テープ
番号901に対応する磁気テープ119を、ステップ1
500で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118にマウントする。
【0057】ステップ1606では、磁気ディスク装置
117に対して再生要求を行い、磁気ディスク装置11
7の第1合成処理用領域300に記録されているレコー
ド302を再生してバッファ109に格納する。ステッ
プ1607では、ステップ1500で選択した磁気テー
プ装置番号1001に対応する磁気テープ装置118に
対して記録要求を行って、バッファ109に格納したレ
コード302のデータ番号123とデータ124から構
成されるブロック400を磁気テープ119に記録す
る。ステップ1608では、磁気ディスク装置117の
第1合成処理用領域300に記録されているレコード3
02のデータ番号123とデータ124をすべて磁気テ
ープ119に記録したかどうかを判定して、すべて記録
した場合はステップ1609に進み、まだ記録していな
いデータ番号123およびデータ124がある場合はス
テップ1606に進む。以上の処理により、「100」
という番号によって識別される磁気ディスク装置102
のデータ番号123を含むフルデータが磁気テープ11
9に記録される。ステップ1609では、ライブラリ装
置120に対してデマウント要求を行い、ステップ15
00で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する
磁気テープ装置118から磁気テープ119をデマウン
トする。
【0058】ステップ1610では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、「101」という番号と等し
い新フルデータ管理情報700の磁気ディスク装置番号
701に対応する磁気テープ番号702を選択した磁気
テープ番号901に更新する。次に、ライブラリ装置1
20に対してマウント要求を行い、選択した磁気テープ
番号901に対応する磁気テープ119を、ステップ1
500で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118にマウントする。
【0059】ステップ1611では、磁気ディスク装置
117に対して再生要求を行い、磁気ディスク装置11
7の第2合成処理用領域300に記録されているレコー
ド302を再生してバッファ109に格納する。ステッ
プ1612では、ステップ1500で選択した磁気テー
プ装置番号1001に対応する磁気テープ装置118に
対して記録要求を行って、バッファ109に格納したレ
コード302のデータ番号123とデータ124から構
成されるブロック400を磁気テープ119に記録す
る。ステップ1613では、磁気ディスク装置117の
第2合成処理用領域301に記録されているレコード3
02のデータ番号123とデータ124をすべて磁気テ
ープ119に記録したかどうかを判定して、すべて記録
した場合はステップ1614に進み、まだ記録していな
いデータ番号123およびデータ124がある場合はス
テップ1611に進む。以上の処理により、「101」
という番号によって識別される磁気ディスク装置102
のデータ番号123を含むフルデータが磁気テープ11
9に記録される。
【0060】ステップ1614では、まず、ライブラリ
装置120に対してデマウント要求を行い、ステップ1
500で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118から磁気テープ119をデマウ
ントする。次に、ステップ1500で選択した磁気テー
プ装置番号1001と等しい磁気テープ装置管理情報1
000の磁気テープ装置番号1001に対応する使用状
況1002を「未使用」に更新する。
【0061】ステップ1615では、まず、旧フルデー
タ管理情報500を調べて、「100」という番号と等
しい旧フルデータ管理情報500の磁気ディスク装置番
号501に対応する磁気テープ番号502を取得する。
次に、取得した磁気テープ番号502と等しい磁気テー
プ管理情報900の磁気テープ番号901に対応する使
用状況902を「未使用」に更新する。次に、旧フルデ
ータ管理情報500を調べて、「101」という番号と
等しい旧フルデータ管理情報500の磁気ディスク装置
番号501に対応する磁気テープ番号502を取得す
る。次に、取得した磁気テープ番号502と等しい磁気
テープ管理情報900の磁気テープ番号901に対応す
る使用状況902を「未使用」に更新する。
【0062】次に、新フルデータ管理情報700を調べ
て、「100」という番号に等しい新フルデータ管理情
報700の磁気ディスク装置番号701に対応する磁気
テープ番号702を取得する。次に、「100」という
番号に等しい旧フルデータ管理情報500の磁気ディス
ク装置番号501に対応する磁気テープ番号502を取
得した磁気テープ番号702に更新する。次に、新フル
データ管理情報700を調べて、「101」という番号
に等しい新フルデータ管理情報700の磁気ディスク装
置番号701に対応する磁気テープ番号702を取得す
る。次に、「101」という番号に等しい旧フルデータ
管理情報500の磁気ディスク装置番号501に対応す
る磁気テープ番号502を取得した磁気テープ番号70
2に更新する。
【0063】次に、「100」という番号に等しい新フ
ルデータ管理情報700の磁気ディスク装置番号701
に対応する磁気テープ番号702を「NULL」に更新
し、「101」という番号に等しい新フルデータ管理情
報700の磁気ディスク装置番号701に対応する磁気
テープ番号702を「NULL」に更新する。
【0064】次に、差分データ管理情報600を調べ
て、「100」という番号と等しい差分データ管理情報
600の磁気ディスク装置番号601に対応する磁気テ
ープ番号602(これは、「101」という番号と等し
い差分データ管理上方600の磁気ディスク装置番号6
01に対応する磁気テープ番号602でもある)を取得
する。次に、取得した磁気テープ番号602と等しい磁
気テープ管理情報900の磁気テープ番号901と対応
する使用状況902を「未使用」に更新する。
【0065】次に、合成処理中差分データ管理情報80
0を調べて、「100」という番号と等しい合成処理中
差分データ管理情報801に対応する磁気テープ番号8
02、磁気テープ装置番号803、ブロック数804を
取得する(これらは、「101」という番号と等しい合
成処理中差分データ管理情報800の磁気ディスク装置
番号801に対応する磁気テープ番号802、磁気テー
プ装置番号803、ブロック数804でもある)。次
に、「100」という番号と等しい差分データ管理情報
600の磁気ディスク装置番号601に対応する磁気テ
ープ番号602を取得した磁気テープ番号802に更新
し、磁気テープ装置番号603を取得した磁気テープ装
置番号803に更新し、ブロック数604を取得したブ
ロック数804に更新する。次に、「100」という番
号と等しい合成処理中差分データ管理情報800の磁気
ディスク装置番号801に対応する磁気テープ番号80
2を「NULL」に更新し、磁気テープ装置番号803
を「NULL」に更新し、ブロック数804を0に更新
する。ステップ1616では、「100」という番号と
等しい動作状態管理情報1100の磁気ディスク装置番
号1101に対応する動作状態1102を「通常処理」
に更新し、合成処理115を終了する。
【0066】図17は、データ回復処理105とフルデ
ータ転送処理116の処理フローである。データ回復処
理105は、磁気ディスク装置102に障害が発生し磁
気ディスク装置102を交換したり、記録されているデ
ータ124が失われたときに開始する。ここでは、説明
を分かりやすくするために、具体的に「100」という
番号で識別される磁気ディスク装置102を対象として
データ回復処理105およびフルデータ回復処理116
を行う場合を示す。他の磁気ディスク装置102を対象
とする場合は、「100」という番号を他の番号と置き
換えればよい。ステップ1700では、制御プロセッサ
106は、制御プロセッサ110にデータ回復処理開始
を通知する。このとき、磁気ディスク装置102を識別
する番号である「100」も制御プロセッサ110に通
知する。制御プロセッサ110は、制御プロセッサ10
6からデータ回復処理開始の通知を受領すると、フルデ
ータ転送処理116を開始する。
【0067】ステップ1703では、差分データ管理情
報600を調べて、「100」という番号と等しい磁気
ディスク装置番号601に対応するブロック数604が
0かどうかを調べる。0の場合はステップ1704に進
み、0でない場合は1709に進む。ステップ1704
では、まず、磁気テープ装置管理情報1000を調べ
て、使用状況1002が「未使用」となっている磁気テ
ープ装置番号1001を1個選択し、選択した磁気テー
プ装置番号1001に対応する使用状況1002を「使
用中」にする。次に、旧フルデータ管理情報500を調
べて、「100」という番号と等しい磁気ディスク装置
番号501に対応する磁気テープ番号502を取得し、
「100」という番号によって識別される磁気ディスク
装置102のフルデータが記録されている磁気テープ1
19を算出する。次に、ライブラリ装置120に対して
マウント要求を行って、選択した磁気テープ装置番号1
001に対応する磁気テープ装置118に算出した磁気
テープ119をマウントする。
【0068】ステップ1705では、まず、ステップ1
704で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118に対して再生要求を行い、ブロ
ック400を再生してバッファ109に格納する。次
に、バッファ109に格納したブロック400を構成す
るデータ番号123とデータ124とを制御装置108
に転送する。ステップ1701では、データ番号123
とデータ124とを受領して、データ番号123に対応
する磁気ディスク装置102の記憶領域にデータ124
を記録する。ステップ1706では、磁気テープ119
からすべてのブロック400を再生したどうかを調べ
て、すべてのブロック400を再生した場合はステップ
1707へ進み、まだ再生していないブロック400が
ある場合はステップ1705に進む。
【0069】ステップ1707では、まず、ライブラリ
装置120に対してデマウント要求を行い、ステップ1
704で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118から磁気テープ119をデマウ
ントする。次に、ステップ1704で選択した磁気テー
プ装置番号1001と等しい磁気テープ装置管理情報1
000の磁気テープ装置番号1001に対応する使用状
況1002を「未使用」に更新する。ステップ1708
では、制御プロセッサ106に対して終了報告を行っ
て、フルデータ転送処理116を終了する。制御プロセ
ッサ106は、制御プロセッサ110から終了報告を受
領して、データ回復処理105を終了する。
【0070】ステップ1709では、「100」という
番号で識別される磁気ディスク装置102を対象として
合成処理115を開始する。ただし、本実施例では、
「100」という番号で識別される磁気ディスク装置1
02の差分データと「101」という番号で識別される
磁気ディスク装置102の差分データとを同じ磁気テー
プ119に記録しているため、「100」という番号で
識別される磁気ディスク装置102と「101」という
番号で識別される磁気ディスク装置102とを対象とし
て合成処理115を行う。合成処理115が終了する
と、磁気ディスク装置117には「100」という番号
で識別される磁気ディスク装置102のフルデータが格
納されている。
【0071】ステップ1710では、まず、磁気ディス
ク装置117に対して再生要求を行い、レコード302
を再生して、バッファ109に格納する。次に、バッフ
ァ109に格納したレコード302を構成するデータ番
号123とデータ124とを制御装置108に転送す
る。ステップ1711では、「100」という番号で識
別する磁気ディスク装置102に記録すべきデータ12
4を含むレコード302をすべて再生したどうかを調べ
て、すべて再生した場合はステップ1708に進み、ま
だ再生していないレコード302がある場合はステップ
1710に進む。
【0072】ここでは、ステップ1703で差分データ
があると判断したときは、合成処理115を実行し、ま
ずフルデータと差分データから新しいフルデータを磁気
ディスク装置117内に作成し、新しいフルデータを磁
気テープ119に記録した後、主サブシステム101に
磁気ディスク装置117に作成した新しいフルデータを
転送しているが、新しいフルデータを作成した後、磁気
テープ119に記録する前に主サブシステム101に転
送してもよい。
【0073】次に、第2の実施例について説明する。図
18は、第2の実施例を示す全体図である。差分データ
記録処理1800、合成処理1801、フルデータ転送
処理1802、磁気ディスク装置1803、制御メモリ
1804、ライト処理1805およびデータ回復処理1
806以外は第1の実施例と同じものである。差分デー
タ記録処理1800、合成処理1801、フルデータ転
送処理1802は、制御プロセッサ110が実行する処
理である。ライト処理1805およびデータ回復処理1
806は制御プロセッサ106が実行する処理である。
磁気ディスク装置1803は、制御プロセッサ110の
要求にしたがって、データ番号123およびデータ12
4を記録/再生する。制御プロセッサ110が各種処理
を実行する上で必要な情報を格納する。
【0074】図19は、制御メモリ1804に格納され
る情報を示している。制御メモリ1804には、旧フル
データ管理情報500、差分データ管理情報1900、
新フルデータ管理情報700、磁気テープ管理情報90
0および磁気テープ装置管理情報1000が格納され
る。旧フルデータ管理情報500、新フルデータ管理情
報700、磁気テープ管理情報900および磁気テープ
装置管理情報1000は、第1の実施例で説明したもの
と同じである。
【0075】図20は、磁気ディスク装置1803の記
憶領域を示した図である。磁気ディスク装置1803の
記憶領域は、合成処理用領域2000と複数の差分デー
タ用領域2002からなる。合成処理用領域2000と
差分データ用領域2002は、複数のレコード2001
を格納することができる。1個のレコード2001は、
1個のデータ番号123と1個のデータ124から構成
される。1個の差分データ用領域2002は1個の磁気
ディスク装置102と対応し、差分データ用領域200
2は対応する磁気ディスク装置102のデータ番号12
3を含む差分データを記録するために使用する。また、
差分データ用領域2002には、各々の差分データ用領
域2002を識別する番号が付けられている。
【0076】図21は、差分データ管理情報1900の
データ構造を示している。差分データ管理情報1900
は、差分データをどの磁気テープ119に記録したかを
管理する情報と差分データを磁気ディスク装置1803
のどの差分データ用領域2002に記録したかを管理す
る情報で、磁気ディスク装置番号2100、差分データ
用領域番号2101、レコード数2102、磁気テープ
番号2103およびブロック数2104から構成され
る。1個の磁気ディスク装置番号2100と1個の差分
データ用領域番号2101と1個のレコード数2102
と1個の磁気テープ番号2103と1個のブロック数2
104によって1個の情報を形成する。磁気ディスク装
置番号2100は、磁気ディスク装置102を識別する
番号である。差分データ用領域番号2101は、差分デ
ータ用領域2002を識別する番号である。レコード数
2102は、差分データ用領域2002に記録したレコ
ード2001の個数である。磁気テープ番号2103
は、磁気テープ119を識別する番号である。ただし、
磁気テープ番号2103は、どの磁気テープ119にも
対応しない特別な番号である「NULL」をとることも
ある。ブロック数2104は、磁気テープ119に記録
したブロック400の個数である。
【0077】図22、図23は、ライト処理1805の
処理フローと差分データ記録処理1800の処理フロー
を示している。上位装置100からライト要求122を
受領すると、制御プロセッサ106は、ライト処理18
05を開始する。ステップ2200では、まず、上位装
置100から受領したデータ番号123とデータ124
をバッファ107に格納する。次に、データ番号123
にしたがって、データ124を磁気ディスク装置102
に記録する。ステップ2201では、バッファ107に
格納したデータ番号124を副サブシステム112に転
送する。主サブシステム101から転送されるデータ番
号123とデータ124を受領すると、制御プロセッサ
110は、差分データ記録処理1800を開始する。ス
テップ2203では、受領したデータ番号123とデー
タ124をバッファ109に格納し、制御プロセッサ1
06に対して完了報告を行う。この完了報告を受けて、
制御プロセッサ106は、上位装置100に完了報告を
行い(ステップ2202)、ライト処理1805を終了
する。
【0078】ステップ2300では、まず、バッファ1
09に格納したデータ番号123からデータ124を記
録した磁気ディスク装置102を識別する番号を算出す
る。次に、差分データ管理情報1900を調べて、算出
した番号と等しい磁気ディスク装置番号2100に対応
する差分データ用領域番号2101を取得する。次に、
磁気ディスク装置1803に対して記録要求を行い、バ
ッファ109に格納したデータ番号123とデータ12
4から構成されるレコード2001を取得した差分デー
タ用領域番号2101に対応する差分データ用領域20
02に記録する。次に、算出した番号と等しい磁気ディ
スク装置番号2100に対応するレコード数2102を
1増やす。
【0079】ステップ2301では、ステップ2300
で1増やしたレコード数2102があらかじめ定めた既
定値を越えたかどうかを調べ、越えている場合はステッ
プ2302に進み、越えていない場合は差分データ記録
処理1800を終了する。また、レコード数2102が
既定値を越えていなくともあらかじめ定めた間隔でステ
ップ2302に進んでも良い。
【0080】ステップ2302では、まず、差分データ
管理情報1900を調べて、ステップ2300で算出し
た磁気ディスク装置102を識別する番号と等しい磁気
ディスク装置番号2100に対応する磁気テープ番号2
103を取得する。次に、取得した磁気テープ番号21
03が「NULL」かどうかを調べる。「NULL」の
場合はステップ2303に進み、「NULL」でない場
合はステップ2304に進む。
【0081】ステップ2303では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、ステップ2300で算出した
磁気ディスク装置102を識別する番号に等しい差分デ
ータ管理情報1900の磁気ディスク装置番号2100
に対応する磁気テープ番号2103に選択した磁気テー
プ番号901を設定する。
【0082】ステップ2304では、まず、磁気テープ
装置管理情報1000を調べて、使用状況1002が
「未使用」となっている磁気テープ装置番号1001を
1個選択し、選択した磁気テープ装置番号1001に対
応する使用状況1002を「使用中」にする。次に、ラ
イブラリ装置120に対してマウント要求を発行し、選
択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気テー
プ装置118に、ステップ2302で取得した磁気テー
プ番号2103に対応する磁気テープ119をマウント
する。あるいは、ライブラリ装置120に対してマウン
ト要求を発行し、選択した磁気テープ装置番号1001
に対応する磁気テープ装置118に、ステップ2302
で取得した磁気テープ番号2103に対応する磁気テー
プ119をマウントし、次に、選択した磁気テープ装置
番号1001に対応する磁気テープ装置118に対して
磁気テープ119を早送りするように要求し、EOD4
01まで早送りする。
【0083】ステップ2305では、まず、磁気ディス
ク装置1803に対して再生要求を発行し、ステップ2
300で取得した差分データ用領域番号2101に対応
する差分データ用領域2002からレコード2001を
再生し、バッファ109に格納する。次に、ステップ2
300で取得した差分データ用領域番号2101に対応
するレコード数2102を1減らす。ステップ2306
では、ステップ2304で選択した磁気テープ装置番号
1001に対応する磁気テープ装置118に対して記録
要求を発行し、バッファ109に格納したレコード20
01を構成するデータ番号123とデータ124によっ
て構成されるブロック400を磁気テープ119に記録
する。次に、ステップ2300で取得した差分データ用
領域番号2101に対応するブロック数2104を1増
やす。
【0084】ステップ2307では、ステップ2300
で取得した差分データ用領域番号2101に対応するレ
コード数2102が0かどうかを調べ、0の場合はステ
ップ2308に進み、0でない場合はステップ2305
に進む。
【0085】ステップ2308では、ライブラリ装置1
20に対してデマウント要求を発行し、ステップ230
4で選択した磁気テープ装置番号1001から磁気テー
プ119をデマウントする。次に、ステップ2304で
選択した磁気テープ装置番号1001と等しい磁気テー
プ装置管理情報1000の磁気テープ装置番号1001
に対応する使用状況1002を「未使用」に更新する。
【0086】ステップ2309では、差分データ管理情
報1800を調べて、ステップ2300で取得した差分
データ用領域番号2101に対応するブロック数210
4を取得し、ブロック数2104が既定値を越えている
どうかを調べる。既定値を越えている場合はステップ2
311に進んで合成処理1801を実行して差分データ
記録処理1800を終了し、、既定値を越えていない場
合は差分データ記録処理1800を終了する。また、ブ
ロック数2104が既定値を越えていなくとも、あらか
じめ定めた間隔でステップステップ2311に進んで合
成処理1801を実行しても良い。
【0087】図24は、合成処理1801の処理フロー
である。合成処理1801は、差分データ記録処理18
00やフルデータ転送処理1802から実行される。こ
こでは、説明を分かりやすくするために、「100」と
いう番号で識別される磁気ディスク装置102を対象と
して合成処理1801を実行する場合を説明する。他の
磁気ディスク装置102を対象とする場合は「100」
という番号を置き換えればよい。
【0088】ステップ2400では、まず、旧フルデー
タ管理情報500を調べて、「100」という番号と等
しい磁気ディスク装置番号501に対応する磁気テープ
番号502を取得する。次に、磁気テープ装置管理情報
1000を調べて、使用状況1002が「未使用」とな
っている磁気テープ装置番号1001を1個選択し、選
択した磁気テープ装置番号1001に対応する使用状況
1002を「使用中」にする。次に、ライブラリ装置1
20に対してマウント要求を発行して、取得した磁気テ
ープ番号502に対応する磁気テープ119を選択した
磁気テープ装置番号1001に対応する磁気テープ装置
118にマウントする。
【0089】ステップ2401では、まず、ステップ2
400で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118に対して再生要求を行い、磁気
テープ119に記録されているブロック400を再生し
バッファ109に格納する。次に、磁気ディスク装置1
803に対して記録要求を行って、バッファ109に格
納したブロック400を構成するデータ番号123とデ
ータ124によって構成されるレコード2001を合成
処理用領域2000に記録する。ステップ2402で
は、ステップ2400で取得した磁気テープ番号502
に対応する磁気テープ119からすべてのブロック40
0を再生したどうかを調べて、すべてのブロック400
を再生した場合はステップ2403に進み、まだ再生し
ていないブロック400がある場合はステップ2401
に進む。ステップ2403では、ライブラリ装置120
に対してデマウント要求を行って、ステップ2400で
選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気テ
ープ装置118から磁気テープ119をデマウントす
る。
【0090】ステップ2404では、まず、差分データ
管理情報1900を調べて、「100」という番号と等
しい磁気ディスク装置番号2100に対応するブロック
数2104を取得する。次に、取得したブロック数21
04が0かどうかを調べて、0の場合はステップ240
8に進み、0でない場合はステップ2405に進む。ス
テップ2405では、まず、差分データ管理情報190
0を調べて、「100」という番号と等しい磁気ディス
ク装置番号2100に対応する磁気テープ番号2103
を取得する。次に、ライブラリ装置120に対してマウ
ント要求を行って、取得した磁気テープ番号2103に
対応する磁気テープ119を、ステップ2400で選択
した磁気テープ装置番号1001に対応する磁気テープ
装置118にマウントする。
【0091】ステップ2406では、まず、ステップ2
400で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118に対して再生要求をおこなっ
て、磁気テープ119に記録されているブロック400
を再生してバッファ109に格納する。次に、磁気ディ
スク装置1803に対して記録要求を行って、バッファ
109に格納したブロック400を構成するデータ番号
123と等しいデータ番号123を持つ合成処理用領域
2000にあるレコード2001のデータ124をバッ
ファ109に格納したブロック400のデータ124で
上書きする。ステップ2407では、ステップ2405
で取得した磁気テープ番号2103に対応する磁気テー
プ119に記録されているブロック400をすべて再生
したどうかを調べる。すべてのブロック400を再生し
た場合にはステップ2408に進み、まだ再生していな
いブロック400がある場合にはステップ2406に進
む。
【0092】ステップ2408では、まず、差分データ
管理情報1900を調べて、「100」という番号と等
しい磁気ディスク装置番号2100に対応するレコード
数2102を取得する。次に、取得したレコード数21
02が0かどうかを調べて、0の場合はステップ241
1に進み、0でない場合はステップ2409に進む。ス
テップ2409では、まず、差分データ管理情報190
0を調べて、「100」という番号と等しい磁気ディス
ク装置番号2100に対応する差分データ用領域番号2
101を取得する。次に、磁気ディスク装置1803に
対して再生要求を行って、取得した差分データ用領域番
号2101に対応する差分データ用領域2002に記録
されているレコード2001を再生してバッファ109
に格納する。次に、「100」という番号と等しい磁気
ディスク装置2100に対応するレコード数2102を
1減らす。次に、磁気ディスク装置1803に対して記
録要求を行って、バッファ109に格納したレコード2
001を構成するデータ番号123と等しいデータ番号
123を持つ合成処理用領域2000にあるレコード2
001のデータ124をバッファ109に格納したレコ
ード2001のデータ124で上書きする。ステップ2
410では、ステップ2409で取得した差分データ用
領域番号2101に対応する差分データ用領域2002
に記録されているレコード2001をすべて再生したど
うかを調べて、すべて再生した場合はステップ2411
に進み、まだ再生していないレコード2001がある場
合はステップ2409に進む。
【0093】ステップ2411では、まず、磁気テープ
管理情報900を調べて、使用状況902が「未使用」
となっている磁気テープ番号901を1個選択し、選択
した磁気テープ番号901に対応する使用状況902を
「使用中」にする。次に、選択した磁気テープ番号90
1を「100」という番号と等しい新フルデータ管理情
報700の磁気ディスク装置番号701に対応する磁気
テープ番号702に設定する。次に、ライブラリ装置1
20に対してマウント要求を行って、選択した磁気テー
プ番号901に対応する磁気テープ119を、ステップ
2400で選択した磁気テープ装置番号1001に対応
する磁気テープ装置118にマウントする。
【0094】ステップ2412では、まず、磁気ディス
ク装置1803に対して再生要求を行って、合成処理用
領域2000に記録されているレコード2001を再生
してバッファ109に格納する。次に、ステップ240
0で選択した磁気テープ装置番号1001に対応する磁
気テープ装置118に対して記録要求をおこなって、バ
ッファ109に格納したレコード2001を構成するデ
ータ番号123とデータ124によって構成されるブロ
ック400をステップ2411で選択した磁気テープ番
号901に対応する磁気テープ119に記録する。ステ
ップ2413では、合成処理用領域2000に記録され
ているレコード2001をすべて再生したかどうかを調
べて、すべて再生した場合はステップ2414に進み、
まだ再生していないレコード2001がある場合はステ
ップ2412に進む。
【0095】ステップ2414では、まず、ライブラリ
装置120に対してデマウント要求を行って、ステップ
2400で選択した磁気テープ装置番号1001に対応
する磁気テープ装置118から磁気テープ119をデマ
ウントする。次に、ステップ2400で選択した磁気テ
ープ装置番号1001に対応する使用状況1002を
「未使用」に更新する。次に、「100」という番号と
等しい磁気ディスク装置番号2100に対応する磁気テ
ープ番号2103に「NULL」を設定して、ブロック
数2104に0を設定する。次に、旧フルデータ管理情
報500を調べて、「100」という番号と等しい磁気
ディスク装置番号501に対応する磁気テープ番号50
2を取得し、取得した磁気テープ番号502と等しい磁
気テープ管理情報900の磁気テープ番号901に対応
する使用状況902に「未使用」を設定する。次に、新
フルデータ管理情報700を調べて、「100」という
番号と等しい磁気ディスク装置番号701に対応する磁
気テープ番号702を取得し、「100」という番号と
等しい旧フルデータ管理情報500の磁気ディスク装置
番号501に対応する磁気テープ番号502に取得した
磁気テープ番号702を設定する。以上で合成処理18
01を終了する。
【0096】図25は、データ回復処理1806とフル
データ転送処理1802の処理フローである。データ回
復処理1806は、磁気ディスク装置102に障害が発
生し磁気ディスク装置102を交換したり、記録されて
いるデータ124が失われたときに開始する。ここで
は、説明を分かりやすくするために、具体的に「10
0」という番号で識別される磁気ディスク装置102を
対象としてデータ回復処理1806およびフルデータ回
復処理1802を行う場合を示す。他の磁気ディスク装
置102を対象とする場合は、「100」という番号を
他の番号と置き換えればよい。ステップ2500では、
制御プロセッサ106は、制御プロセッサ110にデー
タ回復処理開始を通知する。このとき、磁気ディスク装
置102を識別する番号である「100」も制御プロセ
ッサ110に通知する。制御プロセッサ110は、制御
プロセッサ106からデータ回復処理開始の通知を受領
すると、フルデータ転送処理1802を開始する。
【0097】ステップ2503では、差分データ管理情
報1900を調べて、「100」という番号と等しい磁
気ディスク装置番号2100に対応するレコード数21
02およびブロック数2104が共に0かどうかを調べ
る。両者とも0の場合はステップ2504に進み、両方
とも0でない場合は2509に進む。ステップ2504
では、まず、磁気テープ装置管理情報1000を調べ
て、使用状況1002が「未使用」となっている磁気テ
ープ装置番号1001を1個選択し、選択した磁気テー
プ装置番号1001に対応する使用状況1002を「使
用中」にする。次に、旧フルデータ管理情報500を調
べて、「100」という番号と等しい磁気ディスク装置
番号501に対応する磁気テープ番号502を取得し、
「100」という番号によって識別される磁気ディスク
装置102のフルデータが記録されている磁気テープ1
19を算出する。次に、ライブラリ装置120に対して
マウント要求を行って、選択した磁気テープ装置番号1
001に対応する磁気テープ装置118に算出した磁気
テープ119をマウントする。
【0098】ステップ2505では、まず、ステップ2
504で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118に対して再生要求を行い、ブロ
ック400を再生してバッファ109に格納する。次
に、バッファ109に格納したブロック400を構成す
るデータ番号123とデータ124とを制御装置108
に転送する。ステップ2501では、データ番号123
とデータ124とを受領して、データ番号123に対応
する磁気ディスク装置102の記憶領域にデータ124
を記録する。ステップ2506では、磁気テープ119
からすべてのブロック400を再生したどうかを調べ
て、すべてのブロック400を再生した場合はステップ
2507へ進み、まだ再生していないブロック400が
ある場合はステップ2505に進む。
【0099】ステップ2507では、まず、ライブラリ
装置120に対してデマウント要求を行い、ステップ2
504で選択した磁気テープ装置番号1001に対応す
る磁気テープ装置118から磁気テープ119をデマウ
ントする。次に、ステップ2504で選択した磁気テー
プ装置番号1001と等しい磁気テープ装置管理情報1
000の磁気テープ装置番号1001に対応する使用状
況1002を「未使用」に更新する。ステップ2508
では、制御プロセッサ106に対して終了報告を行っ
て、フルデータ転送処理1802を終了する。制御プロ
セッサ106は、制御プロセッサ110から終了報告を
受領して、データ回復処理1806を終了する。
【0100】ステップ2509では、「100」という
番号で識別される磁気ディスク装置102を対象として
合成処理1801を開始する。合成処理1801が終了
すると、磁気ディスク装置1803には「100」とい
う番号で識別される磁気ディスク装置102のフルデー
タが格納されている。ステップ2510では、まず、磁
気ディスク装置1803に対して再生要求を行い、合成
処理用領域2000に記録されているレコード2001
を再生して、バッファ109に格納する。次に、バッフ
ァ109に格納したレコード2001を構成するデータ
番号123とデータ124とを制御装置108に転送す
る。ステップ2511では、「100」という番号で識
別する磁気ディスク装置102に記録すべきデータ12
4を含むレコード2001をすべて再生したどうかを調
べて、すべて再生した場合はステップ2508に進み、
まだ再生していないレコード2001がある場合はステ
ップ2510に進む。
【0101】ここでは、ステップ2503で差分データ
があると判断したときは、合成処理1801を実行し、
まずフルデータと差分データから新しいフルデータを磁
気ディスク装置1803内に作成し、新しいフルデータ
を磁気テープ119に記録した後、主サブシステム10
1に磁気ディスク装置1803に作成した新しいフルデ
ータを転送しているが、新しいフルデータを作成した
後、磁気テープ119に記録する前に主サブシステム1
01に転送してもよい。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、磁
気ディスクのようなビットコストの高い記憶媒体のかわ
りに磁気テープのようなビットコストの安い記憶媒体を
使用することにより、装置コストを削減することができ
る。また、副記憶装置サブシステムは、主記憶装置サブ
システムから受領した差分データを、大きく時間のかか
る位置づけを行なわずに、磁気テープに追加記録してい
くことにより、性能の劣化を防止することができる。さ
らに、データを回復するときは、副記憶装置サブシステ
ムから主記憶装置サブシステムに対して、フルデータと
差分データを転送するのではなく、副記憶装置サブシス
テム内で、フルデータと差分データとを合成し最新のデ
ータを作成してから、主記憶装置サブシステムに転送す
ることにより、データの転送量を削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図である。
【図2】制御メモリに格納される管理情報を示す図であ
る。
【図3】磁気ディスク装置の記憶領域を示す図である。
【図4】磁気テープの記録フォーマットを示す図であ
る。
【図5】旧フルデータ管理情報のデータ構造を示す図で
ある。
【図6】差分データ管理情報のデータ構造を示す図であ
る。
【図7】新フルデータ管理情報のデータ構造を示す図で
ある。
【図8】合成処理中差分データ管理情報のデータ構造を
示す図である。
【図9】磁気テープ管理情報のデータ構造を示す図であ
る。
【図10】磁気テープ装置管理情報のデータ構造を示す
図である。
【図11】動作状態管理情報のデータ構造を示す図であ
る。
【図12】フルデータ転送処理とフルデータ記録処理の
処理フローを示す図である。
【図13】ライト処理と差分データ記録処理の処理フロ
ーを示す図である。
【図14】図13に続く差分データ記録処理の処理フロ
ーを示す図である。
【図15】合成処理の処理フローを示す図である。
【図16】図15に続く合成処理の処理フローを示す図
である。
【図17】データ回復処理とフルデータ転送処理の処理
フローを示す図である。
【図18】本発明の第2の実施例の全体構成図である。
【図19】制御メモリに格納される管理情報を示す図で
ある。
【図20】磁気ディスク装置の記憶領域を示す図であ
る。
【図21】差分データ管理情報のデータ構造を示す図で
ある。
【図22】ライト処理と差分データ記録処理の処理フロ
ーを示す図である。
【図23】図22に続く差分データ記録処理の処理フロ
ーを示す図である。
【図24】合成処理の処理フローを示す図である。
【図25】データ回復処理とフルデータ転送処理の処理
フローを示す図である。
【符号の説明】
100 上位装置 101 主サブシステム 102、117 磁気ディスク装置 106、110 制御プロセッサ 107、109 バッファ 108、112 制御装置 111 制御メモリ 118 磁気テープ装置 119 磁気テープ 120 ライブラリ装置 121 副サブシステム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置を有する主記憶装置サブシステ
    ムと、磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装
    置を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サ
    ブシステムにおいて、 前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶装置に記録さ
    れているすべてのデータ(フルデータ)を前記副記憶装
    置サブシステムに転送する手段と、上位装置から受領し
    前記記憶装置に記録するデータ(差分データ)を前記副
    記憶装置サブシステムに転送する手段とを有し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムから転送されるフルデータを第1の前記シーケン
    シャルアクセス型記憶装置に記録する手段と、前記主記
    憶装置サブシステムから転送される差分データを第2の
    前記シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録する手段
    と、前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記
    録したフルデータと前記第2のシーケンシャルアクセス
    型記憶装置に記録した差分データを合成して、新しいフ
    ルデータを作成し、前記第1のシーケンシャルアクセス
    型記憶装置に記録する合成手段を有することを特徴とす
    る記憶装置サブシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、前記第2のシーケンシ
    ャルアクセス型記憶装置に記録した差分データの個数を
    監視し、既定数を越えた場合に前記合成手段を起動する
    手段を有することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前記合
    成手段を起動する手段を有することを特徴とする記憶装
    置サブシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、前記合成手段を起動中
    に前記主記憶装置サブシステムから差分データを受領し
    た時は、第3の前記シーケンシャルアクセス型記憶装置
    に記録することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記主記憶装置サブシステムは、前記副記憶装置サブシ
    ステムに対してデータ回復を通知する手段と、前記副記
    憶装置サブシステムから転送されるフルデータを前記記
    憶装置に記録する手段を有し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムからデータ回復の通知を受領したとき前記合成手
    段を起動する手段と、該合成手段により前記第1のシー
    ケンシャルアクセス型記憶装置に記録されているフルデ
    ータと前記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装置に
    記録されている差分データを合成して作成した新しいフ
    ルデータを前記主記憶装置サブシステムに転送する手段
    を有することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  6. 【請求項6】 記憶装置を有する主記憶装置サブシステ
    ムと、磁気ディスク等のランダムアクセス型記憶装置と
    磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装置を有
    する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サブシス
    テムにおいて、 前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶装置に記録さ
    れているすべてのデータ(フルデータ)を前記副記憶装
    置サブシステムに転送する手段と、上位装置から受領し
    前記記憶装置に記録するデータ(差分データ)を前記副
    記憶装置サブシステムに転送する手段とを有し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムから転送されるフルデータを第1の前記シーケン
    シャルアクセス型記憶装置に記録する手段と、前記主記
    憶装置サブシステムから転送される差分データを前記ラ
    ンダムアクセス型記憶装置に記録する手段と、前記ラン
    ダムアクセス型記憶装置に記録された差分データを再生
    し第2の前記シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録
    する差分データ移動手段と、前記第1のシーケンシャル
    アクセス型記憶装置に記録したフルデータと前記第2の
    シーケンシャルアクセス型記憶装置に記録した差分デー
    タと前記ランダムアクセス型記憶装置に記録した差分デ
    ータを合成して、新しいフルデータを作成し、前記第1
    のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録する合成手
    段を有することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、前記ランダムアクセス
    型記憶装置に記録した差分データの個数を監視し、既定
    数を越えた場合、前記差分データ移動手段を起動する手
    段を有することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前記差
    分データ移動手段を起動する手段を有することを特徴と
    する記憶装置サブシステム。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の記憶装置サブシステムに
    おいて、 前記副記憶装置サブシステムは、前記第2のシーケンシ
    ャルアクセス型記憶装置に記録した差分データの個数を
    監視し、既定数を越えた場合、前記合成手段を起動する
    手段を有することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の記憶装置サブシステム
    において、 前記副記憶装置サブシステムは、一定時間間隔で前記合
    成手段を起動する手段と有することを特徴とする記憶装
    置サブシステム。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の記憶装置サブシステム
    において、 前記主記憶装置サブシステムは、前記副記憶装置サブシ
    ステムに対してデータ回復を通知する手段と、前記副記
    憶装置サブシステムから転送されるフルデータを前記記
    憶装置に記録する手段を有し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムからデータ回復の通知を受領したとき前記合成手
    段を起動する手段と、該合成手段により前記第1のシー
    ケンシャルアクセス型記憶装置に記録されているフルデ
    ータと前記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装置に
    記録されている差分データと前記ランダムアクセス型記
    憶装置に記録されている差分データを合成して作成した
    新しいフルデータを前記主記憶装置サブシステムに転送
    する手段を有することを特徴とする記憶装置サブシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 記憶装置を有する主記憶装置サブシス
    テムと、磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶
    装置を有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置
    サブシステムにおける記録データの差分バックアップ方
    法であって、 前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶装置に記録さ
    れているすべてのデータ(フルデータ)を前記副記憶装
    置サブシステムに転送し、上位装置から受領し前記記憶
    装置に記録するデータ(差分データ)を前記副記憶装置
    サブシステムに転送し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムから転送されるフルデータを第1の前記シーケン
    シャルアクセス型記憶装置に記録し、前記主記憶装置サ
    ブシステムから転送される差分データを第2の前記シー
    ケンシャルアクセス型記憶装置に記録し、前記第1のシ
    ーケンシャルアクセス型記憶装置に記録したフルデータ
    と前記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録
    した差分データを合成して、新しいフルデータを作成
    し、前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記
    録することを特徴とする記録データの差分バックアップ
    方法。
  13. 【請求項13】 記憶装置を有する主記憶装置サブシス
    テムと、磁気ディスク等のランダムアクセス型記憶装置
    と磁気テープ等のシーケンシャルアクセス型記憶装置を
    有する副記憶装置サブシステムからなる記憶装置サブシ
    ステムにおける記録データの差分バックアップ方法であ
    って、 前記主記憶装置サブシステムは、前記記憶装置に記録さ
    れているすべてのデータ(フルデータ)を前記副記憶装
    置サブシステムに転送し、上位装置から受領し前記記憶
    装置に記録するデータ(差分データ)を前記副記憶装置
    サブシステムに転送し、 前記副記憶装置サブシステムは、前記主記憶装置サブシ
    ステムから転送されるフルデータを第1の前記シーケン
    シャルアクセス型記憶装置に記録し、前記主記憶装置サ
    ブシステムから転送される差分データを前記ランダムア
    クセス型記憶装置に記録し、前記ランダムアクセス型記
    憶装置に記録された差分データを再生して第2の前記シ
    ーケンシャルアクセス型記憶装置に移動、記録し、前記
    第1のシーケンシャルアクセス型記憶装置に記録したフ
    ルデータと前記第2のシーケンシャルアクセス型記憶装
    置に記録した差分データと前記ランダムアクセス型記憶
    装置に記録した差分データを合成して、新しいフルデー
    タを作成し、前記第1のシーケンシャルアクセス型記憶
    装置に記録することを特徴とする記録データの差分バッ
    クアップ方法。
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