JP2006012121A - データバックアップシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データベースのデータの保証と被災時に失われるデータ量の極小化を両立してデータベースの復旧から業務再開までの時間を短縮する。
【解決手段】業務センタ装置10は、ホストによるアプリケーションの実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイル62に更新履歴データを記録すると共にデータベース66を更新する。ネットワークストレージ22,36からなるリモートコピー装置は、業務センタ装置10で更新履歴ファイル62に更新履歴データを記録する毎に、ネットワーク12を介して更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイル68に記録する。バックアップセンタ装置16は、業務センタ装置10がダウンした際に、バックアップ更新履歴ファイル68からその使用状況を管理する管理ファイル78を復元し、管理ファイル78の参照によりバックアップ更新履歴ファイル68から更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップデータベース84を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、業務センタ装置のデータをバックアップセンタ装置でバックアップして災害やシステム障害等の不慮の事象でダウンした際にデータを復元するデータバックアップシステム及び方法に関し、特に、業務センタ装置のデータベースの更新履歴データをネットワーク経由でバックアップして復元するデータバックアップシステム及び方法に関する。
従来、企業の支店等に設置した多数の端末装置の処理業務を業務センタ装置で集中管理してデータベースに記録する業務システムにあっては、災害やシステム障害などの理由によりデータベースが使用できなくなった場合に備えてデータを保全する方法として、データベースおよびデータベースの更新履歴をバックアップ外部媒体に退避しておき、これを1日1回のように定期的に輸送等の手段で遠隔地に疎開させておく方法が広く行われている。
また、データベースを配置しているデイスクを回線で接続して遠隔地にもデータベースの複製を作ることで疎開させる方法もある。
特開平1−293452号公報 特開平8−212142号公報 特開平9−259023号公報 特開2001−282762号公報
しかしながら、従来のデータベースおよびデータベースの更新履歴をバックアップ外部媒体に退避しておき、定期的に輸送等の手段で遠隔地に疎開させておく方法にあっては、バックアップを取得する間隔によって被災時に失われるデータ量が決まるため、例えば1日1回の輸送だと1日分のデータを失うこととなり、1日分の失われた更新データを手入力により修復することとなり、データベースを復旧した後に業務の再開を行うには膨大な時間を要する。
またデータベースの複製を遠隔地にもディスクコピーにより作成する場合は、データベース全体のデータ保証の確認が必要であるため、同様に、データベースを復旧した後に業務の再開を行うには膨大な時間を要する。
本発明は、データベースのデータの保障と被災時に失われるデータ量の極小化を両立してデータベースの復旧から業務再開までの時間を短縮するデータバックアップシステム及び方法を提供することを目的とする。
(更新履歴ファイルのリモートコピー)
本発明はデータバックアップシステムを提供する。本発明のデータバックアップシステムは、ホストによるアプリケーションの実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新する業務センタ装置と、業務センタ装置で更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、ネットワークを介して更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピー装置と、業務センタ装置がダウンした際に、バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、管理ファイルの参照によりバックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップセンタ装置と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、更新履歴ファイル及びバックアップ更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、ブロック順序番号を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含む更新履歴ブロックデータであり、バックアップセンタ装置は、バックアップ更新履歴ファイルの更新履歴ブロックデータでバックアップデータベースを更新する際に、ブロック順序番号から更新履歴ブロックデータの連続性を判別し、連続性がある場合はバックアップデータベースを更新し、連続性がない場合はバックアップデータベースの更新を中断する。
バックアップセンタ装置は、管理ファイルに更新履歴ファイルの使用状況を示す管理データとして、バックアップ更新履歴ファイル毎に、ファイル番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを生成して記録する。
またリモートコピー装置は、ネットワークを介して遠隔地との間でデータを転送するリモートアダプタと、ホストからの入出力コマンドを処理するデバイスアダプタと、デバイスアダプタの入出力コマンドの実行に伴ってデータを記録又は再生する複数のデバイスを備えたドライブエンクロージャとから構成されたネットワークストレージ装置を、業務センタ装置と更新履歴データの転送先の各々に設けてネットワーク接続する。
転送先のネットワークストレージ装置は、バックアップセンタ装置と共に設置してもよいし、転送先のネットワークストレージ装置をネットワークを介して分離設置されたバックアップセンタ装置と接続しても良い。
バックアップセンタ装置は、業務センタ装置のダウンを判別した際に、リモートコピー装置の転送動作を停止してバックアップ更新履歴ファイルの内容を確定させる。
バックアップセンタ装置は、バックアップ更新履歴ファイルから管理データを復元した際に、システム立上げ時に保存された初期バックアップファイル及び既に作成済みの管理データとの間で関連付けて管理ファイルに記録する。
更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、更新履歴ファイル番号、ブロック順序番号及び論理時刻を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含むブロックデータであり、バックアップセンタ装置は、バックアップ更新履歴ファイル毎に、バックアップ更新履歴ファイルの番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを含む使用状況の管理データを生成して記録する。
本発明は、業務センタ装置からバックアップセンタ装置側にデータを転送してファイルにコピーするリモートコピー装置を備えたデータバックアップ方法を提供する。本発明のデータバックアップ方法は、
業務センタ装置に設けたホストのアプリケーション実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新するデータベース更新ステップと、
更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、リモートコピー装置によりネットワークを介して更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピーステップと、
業務センタ装置がダウンした際に、バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、管理ファイルの参照によりバックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップ処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
なお、本発明のデータバックアップ方法の詳細は、システムの場合と基本的に同じになる。
(データベースと更新履歴ファイルのリモートコピー)
本発明は、業務センタ装置からデータベース及び更新履歴ファイルをバックアップリモートセンタ装置にリモートコピーするデータバックアップシステムを提供する。即ち、本発明は、
ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介してバックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
業務センタ装置に設けられ、データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポイントを一時保存し、更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保存した前記復旧ポイントを履歴管理ファイルに保存すると共にバックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理部と、
バックアップセンタに設けられ、業務センタがダウンした際に、バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降のバックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、復旧ポインタ管理部は、
リモートコピー装置による前記データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポイントをメモリに一時記憶する復旧ポイント一時保存部と、
更新履歴ファイルが満杯となって別の更新履歴ファイルに切り替える際に、リモートコピー装置に更新履歴ファイルの全データがバックアップ用更新履歴ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する更新履歴ファイル同期要求部と、
リモートコピー装置による更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、前記メモリに一時記憶した復旧ポイントを履歴管理ファイルに保存する復旧ポインタ保存部と、
リモートコピー装置に、復旧ポイントを保存した履歴管理ファイルの全データがバックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する履歴管理ファイル同期要求部と、
を備える。
また本発明は、業務センタ装置からデータベース及び更新履歴ファイルをバックアップリモートセンタ装置にリモートコピーするデータバックアップ方法を提供する。即ち、本発明は、
ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介して前記バックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ更新履歴ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
を備えたデータバックアップ方法に於いて、
データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポイントを一時保存し、更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保存した復旧ポイントを履歴管理ファイルに保存すると共にバックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理ステップと、
バックアップセンタに設けられ、業務センタがダウンした際に、バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降のバックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(更新履歴ファイルのリモートコピー)
本発明によれば、データベースではなく、更新履歴ファイルのコピーであるバックアップ更新履歴ファイルを遠隔地となる転送先のネットワークストレージ装置に作成することで、被災時においては、その瞬間にバックアップ更新履歴ファイルに記録中および転送中であった更新履歴データが失われるだけとなり、被災時に失われるデータ量を極小化することができる。
また本発明によれば、バックアップ更新履歴ファイルを読込んでデータベースの復旧環境管理する管理ファイル、即ちバックアップ更新履歴ファイルの使用状況を管理する管理ファイルを復元し、管理ファイルの情報に基づいて復元に使用するバックアップ更新履歴ファイルにアクセスして、その更新履歴データを不連続性が判別されるまで読み出してデータベースに反映させることで、順序性を保証しながら更新履歴データをデータベースに反映して復元できる。
特に、業務センタ装置ではデータベース更新処理の業務処理性能への影響を最小化するために、更新履歴データのリモートコピーを、業務センタ装置におけるデータベース更新とは非同期に行っている。このため更新時刻の古い更新履歴データが未転送で更新時刻の新しい更新履歴データが転送完了となり、バックアップ更新履歴ファイルに抜けが生じる可能性がある。
これに対し本発明では、データベースの復旧は、復元した管理ファイルに基づき個々の更新履歴データについて連続性を検査した上でデータベースへの反映を行い、連続性のない更新履歴データが出現した場合に、その更新履歴データより1つ前の更新履歴データまでをデータ保証できたものとして、データベースへの反映を中断することで、保証された更新履歴データを矛盾なく確実にデータベースへ反映することができる。
このように本発明は、被災時に失われる更新データを極小化しながら、保証されたログデータを矛盾なく確実にデータベースへ反映することで、被災等におけるデータベースの保全が可能となる。
(データベースと更新履歴ファイルのリモートコピー)
また本発明の別の形態にあっては、データベースと更新履歴ファイルをネットワークを経由したリモートコピーによりバックアップセンタに転送して各々の複製を遠隔地に作成することで、被災時においては、その瞬間にファイルに記録中および遠隔地への転送中であったデータが失われるだけとなり、被災時に失われるデータ量を更に極小化し、データベースのバックアップを定期的に搬送することを不要とする。
更に、遠隔地に転送されたデータベース、更新履歴ファイルおよび履歴管理ファイルを使用して整合性のとれた状態にデータベースを復旧するため、データベースのコピー完了同期時に対応する更新履歴ファイルの復旧ポイントを履歴管理ファイルに保存してコピー完了同期をとっておくことにより、業務センタの被災時には、バックアップ側の履歴管理ファイルから取得した復旧ポイントにより更新履歴ファイルの更新開始位置を決定し、データベースのコピー完了同期以降の更新履歴データをデータベースに反映してデータベースを復旧することで、復旧時にバックアップ用データベースのリストアを不要とし、データベースを短時間で復旧することができる。
(更新履歴ファイルのリモートコピー)
図1は、本発明によるデータバックアップシステムのブロック図である。図1において、本発明のデータバックアップシステムは、業務センタ装置10−1,10−2,10−3、転送保存装置14−1,14−2,14−3及びバックアップセンタ装置16で構成される。このシステム構成にあっては業務センタ及び転送保存装置を複数示しているが、1系統であってもよい。
業務センタ装置10−1にはホストコンピュータ18が設けられ、応用プログラムの実行によるアプリケーション処理部20によりトランザクションを実行する。ホストコンピュータ18に対してはネットワークストレージ22が設けられている。ネットワークストレージ22は、ファイバーチャネルリモートアダプタ24、デバイスアダプタ26及びドライブエンクロージャ28,30で構成される。
ファイバーチャネルリモートアダプタ24は、ネットワーク12を介して遠隔地に設置されている転送保存装置14−1のネットワークストレージ36との間でデータを転送する。デバイスアダプタ26はファイバーチャネルリモートアダプタ24を介してチャネル接続されたホストコンピュータ18からの入出力コマンドを処理する。
ドライブエンクロージャ28,30は複数のハードディスクドライブを備えており、デバイスアダプタ26からの入出力コマンドの実行に伴って、ハードディスクドライブに対するデータの記録または再生を行う。ドライブエンクロージャ28,30に設けられている複数のディスクドライブは、業務センタ装置10−1における後の説明で明らかにするデータベース、更新履歴ファイル及び管理ファイルとして使用される。
またホストコンピュータ18に対しては、バックアップ用デバイスアダプタ32を介してバックアップ用デバイス34が接続されており、バックアップ用デバイス34としては例えば磁気テープ装置が使用される。
転送保存装置14−1にはネットワークストレージ36のみが設けられている。ネットワークストレージ36は業務センタ装置10−1のネットワークストレージ22と同様、ファイバーチャネルリモートアダプタ38、デバイスアダプタ40及びドライブエンクロージャ42,44で構成されている。ドライブエンクロージャ42,44に設けられている複数のハードディスクドライブは、後の説明で明らかにするバックアップ更新履歴ファイルとして使用される。
業務センタ装置10−1に設けたネットワークストレージ22と、転送保存装置14−1に設けたネットワークストレージ36により、本発明のデータバックアップシステムにおけるリモートコピー装置がネットワーク12を介した相互接続で構成される。
ここで、業務センタ装置のネットワークストレージ22に設けているファイバーチャネルリモートアダプタ24は転送キュー25を備え、また転送保存装置14−1のネットワークストレージ36に設けたファイバーチャネルリモートアダプタ38も転送キュー35を備えている。一方、業務センタ装置10−1のファイバーチャネルリモートアダプタ24は更にデバイスアダプタ26用のキュー27を備えている。
ファイバーチャネルリモートアダプタ24は転送キュー25とキュー27を使用することで、アプリケーション処理部20のトランザクション実行ごとに行われる更新履歴データの更新履歴ファイルへの書込み及びデータベースの更新とリモートコピーを非同期に行っている。
即ち、アプリケーション処理部20によるトランザクション実行ごとに行われる更新履歴データを転送キュー25とキュー27のそれぞれに投入することで、業務センタ装置10−1におけるデータベース更新処理がリモートコピーによる制約を受けることなく並列的に実行できる。
またファイバーチャネルリモートアダプタ24,38によるネットワーク12を経由したデータ転送は、アプリケーションレベルでの仮想的な複数の通信路を形成することで行われており、このため転送キュー25に投入された更新履歴データのリモートコピーは、仮想的な複数の通信路で並列的に転送保存装置14−1のファイバーチャネルリモートアダプタ38に転送されて、転送キュー35に格納される。
このため、ファイバーチャネルリモートアダプタ24,38によるリモートコピーにあっては、データサイズが異なる場合には、時間的に早い更新履歴データが必ずしも先に転送終了となることはなく、時間的に遅い更新履歴データが先に転送終了となって転送保存装置14−1側のバックアップ更新履歴ファイルに記録される可能性を持つ。
バックアップセンタ装置16には、この実施形態にあってはネットワークストレージ46が設けられ、ネットワークストレージ46を介してバックアップコンピュータ56を設けている。即ち図1のシステム構成にあっては、転送保存装置14−1〜14−3に対し、バックアップセンタ装置16は別の場所に設置されており、その間を専用回線で接続したシステム構成としている。
もちろん、転送保存装置14−1〜14−3とバックアップセンタ装置16を同じ場所に設置することも可能である。この場合には、バックアップセンタ装置16側にはファイバーチャネルリモートアダプタ48は必ずしも必要でなく、転送保存装置14−1〜14−3のファイバーチャネルリモートアダプタ38と接続可能なチャネルアダプタを使用すればよい。
バックアップコンピュータ56は、ネットワークストレージ46のドライブエンクロージャ52,54に設けている複数のハードディスクドライブにより、業務センタ装置10−1〜10−3側が被災や障害などでシステムダウンして機能停止した際のバックアップ処理で使用するバックアップデータベースや管理ファイルを構築する。
またバックアップコンピュータ56にはバックアップ用デバイスアダプタ58が設けられ、バックアップ用デバイスアダプタ58にはバックアップ用デバイス60として、例えば磁気テープ装置が接続されている。バックアップ用デバイス60には、業務センタ装置10−1のバックアップ用デバイス34で作成された初期バックアップ媒体を物理的な輸送によりセットして、バックアップデータベースを復元する際の初期バックアップを取り込むようにしている。
図2は本発明によるデータバックアップシステムの機能構成のブロック図である。図2において、業務センタ装置10には、アプリケーション処理部20、更新履歴ファイル62、管理ファイル64、データベース66及び初期バックアップ65が設けられる。転送保存装置14にはバックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74が設けられ、現在使用中にあるのはバックアップ更新履歴ファイル68である。
バックアップセンタ装置16には、管理ファイル復元部76、復元管理ファイル78、データベース復旧部80、初期バックアップ82及びバックアップデータベース84が設けられている。
業務センタ装置10においてデータベース66を更新する場合、災害などの何らかの原因によるデータベース66の破壊に備え、更新履歴データを保存する更新履歴ファイル62を備えている。更新履歴ファイル62に保存する更新履歴データは、アプリケーション処理部20における意味のあるデータベース更新単位であるトランザクションごとに、更新履歴データを更新履歴ファイル62に保存する。
更新履歴ファイル62は複数ファイルの設置が可能であり、ファイルが満杯になると次の切替先の更新履歴ファイルにデータ保存先を切り替える。アプリケーション処理部20によるトランザクションの実行で得られた更新履歴データの更新履歴ファイル62に対する保存が終了すると、この更新履歴データによるデータベース66の更新が行われる。
管理ファイル64は更新履歴ファイル62の使用状況を登録しており、アプリケーション処理部20は管理ファイル64を参照することで、現在使用中の更新履歴ファイル62に対する更新履歴データの保存及び更新履歴データのデータベース66への更新を行うことになる。
業務センタ装置10の更新履歴ファイル62に対し、トランザクションの実行に伴う更新履歴データが保存されると、遠隔地に設置された転送保存装置14に対し、ネットワーク12を経由して同一の更新履歴データを転送して記録するリモートコピーが行われる。更新履歴データのリモートコピーは、業務センタ装置10のデータベース66をトランザクションごとに更新する処理とは非同期且つ物理的に転送されて、転送先となる転送保存装置14のバックアップ更新履歴ファイル68に記録される。
ここで更新履歴ファイルのリモートコピーを実行するためには、業務センタ装置10における更新履歴ファイル62へのデータ記録に先立って、転送保存装置14に対するリモートコピーの処理機能を開始状態としておく必要があり、具体的にはリモートコピー状態開始コマンドを入力してリモートコピー開始状態としておく。
なお、転送保存装置14に設けている複数のバックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74のうち、現在、更新履歴データのリモートコピーによる記録を行っているのがバックアップ更新履歴ファイル68であり、他のバックアップ更新履歴ファイル70,72,74は既に記録済みのファイルである。
このように業務センタ装置10から転送保存装置14に対しリモートコピーの機能によりトランザクションごとに更新履歴データを転送保存させている状態で、災害などにより業務センタ装置10の機能が全て停止した場合、更新履歴データのリモートコピーのための転送は中断する。
リモートコピーの転送中断の状態から転送先のバックアップ更新履歴ファイル68の読出しによる復元処理を可能とするため、転送保存装置14側にあっては、リモートコピーの転送中断に対応してリモートコピー解除状態にして、バックアップ更新履歴ファイル68の内容を確定させる。具体的には、バックアップセンタ装置16側からリモートコピー解除状態コマンドを入力して、現在記録中のバックアップ更新履歴ファイル68に対するリモートコピー転送を中断してファイル内容を確定させる。
このようにリモートコピーの転送中断が済むと、転送保存装置14のバックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74を使用して業務センタ装置10側のデータベース66と同じ内容のデータベースを復旧するため、まず管理ファイル復元部76が、バックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74がどのような順序で記録されているかを示す管理ファイル78を復元する。
管理ファイル78はバックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74の使用状態についての管理データを記録するもので、管理ファイル78を参照することで、バックアップデータベース84を更新する際のアクセス先のバックアップ更新履歴ファイル68の特定が可能となる。
具体的には、管理ファイル78に復元された管理データはバックアップ更新履歴ファイル68,70,72,74ごとに、ファイル番号、現在ファイルに記録されているデータブロックの順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグなどが格納されている。
データベース復旧部80は復元された管理ファイル78を参照し、更に初期バックアップ82とそれ以前に復元されている管理ファイル(図示せず)につき、新たに復元された管理ファイル78の読込み順の関連付けを行う。そして、更新の済んでいないバックアップ更新履歴ファイルを対象に更新順に更新履歴データを読み出してバックアップデータベース84に反映していくことで、バックアップデータベース84を復旧する。
業務センタ装置10の機能停止直前の更新履歴データは、必ずしもリモートコピーにより転送保存装置14のバックアップ更新履歴ファイル68に転送されていない。このため、バックアップ更新履歴ファイル68上の記録された更新履歴データは、物理的には不連続な欠損データとなっている。
そこでデータベース復旧部80にあっては、復旧対象となっているバックアップ更新履歴ファイル68から更新履歴データを読み出してバックアップデータベース84に反映する際に、更新履歴データの連続性を判別し、不連続性を検出した時点でバックアップデータベース84に対する更新履歴データの反映を中断し、これによって更新履歴データが保証された範囲でのデータベースの復旧を行う。
このような本発明のデータバックアップ処理によれば、災害などにより業務センタ装置10の機能が停止した際に失われるデータは、業務センタ装置10においてリモートコピーの転送待ちとなっている更新履歴データのみとなり、被災時に失われるデータ量を最小限に抑えることができる。
また、業務センタ装置10の機能が停止した際のバックアップセンタ装置16における復旧処理において、転送保存装置14でリモートコピーにより使用中にあったバックアップ更新履歴ファイル68について、更新履歴データの連続性の判断によりデータ保証可能な更新履歴データの範囲を特定し、その範囲で更新履歴データを読み出してデータベースを復旧する。
これによって不慮の災害やシステム障害に対し短時間でバックアップセンタ装置16がバックアップデータベース84を復元し、復元されたバックアップデータベース84を利用することで、短時間で業務センタ装置10の業務を再開することが可能となる。
図3は、図2のバックアップ更新履歴ファイル68の説明図である。バックアップ更新履歴ファイル68は、更新履歴データであるブロックデータ86−1,86−2,86−3,86−4単位に、データをリモートコピーにより受信して記録している。ブロックデータ86−1〜86−4のそれぞれは、ヘッダとして設けられたブロック制御部にファイル番号、ブロック番号及び論理時刻を格納しており、ブロック番号によってブロックデータ86−1〜86−4の順序性を判断することができる。
図4は、図3のバックアップ更新履歴ファイル68に記録される更新履歴ブロックデータの説明図である。図4において、更新履歴ブロックデータ86は、ヘッダ部としてブロック制御部88を配置しており、その後ろにレコード制御部90−1と更新データ92−1及びレコード制御部90−2と更新データ92−2を配置している。この例では2つの更新履歴データを配置しており、最後にチェックID94を設けている。
先頭のヘッダとして機能するブロック制御部88には、その下側に取り出して示すように、更新履歴ファイル番号96、ブロック順序番号98、論理時刻100を含むヘッダ情報が設けられている。このうちブロック順序番号98により更新履歴ブロックデータの順序性を判別することができる。なお更新履歴ブロックデータ86の末尾のチェックID94は、下側に取り出して示すように論理時刻102を含んでいる。
図5は、図2のバックアップセンタ装置16で復元される管理ファイル78の説明図である。管理ファイル78には更新履歴ファイル単位に管理データ104−11〜104−mnが記録されている。ここでは管理データ104−11の内容を例示しており、履歴管理ファイルのファイル番号=n、このファイル番号=nで特定される履歴管理ファイルにおける何番までブロック順序番号を使用しているかを示す最終ブロック番号=m+4、格納ディスク番号=v1、更に現在使用中の最新更新履歴ファイルであることを示す最新使用フラグ=1を記録している。
このような管理データ104−11を持つ管理ファイル78を図2のデータベース復旧部80が参照することで、バックアップデータベース84の復元に必要なバックアップ更新履歴ファイル68の情報を取得し、復元に必要な履歴管理データを読み出してバックアップデータベース84に書き込むことで復元する。
図6は、図2の業務センタ装置10によるデータベース更新処理のフローチャートである。図6において、ステップS1でアプリケーション処理部20がトランザクションの実行によるデータ更新か否かチェックしており、トランザクションによるデータ更新が判別されると、ステップS2で更新履歴ファイルが満杯か否かチェックする。
満杯でなければステップS5に進み、更新履歴データを更新履歴ファイル62に記録し、次にステップS6に進み、データベース66を更新する。続いてステップS7でアプリケーション処理部20の処理停止か否かチェックしており、処理が停止するまでステップS1からの処理を繰り返す。
一方、ステップS2で更新履歴データを記録しようとした際に更新履歴ファイル62が満杯であった場合には、ステップS3に進み、管理ファイル64に満杯となった更新履歴ファイル62の情報を記録した後、ステップS4で更新履歴ファイルを予備ファイルに切り替えることで新たな更新履歴ファイルを準備し、ステップS2に戻って更新履歴ファイルが満杯か否かチェックし、切替後であれば満杯でないので、更新履歴データを切替後の更新履歴ファイルに記録する。
図7は、図2の業務センタ装置10によるリモートコピー処理のフローチャートである。このリモートコピー処理は、具体的には図1に示した業務センタ装置10−1のネットワークストレージ22により行われる。
図7のリモートコピー処理にあっては、ステップS1でリモートコピー開始状態コマンドを入力することでリモートコピーの開始状態となる。次にステップS2で更新履歴データの更新履歴ファイルへの記録の有無をチェックしており、記録のための入力要求があると、ステップS3で更新履歴データをネットワーク12を介して転送し、転送先となる転送保存装置14のバックアップ更新履歴ファイル68に記録する。
次にステップS4でリモートコピー解除か否かチェックし、具体的にはリモートコピー解除コマンドの入力の有無をチェックし、リモートコピー解除を判別するまで、ステップS2からの処理を繰り返している。
図8は、図2のバックアップセンタ装置におけるバックアップ処理のフローチャートである。図8において、ステップS1で業務センタ装置10の被災による機能停止を判別すると、ステップS2で転送保存装置14側にリモートコピー状態解除コマンドを入力してリモートコピーを解除することで、現在記録中のバックアップ更新履歴ファイル68の内容を確定する。
次にステップS3でバックアップ更新履歴ファイル68から管理データを復元して管理ファイル78に記録する。次にステップS4で初期バックアップ82及び既存の管理ファイルの管理データと復元した管理ファイル78の管理データを更新順に関連付けする。
続いてステップS5で、復元した管理ファイル78の更新順にバックアップ更新履歴ファイル68から更新履歴データを読み出す。この更新履歴データにあっては、図4の更新履歴ブロックデータ86に示したように、ヘッダとしての先頭のブロック制御部88にブロック順序番号98が設けられていることから、このブロック順序番号98をチェックすることで、ステップS6において更新履歴データの更新順の不連続性の検出の有無をチェックする。ブロック順序番号から連続性を検出した場合には、ステップS7に進み、現在読み出した更新履歴データによりバックアップデータベース84を更新する。
次にステップS8で更新履歴データの有無をチェックし、更新履歴データがなくなるまで、ステップS5からの処理を繰り返す。更新履歴データの読出しによるバックアップデータベースの更新中に、ステップS6で、現在読み出している更新履歴データのブロック順序番号が前回の更新履歴データのブロック順序番号との間で不連続となる不連続性を検出した場合には、ステップS9に進み、バックアップデータベースの更新を中断し、処理を終了する。
(データベースと更新履歴ファイルのリモートコピー)
図9はデータベース及び更新履歴ファイルをリモートコピーする本発明のデータバックアップシステムの機能構成のブロック図である。図9において、業務センタ装置10には、アプリケーション処理部20、ネットワークストレージ22、復旧ポインタ管理部116が設けられる。
ネットワークストレージ22には、アプリケーション処理部20により実現されるホストのアプリケーション実行によって更新されるデータベース110、データベース110の更新履歴データを記録する更新履歴ファイル112、及び更新履歴ファイル112の管理情報を記録する履歴管理ファイル114を設けている。
この実施形態にあっては、ネットワークストレージ22に設けているデータベース110、更新履歴ファイル112、更に履歴管理ファイル114のそれぞれについて、ネットワーク12を介して、バックアップセンタ装置16側に設けている転送保存装置14にリモートコピーを行うようにしている。このため転送保存装置14のネットワークストレージ36には、バックアップ用のデータベース120、更新履歴ファイル122及び履歴管理ファイル124が配置されている。
ここで業務センタ装置10のデータベース110のリモートコピーによるコピー完了同期は、大規模システムであった場合には例えば1時間に1回実行され、このコピー完了同期により複写元のデータベース110の全データが複写先のデータベース120に転送されたことを保証することができる。
また中小規模のシステムにあっては、データベースのコピー完了同期は例えば1日に1回、例えばアプリケーション処理部20によるトランザクションが少ない夜間などのタイミングに実行される。
更に本発明にあっては、復旧ポインタ管理部116を設け、データベース110のコピー完了同期が得られた時点で、そのときの更新履歴ファイル112の現在位置を示すポインタを復旧ポインタとしてメモリなどに一時的に保存し、その後に履歴管理ファイル112のコピー完了同期が得られた時点で、履歴管理ファイル114に復旧ポインタを保存し、保存後に履歴管理ファイル114のコピー完了同期を行ってバックアップセンタ装置16側の履歴管理ファイル124に記録する。
このように復旧ポインタを保存した履歴管理ファイル114,124のコピー完了同期が行われれば、その後に業務センタ装置10が被災してダウンした場合には、バックアップセンタ装置16に設けているデータベース復旧処理部126が転送保存装置14の履歴管理ファイル124から復旧ポインタを読み出し、読み出した復旧ポインタが示す更新履歴ファイル122の位置以降の更新履歴データを読み出してデータベース120に反映することで、業務センタ装置10がダウンした際に通信中であったデータ、あるいはデータベース110に対する書込中であったデータ以外のデータにつき、すべて復旧させることができる。
ここで復旧ポインタ管理部116の処理手順をまとめると次のようになる。
(1)データベースのコピー完了同期を検出:
(2)更新履歴ファイルに格納した更新履歴データの現在位置を示す復旧ポインタを一時保存:
(3)更新履歴ファイルのコピー完了同期:
(4)復旧ポインタの履歴管理ファイルへの保存:
(5)履歴管理ファイルのコピー完了同期:
なお、(2)で復旧ポインタを一時保持してから(3)で更新履歴ファイルのコピー完了同期をとるまでタイムラグを持たせてもよいし、(1)のデータベースのコピー完了同期の検出をトリガとして(2)〜(4)の手順を連続的に実行してもよく、各手順の間にタイムラグを持たせるか否かは、必要に応じて任意にきめることができる。
図10は図9の業務センタ装置に設けた復旧ポインタ管理部116の機能構成のブロック図である。図10において、復旧ポインタ管理部116には、コピー完了同期監視部128、復旧ポインタ一時保存部130、更新履歴ファイル同期要求部132、復旧ポインタ保存部134、履歴管理ファイル同期要求部136及び制御部138が設けられている。
コピー完了同期監視部128は、ネットワークストレージ22におけるデータベース110−1,110−2、更新履歴ファイル112及び履歴管理ファイル114のそれぞれにおけるコピー完了同期を監視している。
復旧ポインタ一時保存部130は、コピー完了同期監視部128により、データベース110−1,110−2のリモートコピーによる図9に示した転送保存装置14のバックアップ用のデータベース120に対するコピー完了同期を検出した際に、更新履歴ファイル112における現在の履歴更新データの位置を示す復旧ポインタをメモリ150に記憶して一時的に保存する。
ここで復旧ポインタ管理部116で管理する復旧ポインタとしては、例えば図4に示した更新履歴ブロックデータ86のブロック制御部88に設けているブロック順序番号98を使用する。
更新履歴ファイル同期要求部132は、現在使用中の更新履歴ファイル112が満杯となって別の更新履歴ファイルに切り替える際に、リモートコピー装置として機能するネットワークストレージ22に対し、更新履歴ファイル112の全データがバックアップセンタ装置16側のネットワークストレージ36の更新履歴ファイル122にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する。
この処理要求を受けてネットワークストレージ22は、リモートコピーの済んでいない更新履歴ファイル112の更新履歴データをバックアップセンタ装置16側に設けているネットワークストレージ36の更新履歴ファイル122にリモートコピーし、このリモートコピーが完了すると、コピー完了同期監視部128でリモートコピー完了同期が検出される。
復旧ポインタ保存部134は、更新履歴ファイル同期要求部132による更新履歴ファイル112のコピー完了同期が検出された際に、復旧ポインタ一時保存部130によりメモリ150に一時的に保存している復旧ポインタを履歴管理ファイル114に保存する。
履歴管理ファイル同期要求部136は、復旧ポインタ保存部134によりメモリ150に一時保存していた復旧ポインタを履歴管理ファイル114に格納した際に、履歴管理ファイル114の全データを図9のバックアップセンタ16側の履歴管理ファイル124にコピーされたことを保証するコピー完了同期処理をネットワークストレージ22に対し要求する。
これを受けてネットワークストレージ22は、リモートコピーの済んでいない履歴管理ファイル114の復旧ポインタを含む管理情報のリモートコピーを実行し、図9のバックアップセンタ装置16側の履歴管理ファイル124に記録する。この履歴管理ファイル114のコピー完了同期はコピー完了同期監視部128で検出され、これによって、現時点で履歴管理ファイル124に保存された復旧ポインタを使用したバックアップセンタ装置16のデータベース復旧処理部126によるデータベースの復旧を可能とする状態が構築される。
図11,図12及び図13は、図9のデータバックアップシステムの処理手順の説明図であり、フェーズF1からフェーズF8に分けて示している。
図11のフェーズF1は、業務センタ装置10を複写元140とし、バックアップセンタ装置16側の転送保存装置14を複写先142としており、複写元140のデータベース110を複写先142のデータベース120にリモートコピーしてコピー完了同期を行った状態である。
図11のフェーズF2は、複写元140のデータベース110にアプリケーションによるトランザクションの実行でデータD1が記録された場合である。これに伴い更新履歴ファイル140には更新履歴データU1が記録される。この場合、ポインタP1が現在記録した更新履歴データU1の記録位置を示している。またフェーズF2のタイミングで複写元140の更新履歴ファイル112のリモートコピーが開始されており、複写先142の更新履歴ファイル122には3つの更新履歴データU1の先頭の1つが記録されている。
図11のフェーズF3は、複写元140のデータベース110に、新たなトランザクションの実行に伴いデータD2が記録された状態である。これに伴い更新履歴ファイル112には更新履歴データU2が記録され、ポインタP2は現在の記録位置を示している。
またフェーズF3においても、履歴管理ファイル112のリモートコピーが継続して行われており、複写先の履歴管理ファイル122には更新履歴データU2の2つと新たな更新履歴データU2の1つが記録されている。ここで複写元140から複写先142に対するディスクのリモートコピーは非同期に行われており、必ずしも格納した順番にコピーされることはなく、ランダムに行われる。
図11のフェーズF4は複写元のデータベース110と複写先のデータベース120との間で再びコピー完了同期がとられた状態であり、このリモートコピー完了同期により、複写元140のデータベース110の全てのデータD1,D2が複写先142のデータベース120に反映されたことが保証される。
複写元のデータベース110と複写先のデータベース120のコピー完了同期が実行されると、この時点で複写元140の更新履歴ファイル112の更新履歴データU2の現在記録位置を示すポインタP2が、履歴管理ファイル114側のメモリ150に一時的に保存される。なお、フェーズF4において、複写元140の履歴管理ファイル114についても複写先140の履歴管理ファイル124に対するリモートコピーが開始されているが、本発明に必要な復旧ポインタについては履歴管理ファイル114に格納されていないため、それ以外の管理情報のリモートコピーを行っている。
図12のフェーズF5は、複写元140のデータベース110にトランザクションの実行に伴い既に格納されたデータD1,D2の3番目のデータに対し更新が行われてデータD3となった場合ある。これに伴い更新履歴ファイル112に更新履歴データU3が記録され、現在の記録位置を示すポインタP3は更新履歴データU3を示している。また履歴管理ファイル112のリモートコピーが継続して行われており、複写先142の更新履歴ファイル122には、フェーズF4と比較すると新たに更新履歴データU3の1つが記録されている。
図12のフェーズF6は、複写元140のデータベース110に対し、フェーズF5のデータベース110におけるデータD1の先頭とデータD2の2番目についてデータの更新が行われてデータD4に変更された場合である。これに伴い更新履歴ファイル112に更新履歴データU4が2つ格納されるが、更新履歴データU4を1つ格納したときに更新履歴ファイル112が満杯となり、これによって次の更新履歴ファイルに切り替えて残りの更新履歴データU4を格納する。
このような更新履歴ファイル112が満杯となって切り替える場合には、満杯となった更新履歴ファイル112について、複写先142の更新履歴ファイル122との間でコピー完了同期を実行する。このコピー完了同期の実行により、複写元140の更新履歴ファイル112の履歴更新データU1,U2,U3及びU4は、全て複写先142の更新履歴ファイル122に反映されたことを保証する。
更新履歴ファイル112の切替えに伴ってコピー完了同期が済むと、履歴管理ファイル114側にあっては、メモリ150に一時保存していた復旧ポインタP2を履歴管理ファイル114に保存する。この復旧ポインタP2の履歴管理ファイル11への保存が済むと、複写先142の履歴管理ファイル144に対するコピー完了同期処理が実行され、複写元140の履歴管理ファイル114の復旧ポインタP2を含む全データが複写先142の履歴管理ファイル124に記録され、両者の同一性が保証される。
このように複写先142の履歴管理ファイル124の複写元140の履歴管理ファイル114に保存している復旧ポインタP2がコピー完了同期により記録された後に、図13のフェーズF7のように複写元140が震災などによりダウンしたとすると、このとき複写元140から複写先142に転送中のデータ及び更新履歴ファイル112書込み途中のデータのみが失われることになる。
図13のフェーズF8は、複写元140がダウンした後の複写先142におけるデータベース復旧処理を示している。複写先142におけるデータベース復旧処理は、履歴管理ファイル124から復旧ポインタP2を読み出し、更新履歴ファイル122の復旧ポインタP2が示す更新履歴データU2以降の更新履歴データ、即ち更新履歴データU3及びU4を順次読み出し、これをフェーズF7の記録状態となっているデータベース120に反映することで、保存済みのD1,D2に対する更新履歴データU3,U4による矢印で示す更新処理による復旧が実行され、データD3,D4の格納状態に復旧することができる。この復旧後のデータベース120の内容は、図12のフェーズF6の複写元140におけるデータベース110の内容と同じになる。
図14は図10の復旧ポインタ管理部116による管理処理のフローチャートである。図14において、ステップS1でデータベースのコピー完了同期か否かをチェックしており、コピー完了同期を判別すると、ステップS2で更新履歴ファイル112の現在更新位置を示すポインタを復旧ポインタとしてメモリ150に一時的に保存する。
続いてステップS3で更新履歴ファイル112の切替え発生を監視しており、切替えが発生すると、ステップS4で更新履歴ファイル112のコピー完了同期処理を要求し、ステップS5で更新履歴ファイルのコピー完了同期を判別すると、ステップS6でメモリの復旧ポインタを履歴管理ファイル114に保存する。
続いてステップS7で履歴管理ファイル114のコピー完了同期処理を要求し、ステップS8で履歴管理ファイル114のコピー完了同期を判別すると、業務センタ装置10のダウンによるリモート先でのデータベースの復旧可能状態が確立され、ステップS9で停止指示の有無をチェックし、停止指示がなければステップS1に戻り、次のデータベースのコピー完了同期のタイミングを待って同様な処理を繰り返す。
図15は図9のデータベース復旧処理部126による復旧処理のフローチャートである。図15においてデータベース復旧処理は、ステップS1で履歴管理ファイル124から復旧ポインタを取り出し、ステップS2で履歴管理ファイル124に復旧ポインタをセットする。続いてステップS3で復旧ポインタ以降の更新履歴データを更新履歴ファイル122から読み出し、データベース120を更新する。このステップS3の更新履歴データに基づくデータベースの更新を、ステップS4で更新履歴データがなくなるまで繰り返し、一連の処理を終了する。
このようなデータベース及び履歴管理ファイルをバックアップ先にリモートコピーするデータバックアップシステムによれば、図2に示した更新履歴ファイルのみをバックアップ先にリモートコピーする場合に比べ、データベースを媒体に格納して輸送する手間が不要となり、また業務センタ側がダウンした際のバックアップセンタ側における復旧の際にバックアップ用の媒体からデータベースをリストアする必要がないため、データベースの復旧に要する手間及び時間を大幅に短縮することができる。
なお、図1のリモートコピーのためのネットワークストレージ22,36としては、リモートコピーの信頼性を保証するために二重化するようにしても良い。また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴を列挙する次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
ホストによるアプリケーションの実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新する業務センタ装置と、
前記業務センタ装置で前記更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、ネットワークを介して前記更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピー装置と、
前記業務センタ装置がダウンした際に、前記バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、前記管理ファイルの参照により前記バックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップセンタ装置と、
を備えたことを特徴とするデータバックアップシステム。(1)
(付記2)
付記1記載のデータバックアップシステムに於いて、
前記更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、ブロック順序番号を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含む更新履歴ブロックデータであり、
前記バックアップセンタ装置は、前記バックアップ更新履歴ファイルの更新履歴ブロックデータにより前記バックアップデータベースを更新する際に、前記ブロック順序番号から更新履歴ブロックデータの連続性を判別し、連続性がある場合は前記バックアップデータベースを更新し、連続性がない場合は前記バックアップデータベースの更新を中断することを特徴とするデータバックアップシステム。(2)
(付記3)
付記1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記バックアップセンタ装置は、前記管理ファイルに前記更新履歴ファイルの使用状況を示す管理データとして、前記バックアップ更新履歴ファイル毎に、ファイル番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを生成して記録することを特徴とするデータバックアップシステム。(3)
(付記4)
付記1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記リモートコピー装置は、ネットワークを介して遠隔地との間でデータを転送するリモートアダプタと、前記ホストからの入出力コマンドを処理するデバイスアダプタと、前記デバイスアダプタの入出力コマンドの実行に伴ってデータを記録又は再生する複数のデバイスを備えたドライブエンクロージャとから構成されたネットワークストレージ装置を、前記業務センタ装置と更新履歴データの転送先の各々に設けてネットワーク接続したことを特徴とするデータバックアップシステム。(4)
(付記5)
付記4記載のデータバックアップシステムに於いて、前記転送先のネットワークストレージ装置を、前記バックアップセンタ装置と共に設置したことを特徴とするデータバックアップシステム。
(付記6)
付記4記載のデータバックアップシステムに於いて、前記転送先のネットワークストレージ装置をネットワークを介して分離設置された前記バックアップセンタ装置と接続したことを特徴とするデータバックアップシステム。
(付記7)
付記1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記バックアップセンタ装置は、前記業務センタ装置のダウンを判別した際に、前記リモートコピー装置の転送動作を停止して前記バックアップ更新履歴ファイルの内容を確定させることを特徴とするデータバックアップシステム。
(付記8)
付記1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記バックアップセンタ装置は、前記バックアップ更新履歴ファイルの管理データを復元した際に、システム立上げ時に保存された初期バックアップファイル及び既に作成済みの管理データとの間で更新順に関連付けて前記管理ファイルに記録することを特徴とするデータバックアップシステム。
(付記9)
業務センタ装置からバックアップセンタ装置側にデータを転送してファイルにコピーするリモートコピー装置を備えたデータバックアップ方法に於いて、
前記業務センタ装置に設けたホストのアプリケーション実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新するデータベース更新ステップと、
前記更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、前記リモートコピー装置によりネットワークを介して前記更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピーステップと、
前記業務センタ装置がダウンした際に、前記バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、前記管理ファイルの参照により前記バックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップ処理ステップと、
を備えたことを特徴とするデータバックアップ方法。(3)
(付記10)
付記9記載のデータバックアップ方法に於いて、
前記更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、ブロック順序番号を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含む更新履歴ブロックデータであり、
前記バックアップセンタ装置は、前記バックアップ更新履歴ファイルの更新履歴ブロックデータで前記バックアップデータベースを更新する際に、前記ブロック順序番号から更新履歴ブロックデータの連続性を判別し、連続性がある場合は前記バックアップデータベースを更新し、連続性がない場合は前記バックアップデータベースの更新を中断することを特徴とするデータバックアップ方法。
(付記11)
付記9記載のデータバックアップ方法に於いて、前記バックアップセンタ装置は、前記管理ファイルに前記更新履歴ファイルの使用状況を示す管理データとして、前記バックアップ更新履歴ファイル毎に、ファイル番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを生成して記録することを特徴とするデータバックアップ方法。
(付記12)
付記9記載のデータバックアップ方法に於いて、前記バックアップ処理ステップは、前記業務センタ装置のダウンを判別した際に、前記更新履歴データの転送コピー動作を停止して前記バックアップ更新履歴ファイルの内容を確定させることを特徴とするデータバックアップ方法。
(付記13)
付記9記載のデータバックアップ方法に於いて、前記バックアップ処理ステップは、前記バックアップ更新履歴ファイルから管理データを復元した際に、システム立上げ時に保存された初期バックアップファイル及び既に作成済みの管理データとの間で関連付けて前記管理ファイルに記録することを特徴とするデータバックアップ方法。
(付記14)
付記9記載のデータバックアップ方法に於いて、
前記更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、更新履歴ファイル番号、ブロック順序番号及び論理時刻を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含むブロックデータであり、
前記バックアップ処理ステップは、バックアップ更新履歴ファイル毎に、バックアップ更新履歴ファイルの番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを含む使用状況の管理データを生成して記録することを特徴とするデータバックアップ方法。
(付記15)
業務センタ装置からバックアップセンタ装置側にデータを転送してファイルにコピーするリモートコピー装置に、
前記業務センタ装置に設けたホストのアプリケーション実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新するデータベース更新ステップと、
前記更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、前記リモートコピー装置によりネットワークを介して前記更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピーステップと、
前記業務センタ装置がダウンした際に、前記バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、前記管理ファイルの参照により前記バックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップ処理ステップと、
を実行させることを特徴とするデータバックアッププログラム。(5)
(付記16)
ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、前記データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び前記更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
前記業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介して前記バックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ更新履歴ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
前記業務センタ装置に設けられ、前記データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタを一時保存し、その後に前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保持した前記復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存すると共に前記バックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理部と、
前記バックアップセンタに設けられ、前記業務センタがダウンした際に、前記バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降の前記バックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理部と、
を備えたことを特徴とするデータバックアップシステム。(6)
(付記17)
付記16記載のデータバックアップシステムに於いて、前記復旧ポインタ管理部は、
前記リモートコピー装置による前記データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタをメモリに一時記憶する復旧ポインタ一時保存部と、
前記更新履歴ファイルが満杯となって別の更新履歴ファイルに切り替える際に、前記リモートコピー装置に前記更新履歴ファイルの全データがバックアップ用更新履歴ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する更新履歴ファイル同期要求部と、
前記リモートコピー装置による前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー同期完了を検出した際に、前記メモリに一時記憶した復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存する復旧ポインタ保存部と、
前記リモートコピー装置に、前記復旧ポインタを保存した履歴管理ファイルの全データがバックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する履歴管理ファイル同期要求部と、
を備えたことを特徴とするデータバックアップシステム。
(付記18)
ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、前記データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び前記更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
前記業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介して前記バックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ更新履歴ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
を備えたデータバックアップ方法に於いて、
前記データベースと前記バックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタを一時保存し、前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保存した前記復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存すると共に前記バックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理ステップと、
前記バックアップセンタに設けられ、前記業務センタがダウンした際に、前記バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降の前記バックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理ステップと、
を備えたことを特徴とするデータバックアップ方法。(7)
(付記19)
付記18記載のデータバックアップ方法に於いて、前記復旧ポインタ管理ステップは、
前記リモートコピー装置による前記データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタをメモリに一時記憶する復旧ポインタ一時保存ステップと、
前記更新履歴ファイルが満杯となって別の更新履歴ファイルに切り替える際に、前記リモートコピー装置に前記更新履歴ファイルの全データがバックアップ用更新履歴ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する更新履歴ファイル同期要求ステップと、
前記リモートコピー装置による前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルの同期状態を検出した際に、前記メモリに一時記憶した復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存する復旧ポインタ保存ステップと、
前記リモートコピー装置に、前記復旧ポインタを保存した履歴管理ファイルの全データがバックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を要求する履歴管理ファイル同期要求ステップと、
を備えたことを特徴とするデータバックアップ方法。
本発明のデータバックアップシステム構成のブロック図 本発明によるデータバックアップシステムの機能構成のブロック図 図2のバックアップ更新履歴ファイルの説明図 図3のバックアップ更新履歴ファイルに格納する更新履歴ブロックデータの説明図 図2の復元管理ファイルの説明図 図2の業務センタ装置によるデータベース更新処理のフローチャート 図2の業務センタ装置のネットワークストレージによる転送コピー処理のフローチャート 図2のバックアップセンタにおけるバックアップ処理のフローチャート データベース及び更新履歴ファイルをリモートコピーする本発明のデータバックアップシステムの機能構成のブロック図 図9の業務センタ装置に設けた復旧ポインタ管理部の機能構成のブロック図 図9のデータバックアップシステムの処理手順の説明図 図11に続く図9のデータバックアップシステムの処理手順の説明図 図12に続く図9のデータバックアップシステムの処理手順の説明図 図10の復旧ポインタ管理部による管理処理のフローチャート 図9のデータベース復旧処理部による復旧処理のフローチャート
符号の説明
10,10−1〜10−3:業務センタ装置
12:ネットワーク
14,14−1〜14−3:転送保存装置
16:バックアップセンタ装置
18:ホスト
20:アプリケーション処理部
22,36,46:ネットワークストレージ
24,38,48:ファイバーチャネルリモートアダプタ
25,35:転送キュー
26,40,50:デバイスアダプタ
27:キュー
28,30,42,44,52,54:ドライブエンクロージャ
32,58:バックアップ用デバイスアダプタ
34,60:バックアップ用デバイス
56:バックアップコンピュータ
62,112:更新履歴ファイル
64,78:管理ファイル
65,82:初期バックアップファイル
66,110,110−1,110−2:データベース
68,70,72,74,122:バックアップ更新履歴ファイル
76:管理ファイル復元部
80:データベース復旧部
84,120:バックアップデータベース
86:更新履歴ブロックデータ
86−1〜86−4:ブロックデータ
88:ブロック制御部
90−1,90−2:レコード制御部
92−1,92−2:更新データ
94:チェックID
96:更新履歴ファイル番号
98:ブロック順序番号
100,102:論理時刻
104−11〜104−mn:管理データ
114,124:履歴管理ファイル
116:復旧ポイント管理部
126:データベース復旧処理部
128:コピー完了同期監視部
130:復旧ポインタ一時保存部
132:更新履歴ファイル同期要求部
134:復旧ポインタ保存部
136:履歴管理ファイル同期要求部
138:制御部
140:複写元
142:複写先
150:メモリ

Claims (7)

  1. ホストによるアプリケーションの実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新する業務センタ装置と、
    前記業務センタ装置で前記更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、ネットワークを介して前記更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピー装置と、
    前記業務センタ装置がダウンした際に、前記バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、前記管理ファイルの参照により前記バックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップセンタ装置と、
    を備えたことを特徴とするデータバックアップシステム。
  2. 請求項1記載のデータバックアップシステムに於いて、
    前記更新履歴ファイルに格納される更新履歴データは、ブロック順序番号を含むブロック制御部をヘッダとして1又は複数の更新データを含む更新履歴ブロックデータであり、
    前記バックアップセンタ装置は、前記バックアップ更新履歴ファイルの更新履歴ブロックデータにより前記バックアップデータベースを更新する際に、前記ブロック順序番号から更新履歴ブロックデータの連続性を判別し、連続性がある場合は前記バックアップデータベースを更新し、連続性がない場合は前記バックアップデータベースの更新を中断することを特徴とするデータバックアップシステム。
  3. 請求項1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記バックアップセンタ装置は、前記管理ファイルに前記更新履歴ファイルの使用状況を示す管理データとして、前記バックアップ更新履歴ファイル毎に、ファイル番号、現在の最終ブロック順序番号、最新使用ファイルの有無を示すフラグを生成して記録することを特徴とするデータバックアップシステム。
  4. 請求項1記載のデータバックアップシステムに於いて、前記リモートコピー装置は、ネットワークを介して遠隔地との間でデータを転送するリモートアダプタと、前記ホストからの入出力コマンドを処理するデバイスアダプタと、前記デバイスアダプタの入出力コマンドの実行に伴ってデータを記録又は再生する複数のデバイスを備えたドライブエンクロージャとから構成されたネットワークストレージ装置を、前記業務センタ装置と更新履歴データの転送先の各々に設けてネットワーク接続したことを特徴とするデータバックアップシステム。
  5. 業務センタ装置からバックアップセンタ装置側にデータを転送してファイルにコピーするリモートコピー装置を備えたデータバックアップ方法に於いて、
    前記業務センタ装置に設けたホストのアプリケーション実行に伴ってデータを更新した際に、更新履歴ファイルに更新履歴データを記録すると共にデータベースを更新するデータベース更新ステップと、
    前記更新履歴ファイルに更新履歴データを記録する毎に、前記リモートコピー装置によりネットワークを介して前記更新履歴データを転送して転送先のバックアップ更新履歴ファイルに記録するリモートコピーステップと、
    前記業務センタ装置がダウンした際に、前記バックアップ更新履歴ファイルからその使用状況を管理する管理ファイルを復元し、前記管理ファイルの参照により前記バックアップ更新履歴ファイルから更新履歴データの不連続性を判別するまで順次読出してバックアップ用データベースを更新するバックアップ処理ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータバックアップ方法。
  6. ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、前記データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び前記更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
    バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
    前記業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介して前記バックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
    前記業務センタ装置に設けられ、前記データベースとバックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタを一時保存し、その後に前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保持した前記復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存すると共に前記バックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理部と、
    前記バックアップセンタに設けられ、前記業務センタがダウンした際に、前記バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降の前記バックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理部と、
    を備えたことを特徴とするデータバックアップシステム。
  7. ホストによるアプリケーションの実行に伴って更新されるデータベース、前記データベースの更新履歴データを記録する更新履歴ファイル及び前記更新履歴ファイルの管理情報を記録する履歴管理ファイルを備えた業務センタ装置と、
    バックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ用履歴管理ファイルを備えたバックアップセンタ装置と、
    前記業務センタ装置のデータベース、更新履歴ファイル及び履歴管理ファイルの各データをネットワークを介して前記バックアップセンタ装置に転送してバックアップ用データベース、バックアップ用更新履歴ファイル及びバックアップ更新履歴ファイルの各々に記録すると共に、所望のタイミングでコピー元の全データがコピー先にリモートコピーされたことを保証するコピー完了同期処理を実行するリモートコピー装置と、
    を備えたデータバックアップ方法に於いて、
    前記データベースと前記バックアップ用データベースのコピー完了同期を検出した際に、前記更新履歴ファイルの現在の更新位置を示す復旧ポインタを一時保存し、前記更新履歴ファイルとバックアップ用更新履歴ファイルのコピー完了同期を検出した際に、一時保存した前記復旧ポインタを前記履歴管理ファイルに保存すると共に前記バックアップ用履歴管理ファイルにリモートコピーして同期させる復旧ポインタ管理ステップと、
    前記バックアップセンタに設けられ、前記業務センタがダウンした際に、前記バックアップ履歴管理ファイルに保存している復旧ポインタの指し示す以降の前記バックアップ用更新履歴ファイルの更新履歴データを読み出してバックアップ用データベースを更新するデータベース復旧処理ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータバックアップ方法。
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