JP2000010845A - 分散データベースシステム及びそのデータ整合方法 - Google Patents

分散データベースシステム及びそのデータ整合方法

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JP2000010845A
JP2000010845A JP10169030A JP16903098A JP2000010845A JP 2000010845 A JP2000010845 A JP 2000010845A JP 10169030 A JP10169030 A JP 10169030A JP 16903098 A JP16903098 A JP 16903098A JP 2000010845 A JP2000010845 A JP 2000010845A
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Masahito Matsushita
雅仁 松下
Koichi Sasagawa
耕一 笹川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各サイトにおけるデータの整合を効率的に維
持し保証する。 【解決手段】 サイト101Aでデータを更新すると、
通算更新回数が変更されたことをサイト101Bヘ通報
する。サイト101Bでは、通算更新回数記憶部11B
に記憶されているサイト101Aの更新回数と通報内容
とを比較し、変更された更新回数分の更新ログデータを
送るよう、サイト101Aに要求する。そして、サイト
101Bのデータを更新し、通算更新回数記憶部11B
に記憶されているサイト101Aの通算更新回数を変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重複するデータ
を有する複数のサイトで、非同期に、かつ独立にデータ
の更新が行われても、重複するデータの整合性を維持す
る分散データベースシステム及びそのデータ整合方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、重複してデータを保持する分散デ
ータベースシステムのデータ整合方式としては、2相ロ
ック方式と呼ばれる方式をべ一スに、主に次の三つのロ
ック方式が用いられてきた。ここで例として、オブジェ
クトXが複数の複製x1,…,xmを持つ場合を考え、
データのロック方式を用いてデータを整合する方式につ
いて述べる。
【0003】最初に全ロック方式について述べる。この
方式は、x1,…,xmを全てロックしてから、x1,
…,xmを一斉に更新する。この方式では、全複製をロ
ックする必要があり、通信と処理の負荷が大きくなる。
また、いずれかのサイトに障害が発生し、全複製をロッ
クできなかった場合は、正常にサービスを続けているサ
イトのデータに対しても、更新処理が実行されない。
【0004】次に多数決ロック方式について述べる。こ
の方式は、x1,…,xmのうち、過半数以上の複製に
対しロックができた時点から、ロックできたサイトに対
し順次更新処理を開始する。全ロック方式に比べ、何ら
の障害が発生しなかった場合は、全複製データの更新に
要する時間が短縮されるが、更新処理開始後に、未ロッ
クのサイトで障害が発生した場合は、既に更新処理を実
行済みのサイトで、処理前の状態に戻すアボート処理を
発生させる必要があり、かえって処理負荷が大きくな
る。
【0005】次にプライマリーデータロック方式につい
て述べる。この方式は、x1,…,xmのうち、どれか
一つのデータをプライマリデータとし、他の重複データ
はプライマリデータからコピーされる。データの更新に
際しては、このプライマリデータだけをロックして、プ
ライマリデータだけを更新し、後で他の複製データにコ
ピーすることによりデータの整合性を保証する。この方
式では、プライマリデータだけをロックすれぱ更新処理
が可能なため、更新処理に要する時間は、全ロック方式
や多数決ロック方式に比べて短いが、プライマリデータ
を保持するサイトで障害が発生すると、更新処理ができ
なくなる。
【0006】また、他のサイトのデータをロックする必
要のないデータ更新方式としては、特開昭63−278
155号公報に示されたものがある。図10は、特開昭
63−278155に記載された従来の分散データベー
スシステムの構成を示すブロック図である。図におい
て、1001A,1001Bは計算機システム、100
2A,1002Bは端末、1009A,1009Bは更
新ログ情報を格納するログデータセット、1010A,
1010Bは、同じ内容のデータが展開されたデータベ
ースである。
【0007】また、計算機システム1001A,100
1Bにおいて、1003A,1003Bは、データベー
ス1010A,1010Bヘの参照、更新を処理する応
用処理部、1004A,1004Bは、各データベース
1010A,1010Bの整合性を保証するデータ整合
処理部、1005A,1005Bは、更新ログを他の計
算機システムに転送する更新ログ転送部、1006A,
1006Bは、他の計算機システムから送られてきた更
新ログを自計算機システムに反映する更新反映処理部、
1007A,1007Bは、データベース1010A,
1010Bヘのアクセス機能を提供するデータ管理部、
1008A,1008Bは、更新ログ情報を収集する更
新履歴保存処理部である。
【0008】次に動作について説明する。これらのデー
タベース1010A,1010Bは、それぞれ計算機シ
ステム1001A,1001Bにおいて、応用処理部1
003A,1003B及びデータ管理部1007A,1
007Bを介して、非同期でかつ独立に、参照され更新
される。
【0009】更新履歴保存処理部1008A,1008
Bは、データベース1010A,1010Bを更新する
ときに、そのレコードの論理キー、変更項目名、変更項
目値などの更新ログ情報を、それぞれログデータセット
1009A,1009Bに出力する。
【0010】更新ログ転送部1005A,1005B
は、例えば夜間などに定期的に、自サイトのログデータ
セット1009A,1009Bに格納された更新ログ情
報を、相手サイトの更新反映処理部1006B,100
6Aに転送する。
【0011】更新反映処理部1006A,1006B
は、相手サイトから送られた更新ログ情報を受け取る
と、相手サイトにおける更新差分(各論理キーごとの更
新内容の最終値又は開始値と最終値)と、自サイトにお
ける更新差分を算出し、両者を比較する。そして相手サ
イトにおける更新項目が、自サイトで更新されていない
場合には、更新反映処理部1006A,1006Bは、
自サイトのデータベース1010A,1010Bに、そ
の更新内容を反映する。
【0012】更新ログについての受信処理が完了する
と、発信側サイトにその旨を報告し、発信側サイトで
は、次回の転送分に既に反映済みの内容を含まないよう
にマークする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散データベー
スシステムは、以上のように構成されているので、デー
タをロックする方式では、更新処理を行いたいサイト
が、更新に先立って他のサイトに存在するデータをロッ
クする必要があるため、ロックされるべきデータを保持
しているサイトに障害が発生した場合に、データの更新
を行えないという課題があった。
【0014】また、データのロックを必要としない特開
昭63−278155号公報に示された方式では、自サ
イトで発生した更新内容を、他のサイトのデータに反映
させるため、各サイトに対し個別に更新ログの送信を行
う必要があり、このため各サイトは、予め自分以外のサ
イトの存在や通信路上でのアドレスを全て知っておかね
ばならず、新規サイトの増設や、不要サイトの削減に関
する変更が容易ではないという課題があった。また各サ
イトでは、障害が発生して停止しているサイトを随時把
握しておかないと、受取手のいない更新ログを送信しよ
うとし、無駄な通信負荷を発生させてしまうという課題
があった。
【0015】さらに、自サイトで発生した更新が、相手
サイトのデータベースに反映されたかどうかを相手サイ
トからの更新ログ受信処理完了報告によって管理し、次
回の更新ログ送信時の送信内容に反映させなくてはなら
ない。これは更新ログの発信側サイトが、受信側サイト
の受信完了状態を保持していなければならないというこ
とであり、この方式では、分散データベースシステムに
接続されるサイト数が増加すると、各サイト内で保持さ
れるべき他サイトの受信完了状態の管理に関する負荷が
増大するという課題があった。
【0016】以上のように、ロックを必要としない方式
では、各サイトが自サイトの更新ログのうち、どこから
どこまでを、どのサイトに送るべきかを全て管理する必
要があり、効率的に整合性を維持するためには、他サイ
トのアドレス、障害発生状況、整合度合いなどの他サイ
トの状態を常に把握しておかなけれぱならず、サイト数
が増えると管理負荷も増大するという課題があった。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、重複データを保持する分散データ
ベースシステムにおいて、各サイトで他のサイトとは非
同期でかつ独立にデータを更新しても、整合性が維持さ
れ、また各サイトでは、自サイトで発生した更新内容
が、他のサイトのデータに反映されたかどうかなどを関
知する必要はなく、各サイトが他のサイトで発生したデ
ータ更新の内容を収集し、自サイトのデータを更新する
ことで、データの整合を効率的に維持し保証できる分散
データベースシステム及びそのデータ整合方法を得るこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る分散デー
タベースシステムは、重複するデータを有する複数のサ
イトにより構成されたものにおいて、上記各サイトが、
自サイト及び他サイトで発生した上記データの更新回数
を記憶する通算更新回数記憶部と、上記データと、上記
自サイトで更新した上記更新回数が付加された更新ログ
データとを記憶するデータベースと、上記自サイトで発
生した更新処理に基づき、上記データベースに記憶され
ているデータを更新し、上記データベースに上記更新回
数が付加された更新ログデータを記憶して、上記通算更
新回数記憶部に記憶された上記自サイトの更新回数を更
新すると共に、上記他サイトから送信された更新ログデ
ータに基づき、上記データベースに記憶されているデー
タを更新して、上記通算更新回数記憶部に記憶されてい
る上記他サイトの更新回数を更新するデータベース管理
部と、上記自サイトで発生した上記データの更新回数を
上記他サイトに送信し、上記他サイトから送信された上
記他サイトのデータの更新回数を受信すると共に、上記
自サイトで発生した上記更新ログデータを上記他サイト
に送信し、上記他サイトから送信された上記更新ログデ
ータを受信する通信部と、上記他サイトから送信された
上記他サイトの更新回数と、上記通算更新回数記憶部に
記憶された上記他サイトの更新回数を比較し、その差分
の更新回数分の更新ログデータを、上記他サイトから入
手し、上記データベース管理部に上記自サイトのデータ
の更新を指示する差分整合部とを備えたものである。
【0019】この発明に係る分散データベースシステム
は、重複するデータを有する複数のサイトにより構成さ
れたものにおいて、上記各サイトが、自サイト及び他サ
イトで発生した上記データの更新通算回数に対応した更
新ログ通算番号を記憶している更新ログ通算番号管理部
と、上記データと、上記自サイトで更新した上記更新ロ
グ通算番号が付加された更新ログデータとを記憶するデ
ータ記憶部と、上記自サイトで発生した更新処理に基づ
き、上記データ記憶部に記憶されているデータを更新
し、上記データ記憶部に上記更新ログ通算番号が付加さ
れた更新ログデータを記憶して、上記更新ログ通算番号
管理部に記憶された上記自サイトの更新ログ通算番号を
更新すると共に、上記他サイトから送信された更新ログ
データに基づき、上記データ記憶部に記憶されているデ
ータを更新して、上記更新ログ通算番号管理部に記億さ
れている上記他サイトの更新ログ通算番号を更新するデ
ータ更新処理部と、上記自サイトで発生した更新処理ご
とに、上記更新された自サイトの更新ログ通算番号を上
記他サイトに送信する更新ログ通算番号送信部と、上記
他サイトから送信された上記他サイトの更新ログ通算番
号を受信する更新ログ通算番号受信部と、上記更新ログ
通算番号受信部が受信した上記他サイトの更新ログ通算
番号と、上記更新ログ通算番号管理部に記憶された上記
他サイトの更新ログ通算番号を比較し、その差分の更新
ログ通算番号に対応した更新ログデータの送信要求を行
うログ通算番号比較部と、上記更新ログデータの送信要
求に基づき、上記データ記憶部に記憶されている更新ロ
グデータを送信する更新ログデータ送信処理部とを備え
たものである。
【0020】この発明に係る分散データベースシステム
は、重複するデータを有する複数のサイトにより構成さ
れたものにおいて、上記各サイトが、自サイト及び他サ
イトで発生した上記データの更新通算回数に対応した更
新ログ通算番号を記憶している更新ログ通算番号管理部
と、上記データと、上記自サイトで更新した上記更新ロ
グ通算番号が付加された更新ログデータとを記憶するデ
ータ記憶部と、上記自サイトで発生した更新処理に基づ
き、上記データ記億部に記憶されているデータを更新
し、上記データ記憶部に上記更新ログ通算番号が付加さ
れた更新ログデータを記憶して、上記更新ログ通算番号
管理部に記憶された上記自サイトの更新ログ通算番号を
更新すると共に、上記他サイトから送信された更新ログ
データに基づき、上記データ記憶部に記憶されているデ
ータを更新して、上記更新ログ通算番号管理部に記憶さ
れている上記他サイトの更新ログ通算番号を更新するデ
ータ更新処理部と、上記自サイトで発生した更新処理ご
とに、上記更新された自サイトの更新ログ通算番号を上
記他サイトに送信する更新ログ通算番号送信部と、上記
他サイトから送信された上記他サイトの更新ログ通算番
号を受信する更新ログ通算番号受信部と、上記更新ログ
通算番号受信部が受信した上記他サイトの更新ログ通算
番号と、上記更新ログ通算番号管理部に記憶された上記
他サイトの更新ログ通算番号を比較し、上記データ更新
処理部に、上記他サイトからの更新ログデータに基づく
データの更新を指示するログ通算番号比較部と、上記自
サイトで発生した更新処理ごとに、上記データ記憶部に
記憶されている更新ログデータを送信する更新ログデー
タ送信処理部とを備えたものである。
【0021】この発明に係る分散データベースシステム
は、データ記憶部が、データ更新のあった更新時刻が付
加された更新ログデータを記憶し、更新ログデータ送信
処理部が、上記更新時刻が付加された更新ログデータを
送信し、データ更新処理部が、複数のサイトより上記更
新時刻が付加された更新ログデータを受信した場合、最
も新しい更新時刻が付加された更新ログデータに基づ
き、上記データ記憶部に記憶されているデータを更新し
て、更新ログ通算番号管理部に記憶されている他サイト
の更新ログ通算番号を更新するものである。
【0022】この発明に係る分散データベースシステム
は、更新ログ通算番号受信部が、更新ログ通算番号管理
部により記憶されていない未知のサイトからの更新ログ
通算番号を受信した場合、上記更新ログ通算番号管理部
に、上記未知のサイトの更新ログ通算番号を加えるサイ
ト情報更新処理部を備えたものである。
【0023】この発明に係る分散データベースシステム
は、あるサイトが分散データベースシステムより離脱す
る場合、サイト情報更新処理部が、更新ログ通算番号管
理部に記憶されている上記サイトの更新ログ通算番号を
抹消するものである。
【0024】この発明に係る分散データベースシステム
は、更新ログ通算番号管理部に記憶されている自サイト
の更新ログ通算番号を、更新ログ通算番号送信部に、所
定の期間ごとに他サイトヘ送信させるタイマー処理部を
備えたものである。
【0025】この発明に係る分散データベースシステム
は、更新ログ通算番号管理部に記憶されている自サイト
の更新ログ通算番号と、全ての他サイトの更新ログ通算
番号管理部に記憶されている自サイトの更新ログ通算番
号とが一致していることを確認し、上記自サイトの更新
ログ通算番号を所定の値にリセットする更新ログ通算番
号リセット部を備えたものである。
【0026】この発明に係る分散データベースシステム
のデータ整合方法は、重複するデータを有する複数のサ
イトにより構成されたものにおいて、第1のサイトで発
生したデータ更新要求に基づき、上記第1のサイトのデ
ータと更新回数を更新すると共に、上記更新回数が付加
された更新ログデータを記憶するステップと、上記第1
のサイトの更新された更新回数を第2のサイトへ送信す
るステップと、上記更新された更新回数を受信し、上記
第2のサイトで記憶している上記第1のサイトの更新回
数と比較するステップと、上記比較の結果、その差分の
更新回数分の上記更新ログデータの送信要求を、上記第
1のサイトへ行うステップと、上記送信要求に基づき、
上記差分の更新回数分の更新ログデータを上記第2のサ
イトへ送信するステップと、送信された上記更新ログデ
ータを受信し、上記第2のサイトのデータを更新すると
共に、記憶している上記第1のサイトの更新回数を更新
するステップとを備えたものである。
【0027】この発明に係る分散データベースシステム
のデータ整合方法は、重複するデータを有する複数のサ
イトにより構成されたものにおいて、第1のサイトで発
生したデータ更新要求に基づき、上記第1のサイトのデ
ータと、更新通算回数に対応した更新ログ通算番号を更
新すると共に、上記更新ログ通算番号が付加された更新
ログデータを記憶するステップと、上記第1のサイトの
更新された更新ログ通算番号を第2のサイトへ送信する
ステップと、上記更新された更新ログ通算番号を受信
し、上記第2のサイトで記憶している上記第1のサイト
の更新ログ通算番号と比較するステップと、上記比較の
結果、その差分の更新ログ通算番号に対応した上記更新
ログデータの送信要求を、上記第1のサイトへ行うステ
ップと、上記送信要求に基づき、上記差分の更新ログ通
算番号に対応した更新ログデータを上記第2のサイトへ
送信するステップと、送信された上記更新ログデータを
受信し、上記第2のサイトのデータを更新すると共に、
記憶している上記第1のサイトの更新ログ通算番号を更
新するステップとを備えたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、実施の形態1による分散データ
ベースシステムの構成を示すブロック図である。図にお
いて、101A,101Bは、分散され重複したデータ
ベース15A,15Bをそれぞれ保有するサイト、11
A,11Bは、自サイト及び他のサイトで発生した通算
更新回数を記憶する通算更新回数記憶部、12A,12
Bは各サイト101A,101Bの通信処理を行う通信
部、13A,13Bは、他のサイトで発生した更新によ
る差分データを通信部12A,12Bを通じて入手し、
データベース15A,15Bの整合性を維持する差分整
合部、14A,14Bは、データベース15A,15B
を管理するデータベース管理部である。また、データベ
ース15A,15Bには、データと、更新された部分の
データを示す更新回数が付加された更新ログデータとが
記憶されている。
【0029】図2は、通算更新回数記憶部11A,11
Bに記憶されている全サイトの通算更新回数の例を示す
図である。ここに記録される通算更新回数とは、各サイ
ト自身が起因となった現在までの更新回数を示してい
る。すなわち、この図では、サイト101Aでは現在ま
でに5回、サイト101Bでは現在までに3回の更新が
発生したことを示している。例えば、サイト101Aで
発生し、サイト101Bに反映された更新は、この図の
サイト101Bの更新回数には含まれない。
【0030】次に動作について説明する。図3は、実施
の形態1による分散データベースシステムの処理を示す
フローチャートである。まずステップST11におい
て、サイト101Aでデータの更新要求が発生すると、
ステップST12において、サイト101Aでは、デー
タベース管理部14Aがデータベース15Aのデータを
更新し、更新回数が付加された更新ログデータを記憶す
る。次にステップST13において、データベース管理
部14Aは、通算更新回数記憶部11Aに記憶されてい
る自サイトの通算更新回数KAaをKAa+1にする。
ここで、図2の内容が記憶されていた場合は、通算更新
回数5を6に変更する。このときサイト101Bの更新
回数KAbは変化させない。
【0031】そしてステップST14において、通算更
新回数記憶部11Aは、通信部12Aを介して、自サイ
トの通算更新回数が変更されて、KAa+1になったこ
とをサイト101Bヘ通報する。次にステップST15
において、サイト101Bの通信部12Bは、このサイ
ト101Aからの通算更新回数の変更(KAa+1)を
受信し、ステップST16において、差分整合部13B
が、通算更新回数記憶部11Bに記憶されているサイト
101Aの更新回数KBaを調べて、受信した(KAa
+1)と比較する。このとき、KBa=KAa+1の場
合は、サイト101Aで発生したデータベースの変更
は、すでにサイト101Bで反映済みであるので、処理
を終了する。
【0032】またステップST16において、KBa≠
KAa+1の場合は、ステップST17において、サイ
ト101Aで発生した更新のうち、KBa+1回目から
KAa+1回目までの更新ログデータの送信を、サイト
101Bの差分整合部13Bがサイト101Aに要求す
る。そしてステップST18において、サイト101A
の通信部12Aがサイト101Bからの更新ログデータ
の送信要求を受信すると、ステップST19において、
サイト101Aのデータベース管理部14Aは、要求さ
れたKBa+1回目からKAa+1回目までの更新ログ
データを、データベース15Aから読み出して、サイト
101Bへ送信する。
【0033】ステップST20において、サイト101
Bでは、差分整合部13Bは、サイト101Aから送ら
れた更新ログデータを用いて、更新処理プロセスを発生
させ、データベース管理部14Bは、データベース15
Bを書き直すことにより、サイト101Aで発生したデ
ータ更新をサイト101Bに反映させ、データベース内
容の整合性を回復する。また更新ログデータの反映が完
了したら、ステップST21において、サイト101B
のデータベース管理部14Bは、通算更新回数記憶部1
1Bに記憶されているサイト101Aの通算更新回数K
Baを、KAa+1に変更して処理を終了する。
【0034】この実施の形態では、分散されたデータベ
ースをそれぞれ保有するサイトが2つであるが、2つ以
上の複数個あっても、同様にデータの整合を行うことが
できる。この場合、通算更新回数の変更を送信すると
き、同報通信で送信しても良いし、各サイトのアドレス
が分かっていれば、個別に送信しても良い。
【0035】通常、全てのサイトのデータが整合してい
る状態を初期状態とすると、サイト101Aから送られ
てきた最新の通算更新回数と、受信サイト101B内の
通算更新回数記憶部11Bに記憶されている値とは、1
異なるだけである。よって、上記処理において、通信部
12Aから、通算更新回数を通報するとき、更新ログデ
ータを同時に送っても良い。同時に更新ログデータを送
れば、それを受信したサイト101Bが発信元サイト1
01Aに、更新ログデータを要求する通信が省けるた
め、通信負荷を低減することができる。
【0036】また、何らかの障害によって発信元サイト
101Aからの最新の通算更新回数を受信できなかった
サイトでも、当該発信元サイト101Aで次に更新が発
生した場合には、まとめて2回分の更新ログデータを要
求することで、データの整合を回復することができる。
【0037】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、更新要求が発生したサイトで、他サイトとは独立か
つ非同期にデータを更新し、通算更新回数の変更を他の
サイトに連絡することにより、他のサイトは、データを
更新することができると共に、自サイトで発生した更新
内容が、他のサイトのデータに反映されたかどうかなど
を関知する必要はなく、データの整合を効率的に維持し
保証できるという効果が得られる。
【0038】また、更新があった事実を一斉同報通信で
他サイトヘ通報する場合、更新発生サイトがどのサイト
に更新ログデータを送信すべきかを予め知っておく必要
がなく、更新発生サイトの処理負荷が軽減することがで
きるという効果が得られる。
【0039】さらに、通算更新回数と、更新ログデータ
を同時に送信する場合、それを受信したサイトが発信元
サイトに、更新ログデータを要求する通信処理が省ける
ため、通信負荷を低減することができるという効果が得
られる。
【0040】実施の形態2.図4は実施の形態2による
分散データベースシステムの構成を示すブロック図であ
る。図において、101A,101Bは、分散され重複
したデータベースをそれぞれ保有するサイト、102
A,102Bは、全サイトの最新の通算更新回数に対応
した更新ログ通算番号を記憶している更新ログ通算番号
管理部、103A,103Bは、自サイトの更新ログ通
算番号を、他サイトヘ一斉同報通信により通報する更新
ログ通算番号送信部、104A,104Bは、他サイト
から通報された発信元サイトの最新の更新ログ通算番号
を受信する更新ログ通算番号受信部である。
【0041】また、105A,105Bは、更新ログ通
算番号管理部102A,102Bに記憶されている発信
元サイトの更新ログ通算番号と、新たに受信した発信元
サイトの最新の更新ログ通算番号を比較し、一致してい
ない場合には、差分のデータを要求する更新ログデータ
送信要求を、発信元サイトに送信するログ通算番号比較
部、106A、106Bは、データと、自サイトが原因
で発生したデータの更新部分である更新ログ通算番号が
付加された更新ログデータとを記憶しているデータ記憶
部である。
【0042】さらに、107A,107Bは、他サイト
からの更新ログデータ送信要求を受信した場合に、デー
タ記憶部106A,106Bから必要な更新ログデータ
を取り出し、要求元へ返信する更新ログデータ送信処理
部、108A,108Bは、自サイトが原因で発生した
データ更新要求に基づき、データ記憶部106A,10
6Bに記憶されているデータを更新すると共に、更新ロ
グデータ送信要求の返信として他サイトから送られてき
た更新ログデータを、データ記憶部106A,106B
に記憶されているデータに反映させ、かつ自サイトが原
因で発生した更新の場合は、更新ログ通算番号管理部1
02A,102Bの自サイトの更新ログ通算番号を更新
するデータ更新処理部である。
【0043】図4では、2つのサイト101A,101
Bしか示していないが、この実施の形態では、2つ以上
の複数のサイトがあるものとする。
【0044】次に動作について説明する。図5は実施の
形態2による分散データベースシステムの処理を示すフ
ローチャートである。まずステップST31において、
サイト101Aでデータの更新要求が発生すると、ステ
ップST32において、データ更新処理部108Aは、
データ記憶部106Aのデータを更新すると共に、更新
ログ通算番号が付加された更新ログデータを記憶し、ス
テップST33において、データ更新処理部108A
は、更新ログ通算番号管理部102Aに記憶されている
サイト101Aの更新通算番号を、+1して更新する。
【0045】サイト101Aの更新ログ通算番号が変更
されると、ステップST34において、更新ログ通算番
号送信部103Aが、例えばイーサネット通信などで使
われる一斉同報通信を使って、サイト101Bなどの他
サイトに向かってサイト101Aの最新の更新ログ通算
番号を通報する。
【0046】次にステップST35において、サイト1
01Bの更新ログ通算番号受信部104Bは、サイト1
01Aからの最新の更新ログ通算番号を受信し、ログ通
算番号比較部105Bに伝達する。そしてステップST
36において、ログ通算番号比較部105Bは、更新ロ
グ通算番号管理部102Bに記憶されているサイト10
1Aの更新ログ通算番号を読み出し、受信したサイト1
01Aの最新の更新ログ通算番号と比較する。
【0047】上記ステップST36において、比較した
値が同じであれば、サイト101Aのデータの変更はす
でにサイト101Bで反映済みなので、処理を終了す
る。また、比較した値が異なれば、ステップST37に
おいて、ログ通算番号比較部105Bは、更新ログ通算
番号管理部102Bに記憶されていたサイト101Aの
更新ログ通算番号から、受信した最新更新ログ通算番号
までの差分の更新ログデータの送信要求を、サイト10
1Aに送信する。そしてステップST38において、サ
イトA101Aの更新ログデータ送信処理部107A
は、更新ログデータ送信要求を受信し、ステップST3
9において、更新ログデータ送信処理部107Aは、必
要な更新ログデータをデータ記憶部106Aから読み出
してサイト101Bへ送信する。
【0048】次にステップST40において、サイト1
01Bのデータ更新処理部108Bは、サイト101A
から送られてきた更新ログデータを受信し、データ記憶
部106Bに記憶されているデータに更新内容を反映さ
せ、ステップST41において、データ更新処理部10
8Bは、更新ログ通算番号管理部102Bに記憶されて
いるサイト101Aの更新ログ通算番号を、受信した最
新の更新ログ通算番号に変更する。
【0049】通常、全てのサイトのデータが整合してい
る状態を初期状態とすると、サイト101Aから送られ
てきた最新の更新ログ通算番号と、受信サイト101B
内の更新ログ通算番号管理部102Bに記憶されている
値は、1異なるだけである。よって、上記処理におい
て、更新ログ通算番号送信部103Aから、更新ログ通
算番号を通報するとき、更新ログデータ送信処理部10
7Aが、更新ログデータを同時に送っても良い。
【0050】この場合、ログ通算番号比較部105B
は、更新ログ通算番号管理部102Bに記憶されている
サイト101Aの更新ログ通算番号が、受信したサイト
101Aの最新の更新ログ通算番号より1だけ少ないこ
とを確認し、サイト101Aからの更新ログデータを受
信したデータ更新処理部108Bに、データ記憶部10
6Bに記憶されているデータの更新と、更新ログ通算番
号管理部102Bに記憶されているサイト101Aの更
新ログ通算番号の更新を指示する。
【0051】このように、最新の更新ログ通算番号と同
時に、更新ログデータを送れば、それを受信したサイト
101Bが発信元サイト101Aに、更新ログデータを
要求する通信が省けるため、通信負荷を低減することが
できる。
【0052】また、何らかの障害によって発信元サイト
からの最新の更新ログ通算番号を受信できなかったサイ
トでも、当該発信元サイトで次に更新が発生した場合に
は、まとめて2回分の更新ログデータを要求すること
で、データの整合を回復することができる。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、更新要求が発生したサイトで、他サイトとは独立か
つ非同期にデータを更新し、更新ログ通算番号の変更を
他のサイトに連絡することにより、他のサイトは、デー
タの内容を更新することができると共に、自サイトで発
生した更新内容が、他のサイトのデータに反映されたか
どうかなどを関知する必要はなく、データの整合を効率
的に維持し保証できるという効果が得られる。
【0054】また、更新があった事実を一斉同報通信で
他サイトヘ通報するため、更新発生サイトがどのサイト
に更新ログデータを送信すべきかを予め知っておく必要
がなく、更新発生サイトの処理負荷が軽減することがで
きるという効果が得られる。
【0055】さらに、通算更新回数と、更新ログデータ
を同時に送信する場合、それを受信したサイトが発信元
サイトに、更新ログデータを要求する通信処理が省ける
ため、通信負荷を低減することができるという効果が得
られる。
【0056】実施の形態3.図6は実施の形態3による
分散データベースシステムの構成を示すブロック図であ
る。図において、109は、データを記憶すると共に、
更新ログ通算番号及びデータ更新のあった更新時刻が付
加された更新ログデータを記憶するデータ記憶部であ
り、この実施の形態は、実施の形態2の図4におけるデ
ータ記憶部106を、データ記憶部109に置き換えた
ものである。図6では1つのサイトしか示していない
が、この実施の形態では、2つ以上の複数のサイトがあ
るものとする。
【0057】次に動作について説明する。データ記憶部
109は、データの更新時刻を記憶することにより、各
サイトに重複して存在するデータに対し、同時に複数サ
イトで更新が行われた場合、受信側のサイト101のデ
ータ更新処理部108は、もっとも更新時刻の新しい更
新データを有効と判断して更新処理を行うことにより、
データの整合を維持し保証する。
【0058】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、更新時刻が付加された更新ログデータを送信するこ
とで、複数サイトで同じ重複データに更新が発生した場
合でも、最終的に整合性を維持できるという効果が得ら
れる。
【0059】実施の形態4.図7は実施の形態4による
分散データベースシステムの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態は、実施の形態2の図4に、サイト
情報更新処理部110を追加したものである。図7では
1つのサイトしか示していないが、この実施の形態で
は、2つ以上の複数のサイトがあるものとする。
【0060】次に動作について説明する。サイト情報更
新処理部110は、分散データベースシステムに新規の
サイトが追加して接続された場合に、各サイトは、新規
のサイトが追加されたことを、追加されたサイトの更新
ログ通算番号送信部103からの通知によって知り、更
新ログ通算番号管理部102に、追加されたサイトの更
新ログ通算番号記憶場所を確保し、既知サイトに加え
る。
【0061】この追加された未知のサイトを、更新ログ
通算番号管理部102の管理に加えるために、未知サイ
トから受け取る通知は、未知サイトの接続時に、更新ロ
グ通算番号送信部103から出される専用の通知でも良
いし、未知サイトから一斉同報通信で送られてくる最新
の更新ログ通算番号を用いても良い。
【0062】また逆に、分散データベースシステムから
離脱するサイトがあった場合には、離脱する前に、更新
ログ通算番号管理部102は、更新ログ通算番号送信部
103を介して、離脱通知を全サイトに一斉同報通信す
ることで、受信側サイトのサイト情報更新処理部110
が、更新ログ通算番号管理部102の記録から離脱サイ
トの情報を抹消する。
【0063】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、未知のサイトが新たに分散データベースシステムに
加わった場合でも、また、あるサイトが離脱した場合で
も、プログラムの変更等をしなくても、各サイトが自動
的に、新規に追加されたサイトや離脱したサイトを認識
することができるという効果が得られる。
【0064】実施の形態5.図8は実施の形態5による
分散データベースシステムの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態は、実施の形態2の図4に、タイマ
ー処理部111を追加したものである。図8では1つの
サイトしか示していないが、この実施の形態では、2つ
以上の複数のサイトがあるものとする。
【0065】次に動作について説明する。タイマー処理
部111は、予め定められた所定期間毎に、更新ログ通
算番号管理部102に記憶されている自サイトの最新の
更新ログ通算番号を、更新ログ通算番号送信部103
に、他サイトに対し一斉同報通信させる。このタイマー
処理部111からの指示により、更新ログ通算番号送信
部103が、他サイトヘ所定期間毎に自サイトの最新の
更新ログ通算番号を送信することで、万一、データの更
新時に、最新の更新ログ通算番号の通報を取りこぼした
サイトがあったとしても、所定期間後に送られてくる次
の最新の更新ログ通算番号通知を受信して、データの整
合性を回復する。
【0066】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、所定期間毎に自サイトの最新の更新ログ通算番号を
通知し合うことで、更新ログ通算番号受信部104が、
1度、最新の更新ログ通算番号を取りこぼしても、後で
整合性を回復することができるという効果が得られる。
【0067】実施の形態6.図9は実施の形態6による
分散データベースシステムの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態は、実施の形態2の図4に、更新ロ
グ通算番号管理部102に記憶されている更新ログ通算
番号をリセットする更新ログ通算番号リセット部112
を追加したものである。図9では1つのサイトしか示し
ていないが、この実施の形態では、2つ以上の複数のサ
イトがあるものとする。
【0068】次に動作について説明する。更新ログ通算
番号リセット部112は、自サイトの更新ログ通算番号
管理部102に記憶されている更新ログ通算番号を他サ
イトに送信すると共に、他サイトからの更新ログ通算番
号管理部102の記憶されている自サイトの更新ログ通
算番号を受信する。そして自サイトに関する他のサイト
の更新ログ通算番号管理部102に記憶されている更新
ログ通算番号が、全て一致していることを確認すると、
その値を、所定の値、例えば0に設定し直す。この更新
ログ通算番号リセット部112により、更新ログ番号が
各サイトのコンピュータの取り扱える数値の範囲を超え
ることを防止する。
【0069】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、更新ログ通算番号をリセットすることで、各サイト
のコンピュータが扱える数値の限界を更新ログ通算番号
が超えてしまうことを防止できるという効果が得られ
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、更新
要求が発生したサイトで、他サイトとは独立かつ非同期
にデータを更新し、通算更新回数の変更を他のサイトに
連絡することにより、他のサイトは、データを更新する
ことができると共に、自サイトで発生した更新内容が、
他のサイトのデータに反映されたかどうかなどを関知す
る必要はなく、データの整合を効率的に維持し保証でき
るという効果がある。
【0071】この発明によれば、更新要求が発生したサ
イトで、他サイトとは独立かつ非同期にデータを更新
し、更新ログ通算番号の変更を他のサイトに連絡するこ
とにより、他のサイトは、データを更新することができ
ると共に、自サイトで発生した更新内容が、他のサイト
のデータに反映されたかどうかなどを関知する必要はな
く、データの整合を効率的に維持し保証できるという効
果がある。
【0072】この発明によれば、通算更新回数と、更新
ログデータを同時に送信することにより、それを受信し
たサイトが発信元サイトに、更新ログデータを要求する
通信が省けるため、通信負荷を低減することができると
いう効果がある。
【0073】この発明によれば、更新時刻が付加された
更新ログデータを送信することで、複数サイトで同じ重
複データに更新が発生した場合でも、最終的に整合性を
維持できるという効果がある。
【0074】この発明によれば、サイト情報更新処理部
を備えることにより、未知のサイトが新たに分散データ
ベースシステムに加わった場合でも、プログラムの変更
等をしなくても、既存サイトが自動的に新規のデータベ
ースサイトを認識することができるという効果がある。
【0075】この発明によれば、タイマー処理部を備
え、所定期間毎に自サイトの最新の更新ログ通算番号を
通知し合うことで、1度、最新の更新ログ通算番号を更
新ログ通算番号受信部が取りこぼしても、後で整合性を
回復することができるという効果がある。
【0076】この発明によれば、更新ログ通算番号リセ
ット部を備え、更新ログ通算番号をリセットすること
で、各サイトのコンピュータが扱える数値の限界を更新
ログ通算番号が超えてしまうことを防止できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による通算更新回数
記憶部に記憶されている全サイトの通算更新回数の例を
示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による分散データベ
ースシステムの処理を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による分散データベ
ースシステムの処理を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による分散データベ
ースシステムの構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の分散データベースシステムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
11A,11B 通算更新回数記憶部、12A,12B
通信部、13A,13B 差分整合部、14A,14
B データベース管理部、15A,15B データベー
ス、101A,101B サイト、102A,102B
更新ログ通算番号管理部、103A,103B 更新
ログ通算番号送信部、104A,104B 更新ログ通
算番号受信部、105A,105B ログ通算番号比較
部、106A,106B,109 データ記憶部、10
7A,107B 更新ログデータ送信処理部、108
A,108B データ更新処理部、110 サイト情報
更新処理部、111 タイマー処理部、112 更新ロ
グ通算番号リセット部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重複するデータを有する複数のサイトに
    より構成された分散データベースシステムにおいて、 上記各サイトが、 自サイト及び他サイトで発生した上記データの更新回数
    を記憶する通算更新回数記憶部と、 上記データと、上記自サイトで更新した上記更新回数が
    付加された更新ログデータとを記憶するデータベース
    と、 上記自サイトで発生した更新処理に基づき、上記データ
    ベースに記憶されているデータを更新し、上記データベ
    ースに上記更新回数が付加された更新ログデータを記憶
    して、上記通算更新回数記憶部に記憶された上記自サイ
    トの更新回数を更新すると共に、上記他サイトから送信
    された更新ログデータに基づき、上記データベースに記
    憶されているデータを更新して、上記通算更新回数記憶
    部に記憶されている上記他サイトの更新回数を更新する
    データベース管理部と、 上記自サイトで発生した上記データの更新回数を上記他
    サイトに送信し、上記他サイトから送信された上記他サ
    イトのデータの更新回数を受信すると共に、上記自サイ
    トで発生した上記更新ログデータを上記他サイトに送信
    し、上記他サイトから送信された上記更新ログデータを
    受信する通信部と、 上記他サイトから送信された上記他サイトの更新回数
    と、上記通算更新回数記憶部に記憶された上記他サイト
    の更新回数を比較し、その差分の更新回数分の更新ログ
    データを、上記他サイトから入手し、上記データベース
    管理部に上記自サイトのデータの更新を指示する差分整
    合部とを備えたことを特徴とする分散データベースシス
    テム。
  2. 【請求項2】 重複するデータを有する複数のサイトに
    より構成された分散データベースシステムにおいて、 上記各サイトが、 自サイト及び他サイトで発生した上記データの更新通算
    回数に対応した更新ログ通算番号を記憶している更新ロ
    グ通算番号管理部と、 上記データと、上記自サイトで更新した上記更新ログ通
    算番号が付加された更新ログデータとを記憶するデータ
    記憶部と、 上記自サイトで発生した更新処理に基づき、上記データ
    記憶部に記憶されているデータを更新し、上記データ記
    憶部に上記更新ログ通算番号が付加された更新ログデー
    タを記憶して、上記更新ログ通算番号管理部に記憶され
    た上記自サイトの更新ログ通算番号を更新すると共に、
    上記他サイトから送信された更新ログデータに基づき、
    上記データ記憶部に記憶されているデータを更新して、
    上記更新ログ通算番号管理部に記億されている上記他サ
    イトの更新ログ通算番号を更新するデータ更新処理部
    と、 上記自サイトで発生した更新処理ごとに、上記更新され
    た自サイトの更新ログ通算番号を上記他サイトに送信す
    る更新ログ通算番号送信部と、 上記他サイトから送信された上記他サイトの更新ログ通
    算番号を受信する更新ログ通算番号受信部と、 上記更新ログ通算番号受信部が受信した上記他サイトの
    更新ログ通算番号と、上記更新ログ通算番号管理部に記
    憶された上記他サイトの更新ログ通算番号を比較し、そ
    の差分の更新ログ通算番号に対応した更新ログデータの
    送信要求を行うログ通算番号比較部と、 上記更新ログデータの送信要求に基づき、上記データ記
    憶部に記憶されている更新ログデータを送信する更新ロ
    グデータ送信処理部とを備えたことを特徴とする分散デ
    ータベースシステム。
  3. 【請求項3】 重複するデータを有する複数のサイトに
    より構成された分散データベースシステムにおいて、 上記各サイトが、 自サイト及び他サイトで発生した上記データの更新通算
    回数に対応した更新ログ通算番号を記憶している更新ロ
    グ通算番号管理部と、 上記データと、上記自サイトで更新した上記更新ログ通
    算番号が付加された更新ログデータとを記憶するデータ
    記憶部と、 上記自サイトで発生した更新処理に基づき、上記データ
    記億部に記憶されているデータを更新し、上記データ記
    憶部に上記更新ログ通算番号が付加された更新ログデー
    タを記憶して、上記更新ログ通算番号管理部に記憶され
    た上記自サイトの更新ログ通算番号を更新すると共に、
    上記他サイトから送信された更新ログデータに基づき、
    上記データ記憶部に記憶されているデータを更新して、
    上記更新ログ通算番号管理部に記憶されている上記他サ
    イトの更新ログ通算番号を更新するデータ更新処理部
    と、 上記自サイトで発生した更新処理ごとに、上記更新され
    た自サイトの更新ログ通算番号を上記他サイトに送信す
    る更新ログ通算番号送信部と、 上記他サイトから送信された上記他サイトの更新ログ通
    算番号を受信する更新ログ通算番号受信部と、 上記更新ログ通算番号受信部が受信した上記他サイトの
    更新ログ通算番号と、上記更新ログ通算番号管理部に記
    憶された上記他サイトの更新ログ通算番号を比較し、上
    記データ更新処理部に、上記他サイトからの更新ログデ
    ータに基づくデータの更新を指示するログ通算番号比較
    部と、 上記自サイトで発生した更新処理ごとに、上記データ記
    憶部に記憶されている更新ログデータを送信する更新ロ
    グデータ送信処理部とを備えたことを特徴とする分散デ
    ータベースシステム。
  4. 【請求項4】 データ記憶部が、データ更新のあった更
    新時刻が付加された更新ログデータを記憶し、 更新ログデータ送信処理部が、上記更新時刻が付加され
    た更新ログデータを送信し、 データ更新処理部が、複数のサイトより上記更新時刻が
    付加された更新ログデータを受信した場合、最も新しい
    更新時刻が付加された更新ログデータに基づき、上記デ
    ータ記憶部に記憶されているデータを更新して、更新ロ
    グ通算番号管理部に記憶されている他サイトの更新ログ
    通算番号を更新することを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載の分散データベースシステム。
  5. 【請求項5】 更新ログ通算番号受信部が、更新ログ通
    算番号管理部により記憶されていない未知のサイトから
    の更新ログ通算番号を受信した場合、 上記更新ログ通算番号管理部に、上記未知のサイトの更
    新ログ通算番号を加えるサイト情報更新処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の分散デー
    タベースシステム。
  6. 【請求項6】 あるサイトが分散データベースシステム
    より離脱する場合、サイト情報更新処理部が、更新ログ
    通算番号管理部に記憶されている上記サイトの更新ログ
    通算番号を抹消することを特徴とする請求項5記載の分
    散データベースシステム。
  7. 【請求項7】 更新ログ通算番号管理部に記憶されてい
    る自サイトの更新ログ通算番号を、更新ログ通算番号送
    信部に、所定の期間ごとに他サイトヘ送信させるタイマ
    ー処理部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項
    3記載の分散データベースシステム。
  8. 【請求項8】 更新ログ通算番号管理部に記憶されてい
    る自サイトの更新ログ通算番号と、全ての他サイトの更
    新ログ通算番号管理部に記憶されている自サイトの更新
    ログ通算番号とが一致していることを確認し、上記自サ
    イトの更新ログ通算番号を所定の値にリセットする更新
    ログ通算番号リセット部を備えたことを特徴とする請求
    項2又は請求項3記載の分散データベースシステム。
  9. 【請求項9】 重複するデータを有する複数のサイトに
    より構成された分散データベースシステムのデータ整合
    方法において、 第1のサイトで発生したデータ更新要求に基づき、上記
    第1のサイトのデータと更新回数を更新すると共に、上
    記更新回数が付加された更新ログデータを記憶するステ
    ップと、 上記第1のサイトの更新された更新回数を第2のサイト
    へ送信するステップと、 上記更新された更新回数を受信し、上記第2のサイトで
    記憶している上記第1のサイトの更新回数と比較するス
    テップと、 上記比較の結果、その差分の更新回数分の上記更新ログ
    データの送信要求を、上記第1のサイトへ行うステップ
    と、 上記送信要求に基づき、上記差分の更新回数分の更新ロ
    グデータを上記第2のサイトへ送信するステップと、 送信された上記更新ログデータを受信し、上記第2のサ
    イトのデータを更新すると共に、記憶している上記第1
    のサイトの更新回数を更新するステップとを備えたこと
    を特徴とする分散データベースシステムのデータ整合方
    法。
  10. 【請求項10】 重複するデータを有する複数のサイト
    により構成された分散データベースシステムのデータ整
    合方法において、 第1のサイトで発生したデータ更新要求に基づき、上記
    第1のサイトのデータと、更新通算回数に対応した更新
    ログ通算番号を更新すると共に、上記更新ログ通算番号
    が付加された更新ログデータを記憶するステップと、 上記第1のサイトの更新された更新ログ通算番号を第2
    のサイトへ送信するステップと、 上記更新された更新ログ通算番号を受信し、上記第2の
    サイトで記憶している上記第1のサイトの更新ログ通算
    番号と比較するステップと、 上記比較の結果、その差分の更新ログ通算番号に対応し
    た上記更新ログデータの送信要求を、上記第1のサイト
    へ行うステップと、 上記送信要求に基づき、上記差分の更新ログ通算番号に
    対応した更新ログデータを上記第2のサイトへ送信する
    ステップと、 送信された上記更新ログデータを受信し、上記第2のサ
    イトのデータを更新すると共に、記憶している上記第1
    のサイトの更新ログ通算番号を更新するステップとを備
    えたことを特徴とする分散データベースシステムのデー
    タ整合方法。
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