JP4577242B2 - データバックアップシステム、データバックアップ方法、及びその動作制御プログラム - Google Patents

データバックアップシステム、データバックアップ方法、及びその動作制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データバックアップシステム、データバックアップ方法、及びその動作制御プログラムに関し、特に災害復旧システム等で例えば複数のデータセンター相互間でデータをバックアップするためのデータデータバックアップシステム、データバックアップ方法、及びその動作制御プログラムに関する。
地震・洪水等の災害に備えて、1次データセンターとこれをバックアップするバックアップ設備である2次データセンターを有する災害復旧システム(ディザスタ−リカバリシステム:Disaster Recovery System)が知られている。
このようなバックアップ設備を有するシステムにおいて、1次データセンターと2次データセンターは地理的に離して設けられ、1次データセンターのストレージ装置内における記憶装置の複製データが、2次データセンターに設置されているストレージ装置内の記憶装置に格納されている。そして、1次データセンターの被災時に直ちに2次データセンターにおいて業務を再開するためには、1次データセンターの複製元記憶装置の内容と2次データセンターの複製先記憶装置の内容の差分は少ないほうがよい。
記憶装置相互間のデータ複製方法としては、従来より、1次データセンターの複製元記憶装置の内容をテープ等の記憶媒体に書き込み、それを2次データセンターに送付し、その記憶媒体の内容を複製先記憶装置に書き込むことで、複製元記憶装置と複製先記憶装置の内容を一致させる記憶媒体を利用する方法と、1次データセンターと2次データセンターのストレージ装置とを接続した通信回線を経由したストレージ装置のデータ複製機能を利用する方法とがある。
このような通信回線を使用する場合には、リモートストレージ(2次データセンター)へのデータ転送制御を容易にし且つ応答時間の悪化を防止すると共に、サスペンド状態からデータの二重化される状態への移行制御を容易にしてサスペンド状態直前のデータを確実に確保して移行中の耐障害性を向上させることが望ましい。
かかる内容を実現するために、従来例では、マスタストレージ(1次データセンター)に対するホスト装置からの書き込みデータ量を監視し、書き込みデータ量が所定値を超えた場合、サスペンド状態にしてリモートストレージへのデータ転送を自動的に停止し、マスタストレージ内で更新データの差分管理を行うと共に、リモートストレージ内にすでに格納されているデータを第3の記憶装置に格納する例が報告されている(特許文献1参照)。
特開2004−303122号公報
しかしながら、従来の記憶媒体を利用する方法においては、ホスト計算機から複製元記憶装置へ加えられた更新データを複製先記憶装置にコピーするためには、複製元記憶装置への更新内容を書き込んだ記憶媒体を1次データセンタから2次データセンタに送付し、記憶媒体の内容を複製先記憶装置に書き込まなければならないという手間がある。
又、複製元記憶装置と複製先記憶装置の内容を一致させようとする度に、この作業が必要となり、同時に、複製元記憶装置の内容を記憶媒体に書き込む間は、業務アプリケーションを停止させて複製元記憶装置への更新を停止させなければならないという不都合が生じている。また、複製元記憶装置の内容の記憶媒体への書き込み、記憶媒体の内容の複製先記憶装置への書き込み、およびデータセンター相互間の記憶媒体の送付には、それぞれ時間がかかるので、複製先記憶装置のデータと複製元記憶装置とはその記憶内容にづれが生じ易いという問題がある。
更に、ストレージ装置のデータ複製機能を用い通信回線を利用する方法においては、ストレージ装置のデータ複製機能において、記憶装置間の差分量はストレージ装置が管理している。
このため、例えば、記憶装置では、その記憶領域をある単位長のブロック単位で分割し、ブロック単位に当該ブロック内のデータが複製元と複製先で一致しているか否かを示すビットをストレージ装置内のメモリに割り当てることで差分マップを作成し、差分情報を保持している。そして、データ複製機能の利用開始時には記憶領域の全ブロックのデータが一致していない場合には、複製元記憶装置と複製先記憶装置との内容を一致させるには、まず、複製元記憶装置の全領域の内容を複製先記憶装置にコピーする必要がある。
かかる場合、ストレージ装置のデータ複製機能の利用開始時には、1次データセンタのストレージ装置と2次データセンタのストレージ装置とを接続する通信回線を通して、大量データを転送する必要があり、非常に多くの通信コストや時間を費やしてしまうという問題があり、この問題は、上述の引用文献1に示された方法でも、根本的には解決されていない。
本発明は、かかる従来例に有する不都合を改善し、例えば記憶媒体を用いた複製方法と通信回線を用いる複製方法とを併用することで上記課題を解決し、複製先のデータを最新に保つと共に通信回線を経由してデータを転送する時間を削減することが可能なデータバックアップ装置、データバックアップ方法、及びその処理プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるデータバックアップシステムでは、1次データセンターが業務アプリケーションを実行して得られるデータを複製してバックアップする2次データセンターを設けると共に、この各データセンター、当該各データセンターのデータ内容を複製して一致させるデータ複製手段を備えたホスト計算機と、このホスト計算機がアクセス可能な状態に前記データを記憶する記憶手段を備えたストレージ装置とを備えた構成とし、
前記1次データセンター側の前記データ複製手段が、
前記1次データセンターの記憶手段である複製元記憶装置に記憶された前記データ内容を、前記ホスト計算機に予め併設された他の記憶媒体に記憶媒体制御手段を介して複製先記憶装置用として複写処理する複写処理機能とこの複写処理機能の実行に際しては事前に前記業務アプリケーションの実行停止を要求する機能および前記ストレージ装置に予め装備された更新管理マップ制御手段に対しては前記複写処理機能による複製動作の停止時点以降に前記複製元記憶装置に加えられる更新箇所の管理を指令する機能と前記更新管理マップ制御手段に対して成される前記複製元記憶装置の更新箇所の管理指令後に前記業務アプリケーションの実行停止を解除し更新開始を指示する機能とを有し、
前記他の記憶媒体に複写された前記データ内容当該他の記憶媒体と共に前記2次データセンター側に搬入された場合に、当該搬入された前記データ内容を前記複製先記憶装置に書き込み処理する複製処理機能を前記2次データセンター側のデータ複製手段が備えた構成とした。
更に、本発明では、前記1次データセンター側の前記データ複製手段が、
前記2次データセンター側からの前記データ内容の書き込み終了報告を受けた場合に作動し前記更新管理マップ制御手段に対して前記複製元記憶装置における更新管理マップの存在有無の確認を指令する機能と、更新管理マップが存在する場合には当該更新管理マップ制御手段に対して前記各ストレージ装置の前記複製元記憶装置および複製先記憶装置を対象としたデータ複製時に使用する差分マップを前記複製元記憶装置の更新管理マップ内容に書き換えるように指示する機能とを有し、
更に、前記データ複製手段の指令に従って作動し、前記複製元記憶装置におけるその後の更新にかかるデータ内容の前記複製先記憶装置に対する複製再開を前記書き換えられた差分マップに従って且つ通信回線を介して順次実行するデータ複製制御部を、前記ストレージ装置に装備したことを特徴とする(請求項1乃至)。
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ここで、前記1次データセンター側のストレージ装置は、前記複製元記憶装置の読み出し動作時に当該複製元記憶装置に対する前記ホスト計算機からのアクセスを制限する記憶装置アクセス制御部を有すると共に、前記データ複製制御部が、前記複製元記憶装置のデータ内容を前記ホスト計算機を経由せずに同一筺体内の予め装備した一時記憶装置又は前記筺体外部の複製先記憶装置に複製するための制御を行う機能を備えた構成としてもよい(請求項2)。
又、前記更新管理マップ制御手段は、前記1次データセンター側の複製元記憶装置に加えられる更新箇所を管理するために、当該複製元記憶装置の領域をある単位長のブロック単位に分割すると共に、このブロック単位当該各ブロック内のデータが更新されたか否かを示すビット領域を当該ストレージ装置内のメモリに割り当てることで更新管理マップを作成し、これにより更新情報を管理する構成としてもよい(請求項3)。
更に、前記1次データセンターのストレージ装置の一時記憶装置に、前記複製元記憶装置のデータ内容を予め複写し格納すると共に、この一時記憶装置に格納されたデータ内容を前記データ複製手段の前記複写処理機能における複写処理の対象とする構成としてもよい(請求項4)。
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上記目的を達成するため、本発明にかかるデータバックアップ方法は、
1次データセンターが業務アプリケーションを実行して得られるデータを一括又は順次複製してバックアップする2次データセンターを備え、この各データセンターが、当該各データセンターのデータ内容を複製して一致させるデータ複製手段を有するホスト計算機と、当該ホスト計算機がアクセス可能に前記データを記憶する記憶手段を備えたストレージ装置とを有するデータバックアップシステムにあって、
前記1次データセンターの記憶手段である複製元記憶装置に記憶された前記データ内容を、前記ホスト計算機に併設された他の記憶媒体に対し複製先記憶装置用として、前記1次データセンター側の前記データ複製手段が複写処理する複製先用複写処理工程と、このデータ複製手段による複写処理の実行に先立って実行される前記業務アプリケーションの実行停止を前記ホスト計算機に対して前記データ複製手段が要求する実行停止要求工程、および前記データ複製手段による複製動作の停止時点以降に前記複製元記憶装置に加えられる更新箇所の管理を前記ストレージ装置に予め装備された更新管理マップ制御手段に指令する更新管理開始工程と、
前記更新管理マップ制御手段に対して成される前記複製元記憶装置の更新箇所の前記管理指令後に、実行停止中の前記業務アプリケーションの実行停止解除およびその更新開始を、データ複製手段の要請に基づいて前記ホスト計算機が実行する業務アプリケーション実行再開工程と、
前記他の記憶媒体に複写された前記データ内容が当該他の記憶媒体と共に前記2次データセンター側に搬入された場合に、当該搬入された前記データ内容を前記複製先記憶装置に書き込み処理する複製処理機能を、前記2次データセンター側のデータ複製手段が実行する複製先複製工程と、を備えている。
更に、このデータバックアップ方法では、
前記2次データセンター側からの前記データ内容の書き込み終了報告を受けて作動し前記更新管理マップ制御手段に対して前記複製元記憶装置における更新管理マップの存在有無の内容確認を指令すると共に、更新管理マップが存在する場合には当該更新管理マップ制御手段に対して前記各ストレージ装置の前記複製元記憶装置および複製先記憶装置を対象としたデータ複製時に使用する差分マップを前記複製元記憶装置の更新管理マップ内容に書き換えの指示を、前記1次データセンター側の前記データ複製手段が実行する差分マップ書き換え工程と、
前記データ複製手段の指令に従って作動し、前記複製元記憶装置におけるその後に更新内容にかかるデータ内容の前記複製先記憶装置に対する複製再開を、前記ストレージ装置に装備されたデータ複製制御部が、前記書き換えられた差分マップに従って且つ通信回線を介して順次実行する順次複製再開工程とを設け、
これらの各工程を順次実行するようにしたことを特徴とする(請求項)。
ここで、前述した業務アプリケーションによる更新停止要求工程の実行後で且つ前記更新管理開始工程の実行前に、前記ホスト計算機のアクセスを制限する記憶装置アクセス制御部が前記ホスト計算機の前記複製元記憶装置に対するアクセス制限を読み取り専用に変更設定する複製元読取専用工程を設置するように構成してもよい(請求項)。
又、前述した複製先用複写処理工程にあっては、前記他の記憶媒体に複写処理する前記データ内容として、前記ストレージ装置に装備された一時記憶装置に複製先記憶装置用として予め転写された複製元記憶装置のデータ内容を使用するようにしてもよい(請求項)。
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次に、本発明にかかるバックアップデータ動作制御プログラムは、上述した各データバックアップ方法にかかる各工程内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成したことを特徴とする(請求項8乃至10)。
このため、前述した各データバックアップ方法の場合とほぼ同等の効果を得ることができ、特に、1次データセンターに格納されたデータを対象としたバックアップデータの複製処理に関しては、迅速に且つ高精度に実行することが可能となっている。
本発明は上述したように構成され機能するので、これによると、ホスト計算機の制御によって、1次データセンターが所有する大量の初期データを記憶媒体を用いて2次データセンターに搬送し複製すると共に両者間のその後の記憶データ間の差分についてはストレージ装置が有効に機能して差分の解消とその後に蓄積される複製元記憶装置に蓄積されるデータを通信回線を介して前記複製先記憶装置に転写するように構成したので、通信コストと通信時間の大幅な削減が可能となり、しかもバックアップ側である2次データセンターに格納されているデータを短時間に且つ低コストで常に1次データセンター側のデータと同一のものとすることができるという従来にない優れたデータバックアップシステム、データバックアップ方法、及びその動作制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
図1において、符号100はプライマリーデーターセンター(1次データーセンター)を示し、符号2はセカンダリーデーターセンター(2次データーセンター)を示す。この2次データーセンター200は、1次データーセンター100が備えている記憶装置117の記憶データを複写すると共に常時保持して当該1次データーセンター100をバックアップする機能を備えている。
この1次,2次の各データーセンター100,200は、それぞれ、ほぼ同等の機能を備えたホスト計算機101,201と、このホスト計算機101,201が参照し更新するデータを格納する記憶手段としての記憶装置117,217をそれぞれが備えたストレージ装置109,209と、前述したホスト計算機101,201が必要とするデータを記憶し又は出力可能に保持する他の記憶媒体としてのテープ状記憶媒体108,208と、このテープ状記憶媒体108,208を前記ホスト計算機101,201の指令に応じて読み書きする記憶媒体制御手段としてのテープ装置107,207とを備えている。
ホスト計算機101,201は、図1に示すように、それぞれ業務アプリケーション102,202と、バックアップソフト103,203と、詳細は後述するが複製手順を特定した三つの方式からなる複製手段104(204),105(205),106(206)を備えている。ここで、ホスト計算機101,201上では、業務アプリケーション102,202がそれぞれ動作しており、業務アプリケーション102,202はストレージ装置109,209内の記憶装置117,217に対してそれぞれデータの参照および更新を行っている。
ストレージ装置109,209は、当該ストレージ装置109,209内の各記憶装置117,217の複製を同一筐体内の記憶装置118或いは別筐体内の記憶装置(例えば217)に作成する機能を有している。また、ホスト計算機101,201上ではバックアップソフト103,203が動作し、当該バックアップソフト103,203はテープ装置(記憶媒体制御手段)107,207に格納されているテープ108,208に対してデータの書き込み・読み込みを行うことができる。
このストレージ装置109,209は、それぞれ、記憶装置のアクセス制限を制御する記憶装置アクセス制御部110,210を備えている。
また、ストレージ装置109,209は、それぞれ、当該ストレージ装置109,209の筐体内の記憶装置117,118の相互間のデータ複製およびストレージ装置109の記憶装置117とストレージ装置209の記憶装置217間のデータ複製を制御するデータ複製制御部112,212を備えている。
更に、このストレージ装置109,209は、それぞれ、当該ストレージ装置109,209によるデータ複製機能において複製元記憶装置117と複製先記憶装置217との差異箇所を管理するための差分マップを,ホスト計算機101からの要求にしたがって書換える差分マップ書換手段111,211と、ある時点以降に記憶装置117,217に加えられた更新箇所を管理するための更新管理マップ114,214を作成して更新情報を管理する更新管理マップ制御手段113,213とを備えている。
ここで、更新管理マップ114,214は、それぞれ、管理の対象となる記憶装置を一意に特定する情報を格納する記憶装置識別部115,215と、対象となる記憶装置の更新箇所を管理する更新管理部116,216によって構成されている。
各ホスト計算機101,210は、それぞれ、複製手段として、初期データ同一型複製手段104,204と、初期データ準同一型複製手段105,205と、初期データ準同一型準無停止複製手段106,206とを備えている。
又、各データセンタ100,200のストレージ装置109,209は、通信回線Tによって相互に接続されており、例えばストレージ装置109のデータ複製機能によって、1次データセンタ100のストレージ装置109の記憶装置117の内容を、2次データセンタ200のストレージ装置209の記憶装置217に通信回線Tを介して順次コピーすることができる構成になっている。
以下、本実施形態では、上記1次データセンタ100に記憶されているデータを2次データセンタ200に複製して格納するバックアップ装置として構成された当該各のデータセンタ100,200の構成内容(特に複製手段)およびその動作について、1次データセンタ100を中心として詳述する。
まず、本実施形態は、1次データセンタ100と2次データセンタ200とが、上述したように、それぞれホスト計算機101,201、ホスト計算機101,201が参照・更新するためのデータを格納する記憶装置117,217、上位装置たるホスト計算機101,201を経由せずに記憶装置117,217内のデータの複製を同一筐体内の記憶装置あるいは別筐体内の記憶装置に作成する機能を備えたストレージ装置109,209、そして、ホスト計算機101,201が記憶媒体(例えばテープ)108,208内データの読み・書きをおこなうための記憶媒体制御手段(例えばテープ装置)を有し、更に、ストレージ装置109,209、およびホスト計算機101,201が、それぞれ以下の手段を備えていることに特徴を有する。
この内、ストレージ装置109は、前述したように、ある時点以降に記憶装置に加えられた更新箇所を管理するために、記憶装置の領域をある単位長のブロック単位で分割し、ブロック単位に当該ブロック内のデータが更新された否かを示すビット領域をストレージ装置109内のメモリに割り当てることで更新管理マップを作成し、更新情報を管理する更新管理マップ制御手段113を備えている。又、このストレージ装置109は、前述したように、当該ストレージ装置109のデータ複製機能において複製元記憶装置117と複製先記憶装置217との差異箇所を管理するための差分マップをホスト計算機101からの要求により書換える差分マップ書換手段111を備えている。
また、上記ホスト計算機101は、下記の三つのデータ複製手段を装備し、そのいずれか一つ又はその組み合わせをもって使用するように構成されている。
〔初期データ同一型の複製手段104〕
第1のデータ複製手段である初期データ同一型の複製手段104は、複製元記憶装置117へ更新をおこなう業務アプリケーション102の動作を一旦停止し、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用にしてから、当該複製元記憶装置117の内容(初期データ)他の記憶媒体(テープ)108(図1参照)に書き込む。そして、利用者による搬送等によって当該他の記憶装置媒体(テープ)108が前述した2次データセンターへ移送されてその内容である初期データが2次データセンター側の複製先記憶装置217への書き込まれた後(書き込み完了後)に、差分マップ書換手段111を利用し、差分マップの全ビットを差分なし状態に設定し、ストレージ装置109が備えている順次データ複製機能を開始させ、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に戻し、業務アプリケーション102の動作を再開する。
これにより、複製元記憶装置117と複製先記憶装置217の差分がない状態からのストレージ装置のデータ複製機能を、通信回線を介して前記複製先記憶装置217に対して実現することを可能とした。
〔初期データ準同一型の複製手段105〕
第2のデータ複製手段である初期データ準同一型の複製手段105は、複製元記憶装置117へ更新をおこなう業務アプリケーション102の動作を停止し、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用にしてから、複製元記憶装置117の内容(初期データ)前述した記憶媒体108に書き込む。そして、更新管理マップ制御手段113を使用して、複製元記憶装置117に対する更新情報を管理する更新管理マップを作成し、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に戻し、業務アプリケーション102の動作を再開する。
そして、利用者による記憶媒体108の内容の複製先記憶装置217への書き込み完了後、差分マップ書換手段111を利用して、複製元記憶装置217の更新管理マップの内容を差分マップに反映させてからストレージ装置109のデータ複製機能を開始する。
これにより、記憶媒体108への書き込み時点以降の複製元記憶装置117への更新内容を、ストレージ装置109のデータ複製機能により通信回線を介して前記複製先記憶装置217に反映することができる。
〔初期データ準同一型準無停止方式の複製手段106〕
第3のデータ複製手段である初期データ準同一型準無停止方式の複製手段106は、複製元記憶装置117へ更新を行う業務アプリケーション102の動作を停止し、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用にしてから当該ストレージ装置109が備えているデータ複製機能を用いて、同一ストレージ装置109内の記憶装置118に複製元記憶装置117の複製を作成する。そして、更新管理マップ制御手段113を使用して、複製元記憶装置117に対する更新情報を管理する更新管理マップを作成し、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に戻し、業務アプリケーション102の動作を再開する。その後、同一ストレージ装置109内の記憶装置118に作成した複製の内容を記憶媒体108に書き込む。
そして、利用者による記憶媒体108の内容の複製先記憶装置217への書き込みが完了した後、差分マップ書換手段111を利用して、複製元記憶装置117の更新管理マップの内容を差分マップに反映させてから、ストレージ装置109が備えているデータ複製機能を開始する。
これにより、業務アプリケーション102をほぼ無停止のままで、且つ同一ストレージ装置109内における複製元記憶装置117の複製時点以降の更新内容をストレージ装置109が備えているデータ複製機能によって通信回線を介して前記複製先記憶装置217に対して反映することができる。
次に、本実施形態における各複製手段104〜106の(作用)動作機能、およびその効果を、流れ図に沿って詳細に説明する。
(A).初期データ同一型の複製手段(104)
ホスト計算機101内の初期データ同一型複製手段104を用いて、1次データセンタ100のストレージ装置109内の記憶装置(複製元記憶装置)117に記憶されているデータを、2次データセンタ200のストレージ装置209内の記憶装置(複製先記憶装置)217に複製する場合の動作の例を図2のフローチャートを用いて説明する。
システム管理者は、まず、ホスト計算機101に対し、複製手段として、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にした初期データ同一型の複製手段104を指定し、その実行を要求する(第1フェーズ)。
この要求を受けた初期データ同一型複製手段104は、記憶装置117に対して更新を行っている業務アプリケーション102に対して停止要求を出し、業務アプリケーション102の停止を待ち合わす(S11:業務アプリケーション停止工程)。続いて、ストレージ装置109の記憶装置アクセス制御部110に対して、記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用に変更するように指示をだす(S12:複製元読取専用工程)。
ここでは、ホスト計算機101で、アクセス制限指示機能プログラムが、又ストレージ装置109ではアクセス制御機能プログラムが用いられて実行される。
その後、バックアップソフト103に対して、記憶装置117の内容をテープ108に書き込むように要求し、完了を待ち合わせる(S13)。以上で第1フェーズは完了する。
その後、システム管理者はテープ108を2次データセンタ200に送付し、2次データセンター200側では、このテープ108をテープ装置207にセットして、その内容をストレージ装置209内の記憶装置(複製先記憶装置)217に書き込む(S14:複製先複製工程)。尚、この記憶装置(複製先記憶装置)217への書き込みに際しては、それ以前に、ストレージ装置109側の記憶装置(複製元記憶装置)117から複製先記憶装置217へ複製動作が順次成されていた場合には、この複製動作が停止されるようになっている(順次複製停止工程)。
そして、この記憶装置217への書込みが終了した時点で、書込み終了が1次データセンタ100側に報告される(S15:複製終了確認工程)。
記憶装置217への書込みの終了報告を受けて、1次データセンタ100側では、システム管理者は、再度、初期データ同一型複製手段104に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217の初期データ同一型複製要求(第2フェーズ)をだす。
要求を受けた初期データ同一型複製手段104の第2フェーズが、ストレージ装置109内の差分マップ書換手段111に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象に、ストレージ装置109のデータ複製機能を利用するときに使用される差分マップを差分なし状態に書換えるように指示をだす(S21:差分マップ初期化工程)。
ここで、上述した業務アプリケーション停止工程(S11),複製元読取専用工程(S12),複製先複製工程(S14),複製終了確認工程(S15),および差分マップ初期化工程(S21)の各実行内容をプログラム化しコンピュータに実行させるように構成してもよい。
その後、ストレージ装置109のデータ複製制御部112に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にストレージ装置のデータ順次複製機能の開始指示をだす(S22:データ順次複製再開工程)。そして、ストレージ装置109の記憶装置アクセス制御部110に対して、記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に変更するように指示をだす(S23:複製元書込み再開工程)。更に、その後、業務アプリケーション102に対して再開要求をだす(S24:業務アプリケーション再開工程)。
以上で第2フェーズは完了すると共に、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象とした、差分なしの状態からストレージ装置109のデータ複製機能の設定を完了することができる。
ここで、上述したデータ順次複製再開工程(S22),複製元書込み再開工程(S23),および業務アプリケーション再開工程(S24)の各実行内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成してもよい。
上述したように、この第1のデータ複製手段104を用いると、ある記憶装置117から遠隔地にある記憶装置217にデータを複製するときに、複製元記憶装置117の初期データはテープ等の記憶媒体108を利用したコピーによって複製先記憶装置217に反映させることができ、大量の初期データをストレージ装置109,209間をつなぐ通信回線Tを経由して転送する必要がなく、通信コスト/時間の大幅な削減を図ることができる。また、この第1のデータ複製手段104の利用後の複製元記憶装置117への更新はストレージ装置109のデータ複製機能によって、複製先記憶装置217に順次コピーされるので、複製先記憶装置217のデータを最新に保つことができ、記憶媒体108のみを利用した場合に生じる複製データに最新性がないという問題も確実に解決することができる。
(B)初期データ準同一型の複製手段105
次に、ホスト計算機101内の初期データ準同一型複製手段105を用いて、1次データセンタ100のストレージ装置109内の記憶装置117に記憶されているデータを2次データセンター200のストレージ装置209内の記憶装置217に複製する場合について、その動作例を図3のフローチャートを用いて説明する。
システム管理者は、まず、ホスト計算機101に対し、複製手段として、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217とを対象にした初期データ同一型複製手段105を指定し、その実行を要求する(第1フェーズ)。
この要求を受けた初期データ同一型複製手段105は、記憶装置117に対して更新を行っている業務アプリケーション102に対して停止要求を出し(実行停止要求処理工程)、業務アプリケーション102の停止を待ち合わす(S31:業務アプリケーション停止工程)。
そして、ストレージ装置109の記憶アクセス制御部110に対して、記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用に変更するように指示を出す(S32:複製元読取専用工程)。その後、バックアップソフト103に対して、記憶装置117の内容(初期データ)をテープ(記憶媒体)108に書き込むように要求し、完了を待ち合わせる(S33:記憶媒体複製工程/複製先用複写処理工程)。
ここで、この記憶媒体108への書き込みに際しては、それ以前に、ストレージ装置109側の記憶装置(複製元記憶装置)117から複製先記憶装置217へ複製動作が順次成されていた場合には、この複製動作が停止される(順次複製停止工程)。
そして、ストレージ装置109の更新管理マップ制御手段113に、この時点以降に記憶装置(複製元記憶装置)117に加えられた更新箇所を管理するように複製手段105が要求する(S34:更新管理開始工程)。
その後、ストレージ装置109の記憶装置アクセス制御部110に対して、記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に変更するように指示をだす(S35:複製元書込み再開工程)。更に、その後、業務アプリケーション102に対して再開要求をだす(S36:業務アプリケーション再開工程)。以上で第1フェーズは完了する。
その後、システム管理者はテープ108を2次データセンタ200に送付し、2次データセンタ200側では、このテープ108をテープ装置207にセットして、その内容をストレージ装置209内の記憶装置217に書き込む(S37:複製先複製工程)。記憶装置217への書込みが終了した時点で、書込み終了が1次データセンタ100側に報告される(S38:複製終了確認工程)。複製終了が確認されると、同時に、それ以前に開始された更新管理が終了される(更新管理終了工程)。
ここで、上述した業務アプリケーション停止工程(S31),複製元読取専用工程(S32),記憶媒体複製工程(S33),更新管理開始工程(S34),複製元書込み再開工程(S35),業務アプリケーション再開工程(S36),複製先複製工程(S37),複製終了確認工程(S38),および更新管理終了工程における各工程の実行内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成してもよい。
続いて、上記記憶装置217への書込みの終了報告を受けて、1次データセンタ100側では、システム管理者は、再度、初期データ準同一型複製手段105に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217の初期データ準同一型複製要求(第2フェーズ)をだす。
要求を受けた初期データ準同一型複製手段105の第2フェーズが、ストレージ装置109内の更新管理マップ制御手段113に対して、記憶装置117の更新管理マップが存在するか否かを問い合わせる(S41)。この時、記憶装置117の更新管理マップが存在しない場合は、エラー通知を行う(S44)。
記憶装置117の更新管理マップが存在する場合は、ストレージ装置109内の更新管理マップ制御手段113に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象に、ストレージ装置のデータ複製機能を利用するときに使用される差分マップを、記憶装置117の更新管理マップ内容に書換えるように指示する(S42:差分マップ書換え工程)。
その後、ストレージ装置109のデータ複製制御部112に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にストレージ装置109のデータ順次複製機能の開始指示をだす(S43:順次複製再開工程)。
以上で第2フェーズは完了するとともに、記憶媒体内容を2次データセンタ200の複製先記憶装置217に書き込んだ後、更新管理された差分のみが存在する状態からのストレージ装置109のデータ複製機能の設定を完了することができる。
ここで、上述した差分マップ書換え工程(S42)および順次複製再開工程(S43)については、その各実行内容をプログラム化しコンピュータに実行させるように構成してもよい。
このように、第2のデータ複製手段105を用いると、ある記憶装置117から遠隔地にある記憶装置217にデータを複製するときに、テープ等の記憶媒体108への複製元記憶装置117のデータ書き込み以降の複製元記憶装置117への更新領域を除いた初期データを、ストレージ装置109,209間をつなぐ通信回線Tを経由させないで複製先記憶装置217に反映させることができるので、前述した第1のデータ複製手段104の場合と同様に通信コスト/通信時間の大幅な削減を図れる。
更に、テープ等の記憶媒体108への複製元記憶装置117のデータの書き込みを完了させた後に、複製元記憶装置117を更新する業務アプリケーション102の動作を開始することができるので、初期データ同一型複製手段(第1のデータ複製手段)104によるデータ複製よりも業務アプリケーション102の稼働停止時間が短い。また、この第2のデータ複製手段105の利用後の複製元記憶装置117への更新は当該ストレージ装置109のデータ複製機能によって、複製先記憶装置217にコピーされるので、複製先記憶装置217のデータを最新に保つことができるので、記憶媒体108のみを利用した場合に生じる複製データに最新性がないという問題も確実に解決することができる。
(C)初期データ準同一型準無停止方式の複製手段
続いて、ホスト計算機101内の初期データ準同一型準無停止複製手段106を用いて、1次データセンター100のストレージ装置109内の記憶装置117に記憶されているデータを、2次データセンター200のストレージ装置209内の記憶装置217に複製する場合の動作の例を、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、事前設定として、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置109内の記憶装置118を対象として、ストレージ装置109のデータ複製機能の設定をしておく。
システム管理者は、まず、ホスト計算機101に対し、複製手段として、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にした初期データ準同一型準無停止方式の複製手段106を指定し、その実行を要求する(第1フェーズ)。
この要求を受けて初期データ準同一型準無停止方式の複製手段106は、記憶装置117に対して更新を行っている業務アプリケーション102に対して停止要求をだし、業務アプリケーション102の停止を待ち合わす(S51:業務アプリケーション停止工程)。そして、ストレージ装置109の記憶装置アクセス制御部110に対して、記憶装置117のアクセス制限を読み取り専用に変更する要求をだす(S52:複製元読取専用工程)。
その後、ストレージ装置109のデータ複製制御部112に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117の複製をストレージ装置109内の記憶装置118に作成する指示を行なう(S53:一時複製記憶工程)。ここで、この一時複製記憶工程(S53)の実行前には、前記複製元記憶装置117内のデータを前記複製先記憶装置217へ順次複製する工程が一時的に停止されるようになっている(順次複製停止工程)。
そして、ストレージ装置109の更新管理マップ制御手段113に、この時点以降に記憶装置117に加えられた更新箇所を管理するように要求する(S54:更新管理開始工程)。
更に、その後、ストレージ装置109の記憶装置アクセス制御部110に対して、複製元記憶装置117のアクセス制限を読み書き可能に変更するように指示をだす(S55:複製元書込み再開工程)。その後、業務アプリケーション102に対して再開要求をだす(S56:業務アプリケーション再開工程)。そして、バックアップソフト103に対して、記憶装置117の複製である記憶装置11 8の内容をテープ108に書き込むように要求し、完了を待ち合わせる(S57:記憶媒体複製工程)。以上で第1フェーズは完了する。
ここで、業務アプリケーション停止工程(S51),複製元読取専用工程(S52),一時複製記憶工程(S53),更新管理開始工程(S54),複製元書込み再開工程(S55),業務アプリケーション再開工程(S56),および記憶媒体複製工程(S57)の各実行内容をプログラム化してコンピュータで実行させるように構成してもよい。
その後、システム管理者はテープ108を2次データセンタ200に送付し、2次データセンタ200側では、このテープ108をテープ装置207にセットして、その内容をストレージ装置209内の記憶装置217に書き込む(S58:複製先複製工程)。記憶装置217への書込みが終了した時点で、書込み終了が1次データセンタ100側に報告される(S59:複製終了確認工程)。ここで、前記複製終了確認工程(S59)終了後に、更新管理開始工程(S54)で開始した更新管理を終了する更新管理終了工程が設けられている。
記憶装置217への書込みの終了報告を受けて、1次データセンタ100側では、システム管理者は、再度、初期データ準同一型準無停止複製手段106に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217の初期データ準同一型無停止複製要求(第2フェーズ)をだす。
ここで、上述した複製先複製工程(S58),複製終了確認工程(S59),および更新管理終了工程の各実行内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成してもよい。
続いて、上述した第2フェーズの要求を受けた初期データ準同一型準無停止方式の複製手段116は、ストレージ装置109内の更新管理マップ制御手段113に対して、記憶装置117の更新管理マップが存在するか否かを問い合わせる(S61)。記憶装置117の更新管理マップが存在しない場合は、エラー通知を行う(S64)。
記憶装置117の更新管理マップが存在する場合は、ストレージ装置109内の更新管理マップ制御手段113に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にストレージ装置のデータ複製機能を利用するときに使用される差分マップを、記憶装置117の更新管理マップ内容に従って書換えるように指示する(S62:差分マップ書換え工程)。
その後、ストレージ装置109のデータ複製制御部112に対して、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にストレージ装置109のデータ複製機能の開始指示をだす(S63:順次複製再開工程)。
以上で第2フェーズは完了するとともに、記憶媒体内容を2次データセンタの複製先記憶装置に書き込んだ後、更新管理された差分のみが存在する状態からのストレージ装置のデータ複製機能の設定を完了した。
このように、この第3のデータ複製手段106を用いると、ある記憶装置117から遠隔地にある記憶装置217にデータを複製するときに、ストレージ装置109が備えているデータ複製機能により、同一筐体内に複製元記憶装置117の複製を作成した以降に蓄積された複製元記憶装置117への更新領域を除いた大量の初期データ部分を、ストレージ装置109,209間をつなぐ通信回線Tを経由させないで複製先記憶装置217に反映させることができるので、通信コスト及び通信時間の大幅削減を図れる。
更に、複製元記憶装置117の内容をテープ等の他の記憶媒体108に書込むのではなく、ストレージ装置109が備えているデータ複製機能によって作成した同一筐体内の複製元記憶装置117の複製内容を書込んでいるので、業務アプリケーション102の停止時間を必要最小限に設定することができる。同時に、第3のデータ複製手段106の利用後の複製元記憶装置117への更新はストレージ装置109が備えているデータ複製機能によって、複製先記憶装置217にコピー(複製)されるので、複製先記憶装置217のデータを最新に保つことができ、記憶媒体108のみを利用した場合に生じる複製データに最新性がないという問題も確実に解決することができる。
以上の3つのデータ複製手段104〜106の何れをとっても、データ複製手段を利用したデータの一括複製以降、複製元記憶装置への更新は、ストレージ装置のデータ複製機能によって順次複製先記憶装置にコピー(複製)されるので、複製先記憶装置のデータを常に最新に保って複製元記憶装置をバックアップする効果が生まれる。
ここで、上述した第1乃至第3の複製手段104〜106が共通して利用しているストレージ装置の差分マップ書換手段111、及び第2乃至第3の複製手段105,106が利用しているストレージ装置の更新管理マップ制御手段113についての機能等について説明する。
〔更新管理マップ制御手段113の動作〕
まず、ストレージ装置109内の記憶装置(複写元記憶装置)117に加えられた更新箇所を管理する場合に用いられる更新管理マップ制御手段113の動作例を、図5のフローチャートを用いて説明する。
更新管理マップ制御手段113は、ホスト計算機101から記憶装置117を対象とした更新管理開始要求を受けた場合に、ストレージ装置109内のメモリ領域に、記憶装置117用の更新管理マップ114を作成する(S71)。
この更新管理マップ114は、記憶装置識別部115と更新管理部116から成り立っている。更新管理部116には、記憶装置117の領域をある単位長のブロック単位で分割し、ブロック単位に当該ブロック内のデータが更新された否かを示すビット領域を割り当てている。
更新管理部116は、ストレージ装置109内の記憶装置117とストレージ装置209内の記憶装置217を対象にストレージ装置のデータ複製機能を利用するときに使用される差分マップと同一なフォーマットで作成する。
更新管理部116のビット領域は、更新あり/更新なしの2 値を設定することができ、更新ありは、データ複製機能の差分マップにおいて差分ありを示す値と同一で、更新なしは、データ複製機能の差分マップにおいて差分なしを示す値と同一である。そして、記憶装置識別部に、記憶装置117を一意に特定するために識別子を書き込む(S72)。
その後、更新管理部116の初期状態として、全ビット領域を更新なしに設定する(S73)。それ以降、記憶装置117のデータが更新されると、更新されたブロックに対応する更新管理部116内のビット領域に 更新ありを設定する(S74)。
また、ホスト計算機101から記憶装置107の更新管理マップの参照要求を受けた場合、全更新管理マップの記憶装置識別部の識別子を参照することで、対象記憶装置の更新管理マップを検索する(S81)。そして、対象記憶装置の更新管理マップがない場合は、エラー通知して終了する(S83)。対象記憶装置の更新管理マップがある場合は、検索された更新管理マップの情報を返却する(S82)。
〔差分マップ書換手段111〕
続いて、前述した1次データセンター側のストレージ装置109内の記憶装置(複写元記憶装置)117と1次データセンター側のストレージ装置209内の記憶装置(複写先記憶装置)217を対象に、ストレージ装置のデータ複製機能を利用する際に使用する差分マップを書換える場合の前記ストレージ装置109内の差分マップ書換手段111について、その動作例を図6のフローチャートを用いて説明する。
差分マップ書換手段111は、ホスト計算機101からの差分マップ書換要求によって動作し、要求種別が差分なしであれば、差分マップの全ビット領域を差分なしを示す値に設定する(S91)。 要求種別が更新管理マップ反映であれば、対象記憶装置の更新管理マップを参照する(S101)。 更新管理マップの参照に失敗した場合は、エラー通知して終了する(S103)。 更新管理マップの参照に成功した場合は、返却された更新管理マップ114の更新管理部116の内容を差分マップにコピーする。
以上のように、本発明をデータバックアップ装置を中心に説明してきたが、同時に、このデータバックアップ装置で用いられているデータバックアップ方法、このデータバックアップ装置でホスト計算機やストレージ装置のコンピュータに実行させているデータバックアップ設定処理プログラムも、上述したように実施形態内に開示した。これにより、本発明によると、上述したように、データ複製手段114〜116を利用した後に蓄積される複製元記憶装置117の内容更新は、当該ストレージ装置109のデータ複製機能によって複製先記憶装置217に複写転送(通信回線Tを介して)されるので、当該複製先記憶装置217には、常に最新データが格納された状態となり、これにより、プライマリーデータセンターに対するバックアップ機能を迅速に且つ確実に果たすことが可能となっている。
本発明によるデータデータバックアップ装置は、災害復旧システムなどで好適に利用することができる。災害復旧システムは、災害や不測な事態に備えて、中央や地方の行政機関、銀行、証券会社、クレジット会社などの金融機関、通信、放送、インターネットプロバイダーなどの通信情報処理業界、鉄道、空路、船舶などの交通機関などに広く用いられるものであるため、本発明は広範囲な利用の可能性を有するものである。
本発明の一実施形態を示す概略構成図である。 図1に開示した実施形態における初期データ同一型の複製手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態における初期データ準同一型の複製手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態における初期データ準同一型準無停止方式の複製手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態における更新管理マップ制御手段の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態における差分マップ書換え手段の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 1次データセンタ(プライマリーデータセンタ)
101,101 ホスト計算機
102,202 業務アプリケーション
103,203 バックアップソフト
104,204 初期データ同一型の複製手段(第1の複製手段)
105,205 初期データ準同一型の複製手段(第2の複製手段)
106,206 初期データ準同一型準無停止方式の複製手段(第3の複製手段)
107,207 テープ装置(記憶媒体制御手段)
108,208 テープ(記憶媒体)
109,209 ストレージ装置
110,210 記憶アクセス制御部
111,211 差分マップ書換手段
112,212 データ複製制御部
113,213 更新管理マップ制御手段
114,214 更新管理マップ
115,215 記憶装置識別部
116,216 更新管理部
117,217 記憶装置
118 一時記憶装置
200 2次データセンター(セカンダリーデータセンター)

Claims (10)

  1. 1次データセンターが業務アプリケーションを実行して得られるデータを複製してバックアップする2次データセンターを設けると共に、
    この各データセンター、当該各データセンターのデータ内容を複製して一致させるデータ複製手段を備えたホスト計算機と、このホスト計算機がアクセス可能な状態に前記データを記憶する記憶手段を備えたストレージ装置とを備えた構成とし、
    前記1次データセンター側の前記データ複製手段が、
    前記1次データセンターの記憶手段である複製元記憶装置に記憶された前記データ内容を、前記ホスト計算機に予め併設された他の記憶媒体に記憶媒体制御手段を介して複製先記憶装置用として複写処理する複写処理機能と、
    この複写処理機能の実行に際しては事前に前記業務アプリケーションの実行停止を要求する機能および前記ストレージ装置に予め装備された更新管理マップ制御手段に対しては前記複写処理機能による複製動作の停止時点以降に前記複製元記憶装置に加えられる更新箇所の管理を指令する機能と、
    前記更新管理マップ制御手段に対して成される前記複製元記憶装置の更新箇所の管理指令後に、前記業務アプリケーションの実行停止を解除し更新開始を指示する機能とを有し、
    前記他の記憶媒体に複写された前記データ内容当該他の記憶媒体と共に前記2次データセンター側に搬入された場合に、当該搬入された前記データ内容を前記複製先記憶装置に書き込み処理する複製処理機能を前記2次データセンター側のデータ複製手段が備えた構成とし、
    前記1次データセンター側の前記データ複製手段が、
    前記2次データセンター側からの前記データ内容の書き込み終了報告を受けた場合に作動し前記更新管理マップ制御手段に対して前記複製元記憶装置における更新管理マップの存在有無の確認を指令する機能と、更新管理マップが存在する場合には当該更新管理マップ制御手段に対して前記各ストレージ装置の前記複製元記憶装置および複製先記憶装置を対象としたデータ複製時に使用する差分マップを前記複製元記憶装置の更新管理マップ内容に書き換えるように指示する機能とを有し、
    前記データ複製手段の指令によって作動し、前記複製元記憶装置におけるその後の更新にかかるデータ内容の前記複製先記憶装置に対する複製再開を前記書き換えられた差分マップに従って且つ通信回線を介して順次実行するデータ複製制御部を、前記ストレージ装置に装備したことを特徴とするデータバックアップシステム。
  2. 前記請求項1に記載のデータバックアップシステムにおいて、
    前記1次データセンター側のストレージ装置は、前記複製元記憶装置の読み出し動作時に当該複製元記憶装置に対する前記ホスト計算機からのアクセスを制限する記憶装置アクセス制御部を有すると共に、
    前記データ複製制御部が、前記複製元記憶装置のデータ内容を前記ホスト計算機を経由せずに同一筺体内の予め装備した一時記憶装置又は前記筺体外部の複製先記憶装置に複製するための制御を行う機能を備えていることを特徴としたデータバックアップシステム。
  3. 請求項1に記載のデータバックアップシステムにおいて、
    前記更新管理マップ制御手段は、前記1次データセンター側の複製元記憶装置に加えられる更新箇所を管理するために、当該複製元記憶装置の領域をある単位長のブロック単位に分割すると共に、このブロック単位当該各ブロック内のデータが更新されたか否かを示すビット領域を当該ストレージ装置内のメモリに割り当てることで更新管理マップを作成し、これにより更新情報を管理するようにしたことを特徴とするデータバックアップシステム。
  4. 請求項2に記載のデータバックアップシステムにおいて、
    前記1次データセンターのストレージ装置の一時記憶装置に、前記複製元記憶装置のデータ内容を予め複写し格納すると共に、この一時記憶装置に格納されたデータ内容を前記データ複製手段の前記複写処理機能における複写処理の対象としたことを特徴とするデータバックアップシステム。
  5. 1次データセンターが業務アプリケーションを実行して得られるデータを一括又は順次複製してバックアップする2次データセンターを備え、この各データセンターが、当該各データセンターのデータ内容を複製して一致させるデータ複製手段を有するホスト計算機と、当該ホスト計算機がアクセス可能に前記データを記憶する記憶手段を備えたストレージ装置とを有するデータバックアップシステムにあって、
    前記1次データセンターの記憶手段である複製元記憶装置に記憶された前記データ内容を、前記ホスト計算機に併設された他の記憶媒体に対し複製先記憶装置用として、前記1次データセンター側の前記データ複製手段が複写処理する複製先用複写処理工程と、
    このデータ複製手段による複写処理に先立って実行される、前記業務アプリケーションの実行停止を前記ホスト計算機に対して前記データ複製手段が要求する実行停止要求工程、および前記データ複製手段による複製動作の停止時点以降に前記複製元記憶装置に加えられる更新箇所の管理を前記ストレージ装置に予め装備された更新管理マップ制御手段に前記データ複製手段が指令する更新管理開始工程と、
    前記更新管理マップ制御手段に対して成される前記複製元記憶装置の更新箇所の前記管理指令後に、実行停止中の前記業務アプリケーションの実行停止解除およびその更新開始を、データ複製手段の要請に基づいて前記ホスト計算機が実行する業務アプリケーション実行再開工程と、
    前記他の記憶媒体に複写された前記データ内容が当該他の記憶媒体と共に前記2次データセンター側に搬入された場合に、当該搬入された前記データ内容を前記複製先記憶装置に書き込み処理する複製処理機能を、前記2次データセンター側のデータ複製手段が実行する複製先複製工程と、
    前記2次データセンター側からの前記データ内容の書き込み終了報告を受けて作動し前記更新管理マップ制御手段に対して前記複製元記憶装置における更新管理マップの存在有無の内容確認を指令すると共に、更新管理マップが存在する場合には当該更新管理マップ制御手段に対して前記各ストレージ装置の前記複製元記憶装置および複製先記憶装置を対象としたデータ複製時に使用する差分マップを前記複製元記憶装置の更新管理マップ内容に書き換えの指示を、前記1次データセンター側の前記データ複製手段が実行する差分マップ書き換え工程と、
    前記データ複製手段の指令に従って作動し、前記複製元記憶装置におけるその後の更新にかかるデータ内容の前記複製先記憶装置に対する複製再開を、前記ストレージ装置に予め装備されたデータ複製制御部が、前記書き換えられた差分マップに従って且つ通信回線を介して順次実行する順次複製再開工程とを設け、
    これらの各工程を順次実行するようにしたことを特徴とするデータバックアップ方法。
  6. 請求項5に記載のデータバックアップ方法において、
    前記業務アプリケーションによる更新停止要求工程の実行後で且つ前記更新管理開始工程の実行前に、前記ホスト計算機のアクセスを制限する記憶装置アクセス制御部が前記ホスト計算機の前記複製元記憶装置に対するアクセス制限を読み取り専用に変更設定する複製元読取専用工程を設置したことを特徴とするデータバックアップ方法。
  7. 請求項5に記載のデータバックアップ方法において、
    前記複製先用複写処理工程にあっては、前記他の記憶媒体に複写処理する前記データ内容として、前記ストレージ装置に装備された一時記憶装置に複製先記憶装置用として予め転写された複製元記憶装置のデータ内容を使用するようにしたことを特徴とするデータバックアップ方法。
  8. 1次データセンターが業務アプリケーションを実行して得られるデータを一括又は順次複製してバックアップする2次データセンターを備え、この各データセンターが、当該各データセンターのデータ内容を複製して一致させるデータ複製手段を有するホスト計算機と、当該ホスト計算機がアクセス可能に前記データを記憶する記憶手段を備えたストレージ装置とを有するデータバックアップシステムにあって、
    前記1次データセンターの記憶手段である複製元記憶装置に記憶された前記データ内容を、前記ホスト計算機に予め併設された他の記憶媒体に対し複製先記憶装置用として、複写処理する複製先用複写処理機能、
    前記データ内容の複写処理の実行に先立って実行される前記業務アプリケーションの実行停止を前記ホスト計算機に要求する実行停止要求処理機能、および前記複写処理機能による複製動作の停止時点以降に前記複製元記憶装置に加えられる更新箇所の管理を前記ストレージ装置に予め装備された更新管理マップ制御手段に指令する更新管理開始処理機能
    前記更新管理マップ制御手段に対して成される前記複製元記憶装置の更新箇所の前記管理指令後に機能し、実行停止中の前記業務アプリケーションの実行停止の解除およびその更新開始を前記ホスト計算機に要請する業務アプリケーション実行再開処理機能
    前記他の記憶媒体に複写された前記データ内容が前記複製先記憶装置に書き込み処理された場合に当該2次データセンター側からの前記データ内容の書き込み終了報告を受けて作動し、前記更新管理マップ制御手段に対して前記複製元記憶装置における更新管理マップの存在有無を確認すると共に、更新管理マップが存在する場合に当該更新管理マップ制御手段に対して前記各ストレージ装置の前記複製元記憶装置および複製先記憶装置を対象としたデータ複製時に使用する差分マップを前記複製元記憶装置の更新管理マップ内容に書き換える差分マップ書き換え処理機能
    および前記複製元記憶装置におけるその後の更新にかかるデータ内容の前記複製先記憶装置に対する複製再開を、前記書き換えられた差分マップに従って且つ通信回線を介して順次実行する順次複製再開処理機能を設け、
    これらの各処理機能をコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータバックアップシステム用動作制御プログラム。
  9. 請求項8に記載のデータバックアップシステム用動作制御プログラムにおいて、
    前記業務アプリケーションの実行停止を要求する実行停止要求処理機能の実行後で且つ前記更新管理開始処理機能の実行前に、前記ホスト計算機の前記複製元記憶装置に対するアクセス制限を読み取り専用に変更設定する複製元読取専用処理機能を設け、
    これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするデータバックアップシステム用動作制御プログラム
  10. 請求項8に記載のデータバックアップシステム用動作制御プログラムにおいて、
    前記複製先用複写処理機能にあって、前記他の記憶媒体に複写処理する前記データ内容として、前記ストレージ装置に装備された一時記憶装置に複製先記憶装置用として予め転写された複製元記憶装置のデータ内容を使用するように構成したことを特徴とするデータバックアップシステム用動作制御プログラム
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