JP2015222465A - データ移行方法とデータ移行システムと移行元サーバと移行先サーバとデータ移行プログラム - Google Patents

データ移行方法とデータ移行システムと移行元サーバと移行先サーバとデータ移行プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの停止時間を無くすことができるサーバ間のデータ移行方法を提供する。【解決手段】データ移行システムのデータ移行方法であって、移行元サーバ20は、ストレージに格納済みのデータを移行先サーバ30に一括転送する一括転送ステップと、一括転送ステップ後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを記憶する移行元記憶ステップと、追加されたデータとデータの変更処理の履歴とを、移行先サーバ30に転送する差分転送ステップと、を行い、移行先サーバ30は、一括転送ステップで一括転送されるデータを受信してストレージに格納する一括転送受信ステップと、差分転送ステップで転送される追加されたデータを受信してストレージに格納すると共に、データの変更処理の履歴を受信して記憶する移行先記憶ステップと、受信したデータの変更処理の履歴を、ストレージに格納したデータに反映させる差分反映ステップと、を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバにおいて保持するデータを、別のサーバに移行するデータ移行方法とデータ移行システムと移行元サーバと移行先サーバとデータ移行プログラムに関する。
サービスを提供しているサーバ内のデータを他のサーバへ移し替える際に、データを追加、変更、削除する処理命令を受け続けると、移行元サーバと移行先サーバとの間で、データの差分が発生してしまう場合がある。そのため、サーバ間でデータを移行させる場合には、データに対して常に行われている追加、変更、削除の処理を停止させる必要がある。例えば、非特許文献1には、データ移行時に追加、変更、削除等の処理を凍結する考えが記載されている。
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/provision/no44/pdf/44_ppr2.pdf
しかし、データ移行時のデータの追加、変更、削除の処理停止は、サービス提供の中断となるため、当該処理停止時間を極力短縮させなければならないという課題がある。
この発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、サービス提供の中断時間を短縮するサーバ間のデータ移行方法とデータ移行システムと移行元サーバと移行先サーバとデータ移行プログラムとを提供することを目的とする。
本発明のデータ移行方法は、移行元サーバと移行先サーバとを備えるデータ移行システムが行うデータ移行方法であって、ストレージに格納されたデータを前記移行先サーバに一括転送する一括転送ステップと、データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理ステップと、前記一括転送ステップの後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送ステップと、を行い、前記移行先サーバは、前記一括転送ステップで一括転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信ステップと、データを受信して前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理ステップと、受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映ステップと、を行う。
また、本発明のデータ移行システムは、移行元サーバと移行先サーバとを備えるデータ移行システムであって、前記移行元サーバは、ストレージに格納済みのデータを前記移行先サーバに一括転送する一括転送部と、データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行元記憶部と、前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理部と、前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送部と、を具備し、前記移行先サーバは、前記移行元サーバの前記括転送部から転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信部と、
データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行先記憶部と、前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理部と、受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映部と、を具備する。
また本発明の移行元サーバは、前記したデータ移行システムにおける移行元サーバであって、ストレージに格納済みのデータを移行先サーバに一括転送する一括転送部と、 データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行元記憶部と、前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理部と、前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送部と、を具備する。
また本発明の移行先サーバは、前記したデータ移行システムにおける移行先サーバであって、移行元サーバの一括転送部から転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信部と、データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行先記憶部と、前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理部と、受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映部と、を具備する。
また、本発明の移行元サーバが行うデータ移行方法は、ストレージに格納済みのデータを移行先サーバに一括転送する一括転送ステップと、前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理ステップと、前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送ステップと、を行う。
また、本発明の移行先サーバが行うデータ移行方法は、移行元サーバの一括転送部から転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信ステップと、データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理ステップと、受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映ステップと、を行う。
また、本発明のデータ移行プログラムは、上記したデータ移行方法をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、サーバを移し替える際、若しくはデータの収容入れ替えを行う際のサービス提供の中断時間を短縮することができる。
本発明の実施形態のデータ移行システム100のシステム構成を示す図。 データ移行システム100の動作シーケンスを示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS1とS2を模式的に示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS3とS4を模式的に示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS5とS6を模式的に示す図。 データFのストレージ25への書き込みが終了した後の移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS7とS8を模式的に示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS9とS10を模式的に示す図。 動作シーケンス図(図2)のステップS11を模式的に示す図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには
同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔実施形態〕
図1に、本実施形態のデータ移行システム100のシステム構成例を示す。データ移行システム100は、例えば、ユーザ端末10と、移行元サーバ20と、移行先サーバ30と、ネットワーク90と、で構成される。ユーザ端末10は、ユーザが操作する例えばコンピュータ端末である。移行元サーバ20と移行先サーバ30も、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。ユーザ端末10と移行元サーバ20と移行先サーバ30とは、それぞれネットワーク90を介して接続されている。
移行元サーバ20は、ユーザ端末10から、例えばデータを書き込むデータ蓄積サーバである。移行先サーバ30は、移行元サーバ20と同機能を持つデータ蓄積サーバであり、移行元サーバ20を、セキュリティ上の理由や保守点検の都合で入れ替える際に、移行元サーバ20に蓄積されたデータを転送する移行先のサーバである。
移行元サーバ20は、一括転送部21、移行元記憶部22、移行元データ処理部23、差分転送部24、を具備する。一括転送部21は、ストレージに格納済みのデータを移行先サーバ30に一括転送する。移行元記憶部22は、データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリとから成る。移行元データ処理部23は、データをストレージに格納すると共に、データの変更処理の履歴をメモリに記憶する。差分転送部23は、一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、移行先サーバ30に転送する。
ここで、ストレージ(storage)とは、通常のRAM等のメモリに比べて記憶容量が数桁大きい記憶装置のことである。また、メモリとは、移行元サーバ20を構成する例えばコンピュータのRAM等の記憶部のことである。また、一括転送とは、スナップショット(Snapshot)とも称される処理であり、ストレージ中にあるファイルとディレクトリの集合を、移行先サーバ30に移行させることを意味する。また、データの変更処理の履歴とは、データに対する変更や削除の履歴である。
移行先サーバ30は、一括転送受信部31、移行先記憶部32、移行先データ処理部33、差分反映部34、を具備する。一括転送受信部31は、移行元サーバ20から一括転送されるデータを受信してストレージに格納する。移行先記憶部32は、データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリとから成る。移行先データ処理部33は、データを受信してストレージに格納すると共に、データの変更処理の履歴をメモリに記憶する。差分反映部34は、受信したデータの変更処理の履歴を、ストレージに格納したデータに反映させる。移行先サーバ30のストレージとメモリは、移行元サーバ20と同じものである。
図2に、データ移行システム100の動作シーケンスを示す。図2と、図3〜図9とを参照してデータ移行システム100のデータ移行方法について説明する。
〔ステップS1とS2〕
図3に、図2中のステップS1とS2の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。図3は、特に、移行元記憶部22と移行先記憶部32の状態を表す。以降で説明する図4〜図9についても同様である。
移行元サーバ20の移行元記憶部22は、ストレージ25とRAM26とで構成される。ユーザ端末10から入力されるデータA,B,C,D,E,…(図の表記は丸内にアルファベット)は、ストレージ25に格納される。このストレージ25にデータを格納する処理を、以降、データ追加処理(1)と称する。
RAM26には、データに対する変更処理の履歴が記憶される。この処理を、以降、データ変更処理(2)と称する。変更処理の履歴を、四角内の数字で表記する。移行元サーバ20の移行元データ処理部23は、このデータ追加処理(1)とデータ変更処理(2)とを行う。
図3に示すRAM26は、データ変更処理(2)の1回目の履歴「1」はデータAを変更する処理、2回目の履歴「2」はデータBを削除する処理、3回目の履歴「3」はデータCを削除する処理、のデータ変更処理(2)を記憶している状態を表している。
図3は、例えば保守等の都合で、移行元サーバ20を移行先サーバ30に入れ替える操作を開始し、移行元サーバ20のデータを移行先サーバ30に一括転送する場面を表している。また、データ変更処理(2)の履歴「2」のデータBを削除する処理が実行中(破線の丸で囲んだB)であることと、これからデータFがストレージ25に追加されようとしている状態とを表している(データ追加処理(1)のF追加)。
この状態において移行元サーバ20の一括転送部21は、データ変更処理(2)の履歴「2」によって削除されたデータBを除くストレージ25内のデータA,C,D,Eを、移行先サーバ30に一括転送する(ステップS1:一括転送)。この時、RAM26に記憶されているデータ変更処理(2)の履歴は、移行先サーバ30に転送されない。移行先サーバ30の一括転送受信部31は、一括転送されるデータA,C,D,Eを受信して、移行先サーバ30内の移行先記憶部32のストレージ35に格納する(ステップS2:一括転送受信)。
〔ステップS3とS4〕
図4に、図2中のステップS3の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。移行元サーバ20の移行元記憶部22は、データFのデータ追加処理(1)と、データに対するデータ変更処理(2)との両方を継続する(ステップS3:移行元記憶)。一般的に、ストレージ25にデータを書き込むのに要する時間は、RAM26にデータ変更処理(2)の履歴を記憶する時間よりも多くの時間を必要とする。データを、例えばJPEGファイルやPDFファイルとすると、ストレージ25にそのデータを書き込む時間は、RAM26に変更処理の履歴を記憶する時間よりも長くなる。
移行元記憶部22は、データFのストレージ25への書き込みが終了するまで、同じ状態を維持する(ステップS4の有りのステップS3の繰り返し)。したがって、この間のデータ追加処理(1)の履歴は、RAM26に記憶されることになる。つまり、移行元記憶部22は、データ追加処理(1)とデータ変更処理(2)との処理が、途中で中断することが無いように動作する。
〔ステップS5とS6〕
図5に、図2中のステップS5とS6の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。データFのストレージ25への書き込み処理の途中で、データ変更処理の履歴「2」のデータBを削除する処理が終了したとすると、移行元データ処理部23は、データ変更処理(2)の受付を停止する(ステップS5:データの受付中止)。と同時に、移行先サーバ30の移行先データ処理部33はデータ変更処理(2)の受付を開始する(ステップS6:データの受付開始)。
このユーザ端末10から見た接続先の変更は、図示しないWebサーバが行う。このことは後述するデータ追加処理(1)の接続先の変更の場合も同様である。このWebサーバは、IPネットワークにおいては標準的なものである。なお、データ移行システム100のシステム構成を示す図1では、このWebサーバの表記は標準的であることを理由に省略している。このWebサーバに対して移行元サーバ20と移行先サーバ30は、一般的にメディアサーバと称される。
データ変更処理(2)の履歴「3」(データC削除)の直後に入力されるデータ変更処理(2)の履歴「4」は、移行先サーバ30の移行先データ処理部33で受け付けられ、移行先サーバ30の移行先記憶部32の例えばRAM36に蓄積される。このように、変更や削除のデータ変更処理(2)は継続され、中断することがない。
図6に、データFのストレージ25への書き込みが終了した後の移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。データFのストレージ25への書き込みが終了すると移行元サーバ20の移行元データ処理部23は、データ追加処理(1)の処理を停止(ステップS5:データの受付中止)する。と同時に、移行先サーバ30の移行先データ処理部33はデータ追加処理(1)の受付を開始する(ステップS6:データの受付開始)。
なお、データ変更処理(2)の方が、上記したようにデータ追加処理(1)よりも短い時間で処理を終了するので、データ変更処理(2)が先に移行先サーバ30に切り替わる例で説明を行った。しかし、サーバの更改を行うタイミングによっては、データ追加処理が先に終了する場合もあり得る。その場合はデータ追加処理(1)を先に切り替える。切り替わる順番は変わることが有っても、データ追加処理(1)とデータ変更処理(2)とが、処理の途中で切り替わることはない。データ追加処理(1)が先に移行先サーバ30に切り替わったとしても、追加したデータに対するデータ変更処理(2)の順番は、データ追加処理(1)の次にデータ変更処理(2)を行う点で変わりはない。
〔ステップS7とS8〕
図7に、図2中のステップS7とS8の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。データFのストレージ25への書き込みが終了すると、移行元サーバ20の差分転送部23は、一括転送後に追加されたデータの差分を、移行先サーバ30に転送する(ステップS7:差分転送)。ステップS7では、未転送の差分のデータFのみを転送するので、転送時間を短い時間にすることができる。
一括転送後に、移行元記憶部22のストレージ25に追加されたデータの差分は、この例ではデータFである。この差分は、一括転送部21が移行先サーバ30に一括転送したデータを、記憶しておくことで容易に求めることができる。
移行先サーバ30の移行先データ処理部33は、データの差分であるデータFを受信して移行先サーバ30のストレージ35に格納する(ステップS8:差分受信)。図7では、差分のデータFを格納する前に、データGがストレージ35に格納済みである状態を示している。
この状態は、移行先サーバ30におけるデータ追加処理(1)の処理の受付が開始(ステップS6)してから、一括転送後に追加されたデータの差分(データF)を移行先サーバ30に転送している間に、データGのストレージ35への格納が終了したことを意味している。
〔ステップS9とS10〕
図8に、図2中のステップS9とS10の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。移行元サーバ20の差分転送部23は、差分転送(ステップS7)を終了すると、データ変更処理(2)の受付を停止(ステップS5)した時点の移行元記憶部22のRAM26に記憶されたデータ変更処理(2)の履歴を、移行先サーバ30に転送する(ステップS9:変更履歴送信)。
移行先サーバ30の移行先データ処理部33は、移行元サーバ20のデータ変更処理(2)の履歴を、受信してRAM36に記憶する(ステップS10:変更履歴受信)。RAM36は、移行元サーバ20から受信したデータ変更処理(2)の履歴「1」〜「3」をそのまま記憶する(図8)。なお、各履歴には処理済みか否の情報が添付されて、移行元サーバ20から転送される。この例では、上記したように履歴「2」までが処理済みである。
〔ステップS11〕
図9に、図2中のステップS11の処理に伴う移行元サーバ20と移行先サーバ30の状態を模式的に示す。移行先サーバ30の差分反映部33は、移行元サーバ20のデータ変更処理の履歴を受信すると、当該変更処理の履歴を記憶したデータに反映させる(ステップS11)。
移行先サーバ30の差分反映部33は、受信したデータ変更処理の履歴から既に実施済みのデータ変更処理(2)の履歴「1」と「2」を削除して、未処理のデータ変更処理(2)の履歴「3」からストレージ35に記憶されたデータに反映させる。この例ではデータ変更処理(2)の履歴「3」は、データCを削除する処理であるので、差分反映部33はストレージ35からデータCを削除する。
移行先サーバ30は、変更履歴を反映した後、ユーザ端末10から入力されるデータ変更処理(2)とデータ追加処理(1)との処理を継続する。図9に示す例では、データ変更処理「4」、「5」、「6」の処理が、順にストレージ35に記憶されたデータに対して実施される。また、図9は、移行先サーバ30のストレージ35には、データLまでが記憶済みである例を示している。
以上説明したように本実施形態のデータ移行システムのデータ移行方法によれば、サーバの更改時のサービスの停止時間を短縮することができる。このデータ移行方法によれば、原理的にはサービスの停止時間を無くすことが可能である。つまり、追加、変更、削除の処理にてサービス提供を行うサーバのデータを移行する際に、移行元と移行先のサーバでのデータの変更、削除の処理の受付及び実施内容を記憶し、データ移行処理中のその記憶を元に、移行先サーバで変更、削除の処理を実施するので、ユーザにサーバの移行を意識させることなくサーバの更改を行うことができる。
また、データ変更処理の履歴を記憶しているので、データ移行時に何らかのエラーが発生しても切戻し(逆方向に切り替え直して元の状態に戻すこと)を自動的に実施することも可能である。
なお、上記した実施形態は、移行元サーバ20と移行先サーバ30とユーザ端末10とからなるデータ移行システム100として説明を行ったが、移行元サーバ20、移行先サーバ30、ユーザ端末10、のそれぞれの端末を複数台具備するデータ移行システムであっても良い。
このように本願発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。上記装置における処理部をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各装置における処理部がコンピュータ上で実現される。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としても良い。
また、各手段は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしても良い。
10 :ユーザ
20 :移行元サーバ
21 :一括転送部
22 :移行元記憶部
23 :差分転送部
30 :移行先サーバ
31 :一括転送受信部
32 :移行先記憶部
33 :差分反映部

Claims (7)

  1. 移行元サーバと移行先サーバとを備えるデータ移行システムが行うデータ移行方法であって、
    前記移行元サーバは、
    ストレージに格納されたデータを前記移行先サーバに一括転送する一括転送ステップと、
    データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理ステップと、
    前記一括転送ステップの後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送ステップと、
    を行い、
    前記移行先サーバは、
    前記一括転送ステップで一括転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信ステップと、
    データを受信して前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理ステップと、
    受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映ステップと、
    を行う、
    ことを特徴とするデータ移行方法。
  2. 移行元サーバと移行先サーバとを備えるデータ移行システムであって、
    前記移行元サーバは、
    ストレージに格納済みのデータを前記移行先サーバに一括転送する一括転送部と、
    データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行元記憶部と、
    前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理部と、
    前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送部と、
    を具備し、
    前記移行先サーバは、
    前記移行元サーバの前記一括転送部から転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信部と、
    データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行先記憶部と、
    前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理部と、
    受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映部と、
    を具備する、
    ことを特徴とするデータ移行システム。
  3. 請求項2に記載したデータ移行システムにおける移行元サーバであって、
    ストレージに格納済みのデータを移行先サーバに一括転送する一括転送部と、
    データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行元記憶部と、
    前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理部と、
    前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送部と、
    を具備する、
    ことを特徴とする移行元サーバ。
  4. 請求項2に記載したデータ移行システムにおける移行先サーバであって、
    移行元サーバの一括転送部から転送されるデータを受信してストレージに格納する一括転送受信部と、
    データを格納するストレージと、データの変更処理の履歴を記憶するメモリと、から成る移行先記憶部と、
    前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理部と、
    受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映部と、
    を具備する、
    ことを特徴とする移行先サーバ。
  5. 請求項3に記載した移行元サーバが行うデータ移行方法であって、
    ストレージに格納済みのデータを移行先サーバに一括転送する一括転送ステップと、
    前記データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行元データ処理ステップと、
    前記一括転送した後に追加されたデータと、データの変更処理の履歴とを、前記移行先サーバに転送する差分転送ステップと、
    を行う、
    ことを特徴とする移行元サーバが行うデータ移行方法。
  6. 請求項4に記載した移行先サーバが行うデータ移行方法であって、
    移行元サーバの一括転送部から転送される前記データを受信してストレージに格納する一括転送受信ステップと、
    データを前記ストレージに格納すると共に、前記データの変更処理の履歴をメモリに記憶する移行先データ処理ステップと、
    受信した前記データの変更処理の履歴を、前記ストレージに格納したデータに反映させる差分反映ステップと、
    を行う、
    ことを特徴とする移行先サーバが行うデータ移行方法。
  7. 請求項1に記載したデータ移行方法を、コンピュータに実行させるためのデータ移行プログラム。
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