JPH1031562A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH1031562A
JPH1031562A JP8187194A JP18719496A JPH1031562A JP H1031562 A JPH1031562 A JP H1031562A JP 8187194 A JP8187194 A JP 8187194A JP 18719496 A JP18719496 A JP 18719496A JP H1031562 A JPH1031562 A JP H1031562A
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JP
Japan
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information processing
backup
data
data backup
processing system
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JP8187194A
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Inventor
Kenzo Tabata
謙三 田畑
Toshio Nakano
俊夫 中野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理システム内のデータ破壊時における
データ回復およびデータ保護のためのデータバックアッ
プの最適制御を実現する。 【解決手段】 バックアップシステム102と、バック
アップ対象サーバ103が、LAN101等のネットワ
ークを介して接続された構成の情報処理システムにおい
て、バックアップ対象サーバ103には、当該バックア
ップ対象サーバ103の特定ジョブやアプリケーション
プログラムの終了に引続いてバックアップ開始をバック
アップシステム102に指示する制御論理を設け、バッ
クアップシステム102には、バックアップ開始指令に
て、バックアップ対象サーバ103から自バックアップ
システム102へのバックアップ対象データの転送を指
示する制御論理を設け、バックアップ処理を自動実行す
る。また、バックアップ対象サーバ103やLAN10
1の低負荷時を選んでバックアップ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理技術に関
し、特に、データを格納している記憶装置のデータ破壊
に備えたデータバックアップ等に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のパーソナルコンピュータ等
を情報ネットワークを接続して構築されるPC−LAN
環境の整備、拡大が著しい中、ネットワークに接続され
ているサーバ装置に付属のディスク装置等のデータ記憶
装置に求められる信頼性への要求は飛躍的に増大してい
る。サーバ装置に接続されているディスク装置にはハー
ドウエア障害によるデータ破壊に加え、ユーザのオペレ
ーションミスによる人為的データ損失、不測のソフトウ
エア障害によるデータ破壊、CPU異常によるデータ破
壊等様々な危険が潜んでいる。この様なデータ破壊およ
び損失に対処する方法としてコンピュータシステムのデ
ータバックアップがある。
【0003】たとえば、特開昭63−95544号公報
に開示された技術では、連接している複数の計算機(コ
ンピュータシステム)の各々の稼働(故障)率を監視
し、故障が予想される計算機のイメージをバックアップ
用の計算機に自動的にローディングしておき、各計算機
のCPUの異常を異常信号により検知し、バックアップ
処理プログラムを起動させる。起動されたバックアップ
処理プログラムは、異常のあったCPUからシステムを
切離し正常なCPUに自動接続してバックアップ運転を
行うことにより、任意の計算機のダウン時の復旧所要時
間の短縮を図るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、C
PUの障害発生時に連接されている正常なシステムのC
PUを用いて自動的にバックアップ運転を行おうとして
いるが、CPUが連接されていない場合のデータの保護
およびユーザのオペレーションミスによる人為的データ
損失、不測のソフトウエア障害によるデータ破壊等のデ
ータ損失への対処が行えないという技術的課題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、情報処理システム内のデ
ータ破壊時におけるデータ回復およびデータ保護のため
のデータバックアップの最適制御を実現することにあ
る。
【0006】本発明の他の目的は、データバックアップ
作業を含むシステムの運用管理の省力化および的確化を
実現することが可能な情報処理システムを提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、情報ネットワークを
利用したデータバックアップの効率化を実現することが
可能な情報処理システムを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、データバックアップ
のスケジュール管理を多様かつ的確に行うことが可能な
情報処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報ネットワ
ークにて接続される複数の情報処理装置の間におけるデ
ータバックアップ処理を自動的に実行する制御論理を備
えるようにしたものである。より具体的には、一例とし
て、情報ネットワークにバックアップ対象サーバおよび
バックアップシステムを接続した構成において、各バッ
クアップ対象サーバおよびバックアップシステムの少な
くとも一方にバックアップ制御論理を持たせ、情報ネッ
トワーク上にあるバックアップシステムに対しデータバ
ックアップの開始要求を送出し、データバックアップを
自動的に開始するデータバックアップ制御を実現したも
のである。
【0010】バックアップ制御論理は、たとえば、バッ
クアップ対象サーバにおける任意のアプリケーションプ
ログラムやジョブが終了した時、バックアップ対象サー
バにおける各種リソースの使用率が所定の値よりも低い
状態の時、情報ネットワーク上の負荷が低い時、等を契
機としてデータバックアップの開始要求をバックアップ
システムに送出してデータバックアップ処理を開始させ
る。
【0011】また、バックアップ制御論理は、バックア
ップ対象サーバや情報ネットワークにおける各種リソー
スの使用状況、稼働状況、負荷等の情報と、データバッ
クアップの対象となるデータ量の多少等に基づいてデー
タバックアップの所要時間を計算し、予め、データバッ
クアップ処理の終了時刻が指定されている場合には、当
該終了時刻に間に合うように、バックアップシステムに
対して、データバックアップの開始時刻を指定する。
【0012】また、バックアップ制御論理は、必要に応
じて、バックアップ対象サーバにおいてデータバックア
ップの対象となるデータファイルを圧縮し、データ量を
減らして、バックアップシステムに送り出す。
【0013】また、バックアップ制御論理は、必要に応
じて、情報ネットワークにおけるデータ転送パラメータ
を、データバックアップ処理の期間だけ、選択的にデー
タバックアップに適した値に変更させた後、バックアッ
プ対象サーバからバックアップシステムへのデータ転送
を開始させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態である情報
処理システムの構成の一例を示す概念図である。この図
1は、一例として、バックアップシステムを含む最小の
ネットワークシステムが示されている。このシステム
は、バックアップシステム102とバックアップ対象サ
ーバ103、およびそれらのシステムが接続しているロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)101から構成さ
れている。このバックアップシステム102とバックア
ップ対象サーバ103はLAN101を経由して互いに
通信することが可能である。そして本実施の形態では、
LAN101を経由したバックアップの開始要求はバッ
クアップ対象サーバ103から発行され、これを受領し
たバックアップシステム102はバックアップ処理をL
AN101経由で開始し、実行する。
【0016】図2は、本実施の形態のバックアップシス
テム102のハードウエア構成の一例を示すブロック図
であり、図3は、バックアップシステム102のソフト
ウエア構造の一例を示す概念図である。LAN101に
接続されているバックアップシステム102は、1台ま
たは複数台の磁気テープ装置205を有し、さらにマイ
クロプロセッサA(201)およびネットワークインタ
フェース部A(202)、I/Oインタフェース部A
(204)、メモリ(バッファ)A(203)を有して
いる。マイクロプロセッサA(201)は、主記憶装置
201aに接続されており、この主記憶装置201aに
格納される各種ソフトウェアによってバックアップシス
テム102の動作を制御する。
【0017】すなわち、図3に例示されるように、バッ
クアップシステム102の主記憶装置201aにおける
オペレーティングシステムA(301)上にはネットワ
ークインタフェース部A(202)を制御するネットワ
ークインタフェースドライバA(302)およびI/O
インタフェース部A(204)を制御するI/Oインタ
フェースドライバA(304)が存在する。
【0018】さらに本実施の形態の場合、オペレーティ
ングシステムA(301)上にはLAN101を経由し
た全バックアップ処理を制御するバックアップ処理制御
機構303が存在する。このバックアップ処理制御機構
303は、ネットワークインタフェースドライバA(3
02)により制御されているネットワークインタフェー
ス部A(202)からLAN101に接続されているバ
ックアップ対象サーバ103のデータを取込みメモリ
(バッファ)A(203)に転送する。さらにI/Oイ
ンタフェースドライバA(304)により制御されてい
るI/Oインタフェース部A(204)を経由してメモ
リ(バッファ)A(203)上のデータを磁気テープ装
置205に書込むといったバックアップ処理の制御機能
を保持する。これら一連の処理はマイクロプロセッサA
(201)の下で行われている。
【0019】図4は本実施の形態のバックアップ対象サ
ーバ103のハードウエア構成の一部を示すブロック図
であり、図5は、バックアップ対象サーバ103のソフ
トウエア構造を示した概念図である。LAN101に接
続されているバックアップ対象サーバ103は、データ
が格納されている1台または複数台の磁気ディスク装置
405を有し、さらにマイクロプロセッサB(401)
およびネットワークインタフェース部B(402)、I
/Oインタフェース部B(404)、メモリ(バッフ
ァ)B(403)を有している。マイクロプロセッサB
(401)には主記憶装置401aが接続されており、
この主記憶装置401aに格納される各種ソフトウェア
によってバックアップシステム102の動作を制御す
る。
【0020】すなわち、バックアップ対象サーバ103
の主記憶装置401aに格納されたオペレーティングシ
ステムB(501)上にはネットワークインタフェース
部B(402)を制御するネットワークインタフェース
ドライバB(502)およびI/Oインタフェース部B
(404)を制御するI/OインタフェースドライバB
(504)、バックアップ対象サーバ103内のジョブ
506を管理するジョブスケジューラ505が存在す
る。なお、ジョブスケジューラ505の代わりに任意の
運用管理システム、バッチジョブ登録実行制御機能等を
用いてもよい。
【0021】さらに本実施の形態の場合、オペレーティ
ングシステムB(501)上には、LAN101を経由
したバックアップの開始要求を発行するバックアップ制
御機構503が存在する。このバックアップ制御機構5
03は、ジョブスケジューラ505により管理されてい
るジョブ506の完了に引続きデータのバックアップを
開始するための制御機能を有する。バックアップ制御機
構503で作成されたバックアップ開始要求は、ネット
ワークインタフェースドライバB(502)により制御
されているネットワークインタフェース部B(402)
よりLAN101へ送出される。その後、バックアップ
システム102からのデータ転送要求に対してI/Oイ
ンタフェースドライバB(504)により制御されてい
るI/Oインタフェース部B(404)を経由して磁気
ディスク装置405からデータを読み出し、メモリ(バ
ッファ)B(403)に転送する。さらに、ネットワー
クインタフェースドライバB(502)により制御され
ているネットワークインタフェース部B(402)を用
いメモリ(バッファ)B(403)上のデータをバック
アップシステム102に対し送出するという機能を保持
する。これら一連の処理はマイクロプロセッサB(40
1)の下で行われている。
【0022】まず、バックアップ対象サーバ103にお
けるバックアップ制御機構503のバックアップ通知処
理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0023】バックアップ対象サーバ103では、マイ
クロプロセッサB(401)がオペレーティングシステ
ムB(501)上のジョブスケジューラ505によって
管理されているジョブ506の処理を行っている。ジョ
ブスケジューラ505はジョブ506から処理終了の報
告を受領した後、オペレーティングシステムB(50
1)を経由してマイクロプロセッサB(401)に報告
する。これを受けて、マイクロプロセッサB(401)
はジョブスケジューラ505からの特定ジョブの処理完
了報告をバックアップ制御機構503に対し通知する
(ステップ601)。その後、バックアップ制御機構5
03は、ステップ602にて通知データを作成する。さ
らに、ステップ603では作成した通知データをメモリ
(バッファ)B(403)に転送し、マイクロプロセッ
サB(401)を使ってメモリ(バッファ)B(40
3)上の通知データをネットワークインタフェースドラ
イバB(502)を用いネットワークインタフェース部
B(402)からLAN101に送出する。この通知デ
ータには、必要に応じて、当該バックアップ対象サーバ
103の磁気ディスク装置405のファイルシステムに
おけるバックアップ対象のボリューム名やディレクトリ
名、ファイル名等のパラメータが含まれる。
【0024】このように、バックアップ対象サーバ10
3にバックアップ制御機構503を付加することによ
り、バックアップ対象サーバ103の特定ジョブ終了後
および特定アプリケーションの処理完了後にデータバッ
クアップの開始要求を行いデータバックアップを実行す
ることが可能となる。
【0025】さらに、たとえば図8のフローチャートに
例示されるように、バックアップ対象サーバ103のマ
イクロプロセッサB(401)(CPU)、主記憶装置
401a、データバス等のリソース使用率を監視し、使
用率が低い時間帯にデータバックアップの開始要求を出
すことも可能である。すなわち、バックアップ制御機構
503は、ジョブ終了報告を受けると(ステップ80
1)、バックアップ対象サーバ103内のリソース使用
率をチェックし(ステップ802)、当該使用率が既定
値以下ならば、当該チェックを継続し(ステップ80
3)、リソース使用率が既定値よりも低くなった時点
で、“バックアップ開始要求”を含む通知データを作成
し(ステップ804)、作成した通知データをLAN1
01を経由してバックアップシステム102に送出する
(ステップ805)、という動作を行うようにすること
もできる。
【0026】次に、バックアップシステム102におけ
るバックアップ処理制御機構303のバックアップ開始
処理について、図7のフローチャートを用いて説明す
る。
【0027】LAN101に送出された通知データは、
バックアップシステム102のネットワークインタフェ
ース部A(202)によって受領される。ネットワーク
インタフェース部A(202)はメモリ(バッファ)A
(203)に通知データを転送する。マイクロプロセッ
サA(201)はバックアップ処理制御機構303に対
し転送されてきた通知データを解釈することを要求する
(ステップ701)。その後、バックアップ処理制御機
構303は、ステップ702にてバックアップ処理の開
始を決定する。次に、ステップ703にて転送命令デー
タを作成する。さらに、ステップ704では作成した転
送命令データをメモリ(バッファ)A(203)に転送
し、マイクロプロセッサA(201)を使い、メモリ
(バッファ)A(203)上の転送命令データをネット
ワークインタフェースドライバA(302)を用いネッ
トワークインタフェース部A(202)からLAN10
1に送出する。同時に、バックアップ処理制御機構30
3はステップ705にて、オペレーティングシステムA
(301)を介してデータバックアップのための動作準
備を行う。
【0028】LAN101に送出された転送命令データ
はバックアップ対象サーバ103のネットワークインタ
フェース部B(402)から取込まれ、メモリ(バッフ
ァ)B(403)に引渡される。マイクロプロセッサB
(401)は、この転送命令データを解釈しオペレーテ
ィングシステムB(501)上のバックアップ制御機構
503に対し、磁気ディスク装置405上のデータをバ
ックアップシステム102に転送することを指示する。
バックアップ制御機構503は、オペレーティングシス
テムB(501)を介しI/Oインタフェースドライバ
B(504)に対して磁気ディスク装置405からのデ
ータ読出しを要求する。マイクロプロセッサB(40
1)はI/OインタフェースドライバB(504)を用
いI/Oインタフェース部B(404)に接続されてい
る磁気ディスク装置405からデータを読出し、メモリ
(バッファ)B(403)に転送する。マイクロプロセ
ッサB(401)はネットワークインタフェースドライ
バB(502)用い、メモリ(バッファ)B(403)
上のデータをネットワークインタフェース部B(40
2)からLAN101にデータを送出する。なお、LA
N101にデータを送出する前に、必要に応じて、磁気
ディスク装置405から読出したデータを所定のアルゴ
リズムにて圧縮してもよい。これにより、LAN101
を通過するデータ量が削減され、LAN101の負荷を
軽減することができるとともに、バックアップシステム
102の側における磁気テープ装置205の記憶容量の
節約を実現できる。バックアップ対象サーバ103で
は、このような動作を繰返し、バックアップシステム1
02にデータを転送する。
【0029】一方、バックアップシステム102のマイ
クロプロセッサA(201)は、バックアップ対象サー
バ103から送出されたデータをネットワークインタフ
ェース部A(202)から取込み、メモリ(バッファ)
A(203)に転送する。マイクロプロセッサA(20
1)は、オペレーティングシステムA(301)上のバ
ックアップ処理制御機構303に対し磁気テープ装置2
05へのデータ書込みを指示する。バックアップ処理制
御機構303はオペレーティングシステムA(301)
を介しI/OインタフェースドライバA(304)に対
しデータ書込み要求を出す。マイクロプロセッサA(2
01)はI/OインタフェースドライバA(304)を
用いI/Oインタフェース部A(204)に接続されて
いる磁気テープ装置205にデータの書込みを行う。バ
ックアップシステム102では、このような動作を繰返
し、LAN101を経由して送られてきたバックアップ
対象サーバ103の磁気ディスク装置405のデータを
バックアップシステム102の磁気テープ装置205に
書込む。
【0030】図10のフローチャートに、バックアップ
対象サーバ103およびバックアップシステム102
の、図6、図8および図7のフローチャートに例示した
各動作の連携関係の一例を示す。
【0031】なお、バックアップ対象サーバ103で
は、たとえば、図9のフローチャートに例示されるよう
に、当該バックアップ対象サーバ103における業務ス
ケジュール等の都合により、特定の時刻までに、バック
アップ処理を完了させたい場合には、バックアップシス
テム102に対して、“バックアップ開始要求”にパラ
メータの一つとしてバックアップ開始時刻を指定するこ
とも可能である。すなわち、バックアップ制御機構50
3は、ジョブ終了報告の受領を受けると(ステップ90
1)、LAN101の負荷をチェックし(ステップ90
2)、さらに、バックアップ対象サーバ103内のリソ
ースの使用率、負荷、バックアップ対象のデータ量等の
情報をチェックし(ステップ903)、これらの情報に
基づいて、バックアップ所要時間を計算し、このバック
アップ所要時間と、目的のバックアップ処理終了時刻か
ら、バックアップ開始時刻を逆算し(ステップ90
4)、“バックアップ開始要求”にパラメータとして
“指定開始時刻”を含む通知データを作成し(ステップ
905)、この通知データをLAN101を経由してバ
ックアップシステム102に送出する(ステップ90
6)、という動作を行わせることもできる。
【0032】この場合、バックアップ対象サーバ103
とバックアップシステム102の連携動作を示した図1
1のフローチャートに例示されるように、バックアップ
システム102の側では、バックアップ対象サーバ10
3から到来する“バックアップ開始要求”に随伴した
“指定開始時刻”の情報に基づいて、バックアップ処理
の開始時刻をタイマ管理する動作を行う。すなわち、図
7に例示したフローチャートにおいて、たとえばステッ
プ704の前に、指定された開始時刻になったか否かを
判定するステップを設け、指定された開始時刻になった
時点で、ステップ704以降を実行するように動作す
る。
【0033】また、図12のフローチャートに例示され
るように、バックアップ処理においては、バックアップ
システム102の側から、バックアップ対象サーバ10
3に対するバックアップデータの転送要求に先立って、
LAN101におけるデータ転送での転送パラメータを
一時的に変更するようにしてもよい。なお、この転送パ
ラメータの変更指示は、バックアップ対象サーバ103
の側から行ってもよいことは言うまでもない。
【0034】すなわち、データバックアップ処理におい
ては、その処理の特性から、大量のデータが継続的にL
AN101を流れることになるので、たとえば、LAN
101におけるデータの転送単位であるパケットやフレ
ーム等のサイズが可変である場合には、パケットやフレ
ームのサイズを最大にして、大量のデータを高速に転送
可能な状態とすることが望ましい。
【0035】このように、本実施の形態の場合には、バ
ックアップ対象サーバ103のバックアップ制御機構5
03およびバックアップシステム102のバックアップ
処理制御機構303の連携した動作により、LAN10
1上にある複数のバックアップ対象コンピュータシステ
ム(バックアップ対象サーバ103)から各システムの
都合の良い時間帯にバックアップ処理開始の要求を受け
てバックアップシステム102がデータバックアップを
実行することが可能となる。さらにバックアップシステ
ム102のバックアップ処理制御機構303において、
LAN101の使用(稼動)状態を監視することによ
り、ネットワーク負荷の低い時間帯を選んでデータバッ
クアップを開始することも可能である。
【0036】したがって、本実施の形態の情報処理シス
テムによれば、バックアップ対象サーバ103の特定ジ
ョブおよびアプリケーション終了後の当該コンピュータ
システムのリソースが低使用率の際に、自動的にデータ
バックアップの開始指示を行えるので、バックアップ時
間が短縮され、効率良く行えるとともに、情報処理シス
テムの管理運用における省力化、管理の的確化を実現で
きる、という効果がある。さらに、ユーザ環境のLAN
101等のネットワークのトラフィックが高い時間帯に
は、ネットワーク負荷監視により、データバックアップ
の開始時間を変更し、低ネットワーク負荷の時間帯にバ
ックアップを実行できるという効果がある。
【0037】さらに、都合のよい時間帯にデータバック
アップが完了するように、データバックアップ処理の所
要時間から逆算して開始時刻を指定できるので、データ
バックアップのスケジュール管理を多様かつ的確に行う
ことが可能になる。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】たとえば、上述の実施の形態の説明では、
データバックアップ処理の開始契機をバックアップ対象
サーバの側から与えているが、バックアップシステムの
側から定期的にデータバックアップ処理の開始の可否を
バックアップ対象サーバの側に問い合わせて、バックア
ップ対象サーバの都合の良い時にデータバックアップを
開始することも、本発明に含まれる。
【0040】
【発明の効果】本発明の情報処理システムによれば、情
報処理システム内のデータ破壊時におけるデータ回復お
よびデータ保護のためのデータバックアップの最適制御
を実現することができる、という効果が得られる。
【0041】また、データバックアップ作業を含むシス
テムの運用管理の省力化および的確化を実現することが
できる、という効果が得られる。
【0042】また、情報ネットワークを利用したデータ
バックアップの効率化を実現することができる、という
効果が得られる。
【0043】また、データバックアップのスケジュール
管理を多様かつ的確に行うことができる、という効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である情報処理システム
の構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップシステムのハードウエア構成の
一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップシステムのソフトウエア構造の
一例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップ対象サーバのハードウエア構成
の一部を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップ対象サーバのソフトウエア構造
を示した概念図である。
【図6】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップ対象サーバの作用の一例を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップシステム作用の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップ対象サーバの作用の変形例を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態である情報処理システム
を構成するバックアップ対象サーバの作用の変形例を示
すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態である情報処理システ
ムを構成するバックアップ対象サーバおよびバックアッ
プシステムの各動作の連携関係の一例を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の一実施の形態である情報処理システ
ムを構成するバックアップ対象サーバおよびバックアッ
プシステムの各動作の連携関係の一例を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の一実施の形態である情報処理システ
ムを構成するバックアップ対象サーバおよびバックアッ
プシステムの各動作の連携関係の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101…LAN(情報ネットワーク)、102…バック
アップシステム(第2の情報処理装置)、103…バッ
クアップ対象サーバ(第1の情報処理装置)、201…
マイクロプロセッサA、201a…主記憶装置、202
…ネットワークインタフェース部A、203…メモリ
(バッファ)A、204…I/Oインタフェース部A、
205…磁気テープ装置(第2の記憶装置)、301…
オペレーティングシステムA、302…ネットワークイ
ンタフェースドライバA、303…バックアップ処理制
御機構(バックアップ制御論理)、304…I/Oイン
タフェースドライバA、401…マイクロプロセッサ
B、401a…主記憶装置、402…ネットワークイン
タフェース部B、403…メモリ(バッファ)B、40
4…I/Oインタフェース部B、405…磁気ディスク
装置(第1の記憶装置)、501…オペレーティングシ
ステムB、502…ネットワークインタフェースドライ
バB、503…バックアップ制御機構(バックアップ制
御論理)、504…I/OインタフェースドライバB、
505…ジョブスケジューラ、506…ジョブ、601
〜603…バックアップ通知の処理フロー、701〜7
05…バックアップ開始の処理フロー、801〜805
…バックアップ通知の変形例の処理フロー、901〜9
06…バックアップ通知の変形例の処理フロー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記憶装置を備えた少なくとも一つ
    の第1の情報処理装置と、第2の記憶装置を備えた少な
    くとも一つの第2の情報処理装置と、前記第1および第
    2の情報処理装置を接続する情報ネットワークとを含む
    情報処理システムであって、 前記第1の情報処理装置における前記第1の記憶装置に
    格納されているデータを、前記情報ネットワークを経由
    して前記第2の情報処理装置の前記第2の記憶装置に退
    避させるデータバックアップ処理を自動的に実行するバ
    ックアップ制御論理を備えたことを特徴とする情報処理
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理システムにおい
    て、 前記第1の情報処理装置におけるCPU、主記憶、デー
    タバス等のリソースの使用率を監視し、前記使用率が低
    い時に前記データバックアップ処理を起動させ、個々の
    前記リソースの使用状況の最適化と前記データバックア
    ップ処理の自動実行を実現する第1の操作、 ユーザが指定した任意のアプリケーションの前記第1の
    情報処理装置における終了を契機として、前記データバ
    ックアップ処理の開始を前記第2の情報処理装置に通知
    する第2の操作、 前記第1の情報処理装置における複数のジョブ実行を制
    御する運用管理システム、ジョブスケジューラ、バッチ
    ジョブ登録実行制御機能等で管理されるジョブの完了に
    引き続いて前記データバックアップ処理の開始を前記第
    2の情報処理装置に通知する第3の操作、 データバックアップ対象の前記第1の情報処理装置にお
    ける第1の記憶装置に格納されている一部または全部の
    データファイルを数個のデータバックアップファイルに
    圧縮し、圧縮された前記データバックアップファイルを
    前記第2の情報処理装置の前記第2の記憶装置に退避さ
    せる第4の操作、 の少なくとも一つの操作を、前記バックアップ制御論理
    が実行することを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の情報処理システ
    ムにおいて、前記バックアップ制御論理は、 前記情報ネットワークの使用(稼動)状態を監視し、前
    記情報ネットワークの負荷の少ない時間帯に前記データ
    バックアップ処理を開始することを特徴とする情報処理
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の情報処理シ
    ステムにおいて、前記バックアップ制御論理は、 前記情報ネットワーク上における前記第1の情報処理装
    置から前記第2の情報処理装置へのデータ転送における
    データ転送パラメータを、前記データバックアップ処理
    中のみ、当該データバックアップ処理に最適な値に置き
    換えて前記データバックアップ処理を実行することを特
    徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の情報処
    理システムにおいて、前記バックアップ制御論理は、 前記第1の情報処理装置における前記第1の記憶装置に
    格納されたデータバックアップ対象のデータ容量、およ
    び前記第1および第2の情報処理装置の少なくとも一方
    におけるリソース使用状態、および前記情報ネットワー
    クの使用(稼動)状態、の少なくとも一つに基づいて、
    前記データバックアップ処理の所要時間を算出し、予め
    指定されている前記データバックアップ処理の完了時刻
    から逆算して、前記データバックアップ処理の開始時刻
    を自動的に決定して前記データバックアップ処理を実行
    することを特徴とする情報処理システム。
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