JP2003248589A - ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム - Google Patents

ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム

Info

Publication number
JP2003248589A
JP2003248589A JP2002048456A JP2002048456A JP2003248589A JP 2003248589 A JP2003248589 A JP 2003248589A JP 2002048456 A JP2002048456 A JP 2002048456A JP 2002048456 A JP2002048456 A JP 2002048456A JP 2003248589 A JP2003248589 A JP 2003248589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
state
cgmt
unused
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002048456A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Furusaka
吉隆 古坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Software Aomori Ltd
Original Assignee
NEC Software Aomori Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Software Aomori Ltd filed Critical NEC Software Aomori Ltd
Priority to JP2002048456A priority Critical patent/JP2003248589A/ja
Publication of JP2003248589A publication Critical patent/JP2003248589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】実行中であるジョブ1のあるジョブステップが
終了し、一時的にCGMT装置を解放すると、CGMT
装置の解放待ちとなっていたジョブ2が解放されたCG
MT装置を使用してしまうため、ジョブ1とジョブ2の
使用するCGMT媒体は通常異なる場合が多く、CGM
Tの媒体のかけかえによるオペレータの負担が発生した
り、かけかえ処理時間待ちのオーバヘッドが発生し、ジ
ョブの処理遅延が生じた。 【解決手段】本発明では、CGMT媒体を使用したセー
ブ、リストアを行うジョブを自動運転制御プログラム1
08配下で動作させるようにして、擬似的にジョブの単
位でCGMT装置資源を確保するように制御することに
より、本問題の解決を図るCGMT装置使用ジョブのジ
ョブ起動・管理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CGMT装置を使
用する自動運転制御プログラム108配下のジョブにつ
いてジョブの使用するCGMT装置の使用状態をジョブ
起動前にチェックすることにより、特にCGMT媒体の
かけかえを少なくしたCGMT装置使用ジョブのジョブ
の起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータによる給与計算等の企業等
における基幹業務システムの運用において、当該業務の
遂行に必要なデータは、磁気ディスク上に格納されたデ
ータが使用される場合が殆どである。ところで、このよ
うな基幹業務で必要とされる磁気ディスクのデータが破
壊されると、業務の遂行に致命的な影響がでることにな
る。そのため、日時、月次等で磁気ディスク上のデータ
に対する定期的なセーブ、復旧時のリストアが基幹業務
システムの運用に必要不可欠な処理として実行されてい
る。
【0003】セーブ、リストアを実行する場合、セーブ
先の媒体として同じ磁気ディスク装置を使用する場合も
あるが、磁気テープ装置やCGMT装置等によるテープ
媒体も従来からセーブ対象としている場合が多い。その
ため、各基幹業務システムの運用において、磁気テープ
装置やCGMT装置を利用したセーブ、リストア処理の
スムーズな運用操作と高速化が必須となっている。
【0004】ところで、このセーブ、リストア処理は、
複数のジョブステップから構成された一つのジョブとし
て実行される。ジョブを構成する各ジョブステップは、
1乃至複数の磁気ディスク上のファイルをセーブ、リス
トアの対象とし、同じジョブ内の複数のジョブステップ
にまたがって連続してセーブやリストアが実行されるこ
ともある。ところで、CGMT媒体の場合、最大525
MBの記憶容量を持つため、数十MB程度の磁気ディス
クファイルを対象とした場合、ジョブステップが異なっ
ても同じCGMT媒体を使用して連続してセーブ、リス
トア処理を行うことが多々ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のCGMT装置の
使用状況を考慮しないジョブ起動・管理方法では、同時
に実行された複数のジョブの数が、例えば1台のCGM
T装置の持つ読み書き部の数より多くなった場合、実行
されたジョブのあるものは、CGMT装置を使用するジ
ョブステップが終了しCGMT装置が解放されるまで待
ちとなっていた。その時、実行中であるジョブ1のある
ジョブステップが終了し、一時的にCGMT装置を解放
すると、CGMT装置待ちとなっていたジョブ2が解放
されたCGMT装置を使用してしまうため、異なるジョ
ブで使用するCGMT媒体は通常異なる場合が多く、C
GMTの媒体のかけかえによるオペレータの負担が発生
したり、かけかえ処理時間待ちのオーバヘッドが発生
し、ジョブの処理遅延が生じた。これは、一般的に、各
オペレーティングシステムにおける資源の確保/解放が
ジョブステップの単位で行われるためである。
【0006】この問題の解決には、オペレーティングシ
ステムの資源管理機能を拡張して、特定された資源につ
いてはジョブの単位でも資源が確保できるようにするこ
とも可能ではあるが、本発明では、セーブ、リストアを
行うジョブを自動運転制御機能配下で動作させるように
して、擬似的にジョブの単位でCGMT装置資源を確保
することにより、本問題の解決を図るCGMT装置使用
ジョブのジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管
理プログラムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のジョブの
起動・管理方法は、コンピュータシステムにおいて、ジ
ョブの起動の指示をうけると、前記ジョブの使用する装
置の状態についてオペレーティングシステムに問い合わ
せて前記装置が未使用状態か否かを確認する装置未使用
状態チェックを行い、未使用状態であると前記ジョブの
状態を実行中状態とし、前記ジョブの起動をオペレーテ
ィングシステムに要求することを備える。
【0008】本発明の第二のジョブの起動・管理方法
は、第一の発明において、前記ジョブの起動の指示をう
けると、前記ジョブの使用する前記装置の状態について
オペレーティングシステムに問い合わせ、前記装置が未
使用状態で無い場合は前記ジョブの起動要求を行わず実
行待ち状態とし、定期的に前記装置の装置未使用チェッ
クを行い、前記装置が未使用の状態に遷移したことを確
認すると前記ジョブの状態を実行中状態とし前記ジョブ
の起動をオペレーティングシステムに要求することを備
える。
【0009】本発明の第三のジョブの起動・管理方法
は、第一または第二の発明において、起動された前記ジ
ョブの終了を監視し、終了を確認すると前記ジョブの状
態を終了状態とし実行待ち状態にある前記ジョブの使用
する前記装置に関する装置未使用チェックを行い未使用
であると前記ジョブの起動をオペレーティングシステム
に要求することを特徴とする請求項1または2記載のジ
ョブの起動・管理方法。
【0010】本発明の第四のジョブの起動・管理方法
は、第一乃至第三の発明において、起動の指示を受ける
対象となる前記ジョブについて、前記ジョブの使用する
装置名と前記装置の使用状態を記憶するとともに、前記
起動の指示を受けた前記ジョブの実行状態をあわせて記
憶することを備える。
【0011】本発明の第五のジョブの起動・管理方法
は、第一乃至第四の発明において、前記ジョブの状態に
は実行中と実行待ちと終了の状態を有することを備え
る。
【0012】本発明の第六のジョブ起動・管理方穂は、
第一または第四の発明において、前記装置を同時に複数
のジョブが使用できる場合、同時に使用する最大のジョ
ブ数を走行多重度として前記装置ごとに定義し、前記装
置を同時に使用するジョブの起動の要求を前記走行多重
度の規定する数以下で行うことを備える。
【0013】本発明の第七のジョブの起動・管理方法
は、第一乃至第六の発明において、前記装置は磁気テー
プ装置とCGMT装置を含むことを備える。
【0014】本発明の第一のジョブの起動・管理プログ
ラムは、コンピュータシステムにおいて、ジョブの起動
の指示をうけると、前記ジョブの使用する装置の状態に
ついてオペレーティングシステムに問い合わせることで
前記装置が未使用状態か否かを確認する装置未使用チェ
ックを行い未使用状態であると前記ジョブの状態を実行
中状態とし前記ジョブの起動をオペレーティングシステ
ムに要求することをコンピュータに実行させる。
【0015】本発明の第ニのジョブの起動・管理プログ
ラムは、第一の発明において、前記ジョブの起動の指示
をうけると、前記ジョブの使用する前記装置の状態につ
いてオペレーティングシステムに問い合わせ、前記装置
が未使用状態で無い場合は前記ジョブの起動要求を行わ
ず実行待ち状態とし、定期的に前記装置の装置未使用チ
ェックを行い、前記装置が未使用の状態に遷移したこと
を確認すると前記ジョブの状態を実行中状態とし前記ジ
ョブの起動をオペレーティングシステムに要求すること
をコンピュータに実行させる。
【0016】本発明の第三のジョブの起動・管理プログ
ラムは、第一乃至第二の発明において、起動された前記
ジョブの終了を監視し、終了を確認すると前記ジョブの
状態を終了状態とし実行待ち状態にある前記ジョブの使
用する前記装置に関する装置未使用チェックを行い未使
用であると前記ジョブの起動をオペレーティングシステ
ムに要求することをコンピュータに実行させる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】本発明は、磁気ディスク装置上のファイル
のデータをCGMT媒体にセーブしたり、逆にCGMT
媒体にセーブされたデータを磁気ディスクのファイルに
復旧したりするセーブリストア処理等において、CGM
T媒体のかけかえのための人手による操作介入等を減ら
した自動運転機能についての内容を有している。尚、本
発明ではCGMT装置を使用した説明を行うが、磁気テ
ープ装置等による記録媒体のかけかえを必要とする他の
装置にも、本発明の内容が同様に適用可能であることは
明らかである。
【0019】図1を参照すると、本発明のCGMT装置
を使用するジョブのジョブ起動・管理方法の一実施例
は、プログラム制御により動作するコンピュータ100
と、CGMT媒体を装着するCGMT装置110である
CGMT装置A111と、CGMT装置B112と、か
ら構成されている。
【0020】コンピュータ100は、オペレーティング
システム109と、プログラム制御で動作する自動運転
制御プログラム108と、を有し、この自動運転制御プ
ログラム108は、要求受付手段101と、ジョブ管理
手段102と、ジョブ制御手段103と、外部手段10
6と、を備える。また、自動運転制御プログラム108
制御下で使用するジョブの管理情報を表形式で管理する
ジョブ管理表104と、CGMT装置110の状態を管
理する装置管理表105と、を有し、さらに、自動運転
制御プログラム108の制御下で動作するCGMT装置
使用ジョブ107を備えている。尚、通常、自動運転制
御プログラム108は、コンピュータ電源異常時の対応
等の種々の機能を含むものであるが、ここではCGMT
装置を使用したセーブリストア機能を想定したものに限
定している。
【0021】また、CGMT装置A111は、CGMT
読み書き部Aと、CGMT読み書き部Bと、CGMT読
み書き部Cと、を含む。
【0022】また、同様に、CGMT装置B112は、
CGMT読み書き部Dと、CGMT読み書き部Eと、C
GMT読み書き部Fと、を含む。
【0023】これらの手段はそれぞれ概略つぎのように
動作する。
【0024】外部手段106は、自動運転制御プログラ
ム108の配下で動作するジョブについて、コンピュー
タ100の操作者からのジョブ名を指定したジョブ起動
要求やジョブ停止要求を受け付けたり、予め決められた
時刻に起動されるジョブや他のジョブの終了とともに起
動されるジョブの受け付けを行う。外部手段106で受
け付けられたジョブの起動や停止の要求は、要求受付手
段101に通知される。
【0025】要求受付手段101は、ジョブ管理手段1
02、ジョブ制御手段103、外部手段106から受け
取った各種要求をジョブ管理手段102、ジョブ制御手
段103へ通知するもので、各手段の間の情報の交換を
制御する役割を有する。例えば、外部手段106は、操
作者によるジョブの起動要求を受けると、これを要求受
付手段101に通知する。さらに、要求受付手段101
は、これをジョブ管理手段102に通知するようになっ
ている。
【0026】ジョブ管理手段102は、要求受付手段1
01から受け取ったジョブ名によるジョブ起動要求を受
け、ジョブ管理、CGMT装置の管理処理を行う。具体
的には、ジョブ起動要求を受け取ったジョブ管理手段1
02は、起動要求のされたジョブの使用するCGMT装
置名をジョブ管理表104から取り出す。この時、ジョ
ブ管理手段102は、当該ジョブのジョブ名でジョブ管
理表104をサーチし、該当するジョブの使用するCG
MT装置名を取得するわけである。次に、装置管理表1
05における当該CGMT装置の使用状態と当該CGM
T装置の読み書き部の状態から当該のCGMT装置が使
用可能か確認する。CGMT装置が使用可能な場合は、
ジョブ実行が可能な旨を要求受付手段101へ通知す
る。CGMT装置が使用不可の場合は、装置管理表10
5の当該CGMT装置状態を使用不可に変更し、CGM
T装置確認要求を要求受付手段101へ応答する。
【0027】この応答を受け取った要求受付手段101
は、タイマーによる時間を設定し、この時間が経過する
と、再度CGMT装置確認要求をジョブ管理手段102
に対して行う。
【0028】CGMT装置確認要求を受け取ったジョブ
管理手段102は、確認要求のあったCGMT装置が使
用可能かオペレーティングシステムに問い合わせて確認
し、使用可能な場合は装置管理表105の装置状態を使
用可能に変更し、実行待ちジョブ起動要求を要求受付手
段101へ通知する。使用不可能な場合は再度CGMT
装置確認要求を要求受付手段101へ通知する。実行待
ちジョブ起動要求を受け取った要求受付手段101は、
再びジョブ管理手段102に実行待ちジョブ起動要求を
行う。
【0029】実行待ちジョブ起動要求を受け取ったジョ
ブ管理手段102は、ジョブ管理表104よりCGMT
装置110を他のジョブにて使用中等によって実行待ち
となっているジョブを検索し、実行待ちジョブが使用す
るCGMT装置が使用可能か再度確認し、使用可能な場
合に当該ジョブのジョブ実行要求を要求受付手段101
へ通知する。
【0030】ジョブ制御手段103は、要求受付手段1
01を経由してジョブ管理手段102から受け取ったジ
ョブ実行要求により、CGMT装置使用ジョブ107の
起動要求をオペレーティングシステムに対して行うとと
もに、起動要求が受け付けられたジョブの実行状態の監
視を行い、CGMT装置使用ジョブ107が終了した
時、実行待ちとなっているジョブがあればそのジョブの
起動要求を要求受付手段101へ通知する。
【0031】ジョブ管理表104は、図6を参照すると
CGMT装置を使用するジョブのジョブ名、当該ジョブ
の使用するCGMT装置名、当該ジョブの実行状態を含
み、ジョブの起動・管理に使用される。
【0032】装置管理表105は、図7を参照すると、
CGMT装置情報は、CGMT装置数、装置名、装置状
態、読み書き部の数、読み書き部の名を持ち、ジョブの
起動・管理に使用される。
【0033】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。
【0034】次に、図1、図6、図7及び図2、図3、
図4、図5のフローチャートを参照して本実施例の全体
の動作について詳細に説明する。
【0035】最初に、図2のフローチャートを元に説明
する。
【0036】例えば、外部手段106が操作者によるジ
ョブ起動要求の指示により、要求受付手段101はそれ
を外部手段106から受け付け、受け付けたジョブ起動
要求をジョブ管理手段102に対して通知する。ジョブ
管理手段102は受け付けた通知内容から起動要求され
たジョブ名を取得する(ステップA1)。ジョブ管理手
段102は、取得したジョブのジョブ名を元にジョブ管
理表104をサーチし、ジョブ名の一致するジョブ情報
をジョブ管理表104から取り出す。ジョブ管理手段1
02は、取り出したジョブ情報から起動要求されたジョ
ブが使用するCGMT装置名を取得する。さらに、起動
要求されたジョブのジョブ管理表104における実行状
態を”実行待ち”にする(ステップA2)。
【0037】次に、(ステップA2)で取得したCGM
T装置名をキーとしてCGMT装置110を装置管理表
105から検索し、当該するCGMT装置110の使用
状態を取得し、取得したCGMT装置110の使用状態
が使用可能か使用不可か判定する(ステップ3)。(ス
テップ3)で判定した装置使用状態が”使用可能”の場
合は装置管理表105から該当するCGMT装置110
の読み書き部数分の読み書き部名を取得し、全ての読み
書き部の状態を読み書き部名を引数としてオペレーティ
ングシステム109に問い合わせる。オペレーティング
システム109はこの問い合わせに対してそれぞれの読
み書き部名に対応する読み書き部の状態を返却するがそ
の内容は以下のようになっている。 ・読み書き部が他のジョブで使用中である。(ALLO
CATE) ・読み書き部が未使用状態である。(FREE) ・読み書き部がシステムから切り離されたオフライン状
態である。(OFFLINE) ・読み書き部で障害が発生している。(UNAVAIL
ABLE) 以上の返却値を元にジョブ管理手段102は、使用可能
な読み書き部が存在するか判定する(ステップA4)。
読み書き部が未使用状態(FREE)の場合のみが使用
可能な状態であり、その他の場合は使用不可状態と判断
する。
【0038】また、(ステップA3)で判定した装置使
用状態が”使用不可”の場合は、要求受付手段101に
起動要求ジョブが使用するCGMT装置名を指定した応
答を行い、CGMT装置確認要求を通知する(ステップ
A5)。
【0039】次に、ジョブ管理手段102は、(ステッ
プA4)で判定した使用可能な読み書き部が存在する場
合には、起動要求ジョブの実行状態を”実行中”に変更
する(ステップA6)。さらに、要求受付手段101に
起動要求ジョブ名を指定してジョブ実行要求を通知する
(ステップA7)。ジョブ実行要求を受け取った要求受
付手段101は、ジョブ制御手段103に当該ジョブの
起動を要求するのでジョブ制御手段103はオペレーテ
ィングシステム109に対しジョブの実行を要求する。
また、(ステップA4)で判定した使用可能な読み書き
部が存在しない場合は、装置管理表105の装置状態
を”使用不可”に変更する(ステップA8)。さらに、
ジョブ管理手段102は、要求受付手段101に起動要
求ジョブが使用するCGMT装置名を指定したCGMT
装置確認要求を通知する(ステップA9)。
【0040】次に、ジョブ管理手段102によるCGM
T装置110の確認処理を表した図3のフローチャート
を元に説明する。これは、図2で説明したように起動要
求されたジョブの使用するCGMT装置110が使用不
可状態の場合、その通知を受けた要求受付手段101
は、定期的に装置の状態をチェックする。具体的には要
求受付手段101による、例えば5秒前後のタイマ監視
時間を経過すると、要求受付手段101は、ジョブ管理
手段102にCGMT装置110の状態のチェックの要
求を発行するようになっている。
【0041】ジョブ管理手段102は要求受付手段10
1から指定されたCGMT装置110に対するCGMT
装置確認要求を受け取ると、受け取った通知内容からC
GMT装置名を取得する(ステップB1)。次に、(ス
テップB1)で取得したCGMT装置名をキーとして装
置管理表105からCGMT装置情報を検索し、確認要
求CGMT装置の読み書き部数分の読み書き部名を取得
し、全ての読み書き部の状態を前述したようにオペレー
ティングシステム109から取得し、使用可能な読み書
き部が存在するか判定する(ステップB2)。
【0042】次に、(ステップB2)で判定した使用可
能な読み書き部が存在する場合、装置管理表105の装
置状態を”使用可能”に変更する(ステップB3)。さ
らに、要求受付手段101に実行待ちジョブ起動要求を
通知する(ステップB4)。また、(ステップB2)で
判定した使用可能な読み取り部が存在しない場合、要求
受付手段101に対する応答情報に確認要求の対象とす
るCGMT装置名を設定し、再度、CGMT装置確認要
求を通知する。
【0043】要求受付手段101は、ジョブ管理手段1
02から実行待ちジョブ起動要求の応答を受けると、再
び、ジョブ管理手段102に対して実行待ちジョブの起
動要求を行う。
【0044】図4を参照すると、ジョブ管理手段102
は、要求受付手段101から実行待ちジョブ起動要求を
受け取った場合、ジョブ管理表104から実行状態が”
実行待ち”の状態のジョブと当該ジョブの使用するCG
MT装置名を取り出す。次に、ジョブの使用するCGM
T装置が”使用可能”であるかを装置管理表105を使
用してチェックする(ステップC1)。もし、当該する
CGMT装置が使用不可であれば、ジョブ管理表104
から次の実行待ち状態のジョブを取り出すことになる。
【0045】ジョブの使用するCGMT装置が使用可能
であれば、(ステップC1)で取得した実行可能ジョブ
の使用するCGMT装置の読み書き部名を読み書き部数
分取得し、全ての読み書き部の状態を取得する。そし
て、使用可能な読み書き部が存在するか判定する(ステ
ップC2)。(ステップC2)で判定した結果、使用可
能な読み書き部が存在する場合、要求受付手段101に
実行可能なジョブ名を設定したジョブ実行要求を通知す
る(ステップC3)。また、(ステップC2)で判定し
た使用可能な読み書き部が存在しない場合、装置管理表
105のCGMT装置状態を”使用不可”に変更する
(ステップC4)。さらに、要求受付手段101に実行
可能ジョブが使用するCGMT装置名を設定したCGM
T装置確認要求を再度通知する(ステップC5)。
【0046】次に、ジョブ制御手段103は要求受付手
段101より通知された要求の内容により、以下の処理
を行う。
【0047】図5を参照すると、ジョブ制御手段103
は、要求受付手段101よりジョブ実行要求を受け取っ
た場合、受け付けた通知内容からジョブ名を取得する
(ステップD1)。次に、(ステップD1)で取得した
CGMT装置使用ジョブ107をオペレーティングシス
テムに対し起動要求し、実行状態の監視を行う(ステッ
プD2)。(ステップD2)で監視を行っていたCGM
T装置使用ジョブ107が終了した時、ジョブ制御手段
103は、ジョブ管理表104のCGMT装置使用ジョ
ブ107の実行状態を”終了”に変更する(ステップD
3)。さらに、要求受付手段101に実行待ちジョブの
起動要求を通知する(ステップD4)。
【0048】次に、本発明の他の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0049】図8、図9、図10を参照すると、本実施
例は、図2、図3、図4、図5、図6、図7に示された
実施例の図7の装置管理表105の構成に加え、図8の
装置管理表105ではCGMT装置ごとの走行多重度を
有する点で異なる。
【0050】尚、ここで走行多重度とは、自動運転制御
プログラム108配下で実行される同じCGMT装置1
10を使用するジョブについて、同時にそのジョブを走
行させる時の最大実行ジョブ数を意味している。例え
ば、読み書き部数が3あるCGMT装置110に対し走
行多重度を2と設定すると自動運転制御プログラム10
8配下では最大2つの読み書き部しか使用しないように
制御されるので残りの1つの読み書き部は自動運転制御
プログラム108以外の機能で使用することができ、あ
る側面では、運用に幅を持たせることが可能となる。
【0051】図2の(ステップA1)〜(ステップA
3)の処理と図9の(ステップA1)〜(ステップA
3)の処理では使用するCGMT装置110ごとに実行
中ジョブ数をカウントし、使用するCGMT装置110
の走行多重度を取得し、使用CGMT装置110の実行
中ジョブ数が使用装置の走行多重度より小さい場合のみ
以降の(ステップA4)〜(ステップA9)の処理を行
う点で異なる。また、図4の(ステップC1)の処理と
図10の(ステップC0)〜(ステップC1)の処理で
は使用CGMT装置110ごとに実行中ジョブ数をカウ
ントし、実行可能ジョブ情報取得で使用装置の実行中ジ
ョブ数が使用装置の走行多重度より小さい条件について
も考慮する点で異なる。
【0052】図8を参照するとCGMT装置110ごと
に走行多重度を設定しておくことにより、該当CGMT
装置110を使用するジョブの実行多重度を管理するこ
とを可能とする。
【0053】図9を参照すると図9の(ステップA2−
1)においてジョブ管理表104の内容を検索し、CG
MT装置110ごとの実行中ジョブ数をカウントする。
次に、図9の(ステップA3)において装置管理表10
5より装置使用状態とジョブ走行多重度を取得する。さ
らに、装置使用可能状態でかつ使用装置の実行中ジョブ
数が使用装置の走行多重度より小さい場合に図9の(ス
テップA4)の処理を行い、それ以外の場合には図9の
(ステップA5)の処理を行うことでCGMT装置11
0ごとのジョブ実行多重度制限機能を有する。
【0054】図10を参照すると図10の(ステップC
0)において、ジョブ管理表104の内容を検索し、C
GMT装置110ごとの実行中ジョブ数をカウントす
る。次に、図10の(ステップC1)において、ジョブ
管理表104より実行可能ジョブを取得する時に、実行
状態が実行待ち、かつ、使用装置状態が”使用可能”、
かつ、使用装置の実行中ジョブ数が使用装置の持つ走行
多重度より小さい場合に実行可能ジョブとすることによ
り、CGMT装置110ごとのジョブ実行多重度制限機
能を有する。
【0055】また、操作者によって外部手段106を通
してCGMT装置名を指定して指定したCGMT装置1
10の走行多重度を変更するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、CGMT装置を
使用するジョブについて使用装置の取り合いによるジョ
ブの実行遅延を防ぐことができることにある。
【0057】その理由は、予め起動する前に、CGMT
装置の使用状態をチェックし、CGMT装置が使用可能
な場合のみ該当CGMT使用ジョブを実行するためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を説明したブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作を説明したフローチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明したフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施の形態の動作を説明したフローチ
ャートである。
【図5】本発明の実施の形態の動作を説明したフローチ
ャートである。
【図6】本発明のジョブ管理表の内容を表した説明図で
ある。
【図7】本発明の装置管理表の内容を表した説明図であ
る。
【図8】本発明の第二の実施の形態における装置管理表
を表した説明図である。
【図9】本発明の第二の実施の形態の動作を説明したフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第二の実施の形態の動作を説明した
フローチャートである。
【符号の説明】
100 コンピュータ 101 要求受付手段 102 ジョブ管理手段 103 ジョブ制御手段 104 ジョブ管理表 105 装置管理表 106 外部手段 107 CGMT装置使用ジョブ 108 自動運転制御プログラム 109 オペレーティングシステム 110 CGMT装置 111 CGMT装置A 112 CGMT装置B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにおいて、ジョブ
    の起動の指示を受けると、前記ジョブの使用する装置の
    状態についてオペレーティングシステムに問い合わせて
    前記装置が未使用状態か否かを確認する装置未使用状態
    チェックを行い、未使用状態であると前記ジョブの状態
    を実行中状態とし、前記ジョブの起動をオペレーティン
    グシステムに要求することを特徴とするジョブの起動・
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記ジョブの起動の指示を受けると、前
    記ジョブの使用する前記装置の状態についてオペレーテ
    ィングシステムに問い合わせ、前記装置が未使用状態で
    無い場合は、前記ジョブの起動要求を行わず実行待ち状
    態とし、定期的に前記装置の装置未使用チェックを行
    い、前記装置が未使用の状態に遷移したことを確認する
    と前記ジョブの状態を実行中状態とし、前記ジョブの起
    動をオペレーティングシステムに要求することを特徴と
    する請求項1記載のジョブの起動・管理方法。
  3. 【請求項3】 起動された前記ジョブの終了を監視し、
    終了を確認すると前記ジョブの状態を終了状態とし、実
    行待ち状態にある前記ジョブの使用する前記装置に関す
    る装置未使用チェックを行い、未使用であると前記ジョ
    ブの起動をオペレーティングシステムに要求することを
    特徴とする請求項1または2記載のジョブの起動・管理
    方法。
  4. 【請求項4】 起動の指示を受ける対象となる前記ジョ
    ブについて、前記ジョブの使用する装置名と前記装置の
    使用状態を記憶するとともに、前記起動の指示を受けた
    前記ジョブの実行状態をあわせて記憶することを特徴と
    する請求項1乃至3いずれか1項記載のジョブの起動・
    管理方法。
  5. 【請求項5】 前記ジョブの状態には実行中と実行待ち
    と終了の状態を有することを特徴とする請求項1乃至4
    いずれか1項記載のジョブの起動・管理方法。
  6. 【請求項6】 前記装置を同時に複数のジョブが使用で
    きる場合、同時に前記装置を使用する最大のジョブ数を
    走行多重度として前記装置ごとに定義し、前記装置を同
    時に使用するジョブの起動要求を前記走行多重度の規定
    する数以下で行うことを特徴とする請求項1乃至4いず
    れか1項記載のジョブの起動・管理方法。
  7. 【請求項7】 前記装置は磁気テープ装置とCGMT装
    置を含むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項
    記載のジョブの起動・管理方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータシステムにおいて、ジョブ
    の起動の指示を受けると、前記ジョブの使用する装置の
    状態についてオペレーティングシステムに問い合わせて
    前記装置が未使用状態か否かを確認する装置未使用チェ
    ックを行い、未使用状態であると前記ジョブの状態を実
    行中状態とし、前記ジョブの起動をオペレーティングシ
    ステムに要求することをコンピュータに実行させるジョ
    ブの起動・管理プログラム。
  9. 【請求項9】 前記ジョブの起動の指示を受けると、前
    記ジョブの使用する前記装置の状態についてオペレーテ
    ィングシステムに問い合わせ、前記装置が未使用状態で
    無い場合は前記ジョブの起動要求を行わず実行待ち状態
    とし、定期的に前記装置の装置未使用チェックを行い、
    前記装置が未使用の状態に遷移したことを確認すると前
    記ジョブの状態を実行中状態とし、前記ジョブの起動を
    オペレーティングシステムに要求することをコンピュー
    タに実行させる請求項8記載のジョブの起動・管理プロ
    グラム。
  10. 【請求項10】 起動された前記ジョブの終了を監視
    し、終了を確認すると前記ジョブの状態を終了状態と
    し、実行待ち状態にある前記ジョブの使用する前記装置
    に関する装置未使用チェックを行い、未使用であると前
    記ジョブの起動をオペレーティングシステムに要求する
    ことをコンピュータに実行させる請求項8または9記載
    のジョブの起動・管理プログラム。
JP2002048456A 2002-02-25 2002-02-25 ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム Pending JP2003248589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002048456A JP2003248589A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002048456A JP2003248589A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003248589A true JP2003248589A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28661248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002048456A Pending JP2003248589A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003248589A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003341A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Toshiba Tec Corp 情報処理システム、クライアント端末装置、サーバ装置、クライアント端末プログラムおよびサーバプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003341A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Toshiba Tec Corp 情報処理システム、クライアント端末装置、サーバ装置、クライアント端末プログラムおよびサーバプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5018133B2 (ja) ジョブ管理装置、クラスタシステム、およびジョブ管理プログラム
JP3592721B2 (ja) バックアップソフトウェア用の再表示エージェント
US7873865B2 (en) Apparatus and method for controlling data recovery
US20050283673A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2008140120A (ja) 計算資源管理プログラム、計算資源管理装置および分散処理システム
JP2002007304A5 (ja)
US20040034671A1 (en) Method and apparatus for centralized computer management
JP4141875B2 (ja) リカバリ処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
US20070294568A1 (en) Storage system and method of managing data using the same
JP2003308213A (ja) ジョブ処理方法、ジョブ処理装置及びストレージ管理システム
JP4591178B2 (ja) 電源制御装置及び電源制御方法並びにプログラム
JP5250955B2 (ja) データ処理システムのバックアップ制御装置及びシステム
JP4074442B2 (ja) データのバックアップのための方法、装置、システム、プログラム及び記憶媒体
JP2003233520A (ja) ネットワーク上のファイル資源のためのファイル制御装置
JP5377231B2 (ja) ジョブネット制御プログラムおよびジョブネット制御装置
JPH11265301A (ja) クライアント/サーバシステム、クライアントコンピュータ及び記録媒体
US20060288049A1 (en) Method, System and computer Program for Concurrent File Update
JPH1031562A (ja) 情報処理システム
JP2003248589A (ja) ジョブの起動・管理方法及びジョブの起動・管理プログラム
JP2004046658A (ja) データ転送方法
JP2004252829A (ja) バックアップ制御装置
US20030225898A1 (en) Method of controlling storage control apparatus, storage control apparatus, and computer readable program for controlling the same
JP2004157644A (ja) ディスクサブシステム、計算機システム、それを管理するためのストレージ管理方法、および、管理プログラム
JP2008084327A (ja) データのバックアップのための方法、装置、システム、プログラム及び記憶媒体
JP5359234B2 (ja) ジョブ実行システム、及びジョブフロー引継ぎ制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040811

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050318