JP2008145565A - コロナ帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

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勝明 宮脇
Katsuhiro Aoki
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Abstract

【課題】大きな帯電速度と安定した均一な帯電電位を両立すること。
【解決手段】コロナ電極111にコンデンサ115を介して交流電圧を印加して、コロナ電極111に接近して配置されるシールド112を上流側の電極113と下流側の電極114とで構成し、これらに0Vを含む直流電圧を印加するコロナ帯電装置において、シールドの上流側の電極113には直流電圧Vs1が印加され、下流側の電極114には直流電圧Vs2が印加され、前記直流電圧Vs1,Vs2が共に正のとき、Vs1>Vs2、直流電圧Vs1,Vs2が共に負のとき、Vs1<Vs2とした
【選択図】図1

Description

本発明はコロナ帯電装置及び画像形装置に係り、特に移動する感光体表面を均一帯電するためのコロナ帯電装置であって、コロナ電極にコンデンサを介して交流電圧を印加して、コロナ電極に接近して配置されるシールドに0Vを含む直流電圧を印加するコロナ帯電装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
帯電装置の1つとしてコロトロン帯電装置が古くから提案されている。このコロトロン帯電装置は、開放部分を持つ円筒形状あるいは角筒形状に形成されたアルミニウム等の金属製ケースのほぼ中心部に、コロナ電極と称される直径50μm程度のタングステンワイヤが架空されて構成される。このコロトロン帯電装置は、金属ケース開放部分に対して被帯電体を対向するように配置して、前記コロナ電極に、直流電圧を印加してコロナ放電を発生させ、コロナ放電で発生したイオンを被帯電体に降らせることで、被帯電体表面を帯電する。
ただし、このようなコロトロン帯電装置を電子写真の感光体ドラムの帯電用途として用いた場合には、安定した均一帯電性を得ることができない。そこで、コロトロン帯電装置を改良した、いわゆるスコロトロン帯電装置が主に用いられてきた。スコロトロン帯電装置は、コロナ電極と被帯電体の間にグリッド電極を設けてグリッド電極に直流電圧を印加する構成を採用している。スコロトロン帯電装置ではグリッドに印加したバイアスにほぼ等しい電位に被帯電体を帯電することができるため、被帯電体の帯電電位を制御しやすく均一な帯電性に優れている。
しかし、スコロトロン帯電装置は、グリッドに電流の一部が流入してしまうため損失が発生しあまり効率がよくない。しかし、効率を良くしようとグリッドを調整すれば帯電均一性が悪くなってしまうという関係があり、この両者を満足させることは非常に難しい。さらに、グリッド電極が長期のコロナ放電に暴露されることなどを原因として、グリッド表面の劣化や異物の付着といった現象が発生する。こうしたグリッド表面の劣化により電圧降下が生じるため、グリッド電極の実効的な電圧が変化して結果的に帯電電位の変動が生じてしまう。したがって、経時的にもまだ被帯電体の帯電均一性は十分ではない。
交流コロトロン帯電装置も古くから提案されている。この方式では、コロトロン帯電装置のコロナ電極に直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加して、被帯電体を印加した直流電圧分に相当する電位に帯電させる。しかし、実際には負イオンの方が放電による発生が多いので、狙いの直流電圧分の電位よりも負側にずれて帯電してしまう。そして、負イオンの発生が強い傾向は温度や湿度等の諸条件やコロナ電極の経時的な汚れによって変わってきてしまうので、結局通常のコロトロン帯電装置と同様に安定した帯電均一性を得ることが難しい。
これを解決する方法として、コロナ電極にコンデンサを介して交流電圧を印加して、コロナ電極を囲む金属製ケース(以下シールドという)に直流電圧を印加する方式が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。この方式ではシールドに印加したバイアスにほぼ等しい電位に被帯電体を帯電することができる。コンデンサを介しているためにコロナ電極には直流の電流は流れないので、温度や湿度等の諸条件やコロナ電極の経時的な汚れに依存せずに常に正と負のイオンを同等量発生させることができる。前記シールドには印加した直流電圧の逆極性のイオンが到達し、被帯電体にはシールドに印加した直流電圧と同極性のイオンが到達し、被帯電体とシールドが同電位になったときに正負のイオンの移動が止まる。前記シールドを使用した方式は、上記のような原理であるので、帯電電位の制御性と帯電均一性に優れている。
ただし、前記の方式には、帯電速度が遅いという欠点がある。もともと、交流電圧型のコロナ帯電装置は正負のイオンが交互に発生するので、直流電圧型のコロナ帯電装置に比べて帯電速度が遅い。さらに、コンデンサで余分な直流電圧をカットすることは、即ち放電によるイオンの発生を抑えていることであるので帯電速度が遅くなってしまう。帯電速度が遅いと高速での帯電性に劣ることになる。ここで高速での帯電性とは、感光体ドラムの移動速度が大きくなった場合にどの程度の速度まで追随して所望の帯電電位の値に制御することができるかという特性のことをいう。
従来、電子写真プロセスを利用した複写機やプリンタの1方式として、感光体の周囲にその回転方向の順に、帯電器、露光手段、複数色の現像器、転写手段、クリーニング手段を配置して、帯電、露光、現像工程を色数分繰り返すことで感光体の同一領域上に複数色のトナー像を重ね合わせて形成し、その後転写紙に(場合によっては中間転写体を経由して)一括転写して、定着してカラー画像を得る画像形成装置が知られている。この方式は感光体上色重ね方式と呼ばれ、感光体が1つで済むので小型化及び低コスト化に優れた方式であり、しかもプリント速度を落とす必要もないといった利点がある。
前記感光体上色重ね方式では、先に感光体上に形成されたトナー像がその後から重ね合わせるトナー像の現像工程の際にかき乱されないようにする必要がある。このための現像方式として、感光体と現像装置におけるトナー担持体を非接触に対向させる、いわゆる非接触現像方式が使用されている。
この非接触現像方式の中で高解像度の微小均一ドットの再現性に優れた方式として、現像部でトナーが浮遊している状態(クラウド状態と呼ぶ)にして現像するクラウド方式があり、例えば、特許文献4に記載されている。このようなクラウド方式は、トナー担持体とトナーとの付着量の影響を小さくすることができるので、現像領域で小さな現像電界にまでトナーが応答することができ、さらにトナー担持体とトナーの付着力ムラの影響を減少させることができ、このような点から高解像度の微小均一ドットの再現性に有利である。
感光体上色重ね方式は特有の課題をいくつか抱えている。特に帯電工程での課題は大きい。第1に、2色目以降の帯電における電位均一化の課題がある。通常の方式では、トナー像を転写した後に光又は放電を利用した除電装置を用いて前段のトナー像に対応した電位分布の履歴を消去してから、次の帯電を行うので均一に帯電を行うことができる。
しかし感光体上色重ね方式では、前段のトナー像が残っている状態で電位の均一化を行わなければならない。ここで、光を用いた除電を行うと、そのときに感光体上の前段のトナー像が散ってしまうという課題が生じる。また、放電を利用した除電装置を用いると、次の帯電装置と2つがを各色ごとに設置することになるので小型化とコストの面で不利である。したがって、帯電装置のみで前段トナー像に対応した電位分布の履歴を消去して均一な帯電を行うことが望ましい。これを達成するために、帯電装置には大きな帯電速度が必要とされる。
さらに、前記の2色目以降の帯電均一化を達成したとしても、いわゆるトナー層電位の課題が残る。これについては特許文献5に詳しく記載されている。
前記トナー層電位とは、感光体上にトナー層がある場合に、十分に露光を行った後の表面電位(トナー層にかかる電圧に等しい)を意味する。これはトナーが電荷を持っているために生じる。このトナー層電位によって、トナー層がある部分とない部分では同じ露光量であっても潜像の深さが異なってしまう。このトナー層電位はトナーの電荷量に比例する。トナーは現像直後にもともと帯電していることに加えて、2色目以降の帯電工程によってさらに帯電量が増えてしまい、帯電工程を経ることによってますますトナー層電位は大きくなってしまう。したがって、普通に帯電を繰り返した場合には、4色目の時点で300Vを超えるほどのトナー層電位となってしまう。
上述した第1の課題である、前段トナー像に対応した電位分布の履歴が残っていることと、第2の課題であるトナー層電位の問題は、トナー層がある部分とない部分で同じ露光量であっても現像ポテンシャルが異なるという問題へとつながる。即ち前段トナー層がある部分とない部分で、同じ露光量であっても現像量が異なる結果になる。具体的には前段トナー層が多い部分ほど現像量が少なくなり、高画質に対して大きな妨げとなる。さらに、文字や細線の場合は、線の中央部に次の色のトナーが乗りにくくエッジ部分にトナーが乗ることによる画像のにじみを生じる。
トナー層電位を低減する方法としては次のものが提案されている(特許文献5、特許文献6参照)。この方式では、2つの帯電装置を設置して、1つ目の帯電装置によって目標電位よりも大きく帯電し、2つ目の帯電装置によって目標電位まで除電する。これによって感光体上に形成されている前段までのトナー層が持つ電荷量を小さくでき、トナー層電位を小さくすることができるとしている。しかし、この方式では各色ごとに2つの帯電装置が必要であるので小型化とコストの面で不利である。
また、ACコロナ帯電装置を用いて1つの帯電装置で行う方法も提案されている(特許文献7参照)。この方式では、AC帯電器を用いることによって正負両方のイオンを発生させているので、帯電工程での感光体表面を目標電位まで帯電させた後の残りの時間において、感光体上に形成されている前段までのトナー層の除電効果が期待できるとしている。しかし、この方式で低減できるトナー層電位はそれほど大きくなく、ある程度のトナー層電位が残ってしまう。
特開昭54−108636号公報 特開昭55−117162号公報 特表2003−512635号公報 特開2004−198675号公報 特開平8−286456号公報 特許第2782872号公報 特開平8―220845号公報
上述したように、コロナ電極にコンデンサを介して交流電圧を印加してシールドに直流電圧を印加するコロナ帯電装置は安定した帯電電位の均一性に優れているが、帯電速度が遅いという課題がある。そこで、本発明の課題は、安定した帯電電位の均一性と大きな帯電速度の両立を達成するコロナ帯電装置及び画像形成装置を提供することである。
また、上述したように、感光体上色重ね方式は、前段トナー像に対応した電位分布の履歴が残ってしまうことと、トナー層電位のために、2色目以降の現像工程において、前段トナー層がある部分とない部分で同じ露光量であっても現像量が異なってしまう課題がある。
そこで本発明の第2の課題は、1回の帯電によって前段トナー像に対応した電位分布の履歴を消去して均一に帯電できる、帯電速度が大きく、また、前段までのトナー層の持つ電荷量を低減させることによって、トナー層電位を低減することができるコロナ帯電装置及び画像形成装置を提供することである。
請求項1の発明は、移動する感光体表面を均一帯電するためのコロナ帯電装置であって、コロナ電極にコンデンサを介して交流電圧を印加して、コロナ電極に接近して配置される電極であるシールドに0Vを含む直流電圧を印加するコロナ帯電装置において、前記シールドの上流側には直流電圧Vuが印加され、下流側には直流電圧Vdが印加されており、前記直流電圧Vu,Vdが共に正のとき、Vu>Vd、直流電圧Vu,Vdが共に負のとき、Vu<Vdとしたことを特徴とするコロナ帯電装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載のコロナ帯電装置において、前記シールドは前記コロナ電極を挟んで前記感光体の上流側に配置される上流電極と、下流側とで電気的に分離されて構成されており、前記上流側電極と下流側電極には、個別に直流電源が接続され直流電圧が印加されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2のコロナ帯電装置において、前記シールドは前記コロナ電極を挟んで前記感光体の上流側に配置される上流電極と、下流側とで電気的に分離されており、前記上流側と下流側には、同一の直流電源から並列に直流電圧が印加され、下流側には抵抗を介して前記直流電源からの直流電圧が印加されることを特徴とする。
請求項4の発明は、感光体と帯電装置と複数色の現像装置とを備え、複数色のトナー像を感光体上に重ね現像した後に転写体上に一括転写を行う画像形成装置において、前記帯電装置の少なくとも1つが前記請求項1乃至請求項3のいずれか記載のコロナ帯電装置であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5の発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記現像装置を構成するトナー担持体は、現像領域において前記感光体と対向するように配置され、トナー担持体上でトナーが浮遊しているトナークラウド状態を形成し、トナー担持体と感光体が非接触であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、トナー担持体上に所定の間隔で並べて配置された複数の電極に電圧が印加されるように構成され、この複数の電極間に形成される振動電界によってトナー担持体上にトナーが浮遊しているトナークラウド状態で担持され、かつ、トナー担持体の表層を機械的に移動させるように構成されており、この表層の移動によってトナーを現像領域に搬送することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、トナー担持体上に所定の間隔で並べて配置された複数の電極に多相の電圧が印加される構成され、この複数の電極間に形成される進行波電界によって、トナー担持体上にトナーが浮遊しているトナークラウド状態で担持しつつ、トナーを現像領域に搬送することを特徴とする。
本発明に係るコロナ放電装置によれば、上流側のシールドに目標電位よりも大きい電圧を印加して帯電速度を大きくして、下流側のシールドに目標電位を印加するようにしたので、被帯電体の帯電電位は目標電位へと収束し、大きな帯電速度と安定した均一な帯電電位を両立できる。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、トナー担持体上のトナーが浮遊しているトナークラウド状態を形成しており、トナーとトナー担持体の間の付着量はとても小さいため、現像領域にトナーが十分に搬送される条件であれば、感光体上にトナーが付着した状態での感光体電位が現像バイアスと等しくなった時点で現像が終了し、小さな現像ポテンシャル、即ち露光後の感光体表面電位と現像電位差が小さくても十分なトナー付着量を得ることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施例〕
まず第1の実施例に係るコロナ帯電装置について説明する。図1は第1の実施例に係るコロナ帯電装置の構成を示す概略図である。コロナ帯電装置110は、感光体ドラム119に近接して配置されるコロナ電極111、電気的に2つに分離されている金属製ケースからなるシールド112を構成する2つの電極113,114、コンデンサ115、1台の交流電源116、2台の直流電源117,118から構成される。
コロナ電極111はタングステンからなる直径60μmのワイヤである。コロナ電極111にはコンデンサ115を介して交流電源116から交流電圧(Vpp)が印加される。シールド112を構成する2つの電極113,114は厚さ1mmのステンレス鋼の板材を加工して作成され、感光体ドラム119の回転方向上流に配置される電極113と下流側に配置される電極114とが電気的に分離されると共に、シールド112の感光体ドラム119に対向する側は開放されている。なお、シールド112を構成する電極113,114の素材は導電性を有していればどのようなものであっても構わないが、耐オゾン性のなどの観点からステンレス鋼が好適である。そして、上流側の電極113と下流側の電極114にはそれぞれ別の直流電源117,118から直流電圧(Vu,Vd)を印加する。ここで、直流電源117はVs1、直流電源118はVs2の電圧を印加する。
この実施例では、交流電源116からコロナ電極111に印加する交流電圧はピーク間電圧12kV、周波数2kHzであり、感光体ドラム119の回転方向の上流側に配置した電極113に印加する直流電圧Vs1は−800Vであり、下流側の電極113に印加する直流電圧Vs2は−400Vである。また、コンデンサの容量は2000pFのものを用いた。
なお、コロナ電極とそれを囲うシールドの紙面に直交する方向の長さは320mmとする。また、シールドの感光体に対向する開放口の開口幅は16mmとして、中央にコロナ電極を配置する。さらに、コロナ電極とシールドの感光体に対向する開放口までの距離は7mmとして、そこから感光体面までの距離は1.5mmとなるようにする。
上流側の電極113と下流側の電極114に同じ電源から同一の直流電圧が印加したときには、公知である交流コロトロン帯電装置と同じとなる。この場合に、コロナ帯電装置を感光体ドラムの代わりに金属板を同様の条件(シールドの開放口からの距離が1.5mm)で対向させて、金属板に流れ込む直流電流を測定した結果を図2に示す。シールド電圧が大きいほど電流量も大きい。シールドの電位は収束電位(感光体に十分に時間をかけて帯電したときの帯電電位)とほぼ等しいので、収束電位が大きいほど感光体に初期的に流れ込む電流量が大きいと分かる。
シールド電位を大きくすれば帯電速度も大きくなるが、感光体の安定した均一な帯電を行うためには、感光体を収束電位まで帯電させなければならない。よって、結局帯電にかかる時間というのは変わらない。
本例では、シールド112を構成する感光体回転方向の下流側の電極114に帯電電位の狙いの値を印加して、上流側のシールドにはそれよりも大きな電圧(本例では、電圧Va2は負なのでVs1と絶対値での比較)を印加する。上流側のシールドに印加される電圧は大きいので、感光体は回転方向の上流側において高速に帯電される。そして、感光体は回転方向の下流側において下流側のシールドに印加される電圧の値に収束することによって、安定した均一な帯電電位が得られる。
〔第2の実施例〕
次にコロナ帯電装置の第2の実施例について説明する。図3は第2の実施例に係るコロナ帯電装置の構成を示す概略図である。
本例のコロナ帯電装置120は、感光体ドラム129に近接して配置されるコロナ電極121、電気的に2つに分離されている金属製ケースからなるシールド122を構成する2つの電極123,124、コンデンサ125、1台の交流電源126、1台の直流電源127、抵抗器128から構成される。
本例では上流側の電極123と下流側の電極114に同一の電源127から並列に直流電圧が印加され、下流側の電極124のみ抵抗器128を介して直流電源127からの直流電圧が印加されている点である。直流電源127の直流電圧Vsは−800V、抵抗器128は4MΩである。本実施例に係るコロナ帯電装置120では、下流側の電極124の帯電電位を−400Vとなることを目標としている。
本実施例に係る上流側の電極123に印加する電圧は下流側の電極124の目標電位よりも大きく、第1の実施例の帯電装置と同様の原理によって帯電速度を大きくできる。下流側の電極124には上流側の電極123と同一の電源127から抵抗器128を介して電圧が印加される。抵抗器128を介することによって、下流側の電極124の電位は上流側の電極123の電位も小さくなる。印加電圧Vsと抵抗Rの値を適切に選ぶことによって、下流側の電極124の電位を目標電位に近づけることができる。
したがって、本実施例によれば、感光体は回転方向の上流側において高速に帯電され、下流側において下流側のシールド電位の値に収束することによって安定した均一な帯電電位を得られる。本実施例は、シールドに直流電圧を印加する電源が1つで済むため、コスト面において有利である。なお、実施例では、1つの電源を用いて上流側のシールド電位と下流側のシールド電位を異なるようにする。本実施例では下流側のシールドに抵抗を介して電圧を印加することによってこれを達成しているが、これに限定されるわけではない。
次に、上記第1及び第2の実施例と比較例との比較実験について説明する。まず比較例1について説明する。比較例のコロナ帯電装置は、第1の実施例のコロナ帯電装置と全体の構成はほぼ同じであるが、シールドが感光体回転方向の上流側と下流側に分離されておらず、シールドに直流電圧を印加する電源は1つとした。つまり、従来公知の一般的な交流コロトロン帯電装置である。シールドに印加する直流電圧は−450Vとする。
次の実験によって第1及び第2の実施例と比較例1の帯電速度を比較した。帯電速度は、感光体ドラムに移動速度が大きくして行ったときにどの程度まで追随して目標の帯電電位に帯電できるかという特性で評価できる。
第1及び第2の実施例、及び比較例1の帯電装置をそれぞれ感光体ドラムの周りに配置し、感光体ドラムの表面を帯電させる。そこから下流側の30mmの位置に表面電位計(トレック社製表面電位系 Model1344)を配置して、感光体ドラムの帯電電位の測定を行う。感光体ドラム移動速度を50mm/sec〜350mm/secまで変化させて、高速での帯電性を評価する。
図4は比較実験の結果を示すグラフである。比較例1の帯電装置では、感光体ドラム移動速度が大きくなるにつれて、狙いの−400Vよりもかなり小さくなっている。第1及び第2の実施例では、比較例1と比べて帯電電位の変化が小さい。即ち、第1及び第2の実施例は帯電速度が大きいことが分かる。
〔比較例2〕
感光体上色重ね方式の課題である、1回の帯電によって前段の電位分布の履歴を消去して均一に帯電することについて評価を行い、第1及び第2の実施例上述した比較例1を比較する。
図5は比較実験2の内容を説明する模式図である。まず、帯電装置によって−400Vに感光体を帯電させる。これに最大出力の書き込みを行い、露光後電位(この場合は−50Vだった)まで電位を低下させる。すると、−400Vと−50Vの凹凸した電位分布となる。これに対して、第1の実施例又は第2の実施例又は比較例1の帯電装置による再帯電を行い、再び−400Vへ帯電させる。このときに、完全に均一な電位にすることは難しく、図5で示す再帯電後の電位差が残ってしまう。この再帯電後の電位差が、帯電電位均一性の評価の目安である5%以内に収まるかで判断した。
比較例1では再帯電後の電位差は45Vであったが、第1の実施例では再帯電後の電位差は10V、第2の実施例では再帯電後の電位差は15Vであった。第1及び第2の実施例では十分に均一な再帯電ができた。これは、第1及び第2の実施例の帯電装置が、比較実験1で示したように大きな帯電速度を持っているからである。
〔第3の実施例〕
次に第3の実施例である画像形成装置について説明する。図6は第3の実施例である画像形成装置の構成を示す概略図である。本画像形成装置10では、感光体ベルト11が中央に配置され、その円周上に、4色の帯電装置12Y,12M,12C,12Kと、図示しない露光装置と、4色の現像装置14Y,14M,14C,14Kと、転写装置16と、クリーニング装置18が配置される。ここでは感光体を感光体ベルトとしているが、これは感光体ドラムとしても差し支えない。
感光体ベルト11上でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせて、カラー画像を形成する。この機構について説明する。この例では、感光体ベルトの周回方向(矢印方向)に沿って上流側から下流側に、YMCKの順に4色の帯電装置12Y,12M,12C,12Kと現像装置14Y,14M,14C,14Kが配置され、YMCKの順にトナー像を重ね合わせる。なお、重ね合わせ順はこれに限定されるわけではない。
感光体ベルト11は100mm/secの線速で回転させる。帯電装置12Yでは感光体ベルト11を−400Vで一様に帯電させ、図示しない露光装置から出力される書き込み光13Yによってイエロー色の静電潜像を形成し、−300Vの現像バイアスを持つ現像装置14Yによってこの静電潜像をイエロー色トナー像として感光体ベルト上に形成する。
次に、イエロー色トナー像が形成されている感光体ベルト11上に、イエロー色と同様の帯電、露光、現像のプロセスによって、マゼンタ色トナー像を重ね合わせる。シアン色、ブラック色に関しても同様である。このようにして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を感光体ベルト11上で重ね合わせる。
そして、転写装置16によって、用紙搬送路15によって搬送されてきた記録用紙に、4色のトナー像を一括して転写する。最後に、定着装置17によって記録紙上にトナー像が定着されて画像が出力される。
書き込み光13Y,13M,13C,13Kを出力する図示しない露光装置は、波長780nmのレーザーダイオード素子を用いる。ただし、これに限定されるわけではない。
帯電装置12Y、12M、12C、12Kは第1の実施例に記載のコロナ帯電装置を用いる。電圧印加条件も同等で、コロナ電極に印加する交流電圧はピーク間電圧12kV、周波数2kHzであり、感光体回転方向の上流側のシールドに印加する直流電圧は−800Vであり、下流側のシールドに印加する直流電圧は−400Vである。帯電の目標電位は−400Vである。
上述したように、感光体回転方向の上流側では目標電位の−400Vよりも大きい−800Vをシールドに印加するので帯電速度が大きく、一時的に−400Vより大きく感光体は帯電する。そして、感光体回転方向の下流側のシールドには−400Vの電圧を印加するので、−400Vまで除電されて収束することになる。
このように、一度電位を上げてから下げる経路を経ると、感光体上にトナー層が形成されているときに、トナーが持つ電荷を除電(又は、帯電量の増加を抑えること)が可能である。
なお、1色目の帯電装置(ここでは12Y)は、トナー層がない状態の帯電であるので、第1の実施例に記載のコロナ帯電装置を使わなくてもよい。
次に本発明で用いる現像装置14Y,14M,14C,14Kについて説明する。本発明では、前色のトナー像がある上から次色のトナー像を現像するので、前色のトナー像を乱さないように非接触の現像装置が必要である。
本実施例のおける現像装置について説明する。図7は現像装置の構成を示す概略断面図である。他の現像装置14M、14C、14Kも同じであるので、ここでは代表して現像装置14Yを用いて説明する。
現像装置14Yは、トナー担持ローラ141と、マグローラ142と、2成分現像剤143と攪拌スクリュ144を収容するケースからなる。トナー担持ローラ141以外は通常の2成分現像方式と同じである。2成分現像剤は磁性キャリア粉にトナーを重量比で約6wt%となるように混合させたものである。この2成分現像剤を永久磁石の内包されたマグローラ142によってトナー担持体まで搬送し、そこでトナーの一部が印加されるバイアス電位によってトナー担持ローラ141に転移する。トナー担持ローラ141に転移されたトナーは、以下に説明する原理によってクラウド状態(トナーが浮遊している状態)を形成し、トナー担持ローラの回転によって現像部(像担持体との対向部)へと運ばれる。
トナー担持ローラ141表面の平均電位と像担持体電位との差によってトナー像が形成され、現像に寄与しなかった不要なトナーは再びマグローラ部に戻ってくる。クラウドが形成されているので、トナーの付着力は非常に低く、トナー担持ローラによって現像部から戻ってきたトナーは、マグローラの回転に追随した2成分現像剤の穂によって容易に掻き取られたり均されたりする。これを繰り返すことによって、トナー担持ローラ上には常にほぼ一定量のトナーがクラウド状態として担持される。なお、トナー担持ローラ141へのトナー供給法として2成分現像方式を採用したが、現像装置の構成としてはこれに限定されるわけではない。
次にトナー担持ローラについて説明する。図8は電圧印加前のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図、図9は電圧印加中のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。トナー担持ローラ1410の表面は、支持基盤1411上に空間周期的なアルミニウム蒸着で形成された電極1412a,1412bを配置して、表面を樹脂コート1413で覆って構成している。図8は電極1412a,1412bに電圧を印加する前の状態であり、樹脂コート1413表面には、トナー1414が層状に付着している。
図10は電極に印可する電圧を示すグラフである。本例では、VaとVbとは図10に示すように時間的に逆向き(位相が180度ずれている)となるようにしている。周期的なに、交互に異なる波形の電圧Vaと電圧Vbを印加すると、Vaを印加した電極とVbを印加した電極の間に振動電界が形成される。よって、トナーはVaを印加した電極とVbを印加した電極の間をホッピングして、図9に示すように、クラウド状態1415(トナーが浮遊している状態)となる。このようにしてトナー担持体上にトナーをクラウド状態として担持できる。
なお、印加電圧としてVaとVbは矩形波として説明したが、正弦波で形成される通常の交流電圧であってもよい。また、ここでは周期的な電極を2分割して交互に異なる波形の電圧を印加したが、振動電界が形成されてトナーがホッピングしてクラウド状態を形成できる条件ならば3分割以上に分割してそれぞれに異なる波形の電圧を印加するように構成してもよい。
ここでは、VaとVbには、交流成分がピーク間電圧600V、周波数1kHzの矩形波で、−300Vの直流成分を重畳した電圧を印加する。現像領域で潜像へのトナーによる現像のきっかけとなる現像バイアスは、この電圧の時間平均値である。つまり、現像バイアスは−300Vである。
この現像方式は、クラウド状態を形成して現像するので、トナー担持体とトナーとの付着力の影響を小さくすることができる。したがって、現像領域で小さな現像電界にまでトナーが応答することができ、このような小さい現像バイアスでも十分なトナー付着量を得ることができる。
本実施例の画像形成装置を用いて次の実験を行った。それぞれの現像装置は、単色(前段トナー層がない状態)で現像を行ったときに0.4mg/cm^2の付着量である。現像装置14Y,14M,14Cを用いて3色を重ねて付着量を評価した。結果は、1色目の付着量は0.4mg/cm^2、2色目の付着量は0.78mg/cm^2、3色目の付着量は1.1mg/cm^2だった。完全に現像できた場合の1.2mg/cm^2よりも減少してはいるが、ある程度の付着量は得ることができた。
さらに、前記の実験工程中、現像装置14Mで2色目のトナー像が現像され、ここに帯電装置12Mによって3色目のための帯電を行った時点でストップして、トナー層電位を測定した。トナー層が付着した感光体に外光を十分に照射すれば、感光体の表面電位としてはトナー層電位だけが残るので計測できる。結果は、0.78mg/cm^2のトナー層が乗っているときにトナー層電位は−35Vだった。
比較として、帯電装置12Y,12M,12Cに、第1の実施例のコロナ帯電装置ではなく、一般的なスコロトロン帯電装置(コロナ電極には直流電圧を印加する)を用いて、同様な実験を行った。結果は、1色目の付着量は0.4mg/cm^2、2色目の付着量は0.7mg/cm^2、3色目の付着量は0.8mg/cm^2だった。3色目の付着量が大きく減少している。
さらに、前記と同様に、2色目のトナー像を現像して3色目のための帯電を行った時点でのトナー層電位を測定した。結果は、0.7mg/cm^2のトナー層が乗っているときにトナー層電位は−120Vだった。
したがって、第1の実施例のコロナ帯電装置を用いたことによってトナー層電位を大幅に小さくでき、その結果としてトナー付着量の減少を抑えることができていることが確認できた。
本実施例では、前記の結果から、前段トナー層がない部分にトナーを0.4mg/cm^2乗せるときに、前段トナー層が0.78mg/cm^2乗っている部分には0.32mg/cm^2のトナー層を乗せることが可能であると分かる。つまり、感光体色重ね方式の、前段トナー層がある部分とない部分でトナー付着量が変わってしまうという課題に対して大きく改善できた。
〔第4の実施例〕
次に第4の実施例である画像形成装置について説明する。この例に係る画像形成装置の全体の構成は図6に示した第3実施例と同じである。
帯電装置として第1の実施例に記載のコロナ帯電装置を用いているこれにより、第3の実施例と同様の効果を得ることができる。第4の実施例では、現像装置14Y,14M,14C,14Kを第3の実施例のものとは異なる構成としている。全ての現像装置14Y,14M,14C,14Kの構成は同じであるので、現像装置14Yについて説明する。
この現像装置は、図7に示した第3の実施例の現像装置とほぼ同様な形状をしている。本例ではトナー担持ローラ1420の構成が第3の実施例に係る現像装置と異なる。図11は電圧印加前のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図、図12は電圧印加中のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。本例では、トナー担持ローラ1420は、支持基盤1421に、3つの空間周期的なアルミニウム蒸着の電極1422a、1422b、1422cを配置し、表面を樹脂コート1423で覆っている。
本例では、周期的な電極1422a、1422b、1422cに異なる波形の電圧Va、Vb、Vcを印加することにより、第3の実施例と同様に、トナー1424はVaを印加した電極1422aとVbを印加した電極1422bとVcを印加した電極1422cの間をホッピングして、クラウド状態1425が形成される。
また、図13に示すように、Va、Vb、Vcの位相を適切にずらすことによって、トナーを搬送する進行波電界が生じる。これによってトナーを搬送することができる。したがって、トナー担持ローラ自体を機械的に回転させることなく、現像部(像担持体との対向部)へクラウド状態のトナーを運ぶことができる。また、電極の数は3に限らず4以上とすることができる。この場合各電極に印加する電圧も適宜位相を変更することができる。
本例では、VaとVbとVcには、交流成分がピーク間電圧700V、周波数1.5kHzの矩形波で、−300Vの直流成分を重畳した電圧を印加する。現像領域で潜像へのトナーによる現像のきっかけとなる現像バイアスは、この電圧の時間平均値である。つまり、現像バイアスは−300Vである。
この現像方式は、クラウド状態を形成して現像するので、トナー担持体とトナーとの付着力の影響を小さくすることができる。したがって、現像領域で小さな現像電界にまでトナーが応答することができ、このような小さい現像バイアスでも十分なトナー付着量を得ることができる。
本実施例の画像形成装置を用いて次の実験を行った。それぞれの現像装置は、単色(前段トナー層がない状態)で現像を行ったときに0.4mg/cm^2の付着量である。現像装置14Y,14M,14Cを用いて3色を重ねて付着量を評価した。結果は、1色目の付着量は0.4mg/cm^2、2色目の付着量は0.77mg/cm^2、3色目の付着量は1.1mg/cm^2だった。完全に現像できた場合の1.2mg/cm^2よりも減少してはいるが、ある程度の付着量を得ることができた。
さらに、前記の実験工程中、現像装置14Mで2色目のトナー像が現像され、ここに帯電装置12Mによって3色目のための帯電を行った時点でストップして、トナー層電位を測定した。トナー層が付着した感光体に外光を十分に照射すれば、感光体の表面電位としてはトナー層電位だけが残るので計測できる。結果は、0.77mg/cm^2のトナー層が乗っているときにトナー層電位は−35Vだった。
比較として、帯電装置12Y,12M,12Cに、第1の実施例のコロナ帯電装置ではなく、一般的なスコロトロン帯電装置(コロナ電極には直流電圧を印加する)を用いて、同様な実験を行った。結果は、1色目の付着量は0.4mg/cm^2、2色目の付着量は0.7mg/cm^2、3色目の付着量は0.8mg/cm^2だった。3色目の付着量が大きく減少している。
さらに、前記と同様に、2色目のトナー像を現像して3色目のための帯電を行った時点でのトナー層電位を測定した。結果は、0.7mg/cm^2のトナー層が乗っているときにトナー層電位は−120Vだった。
したがって、第1の実施例のコロナ帯電装置を用いたことによってトナー層電位を大幅に小さくでき、その結果としてトナー付着量の減少を抑えることができていることが確認できた。
本実施例では、前記の結果から、前段トナー層がない部分にトナーを0.4mg/cm^2乗せるときに、前段トナー層が0.77mg/cm^2乗っている部分には0.33mg/cm^2のトナー層を乗せることが可能であると分かる。つまり、感光体色重ね方式の、前段トナー層がある部分とない部分でトナー付着量が変わってしまうという課題に対して大きく改善できた。
第1の実施例に係るコロナ帯電装置の構成を示す概略図である。 交流コロトロン帯電装置の特性を示すグラフである。 第2の実施例に係るコロナ帯電装置の構成を示す概略図である。 比較実験1の結果を示すグラフである。 比較実験2の内容を説明する模式図である。 第3の実施例である画像形成装置の構成を示す概略図である。 第3の実施例に係る現像装置の構成を示す概略断面図である。 第3の実施例に係る電圧印加前のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。 第3の実施例に係る電圧印加中のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。 第3の実施例に係る電極に印可する電圧を示すグラフである。 第4の実施例に係る電圧印加前のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。 第4の実施例に係る電圧印加中のトナー担持ローラを展開して示す模式的な断面図である。 第4の実施例に係る電極に印可する電圧を示すグラフである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体ベルト
12Y,12M,12C,12K 帯電装置
13Y,13M,13C,13K 光
14Y,14M,14C,14K 現像装置
15 用紙搬送路
16 転写装置
17 定着装置
18 クリーニング装置
110 コロナ帯電装置
111 コロナ電極
112 シールド
113,114 電極
115 コンデンサ
116 交流電源
117,118 直流電源
119 感光体ドラム
120 コロナ帯電装置
121 コロナ電極
122 シールド
123,124 電極
125 コンデンサ
126 交流電源
127 直流電源
128 抵抗器
129 感光体ドラム
141 トナー担持ローラ
142 マグローラ
143 2成分現像剤
144 攪拌スクリュ
1410 トナー担持ローラ
1411 支持基盤
1412a,1412b 電極
1413 樹脂コート
1414 トナー
1415 クラウド状態
1420 トナー担持ローラ
1421 支持基盤
1422a、1422b、1422c 電極
1443 樹脂コート
1424 トナー
1425 クラウド状態

Claims (7)

  1. 移動する感光体表面を均一帯電するためのコロナ帯電装置であって、コロナ電極にコンデンサを介して交流電圧を印加して、コロナ電極に接近して配置される電極であるシールドに0Vを含む直流電圧を印加するコロナ帯電装置において、
    前記シールドの上流側には直流電圧Vuが印加され、下流側には直流電圧Vdが印加されており、前記直流電圧Vu,Vdが共に正のとき、Vu>Vd、直流電圧Vu,Vdが共に負のとき、Vu<Vdとしたことを特徴とするコロナ帯電装置。
  2. 前記シールドは前記コロナ電極を挟んで前記感光体の上流側に配置される上流電極と、下流側とで電気的に分離されて構成されており、前記上流側電極と下流側電極には、個別に直流電源が接続され直流電圧が印加されることを特徴とする請求項1記載のコロナ帯電装置。
  3. 前記シールドは前記コロナ電極を挟んで前記感光体の上流側に配置される上流電極と、下流側とで電気的に分離されており、前記上流側と下流側には、同一の直流電源から並列に直流電圧が印加され、下流側には抵抗を介して前記直流電源からの直流電圧が印加されることを特徴とする請求項1記載のコロナ帯電装置。
  4. 感光体と帯電装置と複数色の現像装置とを備え、複数色のトナー像を感光体上に重ね現像した後に転写体上に一括転写を行う画像形成装置において、
    前記帯電装置の少なくとも1つが前記請求項1乃至請求項3のいずれか記載のコロナ帯電装置であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記現像装置を構成するトナー担持体は、現像領域において前記感光体と対向するように配置され、トナー担持体上でトナーが浮遊しているトナークラウド状態を形成し、トナー担持体と感光体が非接触として構成したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. トナー担持体上に所定の間隔で並べて配置された複数の電極に電圧が印加されるように構成され、この複数の電極間に形成される振動電界によってトナー担持体上にトナーが浮遊しているトナークラウド状態で担持され、かつ、トナー担持体の表層を機械的に移動させるように構成されており、この表層の移動によってトナーを現像領域に搬送することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. トナー担持体上に所定の間隔で並べて配置された複数の電極に多相の電圧が印加される構成され、この複数の電極間に形成される進行波電界によって、トナー担持体上にトナーが浮遊しているトナークラウド状態で担持しつつ、トナーを現像領域に搬送することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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