JP2003005524A - 現像装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびこれを備えた画像形成装置

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JP2003005524A JP2001190065A JP2001190065A JP2003005524A JP 2003005524 A JP2003005524 A JP 2003005524A JP 2001190065 A JP2001190065 A JP 2001190065A JP 2001190065 A JP2001190065 A JP 2001190065A JP 2003005524 A JP2003005524 A JP 2003005524A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 進行波電界を用いてトナーを搬送する機構
(電界カーテン)を利用する場合において、感光体ドラ
ム上での均一な濃度の像を現像し、かつ地カブリの少な
い良好な画像形成を行うことができる現像装置およびこ
れを備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 トナー搬送部材と感光体ドラムとの間の
空隙dと、各進行波発生電極の電極間ピッチλとを、d
>λの関係を満たすように設定する。また、感光体ドラ
ムの周速度vpと、その感光体ドラムの周方向における
潜像書き込み解像度Rと、各進行波電極に対して印加さ
れる印加電圧の周波数fとを、vp×R>fの関係を満
たすように設定する。更に、各進行波発生電極に対して
印加される印加電圧の平均値V1と、感光体ドラムの非
画像部での帯電電位V0と、トナー搬送部材と感光体ド
ラムとの空隙dとを、|V0−V1|/d>104の関
係を満たすように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潜像担持体(像担持
体)上に形成される静電潜像を現像剤などによって現像
する現像装置、およびこれを備えた画像形成装置に関
し、特に、進行波電界を用いて現像剤を搬送する機構
(電界カーテン)を利用するものに係わる。
【0002】また、上記の静電潜像は所定の電荷を付与
して帯電させた像担持体上に光情報を書き込んだものだ
けでなく、イオンフロー方式のように誘電体上に直接静
電荷潜像を形成するものや、トナージェット方式のよう
に複数の開口部を有する電極に対し任意の電圧を印加す
ることで空間に静電像を形成して現像剤を記録媒体に飛
翔させて直接画像形成を行うものにも適用可能である。
【0003】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
電子写真プロセスを用いた画像形成装置に適用される現
像装置としては、現在、像担持体に現像剤担持体を接触
させずに現像を行う非接触方式の現像装置が注目されて
おり、パウダークラウド法、ジャンピング法や電界カー
テン(進行波電界)を利用した方法が提案されている。
【0004】そして、電界カーテンを発生させる手段と
しては、例えば、特開平9−68864号公報に開示さ
れるように、金属または樹脂で形成された支持基材と、
この支持基材上に積層された絶縁層とを備え、この絶縁
層内に電界カーテン作用を発生させる電極が3本を1組
として、複数組が順次連続して埋設された構成となって
おり、各電極に対して多相電圧の印加により形成される
進行波電界によって、現像剤を現像剤搬送部材の表面上
で搬送するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、進行波電界
を利用する現像装置においては、現像剤搬送部材の表面
(現像剤搬送面)上で進行波電界を発生させている状
態、つまり各電極に異なる電圧が印加されている状態で
は、感光体などの像担持体が周方向に移動してその担持
面(表面)が現像剤搬送部材表面の真上、または非常に
近接した位置にあるときに、各電極に印加されている電
圧に起因する電位の空間的・時間的分布の影響を受け易
いことになる。そのため、像担持体の担持面が現像剤搬
送部材の表面に非常に近接した状態にあるときには、像
担持体の担持面上の静電潜像現像時に、図9の(a)お
よび(b)に示すように、各電極に印加されている電圧
の周波数、その各電極の電極間ピッチ、および像担持体
の周速度などに起因する周期的な濃度変化が発生するこ
とがある。
【0006】また、現像剤搬送部材の表面上において現
像剤を搬送するには、ある程度の進行波電界の強度が必
要となるが、この電界強度は、電極間ピッチと、隣接す
る電極間の電位差との影響を受けることになる。これ
は、現像剤の搬送を行う上で必要な進行波電界強度を得
るには、電極間ピッチが大きくなれば、隣接する電極間
の電位差も大きくする必要があるからである。そこで、
進行波電界による現像剤の運動状態を考えてみるに、現
像剤は進行波電界によって搬送されるときにクラウド状
態となるが、このクラウド状態となる現像剤の現像剤搬
送部材表面からの高さは、電極間ピッチが大きくなると
高くなる。要するに、電極間ピッチが大きいと、所望の
進行波電界を得る上で隣接する電極間の電位差を大きく
設定しなければならないために、現像剤に付与される運
動エネルギ(現像剤の電荷をq、電位差をVとした場合
の運動エネルギqV)は大きくなり、現像剤同士の衝突
や、現像剤の搬送速度が大きくなって、空気抵抗の影響
による飛翔軌道の偏向などによりクラウド状態の現像剤
が現像剤搬送部材表面上で積層して高さが大きくなる傾
向にあるからである。このため、このようなクラウド状
態の現像剤に像担持体の担持面が完全に浸ってしまう
と、本来現像剤が付着しない担持面の非現像領域に現像
剤が付着するといった、いわゆる地カブリなどが発生す
ることになる。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、像担持体担持面上で
の均一な濃度の像を現像し、かつ地カブリの少ない良好
な画像形成を行うことができる現像装置およびこれを備
えた画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、静電潜像をその表面に担持している像
担持体に対向する現像領域に配置し、基材上に所定間隔
を存して複数配列された電極を表面保護層によって被覆
してなる現像剤搬送部材を備え、各電極に対する多相電
圧の印加により形成される進行波電界によって現像剤を
現像剤搬送部材上で搬送するようにした現像装置におい
て、上記現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙d
(m)と、上記各電極の電極間ピッチλ(m)とを、 d>λ の関係を満たすように設定している。
【0009】この特定事項により、現像剤搬送部材と像
担持体との間の空隙dが各電極の電極間ピッチλよりも
大きな値に設定されているので、このような条件下にお
いては、現像剤搬送部材の表面上で進行波電界を発生さ
せている状態、つまり各電極に異なる電圧が印加されて
いる状態であっても、像担持体の担持面が現像剤搬送部
材表面の真上、または非常に近接した位置において電位
の時間的・空間的分布の影響をほとんど受けないことに
なる。したがって、現像剤搬送部材の表面に非常に近接
した状態にある像担持体の担持面においては、隣接する
電極間の電位分布がほとんど反映されず、時間的・空間
的に均一な状態となる。このため、現像時に電極間の電
位分布のムラによって与える影響を少なくし、像担持体
担持面上での均一な濃度の像を現像することが可能とな
る上、担持面の非現像領域に現像剤が付着するといった
地カブリなどの発生を防止して良好な画像形成を行うこ
とが可能となる。
【0010】ここで、像担持体の周速度vp(mm/s
ec)と、その像担持体の周方向における潜像書き込み
解像度R(dot/mm)と、各電極に対して印加され
る印加電圧の周波数f(Hz)とを、 vp×R>f の関係を満たすように設定している場合には、像担持体
の担持面における静電潜像の空間周波数はvp×R(d
ot/sec)となり、この値よりも低い周波数の印加
電圧が各電極に対して印加されることになる。
【0011】これは、像担持体の担持面における静電潜
像の空間周波数が進行波電界の周波数よりも大きい場合
に、各電極に対して印加される印加電圧が最大値である
場合と最小値である場合とでは、像担持体の担持面上の
複数の画素単位で現像状態に差異が生じて現像濃度ムラ
が発生してしまうことになるが、各電極に対して印加さ
れる印加電圧の周波数を高くすれば、担持面上の1つの
画素が印加電圧の最大値と最小値とを経験して現像され
るために、各画素毎での現像濃度ムラは解消されるもの
の、電源のコストアップを招くという課題に基づいてな
されたものである。
【0012】そのため、現像剤搬送部材と像担持体との
間の空隙dと各電極の電極間ピッチλとが、d>λの関
係を満たすように設定されていれば、現像剤搬送部材の
表面に非常に近接した状態にある像担持体の担持面にお
いて電極間の電位分布がほとんど影響されないことか
ら、像担持体の担持面における静電潜像の空間周波数v
p×Rよりも低い周波数fの印加電圧を各電極に対して
印加することによって、現像濃度ムラのない良好な画像
形成が可能となり、かつ電源をコストダウンさせて安価
に提供することも可能となる。
【0013】また、各電極に対して印加される印加電圧
の平均値V1(V)と、像担持体の非画像部での帯電電
位V0(V)と、現像剤搬送部材と像担持体との間の空
隙d(m)とを、 |V0−V1|/d>104 の関係を満たすように設定している場合には、進行波電
界により搬送されるクラウド状態の現像剤が像担持体の
近傍に到達したときに担持面上の静電潜像の現像に供さ
れなかった現像剤が非画像部(非静電潜像部分)に付着
したり、機内飛散しないように再び現像剤搬送部材上に
不要な現像剤を戻さなければならず、この戻す作用の度
合いが決定されることになる。つまり、像担持体の非画
像部と現像剤搬送部材との間の電界が現像剤を現像剤搬
送部材側へ戻す方向に与える力によって不要な現像剤を
現像剤搬送部材側へ戻す作用の度合いが決定され、この
とき、像担持体の非画像部での帯電電位V0と各電極に
対する印加電圧の平均値V1との差の絶対値を現像剤搬
送部材と像担持体との間の空隙dで除した値が重要なフ
ァクタ(不要な現像剤を現像剤搬送部材側へ戻す作用の
度合い)となり、この値を104よりも大きく設定して
おくことで、地カブリのない良好な画像形成を行うこと
が可能となる。
【0014】そして、各電極の電極間ピッチλ(m)
を、 100μm〜1000μm に設定している場合には、各電極の電極間ピッチλが小
さすぎたり、大きすぎたりすることなく、最適な条件に
設定されることになる。
【0015】つまり、電極間ピッチが100μmよりも
小さくなると、現像剤搬送部材の製造時に電極間の形成
がうまくいかず、相隣なる電極間でリークが発生するこ
とがあるからである。一方、電極間ピッチが1000μ
mよりも大きくなると、現像剤を搬送するために必要な
進行波電界の強度を得る上で大きな印加電圧を与える必
要があり、これによって、電源のコストアップを招いた
り、現像剤搬送部材が振動して不要な騒音を引き起こす
ことがあるからである。かかる点で、各電極の電極間ピ
ッチλを100μm〜1000μmに設定しておけば、
相隣なる電極間でのリークの発生が防止され、電源をコ
ストダウンさせて現像剤搬送部材の振動による騒音の発
生を低減させることが可能となる。
【0016】また、現像剤搬送部材と像担持体との間の
空隙d(m)を、 0.1mm〜10mm に設定している場合には、現像剤搬送部材と像担持体と
の間の空隙dが小さすぎたり、大きすぎたりすることな
く、最適な条件に設定されることになる。
【0017】つまり、現像剤搬送部材と像担持体との空
隙が0.1mmよりも小さくなると、非現像領域に現像
剤が付着する地カブリが発生し易く、空隙精度の僅かな
ズレによって現像電界強度を大きく変化させて画像形成
が不安定なものとなるからである。一方、現像剤搬送部
材と像担持体との空隙が10mmよりも大きくなると、
不要な現像剤を現像剤搬送部材側に戻すために必要な電
界強度を得る上で、像担持体の帯電電位を高く設定する
必要があり、これによって像担持体に対する負荷が大き
くなり、像担持体の劣化を招いたりするからである。か
かる点で、現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙dを
0.1mm〜10mmに設定しておけば、像担持体の地
カブリを防止し、現像電界強度を安定させて画像形成を
円滑に行うことが可能となる上、像担持体の帯電電位を
低く設定して像担持体に対する負荷を小さくし、像担持
体の劣化を防止することが可能となる。
【0018】更に、上述した現像装置を画像形成装置に
備えている場合には、像担持体の担持面上で均一な濃度
の像を現像し、かつ地カブリの少ない良好な画像形成を
行い得る画像形成装置を提供することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の実施形態に係わる現像装置
を備えた画像形成装置を示し、この画像形成装置Xの内
部には、像担持体としての円筒状の感光体ドラム1が設
けられている。この感光体ドラム1を中心として、その
周囲に、帯電部材2、露光部材3、現像装置4、転写部
材5、クリーニング部材6、および除電部材7が順に配
置されている。また、感光体ドラム1と転写部材5との
間には、用紙Pが搬送される用紙搬送路が設けられてい
る。この用紙搬送路の搬送方向から見て感光体ドラム1
の下流側には、上下一対の定着ローラ81,81を備え
た定着装置8が配置されている。
【0021】電子写真プロセスでは、感光体ドラム1に
原稿像、あるいはホストコンピュータ(図示せず)から
のデータに対応した静電潜像が形成され、その静電潜像
が現像装置によって可視化され、用紙P上に転写されて
画像形成が行われる。
【0022】感光体ドラム1は、基材11上に光導電層
12が形成されており、帯電部材2から上記各部材3〜
7の配置順に従って回転可能となっている。まず、感光
体ドラム1の表面(光導電層12)は、帯電部材2によ
って所定の電位となるまで帯電される。所定電位まで帯
電された感光体ドラム1の表面は、感光体ドラム1の回
転によって露光部材3の位置まで到達する。この露光部
材3は書き込み手段であり、画像情報に基づいて、たと
えばレーザーなどの光によって帯電している感光体ドラ
ム1の表面上に画像を書き込む。これによって、感光体
ドラム1上に静電潜像が形成される。静電潜像が形成さ
れた感光体ドラム1の表面は、この感光体ドラム1の回
転によって現像装置4の位置まで到達する。
【0023】現像装置4では、トナー搬送部材41上を
搬送されるトナーT(現像剤)によって、感光体ドラム
1の表面の静電潜像をトナー像として現像する。トナー
像が担持された感光体ドラム1の表面は、この感光体ド
ラム1の回転によって転写部材5の位置まで到達する。
【0024】転写部材5は、感光体ドラム1の表面上の
トナー像を、用紙P上に転写する。感光体ドラム1から
用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置8によって
用紙P上に定着される。
【0025】トナー像が転写された後の感光体ドラム1
の表面は、この感光体ドラム1の回転によってクリーニ
ング部材6の位置まで到達する。クリーニング部材6
は、感光体ドラム1の表面に残留しているトナーTや紙
粉などを除去する。クリーニング部材6によってクリー
ニングされた感光体ドラム1の表面は、この感光体ドラ
ム1の回転によって除電部材7の位置まで到達する。除
電部材7は、感光体ドラム1の表面に残留している電位
を除去する。上述した一連の動作によって一回の画像形
成が終了する。
【0026】上記感光体ドラム1としては、たとえば、
アルミニウムなどの金属ドラムを基材11として、その
外周面にアモルファスシリコン(a−Si)、セレン
(Se)や有機光半導体(OPC)などの光導電層12
が薄膜状に形成されてなる構成が挙げられるが、特に限
定されるものではない。
【0027】上記帯電部材2としては、たとえばタング
ステンワイヤなどの帯電線・金属製のシールド板、グリ
ッド板などよりなるコロナ帯電器や帯電ローラ、帯電ブ
ラシなどの構成が挙げられるが、特に限定されるもので
はない。
【0028】上記露光部材3としては、たとえば半導体
レーザや発光ダイオードなどが挙げられるが、特に限定
されるものではない。
【0029】上記転写部材5としては、たとえば、コロ
ナ転写器、転写ローラ、転写ブラシなどが挙げられる
が、特に限定されるものではない。
【0030】上記クリーニング部材6としては、クリー
ニングブレードなどが挙げられるが、特に限定されるも
のではない。
【0031】上記除電部材7としては、除電ランプなど
が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0032】本実施形態では、トナー搬送部材41と感
光体ドラム1との間には一定の間隔が設けられ、感光体
ドラム1の表面の静電潜像を非接触で現像する構成とな
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
トナー搬送部材と感光体ドラムの表面とを接触させて接
触現像を行う構成であっても構わない。
【0033】上記現像装置4は、図2に示すように、ケ
ーシング40と、トナー搬送部材41と、ミキシングパ
ドル42と備えている。ケーシング40はトナーTを内
部に収容するものである。ミキシングパドル42は、ケ
ーシング40内に収容されているトナーTを混合するた
めのものである。
【0034】上記トナー搬送部材41は、感光体ドラム
1の現像領域Aに対向して略平面を形成するようなベル
ト形状となっている。なお、本実施形態では、トナー搬
送部材41としてベルト形状のものを示しているが、ト
ナー搬送部材41の形状はこれに限定されるものではな
く、例えば、半円弧状のものでも構わない。
【0035】また、トナー搬送部材41は、現像装置4
における上下方向に対して若干傾斜して、感光体ドラム
1の表面における現像領域Aの接線に対して略平行とな
るように配置されている。また、ベルト形状のトナー搬
送部材41が上記配置を保持できるように、トナーTを
搬送する表面とは反対側の面に、トナー搬送部材41を
保持する支持部材43が設けられている。
【0036】トナー搬送部材41の下方側端部には、こ
のトナー搬送部材41の表面上を搬送されるトナーTを
供給する供給部材44が設けられている。一方、トナー
搬送部材41の上方側端部には、このトナー搬送部材4
1の表面のトナーTを回収する回収部材45が設けられ
ている。
【0037】また、トナー搬送部材41には、多相交流
電源47と現像バイアス電源48とが直列に接続されて
いる。上記供給部材44および回収部材45は、いずれ
も円筒形状を呈し、ベルト形状のトナー搬送部材41の
表面に対し回転可能に接触している。
【0038】上記供給部材44は、ケーシング40内に
収容されているトナーTをトナー搬送部材41に供給す
るためのものであり、その材質としては特に限定される
ものではないが、たとえばシリコーン、ウレタン、EP
DM(エチレン−プロピレン−ジエン−メチレン共重合
体)などのソリッドゴム、発泡ゴムなどが挙げられる。
また、カーボンブラックやイオン導電剤を添加すること
によって導電性を付与してもよい(電圧印加も可能)。
上記供給部材44とトナー搬送部材41との接触圧力や
供給部材44に印加する電圧値を適切な値に設定し、供
給部材44にトナーTを帯電させる機能を付加するよう
にしても良い。あるいは、上記供給部材44の前段に、
例えば薄板状のブレード(材料としては、上記供給部材
44と同じものが使用可能)を設けトナーを帯電させる
ようにしても構わない。
【0039】上記回収部材45は、感光体ドラム1上の
静電潜像の現像に寄与しないトナーTを回収して現像装
置4内に戻すためのものであり、その材質としては、特
に限定されないが、たとえば上記供給部材44と同様の
ものを使用することができる。
【0040】上記支持部材43は、ベルト形状のトナー
搬送部材41を感光体ドラム1の現像領域Aに対向した
状態を保持するためのもので、その構成は特に限定され
るものではない。たとえば、ABS(Acryloni
trile−Butadiene−Styrene:ア
クリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂などを挙げる
ことができる。
【0041】上記トナー搬送部材41は、電界カーテン
作用によりトナーTを搬送するものであり、図3に示す
ように、絶縁層よりなる基材41a上に、電界カーテン
作用を発生させる進行波発生電極41b,…が、4本を
一組として複数組が順次連続して配設されている。この
トナー搬送部材41の表面側は、誘電体層および高抵抗
体層の少なくとも一方よりなる表面保護層41cによっ
て覆われている。そして、これらの電極41b,…にト
ナー搬送のための多相交流電源47から、多相の交流電
圧が印加されることにより、トナー搬送部材41の表面
においてそれと平行となる方向に電界カーテンが発生
し、これによって現像領域Aまで電界カーテン作用によ
りトナーTを搬送するようになっている。この場合、各
進行波発生電極41bは、幅40μm〜250μmの微
小電極となっており、これらが現像領域Aにある感光体
ドラム1(光導電層12)の表面に対し互いに平行に配
置されている。
【0042】上記トナー搬送部材41の具体例を挙げる
と、たとえば、基材41a:ポリイミド(厚さ25μ
m)、進行波発生電極41b:銅(厚さ18μm)、表
面保護層41c:ポリイミド(厚さ25μm)といった
構成を挙げることができる。なお、本実施の形態では、
4本の進行波発生電極41b,…を1組とし、これら各
組の進行波発生電極41b,…に対して、たとえば図4
に示すような電圧波形の4相の交番電圧を印加し、進行
波発生電極41b,…上に進行波電界を形成している
が、特にこれに限定されるものではなく、3本の進行波
発生電極を1組として3相の交番電圧を印加しても構わ
ない。また、感光体ドラム1とトナー搬送部材41との
間に現像電界が形成されるようにバイアス電圧(現像バ
イアス)が印加されていることが好ましい。
【0043】上記電圧波形は、正弦波や台形波などでも
よく、電圧値の範囲としては、進行波発生電極41b,
41b間で絶縁破壊が発生しないように、例えば100
V〜3kV程度が好ましく、周波数の範囲としては、1
00Hz〜5kHzが好ましく用いられる。ただし、こ
れらの電圧値や周波数については、進行波発生電極素子
の形状、トナーTの搬送速度、トナーTの使用材料など
によって適正値を設定すればよく、特に限定されるもの
ではない。
【0044】そして、本発明の特徴部分として、図5に
示すように、上記トナー搬送部材41と感光体ドラム1
との間の空隙d(μm)と、上記各進行波発生電極41
bの電極間ピッチλ(μm)とは、 d>λ の関係を満たすように設定されている。
【0045】これは、図5に示すように、空隙dと電極
間ピッチλとの大小関係を変更して、画像形成状態を検
討した結果に基づくものである。つまり、図5におい
て、空隙dと電極間ピッチλとが(d>λ)の関係を満
たしているとき(図5の総合判定が○か◎となるとき)
には、周期的な濃度ムラが良好もしくは非常に良好に抑
えられて、地カブリも良好もしくは非常に良好に抑えら
れているからである。なお、図5の結果は、下記の表1
に示す実験条件に基づくものである。
【0046】
【表1】 これにより、トナー搬送部材41と感光体ドラム1との
間の空隙dが各進行波発生電極41bの電極間ピッチλ
よりも大きな値に設定されているので、このような条件
下においては、トナー搬送部材41の表面上で進行波電
界を発生させている状態、つまり各進行波発生電極41
bに異なる電圧が印加されている状態であっても、感光
体ドラム1の表面(担持面)がトナー搬送部材41表面
の真上、または非常に近接した位置において電位の時間
的・空間的分布の影響をほとんど受けないことになる。
したがって、トナー搬送部材41の表面に非常に近接し
た状態にある感光体ドラム1の表面においては、隣接す
る進行波発生電極41b,41b間の電位分布がほとん
ど反映されず、時間的・空間的に均一な状態となる。こ
のため、現像時に進行波発生電極41b,41b間の電
位分布のムラによって与える影響を少なくし、感光体ド
ラム1の表面上で均一な濃度の像を現像することができ
る上、感光体ドラム1表面の非現像領域にトナーTが付
着するといった地カブリなどの発生を防止して良好な画
像形成を行うことができることになる。 また、各進行
波発生電極41bの電極間ピッチλが、段階的に120
μm、250μm、500μmに設定されているので、
各進行波発生電極41bの電極間ピッチλが小さすぎた
り、大きすぎたりすることなく、最適な条件に設定され
ることになる。
【0047】つまり、電極間ピッチλが100μmより
も小さくなると、トナー搬送部材41の製造時に進行波
発生電極41b,41b間の形成がうまくいかず、相隣
なる進行波発生電極41b,41b間でリークが発生す
ることがあるからである。一方、電極間ピッチλが10
00μmよりも大きくなると、トナーTを搬送するため
に必要な進行波電界の強度を得る上で大きな印加電圧を
与える必要があり、これによって、電源のコストアップ
を招いたり、トナー搬送部材41が振動して不要な騒音
を引き起こすことがあるからである。かかる点で、各進
行波電極41bの電極間ピッチλが120μm、250
μm、500μmに設定されていれば、相隣なる進行波
発生電極41b,41b間でのリークの発生が防止さ
れ、電源をコストダウンさせてトナー搬送部材41の振
動による騒音の発生を低減させることができる。
【0048】更に、トナー搬送部材41と感光体ドラム
1との間の空隙dが、300μm〜2000μmの範囲
内に設定されているので、トナー搬送部材41と感光体
ドラム1との間の空隙dが小さすぎたり、大きすぎたり
することなく、最適な条件に設定されることになる。
【0049】つまり、トナー搬送部材41と感光体ドラ
ム1との空隙が小さすぎると、非現像領域に現像剤が付
着する地カブリが発生し易く、空隙精度の僅かなズレに
よって現像電界強度を大きく変化させて画像形成が不安
定なものとなるからである。一方、トナー搬送部材41
と感光体ドラム1との空隙が大きすぎると、不要なトナ
ーをトナー搬送部材41側に戻すために必要な電界強度
を得る上で、感光体ドラム1の帯電電位を高く設定する
必要があり、これによって感光体ドラム1に対する負荷
が大きくなり、感光体ドラム1の劣化を招いたりするか
らである。かかる点で、トナー搬送部材41と感光体ド
ラム1との間の空隙dを300μm〜2000μmの範
囲内に設定しておけば、感光体ドラム1の地カブリを防
止し、現像電界強度を安定させて画像形成を円滑に行う
ことができる上、感光体ドラム1の帯電電位を低く設定
して感光体ドラム1に対する負荷を小さくし、感光体ド
ラム1の劣化を防止することができる。
【0050】また、図6に示すように、感光体ドラム1
の周速度vp(mm/sec)と、その感光体ドラム1
の周方向における潜像書き込み解像度R(dot/m
m)と、各進行波発生電極41bに対して印加される印
加電圧の周波数f(Hz)とは、 vp×R>f の関係を満たすように設定されている。
【0051】これは、図6に示すように、感光体ドラム
1の表面における静電潜像の空間周波数vp×R(do
t/sec)と印加電圧の周波数fとの大小関係、印加
電圧の周波数f、画像解像度Rおよび感光体ドラム1の
周速度vpをそれぞれ変更して、周期的な濃度ムラの発
生状態を検討した結果に基づくものである。つまり、図
6において、静電潜像の空間周波数vp×R(dot/
sec)と印加電圧の周波数fとが(vp×Rd>f)
の関係を満たしているとき(図6の判定が○か◎となる
とき)には、周期的な濃度ムラが良好もしくは非常に良
好に抑えられているからである。なお、図6の結果は、
下記の表2に示す実験条件に基づくものである。
【0052】
【表2】 これにより、感光体ドラム1の表面における静電潜像の
空間周波数vp×R(dot/sec)よりも低い周波
数fの印加電圧が各進行波発生電極41bに対して印加
されることになる。
【0053】これは、感光体ドラム1の表面における静
電潜像の空間周波数vp×Rが進行波電界の周波数fよ
りも大きい場合に、各進行波発生電極41bに対して印
加される印加電圧が最大値である場合と最小値である場
合とでは、図9の(a)および(b)に示すように、感
光体ドラム1の表面上の複数の画素単位で現像状態に差
異が生じて周期的な現像濃度ムラが発生してしまうこと
になるが、各進行波発生電極41bに対して印加される
印加電圧の周波数fを高くすれば、感光体ドラム1表面
上の1つの画素が印加電圧の最大値と最小値とを経験し
て現像されるために各画素毎での現像濃度ムラは解消さ
れるものの、電源のコストアップを招いてしまうという
課題に基づくものである。そのため、トナー搬送部材4
1と感光体ドラム1との間の空隙dと各進行波発生電極
41bの電極間ピッチλとが、d>λの関係を満たすよ
うに設定されていれば、トナー搬送部材41の表面に非
常に近接した状態にある感光体ドラム1の表面において
各進行波発生電極41b,41b間の電位分布がほとん
ど影響されないことから、感光体ドラム1の表面におけ
る静電潜像の空間周波数vp×Rよりも低い周波数fの
印加電圧を各進行波発生電極41bに対して印加するこ
とによって、図7の(a)および(b)に示すように、
現像濃度ムラのない均一で良好な画像形成を行うことが
でき、しかも、電源をコストダウンさせて安価に提供す
ることもできることになる。
【0054】そして、図8に示すように、各進行波発生
電極41bに対して印加される印加電圧の平均値V1
(V)と、感光体ドラム1の非画像部での帯電電位V0
(V)と、トナー搬送部材41と感光体ドラム1との間
の空隙d(m)とは、 |V0−V1|/d>104 の関係を満たすように設定されている。
【0055】これは、図8に示すように、空隙dおよび
各進行波発生電極41bに対する印加電圧Vをそれぞれ
変更して、地カブリの発生状態を検討した結果に基づく
ものである。つまり、図8において、感光体ドラム1の
非画像部での帯電電位V0と各進行波発生電極41bに
対する印加電圧の平均値V1との差の絶対値をトナー搬
送部材41と感光体ドラム1との間の空隙dで除した
値、つまり不要なトナーをトナー搬送部材41側へ戻す
電界強度|V0−V1|/dが104よりも大きいとき
(図8の判定が○か◎となるとき)には、地カブリが良
好もしくは非常に良好に抑えられているからである。な
お、図8の結果は、下記の表3に示す実験条件に基づく
ものである。
【0056】
【表3】 これにより、進行波電界により搬送されるクラウド状態
のトナーが感光体ドラム1の近傍に到達したときにその
表面上の静電潜像の現像に供されなかったトナーが非画
像部(非静電潜像部分)に付着したり、機内飛散しない
ように再びトナー搬送部材41上に不要なトナーを戻す
作用の度合いが決定されることになる。つまり、感光体
ドラム1の非画像部とトナー搬送部材41との間の電界
がトナーTをトナー搬送部材41側へ戻す方向に与える
力によって不要なトナーTをトナー搬送部材41側へ戻
す作用の度合いが決定され、このとき、感光体ドラム1
の非画像部での帯電電位V0と各進行波発生電極41b
に対する印加電圧の平均値V1との差の絶対値をトナー
搬送部材41と感光体ドラム1との間の空隙dで除した
値が重要なファクタ(不要なトナーをトナー搬送部材4
1側へ戻す作用の度合い)となり、この値を104より
も大きく設定しておくことで、地カブリのない良好な画
像形成を行うことができる。
【0057】更に、このような現像装置4を画像形成装
置Xに備えることで、感光体ドラム1の表面上で均一な
濃度の像を現像し、かつ地カブリの少ない良好な画像形
成を行い得る画像形成装置Xを提供することができる。
【0058】なお、本発明は、上記実施形態で述べたよ
うに、所定の電荷を付与して帯電させた感光体ドラム上
に光情報を書き込んだ静電潜像に限定されるものではな
く、イオンフロー方式のように、誘電体上に直接静電荷
潜像を形成するものや、トナージェット方式のように、
複数の開口部を有する電極に対し任意の電圧を印加する
ことで空間に静電像を形成して現像剤を記録媒体に飛翔
させて直接画像形成を行うものにも適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように、現像剤搬送部材と像担持
体との間の空隙dを各電極の電極間ピッチλよりも大き
な値に設定することで、現像時に電極間の電位分布のム
ラによる影響を少なくし、像担持体担持面上での均一な
濃度の像を現像することができる上、像担持体の地カブ
リなどの発生を防止して良好な画像形成を行うことがで
きる。
【0060】ここで、像担持体の周速度vpと像担持体
の潜像書き込み解像度Rとの積よりも低い周波数の印加
電圧を各電極に対して印加することで、現像剤搬送部材
と像担持体との間の空隙dを各電極の電極間ピッチλよ
りも大きな値に設定した条件下において電極間の電位分
布による影響をなくし、現像濃度ムラのない良好な画像
形成を行うことができ、かつ電源をコストダウンさせて
安価に提供することもできる。
【0061】また、各電極への印加電圧の平均値V1と
像担持体の非画像部での帯電電位V0(V)との差の絶
対値を現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙dで除し
た値を104よりも大きく設定することで、担持面上の
静電潜像の現像に供されなかった不要な現像剤を再び現
像剤搬送部材上に戻す作用の度合いを決定でき、地カブ
リのない良好な画像形成を行うことができる。
【0062】そして、各電極の電極間ピッチλを100
μm〜1000μmに設定することで、相隣なる電極間
でのリークの発生を防止し、電源をコストダウンさせて
現像剤搬送部材の振動による騒音の発生を低減させるこ
とができる。
【0063】また、現像剤搬送部材と像担持体との間の
空隙dを0.1mm〜10mmに設定することで、像担
持体の地カブリを防止し、現像電界強度を安定させて画
像形成を円滑に行うことができる上、像担持体の帯電電
位を低く設定して像担持体に対する負荷を小さくし、像
担持体の劣化を防止することができる。
【0064】更に、このような現像装置を画像形成装置
に備えることで、像担持体の担持面上で均一な濃度の像
を現像し、かつ地カブリの少ない良好な画像形成を行い
得る画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる現像装置が適用され
る電子写真方式を用いた画像形成装置の概略構成を示す
模式図である。
【図2】現像装置の構成を示す模式図である。
【図3】トナー搬送部材の構成を示す模式図である。
【図4】トナー搬送部材に印加される電圧波形を示す波
形図である。
【図5】現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙および
各電極の電極間ピッチの関係を規定する際の裏付けとな
る判定結果を示す図である。
【図6】像担持体の周速度と像担持体の潜像書き込み解
像度との積および各進行波発生電極への印加電圧の周波
数の関係を規定する際の裏付けとなる判定結果を示す図
である。
【図7】(a)は現像濃度ムラのない均一で良好な画像
を示す説明図である。(b)は(a)の一部を拡大した
拡大図である。
【図8】トナーを戻す電界強度を規定する際の裏付けと
なる判定結果を示す図である。
【図9】(a)は周期的な現像濃度ムラのある画像を示
す説明図である。(b)は(a)の一部を拡大した拡大
図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体) 4 現像装置 41 トナー搬送部材(現像剤搬送部材) 41a 基材 41b 進行波発生電極(電極) 41c 表面保護層 d 空隙 f 印加電圧の周波数 vp 感光体ドラムの周速度 λ 電極間ピッチ A 現像領域 R 解像度 V0 感光体ドラムの非画像部での帯電電位 V1 印加電圧の平均値 X 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 太介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 戸泉 潔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 後藤 利充 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H073 BA03 BA15 BA45 2H077 AC01 AC13 AC16 AD07 AD36 BA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像をその表面に担持している像担
    持体に対向する現像領域に配置し、基材上に所定間隔を
    存して複数配列された電極を表面保護層によって被覆し
    てなる現像剤搬送部材を備え、各電極に対する多相電圧
    の印加により形成される進行波電界によって現像剤を現
    像剤搬送部材上で搬送するようにした現像装置におい
    て、 上記現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙d(m)
    と、 上記各電極の電極間ピッチλ(m)とは、 d>λ の関係を満たすように設定されていることを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の現像装置におい
    て、 像担持体の周速度vp(mm/sec)と、 その像担持体の周方向における潜像書き込み解像度R
    (dot/mm)と、 各電極に対して印加される印加電圧の周波数f(Hz)
    とは、 vp×R>f の関係を満たすように設定されていることを特徴とする
    現像装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の現
    像装置において、 各電極に対して印加される印加電圧の平均値V1(V)
    と、 像担持体の非画像部での帯電電位V0(V)と、 現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙d(m)とは、 |V0−V1|/d>104 の関係を満たすように設定されていることを特徴とする
    現像装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1ないし請求項3のいずれか
    1つに記載の現像装置において、 各電極の電極間ピッチλ(m)は、 100μm〜1000μm に設定されていることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1つに記載の現像装置において、 現像剤搬送部材と像担持体との間の空隙d(m)は、 0.1mm〜10mm に設定されていることを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1ないし請求項5のいずれか
    1つに記載の現像装置を備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
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