JP2008145224A - 電気的接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良プローブの取り替え作業が容易な電気的接続装置を提供する。
【解決手段】互いに間隔をおいて一体的に結合される第1の板および第2の板を有し、該各板のそれぞれにその厚さ方向へ貫通するプローブガイド穴が形成されたプローブ支持体と、プローブガイド穴を貫通して配置され、被検査体の電極に当接する先端を第1の板から突出させるプローブとを備える電気的接続装置。各プローブには、第1の板のプローブガイド穴の縁部に係合可能のストッパが形成されている。第2の板は、複数の板部材からなる積層構造を有する。各板部材は、ストッパの挿通を許す開口を有し、第1の重ね合わせ位置で、プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブのストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴を形成し、またその第2の重ね合わせ位置でストッパの挿通をも許すガイド穴を形成し、前記第1の重ね合わせ位置で相互に結合可能である。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体ICチップあるいはこれが集合的に作り込まれた半導体ウエハのような半導体デバイスの電気的検査に用いるのに好適な電気的接続装置およびその組み立て方法に関する。
半導体デバイスのような被検査体は、これが仕様書通りに動作するか否かの通電検査を受ける。この通電検査では、針先を被検査体の電極に押圧される複数のプローブ(接触子)を備えるプローブカードのような電気的接続装置を経て被検査体がテスタ本体に接続される。
従来のこの種の電気的接続装置に、互いに間隔をおいて保持される下板、中間板および上板を有するプローブ支持体により支持された複数のプローブを備えるプローブ組立体がある(例えば、特許文献1および2参照)。プローブ支持体の各板には、プローブの貫通を許すガイド穴が形成されている。このガイド穴を貫通して配置される各プローブの下板と上板との間に位置する部分には、プローブの径方向外方に張り出すストッパが形成されている。
各プローブの先端すなわち針先は、プローブ組立体の前記下板のガイド穴から突出して配置されており、被検査体の電極に接触するように、これに押圧される。このプローブ組立体の上板および中間板は、それらの対応する各ガイド穴が整合する整合位置から一方向へわずかなずれを持つように組み立てられている。このずれによってプローブが上板および中間板との間で例えばS字状に弾性変形するように、プローブ支持体に組み込まれる。これにより、針先の押圧時、各プローブの針先は弾性的な変位が可能となり、針先が適正な弾性で電極に押圧されるので、電極との適正な電気接触が可能となる。
国際公開第2004/072661号パンフレット 特開2006−003191号公報
ところで、ストッパが設けられたプローブに欠損が生じた場合、欠損を生じた不良プローブの取り替え作業では、まず、この不良プローブをプローブ支持体の各板部材のガイド穴から引き抜く必要がある。この不良プローブの引き抜きのために、それに先立って、プローブ支持体の下板がプローブ支持体の中間板および上板から取り外される。この下板の取り外しにより、不良プローブを、その針先の側より、上板および中間板のガイド穴から引き抜くことができる。交換すべき新たなプローブがその基端の側から上板および中間板のガイド穴に挿入された後、各プローブのストッパが中間板および下板間に位置するように、下板が組み付けられる。
しかしながら、従来の前記電気的接続装置では、不良プローブの引き抜きのために前記下板を取り外すとき、この下板のガイド穴を挿通している健全なすべてのプローブも、下板の各ガイド穴から引き抜かれてしまう。そのため、新たなプローブを上板および中間板のガイド穴に挿入した後の下板の組み付けでは、該下板の各ガイド穴にすべての対応するプローブの先端部を挿入する作業が必要となる。
このプローブの先端部を受け入れる下板のプローブガイド穴は、その縁部がプローブのストッパを係止するために、口径を絞り込まれている。そのため、取り替えた新たなプローブのように、たとえ各プローブの先端部に曲がりが生じておらずに該先端部が直線であっても、場合によっては、数百本を超えるすべてのプローブの針先を針先を下板の対応する各ガイド穴に通す挿通作業は困難となる。しかも、取り替えられた新たなプローブを除く他の多くのプローブは、それらの使用中に先端部にいくらかの曲がりを生じている。そのため、先端部に曲がりを生じたプローブを含む数百本を超える多数のプローブの針先を下板の対応する各プローブガイド穴に挿通する作業は容易ではなく、この挿通作業を伴う下板の再組み付けには、多大の時間および経験を必要とした。
不良プローブの交換時、プローブ支持体の下板を取り外し、その後、前記したようにプローブを先端側すなわちその針先側から引き抜くことに代えて、不良プローブを針先と反対側の基端側から引き抜くことが考えられる。しかし、この場合も、不良プローブを下板から引き抜くために、それに先立って、上板あるいは中間板をそれらのプローブガイド穴からすべてのプローブを引き抜くように取り外す必要がある。そのために、プローブ支持体の組み立て時に、上板あるいは上板と中間板とに設けられたプローブガイド穴にすべてのプローブを通す作業が必要になることから、そのプローブ支持体の再組み付けの作業は、さらに困難となる。
そのため、不良プローブの取り替え作業を比較的容易に行い得る電気的接続装置が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、不良プローブの取り替え作業が従来に比較して容易な電気的接続装置を提供することにある。
本発明は、基本的に各プローブを受け入れるためのガイド穴が形成された板を複数の積層板で形成し、各積層板に前記プローブに設けられたストッパの挿通を許す開口を形成し、各積層板の前記開口の重なりで前記ガイド穴を形成する。これにより、各積層板の第1の重ね合わせ位置で、前記各積層板の前記開口の重なりによって前記プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブの前記ストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴が形成され、また第2の重ね合わせ位置で前記各板部材の前記開口の重なりによって前記ストッパの挿通を許すガイド穴が形成される。したがって、前記ガイド穴の実質的な口径が可変となる。
より具体的には、本発明は、相互に間隔をおいてほぼ平行に配置され、ねじ部材により一体的に結合される少なくとも第1の板および第2の板を有し、前記各板のそれぞれにほぼその厚さ方向へ貫通するプローブガイド穴が形成されたプローブ支持体と、前記第1の板の対応する前記プローブガイド穴を貫通して配置され、被検査体の電極に当接する先端を前記第1の板から突出させるプローブであって前記第1の板の前記プローブガイド穴の縁部に係合可能のストッパを有する複数のプローブとを備える電気的接続装置であって、前記第2の板は、複数の板部材からなる積層構造を有する。前記各板部材は前記ストッパの挿通を許す開口を有し、第1の重ね合わせ位置で、前記各板部材の前記開口の重なりによって前記プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブの前記ストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴を形成する。また、前記各板部材は、第2の重ね合わせ位置で前記各板部材の前記開口の重なりによって前記ストッパの挿通を許すガイド穴を形成し、前記第1の重ね合わせ位置で相互に結合可能である。
本発明に係る前記電気的接続装置によれば、積層して配置される少なくとも前記第2の板の各板部材の重ね合わせ位置の選択により、プローブのガイド穴の実質的な口径が前記ストッパの挿通を阻止する口径と、その挿通を許す口径との間で可変となる。したがって、不良プローブの交換時、第2の板を構成する各板部材の結合を解除して、該各板部材を第2の重ね合わせ位置にずらせることにより、プローブガイド穴の口径をプローブのストッパの挿通を許す口径に一時的に変更することができる。この第2の重ね合わせ位置では、他の正常なプローブをガイド穴から引き抜くことなく、不良プローブを第2の板の側である基端側から引き抜くことができ、またこの不良プローブを正常なそれに差し換えることができる。このプローブの差し換え後、前記各板部材は、前記第2の板を構成すべく、ストッパを係止可能の第1の重ね合わせ位置で一体に結合される。これにより、第2の板の各プローブガイド穴を再び適正な口径に絞り込むことができる。
さらに、前記第2の板の前記第1の板が位置する側と反対側に第3の板を設けることができる。この第3の板には、前記プローブの挿通を許し、該プローブの前記ストッパに係止可能な開口縁部を有するプローブガイド穴が設けられる。前記第1、第2および第3の板は、それらの前記各プローブガイド穴を貫通した前記プローブが第2および第3の板間で同一方向へ変位する弾性変形を生じた状態で前記プローブを保持すべく相互に分離可能に連結される。前記第3の板は、前記第2の板と同様な積層構造を有する。したがって、前記第3の板の各板部材は、前記ストッパの挿通を許す開口を有し、第1の重ね合わせ位置で、前記各板部材の前記開口の重なりによって前記プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブの前記ストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴を形成し、第2の重ね合わせ位置で前記各板部材の前記開口の重なりによって前記ストッパの挿通を許すガイド穴を形成する。
前記第2の板は、少なくとも第1の板部材および第2の板部材からなる2層の積層構造で構成することができる。前記第1の板部材に形成された前記開口と前記第2の板部材に形成された開口とはそれらの断面形状が相互に異なるように形成することができる。
前記第2および第3の板のそれぞれは、少なくとも第1の板部材および第2の板部材からなる2層の積層構造で構成することができる。この場合も、前記したと同様に、前記各第1の板部材に形成された前記開口と前記第2の板部材に形成された開口とは、それらの断面形状が相互に異なるように形成することができる。
前記各第1の板部材の前記開口は、前記プローブの前記ストッパの挿通を許す幅寸法を有しかつ前記第1の板部材の平面上で前記幅方向を一方向に整列させて配置された複数の第1の長穴からなる第1の長穴群を含むことができる。また、前記各第2の板部材の前記開口は前記第1の板部材の前記第1の長穴に対応した第2の長穴群を含むことができる。前記第1および第2の板部材は、前記第1の板部材の前記第1の長穴群の各第1の長穴が前記第2の板部材の前記第2の長穴群の各第2の長穴に部分的に重なるように、相互に重ね合わせられる。
前記第1の長穴および第2の長穴は、互いに共同して前記ガイド穴を構成すべく、それぞれの一方の端部を相互に重ね合わせることが可能である。この場合、前記長穴の各短辺が前記ガイド穴を挿通する前記プローブの前記長穴の長手方向への移動を共同して規制し、前記各長穴の一対の長辺が前記プローブの前記長穴の幅方向への移動をそれぞれ規制する。
前記第2の板は、第1、第2、第3および第4の板部材からなる4層の積層構造とすることができる。各板部材の前記開口は、前記プローブの前記ストッパの挿通を許す幅寸法を有し該幅寸法方向へ互いに間隔をおいて形成された一対の第1の長穴と、該第1長穴の幅方向に配列されそれぞれが該第1の長穴の伸長方向に沿って伸びる複数の第2の長穴からなる一対の長穴群とで構成することができる。
この4層の積層構造の場合、前記第2の板の前記各板部材は、その2つの前記板部材の前記一対の長穴が形成された領域と他の2つの前記板部材の前記長穴群が形成された領域とが相互に重なり合うように配置される。
前記各板部材の前記第1の重ね合わせ位置では、互いに重なり合う各長穴群の各第2の長穴の開口縁部の共同によって、該開口の重ね合わせによって形成された前記プローブガイド穴を貫通する前記プローブの軸線方向と直角な平面上での移動が規制される。
本発明によれば、前記したように、プローブの取り替え時に、取り替え対象以外のプローブをその支持体を構成する板部材のガイド穴から抜き差しする必要はなくなるので、不良プローブの取り替え作業を従来に比較して容易にかつ迅速に行うことができる。
本発明に係る電気的接続装置は、被検査体の電気的な検査のためのプローブカードとして用いることができる。この電気的接続装置10が図1および図2に全体的に示されている。図示の例では、電気的接続装置10は、図2に示すように、チャック12上に保持された半導体ウエハ14に集合的に作り込まれた多数のIC(集積回路)チップ領域の電気的な検査に用いられている。
図の簡素化のために、図示の例では、単一のチップ領域のプローブ配置の例を示し、以下、これに沿って説明する。
電気的接続装置10は、前記チップ領域に形成された多数の電極(図示せず)に対応する多数のプローブ16が組み込まれたプローブ組立体18と、該プローブ組立体が結合される接続板20と、該接続板を保持する円形の配線基板22とを備える。配線基板22は、従来よく知られているように、ガラス入りエポキシ樹脂板あるいはセラミック板のような電気絶縁基板に導電路(図示せず)が組み込まれて形成されている。
配線基板22には、その中央部で板厚方向へ貫通する矩形の開口24(図2参照)が形成されている。配線基板22の一方の面22aには、開口24の一対の対辺に沿って多数の接続ランド26が整列して配置されている。また一方の面22aの外縁部には、図示しないテスタの電気回路に接続される多数のテスタランド28(図1参照)が配置されている。各接続ランド26は、従来におけると同様に、配線基板22の前記導電路を経て対応するテスタランド28に接続されている。
接続板20は、電気絶縁材料で形成されており、開口24内に収容可能の矩形平面形状を有する矩形部20aと、該矩形部の一方の面から矩形部20aの外縁に張り出す矩形の環状フランジ部20bとを備える。接続板20は、図2に明確に示されているように、矩形部20aが配線基板22の開口24内に受け入れられかつ環状フランジ部20bが配線基板22の一方の面22a上でその開口24の縁部に載るように配置され、図1に示す複数のねじ部材30で配線基板22に固定されている。
接続板20の矩形部20aには、図1に示すように、その板厚方向へ貫通する多数の貫通穴32が形成されている。貫通穴32は、半導体ウエハ14の前記ICチップ領域の各電極に対応して形成されている。
被検査体である半導体ウエハ14の各チップ領域は、一般的には、矩形の平面形状を有する。前記各チップ領域の多数の前記電極は、図示しないが、例えば前記各チップ領域の各辺に沿って矩形を描くように一列に配列されている。図1に示す例では、前記したように、図面の簡素化のために単一ICチップ領域に対応して形成された一組の貫通穴32が示されている。
プローブ組立体18の各プローブ16は、図2に示す配線34に接続されている。プローブ16は、後述するように、その基端で対応する配線34の一端に電気的に接続されており、該配線の他端はそれぞれに対応する接続ランド26に接続されている。したがって、各プローブ16は、これが接続された接続ランド26に対応するテスタランド28を経て、前記テスタの電気回路に接続される。
多数のプローブ16が組み込まれたプローブ組立体18は、図3(a)ないし図3(c)に示されているように、各プローブ16の貫通を許すプローブ支持体36を備える。図3(a)、図3(b)および図3(c)は、プローブ支持体36の平面図、断面図および底面図をそれぞれ示す。
プローブ支持体36は、図3(b)に示すように、第1の板である矩形平面形状を有する全体に平板状の下板40と、該下板の縁部に形成された矩形枠部40aのスペーサ機能により、下板40の矩形枠部40aを除く部分に間隔をおいて該矩形枠部に重ね合わされる第2の板である中間板42と、該中間板にスペーサ機能を有する矩形枠44を介して重ね合わされる第3の板である上板46とを有する。下板40、中間板42および上板46のそれぞれには、それぞれの板厚方向へ各プローブ16の貫通を許すプローブガイド穴48、50および52がそれぞれ等間隔に形成されている。
本発明に係るプローブ支持体36では、中間板42および上板46は、それぞれ複数の板部材42a〜42d、46a〜46dを積層してなる積層構造を有する。
図示の例では、中間板42の各板部材42a〜42dは、開口56aを形成する中間枠56に開口56aを横切って積層状態で配置されている。各板部材42a〜42dは、ねじ部材54により、中間枠56に一体的に結合され、該中間枠と共に、矩形枠44と下板40との間に挿入されている。また、上板46の板部材46a〜46dは、矩形の開口58aを構成する上方枠58に開口58aを横切って積層状態で配置されている。板部材46a〜46dは、ねじ部材60により、上方枠58に一体的に結合されており、上方枠58と共に、矩形枠44上に載る。
下板40、ねじ部材54により中間枠56に結合された中間板42、矩形枠44、およびねじ部材60により上方枠58に結合された上板46は、これらを貫通して下板40の矩形枠部40aに形成されたねじ穴40bに螺合するボルト部材62の締め付けにより、一体的に結合される。これにより、全体に矩形のプローブ支持体36が組み立てられる。
プローブ支持体36の組み立て状態では、下板40のプローブガイド穴48と中間板42のプローブガイド穴50とは、整合位置にあり、他方、これらのプローブガイド穴48、50に対して、プローブガイド穴52が図3(b)で見て図中右方に僅かに偏倚している。このプローブ支持体36の組み立て時に、これらのプローブガイド穴48、50、52にプローブ16が挿通するように、プローブ16がプローブ支持体36に組み付けられる。プローブ支持体36に組み付けられたプローブ16は、その針先16aを下板40の下面40cから突出する。各プローブ16には、下板40と中間板42との間で各プローブガイド穴48、50の縁部に係止可能のストッパ16bが設けられている。
前記したように、プローブ支持体36の上板46のプローブガイド穴52は、下板40および中間板42の各プローブガイド穴48および50に対して、一方に偏っていることから、プローブ組立体18に組み付けられたすべてのプローブ16には、中間板42および上板46間で反りを伴う弾性的なほぼS字状の曲げ変形が導入される。
プローブ16が組み込まれたプローブ組立体18は、図2に示したように、配線基板22の他方の面22bからプローブ組立体18を突出させかつプローブ16の針先16aを下方の半導体ウエハ14へ向けて、接続板20に配置される。また、プローブ組立体18は、図1に示す位置決めピン64の位置決め作用により、図4に示すように、接続板20に関して、対応するプローブ16と配線34とが整合する適正位置を決められ、この適正位置で、ねじ部材62(図1参照)により、接続板20に固定される。
プローブ組立体18の各プローブ16の基端に接続される配線34は、図4に拡大して示す例では、心線34aと、該心線を覆う絶縁材料からなる被覆34bとを備える。各配線34は、心線34aの端部が上板46のプローブガイド穴52を挿通するプローブ16の基端部16cに当接するように、貫通穴32に適宜接着剤を用いて固着されている。各プローブ16は、前記した弾性曲げ変形の導入により、その弾性力で、プローブ16の前記基端部の端面を心線34aの前記端部の端面に押圧し、またストッパ部16bを下板40に向けて押圧する。
下板40と中間板42との間に設けられた各プローブ16のストッパ部16bは、下板40の上面40dと、該上面に対向してこれに間隔をおく中間板42の下面66との間での運動を許されている。そのため、プローブ16の針先16aが半導体ウエハ14の対応する前記電極に相対的に押圧されると、各プローブ16は、図4に仮想線で示される状態から図中実線で示すような一方向への弾性変形を生じる。この弾性変形に伴って、各プローブ16の針先16aは、下板40の上面40dと中間板42の下面66との間の適正な所定のストロークtで、針先16aの伸長方向に沿って全体的に縦方向へ変位する。また、この変位tに伴い、プローブ16と下板40および中間板42に設けられた各プローブガイド穴48、50との遊びの範囲内で針先16cには横方向に僅かな滑りwが生じる。このプローブ16の弾性と針先16aの滑りwにより、前記電極の酸化膜が確実に除去され、プローブ16の針先16aと対応する前記電極との確実な電気的接続が可能となる。
本発明に係る電気的接続装置10では、中間板42および上板46が前記したように、板部材42a〜42dおよび46a〜46dの積層構造を有し、各板部材に設けられた開口の重なりによってそれぞれのプローブガイド穴50、52が形成される。
図5(a)ないし図5(d)は、中間板42の第1ないし第4の板部材42a〜42dをそれぞれ示す。図5(a)は例えば中間枠56に接して配置される第1の板部材42aであり、図5(b)、図5(c)および図5(d)は第1の板部材42a下に順次配置される第2ないし第4の板部材42bないし42dを示す。
第1の板部材42aには、多数の第1の長穴68aと、該第1の長穴の長手方向寸法よりも大きな長手方向寸法を有する一対の第2の長穴70aとを備える。第1の長穴68aおよび第2の長穴70aは、第1の板部材42aをその板厚方向へ貫通する。
一対の第2の長穴70aは、例えば図3(c)のプローブガイド穴48の矩形配列のうち、横方向(X方向)に配列されたプローブガイド穴48の配置領域に対応して形成されている。各第2の長穴70aは、すべての横方向に配列されたプローブガイド穴48の配置領域を覆いかつ該配置領域の両端を越え伸長するように、図5(a)に示す縦方向(Y方向)へ相互に間隔をおいて、横方向(X方向)に伸びる。各第2の長穴70aの幅寸法w1は、プローブ16のストッパ16bの挿通を許すに充分な寸法を有する。したがって、第1の板部材42aの僅かなX方向およびY方向の変位によっても、後述するように、第2の長穴70の内縁は、これを貫通するプローブ16に実質的に干渉を与えることのない幅寸法W1および長さ寸法L1を有する。
一対の第2の長穴70a間には、この第2の長穴70aと共に、プローブガイド穴48に対応した前記矩形配列を構成すべく、一対の第2の長穴70aの対応する各両端部間で、前記した多数の第1の長穴68aが縦方向(Y方向)へ2列に配列されている。各列の第1の長穴68aは、その長手方向を横方向(X方向)に整列させて、縦方向(Y方向)へ相互に間隔をおいて形成されている。したがって、多数の第1の長穴68aは、各列で群を構成する。この各群の各長穴68aの長さ寸法L2は、プローブ16のストッパ16bの挿通を許すに充分な寸法を有する。この幅寸法L2は、第2の長穴70aの幅寸法L1以下に設定することが望ましい。また各長穴68aの幅寸法W2はストッパ16bの挿通を阻止するがプローブ16のストッパ16bを除く部分の挿通を許しかつそのY方向の動きを規制するに充分な寸法を有する。
第1の板部材42aには、前記したように、多数の第1の長穴68aおよび一対の第2の長穴70aからなる開口が形成されている。第1の板部材42aに重ね合わされるにも、図5(b)に示されているように、第1の板部材42aにおけると同一の開口(70a、68a)がそれと同一の姿勢配置で形成されている。
したがって、両板部材42a、42bは、それらの開口すなわち第1の長穴68aおよび第2の長穴70aが整合するように、重ね合わせが可能である。
図5(c)に示すように、第3の板部材42cにも、第1の板部材42aにおけると同一の開口(70b、68b)が形成されているが、第1の板部材42aおよび第2の板部材42bの第1の長穴68aの配置位置には、第2の長穴70bが形成され、第1の板部材42aおよび第2の板部材42bの第2の長穴70aの配置位置には、第1の長穴68bが形成されている。
また、第4の板部材42dにも、図5(d)に示すように、第4の板部材42dを第3の板部材42cに重ね合わせたときに該板部材に形成された開口(70b、68b)に整合可能な開口である第1の長穴68bおよび第2の長穴70bが形成されている。
上板46の各板部材46a〜46dにも、中間板42の第1ないし第4の板部材42a〜42dにおけると同一の開口(68a、70aまたは68b、70b)が形成されている。中間板42の各板部材42a〜42dは、図3(b)に示したように、ねじ部材54で中間枠56に一体的に結合されることにより、その第1の長穴68aの重なりによってプローブ16のプローブガイド穴48を構成する。また、上板46の各板部材46a〜46dは、図3(b)に示したように、ねじ部材60で上方枠58に一体的に結合さることにより、その第1の長穴68aの重なりによってプローブ16のプローブガイド穴48を構成する。
上板46の板部材46a〜46dがプローブガイド穴48を形成する詳細を図6に沿って説明する。図6(a)および図6(b)には、第1の板部材46a〜第4の板部材46dが、第1の重ね合わせ位置で、ねじ部材60で上方枠58に結合された状態をそれぞれ平面および断面で示す。
各板部材46a〜46dが上方枠58に結合された状態では、図6(a)に示されているように、第1の板部材46aに設けられた第1の長穴68aと第2の板部材46bに設けられた第1の長穴68aとの重複領域が、第3の板部材46cおよび第4の板部材46dに設けられたそれぞれの第2の長穴70bに覆われるように、板部材46a〜46dが固定される。また、この固定状態では、第3の板部材46cに設けられた第1の長穴68bと第4の板部材46dに設けられた第1の長穴68bとの重複領域が、第1の板部材46aおよび第2の板部材46dに設けられたそれぞれの第2の長穴70aに覆われる。
第3および第4の板部材46c、46dの互いに重複する第2の長穴70b内で、互いに部分的に重複する第1の板部材46aの第1の長穴68aおよび第2の板部材46bの第1の長穴68aは、第2の長穴70b内に位置して互いに対向する各一端の開口縁部72a、72b間で対応するプローブ16のプローブガイド穴52を形成する。この開口縁部72a、72bはプローブ16の軸線方向と直角なXY平面上の運動を規制する。すなわち、各第1の長穴68aの長辺が図6(a)で示すY方向へのプローブ16の移動を規制し、その短辺が図6(a)で示すX方向へのプローブ16の移動が規制する。これにより、第1の板部材46aおよび第2の板部材46bの各第1の長穴68aは、互いに共同して、プローブガイド穴52を構成し、またストッパ16bの通過を阻止する。
同様に、第1および第2の板部材46a、46bの互いに重複する第2の長穴70a内で、互いに部分的に重複する第3の板部材46cの第1の長穴68bおよび第4の板部材46dの第1の長穴68bは、第1の長穴70a内に位置して互いに対向する開口縁部74a、74b間で対応するプローブ16のプローブガイド穴52を形成する。したがって、各第1の長穴68bの長辺がX方向へのプローブ16の移動を規制し、その短辺がY方向へのプローブ16の移動を規制することから、第3の板部材46cおよび第4の板部材46dの各第1の長穴68bは、互いに共同して、プローブガイド穴52を構成し、またストッパ16bの通過を阻止する。
図6(a)および図6(b)は各板部材46a〜46dが第1の重ね合わせ位置にある状態を示した。これに対し、図7(a)および図7(b)は、各板部材46a〜46dが第2の重ね合わせ位置に状態を示す。プローブ支持体36の上板46を構成する各板部材46a〜46dを第2の重ね合わせ位置へずらすために、上板46のためのねじ部材60が取り外される。その後、各板部材46a〜46dがX−Y面上でそれぞれの方向へ摺動される。
この第2の重ね合わせ位置では、第3および第4の板部材46c、46dの第2の長穴70b内で互いに重複する第1の板部材46aの第1の長穴68aおよび第2の板部材46bの第1の長穴68aは、第2の長穴70b内で相互に整合する。また、第1および第2の板部材46a、46bの長穴70a内で互いに重複する第3の板部材46cの第1の長穴68bおよび第4の板部材46dの第1の長穴68bは、第2の長穴70b内で相互に整合する。
各第1の長穴68a、68bは、それぞれプローブ16のストッパ16bの挿通を許す口径に設定されていることから、プローブガイド穴52の口径は、各第1の長穴68a、68bの整合によって、ストッパ16bの挿通を許す口径に増大される。したがって、ねじ部材60により解除可能に結合された板部材46a〜46dの積層で形成される上板46は、該上板に設けられたプローブガイド穴52の口径がプローブ16のストッパ16bの挿通を阻止する口径と、その挿通を許す口径との間で可変となる。
上板46と同様に、ねじ部材54により解除可能に結合された板部材42a〜42dの積層で形成される中間板42も、該中間板に設けられたプローブガイド穴50の口径がプローブ16のストッパ16bの挿通を阻止する口径と、その挿通を許す口径との間で可変となる。
中間板42および上板46は、前記したように、プローブ16のストッパ16bの挿通すなわち通過を阻止する第1の重ね合わせ位置で、図8(a)に示すように、プローブ16に全体的にS字状の曲げ変形を与えるべく、プローブ支持体36の中間枠56および上方枠58にそれぞれ組み付けられている。このプローブ16′に欠損のような不具合が生じたとき、これが新たなプローブ16に取り替えられる。
この取替えのために、図9に示すように、先ず、電気的接続装置10からプローブ支持体36およびプローブ16を備えるプローブ組立体18が取り外され、このプローブ支持体36からボルト部材62(図3(b)参照)が取り外される。ボルト部材62の取り外し後、下板40および中間板42の各プローブガイド穴48、50に上板46のプローブガイド穴52が整合するように、上板46が固定された上方枠58が矩形枠44に沿って移動される。この移動によって、すべての各プローブ16、16′は直線状に戻される。
図8(b)に示すように、各プローブ16、16′が直線状に戻された状態で、中間板42および上板46の各ねじ部材54およびねじ部材60が取りはずされる。ねじ部材54の取り外しにより、前記したように、中間板42の各板部材42a〜42dは、第2の重ね合わせ位置へ移動可能となる。また、ねじ部材60の取り外しにより、同様に、上板46の各板部材46a〜46dは第2の重ね合わせ位置へ移動となる。したがって、図7に沿って説明したとおり、各板部材42a〜42dおよび板部材46a〜46dを第2の重ね合わせ位置へ相互に移動させることにより、中間板42および上板46の各プローブガイド穴50、52をストッパ16bの通過を許す口径に増大することができる。
このプローブガイド穴50、52の口径の増大によって、図8(b)に示すように、取り替えが必要なプローブ16′をその基端部側から引き抜くことができる。このとき、他のすべての健全なプローブ16は、各プローブガイド穴48、50および52内に保持される。
取り替えが必要なプローブ16′を健全なプローブ16に差し替えた後、各板部材42a〜42dおよび板部材46a〜46dが第1の重ね合わせ位置で、各ねじ部材54、ねじ部材60によりそれぞれの中間枠56および上方枠58に固定される。
その後、図9に矢印Aで示すように、上板46が固定された上方枠58が矩形枠44の整合位置に移動され、この移動により各プローブ16に前記したS字状の曲がりが導入された状態で、ボルト部材62の締め付けにより、図3(b)に示すようにプローブ支持体36が組み立てられる。このプローブ支持体36の組み立て後、プローブ支持体36が接続板20に結合され、不良プローブ16′の取り替え作業は完了する。
本発明に係る電気的接続装置10によれば、前記したように、取り替えが必要な不良プローブ16′をプローブ支持体36から引き抜き、これを差し替えるだけで、他の健全なプローブ16を下板40、中間板42および上板46の各プローブガイド穴48、50および52から引き抜く必要はない。したがって、プローブ16′の取り替え時に、これら健全なプローブ16を各プローブガイド穴48、50に再挿入する作業は一切不要となることから、不良プローブの取り替え作業を極めて迅速かつ容易に行うことができる。
前記したところでは、中間板42および上板46がそれぞれ4枚の板部材を積層させた例を示した。これに代えて、例えば、図10に示すように、プローブ16の配置間隔dが各長穴68の長さ寸法Lよりも大きく、長手方向に隣合う長穴68間に充分なスペースを確保できる場合、各長穴68をX方向およびY方向に整列して形成された板部材40′、46′を2枚積層させることにより、下板40あるいは上板46を構成することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。例えば、上板46を不要とすることができる。また、各板部材の開口には、必要に応じて同一または異形の開口形状を採用することができる。さらに、前記した例に限らず、種々のプローブ配置例を適用することができ、またプローブ支持体36として図示の例の他に種々の枠構成を採用することができる。
本発明に係る電気的接続装置を示す平面図である。 本発明に係る電気的接続装置の正面図である。 図1に示した電気接続装置のプローブ支持体を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示す線3b-3bに沿って得られた断面図であり、(c)は底面図を示す。 本発明に係るプローブの動きを示す説明図である。 図1に示したプローブ支持体の上板および中間板をそれぞれ構成する板部材を示し、(a)ないし(d)はそれぞれ第1ないし第4の板部材を示す平面図である。 図5に示した第1ないし第4の各板部材が第1の重ね合わせ位置にある状態を示し、(a)は上板の平面図であり、(b)は(a)に示す線7b-7bに沿って得られた断面図である。 図5に示した第1ないし第4の各板部材が第2の重ね合わせ位置にある状態を示し、(a)は上板の平面図であり、(b)は(a)に示す線6b-6bに沿って得られた断面図である。 不良プローブの取り替え作業の手順を示し(a)は上板および下板の第1ないし第4の板部材が第1の重ね合わせ位置にある状態を示す断面図であり、(b)は上板および下板の第1ないし第4の板部材が第2の重ね合わせ位置にある状態を示す断面図である。 本発明に係るプローブ支持体へのプローブの挿通を示す図3(b)と同様な断面図である。 本発明の他の実施例を示す板部材の図7と同様な図面である。
符号の説明
10 電気的接続装置
16、16′ プローブ
18 プローブ組立体
36 プローブ支持体
40 下板(第1の板)
42 中間板(第2の板)
42a〜42d 板部材
46 上板(第3の板)
46a〜46d 板部材
48、50、52 プローブガイド穴
54、60 ねじ部材
68、68a、68b 第1の長穴(開口)
70、70a、70b 第2の長穴(開口)

Claims (9)

  1. 相互に間隔をおいてほぼ平行に配置され、ねじ部材により一体的に結合される少なくとも第1の板および第2の板を有し、前記各板のそれぞれにほぼその厚さ方向へ貫通するプローブガイド穴が形成されたプローブ支持体と、前記第1の板の対応する前記プローブガイド穴を貫通して配置され、被検査体の電極に当接する先端を前記第1の板から突出させるプローブであって前記第1の板の前記プローブガイド穴の縁部に係合可能のストッパを有する複数のプローブとを備える電気的接続装置であって、
    前記第2の板は、複数の板部材からなる積層構造を有し、前記各板部材は前記ストッパの挿通を許す開口を有し、第1の重ね合わせ位置で、前記各板部材の前記開口の重なりによって前記プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブの前記ストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴を形成し、第2の重ね合わせ位置で前記各板部材の前記開口の重なりによって前記ストッパの挿通を許すガイド穴を形成し、前記第1の重ね合わせ位置で相互に結合可能である電気的接続装置。
  2. さらに、前記第2の板の前記第1の板が位置する側と反対側に第3の板を備え、該3の板には、前記プローブの挿通を許し、該プローブの前記ストッパに係止可能な開口縁部を有するプローブガイド穴が設けられ、前記第1、第2および第3の板は、それらの前記各プローブガイド穴を貫通した前記プローブが第2および第3の板間で同一方向へ変位する弾性変形を生じた状態で前記プローブを保持すべく相互に分離可能に連結され、前記第3の板は、前記第2の板と同様な積層構造を有し、前記第3の板の各板部材は前記ストッパの挿通を許す開口を有し、第1の重ね合わせ位置で、前記各板部材の前記開口の重なりによって前記プローブのストッパの挿通を阻止するが該プローブの前記ストッパ以外の部分の挿通を許すガイド穴を形成し、第2の重ね合わせ位置で前記各板部材の前記開口の重なりによって前記ストッパの挿通を許すガイド穴を形成する、請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記第2の板は、少なくとも第1の板部材および第2の板部材からなる2層の積層構造を有し、前記第1の板部材に形成された前記開口と前記第2の板部材に形成された開口との断面形状が相互に異なる請求項1に記載の電気的接続装置。
  4. 前記第2および第3の板のそれぞれは、少なくとも前記板部材が第1の板部材および第2の板部材からなる2層の積層構造を有し、前記各第1の板部材に形成された前記開口と前記第2の板部材に形成された開口との断面形状が相互に異なる請求項2に記載の電気的接続装置。
  5. 前記各第1の板部材の前記開口は、前記プローブの前記ストッパの挿通を許す幅寸法を有しかつ前記第1の板部材の平面上で前記幅方向を一方向に整列させて配置された複数の第1の長穴からなる第1の長穴群を含み、前記各第2の板部材の前記開口は前記第1の板部材の前記第1の長穴に対応した第2の長穴群を含み、前記第1および第2の板部材は、前記第1の板部材の前記第1の長穴群の各第1の長穴が前記第2の板部材の前記第2の長穴群の各第2の長穴に部分的に重なるように、相互に重ね合わせられている、請求項3または4のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
  6. 第1の長穴および第2の長穴は、互いに共同して前記ガイド穴を構成すべく、それぞれの一方の端部を相互に重ね合わせられ、前記長穴の各短辺が前記ガイド穴を挿通する前記プローブの前記長穴の長手方向への移動を共同して規制し、前記各長穴の一対の長辺が前記プローブの前記長穴の幅方向への移動をそれぞれ規制する、請求項3または4のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
  7. 前記第2の板は、第1、第2、第3および第4の板部材からなる4層の積層構造を有し、各板部材の前記開口は、前記プローブの前記ストッパの挿通を許す幅寸法を有し該幅寸法方向へ互いに間隔をおいて形成された一対の第1の長穴と、該第1長穴の幅方向に配列されそれぞれが該第1の長穴の伸長方向に沿って伸びる複数の第2の長穴からなる一対の長穴群とからなる、請求項1に記載の電気的接続装置。
  8. 前記第2の板の前記各板部材は、その2つの前記板部材の前記一対の長穴が形成された領域と他の2つの前記板部材の前記長穴群が形成された領域とが相互に重なり合うように配置される、請求項7に記載の電気的接続装置。
  9. 前記各板部材の前記第2の重ね合わせ位置では、互いに重なり合う各長穴群の各第2の長穴の開口縁部の共同によって、該開口の重ね合わせによって形成された前記プローブガイド穴を貫通する前記プローブの軸線方向と直角な平面上での移動が規制されている、請求項8に記載の電気的接続装置。
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