JP2008143199A - 自動車のマフラーガーニッシュ取付構造および取付方法 - Google Patents

自動車のマフラーガーニッシュ取付構造および取付方法 Download PDF

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泰行 江見
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Abstract

【課題】マフラーガーニッシュのバンパフェースに対する取付作業性を良好にする。
【解決手段】バンパフェース1の後端面に形成された排気用開口部2内に、排気管6を取り囲むマフラーガーニッシュ10が位置される。バンパフェース1には、裏面側に伸びる取付用立設部20が形成される。マフラーガーニッシュ10のフランジ部11aには、取付用立設部20に対してボルト25によって固定される取付辺部15が形成されると共に、取付辺部15に連続して当接部17が形成される。マフラーガーニッシュ10を、バンパフェース1の裏面側から排気用開口部2内に接近させたとき、当接部17が取付用立設部20に当接してそれ以上の変位が規制され、好ましくはこの規制位置が取付用立設部20と取付辺部15との整合位置とされる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、自動車のマフラーガーニッシュ取付構造および取付方法に関するものである。
自動車の中には、特にデザイン等の観点から、車体後面に取付けられるバンパフェース(リアバンパフェース)の後端面に、排気管が臨まされる排気用開口部を形成したものがある。バンパフェースは一般的に合成樹脂によって形成されて高熱による熱害を受けやすいことから、特許文献1に示すように、排気管の外周を間隙を有して取り囲むように配設される筒状のマフラーガーニッシュを設けて、このマフラーガーニッシュの後端部を上記排気用開口部内に位置させたものが提案されている。
上記マフラーガーニッシュをバンパフェースに固定するため、バンパフェースには、その裏面側に突出する取付用立設部を形成する一方、マフラーガーニッシュの外周には、上記取付用立設部に対して例えばボルト等の固定具によって締結される取付辺部を突出形成することが行われている。
特開2005−313714号公報
ところで、前述したマフラーガーニッシュをバンパフェースに取付ける場合、マフラーガーニッシュを、上記取付用立設部と取付辺部とが整合した位置となるまで排気用開口部に対して挿入して、取付用立設部と取付辺部とが整合した位置を保ちつつ、ボルト等の固定具によって取付用立設部と取付辺部とを締結する作業が行われることになる。
しかしながら、取付けを行う作業者は、取付用立設部と取付辺部とが整合した位置を維持しつつ、固定具による締結作業を行う必要があり、作業性が極めて悪いものとなっていた。とりわけ、マフラーガーニッシュは排気用開口部を通過できるような外径形状に設定されていると、挿入作業時に、マフラーガーニッシュを排気用開口部を通過するように落下させてしまうこともあった。
一方、マフラーガーニッシュの中には、その後端部に、排気用開口部の後面側周縁部に対して当接される装飾用のフランジ部を有して、バンパフェースの外表面側からマフラーガーニッシュを排気用開口部内に挿入して、上記装飾用フランジ部がバンパフェースの外表面に当接されることにより、それ以上マフラーガーニッシュが排気用開口部内に深く挿入されてしまう事態を防止することも提案されている。しかしながらこの場合は、マフラーガーニッシュをバンパフェースの外表面側から挿入する必要がある一方、マフラーガーニッシュとバンパフェースとの固定具による締結作業はバンパフェースの裏面側において行わなければならないので、つまり、取付作業者は、大型部材であるバンパフェースを跨ぐようにして取付作業を行う必要があるので、取付作業性(組付性)の点において必ずしも十分に満足のいくものとはならない。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、マフラーガーニッシュのバンパフェースに対する取付作業性が良好になるようにした自動車のマフラーガーニッシュ取付構造および取付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明における取付構造にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
後端面に排気管が臨まされる排気用開口部が形成されると共に、該排気用開口部の周縁部において裏面側に向かって突出された取付用立設部を有するバンパフェースと、
前記排気管の外周を間隙を有して取り囲むように配設されると共に、後端部が前記排気用開口部内に位置され、前記取付用立設部に対して固定される取付片部が外周面から突設されてなる筒状のマフラーガーニッシュと、
を備え、
前記マフラーガーニッシュは、前記取付片部から連続して伸びる当接部が形成され、
前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースに取付けるために、前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースの裏面側から前記排気用開口部内に挿入したとき、前記当接部が該取付用立設部に対して当接されることによって、前記取付片部と取付用立設部との整合位置を大きく超えてしまうような該マフラーガーニッシュの変位が規制される、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、取付作業者は、マフラーガーニッシュをバンパフェースに取付ける際には、まず、マフラーガーニッシュを、バンパフェースの裏面側から排気用開口部内に挿入するように変位させて、当接部が取付用立設部に当接してマフラーガーニッシュがそれ以上変位することが規制された状態とする。この状態で、取付用立設部に対して取付辺部をきちんと整合させつつその固定作業を行えばよい。このように、取付作業を、バンパフェースの裏面側からのみ行なうことができ、しかもマフラーガーニッシュが所定以上深く排気用開口部内に挿入されてしまう事態が規制された状態で固定作業を行えるので、全体として取付作業性が極めて良好になる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記マフラーガーニッシュの後端部が、前記排気用開口部の周縁部に対して、全周囲に渡って間隙を有するように設定されている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、マフラーガーニッシュとバンパフェース(排気用開口部の周縁部)との間に全周囲に渡って隙間が形成されて、バンパフェースの熱害防止の上でより一層好ましいものとなる。また、マフラーガーニッシュの大きさ(外径)が、排気用開口部内にかなり大きく挿入されてしまうような設定、極端な場合にはマフラーガーニッシュが通過してしまう事態をも生じるような設定となるが、当接部による規制によって、マフラーガーニッシュが排気用開口部に対して所定以上深く挿入されてしまう事態が確実に防止されることになる。
前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースの裏面側から前記排気用開口部内に挿入して、前記取付片部と取付用立設部とが整合された位置において、前記当接部が前記取付用立設部に対して当接される、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、当接部によってマフラーガーニッシュの変位が規制された位置が固定のための整合位置と一致されて、取付作業性をより一層向上させることができる。
前記マフラーガーニッシュは、半割構造とされた2つの部材をそのフランジ部同士で接合することにより筒状に構成されており、
前記取付片部と当接部とが、前記フランジ部に形成されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、マフラーガーニッシュを簡単に構成することができ、しかもフランジ部を有効に利用して取付辺部と当接部とを形成することができる。
前記取付用立設部に対して前記取付片部を重ねた状態で、該取付用立設部と取付片部とを貫通する締結用固定具によって該取付用立設部と取付片部との固定が行われており、
前記取付用立設部には、前記当接部が該取付用立設部に当接された状態で、前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して、前記取付用立設部と前記取付片部とが前記締結方向において離間するのを規制するための規制部が形成されている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、規制部によって、取付用立設部から取付辺部から離間する(浮いてしまう)ような事態が確実に防止された状態でもって固定作業を行うことができ、取付用立設部から取付辺部が離間しないように押さえつつ取付作業を行う場合に比して、取付作業性がさらに一層良好になる。また、規制部を、取付用立設部を有効に利用して構成することができる。
前記排気用開口部は、互いに相対向する位置において、他の部分に比して曲率半径の小さい一対のコーナ部を有するように形成され、
前記一対のコーナ部における周縁部からそれぞれ、前記取付用立設部が立設され、
前記各取付用立設部にそれぞれ、前記規制部が形成されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、規制部が一対有することにより、請求項6に対応した効果をより一層効果的に得ることができる。また、取付用立設部が、コーナ部という相対的に剛性の高い部分から突出形成されるので、取付用立設部そのものの剛性を十分に確保して、取付後にしっかりとした固定を確保する上でも好ましいものとなる。また、取付用立設部を薄肉にすることが可能となり、取付用立設部をバンパフェースに一体成形する際に、バンパフェースの後面(外観面)にヒケが発生してしまう事態を防止する上でも好ましいものとなる。
前記規制部は、前記当接部およびその付近を該当接部の板厚方向から挟む構造として構成されている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、取付用立設部に対して取付辺部が重なった整合状態でもってマフラーガーニッシュが不用意に動かないようにし、しかもマフラーガーニッシュの倒れを防止して、取付作業性を高める上でより一層好ましいものとなる。
前記目的を達成するため、本発明の取付方法にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項8に記載のように
マフラーガーニッシュをバンパフェースに取付けるための自動車のマフラーガーニッシュ取付方法であって、
前記バンパフェースが、その前後幅が上下幅よりも大きく設定されており、
前記バンパフェースをその後端面が下向きとした設置状態でもって、上方から前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して取付けられる、
ようにしてある。上記解決手法によれば、マフラーガーニッシュをバンパフェースの裏面側から取付けることができ、この際、マフラーガーニッシュを排気用開口部内に挿入していったとき、マフラーガーニッシュはバンパフェースの設置面に当接することによって所定以上深く排気用開口部内に挿入されてしまう事態、極端な場合には排気用開口部を通過して落下してしまうような事態が確実に防止されることになる。これにより、取付作業者は、作業空間が大きく開けた上方から(バンパフェースの裏面側から)、マフラーガーニッシュが下方に大きく変位してしまう事態が防止された状態でもって固定作業を行うことができ、取付作業性が極めて良好になる。また、バンパフェースは、小さい幅となる後面が下向きとなるように設置されるので、大きい幅となるバンパフェースの前後方向面を下向きにして設置する場合に比して、バンパフェースの搬送長さを短くする等の上でも好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項9以下に記載のとおりである。すなわち、
前記バンパフェースとマフラーガーニッシュとが請求項5に記載の構造のものとされており、
前記当接部が前記取付用立設部に上方から当接することにより前記マフラーガーニッシュが所定以上前記バンパフェースに対して下方へ移動しないように規制された状態で、しかも前記規制部によって前記取付用立設部と前記取付片部とが重なった整合状態が維持された状態でもって、前記締結用固定具による固定を行う、
ようにしてある(請求項9対応)。この場合、請求項5に対応した効果を得て、取付作業性をより一層良好なものとすることができる。
前記バンパフェースとマフラーガーニッシュとが請求項3に記載の構造のものとされており、
前記当接部が前記取付用立設部に上方から当接することにより、前記取付片部と取付用立設部とが整合された位置において前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して下方へ移動しないように規制された状態でもって、前記締結用固定具による固定を行う、
ようにしてある(請求項10対応)。この場合、マフラーガーニッシュの下方への移動が規制された位置が、取付片部と取付用立設部とが整合された位置となるので、締結具による固定作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、マフラーガーニッシュのバンパフェースに対する取付作業性が良好になる。
図1〜図4において、自動車Vは、その後面に、合成樹脂製のバンパフェース(リアバンパフェース)1を有する。このバンパフェース1の後面には、左右一対の排気用開口部2が形成されている。各排気用開口部2内には、後述するように、筒状のマフラーガーニッシュ10の後端部が挿入されている。リアフロアパネル4の下方には、左右一対のマフラー5が配設されて、マフラー5から伸びる排気管6が、マフラーガーニッシュ10内に開口されている。マフラーガーニッシュ10は、排気管6の外周面に対して、その全周囲に渡って隙間を有する。同様に、マフラーガーニッシュ10の外周面に対して、排気用開口部2の周縁部がその全周囲に渡って隙間を有している。このような隙間の設定によって、排気管6からの高熱がバンパフェース1に作用する事態が大幅に低減されて、バンパフェース1の熱害防止の上で極めて好ましい設定となっている。なお、図4において、7はバンパレインフォースメントである。
マフラーガーニッシュ10の詳細が、図5〜図10に示される。マフラーガーニッシュ10は、鉄板等を加工することによって形成されて、その筒状の本体部分11が、半割にされた2つの本体構成部材11Aと11Bとによって構成されて、この2つの本体構成部材11Aと11Bとのフランジ部同士が接合(実施形態では溶接接合)されている(フランジ部が符合11aで示される)。マフラーガーニッシュ10は、さらに、その後端部において、装飾用のフランジ部材12を有する。このフランジ部材12は、環状に形成されて、その内周縁部が上記本体部分11の外周に接合(実施形態では溶接接合)されている。このフランジ部材12は、径方向外方側に向けて180度後方へ折り返された折り返し部12aを有して、この折り返し部12aの外周面が、排気用開口部2の内周縁部に対して間隙を有して臨んでいる。この折り返し部12aの形成によって、マフラーガーニッシュ10の径方向においてさらに隙間を有することになって、バンパフェース1の熱害防止の上でより一層好ましい設定となっている。このようなフランジ部材12は、例えば例えば鉄板をプレス加工することによって形成されている。なお、マフラーガーニッシュ10は、実施形態では3つの部材11A、11B、12によって構成されているが、1つの部材で構成してもよく、あるいは2つの部材さらには4つ以上の部材による分割構成とすることもできる。
マフラーガーニッシュ10のうち本体部分11の底面部には、取付ブラケット13が接合(実施形態では溶接接合)されて、この取付ブラケット13に、取付孔14が形成されている。また、マフラーガーニッシュ10のうち、そのフランジ部11aには、左右一対の取付辺部15が形成されている。この取付辺部15には、バンパフェース1に対する取付用の取付孔16が形成されている。そして、フランジ部11aには、各取付辺部15をさらに延長することによって、取付辺部15から連続した当接部17が形成されている。
一方、バンパフェース1には、マフラーガーニッシュ10の取付のために、各排気用開口部2のそれぞれについて、左右一対の取付用立設部20が形成されている。すなわち、図10,図11において特に明示されているように、排気用開口部2は、左右方向に細長くされて、相対向する位置において、曲率半径が他の部部に比して小さい左右一対のコーナ部2aを有する形状に設定されている。そして、取付用立設部20は、各コーナ部2aに相当する部分の裏面側から、突出されている(取付用立設部20は、バンパフェース1と一体成形)。
バンパフェース1に形成された上記取付用立設部20は、バンパフェース1を自動車Vに組み付けた状態では前方に向かって伸びている。この取付用立設部20には、後方へ開口された溝状の取付孔20aが形成されており、この取付孔20aに対応して、取付用立設部20にはナット部材21が固定されている。なお、ナット部材21を、取付用立設部20に対してあらかじめ固定しておかないようにしておくこともできる。
取付用立設部20には、受け部22と規制部23とが形成されている。受け部22は、後述するように、マフラーガーニッシュ10の組付時にその当接部17が当接されるもので、取付孔20a付近において、自動車Vの前方側に向かう面として形成されている。また、規制部23は、受け部22の近くに位置されている。規制部23は、上記当接部17が受け部22に当接した状態で、マフラーガーニッシュ10のバンパフェース1に対する相対変位、特に周方向の相対変位を規制するものとなっていて、受け部22よりも若干前方側に向けて突出するように設定されている。実施形態では、左右一対の取付用立設部20のうち、一方の取付用立設部20における規制部23(図11右方側の取付用立設部20)は、一対設けられて、一対の規制部23の間にマフラーガーニッシュ10の当接部17をその板厚方向から挟持するように設定されている(図13,図14,図16をも参照)。また、他方の取付用立設部20(図11左方側の取付用立設部20)における規制部材23は、規制部23付近に一対する取付用立設部20の他の部分と共働して、マフラーガーニッシュ10の当接部17をその板厚方向から挟持するように設定されている(図17,図18をも参照)。
前述した受け部22,規制部23を有する取付用立設部20は、排気用開口部2のうち相対的に曲率半径の小さいコーナ部2aから突出形成されているため、剛性が高いものとなる。また、取付用立設部20は、コーナ部2aの曲率した形状に沿って断面が略L字状あるいは弧状に形成されているので、より一層剛性が高いものとなる。したがって、同じ剛性の取付用立設部20を得る場合に、取付用立設部20の肉厚を極力薄くすることが可能となり、このことは、取付用立設部20をバンパフェース1と一体成形した場合に、バンパフェース1の後面(外観面)にヒケが生じてしまう事態を防止して、バンパフェース1の見栄え向上の上でも好ましいものとなる。
バンパフェース1には、さらに、マフラーガーニッシュ10の取付けのために、バンパフェース1の後面下端からその裏面側(自動車Vの前方側)に向けて伸びる取付用立設部30が一体形成され、この取付用立設部30に取付孔30aが形成されている。
マフラーガーニッシュ10のバンパフェース1への取付けは、次のようにして行われている。すなわち、バンパフェース1の左右一対の取付用立設部20に対してマフラーガーニッシュ10の左右一対の取付辺部15を重なった状態とする。そして、取付用立設部20に固定されたナット部材21(取付孔20a)に対して、左右一対の取付辺部15の取付孔16が整合させた整合状態で、取付孔16に挿通された固定具としてのボルト25をナット部材21に対して螺合することにより、取付用立設部20と取付辺部15との固定(締結)が行われる。
ここで、マフラーガーニッシュ10のバンパフェース1への取付に際しては、マフラーガーニッシュ10は、バンパフェース1に対してその裏面側から接近されて、マフラーガーニッシュ10の後端部(フランジ部材12)が排気用開口部2内に挿入されるように接近される。この接近の際、マフラーガーニッシュ10は、その周方向位置が、取付用立設部20に対して取付辺部15が重なるような位置関係でもってバンパフェース1に接近される。この接近によって、やがて、マフラーガーニッシュ10の当接部17が、バンパフェース1の取付用立設部20に形成されている受け部22に当接される。この当接によって、マフラーガーニッシュ10がそれ以上深く排気用開口部2内に挿入される事態が防止される。
上述した当接部17と受け部22との当接状態においては、取付辺部15に連続する当接部17付近が、規制部23によってその板厚方向から挟持された状態、あるいは規制部23と取付用立設部20のうちナット部材21が固定された面とでその板厚方向から挟持された状態とされる。この挟持によって、マフラーガーニッシュ10がバンパフェース1に対して周方向に相対回転されるが規制されて、しかもマフラーガーニッシュ10の倒れも防止されて、取付用立設部20の取付孔20aに対して、マフラーガーニッシュ10における取付辺部15の取付孔16がほぼ整合された状態とされる。換言すれば、規制部23によって、取付用立設部20(の取付孔20a)から、取付辺部15(の取付孔16)が、ボルト25による締結方向において離間しないように規制された状態とされる。したがって、取付作業者は、取付孔16とナット部材21とを完全に整合するように微調整した後、ボルト25をナット部材21に螺合すればよく、取付作業性が極めて良好となる。この後、マフラーガーニッシュ10における取付ブラケット13の取付孔14と、バンパフェース1における取付用立設部30の取付孔30とに対して、それぞれ図示を略すボルトを挿通させてナット部材に螺合させることにより、マフラーガーニッシュ10の取付けが完了される(マフラーガーニッシュ10は、合計3箇所でバンパフェース1に対して固定される)。なお、ナット部材21があらかじめ取付用立設部20に固定されていないときは、取付作業者によってナット部材21が所定位置に位置された状態でもって、ボルト25がナット部材21に螺合されることになる。
ここで、マフラーガーニッシュ10のバンパフェース1に対する取付(組付)の際には、バンパフェース1の後面が下向きとなる状態、つまり図2において「後」と表示されている側の面を下向きにして行うのが好ましい。すなわち、バンパフェース1は、その上下幅S1(図1参照)が、その前後幅S2(図2参照)よりも小さいため、小さい幅となる後面を下向きにして設置した状態で搬送する等により、多数のバンパフェース1を搬送する際に搬送長さを短くする上で好ましいものとなる(バンパフェース1が、図2紙面直角方向に多数整列された状態で搬送される)。
バンパフェース1の後面が下向きの状態でマフラーガーニッシュ10を取付ける際に、マフラーガーニッシュ10を上方から下方へ向けてバンパフェース1の裏面側から接近されることになるが、前述した当接部17の受け部22への当接によって、マフラーガーニッシュ10が所定以上大きく下方へ変位してしまう事態が防止され、しかも規制部23によって、マフラーガーニッシュ10が倒れることなく支承され、さらにマフラーガーニッシュ10が不用意にその周方向に相対回転してしまう事態が防止されて、ボルト25による締結作業も容易となる。しかも、後面が下向きとされたバンパフェース1の上方空間は、大きく開けているので、マフラーガーニッシュ10をバンパフェース1に対して接近させる作業や、その後ボルトによる締結作業も極めて容易となる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。排気用開口部2の下部は、1つあるいは3以上であってもよい。マフラーガーニッシュ10は、排気用開口部2の内周縁部に対して一部あるいはほぼ全周が当接されるものであってもよい。本発明における取付方法にあっては、当接部17を有しないものであってもよく、この場合、バンパフェース1の後面が下向きとされているので、マフラーガーニッシュ10が排気用開口部2を通して落下してしまう事態が防止されることにもなる(マフラーガーニッシュ10が排気用開口部2を通して所定以上大きく下方に位置されると、バンパフェース1の設置面に当接して、排気用開口部2から抜け出てしまう事態が防止される)。取付辺部15と当接部17とが形成されるフランジ部11aとしては、本体構成部材11A用のフランジ部と本体構成部材11B用のフランジ部とのいずれか一方のフランジ部のみで構成されたものであってもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明が適用された自動車の後面図。 バンパフェースとマフラーガーニッシュとマフラーと排気管との配置関係を示すもので、自動車の下方から見た底面図。 バンパフェースとマフラーガーニッシュとマフラーと排気管との配置関係を示すもので、バンパフェースの裏面側から見た上方斜視図。 排気用開口部位置での側面断面図。 マフラーガーニッシュを斜め後方から見た斜視図。 マフラーガーニッシュを上方から見た平面図。 マフラーガーニッシュを下方から見た底面図。 マフラーガーニッシュを後方から見た後面図。 マフラーガーニッシュの側面断面図。 図の要部拡大図。 排気用開口部をバンパフェースのほぼ裏面側から見たときの要部斜視図。 図11の状態から、マフラーガーニッシュを取付けた状態を示す斜視図。 取付用立設部を示す要部拡大斜視図。 図13の状態から、取付用立設部に対してマフラーガーニッシュの取付辺部を組み付けた状態を示す要部拡大斜視図。 図14のX15−X15線相当断面図。 図14のX16−X16線相当断面図。 図2の矢印A部分の要部拡大図。 図17のX18−X18線相当断面図。
符号の説明
V:自動車
S1:上下幅
S2:前後幅
1:バンパフェース
2:排気用開口部
2a:コーナ部
6:排気管
10:マフラーガーニッシュ
11:本体部分
11A:本体構成部材(半割部材)
11B:本体構成部材(半割部材)
11a:フランジ部
15:取付辺部
16:取付孔
17:当接部
20:取付用立設部
20a:取付孔
21:ナット部材
22:受け部
23:規制部
25:ボルト(固定具)

Claims (10)

  1. 後端面に排気管が臨まされる排気用開口部が形成されると共に、該排気用開口部の周縁部において裏面側に向かって突出された取付用立設部を有するバンパフェースと、
    前記排気管の外周を間隙を有して取り囲むように配設されると共に、後端部が前記排気用開口部内に位置され、前記取付用立設部に対して固定される取付片部が外周面から突設されてなる筒状のマフラーガーニッシュと、
    を備え、
    前記マフラーガーニッシュは、前記取付片部から連続して伸びる当接部が形成され、
    前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースに取付けるために、前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースの裏面側から前記排気用開口部内に挿入したとき、前記当接部が該取付用立設部に対して当接されることによって、前記取付片部と取付用立設部との整合位置を大きく超えてしまうような該マフラーガーニッシュの変位が規制される、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  2. 請求項1において、
    前記マフラーガーニッシュの後端部が、前記排気用開口部の周縁部に対して、全周囲に渡って間隙を有するように設定されている、ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記マフラーガーニッシュを前記バンパフェースの裏面側から前記排気用開口部内に挿入して、前記取付片部と取付用立設部とが整合された位置において、前記当接部が前記取付用立設部に対して当接される、ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記マフラーガーニッシュは、半割構造とされた2つの部材をそのフランジ部同士で接合することにより筒状に構成されており、
    前記取付片部と当接部とが、前記フランジ部に形成されている、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記取付用立設部に対して前記取付片部を重ねた状態で、該取付用立設部と取付片部とを貫通する締結用固定具によって該取付用立設部と取付片部との固定が行われており、
    前記取付用立設部には、前記当接部が該取付用立設部に当接された状態で、前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して、前記取付用立設部と前記取付片部とが前記締結方向において離間するのを規制するための規制部が形成されている、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  6. 請求項5において、
    前記排気用開口部は、互いに相対向する位置において、他の部分に比して曲率半径の小さい一対のコーナ部を有するように形成され、
    前記一対のコーナ部における周縁部からそれぞれ、前記取付用立設部が立設され、
    前記各取付用立設部にそれぞれ、前記規制部が形成されている、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  7. 請求項5または請求項6において、
    前記規制部は、前記当接部およびその付近を該当接部の板厚方向から挟む構造として構成されている、ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付構造。
  8. マフラーガーニッシュをバンパフェースに取付けるための自動車のマフラーガーニッシュ取付方法であって、
    前記バンパフェースが、その前後幅が上下幅よりも大きく設定されており、
    前記バンパフェースをその後端面が下向きとした設置状態でもって、上方から前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して取付けられる、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付方法。
  9. 請求項8において、
    前記バンパフェースとマフラーガーニッシュとが請求項5に記載の構造のものとされており、
    前記当接部が前記取付用立設部に上方から当接することにより前記マフラーガーニッシュが所定以上前記バンパフェースに対して下方へ移動しないように規制された状態で、しかも前記規制部によって前記取付用立設部と前記取付片部とが重なった整合状態が維持された状態でもって、前記締結用固定具による固定を行う、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付方法。
  10. 請求項8において、
    前記バンパフェースとマフラーガーニッシュとが請求項3に記載の構造のものとされており、
    前記当接部が前記取付用立設部に上方から当接することにより、前記取付片部と取付用立設部とが整合された位置において前記マフラーガーニッシュが前記バンパフェースに対して下方へ移動しないように規制された状態でもって、前記締結用固定具による固定を行う、
    ことを特徴とする自動車のマフラーガーニッシュ取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014144740A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Honda Motor Co Ltd 車両のテールパイプ取付構造
JP2015217839A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 マツダ株式会社 自動車の後部下側の構造
JP2016153283A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 豊田合成株式会社 車両用ガーニッシュ

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