JP2008142003A - 生簀及び生簀の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】網の一部が何らかの原因で破断した場合において、その破断により生じた開口の更なる拡大を抑制できる生簀を提供する。
【解決手段】底網1と、この底網1に対して周設される側網2と、海面に沿って配され、前記側網2の上端2aを繋止する枠体3と、を備える。前記側網2は、金属素線が所定形状に屈曲成形してできた列線aを並設し、相互に連係することにより構成されている。この側網2は、前記生簀100の設置時において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となるように、前記の底網1及び枠体3に着設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、生簀及び生簀の製造方法に関する。
この種の技術として、特許文献1は、魚類等を海中で養殖等するために使用時において海水に浸漬、接触される網を備えた生簀を開示する。この生簀の網は、例えば本特許文献1の図1や図3、図4に示すように所謂菱形金網(ジグによって一定のピッチで山形に曲げられた素線を連続的に互いに絡ませて網目が菱形となるように編んだ金網)となっており、網を製造する際に網を構成する複数の素線がある一定の規則に従い編みこまれたものが使用されている。したがって生簀用網は、網を構成する複数の素線がある一定の規則に従った方向性を有している。
特開2001−190178号公報(段落番号0001、図1、図3、図4)
上記に示したように、網が生簀を構成する際、何らかの方向性を有する。従来から、魚類等を養殖する際に使用させる生簀の大きさは、せいぜい側網の上端外周部の長さ50m以下×深さ6〜15m程度である。そのため、生簀全体にかかる重量も軽く、素線にかかる負担もさほど大きくない。したがって、上記方向性によらず生簀を構成してもよかった。一般に施工の容易性から、側網の素線の延在方向が海水面と平行となる横網と呼ばれる方法が多く採用されてきた。
生簀を大型化させようとした場合、その自重は従来生簀の数倍にもおよぶ場合がある。さらに、魚類等を海中で養殖等する環境下においては、潮流、波高およびその他の因子の影響を避ける事は出来ない。つまり、生簀の大型化は素線に対し大きな負担を強いる。更に言うなれば、一般に素線となる材料は、横弾性率(ずれ弾性率)が縦弾性率(ヤング率)に比べ小さく、また、剪断応力は、引張応力に比べ小さい。このような理由により、上記横網で構成された生簀は、自重が側網の絡みあい部において剪断方向へ荷重がかかるために変形あるいは破断しやすい。また、前記側網が前記枠体に着設される際に任意に結束された固定部において、増大した素線にかかる負担によって変形あるいは破断しやすい。さらには、その自重により破断開口部が拡大してしまうという問題点がある。
また、例えば前記菱形金網の上記横網のような場合は、連続的に絡み合った側網の列線が、海水面に対し平行となっており、列線同士の絡み合いに拘束力はない。したがって、側網に対して潮流等の影響により水平方向あるいは底網側方向からの外力が加わった場合、容易に変形し易い。生簀内の容積が減少してしまうという問題点がある。
本発明は、前記問題を解決するためになされたもので、その第1の目的は、自重に対するリスクを最小限に抑えるよう設計された生簀を提供する事であり、さらに、網の一部が何らかの原因で破断した場合においても、その破断により生じた開口部の更なる拡大を抑制できる生簀を提供する事である。
更に、その第2の目的は、生簀を大型化させることで、生簀容積に対する資材のコストを削減する事ができる生簀を提供する事である。
更に、その第3の目的は、静置状態で確保される容積と比較して、使用環境下においてその減少を最小限にとどめる生簀を提供する事である。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第一の観点によれば、以下のように構成される生簀が提供される。即ち、底網と、この底網に対して周設される側網と、海面に沿って配され、前記側網の上端を繋止する枠体と、を備える。前記側網は、金属素線が所定形状に屈曲成形してできた列線を並設し、相互に連係することにより構成されており、この側網は、前記生簀の設置時において前記複数の列線の延在方向が上下方向となるように、前記の底網及び枠体に着設される。この構成によれば、前記側網を構成する前記複数の列線のうち何れかの列線が破断したとしても、この破断した列線と隣り合う他の列線の存在により、その破断により生じた開口の更なる拡大を抑制できる。前記生簀は、前記側網において前記複数の列線の延在方向が上下方向となっているために、素線にかかる負荷は、素線軸方向となる。一般に素線となる材料は、縦弾性率(ヤング率)が横弾性率(ずれ弾性率)に比べ大きく、引張応力は、剪断応力よりも大きい。これにより自重に対する破断や変形のリスクを抑制できる。これにより、少ないリスクで生簀を大型化できる。前記生簀は、前記側網において前記複数の列線の延在方向が上下方向となっているために、前記側網が海水面に対し水平方向の潮流等の外力を受けた場合において、自重に加えて、列線の持つ曲げ剛性により、元の位置に留まろうとする。よって、優れた保形性を有する。さらに、前記生簀は、前記側網において前記複数の列線の延在方向が上下方向となっているために、前記側網が底網側からの海水の突き上げ等の外力を受けた場合において、前記側網の列線は圧縮の力を受ける。つまり、この圧縮に対する抗力により前記生簀を保形させるために働く。よって、優れた保形性を有する。
上記の生簀は、好ましくは以下のように構成される。即ち、前記側網は、前記底網に対して螺旋形状の連結部材を介して周設される。これらの側網及び底網、連結部材は、何れも同一の金属素材から成る。この構成によれば、前記の底網又は側網と、前記連結部材と、の間におけるガルバニック腐食(galvanic corrosion)を回避できると共に、前記底網に対する前記側網の簡易な連結が実現される。
上記の生簀は、好ましくは以下のように構成される。即ち、前記の底網及び側網は、銅又は銅合金から成る。この素材によれば、微量金属作用(Oligodynamie)により防汚効果や防藻効果が発揮される生簀とできる。
上記の生簀は、好ましくは以下のように構成される。即ち、前記側網の上端は、前記枠体に対して絶縁部材を介して繋止される。この構成によれば、前記枠体を前記側網と異なる素材から成るものとしても、これら側網と枠体との間におけるガルバニック腐食が確実に回避されるから、前記枠体の素材を自由に選択できる。
上記の生簀は、好ましくは以下のように構成される。即ち、前記枠体に着設される前記側網の上端外周部の長さが、50m以上である。大型化は、さまざまなメリットがある。例えば、(1)大きさが10m×10m×8mの一般的な生簀の場合、使用される表面積は420m2であり、容積は800m3である。例えば、(2)大きさが24m×24m×10mの生簀にした場合、使用される表面積は1536m2であり、容積は5760m3である。生簀容積に対する生簀使用面積の割合は、(1)は1.90m3/m2に対し、(2)は3.75m3/m2である。つまり生簀容積あたりに使われる資材コストの削減に繋がる。生簀を大型化させることにより、たとえば魚類等を養殖する場合、生簀容積が大きくなれば、魚同士あるいは網への接触が減り、魚のストレスを減らすことができる。これにより、よりよい養殖環境を提供できる。
上記の生簀は、好ましくは以下のように構成される。即ち、前記側網が前記枠体に着設される際に使用される繋止線材は、少なくとも網の2目合いに1箇所設けられる。この構造によれば、網の自重により網の上部は変形する事を防止する事ができる。また、網の耐荷重、疲労性を低減するとともに、耐久性を向上させることができる。
本発明の第二の観点によれば、底網と、この底網に対して周設される側網と、海面に沿って配され、前記側網の上端を繋止する枠体と、を備える生簀の製造は、以下のような方法で行われる。即ち、前記枠体に対して面一となるように該枠体の内周側に展開された状態の前記底網の周縁に対して前記側網を環状に連結し、この側網の前記上端が前記枠体の内周縁に沿うように該側網を、該枠体の内周縁に直交する方向へ屈曲させる工程を含む。この方法によれば、前記の枠体及び底網の面一の状態を維持しながらの、これら枠体及び底網に対する前記側網の連結が実現される。
上記の生簀の製造は、好ましくは以下のような方法で行われる。即ち、前記枠体に対する前記底網の面一状態を解除する前に、前記側網の上端を前記枠体に繋止する工程を更に含む。この方法によれば、前記枠体に対する前記底網の面一状態を解除するだけで、前記底網の自重の作用により前記側網が展開される。
上記の生簀の製造は、好ましくは以下のような方法で行われる。即ち、前記枠体の内周側に、該枠体に対して面一となる面部材を敷設する工程を更に含む。この方法によれば、前記生簀の製造現場の環境の如何に関わらず、前記枠体に対して面一となるように前記底網を該枠体の内周側に展開できる。即ち、前記生簀の製造現場を海上とすることができる。
この工程は、好ましくは以下のような工程である。即ち、前記枠体の内周側に複数の線材を並べて橋架し、その後、この枠体の内周側に他の複数の線材を前記複数の線材に対して直交するように並べて橋架する工程である。この工程によれば、前記面部材が強力なものとなるので、該面部材の上に前記底網を展開したときの前記枠体に対する該底網の面一状態を確実に維持できると共に、前記他の複数の線材が前記底網の展開に供されるガイド機構として作用する。
上記の生簀の製造は、好ましくは以下のような方法で行われる。即ち、前記面部材の下側に、海水に対して浮揚性を有する浮揚部材を設ける工程を更に含む。この方法によれば、前記枠体に対する前記底網の面一状態が一層確実に維持される。
(本明細書において「面一」とは「同一面状に」を意味するものであり、例えば「A部材に対して面一であるB部材」とは、「A部材から直接的に観念できる面と同一面状のB部材」のことである。)
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る生簀の設置状態を示す斜視図である。
<生簀100の概要>
図1に示す如く本実施形態において生簀100は、生産性の観点から複数で海に設置されている。この生簀100は、底網1と、この底網1に対して周設される側網2と、海面に沿って配され、前記側網2の上端2aを繋止する枠体3と、を備えて成る。そして、この底網1と垂下する側網2によって箱型の(直方体形状の)収容空間が形成され、この収容空間内に所定量の魚類などが収容されるようになっている。そして、この収容空間は、海水に対する浮揚性を前記枠体3に付加することによって、海面からの距離が一定に維持されるようになっている。
<側網2>
図1の部分拡大図である図2を参照されたい。前記の側網2は、本図に示す如く所定形状に屈曲成形され並設されて相互に連係された複数の列線aにより構成されている。換言すれば、この側網2は、ジグによって一定のピッチで山形に曲げられた素線(列線a)を連続的に互いに絡ませ、網目が菱形となるように編まれた網として構成されている。端的に言えば、側網2は、所謂菱形金網に分類される。
上記の列線aの直径dは2.0〜5.0[mm]であり、その素材は、本実施形態において銅又は銅合金である。銅合金の成分を以下に例示する。
・Cu[wt%]:62.0〜69.0
・Sn[wt%]:0.2〜1.0
・Ni[wt%]:0.1〜1.0
・残部はZn(不可避の不純物を含む。)
ここで、図3を参照されたい。本図に示すように前記側網2の下端2bは、列線aが概ね180度屈曲されかつ隣接する列線に絡み合うように繋ぎとめられるダブルナックル型に処理されている。この側網2の上端2aも、同様にダブルナックル型に処理されている(図1参照)。
そして、この側網2は、図2に示すように、生簀100の設置時において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となるように、前記の底網1及び枠体3に着設されている。
<底網1>
本実施形態において前記の底網1は、側網2と同様に所謂菱形金網に分類される。この底網1の端部の処理、列線aの直径d、列線aの素材も、側網2と同様である。
<底網1と側網2との連結>
前述したように前記側網2は、上記の底網1に対して周設されている(図1参照)。ここで、図4を参照されたい。図4は、底網と側網との連結状態の一部を示す説明図である。
本図に示す如く前記側網2は、前記底網1に対して螺旋形状(コイル形状)に形成された連結部材4を介して連結される。即ち、螺旋形状の連結部材4が側網2の網目と底網1の網目を交互に(1目合いずつ)貫通することで、側網2は底網1に対して連結される。そして、これらの側網2及び底網1、連結部材4は、何れも同一の金属素材(本実施形態では、上記の銅又は銅合金)から成る。なお、この螺旋形状の連結部材4は、角が無く滑らかに渦巻く形状であってもよいし、角を含みながら渦巻く形状であってもよい。
<枠体3>
次に、図1を参照しつつ、前記の枠体3について説明する。この枠体3には、前述の如く海水に対する浮揚性が付加されている。具体的には、この枠体3に図示しない複数のフロートが設けられており、このフロートが海水に対して浮揚することで枠体3が海水に対する浮揚性を有し、もって、この枠体3は海面に沿って配されることとなる。本実施形態において枠体3の素材は鉄又は鉄合金であり、その大きさは24[m]四方である。
この枠体3は、種々の役割を担う。第一の役割は、前述したように前記側網2の上端2aを繋止しながら浮揚することで、前記の側網2及び底網1により形成された前記の収容空間の海面からの距離を一定に維持することである。第二の役割は、この収容空間の形状を維持することである。第三の役割は、例えばこの収容空間に収容された魚類などに対する給餌作業など、生簀100に関連した作業を円滑に行うための足場を提供することである。そして、上記の第三の役割を十分に果たすために、前記の枠体3は、その外周に沿って図略の平板(平板3a:図5参照)を備える。
<枠体3に対する側網2の繋止>
次に、前記側網2の上端2aの、前記枠体3に対する繋止を詳細に説明する。本実施形態において前記側網2の上端2aは、前記枠体3に対して絶縁部材5を介して繋止されている。
ここで、図5を参照されたい。図5は、図1のA-A線矢視断面図である。本図に示す如く前記枠体3は、その外周側から内周側へ向かって順に、上記の平板3aと、枠体本体3bと、この枠体本体3bに対し橋架部材3dを介して固定され、前記枠体3に対して前記側網2の上端2aを繋止し易くするための所定径のパイプ部材3cと、から構成されている。換言すれば、前記枠体3の内周側には金属製のパイプ部材3cが設けられている。そして、このパイプ部材3cの外周面上には、塩ビ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの樹脂から成り、厚さが2〜5[mm]の絶縁部材5が巻回されている。また、このパイプ部材3cの外周面に対する該絶縁部材5の巻回を容易とするために、この絶縁部材5には図略のスリットが形成されている。
前記側網2の上端2aは、前記枠体3に対して、前述の絶縁部材5を介すると共に、これら側網2の素材と同一の素材から成る線材としての繋止線材6を用いて、繋止されている。即ち、この繋止線材6は、図略の結び目を備え、側網2の網目の内部を貫通すると共に、前記絶縁部材5の外周を周回している。従って、前記側網2の上端2aは、この側網2の網目を貫通する前記繋止線材6と、この繋止線材6が周回する前記絶縁部材5と、この絶縁部材5が外周面上に巻回される前記パイプ部材3cと、を順に介して前記の枠体本体3bに繋止されている。
なお、本実施形態では、前記側網2の端部(図5に図示される上端2a側と、図3に図示される下端2b側)には、この側網2の端部を直線状に揃えるための線材としての補強線材7が貫設されている。そして、前記側網2の上端2a側の端部に貫設される補強線材7は上記の繋止線材6の内周側に配され、一方、前記側網2の下端2b側の端部に貫設される補強線材7は図4に図示される連結部材4の内周側に配される。
次に、上記の生簀100の製造方法について説明する。ここでは、前述したフロートを備える枠体3が、既に海面に沿って配されているものとする。
<第一工程:浮揚部材10の設置>
本工程は、海水に対して浮揚性を有する浮揚部材10を設ける工程である。図7を参照されたい。図7は、本発明の一実施形態に係る生簀の斜視図であって、生簀の製造工程のうち第一工程を示す図である。この浮揚部材10は、例えば浮沈性の樹脂フロートで構成され、前記枠体3の内周側略中央に配される。
<第二工程:面部材9の敷設>
本工程は、前記枠体3の内周側に、該枠体3に対して面一となる面部材を敷設する工程である。具体的には以下の通りである。
図8を参照されたい。図8は、生簀の製造工程のうち第二工程の一部を示す図であって、図7に類似する図である。本図に示すように、先ず、前記枠体3の内周側に橋架線材8aを複数並べて橋架する。
この橋架線材8aの素材は鉄又は鉄合金であり、その直径は2〜4[mm]である。そして、この橋架線材8aは所定の間隔(例えば50[cm])で前記枠体3の内周側に複数で並設される。このとき、橋架線材8aの夫々は、その端部が前述のパイプ部材3cに繋止される。換言すれば、橋架線材8aの夫々は、互いに対向する一対のパイプ部材3c・3c間に橋架される。前記パイプ部材3cに対する橋架線材8aの繋止方法は適当な緊張を与えられる方法であればよい。なお、このとき、橋架線材8aは上記の浮揚部材10の上側となるように橋架する。
次に、図9を参照されたい。図9は、生簀の製造工程のうち第二工程の一部を示す図であって、図7に類似する図である。上述の如く前記枠体3の内周側に複数の橋架線材8aを並べて橋架した後に、本図に示すように、これらの橋架線材8aに対して直交するように他の橋架線材8bを(橋架線材8aの上側に)前記枠体3の内周側に複数並べて橋架する。
この橋架線材8bの素材や直径、間隔、前記パイプ部材3cに対する繋止の方法は、上記の橋架線材8aと同様である。
このように、前記複数の橋架線材8aと、前記複数の橋架線材8bと、を互いに直交するように前記枠体3の内周側に橋架することで、この枠体3に対して面一となる面部材9が敷設されることとなる。また、このように前記面部材9は、海水に対して浮揚性を有する前記の枠体3と、上記の浮揚部材10と、の両方によって強力に支持されることで海面から所定の距離だけ離間される。
<第三工程:底網1の敷設>
本工程は、前記枠体3に対して面一となるように該枠体3の内周側に前記底網1を展開する工程である。換言すれば、前記枠体3に対して面一である面部材9上に前記底網1を展開する工程である。具体的には以下の通りである。
ここで、図10を参照されたい。図10は、生簀の製造工程のうち第三工程の一部を示す図であって、図7に類似する図である。前記の底網1は、前記面部材9上で展開される前に予め本図に示す如く、底網1を構成する前記の列線aの延在方向D1に対して並列する方向において所定枚数の網1a・1a・・・に分割されている。これらの網1a・1a・・・を、前記面部材9を構成する前記の橋架線材8bの延在方向に沿って、前記枠体3の内周側に搬送する。このとき、前記橋架線材8bは前記の橋架線材8aの上側に配されているので、この橋架線材8bは、これら網1a・1a・・・を前記枠体3の内周側に搬送するためのガイド機構としての機能を発揮し、これら網1a・1a・・・の円滑な搬送が実現されている。
次に、前記枠体3の内周側に搬送されたこれらの網1a・1a・・・を前記橋架線材8bの延在方向D2へ展開し、隣り合う網1a・1aの端部(前記展開方向における端部)同士を互いに連結する。これにより、前記枠体3に対して面一となるように該枠体3の内周側に前記底網1が展開されることとなる。なお、隣り合う網1a・1a・・・の端部は、別に用意した列線aを用いて縫合により互いに連結してもよいし、他の公知の連結方法により互いに連結してもよい。
<第四工程:底網1に対する側網2の連結>
本工程は、前記枠体3に対して面一となるように該枠体3の内周側に展開された状態の前記底網1の周縁に対して前記側網2を環状に連結し、この側網2の前記上端2aが前記枠体3の内周縁に沿うように該側網2を、該枠体3の内周縁に直交する方向へ屈曲させる工程である。具体的には以下の通りである。
ここで、図11を参照されたい。図11は、生簀の製造工程のうち第四工程の一部を示す図であって、図7に類似する図である。なお、本図において太線矢印は、列線aの延在方向を意味する。
前記側網2は、図1に示す如く生簀100の設置時において環状に形成される。しかし、この生簀100の組立ての作業性を考慮して、この側網2は、列線aの延在方向と直交する方向において多数に分割され、渦巻き状に丸められた状態として、前記枠体3の内周側へ搬送する。
そして、この分割され、渦巻き状に丸められた状態とした側網2を、前記生簀100の設置時において該側網2を構成する前記複数の列線aの延在方向が上下方向となるように、前記底網1上に展開して載置する。このとき、分割された状態とした側網2の下端2bが、前記底網1の周縁に沿うようにしておく。そして、分割された状態とした側網2を互いに縫合することで、側網2を該底網1上で環状に形成する。図11は、環状に形成されるべき側網2が、1周分ではなく半周分だけ完成した状態を示す。
次に、前記底網1上で環状に形成された側網2の上端2a側及び下端2b側の端部に対して、前述の如く補強線材7を貫設する(図5を併せて参照)。
次いで、前記底網1の周縁に対して、上記の側網2を連結する。この連結に際しては、前述の如く螺旋形状に形成された連結部材4を用いる。このとき、前記側網2の下端2b側の端部に貫設した前記の補強線材7が、この連結部材4の内周側に配されるよう留意する。
次に、図12を参照されたい。図12は、生簀の製造工程のうち第四工程の一部を示す図であって、図7に類似する図である。前記底網1の周縁に対して前記側網2を環状に連結した後、本図に示す如く、この側網2の前記上端2aが前記枠体3の内周縁に沿うように該側網2を、該枠体3の内周縁に直交する方向D3(本図において太線矢印で図示する。)へ屈曲させる。具体的には、以下の通りである。
即ち、図11に示す状態で前記枠体3の中央付近に位置していた前記側網2の上端2aが、前記枠体3の内周縁(本実施形態ではパイプ部材3c)に沿うように、該側網2を、図12に図示される前記方向D3へ折り返す。
<第五工程:枠体3に対する側網2の繋止>
本工程は、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態を解除する前に、前記側網2の上端2aを前記枠体3に繋止する工程である。
前記枠体3に対する前記側網2の上端2aの繋止状態を示す図5を参照されたい。本図に示すように前述の繋止線材6を用いて、前記側網2の上端2aを前記枠体3のパイプ部材3cに対して繋止する。このとき、前記の繋止線材6とパイプ部材3cとの間には前記絶縁部材5が介在されているので、これらの繋止線材6とパイプ部材3cは互いに電気的に絶縁された関係となる。
<第六工程:枠体3に対する底網1の面一状態の解除>
本工程は、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態を解除する工程である。即ち、図7に図示する前記の浮揚部材10を撤去し、図9に図示する如く前記枠体3の内周側に橋架された前記の橋架線材8a及び橋架線材8bを徐々に間引き、前記底網1を自重により緩やかに海中へ沈めることで、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態を解除する。これにより、図12に図示する如く屈曲された状態の側網2は上下方向に展開されて図1に図示する状態へと移行し、もって、生簀100の製造が完了する。
以上説明したように本実施形態において生簀100は、以下のように構成されている。即ち、底網1と、この底網1に対して周設される側網2と、海面に沿って配され、前記側網2の上端2aを繋止する枠体3と、を備える。前記側網2は、金属素線が所定形状に屈曲成形してできた列線aを並設し、相互に連係することにより構成されている。この側網2は、前記生簀100の設置時において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となるように、前記の底網1及び枠体3に着設される。この構成によれば、前記側網2を構成する前記複数の列線aのうち何れかの列線aが破断したとしても、この破断した列線aと隣り合う他の列線aの存在により、その破断により生じた開口の更なる拡大を抑制できる。また、この構成によれば、前記底網1の自重が該側網2の列線aを直線とするように作用することとなるから、例えば水平方向に延在するように列線aが配されて前記底網1の自重が該側網2の列線aを更に屈曲させるように作用する場合と比較して、強度上、極めて有利といえる。前記生簀100は、前記側網2において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となっているために、素線にかかる負荷は、素線軸方向となる。一般に素線となる材料は、縦弾性率(ヤング率)が横弾性率(ずれ弾性率)に比べ大きく、引張応力は、剪断応力よりも大きい。これにより自重に対する破断や変形のリスクを抑制できる。これにより、少ないリスクで生簀100を大型化できる。前記生簀100は、前記側網2において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となっているために、前記側網2が海水面に対し水平方向の潮流等の外力を受けた場合において、自重に加えて、列線aの持つ曲げ剛性により、元の位置に留まろうとする。よって、優れた保形性を有する。さらに、前記生簀100は、前記側網2において前記複数の列線aの延在方向が上下方向となっているために、前記側網2が底網1側からの海水の突き上げ等の外力を受けた場合において、前記側網2の列線aは圧縮の力を受ける。つまり、この圧縮に対する抗力により前記生簀100を保形させるために働く。よって、優れた保形性を有する。
上記の生簀100は、更に以下のように構成されている。即ち、前記側網2は、前記底網1に対して螺旋形状の連結部材4を介して周設される。これらの側網2及び底網1、連結部材4は、何れも同一の金属素材から成る。この構成によれば、前記の底網1又は側網2と、前記連結部材4と、の間におけるガルバニック腐食(galvanic corrosion)を回避できると共に、前記底網1に対する前記側網2の簡易な連結が実現される。更に、この構成によれば、前記底網1に対する前記側網2の相対的な回動が許容される。
上記の生簀100は、更に以下のように構成されている。即ち、前記の底網1及び側網2は、銅又は銅合金から成る。この素材によれば、微量金属作用(Oligodynamie)により防汚効果や防藻効果が発揮される生簀とできる。更に、これらの防汚効果や防藻効果によれば、前記側網2の網目が閉塞されることがないから、(1)生簀100の清掃に要する労力が軽減され、(2)酸素を十分に含んだ海水が生簀100内に確実に供給され、(3)藻や貝などの堆積による環境への負荷を緩和できる、という(1)〜(3)に記載の極めて有利な効果が奏される。
上記の生簀100は、更に以下のように構成されている。即ち、前記側網2の上端2aは、前記枠体3に対して絶縁部材5を介して繋止される。この構成によれば、前記枠体3を前記側網2と異なる素材から成るものとしても、これら側網2と枠体3との間におけるガルバニック腐食が確実に回避されるから、前記枠体3の素材を自由に選択できる。
上記の生簀100は、更に以下のように構成されている。即ち、前記枠体3に着設される前記側網2の上端外周部の長さが、50m以上である。この構成によれば、大型化は、さまざまなメリットがある。例えば、(1)大きさが10m×10m×8mの一般的な生簀の場合、使用される表面積は420m2であり、容積は800m3である。例えば、(2)大きさが24m×24m×10mの生簀にした場合、使用される表面積は1536m2であり、容積は5760m3である。生簀容積に対する生簀使用面積の割合は、(1)は1.90m3/m2に対し、(2)は3.75m3/m2である。つまり生簀容積あたりに使われる資材コストの削減に繋がる。生簀100を大型化させることにより、たとえば魚類等を養殖する場合、生簀容積が大きくなれば、魚同士あるいは網への接触が減り、魚のストレスを減らすことができる。これにより、よりよい養殖環境を提供できる。
上記の生簀100は、更に以下のように構成されている。即ち、前記側網2が前記枠体3に着設される際に使用される繋止線材6は、少なくとも網の2目合いに1箇所設けられる。この構造によれば、網の自重により網の上部は変形する事を防止する事ができる。また、網の耐荷重、疲労性を低減するとともに、耐久性を向上させることができる。
以上説明したように上記実施形態において、底網1と、この底網1に対して周設される側網2と、海面に沿って配され、前記側網2の上端2aを繋止する枠体3と、を備える生簀100の製造は、以下のような方法で行われている。即ち、前記枠体3に対して面一となるように該枠体3の内周側に展開された状態の前記底網1の周縁に対して前記側網2を環状に連結し、この側網2の前記上端2aが前記枠体3の内周縁に沿うように該側網2を、該枠体3の内周縁に直交する方向へ屈曲させる工程を含む。この方法によれば、前記の枠体3及び底網1の面一の状態を維持しながらの、これら枠体3及び底網1に対する前記側網2の連結が実現される。
上記の生簀100の製造は、更に以下のような方法で行われる。即ち、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態を解除する前に、前記側網2の上端2aを前記枠体3に繋止する工程を更に含む。この方法によれば、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態を解除するだけで、前記底網1の自重の作用により前記側網2が展開される。
上記の生簀100の製造は、更に以下のような方法で行われる。即ち、前記枠体3の内周側に、該枠体3に対して面一となる面部材9を敷設する工程を更に含む。この方法によれば、前記生簀100の製造現場の環境の如何に関わらず、前記枠体3に対して面一となるように前記底網1を該枠体3の内周側に展開できる。即ち、前記生簀100の製造現場を海上とすることができる。
この工程は、具体的には以下のような工程である。即ち、前記枠体3の内周側に複数の線材(橋架線材8a)を並べて橋架し、その後、この枠体3の内周側に他の複数の線材(橋架線材8b)を前記複数の線材(橋架線材8a)に対して直交するように並べて橋架する工程である。この工程によれば、前記面部材9が強力なものとなるので、該面部材9の上に前記底網1を展開したときの前記枠体3に対する該底網1の面一状態を確実に維持できると共に、前記他の複数の線材(橋架線材8b)が前記底網1の展開に供されるガイド機構として作用する。
上記の生簀100の製造は、更に以下のような方法で行われる。即ち、前記面部材9の下側に、海水に対して浮揚性を有する浮揚部材10を設ける工程を更に含む。この方法によれば、前記枠体3に対する前記底網1の面一状態が一層確実に維持される。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の実施形態は以下のように変更して実施することができる。
◆即ち、例えば、上記実施形態において生簀100は、海上で製造するものとしたが、これに限らず、陸上で製造してもよい。この生簀100を陸上で製造する場合は、前述の面部材9や浮揚部材10を利用する工程は必須な工程ではない。なお、陸上で製造された生簀100は、例えばクレーンなどの重機を用いて持ち上げて所定の場所へ搬送すればよい。
◆底網1、側網2の素材は、銅又は銅合金としたが、これに代えて、例えば鉄又は鉄合金など他の金属であってもよい。
◆枠体3の素材は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、FRPなどの樹脂でもよい。
◆底網1を構成する列線aの延在方向は特に限定されない。
◆生簀100の円滑な製造の観点から、前記底網1に対する前記底網2の繋止は、適宜の仮止めをなされることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る生簀の設置状態を示す斜視図 図1の部分拡大図 図2に類似する図 底網と側網との連結状態の一部を示す説明図 図1のA-A線矢視断面図 繋止線材6により側網2の上端2aが枠体3のパイプ部材3cに対して繋止される状態を説明するための図 本発明の一実施形態に係る生簀の斜視図であって、生簀の製造工程のうち第一工程を示す図 生簀の製造工程のうち第二工程の一部を示す図であって、図7に類似する図 生簀の製造工程のうち第二工程の一部を示す図であって、図7に類似する図 生簀の製造工程のうち第三工程の一部を示す図であって、図7に類似する図 生簀の製造工程のうち第四工程の一部を示す図であって、図7に類似する図 生簀の製造工程のうち第四工程の一部を示す図であって、図7に類似する図
符号の説明
1 底網
2 側網
2a 上端
2b 下端
3 枠体
4 連結部材
5 絶縁部材
a 列線

Claims (11)

  1. 底網と、
    この底網に対して周設される側網と、
    海面に沿って配され、前記側網の上端を繋止する枠体と、
    を備える生簀であって、
    前記側網は、金属素線が所定形状に屈曲成形してできた列線を並設し、相互に連係することにより構成されており、
    この側網は、前記生簀の設置時において前記複数の列線の延在方向が上下方向となるように、前記の底網及び枠体に着設される、
    ことを特徴とする生簀
  2. 前記側網は、前記底網に対して螺旋形状の連結部材を介して周設され、
    これらの側網及び底網、連結部材は、何れも同一の金属素材から成る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生簀
  3. 前記の底網及び側網は、銅又は銅合金から成る、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の生簀
  4. 前記側網の上端は、前記枠体に対して絶縁部材を介して繋止される、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の生簀
  5. 前記枠体に着設される前記側網の上端外周部の長さが、50m以上である、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の生簀
  6. 前記側網が前記枠体に着設される際に使用される繋止線材は、少なくとも網の2目合いに1箇所設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載の生簀
  7. 底網と、
    この底網に対して周設される側網と、
    海面に沿って配され、前記側網の上端を繋止する枠体と、
    を備える生簀の製造方法であって、
    前記枠体に対して面一となるように該枠体の内周側に展開された状態の前記底網の周縁に対して前記側網を環状に連結し、この側網の前記上端が前記枠体の内周縁に沿うように該側網を、該枠体の内周縁に直交する方向へ屈曲させる工程を含む、
    ことを特徴とする生簀の製造方法
  8. 前記枠体に対する前記底網の面一状態を解除する前に、前記側網の上端を前記枠体に繋止する工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の生簀の製造方法
  9. 前記枠体の内周側に、該枠体に対して面一となる面部材を敷設する工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の生簀の製造方法
  10. 請求項9に記載の工程は、前記枠体の内周側に複数の線材を並べて橋架し、その後、この枠体の内周側に他の複数の線材を前記複数の線材に対して直交するように並べて橋架する、
    ことを特徴とする生簀の製造方法
  11. 前記面部材の下側に、海水に対して浮揚性を有する浮揚部材を設ける工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の生簀の製造方法。
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