JP2008141790A - シリアル通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホスト側送受信回路2からスレーブ側送受信回路3へのデータ送信時は、第1の送信回路部11からスレーブ側送受信回路3にシリアルデータ信号を送信し、第2の受信回路部14は、入力された信号からデータを抽出する。スレーブ側送受信回路3からホスト側送受信回路2へのデータ送信時は、第1の送信回路部11からスレーブ側送受信回路3に無データの信号を送信し、第2の送信回路部13は、入力された無データ信号にパルスを重畳させてデータを書き込み、該データを書き込んだシリアルデータ信号を、ホスト側送受信回路2に送信し、第1の受信回路部12は、入力された信号からデータを抽出する。
【選択図】図1
Description
図14において、データ信号SdAは、最も一般的な信号であり、データを信号レベルでそのまま示し、各データの区切りを示した同期信号SaAを用いてデータ信号SdAからデータを抽出している。このような方式では、データ信号と同期信号の2つの信号が必要であった。
なお、本発明とは異なるが、コンデンサと抵抗による遅れ時間のあるシリアルデータ通信でも高速で精度よくデータ通信を行うことができ、更に、ノイズによりシステムに大きな影響を与えることがなくノイズ判定も容易に行うことができる車両内シリアルデータ通信方式があった(例えば、特許文献1参照。)。
前記各送受信回路は、
2値の送信用データ信号に対して所定の信号レベルの間に所定の重畳パルスを重畳させてシリアルデータ信号を生成して送信する送信回路部と、
該送信回路部から送信されたシリアルデータ信号を受信し、該受信した該シリアルデータ信号に対して前記重畳パルスを抽出して前記送信用データ信号の抽出を行う受信回路部と、
をそれぞれ備えるものである。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシリアル通信装置の例を示した概略のブロック図である。
図1において、シリアル通信装置1は、ホスト装置HCとスレーブ装置SCとの間で半二重通信によるシリアル通信を行うものであり、ホスト側送受信回路2とスレーブ側送受信回路3で構成されている。ホスト側送受信回路2はホスト装置HCに、スレーブ側送受信回路3はスレーブ装置SCにそれぞれ接続され、ホスト側送受信回路2とスレーブ側送受信回路3は、シリアル信号の伝送を行う伝送路4で接続されている。なお、ホスト側送受信回路2は第1の送受信回路を、スレーブ側送受信回路3は第2の送受信回路をそれぞれなす。
図2における第1の送信回路部11は、ホスト装置HCから出力データ信号SDo1とクロック信号CLKが入力されており、出力データ信号SDo1に応じたシリアル出力信号So1を生成して伝送路4に出力する。クロック信号CLKは、出力データ信号SDo1の出力タイミングの2倍の周波数であり、出力データ信号SDo1に同期している。
図5における第1の受信回路部12は、伝送路4から入力されたシリアル入力信号Si1からデータを抽出して入力データ信号SDi1としてホスト装置HCに出力する。
図5において、ExOR回路EXC12は、出力信号S20と出力信号S21の各信号レベルが一致する場合はローレベルの信号を、一致しない場合はハイレベルの信号を出力することから、入力データ信号SDi1は、シリアル入力信号Si1に重畳パルスが重畳されている間はハイレベルになる。
図7において、第2の受信回路部14は、伝送路4から入力されたシリアル入力信号Si2からデータを抽出して入力データ信号SDi2としてスレーブ装置SCに出力する。
図9は、伝送路4に出力されるシリアル出力信号の例を示した図である。
図9(a)に示すシリアル出力信号は、パルス幅T3の繰り返し信号におけるローレベルからハイレベルに変化する時点と、ハイレベルからローレベルに変化する時点の両方を起点としている。
出力データ信号が「1」の場合は、起点から時間T2が経過した時点で、信号レベルを反転させたパルス幅T1のパルスを発生させる。出力データ信号が「0」の場合は、パルス幅T1のパルスを発生させないようにしている。また、各起点からハイレベル又はローレベルの期間をT3とする。
T1<T2<T3でかつ(T1+T2)<T3………………(条件1)
時間T1はできるだけ小さい方が送受信回路を簡単に構成することができるため、望ましくは下記条件2を満足するようにすればよい。
T1≪T2<T3………………(条件2)
また、時間T3は時間T2に比べて2倍以上であると送受信回路が簡単になるのため、下記条件3を満足することが望ましい。
(T1+T2)<T3/2………………(条件3)
図9(c)で示したシリアル出力信号は、繰り返し信号の2周期ごとにローレベルからハイレベルに変化する時点を起点とした例である。
起点を繰り返し信号のどこにするかは、図9で示した以外にもさまざまな案が考えられるが、起点の条件は、使用する伝送システムによって前記条件1〜3を満足するように最適に設定すればよい。
図10における図4との相違点は、図4のデータ抽出回路34の回路構成を変えたことにある。
図12は、本発明の第2の実施の形態におけるシリアル通信装置のスレーブ側送受信回路の回路例を示した図であり、図13は、図12の各部の波形例を示したタイミングチャートである。なお、本発明の第2の実施の形態におけるシリアル通信装置の例を示したブロック図は、図1のスレーブ側送受信回路3及び第2の送信回路部13の符号を変える以外は図1と同様であるので省略する。また、図12では、図7と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図7との相違点のみ説明する。
図12において、スレーブ側送受信回路3aは、第2の送信回路部13aと第2の受信回路部14で構成されている。なお、第2の受信回路部14は、図7と同様であるのでその説明を省略する。
重畳パルス生成回路52aは、AND回路AN31で構成されている。T1遅延回路51の入力端と出力端がAND回路AN31の2つの入力端に対応して接続されており、AND回路AN31の出力端からは、重畳パルスがシリアル入力信号Si2のハイレベル期間ごとに1つずつ生成されてなる出力信号S34aが出力される。
2 ホスト側送受信回路
3,3a スレーブ側送受信回路
4 伝送路
11 第1の送信回路部
12 第1の受信回路部
13,13a 第2の送信回路部
14 第2の受信回路部
21 T2遅延回路
22,51 T1遅延回路
23,52,52a 重畳パルス生成回路
24 T3信号生成回路
25,53,53a 出力信号生成回路
31,41 T1除去回路
32,42 入力信号遅延回路
33,43 重畳パルス抽出回路
34,44 データ抽出回路
HC ホスト装置
SC スレーブ装置
Claims (2)
- 少なくとも1つの第1の送受信回路と少なくとも1つの第2の送受信回路とが伝送路で接続され、該第1及び第2の各送受信回路間で半二重通信によるシリアル通信を行うシリアル通信装置において、
前記各送受信回路は、
2値の送信用データ信号に対して所定の信号レベルの間に所定の重畳パルスを重畳させてシリアルデータ信号を生成して送信する送信回路部と、
該送信回路部から送信されたシリアルデータ信号を受信し、該受信した該シリアルデータ信号に対して前記重畳パルスを抽出して前記送信用データ信号の抽出を行う受信回路部と、
をそれぞれ備えることを特徴とするシリアル通信装置。 - 前記送信回路部は、所定の起点より始まるパルス幅T3の基準パルス信号に、該起点から時間T2が経過した時点で、該基準パルス信号の信号レベルを反転したパルス幅T1の重畳パルスを重畳させて前記送信用データ信号における1ビット分の所定の2値のレベルを表すと共に、前記起点から時間T2が経過した時点で、前記重畳パルスがない場合は、前記送信用データ信号における1ビット分の他の2値のレベルを表し、更に前記パルス幅T1とパルス幅T3及び時間T2がT1<T2<T3でかつ(T1+T2)<T3の関係が成り立つように、前記シリアルデータ信号を生成して送信用データ信号を1ビットずつ連続して出力するシリアル通信を行うことを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
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JPS5744209A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-12 | Sharp Corp | Signal separating circuit |
JPS61235246A (ja) * | 1985-04-02 | 1986-10-20 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 障害表示符号の直列伝送方法およびこの方法を実施するための回路装置 |
JPH01309448A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信における通信制御方法 |
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- 2008-02-01 JP JP2008023104A patent/JP4672032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH01309448A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信における通信制御方法 |
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