JP2008141243A - 着信設定通信方法および通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】発呼元端末が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先端末のユーザに対する着信通知パターンを変化させることを可能にする。
【解決手段】発呼元端末1が着呼先端末3の電話番号に着信設定の優先度を示す番号を付加して着呼先端末3へ送信し、着呼先端末3は、送信された前記番号から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信動作を実行する。
【選択図】図2
【解決手段】発呼元端末1が着呼先端末3の電話番号に着信設定の優先度を示す番号を付加して着呼先端末3へ送信し、着呼先端末3は、送信された前記番号から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信動作を実行する。
【選択図】図2
Description
本発明は、発呼元端末が発呼する着信設定の優先度に従って着呼先端末の着信通知パターンを変化させる着信設定通信方法および通信端末に関する。
従来から、発呼元端末から着呼先端末の着信設定を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、部屋などで自分の携帯電話機を紛失してしまった際に、自分が別の電話機から自分の携帯電話機に発呼を行い、携帯電話機の着信通知(音)をもとに紛失した携帯電話機の所在を特定する場合に利用される。この場合の発呼元端末が制御する着呼先端末の具体的な着信設定としては、自動的に着信音量を最大にしたり、バイブレータを長時間動作させたり、マナーモードを解除する、といった設定変更がある。
また、発呼元端末から着呼先端末の着信設定を変更する別の技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この技術は、着呼先端末において設定する対象が音声、音楽、テキスト、画像といったデータファイルなどの再生を想定しており、電話機本来の着信通知機能よりも、エンターテイメント性を重視し、発呼元の自己主張や自己表現を満足させるというものである。
特開2002‐314641号公報
特開2002‐027034号公報
しかしながら、従来の着呼先端末の着信設定通信方法は以上のように実施されるものであるため、上記特許文献1の着信設定通信方法では、紛失した携帯電話機の探索が目的であるが故に、携帯電話機の着信設定変更に発呼元端末でのトーン操作が必要になったり、E メールでの認証操作が必要になったりするため、電話機本来の利便性が大きく損なわれるという不都合があった。
また、上記特許文献2の着信設定通信方法では、前記の通りエンターテイメント的な利用を想定しているが故に、発呼元端末側から着呼先携帯端末に対し、着信までに膨大なデータファイルを送付しなければならない。このため、発着呼処理が遅延する上に、通信データ料金の負担が必要になるなど、実用性に欠ける。また、着呼先のユーザの都合に応じて着信設定を変更するという使用方法ではない。
さらに、この技術においては、発呼元が最新の高機能携帯端末などであることを想定しており、昔ながらの黒電話機のように情報処理能力がない端末からの着信設定に関しては対応できないという不都合があった。
さらに、この技術においては、発呼元が最新の高機能携帯端末などであることを想定しており、昔ながらの黒電話機のように情報処理能力がない端末からの着信設定に関しては対応できないという不都合があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、発呼元端末から発呼により送信される発呼元を示す情報に、着呼先端末における着信設定の優先度(プライオリティ)を示す情報を付加して送信することにより、着呼先端末において前記優先度に従った着信制御を簡単に実施可能にし、これにより電話機の利便性を高めるとともに、黒電話機を含む旧来の電話機からの着信設定も行うことができる着信設定通信方法および通信端末を得ることを目的とする。
上記目的達成のために、本発明に係る着信設定通信方法は、発呼元端末から発呼により送信される発呼元を示す情報に着呼先端末における着信の優先度を示す情報を付加して着呼先端末へ送信し、前記着呼先端末は、送信された前記情報から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信通知動作を実行することを特徴とする(請求項1)。
これにより、着呼先端末は、発呼元端末が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先端末のユーザに対する着信通知パターンを変化させることができ、前記ユーザは意識的または無意識的に発呼元端末が発信する着信設定の優先度を知ることができる。
これにより、着呼先端末は、発呼元端末が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先端末のユーザに対する着信通知パターンを変化させることができ、前記ユーザは意識的または無意識的に発呼元端末が発信する着信設定の優先度を知ることができる。
また、本発明に係る着信設定通信方法は、前記着呼先端末では、着信した情報に含まれる発呼元を示す情報に応じて前記着信の優先度に重み付けをすることを特徴とする(請求項2)。
これにより、着呼先端末のユーザの都合に合わせて、発呼者対応で前記優先度を補正可能にし、着信通知パターンの適正化を図ることができる。
これにより、着呼先端末のユーザの都合に合わせて、発呼者対応で前記優先度を補正可能にし、着信通知パターンの適正化を図ることができる。
また、本発明に係る着信設定通信方法は、前記着信の優先度を示す情報が最も高い優先度を示す情報である場合には、前記着呼先端末側において前記重み付けを行わないことを特徴とする(請求項3)。
これにより、緊急を要する用件を通知する場合には、着呼先端末のいかなる状態に拘わらず、着呼先端末のユーザが着信に気付く可能性を最大限に高めることができる。
これにより、緊急を要する用件を通知する場合には、着呼先端末のいかなる状態に拘わらず、着呼先端末のユーザが着信に気付く可能性を最大限に高めることができる。
また、本発明に係る着信設定通信方法は、前記着信の優先度を示す情報が最も低い優先度を示す情報である場合には、前記着呼先端末側において前記重み付けを行わないことを特徴とする(請求項4)。
これにより、発呼者側が指定した着信の優先度を示す情報が最も低い優先度を示す情報である場合には、着呼先端末の重み付けを行わないので、発呼者が誰であっても、着信通知のパターンやレベルは最小に設定されるため、発呼者は相手(着呼先)に迷惑をかけないようにすることができる。
これにより、発呼者側が指定した着信の優先度を示す情報が最も低い優先度を示す情報である場合には、着呼先端末の重み付けを行わないので、発呼者が誰であっても、着信通知のパターンやレベルは最小に設定されるため、発呼者は相手(着呼先)に迷惑をかけないようにすることができる。
また、本発明に係る通信端末は、発呼元端末から発呼により送信される発呼元を示す情報に付加した着信の優先度を示す情報を検出する優先度情報検出手段と、前記優先度情報検出手段で検出された前記優先度を示す情報に応じて着信の優先度を検出する優先度検出部と、前記優先度検出部で得られた優先度に応じて着信通知動作を制御する着信動作制御手段と、を備えることを特徴とする(請求項5)。
上記構成により、着呼先端末側での煩わしい操作や作業を伴うことなく発呼元端末からの着信設定の優先度に従って、着信動作制御手段が着信設定レベルやパターンを最適に自動設定することができ、携帯電話機の利便性が高めることができるとともに、例えば、上記優先度を示す情報をダイヤルする数字(番号)で伝達できれば、旧来の黒電話機からも、着信設定の優先度をダイヤルした数字(番号)で指定できる。
上記構成により、着呼先端末側での煩わしい操作や作業を伴うことなく発呼元端末からの着信設定の優先度に従って、着信動作制御手段が着信設定レベルやパターンを最適に自動設定することができ、携帯電話機の利便性が高めることができるとともに、例えば、上記優先度を示す情報をダイヤルする数字(番号)で伝達できれば、旧来の黒電話機からも、着信設定の優先度をダイヤルした数字(番号)で指定できる。
また、本発明に係る通信端末は、着信情報に含まれる発呼元を示す情報にもとづき、前記着信の優先度に重み付けをして優先度の変換を行う優先度変換手段を備えることを特徴とする(請求項6)。
上記構成により、発呼者と着呼先端末のユーザとの優先度に対する考え方のギャップを、着呼先端末側で調整することができ、これによって着呼先ユーザが発呼者対応の最適の着信通知パターンにて発呼を安心して受けることができる。
上記構成により、発呼者と着呼先端末のユーザとの優先度に対する考え方のギャップを、着呼先端末側で調整することができ、これによって着呼先ユーザが発呼者対応の最適の着信通知パターンにて発呼を安心して受けることができる。
また、本発明に係る通信端末は、請求項5又は6に記載の端末を着呼先端末とする発呼元の通信端末であって、発呼により送信される発呼元を示す情報に前記着呼先端末における着信の優先度を示す情報を付加する付加手段と、前記付加手段により前記優先度を示す情報を付加した情報を前記着呼先端末へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする(請求項7)。
上記構成により、着呼先端末側での煩わしい操作や作業を伴うことなく発呼元端末からの着信設定の優先度に従って、着呼先端末の着信設定レベルやパターンを最適に自動設定することができる。
上記構成により、着呼先端末側での煩わしい操作や作業を伴うことなく発呼元端末からの着信設定の優先度に従って、着呼先端末の着信設定レベルやパターンを最適に自動設定することができる。
本発明によれば、発呼元端末が発呼する着信設定の優先度(プライオリティ)に従って着呼先端末の着信通知パターンを変化させることで、着呼先端末において前記優先度に従った着信制御を簡単に実施でき、これにより電話機の利便性を高めるとともに、黒電話機を含む旧来の電話機からの着信設定の優先度をも指定することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明は、発呼元端末である発呼元携帯電話機が、着呼先端末である着呼先携帯電話機の電話番号に着信設定の優先度(プライオリティ)を示す情報である数字(番号)を付加して着呼先携帯電話機へ送信し、この着呼先携帯電話機が、送信された前記番号から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信動作を実行するというものである。これにより、前記着呼先携帯電話機が、発呼元端末が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先携帯電話機のユーザに対する着信通知パターンを変化させることができ、ユーザは意識的または無意識的に発呼元端末が発信する着信設定の優先度のレベルやパターンによる発呼を知ることができる。
本発明は、発呼元端末である発呼元携帯電話機が、着呼先端末である着呼先携帯電話機の電話番号に着信設定の優先度(プライオリティ)を示す情報である数字(番号)を付加して着呼先携帯電話機へ送信し、この着呼先携帯電話機が、送信された前記番号から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信動作を実行するというものである。これにより、前記着呼先携帯電話機が、発呼元端末が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先携帯電話機のユーザに対する着信通知パターンを変化させることができ、ユーザは意識的または無意識的に発呼元端末が発信する着信設定の優先度のレベルやパターンによる発呼を知ることができる。
このような着信設定通信方法は、図1に示す発呼元端末としての発呼元電話機1と、この発呼元電話機1にネットワーク(公衆網)2を介して接続された着呼先端末としての着呼先携帯電話機3とで構成された通信システム上で実行される。発呼元電話機1では、着呼先携帯電話機3に固有の電話番号、例えば「090‐AAAA−BBBB」をプッシュ操作またはダイヤル操作することにより、プッシュトーンやダイヤルパルスを発信させて、着呼先携帯電話機3に対し発呼を行うことができる。なお、前記「A」、「B」はそれぞれ電話番号を示す一桁の数字である。
また、本実施の形態では、発呼元電話機1からは、着呼先携帯電話機3の前記電話番号「090‐AAAA−BBBB」に続けて、認証用番号、例えば「XXXX」と、着信設定の優先度を示す情報である番号、例えば「YY」とが付加された「090‐AAAA‐BBBB−XXXX‐YY」として、プッシュトーンまたはダイヤルパルスにて着呼先携帯電話機3に送信される。認証用番号「XXXX」は、着呼先携帯電話機3側で予め指定されている。優先度を示す番号「YY」は、例えば、「00(重要度最小)」、「01(重要度小)」〜「09(重要度大)」および「99(重要度最大)」として指定される。
図2は、図1に示す通信システムの詳細を示すブロック図である。図2において、発呼元電話機1は、電話番号入力部11と、電話番号信号発生部12と、通信インタフェース部13とを備えている。
電話番号入力部11は、着呼先携帯電話機3の電話番号、認証用番号、着信設定の優先度を示す番号が連続する「090‐AAAA‐BBBB‐XXXX‐YY」をテンキーやダイヤルの操作によって入力するように機能する。ここでは、着呼先携帯電話機3(着呼先端末)における着信の優先度を示す番号(情報)「YY」を付加する付加手段としても機能する。
電話番号信号発生部12は、入力された前記一連の番号に応じたプッシュトーン信号やダイヤルパルスを発生するように機能する。
通信インタフェース部13は、前記プッシュトーンやダイヤルパルスを公衆網2へ送出するように機能する。ここでは、優先度を示す情報を付加した番号(情報)「YY」を着呼先携帯電話機3(着呼先端末)へ送信する送信手段としても機能する。
電話番号入力部11は、着呼先携帯電話機3の電話番号、認証用番号、着信設定の優先度を示す番号が連続する「090‐AAAA‐BBBB‐XXXX‐YY」をテンキーやダイヤルの操作によって入力するように機能する。ここでは、着呼先携帯電話機3(着呼先端末)における着信の優先度を示す番号(情報)「YY」を付加する付加手段としても機能する。
電話番号信号発生部12は、入力された前記一連の番号に応じたプッシュトーン信号やダイヤルパルスを発生するように機能する。
通信インタフェース部13は、前記プッシュトーンやダイヤルパルスを公衆網2へ送出するように機能する。ここでは、優先度を示す情報を付加した番号(情報)「YY」を着呼先携帯電話機3(着呼先端末)へ送信する送信手段としても機能する。
一方、着呼先携帯電話機3は、制御部31と、一時記憶メモリ32と、内部メモリ33と、通信インタフェース部34と、電話番号検出部35と、ユーザインタフェース部36とを備えている。これらのうち、制御部31は、本実施の形態において、前記各部32〜36と間のデータ制御のほか、後述の着信設定処理を実行するように機能する。一時記憶メモリ32は、発呼元電話機1から送信された認証用番号「XXXX」と内部メモリ33に予め格納された認証番号「xxxx」とが一致した場合に、前記着信設定の優先度を示す番号を一時記憶するように機能する。
内部メモリ33は、認証番号「xxxx」、着呼先携帯電話機3の電話帳37、発呼者対応の後述の重み付け情報などを格納している。通信インタフェース部34は、発呼元電話機1とのデータ通信を管理するように機能する。電話番号検出部35は、通信インタフェース部34を通して発呼元電話機1から送信されるプッシュトーン信号やダイヤルパルスを検出するように機能する。
また、ユーザインタフェース部36は、着呼先携帯電話機3側に設けられた表示装置、着信音発生部、バイブレータ、着信通知用LED点灯部と制御部31との間での信号の入出力を、制御部31の制御下で管理するように機能する。
また、ユーザインタフェース部36は、着呼先携帯電話機3側に設けられた表示装置、着信音発生部、バイブレータ、着信通知用LED点灯部と制御部31との間での信号の入出力を、制御部31の制御下で管理するように機能する。
さらに、着信設定処理を実行する制御部31は、図3に示すように、番号検出手段41と、発呼者情報検出手段42と、優先度検出手段43と、着呼優先度変換手段44と、着信動作制御手段45と、を備えている。これらのうち、番号検出手段41は、発呼元電話機1で着呼先携帯電話機3の電話番号に付加された着信設定の優先度を示す後述の番号「YY」を検出するように機能する。優先度検出手段43は、前記番号検出手段41で検出された前記番号に応じて着信設定の優先度を検出(決定)するように機能する。
発呼者情報検出手段42は、発呼元である発呼元電話機1から発呼により送信される情報(発呼元の電話番号)が着呼先携帯電話機3の内部メモリに記憶された電話帳37に予め記憶されたものかどうかを検出するように機能する。
着呼優先度変換手段44は、上記発呼者情報検出手段42によって検出された発呼元の電話番号が着呼先携帯電話機3の電話帳37に予め記憶されたものであった場合は、この電話帳37に記載された名前から発呼者を特定し、この特定された発呼者に関連付けられた発呼者情報(発呼者毎に予め設定された重み付け情報)にもとづき前記着信設定の優先度に重み付けをするように機能する。
着信動作制御手段45は、前記優先度検出(決定)手段43または着呼優先度変換手段44で得られた優先度に応じて着呼設定のレベルまたはパターンを切り替えるように機能する。
着呼優先度変換手段44は、上記発呼者情報検出手段42によって検出された発呼元の電話番号が着呼先携帯電話機3の電話帳37に予め記憶されたものであった場合は、この電話帳37に記載された名前から発呼者を特定し、この特定された発呼者に関連付けられた発呼者情報(発呼者毎に予め設定された重み付け情報)にもとづき前記着信設定の優先度に重み付けをするように機能する。
着信動作制御手段45は、前記優先度検出(決定)手段43または着呼優先度変換手段44で得られた優先度に応じて着呼設定のレベルまたはパターンを切り替えるように機能する。
次に、前記通信システムにおける着信設定通信方法について、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
発呼元電話機1から着呼先携帯電話機3に対し電話を掛ける場合には、まず、発呼元電話機1は、着呼先携帯電話機3の電話番号「090‐AAAA‐BBBB」に付加番号である認証用番号「XXXX」と、着信設定の優先度を決める番号「YY」を付加して、テンキー操作やダイヤル操作により発呼元電話機1の電話番号入力部11に入力する。これらの番号入力によって電話番号信号発生部12からは各番号に対応するプッシュトーン信号やダイヤルパルスが発生し、これらは通信インタフェース部13から公衆網2へ送出される(ステップS1)。
発呼元電話機1から着呼先携帯電話機3に対し電話を掛ける場合には、まず、発呼元電話機1は、着呼先携帯電話機3の電話番号「090‐AAAA‐BBBB」に付加番号である認証用番号「XXXX」と、着信設定の優先度を決める番号「YY」を付加して、テンキー操作やダイヤル操作により発呼元電話機1の電話番号入力部11に入力する。これらの番号入力によって電話番号信号発生部12からは各番号に対応するプッシュトーン信号やダイヤルパルスが発生し、これらは通信インタフェース部13から公衆網2へ送出される(ステップS1)。
一方、着呼先携帯電話機3では、前記電話番号および認証用番号とともに着信設定の優先度を決める番号が、公衆網2および通信インタフェース部34を介して受信され、制御部31の番号検出手段41により検出される(ステップS2)。また、この制御部31は、優先度を決める前記番号を受けて、着信設定の優先度指定モードに移行する(ステップS3)。ここで、着信設定とは、着呼先携帯電話機3側において予め設定されている着信音パターン、着信音量、バイブレーションのレベル、LEDの表示パターン等の着信通知パターンを含み、優先度はそのパターンの度合いやレベルの大小を数値(番号)で表したものである。
次に、制御部31では、発呼者情報検出手段42が前記優先度指定モードで、前記内部メモリ33に予め格納されている認証番号「xxxx」を読み出し(ステップS4)、発呼元電話機1から送信された認証用番号「XXXX」がその認証番号「xxxx」と一致するか否かを判定する(ステップS5)。この判定の結果、一致しない場合には、優先モードでない通常の着信設定へ移行し(ステップS6)、通常の着信通知を行った上で(ステップS7)、待ち受け状態に戻る(ステップS8)。
一方、ステップS5で発呼元電話機1から送信された認証用番号「XXXX」が内部メモリ33に格納された認証番号「xxxx」と一致した場合には(ステップS5)、優先度を示す番号「YY」を内部メモリ33に一時格納し、さらに着信優先度検出手段43により優先度を示す番号「YY」が最重要優先度の番号「99」であるか否かを調べる(ステップS9)。
また、「YY」が最も低い優先度を示す番号「00」であるか、その他の各重要度に対応する優先度を示す番号、例えば「01(重要度小)」〜「09(重要度大)」のいずれかであるかを調べる(ステップS10)。
最重要優先度の番号「99」または最も低い優先度を示す番号「00」のどちらでもない場合には、発呼者情報検出手段42は、発呼元である発呼元電話機1から発呼により送信される発呼元電話機1の電話番号が内部メモリ33の電話帳37にあるか否かを検索し(ステップS11)、電話帳37にない場合には、前述のステップS6〜S8の処理を実行する。
また、「YY」が最も低い優先度を示す番号「00」であるか、その他の各重要度に対応する優先度を示す番号、例えば「01(重要度小)」〜「09(重要度大)」のいずれかであるかを調べる(ステップS10)。
最重要優先度の番号「99」または最も低い優先度を示す番号「00」のどちらでもない場合には、発呼者情報検出手段42は、発呼元である発呼元電話機1から発呼により送信される発呼元電話機1の電話番号が内部メモリ33の電話帳37にあるか否かを検索し(ステップS11)、電話帳37にない場合には、前述のステップS6〜S8の処理を実行する。
これに対して、発呼元電話機1の電話番号が内部メモリ33の電話帳37にある場合には、着呼優先度変換手段44が発呼者を特定するとともに、この発呼者対応の重み付け情報を内部メモリ33から読み出す(ステップ12)。この重み付け情報は、発呼者の優先度指定傾向を着呼先携帯電話機3のユーザの意思により、優先度に対する両者のギャップを埋める目的で設定されるものである。
例えば、ある発呼者は、比較的重要でない事項の電話通話であるにも拘らず前記優先度を高くして発呼する傾向がある場合、このような発呼者に対しては、着呼先携帯機電話機3のユーザはこの発呼者に対し重み付け情報として、例えば係数0.5を設定する。これにより、着呼先携帯電話機3の着呼優先度変換手段44は、発呼者が指定した優先度を示す番号「YY」を一時記憶メモリ32から読み出し、これに先ほど読み出した重み付け情報の0.5を乗算した結果(YY×0.5)を、着信制御用番号「ZZ」とすることができる(ステップS13)。例えば、YY=06である場合は、06×0.5=03であるので、重み付けされた着信制御用番号「ZZ」はZZ=03となる。なお、上記乗算後の着信制御用番号が03.5などの場合、小数点以下を切り捨て、または四捨五入などすればよい。
なお、上記係数0.5は一例であり、発呼者毎に対し重み付け情報が異なるので、発呼者毎に上記係数の数値は異なるものである。
なお、上記係数0.5は一例であり、発呼者毎に対し重み付け情報が異なるので、発呼者毎に上記係数の数値は異なるものである。
着呼先携帯電話機3では、着信動作制御手段45が着信制御用番号「ZZ」に従い着信設定を変更し(ステップS14)、ユーザに着信通知を開始する(ステップS15)。なお、着信設定用番号「YY」の着信設定は、予め設定されているものとし、着信音パターン、着信音量、バイブレーション、LEDの表示パターン設定などを含む。また、優先度指定モードにおける着信通知では、着呼先携帯電話機3の画面表示に優先度番号と着信制御番号を表示することとし、視覚的にも着呼先携帯電話機3のユーザに同着信の優先度を知らせることができる。
こうして着呼が行われ、通話が行われた後、通信断にされると(ステップS16)、これまでの着信制御番号に応じた着信設定が破棄され、通常設定への変更がなされ(ステップS17)、通常モードへ移行して(ステップS18)、最終的に電話機の待ち受け状態に戻ることとなる(ステップS8)。
一方、ステップS9で優先度を示す番号「YY」が最重要優先度を示す番号「99」であると判定された場合には、「ZZ=99」として着信設定を読み出し(ステップS19)、ユーザに着信通知を行う(ステップS15)。
また、ステップS10で優先度を示す番号「YY」が最も低い優先度を示す番号「00」であると判定された場合には、「ZZ=00」として着信設定を読み出し(ステップS20)、ユーザに着信通知を行う(ステップS15)。
このように、最優先度の着信設定の場合、および最も低い優先度の着信設定の場合には、優先度に対する重み付けは実施できない。
このように、最優先度の着信設定の場合、および最も低い優先度の着信設定の場合には、優先度に対する重み付けは実施できない。
最優先度の着信設定「ZZ=99」の場合には、着信音量およびバイブレーションといった着信通知のパターンやレベルは最大に設定されており、これを着呼側で変更することはできない。このため、着呼先携帯電話機3のユーザに対し緊急連絡のための着呼を効果的に行わせることができる。
また、最も低い優先度の着信設定「ZZ=00」の場合には、着信音量およびバイブレーションといった着信通知のパターンやレベルは最小に設定されており、これを着呼側で変更することはできない。例えば、着呼先携帯電話機3の着信音を最小の音量で鳴らしたり、あるいは、着信音を鳴らさずにマナーモード用バイブレータの振動のみにしたり、着信通知用LEDの点灯のみにしたりする。すなわち、着呼先携帯電話機3の重み付けを行わないので、発呼者が誰であっても、着信通知のパターンやレベルが最小に設定されるため、着呼先携帯電話機3側のユーザによる着信設定よりも控えめな着信通知を行うので、発呼者は相手(着呼先)に迷惑をかけないようにすることができる。
なお、前記認証用番号は、すべての前記優先度に対して有効としても良いし、一部の前記優先度に対してのみ有効としても良い。また、前記においては着呼先端末を、着呼先携帯電話機3である場合について説明したが、黒電話などの一般の家庭用電話機やPDAなどへの適用も可能である。
このように、本実施の形態では、発呼元電話機1(発呼元端末)から発呼により送信される発呼元を示す情報に、着呼先携帯電話機3(着呼先端末)における着信の優先度を示す番号(情報)を付加して着呼先携帯電話機3(着呼先端末)へ送信し、着呼先携帯電話機3(着呼先端末)は、送信された前記番号(情報)から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信通知動作を実行することにより、発呼元電話機1が指定する着信設定の優先度にもとづいて、着呼先携帯電話機3のユーザに対する着信通知パターンを変化させることができ、さらに、着信した情報に含まれる発呼元を示す情報に応じて、着信の優先度に重み付けをすることにより、着呼先端末のユーザの都合に合わせて、発呼者対応で前記優先度を補正可能にし、着信通知パターンの適正化を図ることができる。
このように、ユーザは意識的または無意識的に発呼元電話機1が発信する着信設定の優先度のレベルやパターンによる発呼を知ることができる。また、着呼先携帯電話機3のユーザに対し緊急連絡のための着呼を効果的かつ確実に行わせることができる。あるいは、着信通知のパターンやレベルを最小に設定して、発呼者は相手(着呼先)に迷惑をかけないようにすることができる。
このように、ユーザは意識的または無意識的に発呼元電話機1が発信する着信設定の優先度のレベルやパターンによる発呼を知ることができる。また、着呼先携帯電話機3のユーザに対し緊急連絡のための着呼を効果的かつ確実に行わせることができる。あるいは、着信通知のパターンやレベルを最小に設定して、発呼者は相手(着呼先)に迷惑をかけないようにすることができる。
本発明は、発呼元端末から着呼先端末に送信された着信設定の優先度(プライオリティ)に従って着信制御を簡単に実施可能にし、これにより電話機の利便性を高めるとともに、黒電話機を含む旧来の電話機からの着信設定も行えるという効果を有し、発呼元端末が発呼する着信設定の優先度に従って着呼先端末の着信通知パターンを変化させる着信設定通信方法および通信端末等に有用である。
1 発呼元電話機(発呼元端末)
2 公衆網
3 着呼先携帯電話機(着呼先端末)
31 制御部
37 電話帳
41 番号検出手段
42 優先度検出手段
43 発呼者情報検出手段
44 着呼優先度変換手段
45 着信動作制御手段
2 公衆網
3 着呼先携帯電話機(着呼先端末)
31 制御部
37 電話帳
41 番号検出手段
42 優先度検出手段
43 発呼者情報検出手段
44 着呼優先度変換手段
45 着信動作制御手段
Claims (7)
- 発呼元端末から発呼により送信される発呼元を示す情報に着呼先端末における着信の優先度を示す情報を付加して着呼先端末へ送信し、
前記着呼先端末は、送信された前記情報から着信設定の優先度を検出するとともに、この優先度に応じた着信通知動作を実行することを特徴とする着信設定通信方法。 - 前記着呼先端末では、着信した情報に含まれる発呼元を示す情報に応じて前記着信の優先度に重み付けをすることを特徴とする請求項1に記載の着信設定通信方法。
- 前記着信の優先度を示す情報が最も高い優先度を示す情報である場合には、前記着呼先端末側において前記重み付けを行わないことを特徴とする請求項2に記載の着信設定通信方法。
- 前記着信の優先度を示す情報が最も低い優先度を示す情報である場合には、前記着呼先端末側において前記重み付けを行わないことを特徴とする請求項2又は3に記載の着信設定通信方法。
- 発呼元端末から発呼により送信される発呼元を示す情報に付加した着信の優先度を示す情報を検出する優先度情報検出手段と、
前記優先度情報検出手段で検出された前記優先度を示す情報に応じて着信の優先度を検出する優先度検出部と、
前記優先度検出部で得られた優先度に応じて着信通知動作を制御する着信動作制御手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。 - 着信情報に含まれる発呼元を示す情報にもとづき、前記着信の優先度に重み付けをして優先度の変換を行う優先度変換手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
- 請求項5又は6に記載の通信端末を着呼先端末とする発呼元の通信端末であって、
発呼により送信される発呼元を示す情報に前記着呼先端末における着信の優先度を示す情報を付加する付加手段と、
前記付加手段により前記優先度を示す情報を付加した情報を前記着呼先端末へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006322539A JP2008141243A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 着信設定通信方法および通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006322539A JP2008141243A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 着信設定通信方法および通信端末 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111211800A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 海能达通信股份有限公司 | 对讲通信方法和对讲终端 |
-
2006
- 2006-11-29 JP JP2006322539A patent/JP2008141243A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111211800A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 海能达通信股份有限公司 | 对讲通信方法和对讲终端 |
CN111211800B (zh) * | 2018-11-22 | 2022-09-16 | 海能达通信股份有限公司 | 对讲通信方法和对讲终端 |
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