JP2008138586A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】自転阻止機構の耐久性を確保しながら簡易に且つ安価にして自転阻止機構の潤滑性が向上される密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器(2)内に収容され、可動スクロール(34)の公転旋回運動を妨げることなく可動スクロールの自転を阻止する自転阻止機構(66)を有し、作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニット(30)と、作動流体の吐出圧が潤滑油に作用する高圧領域(80)から自転阻止機構を経て作動流体の吸入圧が潤滑油に作用する低圧領域(42)に潤滑油を供給する油路(28,52)とを具備し、自転阻止機構は、高圧領域と低圧領域との間の中間圧領域(76)を油路に形成する減圧手段を有するとともに、中間圧領域からの潤滑油の供給を受けて潤滑される。
【選択図】図2
【解決手段】密閉容器(2)内に収容され、可動スクロール(34)の公転旋回運動を妨げることなく可動スクロールの自転を阻止する自転阻止機構(66)を有し、作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニット(30)と、作動流体の吐出圧が潤滑油に作用する高圧領域(80)から自転阻止機構を経て作動流体の吸入圧が潤滑油に作用する低圧領域(42)に潤滑油を供給する油路(28,52)とを具備し、自転阻止機構は、高圧領域と低圧領域との間の中間圧領域(76)を油路に形成する減圧手段を有するとともに、中間圧領域からの潤滑油の供給を受けて潤滑される。
【選択図】図2
Description
本発明は、密閉型圧縮機に係り、詳しくは、冷凍空調機やヒートポンプ式給湯機に好適な密閉型圧縮機に関する。
この種の密閉型圧縮機、例えばスクロール型圧縮機には冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットが密閉容器内に備えられている。詳しくは、このユニットは互いに噛み合う固定及び可動の各スクロールを備えており、可動スクロールは自転することなく固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動する。これにより、各スクロールで形成される空間の容積が減少し、上記一連のプロセスが行われる。
ここで、この可動スクロールの旋回運動を行うためには、回転軸周りの可動スクロールの公転を妨げることなく、可動スクロールの自転を阻止する必要がある。そこで、可動スクロールの背面側にピンと当該ピンが遊嵌されるリング孔とからなるピン−リング式の自転阻止機構を設けた構成が公知である。
そして、当該構成において、リング孔内に潤滑油を強制的に供給することにより、可動スクロールの旋回によってもピン及びリングの焼き付きを防止し、自転阻止機構、ひいては圧縮機の耐久性を向上させる強制潤滑技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−240700号公報
そして、当該構成において、リング孔内に潤滑油を強制的に供給することにより、可動スクロールの旋回によってもピン及びリングの焼き付きを防止し、自転阻止機構、ひいては圧縮機の耐久性を向上させる強制潤滑技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術では複数のリングを要し、これらリングはリング孔に対してピンを円滑に摺接させるべく高精度な加工が施される。更には、リングにはクランク室からリング孔内に連通する潤滑油供給通路や、リング孔内からクランク室に連通する潤滑油排出通路、圧縮機外に連通する外部潤滑油排出通路がリングごとに形成され、リング、すなわち自転阻止機構に係る加工コストが増大するとの問題がある。
また、リング孔における潤滑油の滞留を促すために潤滑油排出通路の形状が複雑になり、このことが更なる自転阻止機構に係る加工コストの増大を招いている。
更に、上記従来技術は開放型のスクロール型圧縮機を対象としており、潤滑油が密閉容器内を循環する高圧冷媒に曝されるとの密閉型圧縮機特有の課題に関しても格別な配慮がなされていない。
更に、上記従来技術は開放型のスクロール型圧縮機を対象としており、潤滑油が密閉容器内を循環する高圧冷媒に曝されるとの密閉型圧縮機特有の課題に関しても格別な配慮がなされていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、自転阻止機構の耐久性を確保しながら簡易に且つ安価にして自転阻止機構の潤滑性が向上される密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の密閉型圧縮機は、密閉容器内を延び、該密閉容器に回転自在に支持された回転軸と、密閉容器内に設けられ、該密閉容器と一体に設けられた固定スクロール及び回転軸により駆動されて該固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動される可動スクロール並びに該可動スクロールの公転旋回運動を妨げることなく該可動スクロールの自転を阻止する自転阻止機構を有し、作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットと、密閉容器内に設けられ、作動流体の吐出圧が作用する高圧領域から自転阻止機構を経て作動流体の吸入圧が作用する低圧領域に向けて潤滑油を供給する油路とを具備し、自転阻止機構は、高圧領域の圧力を減圧して該高圧領域の圧力よりも低圧且つ低圧領域よりも高圧の中間圧の中間圧領域を油路に形成する減圧手段を有し、該減圧手段により中間圧に減圧された中間圧領域を流れる潤滑油の供給を受けて潤滑されること特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、密閉容器内に収容され、可動スクロールを公転旋回運動可能に支持するフレームを更に備え、油路は、回転軸の軸心側が高圧領域となり外方側が低圧領域となるようにして該フレームと可動スクロールの背面との間に構成され、自転阻止機構は、可動スクロールの背面に突設されたピンと、フレームに穿設された有底状のホールとからなり、ピンを該ホールに遊嵌させることで可動スクロールの自転を阻止するものであり、減圧手段は、フレームにそれぞれ回転軸の軸心と同心円状に支持され、背面と所定の間隙を有して油路を仕切る環状の第1の仕切環と、第1の仕切環の外周面側に配され、背面と摺接して油路を気密に仕切る環状の第2の仕切環とからなり、所定の間隙で油路を絞ることにより高圧領域の圧力を中間圧に減圧して第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間に中間圧領域を形成するものであって、油路は、フレームに穿通され、ホールを介して第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間と第2の仕切環の外周面側の空間とを連通する連通路を含んでなることを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、連通路は、ホールの底部から該ホールを第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間または第2の仕切環の外周面側の空間に連通させてなることを特徴とし、更にまた、請求項4記載の発明では、ホールは、第2の仕切環の外周面側に位置づけられていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明では、ピンはベアリング鋼材からなり、フレームは鋳鉄からなるとともに、ホールには窒化処理がなされていることを特徴とし、更に、請求項6記載の発明では、作動流体は二酸化炭素であることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明では、ピンはベアリング鋼材からなり、フレームは鋳鉄からなるとともに、ホールには窒化処理がなされていることを特徴とし、更に、請求項6記載の発明では、作動流体は二酸化炭素であることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の密閉型圧縮機によれば、自転阻止機構は、密閉容器内の高圧領域と低圧領域との間の中間圧領域を油路に形成する減圧手段を有し、この中間圧領域を流れる潤滑油の供給を受けて潤滑される。よって、潤滑油は圧力差によって中間圧領域側から低圧領域側に向けて流れ、密閉容器内の圧力差を利用するだけの簡単な構成で自転阻止機構の潤滑を促進でき、しかも、自転阻止機構を中間圧となる潤滑油の供給を受けて潤滑することで中間圧と低圧との比較的小さい圧力差のもとで自転阻止機構に潤滑油を好適に滞留させることができ、自転阻止機構の潤滑性を簡易にして向上できる。
また、請求項2記載の発明によれば、第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間が中間圧領域として形成され、油路はホールを介して第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間と第2の仕切環の外周面側の空間とを連通する連通路を含む。
従って、第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される中間圧領域に流入した潤滑油は、連通路を通りホールを介して第2の仕切環の外周面側の低圧領域に達するものの、中間圧領域と低圧領域との圧力差は比較的小さいため、ホールに良好に滞留可能である。
従って、第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される中間圧領域に流入した潤滑油は、連通路を通りホールを介して第2の仕切環の外周面側の低圧領域に達するものの、中間圧領域と低圧領域との圧力差は比較的小さいため、ホールに良好に滞留可能である。
また、第1の仕切環は可動スクロールの背面で所定の間隙を有して油路を仕切るため、可動スクロールの公転旋回運動に伴い高圧領域の潤滑油を上記間隙から間歇的に第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される中間圧領域へ流入可能である。
従って、油路や、ホールすなわち自転阻止機構に対する大幅な加工を要することなく、可動スクロールの背面とフレームとで構成される油路に対し、上記第1、第2の仕切環を設け、ホールを介して中間圧領域と低圧領域とを連通する連通路をフレームに穿通するだけの簡単な構成で自転阻止機構の潤滑性を確実に向上できる。
従って、油路や、ホールすなわち自転阻止機構に対する大幅な加工を要することなく、可動スクロールの背面とフレームとで構成される油路に対し、上記第1、第2の仕切環を設け、ホールを介して中間圧領域と低圧領域とを連通する連通路をフレームに穿通するだけの簡単な構成で自転阻止機構の潤滑性を確実に向上できる。
更に、請求項3記載の発明によれば、連通路は、ホールの底部から、ホールを第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間又は第2の仕切環の外周面側の空間に連通させる。これにより、潤滑油は必ずやホールに滞留してから低圧領域に流入することとなり、ホールに対する潤滑油の滞留が確実に促進され、自転阻止機構の潤滑性が更に向上する。
更にまた、請求項4記載の発明によれば、ホールは第2の仕切環の外周面側に位置づけられるため、ホールに制約を受けることなく、第1の仕切環の外周面と第2の仕切環の内周面とで区画される空間の大きさを容易に調整することができ、圧縮機の吐出容量に応じた最適な中間圧領域の大きさを設定できる。これにより、自転阻止機構に対する潤滑性能の更なる最適化が図られ、自転阻止機構の潤滑性が更に向上する。
また、請求項5記載の発明によれば、フレームは加工が容易な鋳鉄からなるため、フレームに対してホールを容易に形成でき、しかも、ホールには窒化処理がなされているため、ホールにリングなどの介挿部材を設けることなく、硬度の高いベアリング鋼材からなるピンがホールに摺接してもホールの磨耗が好適に防止される。従って、自転阻止機構の耐久性を確保しながら簡易に且つ安価にして自転阻止機構の潤滑性が向上される。
更に、請求項6記載の発明によれば、二酸化炭素を作動流体として使用する場合には、圧縮機は高圧・高回転域で作動し、作動流体の吐出圧が大きくなって密閉容器内の低圧領域と高圧領域との圧力差が増大する。これにより、密閉容器内の圧力差を利用して自転阻止機構の潤滑性を簡易にして向上するとの上記効果がより顕著となる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
先ず、第1実施例について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る密閉型圧縮機を示す。この圧縮機1は冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などの冷凍回路に組み込まれている。当該回路は、作動流体の一例である二酸化炭素冷媒(以下、冷媒と称する)が循環する経路を備え、圧縮機1は経路から冷媒を吸入し、圧縮して経路に向けて吐出する。
先ず、第1実施例について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る密閉型圧縮機を示す。この圧縮機1は冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などの冷凍回路に組み込まれている。当該回路は、作動流体の一例である二酸化炭素冷媒(以下、冷媒と称する)が循環する経路を備え、圧縮機1は経路から冷媒を吸入し、圧縮して経路に向けて吐出する。
この圧縮機1はハウジング(密閉容器)2を備えており、ハウジング2の胴部4は、その上側及び下側が上蓋6及び下蓋8によってそれぞれ気密に嵌合されており、胴部4の内部が密閉され、冷媒の吐出圧が作用している。胴部4には上記回路から取り込んだ冷媒を吸入する吸入管10が接続され、上蓋6の適宜位置には、ハウジング2内の圧縮冷媒を上記回路へ送出する吐出管12が接続されている。
胴部4内には電動モータ14が収容され、このモータ14内には回転軸16が配置されており、回転軸16はモータ14への通電によって駆動される。また、回転軸16の上端側は軸受17を介して鋳鉄からなる主軸フレーム(フレーム)18に回転自在に支持され、この主軸フレーム18はハウジング2に一体に固定されている。
一方、回転軸16の下端側は軸受20を介して副軸フレーム22に回転自在に支持されている。また、回転軸16の下端側にはオイルポンプ24が装着されており、ポンプ24は下蓋8の内側に形成された貯油室26内の潤滑油を吸引する。この潤滑油は回転軸16内を軸線方向に沿って穿孔される給油路(油路)28を上昇し、回転軸16の上端からモータ14やスクロールユニット30等に供給され、各摺動部分や軸受等の潤滑、並びに、摺動面のシールとして機能する。このとき、冷媒の吐出圧が貯油室26の潤滑油の油面に作用することも給油路28における潤滑油の上昇に寄与する。更に、副軸フレーム22の適宜位置には潤滑油の導入口32が形成されており、圧縮機1内の各摺動部分に供給された潤滑油は導入口32を介して貯油室26に貯留される。
一方、回転軸16の下端側は軸受20を介して副軸フレーム22に回転自在に支持されている。また、回転軸16の下端側にはオイルポンプ24が装着されており、ポンプ24は下蓋8の内側に形成された貯油室26内の潤滑油を吸引する。この潤滑油は回転軸16内を軸線方向に沿って穿孔される給油路(油路)28を上昇し、回転軸16の上端からモータ14やスクロールユニット30等に供給され、各摺動部分や軸受等の潤滑、並びに、摺動面のシールとして機能する。このとき、冷媒の吐出圧が貯油室26の潤滑油の油面に作用することも給油路28における潤滑油の上昇に寄与する。更に、副軸フレーム22の適宜位置には潤滑油の導入口32が形成されており、圧縮機1内の各摺動部分に供給された潤滑油は導入口32を介して貯油室26に貯留される。
上記ユニット30は胴部4内においてモータ14の上方に配置され、冷媒の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施する。
詳しくは、当該ユニット30は、可動スクロール34及び固定スクロール36から構成されており、可動スクロール34は鏡板38を備え、この鏡板38には固定スクロール36の鏡板40に向けて延びた渦巻きラップが一体形成されている。これに対し、固定スクロール36の鏡板40にも鏡板38に向けて延びる渦巻きラップが一体形成されている。
詳しくは、当該ユニット30は、可動スクロール34及び固定スクロール36から構成されており、可動スクロール34は鏡板38を備え、この鏡板38には固定スクロール36の鏡板40に向けて延びた渦巻きラップが一体形成されている。これに対し、固定スクロール36の鏡板40にも鏡板38に向けて延びる渦巻きラップが一体形成されている。
そして、これら各渦巻きラップが互いに協働し、鏡板38の外周側に形成され吸入管10と連通する吸入室(低圧領域)42から冷媒を吸入して圧縮室を形成する。この圧縮室は、固定スクロール36に対する可動スクロール34の旋回運動により、渦巻きラップ中心に向けて移動しながら、その容積が減少される。
上述した可動スクロール34に旋回運動を付与するため、鏡板38の下面側にはボス44が形成され、このボス44は軸受46を介して偏心軸48に回転自在に支持される。この偏心軸48は回転軸16の上端側に一体形成され、また、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間には可動スクロール34の旋回を許容する所定の空隙(油路)52が形成されており、回転軸16の回転により可動スクロール34は主軸フレーム18上で旋回運動する。
上述した可動スクロール34に旋回運動を付与するため、鏡板38の下面側にはボス44が形成され、このボス44は軸受46を介して偏心軸48に回転自在に支持される。この偏心軸48は回転軸16の上端側に一体形成され、また、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間には可動スクロール34の旋回を許容する所定の空隙(油路)52が形成されており、回転軸16の回転により可動スクロール34は主軸フレーム18上で旋回運動する。
一方、固定スクロール36は主軸フレーム18に固定され、鏡板40が圧縮室側と吐出室54側とを仕切っている。固定スクロール36の中央部分の適宜位置には、圧縮室側に連通する吐出孔56が鏡板40を貫通して穿設されており、この吐出孔56は、固定スクロール36の背面側に配置された吐出弁58により開閉される。また、吐出弁58は吐出ヘッド60で覆われており、この吐出ヘッド60により、吐出弁58の開弁時における音が抑制される。
上述した圧縮機1によれば、回転軸16の回転に伴い、可動スクロール34が旋回運動する。この可動スクロール34の旋回運動は、吸入室42の冷媒をユニット30の内部に向けて吸入させ、圧縮室の容積が縮小することにより冷媒を圧縮し、当該圧縮した高圧の冷媒を吐出孔56へ吐出してハウジング2内を循環させた後、吐出室54から吐出管12を通じて圧縮機外へ送出する。
一方、冷媒の吐出圧の作用と相俟ってポンプ24で汲み上げられた潤滑油は、回転軸16の上端からユニット30や軸受20,46等に供された後、ハウジング2内を流下し、導入口32を通じて貯油室26に貯留される。
詳しくは、図2に示されるように、軸受46を潤滑した後の潤滑油は、回転軸16に沿って流下し、軸受20等を潤滑しながら貯油室26で回収される一方、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間の空隙52に流入した後、吸入室42を経てユニット30に供給される。すなわち、空隙52は、給油路28からの潤滑油をユニット30まで導入する導油路として機能しており、潤滑油は吸入室42において冷媒とともにユニット30に吸入、圧縮され、高圧冷媒に含まれて吐出孔56から吐出される。
詳しくは、図2に示されるように、軸受46を潤滑した後の潤滑油は、回転軸16に沿って流下し、軸受20等を潤滑しながら貯油室26で回収される一方、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間の空隙52に流入した後、吸入室42を経てユニット30に供給される。すなわち、空隙52は、給油路28からの潤滑油をユニット30まで導入する導油路として機能しており、潤滑油は吸入室42において冷媒とともにユニット30に吸入、圧縮され、高圧冷媒に含まれて吐出孔56から吐出される。
ところで、可動スクロール34の自転は自転阻止ピン(ピン)62により阻止されている。当該ピン62はベアリング鋼材からなり、可動スクロール34の背面50に突設され、主軸フレーム18に形成される有底状のホール64に遊嵌されている。明確には図示しないが、当該ホール64には、ホール64において少なくともピン62が摺接する箇所、あるいはホール64の略全面に亘って約100ミクロン程度の厚みで窒化処理が施されている。これより、空隙52には、いわゆるピン−ホール式の自転阻止機構66が形成されている。
図3にも示されるように、自転阻止機構66は、例えば4組のピン62及びホール64を有し、更に回転軸16を略中心とする同心円状にして円筒状の第1,第2の仕切環68,70を有して構成されている。
第1の仕切環68は、ホール64より回転軸16側に配され、円筒状の下端面68aが主軸フレーム18に支持される一方、円筒状の上端面68bは、回転軸12を略中心とする背面50の環状溝72と対向して位置づけられ、環状溝72の溝底部は、上端面68bと所定の間隙74を有して離間している。なお、間隙74や、環状溝72の溝幅は、可動スクロール34が旋回することにより、第1の仕切環68に対する環状溝72の位置関係が変動しても、可動スクロール34の旋回運動に支障のない寸法に設定される。
第1の仕切環68は、ホール64より回転軸16側に配され、円筒状の下端面68aが主軸フレーム18に支持される一方、円筒状の上端面68bは、回転軸12を略中心とする背面50の環状溝72と対向して位置づけられ、環状溝72の溝底部は、上端面68bと所定の間隙74を有して離間している。なお、間隙74や、環状溝72の溝幅は、可動スクロール34が旋回することにより、第1の仕切環68に対する環状溝72の位置関係が変動しても、可動スクロール34の旋回運動に支障のない寸法に設定される。
一方、第2の仕切環70は、回転軸16からみてホール64より外周側に配され、円筒状の下端面70aが主軸フレーム18に支持されるとともに、円筒状の上端面70bが背面50と当接し、背面50と上端面70bとは可動スクロール34の旋回運動に支障なく継続的に摺接する。
こうして、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間の空隙52には、第1,第2の仕切環68,70で区画された空間(中間圧領域)76が形成され、当該第1実施例の場合には、空間76にホール64が位置づけられている。すなわち、ホール64は第1の仕切環68の外周面68dと第2の仕切環70の内周面70cとの間に位置づけられている。
こうして、可動スクロール34の背面50と主軸フレーム18との間の空隙52には、第1,第2の仕切環68,70で区画された空間(中間圧領域)76が形成され、当該第1実施例の場合には、空間76にホール64が位置づけられている。すなわち、ホール64は第1の仕切環68の外周面68dと第2の仕切環70の内周面70cとの間に位置づけられている。
また、ホール64の底部64aには、吸入室42と空間76とを連通させる連通路78が接続され、連通路78は主軸フレーム18を穿通して形成されている。
以下、自転阻止機構66の潤滑について詳細に説明する。
給油路28からの潤滑油は第1の仕切環68を跨いで空間76に流入した後、ホール64、連通路78、吸入室42を順次経てユニット30の摺動部分に供給される。
以下、自転阻止機構66の潤滑について詳細に説明する。
給油路28からの潤滑油は第1の仕切環68を跨いで空間76に流入した後、ホール64、連通路78、吸入室42を順次経てユニット30の摺動部分に供給される。
すなわち、高圧の潤滑油は空隙52における第1の仕切環68の内周面68c側の空間(高圧領域)80に流入するため、空間80は高圧雰囲気を呈している一方、吸入室42は吸入管10と連通しているため、空間80に比して低圧雰囲気を呈しており、潤滑油は当該圧力差によって高圧側から低圧側に向けて拡散しながらユニット30の摺動部分を潤滑することになる。
この際、環状溝72の溝深さ、または第1の仕切環68の円筒高さに応じて、空間76の雰囲気は、高圧雰囲気の空間80と低圧雰囲気の吸入室42との中間圧に減圧されるため(減圧手段)、空間76に流入した潤滑油は、その多くがホール64から連通路78を通って吸入室42に達するものの、空間76の中間圧雰囲気と吸入室42の低圧雰囲気との圧力差は比較的小さいため、必ずやホール64に滞留してから吸入室42に流入することとなる。
また、可動スクロール34の旋回運動に伴い、第1の仕切環68に対する環状溝72の位置が変動することになるため、間隙74を通過する潤滑油は上記圧力差と相俟って第1の仕切環68に掻き出されながら空間76に間歇的に誘導される。
つまり、第1の仕切環68は、潤滑油の流路を絞ることで高圧の潤滑油を中間圧にまで減圧してホール64に滞留し易くする絞りの役割と、可動スクロール34の旋回運動を利用して潤滑油を空間76に間歇的に送るポンプの役割とを担っている。
つまり、第1の仕切環68は、潤滑油の流路を絞ることで高圧の潤滑油を中間圧にまで減圧してホール64に滞留し易くする絞りの役割と、可動スクロール34の旋回運動を利用して潤滑油を空間76に間歇的に送るポンプの役割とを担っている。
このように、当該第1実施例に係る密閉型圧縮機によれば、自転阻止機構66に対する大幅な加工を要することなく、ハウジング2内に形成される雰囲気の圧力差を利用するだけの簡単な構成で自転阻止機構66に潤滑油を好適に滞留させ、自転阻止機構66の潤滑を促進するようにでき、自転阻止機構66の潤滑性を簡易にして向上することができる。
特に、ホール64を介して空間76と吸入室42とを連通させる連通路78は、ホール64の底部64aに接続されているため、空間76の潤滑油は必ずやホール64に滞留してから吸入室42に流入することとなり、ホール64に対する潤滑油の滞留が確実に促進され、自転阻止機構の潤滑性が更に向上する。
特に、ホール64を介して空間76と吸入室42とを連通させる連通路78は、ホール64の底部64aに接続されているため、空間76の潤滑油は必ずやホール64に滞留してから吸入室42に流入することとなり、ホール64に対する潤滑油の滞留が確実に促進され、自転阻止機構の潤滑性が更に向上する。
また、主軸フレーム18は加工が容易な鋳鉄からなるため、主軸フレーム18に対してホール64を容易に形成でき、しかも、ホール64には窒化処理がなされているため、ホール64にリングなどの介挿部材を設けることなく、硬度の高いベアリング鋼材からなるピン62がホール64に摺接してもホール64の磨耗が好適に防止される。従って、自転阻止機構66の耐久性を確保しながら簡易に且つ安価にして自転阻止機構66の潤滑性が向上される。
なお、吸入室42に圧力調整手段を設け、この圧力調整手段の設定を変更することによって空間76の雰囲気の圧力を調整するようにしてもよい。
次に、第2実施例について説明する。
図4,5に示すように、当該第2実施例の自転阻止機構82では、上記ホール64及び上記連通路78に相当するホール84及び連通路86の空隙52における位置を除いて上記実施例と同一の構成をなす。よって、これらホール84及び連通路86の位置を中心に説明する。
次に、第2実施例について説明する。
図4,5に示すように、当該第2実施例の自転阻止機構82では、上記ホール64及び上記連通路78に相当するホール84及び連通路86の空隙52における位置を除いて上記実施例と同一の構成をなす。よって、これらホール84及び連通路86の位置を中心に説明する。
当該第2実施例では、回転軸16からみてホール84が第2の仕切環70より外周面70d側に位置づけられており、ホール84の底部84aと空間76とを連通させるようにして、連通路86が主軸フレーム18を穿通して形成されている。
これより、当該第2実施例では、給油路28からの潤滑油は第1の仕切環68を跨いで空間76に流入した後、連通路86、ホール84、吸入室42を順次経てユニット30の摺動部分に供給される。すなわち、上記第1実施例と第2実施例とは、上記第1実施例では、潤滑油が中間圧側に位置するホール64の底部64aから連通路78に流入するように構成しているのに対し、当該第2実施例では、中間圧側から連通路86を経て低圧側に位置するホール84の底部84aに流入するように構成している点で異なっている。
これより、当該第2実施例では、給油路28からの潤滑油は第1の仕切環68を跨いで空間76に流入した後、連通路86、ホール84、吸入室42を順次経てユニット30の摺動部分に供給される。すなわち、上記第1実施例と第2実施例とは、上記第1実施例では、潤滑油が中間圧側に位置するホール64の底部64aから連通路78に流入するように構成しているのに対し、当該第2実施例では、中間圧側から連通路86を経て低圧側に位置するホール84の底部84aに流入するように構成している点で異なっている。
従って、当該第2実施例では、給油路28からの潤滑油は第1の仕切環68を跨いで空間76に流入した後、連通路86、ホール84、吸入室42を順次経てユニット30の摺動部分に供給される。
すなわち、第2実施例においても、潤滑油は圧力差によって高圧側の空間(高圧領域)80から低圧側の吸入室42に向けて拡散しながらユニット30の摺動部分を潤滑することになるが、この際、空間76に流入した潤滑油は、その多くが連通路86を通りホール84を経て吸入室42に達するものの、やはり空間76の中間圧雰囲気と吸入室42の低圧雰囲気との圧力差は比較的小さいため、必ずやホール84に滞留してから吸入室42に流入することになり、また、間隙74を通過する潤滑油は第1の仕切環68に掻き出されながら空間76に間歇的に誘導されることとなる。
すなわち、第2実施例においても、潤滑油は圧力差によって高圧側の空間(高圧領域)80から低圧側の吸入室42に向けて拡散しながらユニット30の摺動部分を潤滑することになるが、この際、空間76に流入した潤滑油は、その多くが連通路86を通りホール84を経て吸入室42に達するものの、やはり空間76の中間圧雰囲気と吸入室42の低圧雰囲気との圧力差は比較的小さいため、必ずやホール84に滞留してから吸入室42に流入することになり、また、間隙74を通過する潤滑油は第1の仕切環68に掻き出されながら空間76に間歇的に誘導されることとなる。
このように、上記第1実施例と同様、第2実施例に係る密閉型圧縮機においても、自転阻止機構82に対する大幅な加工を要することなく、ハウジング2内に形成される雰囲気の圧力差を利用するだけの簡単な構成で自転阻止機構82に潤滑油を好適に滞留させ、自転阻止機構82の潤滑を促進するようにでき、自転阻止機構82の潤滑性を簡易にして向上することができる。
更に、当該第2実施例の場合には、ホール84は第2の仕切環70の外周面70d側に位置づけられるため、ホール84に制約を受けることなく空間76の大きさを容易に調整することができる。これにより、圧縮機1の吐出容量に応じた最適な空間76の大きさを設定でき、自転阻止機構82に対する潤滑性能の最適化が図られて更に潤滑性を向上可能である。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施例では仕切環を2つ設けているが、潤滑油を好適に減圧し、且つ間歇的に供給でき、自転阻止機構に対する潤滑油の滞留が促進される限り、この数に限定されるものではない。例えば、第2実施例の場合、ホール84より更に第2の仕切環70の外周面70d側に背面50と所定の間隙を有する第3の仕切環を設ければ、ホール84に潤滑油が更に好適に滞留することとなり、自転阻止機構82潤滑性が更に向上する。
例えば、上記実施例では仕切環を2つ設けているが、潤滑油を好適に減圧し、且つ間歇的に供給でき、自転阻止機構に対する潤滑油の滞留が促進される限り、この数に限定されるものではない。例えば、第2実施例の場合、ホール84より更に第2の仕切環70の外周面70d側に背面50と所定の間隙を有する第3の仕切環を設ければ、ホール84に潤滑油が更に好適に滞留することとなり、自転阻止機構82潤滑性が更に向上する。
また、上記実施例では二酸化炭素を冷媒として用いているが、これに限定されない。但し、二酸化炭素を冷媒として用いる場合、圧縮機1は高圧・高回転域で作動し、作動流体の吐出圧が大きくなって低圧領域と高圧領域との圧力差が増大するため、上記した自転阻止機構66,82に対する潤滑性向上効果がより顕著となる。
1 圧縮機(密閉型圧縮機)
2 ハウジング(密閉容器)
16 回転軸
18 主軸フレーム(フレーム)
28 給油路(油路)
30 スクロールユニット
34 可動スクロール
36 固定スクロール
42 吸入室(低圧領域)
50 背面
52 空隙(油路)
62 ピン
64,84 ホール
64a,84a 底部
66,82 自転阻止機構
68 第1の仕切環
68d 第1の仕切環の外周面
70 第2の仕切環
70c 第2の仕切環の内周面
70d 第2の仕切環の外周面
74 間隙
76 空間(中間圧領域)
78,84 連通路
80 空間(高圧領域)
2 ハウジング(密閉容器)
16 回転軸
18 主軸フレーム(フレーム)
28 給油路(油路)
30 スクロールユニット
34 可動スクロール
36 固定スクロール
42 吸入室(低圧領域)
50 背面
52 空隙(油路)
62 ピン
64,84 ホール
64a,84a 底部
66,82 自転阻止機構
68 第1の仕切環
68d 第1の仕切環の外周面
70 第2の仕切環
70c 第2の仕切環の内周面
70d 第2の仕切環の外周面
74 間隙
76 空間(中間圧領域)
78,84 連通路
80 空間(高圧領域)
Claims (6)
- 密閉容器内を延び、該密閉容器に回転自在に支持された回転軸と、
前記密閉容器内に設けられ、該密閉容器と一体に設けられた固定スクロール及び前記回転軸により駆動されて該固定スクロールの軸心周りに公転旋回運動される可動スクロール並びに該可動スクロールの公転旋回運動を妨げることなく該可動スクロールの自転を阻止する自転阻止機構を有し、作動流体の吸入、圧縮及び吐出の一連のプロセスを実施するスクロールユニットと、
前記密閉容器内に設けられ、作動流体の吐出圧が作用する高圧領域から前記自転阻止機構を経て作動流体の吸入圧が作用する低圧領域に向けて潤滑油を供給する油路とを具備し、
前記自転阻止機構は、前記高圧領域の圧力を減圧して該高圧領域の圧力よりも低圧且つ前記低圧領域よりも高圧の中間圧の中間圧領域を前記油路に形成する減圧手段を有し、該減圧手段により中間圧に減圧された前記中間圧領域を流れる潤滑油の供給を受けて潤滑されること特徴とする密閉型圧縮機。 - 前記密閉容器内に収容され、前記可動スクロールを公転旋回運動可能に支持するフレームを更に備え、
前記油路は、前記回転軸の軸心側が前記高圧領域となり外方側が前記低圧領域となるようにして該フレームと前記可動スクロールの背面との間に構成され、
前記自転阻止機構は、前記可動スクロールの背面に突設されたピンと、前記フレームに穿設された有底状のホールとからなり、前記ピンを該ホールに遊嵌させることで前記可動スクロールの自転を阻止するものであり、
前記減圧手段は、前記フレームにそれぞれ前記回転軸の軸心と同心円状に支持され、前記背面と所定の間隙を有して前記油路を仕切る環状の第1の仕切環と、前記第1の仕切環の外周面側に配され、前記背面と摺接して前記油路を気密に仕切る環状の第2の仕切環とからなり、前記所定の間隙で前記油路を絞ることにより前記高圧領域の圧力を中間圧に減圧して前記第1の仕切環の外周面と前記第2の仕切環の内周面とで区画される空間に前記中間圧領域を形成するものであって、
前記油路は、前記フレームに穿通され、前記ホールを介して前記第1の仕切環の外周面と前記第2の仕切環の内周面とで区画される空間と前記第2の仕切環の外周面側の空間とを連通する連通路を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 前記連通路は、前記ホールの底部から該ホールを前記第1の仕切環の外周面と前記第2の仕切環の内周面とで区画される空間又は前記第2の仕切環の外周面側の空間に連通させてなることを特徴とする、請求項2に記載の密閉型圧縮機。
- 前記ホールは、前記第2の仕切環の外周面側に位置づけられていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の密閉型圧縮機。
- 前記ピンはベアリング鋼材からなり、前記フレームは鋳鉄からなるとともに、前記ホールには窒化処理がなされていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
- 前記作動流体は二酸化炭素であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006325541A JP2008138586A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006325541A JP2008138586A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008138586A true JP2008138586A (ja) | 2008-06-19 |
Family
ID=39600321
Family Applications (1)
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JP2006325541A Pending JP2008138586A (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008138586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010024880A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Sanden Corp | スクロール型流体機械 |
US11193476B2 (en) | 2016-12-21 | 2021-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Scroll compressor |
-
2006
- 2006-12-01 JP JP2006325541A patent/JP2008138586A/ja active Pending
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