JP2008138576A - 吸気系エアダクトの補強構造 - Google Patents

吸気系エアダクトの補強構造 Download PDF

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浩之 森
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Abstract

【課題】正圧による変形を抑制し、負圧による変形の抑制性能を維持したまま、良好な装着性を実現させることができる吸気系エアダクトの補強構造を提供する。
【解決手段】補強カラーが仮セット状態から位置決め固定状態となる位置に移行することにより、拡径筒状部が相手部材締結部の連結側部の外周に位置すると同時に、相手部材の外周にも位置している構成となっていることにより、正圧による膨張を抑制することができると同時に、負圧に対しても座屈変形を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば内燃機関の外気導入路等に用いられる吸気系エアダクトの補強構造に関するものである。
一般に内燃機関の吸気系エアダクトには、耐圧力性等の面から剛性を有していることが要求されており、またエアダクトの種類やその配設形態等によっては、部分的に屈曲柔軟性やシール性を備えていることも要求される場合がある。そして多層ブロー成形ダクトの場合には軟質部の耐圧強度が低く、品質確保のために軟質部を別体ゴムホースで連結し耐圧性を確保している。
この点に鑑み、特許文献1には図6に示すように、エアダクト100外周面に硬質の環状部材101を取り付けた補強構造が紹介されている。エアダクト100が負圧によりつぶれ変形する場合には、ダクト断面の一方向につぶれ変形が発生すると同時に、つぶれ方向と直交する方向には外周方向に突出変形する。この補強構造によると、環状部材101がエアダクト100の該突出変形を阻止することにより、効果的にエアダクト100のつぶれ変形を抑制することができる。
特開平2−91467号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、比較的広い範囲に補強が要求される場合には複数個の環状部材が必要となり装着工数が増加する。また、正圧による変形に対しては充分に抑制効果を得ることはできなかった。このような正圧による変形という問題点を解決し、負圧による変形の抑制性能を維持したまま、良好な装着性を実現させる事ができる吸気系エアダクトの補強構造を提供するのが、本発明の課題である。
上記課題を解決するため、本発明の吸気系エアダクトの補強構造は、剛性を有する筒状の前記連結部と、該連結部よりも軟質な前記相手部材締結部とを有する前記エアダクト本体と、該連結部に形成された前記係合突部に係合して位置決め固定され、軟質部を覆う前記補強カラーとから構成され、該補強カラーが仮セット状態から位置決め固定状態となる位置に移行することにより、該補強カラーの先端が該相手部材締結部の連結部側の外周に位置すると同時に、相手部材の外周にも位置している構成となっていることをその要旨としている。このような構成とすることにより、該補強カラーが該相手部材締結部の連結部側の位置まで覆うことで正圧による膨張を抑制することができると同時に、負圧に対しても座屈変形を抑制することができる。
好ましくは、前記補強カラーの前記相手部材締結部側の先端が、その先端部に向けてテーパー状に拡径している構成とした方がよい。このような構成とすることにより、該補強カラーの該相手部材締結部側の先端部に該相手部材締結部の該連結側部を挿入する際の挿入性を向上させることができ、補強カラーの組付け性が向上する。
好ましくは、前記補強カラーの前記連結部側の端部が、前記連結部の一部であり前記相手部材締結部に連結する前記徐変連結部の長さをAとし、該徐変連結部の該相手部材締結部側から該補強カラーの連結部側の端部までの長さをBとした時、B/A>0.5となっているのがよい。このような構成にすることで、該相手部材締結部を形成している軟質部が肉厚に占める割合が多い部分を、剛性を有する該補強カラーが覆うことによって正圧による膨張を抑制する事ができる。同時に、負圧に対しても座屈変形を抑制することができる。
好ましくは、前記補強カラーは前記係合突部に係合する固定用孔および引掛り孔を有し、該固定用孔は仮セット位置に対応した仮セット孔と位置決め固定状態となる位置に対応する位置決め固定部と仮セット孔と位置決め固定部とを連絡するスライド経路を有し、該引掛り孔は仮セット位置に対応した仮セット孔と位置決め固定状態となる位置まで連絡するスライド経路を有し、少なくとも1つの該係合突部は前記補強カラーに形成された固定用孔の一部である位置決め固定部に固定され、少なくとも1つの該係合突部は引掛り孔に係合している構成とした方がよい。このような構成とすることにより、前記エアダクト内に負圧が発生した場合の座屈変形を更に有効に抑制することができる。
本発明によると、比較的広い範囲に補強が要求される場合にも良好な装着性を実現させることができ、少ない装着工数での組み付けが可能である。また、正圧による変形に対してだけでなく、負圧による変形に対しても充分に抑制効果を得ることができる。このように正圧による変形という問題点を解決し、負圧による変形の抑制性能を維持しながら、良好な装着性を実現させることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
本発明の実施の形態について図1ないし図5をもとに説明する。図1には本発明に従う構造とされた自動車エンジンの吸気系エアダクトの一例が概略的に示されている。図1に示すように、エアダクト1は補強カラー50と、補強カラー50と係合する係合突部20を有するエアダクト本体10とから構成されている。
エアダクト本体10は図3に示すように、相手部材締結部11、連結部12および係合突部20が一体に形成されている。相手部材締結部11の外周先端部には軸方向に離間して配置される位置決めリブ13の間にクランプ締結溝14が形成されている。また、相手部材締結部11の内周には相手部材嵌入部15が形成されている。この相手部材嵌入部15は一般に、相手部材30が嵌入された状態で、相手部材30の内径と連結部12の内径に大きな段差ができないように形成され、空気の流れを乱さないようにしている。連結部12の外周には補強カラー50を位置決め固定するための係合突部20が形成されている。係合突部20は、補強カラー50に対して掛り代を有する大径係合部21と、連結部12と大径係合部21とを連結する大径係合部連結部22とからなる。エアダクト本体10の相手部材締結部11はオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、連結部12はポリプロピレン(PP)からなり、約80mmの距離で両者の肉厚を変化させて軟質の相手部材締結部11から硬質の連結部12に徐変させている徐変連結部17を有している。このように、相手部材締結部11を軟質とすることにより、シールを確実なものとしている。また、相手部材締結部11は、オレフィン系熱可塑性エラストマーの他にもエステル系熱可塑性エラストマーなどを適用することが可能であり、また連結部はポリプロピレンの他にポリアミドなどの材料を適用することができる。
補強カラー50はPP樹脂から形成され、図3に示すように、連結部12を覆う一般筒状部51と相手部材締結部11の連結部側部16を覆う拡径筒状部52とから構成されている。そして、一般筒状部51にはエアダクト本体10の係合突部20と係合する位置決め固定部53が形成され、拡径筒状部52の先端部には一般筒状部51側から先端部に向かって拡径するテーパー状先端部55が形成されている。テーパー状先端部55を形成することにより、拡径筒状部52に相手部材締結部11の連結部側部16を挿入する際の挿入性を向上させている。補強カラー50の一般筒状部51に設けられている位置決め固定部53は、図4に示すように固定用孔54の一部として形成されている。固定用孔54は、係合突部20の大径係合部21の径よりも大きな径を有する仮セット孔54aおよび軸方向スライド経路54b、周方向スライド経路54c、位置決め固定部53から構成されている。そして、位置決め固定部53の周方向スライド経路54cとの境界部分には、係合突部20が位置決め固定部53から周方向スライド経路54c側に移動することを防止するための経路狭小部53aを有している。また、軸方向スライド経路54bおよび周方向スライド経路54cの幅は、係合突部20の大径係合部連結部22が支障なくスライド可能な幅であればよい。また、補強カラー50を形成する樹脂には、補強のためにガラスファイバーなどをいれることも可能である。
エアダクト1の組付け手順について、以下に説明する。図2に示すように、エアダクト本体10に補強カラー50および締結クランプ40を仮セットして、エアダクト仮セット状態とする。この時、エアダクト本体10に形成された係合突部20の中心位置oは、図4に示す固定用孔54の仮セット孔54aの中心位置a付近に仮セットされ、締結クランプ40も緩んだ状態でセットされている。相手部材30をエアダクト1に組付けるため、相手部材嵌入部15に嵌入する。この時図2に示すように、補強カラー50の拡径筒状部52は相手部材締結部11の連結部側部16の外周には位置していないため、相手部材30嵌入の際の挿入性に支障を及ぼすことがない。相手部材30を嵌入した後、係合突部20の中心位置oが仮セット孔54aの中心位置aからスライド中間位置bに移動するように、補強カラー50を軸方向スライド経路54bに沿ってスライドさせる。この時点で、補強カラー50の拡径筒状部52は相手部材締結部11の連結部側部16の外周に位置して、正圧によるエアダクト1の軟質部の膨張を抑制することができるようになる。さらに、この補強カラー50の軸方向位置を確実に維持するために、係合突部20の中心位置oがスライド中間位置bから位置決め固定部53の中心位置cにスライドするように、補強カラー50を周方向スライド経路54cに沿って、係合突部20が経路狭小部53aを越えるまで回転させる。
図3は上記により組付け状態となったエアダクト1である。補強カラー50は、相手部材締結部11の連結部側部16の位置まで拡径筒状部52が覆うことで正圧による膨張を抑制することができる。また、一般筒状部51は相手部材締結部11からつながる軟質部の徐変部分を含む連結部12の一部である徐変連結部17を覆っている。この徐変連結部17の長さをAとし、徐変連結部17の相手部材締結部11側から補強カラーの連結部側端部までの長さをBとして、補強カラー50の連結部12側先端位置はB/A=0.7となっている。このような位置とすることで、相手部材締結部11を形成しているTPOが肉厚に占める割合が多い部分を、剛性を有する補強カラー50が覆うことによって、正圧による膨張を抑制する事ができる。また、PP製の連結部12よりも軟質な相手部材締結部11および徐変連結部17の外周に補強カラー50を位置させたことにより、エアダクト1内に負圧が働いた場合でも、一方向への潰れ変形と同時に発生する外形方向への突出変形が抑制されるため、負圧による座屈変形も抑制されるのである。
以上説明した実施形態に対して更に耐負圧性を向上するには固定用孔54の他に、図5に示すような引掛り孔56および係合突部20の対を1箇所以上形成することで達成できる。引掛り孔56は、固定用孔54と同様に係合突部20の大径係合部21の径よりも大きな径を有する仮セット孔56aおよび軸方向スライド経路56b、周方向スライド経路56cから構成されている。引掛り孔56の場合には、固定用孔54と異なり経路狭小部は必要ではなく、大径係合部21の外径が周方向スライド経路56cの幅より大きく引掛り代が確保されていればよい。
なお、本実施例で説明した仕様に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様が可能である。例えば、補強カラー50をPP樹脂製ではなく金属製としてもよいし、位置決め固定部53へのはめ込みのために回転方向の操作が必要な仕様であったが、軸方向へのスライド操作のみで固定ができる仕様としてもよい。
本発明の実施例の要部構成を示す概略図である。 実施例の固定部仮セット時の軸方向断面を示す模式図である。 実施例の固定部嵌合時の軸方向断面を示す模式図である。 実施例の固定用孔の詳細を示す模式図である。 耐負圧性向上のための引掛り孔の詳細を示す模式図である。 従来のものの全体構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 エアダクト
10 エアダクト本体
11 相手部材締結部
12 連結部
13 位置決めリブ
14 クランプ締結溝
15 相手部材嵌入部
16 連結側部
17 徐変連結部
100 エアダクト
101 環状部材
20 係合突部
21 大径係合部
22 大径係合部連結部
30 相手部材
40 締結クランプ
50 補強カラー
51 一般筒状部
52 拡径筒状部
53 位置決め固定部
53a 経路狭小部
54 固定用孔
54a 仮セット孔
54b 軸方向スライド経路
54c 周方向スライド経路
55 テーパー状先端部
56 引掛り孔
56a 仮セット孔
56b 軸方向スライド経路
56c 周方向スライド経路

Claims (4)

  1. 剛性を有する筒状の連結部と、該連結部よりも軟質な相手部材締結部とを有するエアダクト本体と、
    該連結部に形成された係合突部に係合して位置決め固定され、軟質部を覆う補強カラーとから構成され、
    該補強カラーは、相手部材締結部に干渉しない位置で前記係合突部に係合する仮セット位置と、挿入した相手部材の先端とラップするように相手部材締結部の外周の一部を被覆する位置決め固定状態となる位置で前記係合突部に係合する位置をとることができ、
    該補強カラーが仮セット位置から位置決め固定状態となる位置に移行することにより、該補強カラーの先端部が該相手部材締結部の連結部側の外周に位置すると同時に、相手部材の外周にも位置していることを特徴とする吸気系エアダクトの補強構造。
  2. 前記補強カラーの相手部材締結部側の先端が、先端部に向けてテーパー状に拡径していることを特徴とする請求項1記載の吸気系エアダクトの補強構造。
  3. 前記補強カラーの前記連結部側の端部は、該連結部の一部であり前記相手部材締結部に連結する徐変連結部の長さをAとし、該徐変連結部の該相手部材締結部側から該補強カラーの該連結部側の端部までの長さをBとした時、B/A>0.5となっていることを特徴とする請求項1記載の吸気系エアダクトの補強構造。
  4. 前記補強カラーは前記係合突部に係合する固定用孔および引掛り孔を有し、該固定用孔は仮セット位置に対応した仮セット孔と位置決め固定状態となる位置に対応する位置決め固定部と仮セット孔と位置決め固定部とを連絡するスライド経路を有し、該引掛り孔は仮セット位置に対応した仮セット孔と位置決め固定状態となる位置まで連絡するスライド経路を有し、少なくとも1つの該係合突部は前記補強カラーに形成された固定用孔の一部である位置決め固定部に固定され、少なくとも1つの該係合突部は引掛り孔に係合していることを特徴とする請求項1記載の吸気系エアダクトの補強構造。
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