JP2008137816A - 綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置のための糸綾振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置の糸綾振装置であって、回転駆動された巻取ボビンに糸を往復運動で供給する糸ガイドが旋回軸を中心として制限されて可動であって電気モータ式駆動装置によって負荷可能なフィンガ糸ガイドとして構成されている形式のものを改良して、高い綾振速度が実現されかつフィンガ糸ガイドの糸巻付けアームの有害な振動が回避されるようにすること。
【解決手段】少なくとも1つの支持レールが糸巻付けアームに間隔をおいて、糸巻付けアームが運動平面から垂直に変位した場合に又はねじれた場合に糸巻付けアームが支持レールに接するように、配置されていること。
【選択図】図3A

Description

本発明は請求項1の上位概念として記載した、綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置の糸綾振装置に関する。
繊維ボビンを製造する場合、特にいわゆる綾巻きボビンを製造する場合には少なくとも2つの前提条件を満たさなければならないことが公知である。一方では繊維ボビンはボビン体に糸を巻上げるために回転させられなければならず、他方では回転する繊維ボビンに乗上げる糸はボビン軸線に沿って往復運動させられなければならない。最近の繊維機械、特に自動綾巻装置は綾巻きボビンの製作に際して高い巻取速度で働くので、この繊維機械の綾振装置も高い往復運動速度を達成できなければならない。
比較的に高速で繊維糸を往復運動させることのできる綾振装置は繊維機械工業分野では大分以前から種々の構成形態で公知であり、特許文献に詳細に記載されている。
DE4310905A1号明細書には例えばいわゆる小ベルト糸ガイドが図示されかつ記述されている。このような小ベルト糸ガイドはそれぞれ複数の糸連行体を備えた、逆向きに回転する、駆動可能な2つのベルト区分を有し、該ベルト区分が巻取ボビンに乗上げる糸を交互に高速で巻取ボビンの一方の側から他方の側に向かって供給する。
この公知の小ベルト糸ガイドにおいてはもちろん糸の反転領域における糸引渡しが欠点として確認されている。つまり、このような小ベルト糸ガイドでは、特に綾振速度が高い場合の糸引渡しにいくらか問題がある。
さらに自動綾巻装置の場合には糸綾振りの他に同時に摩擦接続を介して綾巻きボビンを周面駆動する糸ガイドドラムが広く普及している。例えばDE4237860A1号明細書に記述されている前述したような装置ではもちろん、ワイルドワインディングと呼ばれる巻取形式でしか綾巻きボビンを巻くことができない。つまり、巻取比が巻取過程の経過中にボビン直径の拡大と共に小さくなる綾巻きボビンしか巻くことができない。このような糸ガイドドラムにおいては常に同じ糸巻付け角度が与えられているので、所定の巻取状態では、特別な処置が採られていないと、巻取像が発生する。この巻取像を回避するためには既に多くの像破壊方法が開発されている。
あらかじめ規定可能な巻取像、例えばプレジション又はステッププレジションワインディングの巻取像を有するボビンを得るためには、巻取過程の間、ボビン回転数と糸綾振速度との間にコンスタントな又は少なくとも時間的にコンスタントな比が保たれる必要がある。したがって前述の如き巻きを有するボビンを形成するためにはボビンを回転させるための駆動装置を糸綾振装置の駆動装置から分離することが必要である。
巻取ボビンの駆動装置が糸綾振装置の駆動装置から分離されている巻取装置は、例えばDE19858548A1号又はDE19960024A1号明細書に記載されている。この公知の巻取装置は、それぞれ1つの単電気モータ式に負荷されたボビン駆動ローラ並びに個別に駆動可能な1つの糸綾振装置を有している。この巻取装置の糸綾振装置はフィンガ糸ガイドとして構成され、旋回可能に支承された糸巻付けアームを有している。このようなフィンガ糸ガイドは例えばDE19820464A1号、DE10332399A1号又はEP0838422B1号明細書にも比較的に詳細に記載されている。
とりわけ糸巻付けアームの形の好適化によって、このような糸綾振システムできわめて高い綾振周期が実現可能になるまで、この糸綾振システムの慣性を減少させることはできる。
もちろんこの場合には、糸綾振速度が高いとこの糸綾振システムの比較的に低質量の糸巻付けアームが振動することが判明した。糸巻付けアームの前記振動は種々の原因を有する。
前記振動は例えば糸巻付けアームの巻付け周期自体によって惹起されかつ/又は紡績コップから糸が繰出される場合の糸バルーンによって発生しかつ走行する糸と糸巻付けアームに配置された糸ガイドとの間に発生する滑り摩擦によって糸巻付けアームに伝達される糸張力の変動によって惹起される。又、巻取装置の駆動ローラ又は隣接した他の巻取部位装置も振動の原因であることもある。この振動はフィンガ糸ガイドの糸巻付けアームを振動させ、最終的には糸巻付けを妨げ、ひいては製造される綾巻きボビンの品質を低下させる。
DE4310905A1号明細書 DE4237860A1号明細書 DE19858548A1号明細書 DE19960024A1号明細書 DE19820464A1号明細書 DE10332399A1号明細書 EP0838422B1号明細書
先きに述べた公知技術から出発して、本発明の課題は、綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置のためのフィンガ糸ガイドを備えた糸綾振装置を改良し、一方では乗上げる糸に高い往復運動速度が実現可能であり、他方では糸巻付けの間にフィンガ糸ガイドの糸巻付けアームに有害な振動が発生しないようにすることである。
本発明の課題は請求項1に記載した特徴を有する糸綾振装置によって解決された。
本発明の有利な構成は従属請求項の対象である。
本発明によって配置された少なくとも1つの支持レールを使用することで、糸巻付けアームが振動させられるかもしくは糸巻付けの質が低下させられる振動領域に糸巻付けアームがもたらされることがすでに元から回避される。すなわち、糸綾振りの間に糸巻付けアームが糸巻付けアームの運動平面から垂直に変位すると糸巻付けアームが即座に支持レールに接触するように支持レールは配置されている。支持レールに対する糸巻付けアームの接触は糸巻付けアームの自由な長さの著しい短縮を即座にもたらす。これは糸巻付けアームの曲げ剛性にもねじれ剛性にもポジティブな影響を及ぼし、ひいては糸巻付けアームの振動特性に作用する。支持レールに糸巻付けアームが接触した場合にはさらに、フィンガ糸ガイドの慣性モーメントが同時に上昇させられることなしに糸巻付けアームの固有周波数が変化させられる。つまり、本発明による支持レールは、例えば作業部位の領域に配置された巻取装置によって又は巻取りプロセス自体によって発生した周波数が巻取りプロセスにネガティブな影響を及ぼす振動を糸巻付けアームに励起することを回避する。請求項2に記載したように第1の有利な実施形態では、支持レールが糸走行方向でフィンガ糸ガイドの糸巻付けアームの後ろに配置されている。この場合、普通の糸綾振りプロセスの間は、往復運動する糸巻付けアームと定置の支持レールとの間にはわずかな間隔が与えられている。すなわち、糸巻付けアームは例えば糸巻付けアームに作用する曲げ力に基づき、糸巻付けアームが運動方向に垂直に変位するか又はねじり力によってねじれた場合にだけ支持レールに接触する。
請求項3に記載した択一的な実施形態においては、糸巻付けアームの前と後ろとにそれぞれ1つの支持レールが設けられている。
2つの支持レールが配置されている場合にも普通の綾振運動の間、糸巻付けアームと個々の支持レールとの間にはわずかな間隔が与えられている。
請求項4と5とによれば支持レールはフィンガ糸ガイドの電気モータ式の駆動装置のモータケーシングのフロント側、例えばブラケットに固定されている。つまり支持レールは良好に接近可能で問題なく保守すること、例えば掃除することができる。さらに支持レールがブラケットに配置されている場合には、多大の費用をかけることなしに糸巻付けアームの支持に際して好適なてこ比を実現することができる。
請求項6に記載されているように有利な実施形態では、支持レールに接触した場合に糸巻付けアームの自由な長さが糸巻付けアームの全長の約1/3に短縮されるように支持レールが配置されている。このような有利な配置によって、曲げ力が糸巻付けアームを支持レールに接触させると糸巻付けアームは自動的に自由なてこ腕の短縮によって安定化させられる。糸巻付けアームの本来の長さの約1/3に糸巻付けアームの自由な長さが短縮されることはこの構成部材の曲げ強度にきわめてポジティブに作用し、その結果、有害な振動の発生が即座に効果的に抑制される。このような形式で、走行する糸に特に周期的に発生し、糸摩擦によって糸巻付けアームに伝達されかつ振動をもたらす糸張力の変動は簡単な形式で補償されることができる。
請求項7から9までに記載したように支持レールは少なくとも部分的にエネルギを吸収する耐摩性の材料、特にプラスチックから製作されている。
この場合、支持レールは一体に構成されるか、つまり完全にエネルギを吸収する材料から製造されるか又は請求項8に記載したように多層に構成されていることができる。この場合には有利には、振動を減衰する下方の層は良好な滑り及び摩耗特性を有する上方の保護層で覆われている。滑り及び摩耗層の材料としては例えばポリテトラフルオルエチレンを使用することができる。何故ならばこのようなプラスチックは耐性のある滑り性の良好な材料であるからである。糸巻付けアームによる支持レールの機械的な負荷は時間的に制限され比較的にわずかであるので、このような装置はほぼ無制限の耐用年限を有している。さらにポリエトラフルオルエチレンから成る滑り及び摩耗層を有する支持レールは比較的に低コストで製造可能で、あらゆる運転条件のもとできわめて確実に働く。
支持レールは有利な実施態様では請求項10に記載したように円形リングセグメントとして構成されている。このような円形リング状に構成された支持レールは糸ガイド駆動装置の円形のモータケーシングへの支持レールの取付けを好適化する。支持レールは例えばねじピン又はそれに類似したものを介して交換可能に糸ガイド駆動装置にもしくはモータケーシングに固定されたブラケットに固定されるか又は適当な接着剤で直接的に適当なブラケットに接続されることができる。
この場合には円形リング状の支持レールの中心点の配置を介して種々の支持状態が糸巻付けアームと支持レールとの間に実現される。例えば円形リングセグメントの中心点が糸巻付けアームの旋回軸と合致している(請求項11)と、糸綾振り幅全体に亙ってほぼ一様な支持状態が与えられる。
請求項13に示すように別の有利な実施形態では、フィンガ糸ガイドの糸巻付けアームが滑りエレメントを備えている。この滑りエレメントは必要な場合には、つまり糸巻付けアームがその運動平面から垂直に変位すると支持レールと協働する。同様に有利にはポリテトラフルオルエチレンから成る被覆を有する前記滑りエレメントによって糸巻付けアームと支持レールとの間の摩擦抵抗をさらに減退させることができる。
図1においては綾巻きボビンを製造する繊維機械、この場合にはいわゆる自動綾巻機1の1つの作業部位2が側面図で概略的に示されている。このような自動綾巻機1の作業部位2では、公知であるために詳細には説明していないが、リング紡績機で生産された紡績コップ3が容量の大きい綾巻きボビン5に巻返られる。綾巻きボビン5はその完成後、自動的に働くサービス装置、有利には綾巻きボビン交換機(図示せず)を用いて機械長さの綾巻きボビン搬送装置7に引渡され、機械端部側に配置されたボビン積卸しステーション又はそれに類似したものへ搬送される。
さらにこのような自動綾巻機1は通常、ボビン及び巻管搬送システム6の形をした作業装置を有している。このボビン及び巻管搬送システム6においては搬送皿11の上で紡績コップ3もしくは空の巻管が循環する。巻管搬送システム6からは図1においてはコップ供給区間24、可逆駆動可能な貯蔵区間25、巻取部位2に通じる横搬送区間26並びに巻管戻し区間27しか示されていない。
自動綾巻機1の各作業部位2はさらに、バス接続を介して中央制御ユニットに接続された作業部位計算機28並びに作業部位2の秩序正しい運転に必要な種々の別の装置を有している。自体公知であるこのような装置の1つは例えば巻取装置4である。
このような巻取装置4は旋回軸12を中心として可動に支承された巻取フレーム8を有している。さらに図1に示されているように巻取フレーム8に自由回転可能に保持された綾巻きボビン5は巻取り運転の間、その表面で支持及び駆動ローラ9の上に支えられる。支持及び駆動ローラ9は電気モータ33で負荷される。この場合、電気モータ33は制御導線35を介して作業部位計算機28に接続されている。
巻取プロセスの間に糸16を綾振りするためには糸綾振装置10が設けられている。図1に単に概略的に示した糸綾振装置10は、例えば特に図2と3とに示されているようにフィンガ糸ガイド13から成っている。このフィンガ糸ガイド13は電気モータ式の駆動装置14によって負荷されて、綾巻きボビン5に乗上げる糸16を綾巻きボビン5の端面の間で往復運動させる。制御導線15を介して糸ガイド駆動装置14は作業部位計算機28と接続されている。特に図2Aと2Bとに示されているようにフィンガ糸ガイド13の糸巻付けアーム18は全長Lを有している。この場合、この全長Lは糸巻付けスリット29の底と糸巻付けアーム18の旋回軸30とによって規定される。糸ガイド駆動装置14のモータ軸の上に相対回動不能に固定された糸巻付けアーム18にはさらに、糸巻付けスリット29から間隔1/3Lをおいて滑りエレメント23が配置さていることができる。さらに糸綾振装置10は少なくとも1つの支持レール20を有し、この支持レール20には糸巻付けアーム18が必要に応じて支持されることができる。支持レール20は糸走行方向Fで見て間隔aをおいて、運動平面Eにて往復運動させられる糸巻付けアーム18の後ろに配置されている(図3A)か又は支持レール20は図3Bに示したように、糸巻付けアームの前と後ろとに配置されている。
支持レール20は一体に構成され、例えばポリテトラフルオルエチレンから製作されるか又は支持レール20は多層に構成されている、多層に構成された支持レール20は有利には下側の緩衝層36並びに滑り及び保護層37を有している。滑り及び保護層37はポリエトラフルオルエチレンでコーティングされていることができる。この、例えばテフロンの商品名で知られている材料はきわめて良好な滑り特性を有している。
支持レール20は糸ガイド駆動装置13のモータケーシング21に固定されるか又は図2Aと2Bとに示されているように取外し可能又は取外し不能に糸ガイド駆動装置13のモータケーシング21のブラケット22に固定されていることができる。
図2Aと2Bによる実施例では支持レール20は糸16の走行方向Fで糸巻付けアーム18の後ろに配置されている。つまり、綾巻きボビン5に乗り上げる糸16は糸案内輪郭31を介して糸巻付けアーム18の糸巻付けスリット29に達し、往復運動する糸巻付けアーム18によって絶えず2つの反転領域の間で綾振りされる。
先きに既に述べたように、巻取運転の間、例えば巻取プロセスに際して発生する糸張力の変動によって、糸巻付けアーム18をフィンガ糸ガイド13の運動平面に対し垂直に負荷する力が発生することがある。このような力は、それが特に周期的に発生しかつ対応策が採られていないと、糸巻付けアーム18の振動を発生させる。
糸巻付けアーム18に小さな間隔をおいて取付けられた支持レール20の本発明による配置によって、前述の振動の発生は確実に阻止される。この場合、本発明の構成は一方では糸綾振装置が正常運転でほぼ摩擦なしで働き、他方では必要な場合に振動の発生を即座に効果的に制限する。つまり、特に糸摩擦を介して特別な処置なしでは有害な振動に発展する曲げ応力が糸巻付けアーム18に伝達されると、糸巻付けアーム18は支持レール20に接触し、その結果、即座に糸巻付けアーム18の曲げ剛性がはっきりと高められ、ひいては振動が抑えられることになる。このような形式で糸綾振装置を損傷するだけではなく、巻取結果に負の影響を及ぼす可能性のある有害な振動がフィンガ糸ガイドの領域に発生することが回避される。
支持レール20は有利には円形リング状に構成されている。この場合、円形リングセグメント17の中心点は図2Aに示されているようにフィンガ糸ガイド13の旋回軸30と合致するように配置されるか又は円形リングセグメント17の中心点は旋回軸30に対しずらされて配置されている(図2B)。
両方のヴァリエーションは長所と短所とを有している。円形リングセグメント17の中心点が例えばフィンガ糸ガイド13の旋回軸30と合致していると、綾振幅全体に亙って常に同じ支持状態が与えられる。つまり、糸巻付けアーム18に曲げ力が発生した場合に支持レール20に糸巻付けアーム18が接することで生じかつ糸巻付けアームの曲げ剛性に関係する糸巻付けアーム18の自由な長さは常に等しく留まる。
中心点38が旋回軸30と合致しない円形リングセグメント17の場合には支持状態は常に異なる。すなわち糸巻付けアーム18には常に変化するてこ比が与えられる。これに伴う糸巻付けアーム18の曲げ剛性の常時変化は、特に振動の発生の阻止と関連してきわめて有利に作用する。
フィンガ糸ガイドを有する糸綾振装置を備えた、綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取部位を概略的に示した図。 フィンガ糸ガイドの電気モータ式の駆動装置であって、糸巻付けアーム並びに糸走行方向で糸巻付けアームの下流に配置された支持レールを有し、円形リングセグメントとして構成された支持レールの中心点が糸巻付けアームの旋回軸と合致している駆動装置の斜視図。 円形リングセグメントとして構成された支持レールの中心点が糸巻付けアームの旋回軸の下側に配置されている、図2Aによる糸綾振装置。 糸走行方向で見て糸巻付けアームの後ろに配置された支持レールを有する糸綾振装置の側面図。 糸巻付けアームの前と後ろとに配置された支持レールを有する糸綾振装置の側面図。 ブラケットを介して糸綾振装置のモータケーシングに固定された多層の支持レールを示した図。
符号の説明
1 自動綾巻装置
2 作業部位
3 紡績コップ
4 巻取装置
5 綾巻きボビン
6 ボビン及び巻管搬送システム
7 綾巻きボビン搬送装置
8 巻取フレーム
9 駆動ローラ
10 糸綾振装置
11 搬送皿
12 旋回軸
13 フィンガ糸ガイド
14 駆動装置
15 制御装置
16 糸
17 円形リングセグメント
18 糸巻付けアーム
20 支持レール
21 モータケーシング
23 滑りエレメント
24 コップ供給区間
25 蓄え区間
26 横搬送区間
27 巻管戻し区間
28 作業部位計算機
29 糸巻付けスリット
30 旋回軸
31 糸案内輪郭
36 減衰層
37 保護層
38 中心点

Claims (13)

  1. 綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置のための糸綾振装置であって、回転駆動される巻取ボビンの上に糸を往復運動させて供給する糸ガイドを有し、糸ガイドが旋回軸を中心として制限されて可動に支承された、電気モータ式の駆動装置で負荷可能なフィンガ糸ガイドとして構成されている形式のものにおいて、少なくとも1つの支持レール(20)がフィンガ糸ガイド(13)の糸巻付けアーム(18)に対し間隔をおいて配置され、糸綾振りの間に糸巻付けアーム(18)の運動平面(E)に対し垂直に糸巻付けアーム(18)が変位するか又は糸巻付けアーム(18)がねじれると糸巻付けアーム(18)が支持レール(20)に接触することを特徴とする、綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置のための糸綾振装置。
  2. 支持レール(20)が糸走行方向(F)で見て間隔aをおいてフィンガ糸ガイド(13)の後ろに配置されている、請求項1記載の糸綾振装置。
  3. それぞれ間隔aをおいてフィンガ糸ガイド(13)の糸巻付けアーム(18)の前と後ろとに1つの支持レール(20)が配置されている、請求項1記載の糸綾振装置。
  4. 支持レール(20)がフィンガ糸ガイド(13)の電気モータ式の駆動装置(14)のモータケーシング(21)のフロント側(19)に固定されている、請求項1記載の糸綾振装置。
  5. 支持レール(20)がモータケーシング(21)のブラケット(22)に配置されている、請求項4記載の糸綾振装置。
  6. 支持レール(20)に糸巻付けアーム(18)が接した場合に糸巻付けアーム(18)の自由端部が糸巻付けアーム(18)の全長の約1/3に短縮されるように支持レール(20)が配置されている、請求項1記載の糸綾振装置。
  7. 支持レール(20)が少なくとも部分的にエネルギ吸収性の、耐摩耗性の材料、例えばプラスチックから製造されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の糸綾振装置。
  8. 支持レール(20)が多層に構成され、振動減衰する下の層(36)が良好な滑り及び摩耗特性を有する上の保護層(37)で覆われている、請求項1から7までのいずれか1項記載の糸綾振装置。
  9. 支持レール(20)が少なくとも部分的にポリテトラフルオルエチレンから製作されている、請求項8記載の糸綾振装置。
  10. 支持レール(20)が円形セグメント(17)として構成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の糸綾振装置。
  11. 円形セグメントの中心点が糸巻付けアーム(18)の旋回軸(30)と合致している、請求項10記載の糸綾振装置。
  12. 円形セグメント(17)の中心点が糸巻付けアーム(18)の旋回軸(30)に対しずらされて配置されている、請求項10記載の糸綾振装置。
  13. フィンガ糸ガイド(13)の糸巻付けアーム(18)が滑りエレメント(23)を有し、この滑りエレメント(23)で糸巻付けアーム(18)が支持レール(20)に接触する、請求項1記載の糸綾振装置。
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