JP2008136430A - 折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法 - Google Patents

折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、スポンジ生地中、全卵又は卵白を1種以上配合し、折り曲げ耐性のあるスライス状又は板状のスポンジケーキの製造法を提供する事にある。
【解決手段】本発明は、スポンジ生地中、卵固形分が5.5%〜16%で、卵白固形分が3.8%〜7.8%、卵黄固形分が0〜10.5%であるスポンジ生地を焼成し、折り曲げ耐性のあるスライス状又は板状のスポンジケーキであり、更にスポンジケーキの厚みが2mm〜18mmであるスポンジケーキの製造法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポンジケーキの製造法である。詳しくは折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法に関する。
従来の一般的なスポンジケーキは全卵主体で作成され様々な配合が確立されている。スポンジケーキはデコレーション型のスライス状又は天板型での板状のスポンジケーキを折り曲げると割れたり、ヒビが入ったりするものが良く見られ、スポンジケーキで折り曲げても割れやヒビが無く、様々な形状に加工することは難しかった。
特許文献1では卵の多い配合でも安定なスポンジケーキが出きるように、スポンジ中に油脂類、水、糖類、サイクロデキストリン、モルトデキストリンが配合され、得られたスポンジケーキの内相の組織は良好で、滑らかであり、風味、外観に優れた乳化油脂を使用したスポンジが提案されている。
特許文献2ではスポンジケーキに添加しても表面への油のにじみがない製品を得ることができるスポンジケーキ用の乳化油脂中に油脂類、糖類、水、蛋白複合体(リン脂質と蛋白質)が配合され、得られたスポンジケーキは、表面への油にじみのしない、きめが細かく、口溶けに優れた乳化油脂を使用したスポンジが提案されている。
しかしながらこれらの提案では、本発明の課題とするスポンジの食感、油にじみの改良だけで、スポンジを薄くスライスして、折り曲げられ、割れないスポンジケーキを得るという点で十分ではなかった。乳化油脂中に蛋白質、増粘多糖類、乳化剤等の特許は多いが、折り曲げても割れないスポンジケーキに関する特許は見当たらない。しかしながら一般的な使用方法はデコレーション型や天板で焼成したスポンジを任意の厚さにスライスしクリームをサンドして、スポンジの表面、側面にホイップクリームを全面に塗りその後にカットするというショートケーキ、チョコレートケーキ等のトルテタイプがほとんどである。しかしながらデコレーション型や天板型で焼き上げ、薄く任意の厚さにスライスして自由な形態に巻き上げるという成型方法は割れの問題があり市場では見らなく用途拡大が図れなかった。
特開平3−187340号公報 特開平9−84510号公報
スポンジケーキはデコレーション型に焼成したスライス状のスポンジ又は天板型で焼成した板状のスポンジをスライスし折り曲げると、割れたり、折れたりして商品価値がなくなった。折り曲げ耐性のあるスポンジケーキがあまり見られないのが現状でスポンジ使用商品の用途拡大するにも課題があった。
本発明は、スポンジ生地中、卵固形分5.5%〜16%、、卵白固形分3.8〜7.8%、卵黄固形分0〜10.5%で折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意研究を行った結果、折り曲げ耐性のあるスポンジについて卵配合や乳化油脂量を検討した結果デコレーション型でのスライス状又は天板型で焼成した板状のスポンジを折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法が得られた。即ち本発明の第1はスポンジ生地中、卵固形分が5.5%〜16%、卵白固形分が3.8%〜7.8%、卵黄固形分が0〜10.5%であるスポンジ生地を焼成することを特徴とするスポンジケーキの製造法である。第2はスポンジケーキが折り曲げ耐性のあるスライス状又は板状である第1のスポンジケーキの製造法である。第3は乳化油脂量がスポンジ生地中1.5〜5%を含むスポンジケーキの製造法である。第4はスポンジケーキの厚みが2mm〜18mmである請求項1〜3のいずれかを含むスポンジケーキの製造法である。
スポンジ生地中に、全卵及び卵白を1種以上を配合することにより、乳化油脂の組み合わせで、スライス状又は板状に折り曲げ耐性のあるスポンジケーキを提供することが可能になった。
本発明のスポンジ生地の製造法は全卵及び卵白を1種以上使用し、乳化油脂、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー(B・P)でできる。焼成したスポンジケーキを2mm〜18mmの範囲で折り曲げても、ナイフでのカット性が良く、割れなく折り曲げ耐性のあるスポンジケーキが製造できる。
本発明の卵類としては、全卵、生卵、液卵、殺菌卵、加糖全卵、酵素処理全卵、冷凍凍結卵、液卵黄、加糖凍結卵黄、酵素処理卵黄、乾燥卵黄粉末、卵白、凍結卵白、乾燥卵白、乾燥卵白等が挙げられる。卵について五訂日本食品標準成分表によると、全卵中卵黄と卵白の比率は卵黄31%:卵白69%である。固形分としては全卵が23.9%、卵白固形分11.6%、卵黄固形分51.8%である。
卵類を配合として、全卵単品又は卵白単品でも良く、さらに全卵と卵白の組み合わせによるものでも良い。つまり全卵又は卵白を1種以上使用する。
またスポンジ生地中、卵量として全卵及び卵白を1種以上組み合わせて卵固形分が5.5%〜16%の範囲である。5.5%以下ではスポンジケーキのカット性は良いが特に割れが10mm〜18mmの範囲で生じる。卵固形分が16%を超えるとスポンジが釜落ちしたり、浮きが悪くスライスできなかった。よって卵固形分としては5.5%〜16%が良好である。好ましくは6%〜14.5%である。
またスポンジ生地中、卵白固形分としては3.8%〜7.8%である。3.8%超えない場合では特にスポンジケーキの割れが5mm〜18mmの範囲で生じる。卵白固形分が7.8%を超えるとスポンジが釜落ちしたり、浮きが悪くスライスできなかった。よって卵白固形分分は3.8%〜7.8%が良好である。好ましくは4%〜7%である。また天板型の板状のスポンジケーキでも良い。
スポンジ生地中、卵黄固形分としては0〜10.5%である。10.5%を超えるとスポンジが釜落ちしたり、浮きが悪くスライスできなかった。よって卵黄固形分としては0〜10.5%である。好ましくは0〜10%である。
乳化油脂としては、公知のケーキ用乳化油脂が使用できる。一般的には油脂10〜40%(重量基準、以下同じ)、乳化剤10〜25%、ソルビトール等の糖液(糖濃度55〜75%)30〜70%から構成されることが多く、溶解して加熱した油相部と水相部を混ぜて冷却して水中油型の乳化油脂が得られる。
市販のスポンジ専用乳化油脂を使用しても良い。また乳化油脂を使用しないと、浮きの良い、ボリューム感のあるスポンジケーキは安定的に製造できにくい。
乳化油脂の油脂としては、菜種油、大豆油、綿実油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、 米ぬか油、ゴマ油、月見草油など常温で液状の油脂が望ましい。
本発明の乳化剤としては限定されたものではないが、一般的に使用されるモノグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、シューガー脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレン脂肪酸エステル等を併用して作成された乳化油脂を使用するのが適当である。
スポンジケーキ生地中、乳化油脂量として1.5%〜5%である。好ましくは2%〜4%である。1.5%以下ではホイップし難いし時間が掛かり、スポンジケーキがヘタリ現象になり、5%以上になると乳化剤臭が強くなりスポンジケーキの風味、口溶けが悪くなる傾向である。
本発明におけるスポンジ生地の比重は0.38〜0.6の範囲で可塑性のある折り曲げ可能なスポンジ生地が得られる。好ましくは比重として0.42〜0.5で、より好ましくは0.43〜0.48である。
糖類としては、砂糖、グラニュー糖、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、澱粉糖、乳糖等が挙げられる。一般的には砂糖を使用してスポンジ生地全量に対し15〜26%である。好ましくは16〜25%である。
粉類としては、小麦粉、各種澱粉、米粉等が挙げられる。澱粉単品では粉ぽっさが残り、風味の面で損なわれるので、澱粉の使用としては粉類の30%置換が望ましい。
スポンジの厚みとしては、1.8mm以下では焼成したスポンジを手でカットすることは難しく、20mm以上ではカット性は良好であるが、折り曲げると厚みが厚くて自重で割れてしまった。よってスポンジ生地中、卵白固形分が3.8%〜7.8%、卵黄固形分が0〜10.5%ではスポンジケーキの厚みが2mm〜18mmまで折り曲げても割れない良好なスポンジが出きた。例えばデコレーション型6号でスポンジ生地を充填し、焼成後、冷却してから各mmにスライスするスライス状のスポンジである。また例えば8取り、6取り天板にスポンジ生地を充填し、各mmの厚みにそのまま焼成する板状スポンジか、焼成したスポンジケーキを2mm〜18mmにスライスする板状のスポンジケーキである。
本発明によりスポンジ成型の応用例としては折り曲げたり、彎曲したり、結んだりするのに適している。1枚折り曲げ成型、八橋成型、巾着成型、茶巾成型、円錐状成型、包み込みドーム成型、てるてる坊主成型、包アン成型、パルミエ成型、三つ編み成型、クロワッサン成型、ラセン成型、切リ株成型、細巻き成型、かご成型、包み込みドーム成型、眼鏡成型、編み込み成型、カップデザート飾り成型等多種多様の成型の折り曲げ耐性のあるスポンジが出きることが可能になった。図1及び図2参照
以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳細に説明するが、本発明の精神は以下の実 施例に限定されるものではない。なお、例中、%及び部は、いずれも重量基準を意味す る。
本願発明の方法で得た焼成して冷却したデコレーション型又は天板型シート状スポンジケーキを以下の基準で、スポンジケーキを、ケーキナイフでのカット性及びカットした薄片状又は板状のスポンジケーキをフィリングを充填しないで、直径18cmの大きさのスポンジを端と端を合わせて半円状に手で折り曲げて割れを評価した。
(カット性)
スポンジケーキをケーキナイフでスポンジの厚みを1.8mm、2mm、3mm、5mm、8mm、10mm、15mm、18mmでカットした。
◎:カットがかなりし易い。素人でも容易にカット出きる。
○:カットし易い。通常作業で問題なくカット出きる。
△:カットし難い。作業に慣れた人でないと難しい。
X:カット出来ない。
(割れ)
◎:どんなに折り曲げても、割れない。折り紙のように扱っても大丈夫。
○:直径18cmのスポンジを端と端を合わせて半円状に折り曲げても割れない。
△:折り曲げると、小さなヒビが入る。
X:折り曲げると大きくヒビが入るか、または割れてしまう。
実施例1
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合により、全卵226部(スポンジ生地全量に対し、卵量50%、卵固形分12%、卵白固形分4%、卵黄固形分8%)、砂糖110部、乳化油脂(不二製油株式会社製、商品名:パーミングセレクト)3.3部、小麦粉100部、ベーキングパウダー1部をミキサーボールに投入し、卓上ミキサー〈愛光舎製〉で攪拌し、(全材料投入時温度は25℃)比重が0.45のスポンジ生地を得た。これを、金属製デコ型6号(直径18cm、高さ6cm)に300g充填し、焼成した。焼成条件は、上火165℃/下火160℃で27分で行った。この得られた生地配合とスポンジの厚みについて結果を表1に纏めた。
実施例2
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例2(スポンジ生地全量に対し卵量53%、卵固形分12.7%、卵白固形分4.2%、卵黄固形分8.5%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表1に纏めた。
実施例3
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例3(スポンジ生地全量に対し卵量は57%、卵固形分13.6%、卵白固形分4.6%、卵黄固形分9.2%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表1に纏めた。
実施例4
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例4(スポンジ生地全量に対し卵量は60%、卵固形分14.4%、卵白固形分4.8%、卵黄固形分9.6%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表1に纏めた。
実施例5
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例5(スポンジ生地全量に対し卵量は65%、卵固形分15.6%、卵白固形分5.2%、卵黄固形分10.4%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表1に纏めた。
比較例1
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により比較例1(スポンジ生地生地全量に対し卵量45%、卵固形分10.8%、卵白固形分3.6%、卵黄固形分7.2%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表1に纏めた。通常一般のスポンジ配合として卵量としては41〜45%の範囲で配合される。通常スポンジケーキの代表例として比較例1を示した。
比較例2
卵類を全卵単品で配合した。
表1に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により比較例2(スポンジ生地全量に対し卵量70%、卵固形分16.8%、卵白固形分5.6%、卵黄固形分11.2%)を得た。実施例1と同様の評価しこれらを表1に纏めた。
表1から卵量として全卵単品の場合、実施例1〜5において、スポンジ生地中、全卵量50%〜65%、卵固形分12%〜15.6%、卵白固形分4%〜5.2%、卵黄固形分8%〜10.4%でのスポンジケーキのカット性、割れは、2mm〜18mmの厚みでは折れないで良好であった。比較例1のスポンジ生地中、卵量45%、卵固形分10.8%、卵白固形分3.6%、卵黄固形分7.2%のスポンジケーキは、2mm〜18mmまではカット性は良く、割れに関しては2mm、3mmは良いが5mm以上になると割れやすい。また比較例2のスポンジ生地中、卵量70%、卵固形分16.8%、卵白固形分5.6%、卵黄固形分11.2%のスポンジ自体柔らかくヘタリ気味でカット出来なかった。
<表1>全卵100%の場合
実施例6
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例6(スポンジ生地全量に対し卵量50% 内訳(全卵45%、卵白5%)卵固形分11.4%、卵白固形分4.2%、卵黄固形分7.2%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
実施例7
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例7(スポンジ生地全量に対し卵量53% 内訳(全卵47.7%、卵白5.3%)卵固形分12.1%、卵白固形分4.4%、卵黄固形分7.7%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
実施例8
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例8(スポンジ生地全量に対し卵量57% 内訳(全卵51.3%、卵白5.7%)卵固形分13.1%、卵白固形分4.8%、卵黄固形分8.3%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
実施例9
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例9(スポンジ生地全量に対し卵量60% 内訳(全卵54%、卵白6%)卵固形分13.7%、卵白固形分5%、卵黄固形分8.7%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
実施例10
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により実施例10(スポンジ生地全量に対し卵量65% 内訳(全卵58.5%、卵白6.5%)卵固形分14.8%、卵白固形分5.4%、卵黄固形分9.4%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
比較例3
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により比較例3(スポンジ生地全量に対し卵量は45% 内訳(全卵40.5%、卵白4.5%)卵固形分10.2%、卵白固形分3.8%、卵黄固形分6.5%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
比較例4
卵類を全卵9:卵白1の割合で配合した。
表2に示した配合に従って、実施例1と同様な方法により比較例4(スポンジ生地全量に対し卵量は70% 内訳(全卵63%、卵白7%)卵固形分16.0%、卵白固形分5.9%、卵黄固形分10.1%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表2に纏めた。
表2から卵量として全卵:卵白=9:1の場合、実施例6〜10において、スポンジ生地中、全卵量50%〜65%、卵固形分11.4%〜14.8%、卵白固形分4.2%〜5.4%、卵黄固形分7.2%〜9.4%でのスポンジケーキのカット性、割れは、2mm〜18mmの厚みでは折れないで良好であった。比較例3のスポンジ生地中、卵量45%、卵固形分10.3%、卵白固形分3.8%、卵黄固形分6.5%のスポンジケーキは、2mm〜18mmまではカット性は良く、割れに関しては2mm、3mmは良いが5mm以上になると割れやすい。また比較例4のスポンジ生地中、卵量70%、卵固形分16.0%、卵白固形分5.9%、卵黄固形分10.1%のスポンジ自体柔らかくヘタリ気味でカット出来なかった。
<表2>全卵:卵白=90:10の場合
実施例11
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例11(スポンジ生地全量に対して卵類50% 内訳(全卵33.3%、卵白16.7%)卵固形分9.9%、卵白固形分4.6%、卵黄固形分5.3%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表3に纏めた。
実施例12
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例12(スポンジ生地全量に対して卵類53% 内訳(全卵35.3%、卵白17.7%)卵固形分10.5%、卵白固形分4.9%、卵黄固形分5.7%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表3に纏めた。
実施例13
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例13(スポンジ生地全量に対して卵類57% 内訳(全卵38%、卵白19%)卵固形分11.3%、卵白固形分5.2%、卵黄固形分6.1%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表3に纏めた。
実施例14
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例14(スポンジ生地全量に対して卵類60% 内訳(全卵40%、卵白20%)卵固形分11.9%、卵白固形分5.5%、卵黄固形分6.4%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表3に纏めた。
実施例15
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例15(スポンジ生地全量に対して卵類65% 内訳(全卵43.3%、卵白21.7%)卵固形分13.0%、卵白固形分6.0%、卵黄固形分7.0%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表3に纏めた。
比較例5
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例5(スポンジ生地全量に対し卵類45% 内訳(全卵30%、卵白15%)卵固形分8.9%、卵白固形分4.1%、卵黄固形分4.8%)を得た。実施例1と同様の評価しこれらを表3に纏めた。
比較例6
卵類を全卵2:卵白1の割合で配合した。
表3に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例6(スポンジ生地全量に対し卵類70% 内訳(全卵46.6%、卵白23.4%)卵固形分13.9%、卵白固形分6.4%、卵黄固形分7.5%)を得た。実施例1と同様の評価しこれらを表3に纏めた。
表3から卵量として全卵:卵白=2:1の場合、実施例11〜15において、スポンジ生地全量に対し、全卵量50%〜65%、卵固形分9.9%〜13.0%、卵白固形分4.6%〜6.0%、卵黄固形分5.3%〜7.0%でのスポンジケーキのカット性、割れは、2mm〜18mmの厚みでは割れないで良好であった。特に実施例13〜15においては最良であった。比較例5のスポンジ生地中、卵量45%、卵固形分8.9%、卵白固形分4.1%、卵黄固形分4.8%のスポンジケーキは、2mm〜18mmまではカット性は良く、割れに関しては2mm、3mmは良いが5mm以上になると割れやすい。また比較例6のスポンジ生地中、卵量70%、卵固形分13.9%、卵白固形分6.4%、卵黄固形分7.5%のスポンジ自体柔らかくヘタリ気味でカット出来なかった。
<表3>全卵:卵白=2:1の場合
実施例16
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例16(スポンジ生地全量に対して卵類50% 内訳(全卵25.0%、卵白25.0%)卵固形分8.9%、卵白固形分4.9%、卵黄固形分4.0%を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
実施例17
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例17(スポンジ生地全量に対して卵類53% 内訳(全卵26.5%、卵白26.5%)卵固形分9.5%、卵白固形分5.2%、卵黄固形分4.3%を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
実施例18
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例18(スポンジ生地全量に対して卵類57% 内訳(全卵28.5%、卵白28.5%)卵固形分10.2%、卵白固形分5.6%、卵黄固形分4.6%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
実施例19
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例19(スポンジ生地全量に対して卵類60% 内訳(全卵30.0%、卵白30.0%)卵固形分10.7%、卵白固形分5.9%、卵黄固形分4.8%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
実施例20
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例20(スポンジ生地全量に対して卵類65% 内訳(全卵32.5%、卵白32.5%)卵固形分11.5%、卵白固形分6.4%、卵黄固形分5.2%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
比較例7
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例7(スポンジ生地全量に対して卵類45% 内訳(全卵22.5%、卵白22.5%)卵固形分8.0%、卵白固形分4.4%、卵黄固形分3.6%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
比較例8
卵類を全卵1:卵白1の割合で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例8(スポンジ生地全量に対して卵類70% 内訳(全卵35.0%、卵白35.0%)卵固形分12.5%、卵白固形分6.9%、卵黄固形分5.6%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表4に纏めた。
表4から卵量として全卵:卵白=1:1の場合、実施例16〜20において、スポンジ生地中、全卵量50%〜65%、卵固形分8.9%〜11.5%、卵白固形分4.9%〜6.4重量%、卵黄固形分4.0重量%〜5.2重量%でのスポンジケーキのカット性、割れは、2mm〜18mmの厚みでは割れないで良好であった。特に実施例18〜20においては最良であった。比較例7のスポンジ生地中、卵量45%、卵固形分8.0%、卵白固形分4.4%、卵黄固形分3.6%のスポンジケーキは、2mm〜18mmまではカット性は良く、割れに関しては2mm、3mmは良いが5mm以上になると割れやすい。また比較例8のスポンジ生地中、卵量70%、卵固形分12.4%、卵白固形分6.9%、卵黄固形分5.6%のスポンジ自体柔らかくヘタリ気味でカット出来なかった。
<表4>全卵:卵白=1:1の場合
実施例21
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例21(スポンジ生地全量に対して卵類50% 内訳(卵白50%)卵固形分5.8%、卵白固形分5.8%、卵黄固形分0%を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
実施例22
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例22(スポンジ生地全量に対して卵類53% 内訳(卵白53%)卵固形分6.1%、卵白固形分6.1%、卵黄固形分0%を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
実施例23
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例23(スポンジ生地全量に対して卵類57% 内訳(卵白57%)卵固形分6.6%、卵白固形分6.6%、卵黄固形分0%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
実施例24
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例24(スポンジ生地全量に対して卵類60% 内訳(卵白60%)卵固形分7%、卵白固形分7%、卵黄固形分0%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
実施例25
卵類を卵白単品で配合した。
表4に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により実施例25(スポンジ生地全量に対して卵類65% 内訳(卵白65%)卵固形分7.5%、卵白固形分7.5%、卵黄固形分0%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
比較例9
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例9(スポンジ生地全量に対して卵類45% 内訳(卵白45%)卵固形分5.2%、卵白固形分5.2%、卵黄固形分0%)を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
比較例10
卵類を卵白単品で配合した。
表5に示した配合に従って、実施例1と同様の方法により比較例10(スポンジ生地全量に対して卵類70% 内訳(卵白70%)卵固形分8.1%、卵白固形分8.1%、卵黄固形分0%を得た。実施例1と同様に評価しこれらを表5に纏めた。
表5から卵量として卵白単品の場合、実施例21〜25において、スポンジ生地中、全卵量50%〜65%、卵固形分5.8%〜7.5%、卵白固形分5.8%〜7.5%、卵黄固形分0%でのスポンジケーキのカット性、割れは、2mm〜18mmの厚みでは割れないで良好であった。特に実施例23〜25においては最良であった。比較例9のスポンジ生地中、卵量45%、卵固形分5.2%、卵白固形分5.2%、卵黄固形分0%のスポンジケーキは、2mm〜18mmまではカット性は良いが、割れに関しては8mm以上になると割れやすい。また比較例10のスポンジ生地中、卵量70%、卵固形分8.1%、卵白固形分8.1%、卵黄固形分0%のスポンジ自体柔らかくヘタリ気味でカット出来なかった。
<表5>卵白100%の場合
本発明は、スポンジケーキを焼成してスライス状又は板状スポンジケーキを折り曲げても割れない折り曲げ耐性のあるスポンジケーキの製造法に関するものである。
各種スポンジケーキ成型の応用例の模式図。 各種スポンジケーキ成型の応用例の模式図。

Claims (4)

  1. スポンジ生地中、卵固形分が5.5%〜16%、卵白固形分が3.8%〜7.8%、卵黄固形分が0〜10.5%であるスポンジ生地を焼成するスポンジケーキの製造法。
  2. 焼成したスポンジケーキが折り曲げ耐性のあるスライス状又は板状である請求項1のスポンジケーキの製造法。
  3. 乳化油脂量がスポンジ生地中1.5〜5%を含むスポンジケーキの製造法。
  4. スポンジケーキの厚みが2mm〜18mmである請求項1〜3のいずれかを含むスポンジケーキの製造法。
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