JP2008133592A - 鋼製ドア - Google Patents

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康久 白谷
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清 礒川
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Abstract

【課題】表裏一対の鋼製面板からなるドア体において、意匠性を向上するとともに、製造工程数を削減してコスト低下を図る。
【解決手段】表裏一対の面板2、3のうち、裏面板3に、戸先側の端縁部から表面板2側に折曲する戸先側ドア厚片3fと、該戸先側ドア厚片3fの先端縁部から戸先側に折曲する折曲片3gとを形成する一方、表面板2に、前記折曲片3gに沿って戸先側に延出し召し合わせ部Wを形成する延出片2gと、該延出片2gの先端縁部から戸尻側に折り返される第一折り返し片2hと、該第一折り返し片2hの戸尻側端縁部から戸先側に折り反される第二折り返し片2iとを形成し、裏面板3の折曲片3gを、表面板2の延出片2gと第二折り返し片2iとのあいだに挿し込んで、表面板2の戸先側部位に召し合わせ部Wを形成する構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、建築物の玄関等の出入り口部に設置される鋼製ドアの技術分野に属するものである。
一般に、マンションや住宅の玄関等には、開口部に一体的に取り付けられた戸枠に対し、金属製の表裏(屋内外)一対の面板を用いて形成される鋼製のドア体(鋼製ドア)を開閉揺動自在に設けることがある。このようなものでは、ドア体の戸先と戸枠との間に施錠装置を設けて、戸先側から突出する錠装置を戸枠側に係止することで施錠して防犯対策を図るようにしている。この場合に、戸先と戸枠との間の隙間から錠装置が露出すると、抉じ開け等の被害にあうことが想定されるため、ドア体戸先部の屋外側の面に戸枠側(戸先側)に突出する召し合わせ部を形成することが提唱される。そこで、召し合わせ部としてアルミ型材で形成されたエッジ部材を別途用意し、該エッジ部材をドア体の戸先側端面に取り付けることが提唱されるが、このようにした場合、エッジ部材を取り付ける分、部品点数が増加してコスト高になるうえ、ドア体とは異なる材料のエッジ部材が外部に露出して設けられることになるためドア体が二部材構成となり、ドア体を単一の面板で構成するスッキリとした意匠にできないという問題がある。さらにこのものでは、エッジ部材がドア体に後付けにより設けられるため、エッジ部材取り付け用の螺子がドア体の戸先側の端面に露出することになって、意匠性に劣るという問題がある。
この改善策として、表裏一対の面板を用いて外部に単一の面板で構成されるドア体を形成する一方、ドア体の表、裏面板を構成する面材を用いてドア体召し合わせ部を別途折曲形成し、該形成された召し合わせ部を、予め組み込まれたドア体の戸先側端面に一体化するようにしたものが提唱されている(特許文献1)。
さらには、ドア体を構成する表裏一方の面板の戸先側端部に、他方の面板側に向けて折曲するドア厚片と、該ドア厚片の先端縁部から戸尻側に向けて折曲する第一突き当て片を形成するとともに、他方の面板の戸先側端部に、戸先側に延出する召し合わせ片と、該召し合わせ片の先端縁部を一方側から戸尻側に向けて折り返すことにより第二突き当て片を形成し、第一突き当て片を第二突き当て片の戸尻側部位に突き当てるように組み込んで一体化して、召し合わせ部を他方の面板を用いて形成して、ドア体が二部材構成とならないようにしたものが提唱されている(特許文献2)。
実開平1−154288号公報 特開2005−336860
しかるに、前者のものでは、予め形成されたドア体に対し、別途召し合わせ部を折曲形成して取り付ける構成としているため、製造工程数が増加するうえ、取り付け作業が煩雑になって作業性が劣るという問題がある。しかもこのものでは、面板の切断面が外部に露出することになるため、切断面に発生するバリ取り作業がさらに必要になるという問題がある。また、後者のものでは、ドア体を組み込む工程で召し合わせ部が形成され、召し合わせ部を別途取り付ける工程をなくすことはできるが、、第一、第二突き当て片を突当てて一体化する構成であるので、各部材に寸法誤差等が発生した場合に、第一、第二突き当て片との間に隙間が形成されてしまう惧れがあって問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、金属材からなる表裏一対の面板を用いて鋼製ドアを形成するにあたり、一方の面板に、戸先側の端縁部から他方の面板側に折曲するドア厚片と、該ドア厚片の先端縁部から戸先側に折曲する折曲片とを形成し、他方の面板に、前記折曲片に沿って戸先側に延出する延出片と、該延出片の先端縁部からドア厚片に向けて戸尻側に折り返される第一折り返し片と、該第一折り返し片の戸尻側端縁部から延出片に向けて戸先側に折り返される第二折り返し片とを形成し、前記一方の面板の折曲片を他方の面板の延出片と第二折り返し片との間に挿し込んで、他方の面板の戸先側部位に召し合わせ部が形成されている鋼製ドアである。
請求項2の発明は、他方の面板は、戸先側に段差部が折曲形成され、召し合わせ部が他方側に突出して形成されている請求項1に記載の鋼製ドアである。
請求項3の発明は、第一、第二折り返し片との間に形成される折り返し部は、ドア厚片に突き当てられるように形成されている請求項1または2に記載の鋼製ドアである。
請求項1の発明とすることにより、製造工程数の削減を果せるうえ、表裏面板間に隙間が形成されることもなく、意匠性の高いドア体とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、開口部に設けられる四周の枠体を共通化できる。
請求項3の発明とすることにより、折曲片が外部に露出することがなく、さらなる意匠性の向上が図れる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はマンション等の建築物の玄関を構成する開口部に設けられる鋼製のドア体(本発明の鋼製ドア)であって、該ドア体1に本発明が実施されている。前記ドア体1は、表裏一対(屋内外一対)の面板2、3と、これら面板2、3同士のあいだの四周に介装される骨材4、これら骨材4に囲繞される部位に配されるペーパーコア5とを備え、ドア厚Tを存して構成されている。一方、開口部の四周には、上、下、左、右の各枠体6、7、8、9が一体的に設けられており、ドア体1は、戸尻側となる図1において右側縁部が、右枠体9に対して上下方向複数箇所(本実施の形態では三箇所)に設けた丁番10(旗丁番)により開閉揺動自在に支持されており、本実施の形態では、ドア体1は表面(屋外)側において開閉揺動(外開き)するように設定されている。
前記ドア体1の閉鎖方向の面を構成する裏面板(本発明の一方の面板に相当する)3は、ドア体1の裏面を構成する裏面本体部3aを備えて構成されており、裏面本体部3aの上、下縁部には表面板2側(表側)に向けて折曲され、ドア体1の上下端面を構成する上、下側ドア厚片3b、3cがそれぞれ表面本体部3aに折曲形成されている。尚、上、下側ドア厚片3b、3cは、ドア厚Tの半分の長さ(T/2)よりも短い長さに設定されている。
さらに、裏面本体部3aの右端縁部(戸尻側縁部)には、表面板2側に向けて折曲され、ドア体1の右端面(戸尻側端面)を構成する戸尻側ドア厚片3dと、該戸尻側ドア厚片3dの先端縁部を戸先側に向けて折曲され、裏面本体部3aに対向する突き当て片3eとが折曲形成されている。尚、戸尻側ドア厚片3dは、ドア厚Tの半分の長さ(T/2)に設定されている。
そして、裏面本体部3aの左端縁部(戸先側縁部)には、表面板2側に向けて折曲され、ドア体1の左端面(戸先側端面)を構成する戸先側ドア厚片(本発明のドア厚片に相当する)3fが折曲形成されている。尚、戸先側ドア厚片3fは、後述するように、前記ドア厚Tよりも長い(大きい)長さとなるように設定されている。
さらに、戸先側ドア厚片3fの先端縁部(表面板2側先端縁部)には、左方(左枠体8側、戸先側)に向けて折曲する折曲片3gが折曲形成されている。
一方、ドア体1の開放方向の面を構成する表面板(本発明の他方の面板に相当する)2は、ドア体1の表面を構成する表面本体部2aを備えて構成されており、表面本体部2aの上、下縁部には、裏面板3側(裏側)に向けて折曲され、ドア体1の上下端面を構成する上、下側ドア厚片2b、2cがそれぞれ表面本体部2aに折曲形成されている。そして、上、下側ドア厚片2b、2cは、ドア厚Tの半分の長さ(T/2)よりも短い長さに設定されており、先端面が裏面板3側の上、下側ドア厚片3b、3cの先端面に近接対向する状態で組み込まれることにより、これら上、下側ドア厚片2b、2c、3b、3cの両者により上下のドア厚面(上下端面)を構成するように設定されている。
さらに、表面本体部2aの右端縁部(戸尻側縁部)には、裏面板3側に向けて折曲され、ドア体1の右端面を構成する戸尻側ドア厚片2dと、該戸尻側ドア厚片2dの先端縁部から戸先側に向けて折曲し表面本体部2aに対向する突き当て片2eとが折曲形成されている。そして、戸尻側ドア厚片2dは、ドア厚Tの半分の長さ(T/2)に設定されており、表、裏面板2、3の各突き当て片2e、3e同士を互いに付き合わせた状態で組み込むことにより、これら戸尻側ドア厚片2d、3d同士が表裏方向(ドア厚方向)に並んで戸尻側のドア厚面(右端面)を構成するように設定されている。
そして、表面板2は、表面本体部2aの左端縁部(戸先側縁部)側に位置して表面側に突出する段差部2fが形成されており、該段差部2fの戸先側部位におけるドア厚が、前記ドア厚Tより厚さT1分だけ厚いドア厚(T+T1)になるように設定されている。このため、前記裏面板3により形成される戸先側ドア厚片3fの長さT2は、前記戸先側ドア厚(T+T1)から表面板2の板厚T3を差し引いた長さ(T2=T+T1−T3)になるように設定されている。
また、表面板2は、前記段差部2fよりも左側(戸先側)であって、裏面板3の戸先側ドア厚片3fの先端縁部が対向する部位よりも戸先側に延出する延出片2gが、裏面板3の折曲片3gに沿う状態で延出形成され、該部位が召し合わせ部Wに構成されるように設定されている。そして、前記延出片2gの延出先端部には、ドア厚片3fに向くよう戸尻側に折り返される状態で第一折り返し片2hが折曲形成されるが、該第一折り返し片2hは延出片2gとの間に表裏方向所定間隙を存して折曲形成されている。さらに、第一折り返し片2hの戸尻側端縁部には、延出片2gに向くよう戸先側に折り返される状態で第二折り返し片2iが折曲形成されるが、該第二折り返し片2iは、第一折り返し片2hの表面に沿って折曲形成され、前記延出片2gに近接対向するように設定されている。このとき、延出片2gと第二折り返し片2iとの対向間隔T4は、裏面板2の板厚T3(本実施の形態では、表、裏面板2、3とも同様の板厚T3である)と同じか、それよりも長く(大きく、T4≧T3)設定されており、該対向間に、前記裏面板3側の戸先側ドア厚片3fの先端から戸先側に突出する折曲片3gが嵌入(挿し込み)組み込みされ、これによって、ドア体1の表面本体部2aの戸先側部位に、戸先側に突出する召し合わせ部Wを形成するように設定されている。因みに、前記対向間隔T4は、表、裏面板2、3の板厚T3よりも僅かに長く設定することにより、表裏面板2、3に発生する寸法誤差を吸収できる長さに設定することが可能となる。
ここで、第一折り返し片2hの戸尻側端縁部を折り返して、第二折り返し片2iを第一折り返し片2hの表面に沿って設けることにより、第一折り返し片2hの延出先端部位が長手方向に湾曲状に変形するのを防止できるとともに、延出片2gに対向し、該延出片2gとともに裏面板3の折曲片3gを内嵌する部材としての第一、第二折り返し片2h、2iが、板厚二枚分となって強度アップを図れるように設定されている。
また、第一、第二折り返し片2h、2iのあいだに形成される折り返し部2jは、延出片2gと第二折り返し片2iとの間に折曲片3gが挿し込まれたとき、折曲片3gの基端部となる戸先側ドア厚片3fの表面板2側部位に突き当てられるような寸法に設定されており、これによって、第一、第二折り返し片2h、2iが折曲片3gを外部に露出させないように設定されている。
つぎに、ドア体1の組み込み手順に基づいて説明する。
前記表、裏面板2、3は、互いの対向面(内側面)にホットメルトタイプの接着剤を塗布し、裏面板3を作業台上にセットする。そして、表面板2内側面の予め設定される部位であって、上下、戸尻側のドア厚片2b、2c、2dに沿う部位、および、戸先側ドア厚片3fの配設相当部位に位置して、表、裏面本体部2a、3aに沿う脚片4aがそれぞれ形成された骨材4をそれぞれセットし、これら骨材4に囲繞される内側部位にペーパーコア5を組み込む。このとき、前記ペーパーコア5はドア厚Tに対応する大きさに形成されており、戸先側の骨材4の脚片4a間に収容される部位のみドア厚Tよりも長く形成され、骨材4から露出する部位との間に段差が形成される形状になっている。そして、このように組み込まれた裏面板3に対し、表面板2は、段差部2fを戸先側の骨材の脚片4aの先端部に突き当てることにより、折り返し部2jが折曲片3gの先端よりも戸先側に位置しており、この状態から表面板2を裏面板3側(ペーパーコア5の表面)に押し付けながら戸尻側にずらすことにより、表面板2の延出片2gと第二折り返し片2hとの間の対向間隔T4に折曲片3gが挿し込まれるとともに、戸尻側の突き当て片2e、3e同士が対向状に突き当てられ、戸尻側ドア厚片2d、3d同士がドア厚方向に面一状に並列する位置となり、これによって、ドア体の組み込みが完了するように設定されている。
因みに、表面板2を裏面板に対して戸先側にずらした状態では、戸尻側ドア厚片2dは裏面本体部3aに対向する位置関係となっているが、このとき、表面本体部2aの可撓性を利用して戸尻側ドア厚片2dを表側に位置ズレさせておくことで、表面板2の裏面板3への組み込みが容易に行える。
また、前記組み込み状態において、戸先側に配設された骨材4の脚片4a先端と表面板2の段差部2fとの間には、ペーパーコア5が配設されない間隙が形成されるが、段差部2fの形成位置は、前記間隙の左右方向長さH1が裏面板3側に形成される折曲片3gの左右方向長さHと等しいかそれよりも長く(H1≧H)なるように設定されており、これによって、前述したような組み込みが許容されている。
前記組み込み状態において、ドア体1の召し合わせ部Wは、表面板2に延出する状態で一体に形成され、しかも、表面板2の延出片2gと第二折り返し片2iとの間に裏面板の折曲片3gが挿し込まれた状態で形成されるので、表、裏面板2、3の切断面が外部に露出することがなく、さらには、表、裏面板2、3に寸法誤差があったような場合であっても、延出片2gと第二折り返し片2iとのあだの対向間隔T4により吸収されるように構成されている。
そして、このように組み込まれたドア体1は、支表面板2の段差部2fの戸尻側部位にスペーサを介装し、表面板2を召し合わせ部Wの表面位置と面一状としたものを昇温装置のあいだに挟み込んで高温とすることにより、表、裏面板2、3の接着剤が溶融され、これによって、表、裏面板2、3に骨材4、ペーパーコア5が一体化された状態となる。このように、表、裏面板2、3を一体化する工程を実施することにより、ドア体1に召し合わせ部Wが同時に形成されることになり、もって、製造工程数の削減が図れるように構成されている。しかも、召し合わせ部Wが形成されたドア体1は、表裏何れの方向からみても表、裏面本体部2a、3aの単一部材のみが外部に露出していて、表、裏面本体部2a、3aに他部材が配設されないスッキリとした意匠のドア体1となり、しかも、前述したように、面板の切断面が外部に露出することがなく、従来のように、露出する面板切断面のバリ取り工程が不要になるように構成されている。
尚、ドア体の組み込み手順としては、作業台上に表面板2をセットする組み込み手順であってもよい。この場合、予め作業台上に段差部2fよりも戸尻側の表面本体部2aが載置されるスペーサをセットし、該スペーサの上に表面板2をセットし、表面板2の上、下、左、右の各骨材4をセットし、ペーパーコア5をセットするが、このとき、ペーパーコア5は、段差部2fの形状に合わせたものを介装することができ、段差部2fと骨材脚片4aとの間に隙間を形成する必要はない。そして、作業台上の折り返し部2jと、戸先側の骨材4との間に、裏面板3の折曲片3gの先端縁部を挿し込み、第一、第二折り返し片2h、2iを弾性変形させる状態で折曲片3gを無理矢理押し込むことにより、第二折り返し片2iと延出片2gとの対向間に挿し込むことができる。このとき、第一、第二折り返し片2h、2iの弾性変形は、スプリングバックによって元状態に復帰するのでドア体1の形状に何ら支障を来すことはない。
ところで、前記上、下、左、右枠体6、7、8、9のうち、左右のドア枠8、9は同形状のアルミ型材を上下反転することにより左右対称状に配設されたものとなっている。前記左、右ドア枠8、9は、左右方向内側(開口部側)に位置して裏面側に退避する段差凹部8a、9aがそれぞれ形成され、ドア体1を、前述したように、左側の戸尻側ドア厚片2d、3dと右枠体9との間に設けた丁番10を介して開口部に支持させたとき、前記左右枠体8、9の表面位置は、ドア体1の表側に突出する召し合わせ部Wにおける表面位置と略等しく、段差凹部8a、9aにおける表面位置は、表面板2位置、即ち、ドア厚Tに設定される段差部2fよりも戸尻側における表面板2の位置よりも僅かに表側に位置するように設定されている。そして、段差凹部8a、9aに召し合わせ部Wが積層状に収容されることにより、ドア体1を閉鎖姿勢としたときに、召し合わせ部Wがドア体1と左枠体8との間に設けられる隙間を覆蓋し、該部位に露出する錠装置(図示せず)を表面板2側から覆うことにより、防犯性に優れたドア体1となるように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、ドア体1は、戸先側に召し合わせ部Wが形成されて、ドア体1を閉鎖姿勢としたときに召し合わせ部Wが戸先側の左枠体8に積層状に配されて錠装置を覆うことができ、防犯性に優れる。しかも、この場合に、ドア体1の召し合わせ部Wは、ドア体1を構成する表面板2から延出する状態で同一材料で形成されていて、スッキリとした高意匠のドア体1とすることができる。そのうえ、このものでは、ドア体1を形成するべく、表裏の面板2、3を組み込む工程で召し合わせ部Wを形成することができるので、従来のように、別途召し合わせ部を折曲形成してドア体に取り付けるもののように、製造工程数が増加して作業性が劣るようなことがなく、しかも、面板の切断面が外部に露出することもなく、製造工程数を増やすことがなく低コスト化を図ることが可能で、かつ、従来のように表、裏面板2、3を組み込んだ時に、寸法誤差により表、裏面板2、3の間に隙間が形成されるようなことがなく、高意匠のドア体1を提供できる。
さらにこのものでは、第一折り返し片2hに沿って第二折り返し片2iが形成されているので、第一、第二折り返し片2h、2iの折り返し部2j近傍部の強度が保障されて、該部位が長手方向に湾曲状に変形するのが防止されるうえ、召し合わせ部Wは、板厚二枚分となって強度アップされた第一、第二折り返し片2h、2iと延出片2gとの間に折曲片3gを組み込んで形成されるため、召し合わせ部Wの形状を一層強固に保持することが可能となる。
さらに、本発明が実施されたものにあっては、第一、第二折り返し片2h、2iとの間に形成される折り返し部2jが、戸先側ドア厚片3fに突き当てられる構成となっているので、折曲片3gが外部に露出することがなく、意匠性のさらなる向上を図ることができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図5に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
第二の実施の形態のドア体11は、表裏一対の面板12、13を用いて、戸先側に召し合わせ部W1を一体的に形成するように構成されることは、前記第一の実施の形態と同様であり、表、裏面板12、13の表、裏面本体部12a、13aの右側(戸尻側)に戸尻側ドア厚片12d、13dと突き当て片12e、13eとが形成されている。さらに、裏面板13の左側(戸先側)には、戸先側ドア厚片13f、折曲片13gが形成され、表面板12の左側(戸先側)には、延出片12f、第一、第二折り返し片12g、12h、これら第一、第二折り返し片12g、12hのあいだの折り返し部12iが形成されている。そして、第二の実施の形態のドア体11は、表面板12の戸先側に段差部が形成されることはなく、表面本体部12aは平板状に形成されていて、召し合わせ部W1が表側に突出することはないように形成されている。
そして、本実施の形態では、左右枠体14、15のうち、戸尻側の右枠体15に形成される段差凹部15aを、戸先側の左枠体14に形成される段差凹部14aよりも浅溝状とすることにより、表面本体部12aの表裏方向位置と段差凹部15aとの間に段差が形成されないようにしている。
このように構成される第二の実施の形態において、召し合わせ部W1を、表面板12を延出させるようにして形成することができ、段差部のない高意匠のドア体11とすることができ、しかも、表、裏面板12、13の切断面が外部に露出することがなく、製造工程を削減できて、低コスト化を実現できる。
ところで、開口部に設けられる枠体として、上下、左右同形状のもの、即ち、四周枠が共通化されたものを用いることがある。この場合に、第二の実施の形態のようなドア体を用いると、召し合わせ部を戸先側に位置する枠体に積層するように配設しなければならず、召し合わせ部が枠体よりも表側に位置させることになる。ところが、このようにした場合では、ドア体の表面板置が枠体よりも表側に位置する、即ち、上枠体がドア体の表面板位置よりも裏側に退避した配設状態となるため、雨仕舞いに問題が生じる。これに対し、共通化した前記四周枠に、第一の実施の形態のように召し合わせ部のみが表側に突出したドア体を建て付ける構成とした場合では、表面本体部の位置と、共通化された四周枠体の表面位置とを略同位置に設定することが可能となり、雨仕舞いの問題を解決できる。
ドア体の正面図である。 ドア体の縦断面図である。 ドア体の横断面図である。 図3における要部の拡大図である。 第二の実施の形態におけるドア体の横断面図である。
符号の説明
1 ドア体
2 表面板
2a 表面本体部
2b 上側ドア厚片
2d 戸尻側ドア厚片
2f 段差部
2g 延出片
2h 第一折り返し片
2i 第二折り返し片
2j 折り返し部
3 裏面板
3f 戸先側ドア厚片
3g 折曲片
4 骨材
8 左枠体

Claims (3)

  1. 金属材からなる表裏一対の面板を用いて鋼製ドアを形成するにあたり、一方の面板に、戸先側の端縁部から他方の面板側に折曲するドア厚片と、該ドア厚片の先端縁部から戸先側に折曲する折曲片とを形成し、他方の面板に、前記折曲片に沿って戸先側に延出する延出片と、該延出片の先端縁部からドア厚片に向けて戸尻側に折り返される第一折り返し片と、該第一折り返し片の戸尻側端縁部から延出片に向けて戸先側に折り返される第二折り返し片とを形成し、前記一方の面板の折曲片を他方の面板の延出片と第二折り返し片との間に挿し込んで、他方の面板の戸先側部位に召し合わせ部が形成されている鋼製ドア。
  2. 他方の面板は、戸先側に段差部が折曲形成され、召し合わせ部が他方側に突出して形成されている請求項1に記載の鋼製ドア。
  3. 第一、第二折り返し片との間に形成される折り返し部は、ドア厚片に突き当てられるように形成されている請求項1または2に記載の鋼製ドア。
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