JP2008133005A - 把手付ボトル容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボトル本体10に凸設された係合凸部30に把手部材40が装着されて構成される把手付ボトル容器1において、把手部材40は、係合凸部30を挿入可能な装着孔部44を備えた装着部41とこの装着部41から延びる把手部42とを有し、係合凸部30を装着孔部44に挿入してボトル本体10に対して相対的に回転させることによりボトル本体10に装着され、ボトル本体10には、把手部材40が装着された状態で、把手部42を収容してボトル本体10と把手部材40との相対回転を防止する回転防止手段24が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
したがって、把手部材を把持した際にボトル本体が落下してボトル容器が破損したり内容物が漏洩したりするなどのトラブルを未然に防止することができる。
この場合、装着部の上下端からそれぞれ延びる把手部を、前記ボトル本体のうち前記係合凸部の上方および下方の少なくとも一方に設けられた係止凹部に係止させることにより、ボトル本体と把手部材との相対回転を確実に防止することができる。
この場合、装着孔部が断面概略円形とされているために係合凸部に対して相対回転しやすいものの回転防止手段が設けられているので、前記把手部材を確実に装着することができる。よって、装着孔部を断面概略円形とした形状が簡単な把手部材を適用することができ、把手部材を低コストで製造することが可能となる。また、係合凸部に装着孔部の内壁面によって弾性変形させられる弾性変形部が設けられているので、係合凸部と装着孔部とを圧接させて確実に把手部材を装着することができるとともに、把手部材とボトル本体との相対回転をより確実に防止することができる。
本実施形態である把手付ボトル容器1は、ボトル本体10と、このボトル本体10に装着される把手部材40とを有している。
また、一対の長辺側壁面11B、11Bには、短辺側壁面11Aと同様に周方向に延びる凹溝16が複数(本実施形態では、図2に示すように4つ)形成されるとともに、これらの凹溝16に重なるようにして減圧吸収パネル17がそれぞれ設けられており、これら減圧吸収パネル17の内側に、胴部11の周方向に延びる凹溝18が中心軸線L方向に間隔をあけて複数(本実施形態では、図2に示すように3つ)形成されている。
この凹部20には、垂直壁21から一方側に向けて突出するように係合凸部30が凸設されている。
この係合凸部30には、垂直壁21との間に深さが一定の係合溝33が形成され、この係合溝33の上下部分には、それぞれ上下方向に向けて凸となる弾性変形部34が設けられている。
まず、図3に示すように、把手部材40をボトル本体10の中心軸線Lに対して90°で交差するように、つまり、把手部材40の押圧部45が、前記係合凸部30の凹曲部32に対向するように配置する。ここで、係合凸部30の凸曲部31がなす凸曲線が把手部材40の装着孔部44の内径と略同一径の円弧とされるとともに、押圧部45の突出高さが前記係合凸部30の凹曲部32の凹み量よりも小さく設定されているので、装着孔部44に係合凸部30を挿入することが可能となる。
そして、把手部42のうち装着部41の下端から延設されている部分が、凹部20の傾斜面部23に形成された係止凹部24に収容される。
第2の実施形態においては、係合凸部30および装着孔部44の形状が第1の実施形態と異なっている。
そして、本実施形態においては、凹部20の垂直壁21には、断面八角形状をなす係合凸部30が凸設されている。
ここで、側方圧接部36、36同士の間隔は、対向する一対の斜辺部38、38同士の間隔よりも大きく設定されている。また、側方圧接部36の長さは、前記斜辺部38よりも短く、かつ、軸方向圧接部37よりも長く設定されている。
また、この係合凸部30には、垂直壁21との間に係合溝33が形成されている。
このようにして、本実施形態である把手付ボトル容器1が構成される。なお、把手部材40が装着された状態においては、図1に示すように、把手部材40は胴部11の下部の外周部分よりも内側に位置するように構成されている。
したがって、把手部42を把持して取り扱った場合でも、ボトル本体10と把手部材40とが不意に外れてしまうことを防止できる。
例えば、本実施形態においては、係止凹部24をボトル本体10のうち係合凸部30の下方に位置する傾斜面部23にのみ設けたものとして説明したが、これに限定されることはなく、係合凸部30の上方(例えば段状部22)にのみに設けてもよいし、係合凸部30の上方および下方にそれぞれ設けてもよい。
さらに、把手部材は、本実施形態のように一体成形されたものであってもよいし、一体成形されたヒンジ部を備えた部材を2つ折りにして貼り合わせるようにして成形されたものであってもよい。
10 ボトル本体
24 係止凹部(回転防止手段)
30 係合凸部
34 弾性変形部
40 把手部材
41 装着部
42 把手部
44 装着孔部
Claims (3)
- ボトル本体に凸設された係合凸部に把手部材が装着されて構成される把手付ボトル容器において、
前記把手部材は、前記係合凸部を挿入可能な装着孔部を備えた装着部とこの装着部から延びる把手部とを有し、前記係合凸部を前記装着孔部に挿入して前記ボトル本体に対して相対的に回転させることにより前記ボトル本体に装着され、
前記ボトル本体には、前記把手部材が装着された状態で、前記把手部を収容して前記ボトル本体と前記把手部材との相対回転を防止する回転防止手段が設けられていることを特徴とする把手付ボトル容器。 - 請求項1に記載の把手付ボトル容器において、
前記把手部は、前記把手部材が前記ボトル本体に装着された状態で、前記装着部の上下端からそれぞれ延びるように設けられており、
前記回転防止手段として、前記把手部を係止可能な係止凹部が、前記ボトル本体のうち前記係合凸部の上方および下方の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする把手付ボトル容器。 - 請求項1または請求項2に記載の把手付ボトル容器において、
前記装着孔部は、その断面が概略円形をなしており、
前記係合凸部には、前記把手部材を装着した際に装着孔部の内壁面により弾性変形させられる弾性変形部が設けられていることを特徴とする把手付ボトル容器。
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JP3200619B2 (ja) * | 1992-11-19 | 2001-08-20 | 株式会社吉野工業所 | 把手付き合成樹脂製壜体の成形方法 |
-
2006
- 2006-11-28 JP JP2006319799A patent/JP4975421B2/ja active Active
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