JP2008130713A - レーザアニール方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜を有する同一のガラス基板内に、マスクを用いず、工程及び装置を複雑化することなく、電気特性を均一化するために画素部の結晶粒径の均一性を向上させ、周辺回路部のトランジスタの高移動度を達成するために結晶粒径を増大させることができるレーザアニール方法及び装置を提供する。
【解決手段】偏光パルスレーザ光5aをガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面を有しかつ異なる偏光状態の2種以上の矩形偏光ビーム9に変換し、ガラス基板上の周辺回路部3と画素部2とで矩形偏光ビーム9を異なる偏光状態(偏光状態6、7)で照射する
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶、半導体装置の製造分野において、基板上に成膜した半導体薄膜を改質して結晶化するレーザアニール方法及び装置に関する。
液晶や半導体装置の製造において基板上に薄膜トランジスタ(以下、TFT:Thin Film Transistorという)を形成する場合に、TFTが形成される半導体層としてアモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜を用いると、キャリアの移動度が小さいため高速動作ができない。そのため、通常、非晶質半導体膜を結晶化して多結晶半導体膜(例えば多結晶シリコン膜)に改質する必要がある。
非晶質半導体膜を多結晶半導体膜に改質する手段として、レーザアニール装置が知られており、例えば特許文献1、2に既に開示されている。
特許文献1の「半導体デバイスのレーザ処理方法」は、液晶ディスプレイ装置となるべき半導体のアニールの際に、周辺回路領域と画素領域とに配置される薄膜トランジスタを必要な特性に応じて作り分けることを目的としている。
またその手段として、特許文献1の発明では、半導体薄膜に対するレーザ光の照射によるアニール工程において、部分的にマスクを用いてレーザ光を選択的に照射する。例えば、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の作製において、周辺回路領域と画素領域とに対して、それぞれ異なる条件でレーザ光を照射するために、マスクを用いて、必要とする照射エネルギー密度でレーザ光を照射し、必要とする結晶性を選択的に有する結晶性珪素膜を得るものである。
特許文献2の「レーザ照射装置及び方法、並びにレーザアニール装置及び方法」は、複数のレーザ発振器から出射されるレーザ光を合成しても偏光方向が揃ったレーザ光を照射することができ、これにより、非晶質半導体のレーザアニールに適用した場合に、等方的な結晶粒を得ることができるとともに、処理効率を高め生産性を向上させることを目的としている。
またその手段として、特許文献2のレーザ照射装置は、パルスレーザ光を出射する複数のレーザ発振器と、複数のレーザ発振器のパルスタイミングがずれるように各々に制御信号を出力するパルス制御部と、複数のレーザ光を同軸光路上に合成する偏光ビームスプリッタと、合成したレーザ光の光路上に配置され入射するレーザ光中の互いに直交する偏光成分のうち揃えるべき偏光方向と異なるものの偏光方向を選択的に回転させて、被照射物に照射するレーザ光の偏光方向を揃える偏光変換光学系と、を備えたものである。
特開平8−227855号公報、「半導体デバイスのレーザ処理方法」 特開2006−253571号公報、「レーザ照射装置及び方法、並びにレーザアニール装置及び方法」
上述した特許文献1には、液晶および有機ディスプレイにおいて、画素部のトランジスタに加えて周辺回路部のトランジスタを同一ガラス基板内に作製する方法が提案されている。
一般に画素部のトランジスタには電気特性の均一性が必要とされ、結晶粒径の均一性を向上させる必要がある。一方、周辺回路部のトランジスタには高移動度が要求され、結晶粒径を増大させる必要がある。
上記目的を達成するため、特許文献1では、周辺回路部と画素部を異なるエネルギーでレーザ照射する手段、及び金属元素を添加する手段が提案されている。
しかし異なるエネルギーでレーザ照射するためにはマスクが必要となる場合があり、また金属元素を添加することは工程及び装置を複雑化させる問題点がある。
本発明は上述した問題点に鑑みて創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、アモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜を有する同一のガラス基板内に、マスクを用いず、工程及び装置を複雑化することなく、電気特性を均一化するために画素部の結晶粒径の均一性を向上させ、周辺回路部のトランジスタの高移動度を達成するために結晶粒径を増大させることができるレーザアニール方法及び装置を提供することにある。
本発明によれば、液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上に成膜された非晶質半導体膜をレーザ光の照射により結晶化するレーザアニール方法であって、
偏光パルスレーザ光をガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面を有しかつ異なる偏光状態の2種以上の矩形偏光ビームに変換し、前記ガラス基板上の周辺回路部と画素部とで前記矩形偏光ビームを異なる偏光状態で照射する、ことを特徴とするレーザアニール方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記周辺回路部に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射し、該偏光パルスレーザ光のエネルギー勾配により短辺方向に結晶粒を増大させる。
また、前記画素部に、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射し、短辺方向に発生する定在波により、結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させる。
また、前記画素部に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光とを交互に照射し、長辺方向及び短辺方向に発生する定在波により、長辺方向に結晶粒を均一化させかつ結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させてもよい。
また本発明によれば、液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上に成膜された非晶質半導体膜をレーザ光の照射により結晶化するレーザアニール装置であって、
偏光パルスレーザ光を周期的に出射するレーザ出射装置と、
該レーザ出射装置からの偏光パルスレーザ光を、ガラス基板上の走査方向に直交する方向に電場が向く偏光状態と前記走査方向に電場が向く偏光状態とに変換可能な偏光変換光学系と、
該偏光変換光学系からの偏光パルスレーザ光を、ガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビームに変換する形状変換光学系とを備え、
ガラス基板上の周辺回路部と画素部とで矩形偏光ビームを異なる偏光状態で照射する、ことを特徴とするレーザアニール装置が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記レーザ出射装置は、偏光パルスレーザ光を周期的に出射する単一のレーザ共振器であり、
前記偏光変換光学系は、レーザ共振器と形状変換光学系の間の光路上に配置された1/2波長板と、該1/2波長板を光軸を中心に回転させる駆動部とからなる。
また、別の好ましい実施形態によれば、前記レーザ出射装置は、偏光パルスレーザ光を周期的に出射する複数のレーザ共振器と、該複数のレーザ共振器のパルスタイミングがずれるように各々に制御信号を出力するパルス制御部とからなり、
前記偏光変換光学系は、複数のレーザ光を同軸光路上に合成する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタと形状変換光学系の間の光路上に配置された1/2波長板と、該1/2波長板を光軸を中心に回転させる駆動部とからなる。
また前記形状変換光学系は、円形断面のレーザ光をガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビームに変換するビームエキスパンダーと、
前記矩形偏光ビームを短辺方向に集光しかつ焦点距離が可変な1対のシリンドリカルレンズアレイと、
該シリンドリカルレンズアレイを通過した前記矩形偏光ビームをガラス基板上に集光するコンデンサーレンズとからなる、ことが好ましい。
上記本発明の方法及び装置によれば、液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上に成膜された非晶質半導体膜に、偏光パルスレーザ光をガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面を有しかつ異なる偏光状態の2種以上の矩形偏光ビームに変換し、前記ガラス基板上の周辺回路部と画素部とで前記矩形偏光ビームを異なる偏光状態で照射するので、周辺回路部と画素部とで偏光状態の相違により異なる結晶化を行うことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記周辺回路部に電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射することにより、偏光パルスレーザ光のエネルギー勾配により短辺方向に結晶粒を増大させることができる。
電場が長辺方向を向くとき短辺方向に結晶粒が伸びる理由は、短辺方向にレーザが元来もっているエネルギー分布があるからである。すなわち、固体レーザであればガウシアン形状に近いエネルギープロファイルとなる。
また、前記画素部に電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射することにより、短辺方向に発生する定在波により、結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させることができる。
この特性も、半導体膜上に偏光方向である短辺方向に定在波が発生し、この定在波の周期的なエネルギーに対応する温度勾配が生じることによる。すなわち、この周期的エネルギーの谷の位置に結晶核が発生し、各結晶核は温度のより高い方向へ成長し互いにぶつかりあった箇所が結晶粒界となる。しかし短辺方向の照射範囲は狭く温度変化が大きいので、結晶粒の短辺方向の成長はこの温度分布により抑制される。従って、長辺方向及び短辺方向の両方向の結晶成長が制限され、全体として均一な結晶粒を成長させることができる。
また、前記画素部に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光とを交互に照射することにより、長辺方向及び短辺方向に発生する定在波により、長辺方向に結晶粒を伸長させかつ結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させることができる。
この特性は、半導体膜上に偏光方向である長辺方向及び短辺方向に交互に定在波が発生し、この定在波の周期的なエネルギーに対応する温度勾配が生じることによる。すなわち、この周期的エネルギーの谷の位置に結晶核が発生し、各結晶核は温度のより高い方向へ成長し互いにぶつかりあった箇所が結晶粒界となる。従って、周期的な位置に発生した結晶核は、長辺方向及び短辺方向の同じ温度勾配の影響を受けて成長するので、長辺方向及び短辺方向の寸法が均一な結晶粒からなる多結晶半導体膜を形成することができる。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の処理対象である液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板1の上面図である。この基板上には、半導体層としてアモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜が全面に均一に成膜されている。また、ガラス基板1上には、映像を表示する矩形の画素部2と、画素を駆動するための「L」字型の周辺回路部3とが後工程において設けられる。
本発明のレーザアニール装置は、図1のガラス基板1上に成膜された非晶質半導体膜をレーザ光の照射により結晶化する装置である。このレーザ光には、ガラス基板上の走査方向4に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビーム9を使用する。
走査方向4は、この図に示すように、基板の長手方向に走査しても、短手方向に走査してもよい。
図2は、本発明によるレーザアニール装置の第1実施形態図である。
この図において、本発明のレーザアニール装置は、レーザ出射装置10、偏光変換光学系20、及び形状変換光学系30を備える。
レーザ出射装置10は、偏光パルスレーザ光5aを周期的に出射する装置であり、この例では単一のレーザ共振器12である。
偏光パルスレーザ光5aの偏光方向は、ガラス基板上の走査方向4に直交する方向(この図で紙面に平行な方向)に電場が向く偏光状態6と、走査方向4(この図で紙面に直交する方向)に電場が向く偏光状態7のどちらでもよい。
なお、この図において偏光状態6を上下方向の矢印、偏光状態7を二重丸で示す。
図1において、偏光状態6は、電場が矩形偏光ビーム9の長辺方向に向く偏光状態であり、偏光状態7は、電場が矩形偏光ビーム9の短辺方向に向く偏光状態である。
偏光変換光学系20は、レーザ共振器12からの偏光パルスレーザ光5aを、偏光状態6と偏光状態7に交互に変換する機能を有する。
偏光変換光学系20は、この例ではレーザ共振器12と形状変換光学系30の間の光路上に配置された1/2波長板22と、1/2波長板22を光軸を中心に回転又は揺動させる駆動部24とからなる。
この構成により、駆動部24により1/2波長板22を回転又は揺動させることにより、45度回転毎に、1/2波長板22を通過する偏光パルスレーザ光5aを、偏光状態6と偏光状態7に交互に変換することができる。従って、1/2波長板22をどちらかの位置で停止することで、通過した偏光パルスレーザ光5bを常に偏光状態6又は偏光状態7に変換することができる。
形状変換光学系30は、偏光変換光学系20を通過した偏光パルスレーザ光5bを、ガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビーム9に変換する機能を有する。
形状変換光学系30は、この例では、ビームエキスパンダー32、1対のシリンドリカルレンズアレイ34、及びコンデンサーレンズ36からなる。
ビームエキスパンダー32は、この例では非球面の凹レンズ32aと凸レンズ32bからなり、円形断面の偏光パルスレーザ光5bをガラス基板上の走査方向4に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビーム8aに変換する。矩形偏光ビーム8aは平行光であるのが好ましい。
なお、ビームエキスパンダー32は、上述した以外の構成の光学系であってもよい。
1対のシリンドリカルレンズアレイ34は、上流側シリンドリカルレンズアレイ34aと下流側シリンドリカルレンズアレイ34bとからなり、図示しないアクチュエータにより、その間隔Δを変更できるようになっている。間隔Δを変化させることにより、1対のシリンドリカルレンズアレイ34の焦点距離を変化し、矩形偏光ビーム8bの長辺方向の長さを変化させることができる。
すなわち、上流側シリンドリカルレンズアレイ34aと下流側シリンドリカルレンズアレイ34bの焦点距離をそれぞれf,fとすると、1対のシリンドリカルレンズアレイ34の焦点距離fは、式(1)であらわすことができる。
1/f=1/f+1/f−Δ/(f・f)・・・(1)
この式(1)から、Δを変化させることにより、焦点距離fを変化させることができ、この結果、走査方向4に直交する方向の集光角度が変化し、矩形偏光ビーム8bの長辺方向の長さを変化させることができることがわかる。
なお、1対のシリンドリカルレンズアレイ34は、上述した以外の構成の光学系であってもよい。
コンデンサーレンズ36は、シリンドリカルレンズアレイ34を通過した矩形偏光ビーム8bをガラス基板上に集光する。コンデンサーレンズ36は、非球面凸レンズであり、矩形偏光ビーム8bをガラス基板上の走査方向4に集光し、ガラス基板上に走査方向4に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビーム9を照射する。
なお、コンデンサーレンズ36は、上述した以外の構成の光学系であってもよい。
上述した構成により、駆動部24により1/2波長板22を適宜回転又は揺動させることにより、偏光パルスレーザ光5aを偏光状態6又は偏光状態7に変換して、ガラス基板上の周辺回路部3と画素部2とで矩形偏光ビーム9を異なる偏光状態で照射することができる。
図3は、本発明によるレーザアニール装置の第2実施形態図である。
この図において、本発明のレーザアニール装置は、レーザ出射装置10、偏光変換光学系20、及び形状変換光学系30を備える。
レーザ出射装置10は、偏光パルスレーザ光5aを周期的に出射する複数(この図で2台)のレーザ共振器12A,12Bと、複数のレーザ共振器のパルスタイミングがずれるように各々に制御信号を出力するパルス制御部14とからなる。
レーザ共振器12A,12Bは、それぞれ偏光状態7と偏光状態6を周期的に出射する。またこの偏光状態7と偏光状態6は、パルス制御部14により出射するパルスタイミングが異なり、交互に出射するようになっている。
偏光変換光学系20は、上述した1/2波長板22と駆動部24のほかに、反射ミラー26と偏光ビームスプリッタ28を備える。
反射ミラー26は、偏光状態7を偏光状態6と直交する方向に全反射させて、偏光状態7を偏光ビームスプリッタ28に入射させる。
偏光ビームスプリッタ28は、2つの偏光パルスレーザ光5a(偏光状態7と偏光状態6)を同軸光路上に合成する機能を有する。
この構成により、偏光ビームスプリッタ28で2つの偏光パルスレーザ光5a(偏光状態7と偏光状態6)を同軸光路上に合成し、偏光状態7と偏光状態6を交互に形状変換光学系30に入射させることができる。
また、駆動部24により1/2波長板22を適宜回転又は揺動させることにより、形状変換光学系30に入射する偏光パルスレーザ光5を、(1)偏光状態6のみ、(2)偏光状態7のみ、或いは(3)偏光状態7と偏光状態6に交互に変換して、ガラス基板上の周辺回路部3と画素部2とに照射することができる。
また、この構成により、2台のレーザ共振器12A,12Bを同時に使用できるので、基板上のレーザ光の走査速度を高めることができ、レーザアニールの処理効率を高め生産性を向上させることができる。
本発明のレーザアニール方法では、上述した装置を用いて、偏光パルスレーザ光5aをガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビーム9に変換し、ガラス基板上の周辺回路部3と画素部2とで矩形偏光ビーム9を異なる偏光状態で照射する。
すなわち、本発明の第1の方法では、周辺回路部3には、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態6の偏光パルスレーザ光9を照射し、偏光パルスレーザ光9のエネルギー勾配により短辺方向に結晶粒を増大させる。
また、本発明の第2の方法では、画素部2には、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態7の偏光パルスレーザ光9を照射し、短辺方向に発生する定在波により、結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させる。
さらに、本発明の第3の方法では、画素部2に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態6の偏光パルスレーザ光9と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態7の偏光パルスレーザ光9とを交互に照射し、長辺方向及び短辺方向に発生する定在波により、長辺方向に結晶粒を伸長させかつ結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させる。
図4は、本発明の第1の方法により、電場が矩形偏光ビーム9の長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射した場合に得られた結晶粒寸法の状態図である。この図は、電場の向きが長辺方向であり波長が532nmの矩形レーザビームをエネルギー密度450〜500mJ/cmで、非晶質シリコン膜に垂直に照射して得られた多結晶シリコン中の結晶粒を示している。
この図から、短辺方向の結晶粒寸法は1.5μm程度であり、本発明の第1の方法により、短辺方向に結晶粒を増大させることができることが確認された。
電場が長辺方向を向くとき短辺方向に結晶粒が伸びる理由は、短辺方向にレーザが元来もっているエネルギー分布があるからである。すなわち、固体レーザであればガウシアン形状に近いエネルギープロファイルとなる。この図において結晶粒が伸びている方向は短辺方向である。
図5は、本発明の第2の方法により、電場が矩形偏光ビーム9の短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射した場合に得られた結晶粒寸法の状態図である。レーザ光の波長、エネルギー密度および照射角度は、実施例1と同一である。
この図から、長辺方向及び短辺方向の結晶粒寸法は0.3μm程度であり、本発明の第2の方法により、均一な結晶粒を成長させることができることが確認された。
この特性は、半導体膜上に偏光方向である短辺方向に定在波が発生し、この定在波の周期的なエネルギーに対応する温度勾配が生じることによる。すなわち、この周期的エネルギーの谷の位置に結晶核が発生し、各結晶核は温度のより高い方向へ成長し互いにぶつかりあった箇所が結晶粒界となる。しかし短辺方向の照射範囲は狭く温度変化が大きいので、結晶粒の短辺方向の成長はこの温度分布により抑制される。従って、長辺方向及び短辺方向の両方向の結晶成長が制限され、全体として均一な結晶粒を成長させることができる。
図6は、本発明の第3の方法により、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光とを交互に照射した場合に得られた結晶粒寸法の状態図である。レーザ光の波長、エネルギー密度および照射角度は、実施例1と同一である。
この図から、長辺方向及び短辺方向の結晶粒寸法は0.3μm程度であり、本発明の第3の方法により、均一な結晶粒を成長させることができることが確認された。
この特性は、半導体膜上に偏光方向である長辺方向及び短辺方向に交互に定在波が発生し、この定在波の周期的なエネルギーに対応する温度勾配が生じることによる。すなわち、この周期的エネルギーの谷の位置に結晶核が発生し、各結晶核は温度のより高い方向へ成長し互いにぶつかりあった箇所が結晶粒界となる。従って、周期的な位置に発生した結晶核は、長辺方向及び短辺方向の同じ温度勾配の影響を受けて成長するので、長辺方向及び短辺方向の寸法が均一な結晶粒からなる多結晶半導体膜を形成することができる。
上述したように、本発明の方法及び装置によれば、液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上の非晶質半導体膜に、偏光パルスレーザ光5aをガラス基板上の走査方向4に短くその直交方向に長い矩形断面を有しかつ異なる偏光状態の2種以上の矩形偏光ビーム9に変換し、ガラス基板上の周辺回路部3と画素部2とで矩形偏光ビーム9を異なる偏光状態で照射するので、周辺回路部3と画素部2とで偏光状態の相違により異なる結晶化を行うことができる。
周辺回路部3には、上述した装置を用いて、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態6の偏光パルスレーザ光9を照射することにより、偏光パルスレーザ光9のエネルギー勾配により短辺方向に結晶粒を増大させることができる。
また、画素部2には、上述した装置を用いて、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態7の偏光パルスレーザ光9を照射することにより、短辺方向に発生する定在波により、結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させることができる。
また、画素部2に、上述した装置を用いて、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態6の偏光パルスレーザ光9と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態7の偏光パルスレーザ光9とを交互に照射することにより、長辺方向及び短辺方向に発生する定在波により、長辺方向に結晶粒を均一化させかつ結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させることができる。
なお、一般的には周辺回路部3と画素部2ではガラス基板上で必要となる面積が異なるため、同一基板内において長辺方向に同一長さのレーザで照射することは効率的ではない。
そのため、本発明では、上述した装置を用いて、例えば1対のシリンドリカルレンズアレイ34の上流側シリンドリカルレンズアレイ34aと下流側シリンドリカルレンズアレイ34bの間隔Δを変化させることにより、1対のシリンドリカルレンズアレイ34の焦点距離を変化し、矩形偏光ビーム8の長辺方向の長さを変化させる。
これにより、マスクを用いずに、アモルファスシリコン膜などの非晶質半導体膜を有する同一のガラス基板内に、周辺回路部3と画素部2とで矩形偏光ビーム9を異なる偏光状態で照射することができる。
また、異なる偏光状態を得る手段として、円偏光又は無偏光を用いて、結晶粒径を均一化してもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明の処理対象である液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板1の上面図である。 本発明によるレーザアニール装置の第1実施形態図である。 本発明によるレーザアニール装置の第2実施形態図である。 本発明の第1の方法により得られた結晶粒寸法の状態図である。 本発明の第2の方法により得られた結晶粒寸法の状態図である。 本発明の第3の方法により得られた結晶粒寸法の状態図である。
符号の説明
1 ガラス基板、2 画素部、3 周辺回路部、4 走査方向、
5 偏光パルスレーザ光、6,7 偏光状態、
8a,8b 矩形偏光ビーム、9 矩形偏光ビーム、
10 レーザ出射装置、12,12A,12B レーザ共振器、
14 パルス制御部、
20 偏光変換光学系、22 1/2波長板、24 駆動部、
26 反射ミラー、28 偏光ビームスプリッタ、
30 形状変換光学系、32 ビームエキスパンダー、
34 シリンドリカルレンズアレイ、36 コンデンサーレンズ

Claims (8)

  1. 液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上に成膜された非晶質半導体膜をレーザ光の照射により結晶化するレーザアニール方法であって、
    偏光パルスレーザ光をガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面を有しかつ異なる偏光状態の2種以上の矩形偏光ビームに変換し、前記ガラス基板上の周辺回路部と画素部とで前記矩形偏光ビームを異なる偏光状態で照射する、ことを特徴とするレーザアニール方法。
  2. 前記周辺回路部に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射し、該偏光パルスレーザ光のエネルギー勾配により短辺方向に結晶粒を増大させる、ことを特徴とする請求項1に記載のレーザアニール方法。
  3. 前記画素部に、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光を照射し、短辺方向に発生する定在波により、結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させる、ことを特徴とする請求項1に記載のレーザアニール方法。
  4. 前記画素部に、電場が矩形偏光ビームの長辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光と、電場が矩形偏光ビームの短辺方向に向く偏光状態の偏光パルスレーザ光とを交互に照射し、長辺方向及び短辺方向に発生する定在波により、長辺方向に結晶粒を均一化させかつ結晶粒の短辺方向の伸長を抑制し、均一な結晶粒を成長させる、ことを特徴とする請求項1に記載のレーザアニール方法。
  5. 液晶および有機ディスプレイ装置用のガラス基板上に成膜された非晶質半導体膜をレーザ光の照射により結晶化するレーザアニール装置であって、
    偏光パルスレーザ光を周期的に出射するレーザ出射装置と、
    該レーザ出射装置からの偏光パルスレーザ光を、ガラス基板上の走査方向に直交する方向に電場が向く偏光状態と、前記走査方向に電場が向く偏光状態とに変換可能な偏光変換光学系と、
    該偏光変換光学系からの偏光パルスレーザ光を、ガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビームに変換する形状変換光学系とを備え、
    ガラス基板上の周辺回路部と画素部とで矩形偏光ビームを異なる偏光状態で照射する、ことを特徴とするレーザアニール装置。
  6. 前記レーザ出射装置は、偏光パルスレーザ光を周期的に出射する単一のレーザ共振器であり、
    前記偏光変換光学系は、レーザ共振器と形状変換光学系の間の光路上に配置された1/2波長板と、該1/2波長板を光軸を中心に回転させる駆動部とからなる、ことを特徴とする請求項5に記載のレーザアニール装置。
  7. 前記レーザ出射装置は、偏光パルスレーザ光を周期的に出射する複数のレーザ共振器と、該複数のレーザ共振器のパルスタイミングがずれるように各々に制御信号を出力するパルス制御部とからなり、
    前記偏光変換光学系は、複数のレーザ光を同軸光路上に合成する偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタと形状変換光学系の間の光路上に配置された1/2波長板と、該1/2波長板を光軸を中心に回転させる駆動部とからなる、ことを特徴とする請求項5に記載のレーザアニール装置。
  8. 前記形状変換光学系は、円形断面のレーザ光をガラス基板上の走査方向に短くその直交方向に長い矩形断面の矩形偏光ビームに変換するビームエキスパンダーと、
    前記矩形偏光ビームを短辺方向に集光しかつ焦点距離が可変な1対のシリンドリカルレンズアレイと、
    該シリンドリカルレンズアレイを通過した前記矩形偏光ビームをガラス基板上に集光するコンデンサーレンズとからなる、ことを特徴とする請求項5に記載のレーザアニール装置。
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