JP2008130447A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】反応ガスの物理量に応答するガス要素部品の応答性を高めることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池10と、燃料電池10に反応ガスを供給するための反応ガス配管31と、弁体を電磁駆動力で所定の駆動周期で駆動して弁座から離隔させることにより反応ガス配管31内の上流側のガス状態を調整して下流側に供給するインジェクタ35とを備え、反応ガス配管31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品110がインジェクタ35に一体的に設けられて近接配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池に接続された反応ガス配管にインジェクタを備えた燃料電池システムに関する。
現在、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムが提案され、実用化されている。かかる燃料電池システムには、水素タンク等の燃料供給源から供給される燃料ガスを燃料電池へと流すための反応ガス配管にガス状態を調整する流量調整弁を設け、この流量調整弁の下流側に開放弁を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−134239号公報
しかし、前記特許文献1に記載されているような燃料電池システムにおいては、流量調整弁と開放弁とが離れて配置されており、上流側の流量調整弁で調整されるガス圧の変動に対して開放弁の開放遅れが生じる可能性がある。このような応答遅れは、開放弁に限らず、反応ガスの物理量に応答するガス要素部品であれば種々の部品において生じ得る問題である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、反応ガスの物理量に応答するガス要素部品の応答性を高めることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池に反応ガスを供給するための反応ガス配管と、弁体を電磁駆動力で所定の駆動周期で駆動して弁座から離隔させることにより前記反応ガス配管内の上流側のガス状態を調整して下流側に供給するインジェクタと、を備えた燃料電池システムであって、前記反応ガス配管を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品が前記インジェクタに一体的に設けられたものである。
かかる構成によれば、ガス要素部品がインジェクタに一体的に設けられて近接配置されるため、インジェクタに起因して生じる圧力変動に対するガス要素部品の応答遅れを抑制できる。
前記燃料電池システムにおいて、前記ガス要素部品が、所定圧力にて開放する開放弁であっても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、開放時に前記インジェクタの下流側と前記反応ガス配管外とを接続させるものであっても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、開放時に前記インジェクタの上流側と下流側とを接続させるものであっても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられている場合に、反応ガス配管外への開放口を下方に向けても良い。
かかる構成によれば、開放弁に液滴が付着しても当該液滴が下方から排出されることになり、弁体に付着することを抑制できる。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放口からのガス放出先に拡散板を設けても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられている場合に、前記支持ブロック内に主流路部と該主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とを設け、前記主流路部を前記分岐流路部の分岐位置よりも下方まで延在させても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられている場合に、前記支持ブロック内に主流路部と前記主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とを設け、前記主流路部の流路断面積よりも前記分岐流路部の流路断面積を広くしても良い。
かかる構成によれば、インジェクタが全開から全閉に戻らない異常(いわゆる開固着)が発生した場合であっても、流路断面積が広い分岐流路部を通じて開放弁からより多くの反応ガスを反応ガス配管外へ放出でき、その結果、燃料電池への圧力印加を小さくすることができる。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられている場合に、前記支持ブロック内に主流路部と前記主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とを設け、前記主流路部に対する直交方向に沿って前記分岐流路部を延在させても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの上流側を支持する支持ブロックと下流側を支持する支持ブロックとで支持されていても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタの上流側を支持する支持ブロックと下流側を支持する支持ブロックとを結合していても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記開放弁が、前記インジェクタを覆う吸音カバーの内側に配置されていても良い。
前記燃料電池システムにおいて、前記ガス要素部品が、前記インジェクタの開閉制御に用いる圧力センサであっても良い。
かかる構成によれば、圧力センサがインジェタクに近接配置されるので、当該圧力センサの検出圧力に基づくインジェクタ制御の時間遅れを低減でき、インジェクタの開閉制御の応答性を向上できる。
本発明によれば、上流側のインジェクタで調整が行われる反応ガスの物理量に応答するガス要素部品の応答性を高めることができる燃料電池システムを提供することができる。
以下、図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システム1について説明する。
図1は、燃料電池システム1のシステム構成図である。この燃料電池システム1は、燃料電池自動車の車載発電システムや船舶、航空機、電車あるいは歩行ロボット等のあらゆる移動体用の発電システム、さらには、建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システム等に適用可能であるが、具体的には自動車用となっている。
第1実施形態に係る燃料電池システム1は、図1に示すように、反応ガス(酸化ガス及び燃料ガス)の供給を受けて電力を発生する燃料電池10を備えるとともに、燃料電池10に酸化ガスとしての空気を供給する酸化ガス配管系2、燃料電池10に燃料ガスとしての水素ガスを供給する水素ガス配管系3、システム全体を統合制御する制御装置4等を備えている。
燃料電池10は、反応ガスの供給を受けて発電する単電池を所要数積層して構成したスタック構造を有している。燃料電池10により発生した電力は、PCU(Power Control Unit)11に供給される。PCU11は、燃料電池10とトラクションモータ12との間に配置されるインバータやDC‐DCコンバータ等を備えている。また、燃料電池10には、発電中の電流を検出する電流センサ13が取り付けられている。
酸化ガス配管系2は、加湿器20により加湿された酸化ガス(空気)を燃料電池10に供給する空気供給流路21と、燃料電池10から排出された酸化オフガスを加湿器20に導く空気排出流路22と、加湿器20から外部に酸化オフガスを導くための排気流路23と、を備えている。空気供給流路21には、大気中の酸化ガスを取り込んで加湿器20に圧送するコンプレッサ24が設けられている。
水素ガス配管系3は、高圧(例えば70MPa)の水素ガスを貯留した燃料供給源としての水素タンク30と、水素タンク30の水素ガスを燃料電池10に供給するための燃料供給流路としての水素供給流路(反応ガス配管)31と、燃料電池10から排出された水素オフガスを水素供給流路31に戻すための循環流路32と、を備えている。なお、水素タンク30に代えて、炭化水素系の燃料から水素リッチな改質ガスを生成する改質器と、この改質器で生成した改質ガスを高圧状態にして蓄圧する高圧ガスタンクと、を燃料供給源として採用することもできる。また、水素吸蔵合金を有するタンクを燃料供給源として採用してもよい。
水素供給流路31には、水素タンク30からの水素ガスの供給を遮断又は許容する遮断弁33と、水素ガスの圧力を調整するレギュレータ34と、インジェクタ35と、が設けられている。また、インジェクタ35の上流側には、水素供給流路31内の水素ガスの圧力及び温度を検出する一次側圧力センサ41及び温度センサ42が設けられている。また、インジェクタ35の下流側であって水素供給流路31と循環流路32との合流部の上流側には、水素供給流路31内の水素ガスの圧力を検出する二次側圧力センサ43が設けられている。
レギュレータ34は、その上流側圧力(一次圧)を、予め設定した二次圧に調圧する装置である。第1実施形態に係る燃料電池システム1においては、一次圧を減圧する機械式の減圧弁をレギュレータ34として採用している。機械式の減圧弁の構成としては、背圧室と調圧室とがダイアフラムを隔てて形成された筺体を有し、背圧室内の背圧により調圧室内で一次圧を所定の圧力に減圧して二次圧とする公知の構成を採用することができる。
図2は、インジェクタ35を示す断面図である。このインジェクタ35は、水素供給流路31のガス状態を調整するもので、水素供給流路31の一部を構成するとともに、軸方向一端の円筒部45の内側に形成された口部51において水素供給流路31の水素タンク30側に配置され、一方の円筒部45と同軸をなす軸方向他端の円筒部46の内側に形成された口部52において水素供給流路31の燃料電池10側に配置される内部流路53が形成された金属製のシリンダ54を有している。
このシリンダ54には、口部51に繋がる第1通路部56と、この第1通路部56の口部51とは反対側に繋がる、第1通路部56よりも大径の第2通路部57と、この第2通路部57の第1通路部56とは反対側に繋がる、第2通路部57よりも大径の第3通路部58と、この第3通路部58の第2通路部57とは反対側に繋がる、第2通路部57および第3通路部58よりも小径の第4通路部59とが形成されており、これらで内部流路53が構成されている。なお、円筒部45の外周部には環状のシール溝45aが形成されており、円筒部46の外周部にも環状のシール溝46aが形成されている。
また、インジェクタ35は、両円筒部45,46間に配置されるこれらよりも大径の本体部47に、第4通路部59の第3通路部58側の開口部を囲むように設けられた例えばゴム等のシール性部材からなる弁座61と、第2通路部57に移動可能に挿入される円筒部62および第3通路部58内に配置される第2通路部57よりも大径の傘部63を有し傘部63に斜めに連通穴64が形成された金属製の弁体65と、弁体65の円筒部62に一端側が挿入されると共に他端側が第1通路部56内に形成されたストッパ66に係止されることで弁体65を弁座61へ当接させて内部流路53を遮断するスプリング67と、弁体65を電磁駆動力によりスプリング67の付勢力に抗して第3通路部58の第2通路部57側の段部68に当接するまで移動させることで弁体65を弁座61から離間させて連通穴64で内部流路53を連通させるソレノイド69と、を有している。ここで、弁体65はシリンダ54の軸線方向に沿って作動する。
インジェクタ35の弁体65は、電磁駆動装置であるソレノイド69への通電制御により駆動され、このソレノイド69に給電されるパルス状励磁電流のオン・オフにより、内部流路53の開口状態を変更(本実施形態では、全開と全閉の2段階)することができるようになっている。そして、制御装置4から出力される制御信号によって、インジェクタ35のガス噴射時間及びガス噴射時期が制御されることにより、水素ガスの流量及び圧力が高精度に制御される。
インジェクタ35は、その下流に要求されるガス流量を供給するために、インジェクタ35の内部流路53に設けられた弁体65による開口状態(開度)及び開放時間の少なくとも一方を変更することにより、下流側(燃料電池10側)に供給されるガス流量(又は水素モル濃度)を調整する。
なお、インジェクタ35の弁体65の開閉によりガス流量が調整されるとともに、インジェクタ35下流に供給されるガス圧力がインジェクタ35上流のガス圧力より減圧されるため、インジェクタ35を調圧弁(減圧弁、レギュレータ)と解釈することもできる。また、本実施形態では、ガス要求に応じて所定の圧力範囲の中で要求圧力に一致するようにインジェクタ35の上流ガス圧の調圧量(減圧量)を変化させることが可能な可変調圧弁と解釈することもできる。
なお、第1実施形態においては、図1に示すように、水素供給流路31と循環流路32との合流部A1より上流側にインジェクタ35を配置している。ここでは、燃料供給源として複数の水素タンク30を採用しているため、各水素タンク30から供給される水素ガスが合流する部分(水素ガス合流部A2)よりも下流側にインジェクタ35を配置している。
循環流路32には、気液分離器36及び排気排水弁37を介して、排出流路38が接続されている。気液分離器36は、水素オフガスから水分を回収するものである。排気排水弁37は、制御装置4からの指令によって作動することにより、気液分離器36で回収した水分と、循環流路32内の不純物を含む水素オフガスと、を外部に排出(パージ)するものである。
また、循環流路32には、循環流路32内の水素オフガスを加圧して水素供給流路31側へ送り出す水素ポンプ39が設けられている。なお、排気排水弁37及び排出流路38を介して排出される水素オフガスは、希釈器40によって希釈されて排気流路23内の酸化オフガスと合流するようになっている。
制御装置4は、車両に設けられた加速操作装置(アクセル等)の操作量を検出し、加速要求値(例えばトラクションモータ12等の負荷装置からの要求発電量)等の制御情報を受けて、システム内の各種機器の動作を制御する。
なお、負荷装置とは、トラクションモータ12のほかに、燃料電池10を作動させるために必要な補機装置(例えばコンプレッサ24、水素ポンプ39、冷却ポンプのモータ等)、車両の走行に関与する各種装置(変速機、車輪制御装置、操舵装置、懸架装置等)で使用されるアクチュエータ、乗員空間の空調装置(エアコン)、照明、オーディオ等を含む電力消費装置を総称したものである。
制御装置4は、図示していないコンピュータシステムによって構成されている。かかるコンピュータシステムは、CPU、ROM、RAM、HDD、入出力インタフェース及びディスプレイ等を備えるものであり、ROMに記録された各種制御プログラムをCPUが読み込んで実行することにより、各種制御動作が実現されるようになっている。
具体的には、制御装置4は、図3に示すように、燃料電池10の運転状態(電流センサ13で検出した燃料電池10の発電時の電流値)に基づいて、燃料電池10で消費される水素ガスの量(以下「水素消費量」という)を算出する(燃料消費量算出機能:B1)。本実施形態においては、燃料電池10の電流値と水素消費量との関係を表す特定の演算式を用いて、制御装置4の演算周期毎に水素消費量を算出して更新することとしている。
また、制御装置4は、燃料電池10の運転状態(電流センサ13で検出した燃料電池10の発電時の電流値)に基づいて、インジェクタ35下流位置における水素ガスの目標圧力値(燃料電池10への目標ガス供給圧)を算出する(目標圧力値算出機能:B2)。本実施形態においては、燃料電池10の電流値と目標圧力値との関係を表す特定のマップを用いて、制御装置4の演算周期毎に、二次側圧力センサ43が配置された位置(圧力調整が要求される位置である圧力調整位置)における目標圧力値を算出して更新することとしている。
また、制御装置4は、算出した目標圧力値と、二次側圧力センサ43で検出したインジェクタ35の下流位置(圧力調整位置)の検出圧力値と、の偏差に基づいてフィードバック補正流量を算出する(フィードバック補正流量算出機能:B3)。フィードバック補正流量は、目標圧力値と検出圧力値との偏差を低減させるために水素消費量に加算される水素ガス流量(圧力差低減補正流量)である。本実施形態においては、PI制御等の目標追従型制御則を用いて、制御装置4の演算周期毎にフィードバック補正流量を算出して更新することとしている。
また、制御装置4は、前回算出した目標圧力値と、今回算出した目標圧力値と、の偏差に対応するフィードフォワード補正流量を算出する(フィードフォワード補正流量算出機能:B4)。フィードフォワード補正流量は、目標圧力値の変動に起因する水素ガス流量の変動分(圧力差対応補正流量)である。
本実施形態においては、目標圧力値の偏差とフィードフォワード補正流量との関係を表すマップをインジェクタ35の一次側圧力に応じて複数(例えば、所定閾値を基準とした高圧用と低圧用の2つ)持っており、これらのマップを用いて制御装置4の演算周期毎にフィードフォワード補正流量を算出して更新することとしている。なお、複数のマップは、一次側圧力センサ41の圧力値に応じて持ち替えられる。
また、制御装置4は、インジェクタ35の上流のガス状態(一次側圧力センサ41で検出した水素ガスの圧力及び温度センサ42で検出した水素ガスの温度)に基づいてインジェクタ35の上流の静的流量を算出する(静的流量算出機能:B5)。本実施形態においては、インジェクタ35の上流側の水素ガスの圧力及び温度と静的流量との関係を表す特定の演算式を用いて、制御装置4の演算周期毎に静的流量を算出して更新することとしている。
また、制御装置4は、インジェクタ35の上流のガス状態(水素ガスの圧力及び温度)及び印加電圧に基づいてインジェクタ35の無効噴射時間を算出する(無効噴射時間算出機能:B6)。ここで無効噴射時間とは、インジェクタ35が制御装置4から制御信号を受けてから実際に噴射を開始するまでに要する時間を意味する。本実施形態においては、インジェクタ35の上流側の水素ガスの圧力及び温度と印加電圧と無効噴射時間との関係を表す特定のマップを用いて、制御装置4の演算周期毎に無効噴射時間を算出して更新することとしている。
また、制御装置4は、水素消費量と、フィードバック補正流量と、フィードフォワード補正流量と、を加算することにより、インジェクタ35の噴射流量を算出する(噴射流量算出機能:B7)。そして、制御装置4は、インジェクタ35の噴射流量を静的流量で除した値にインジェクタ35の駆動周期を乗じることにより、インジェクタ35の基本噴射時間を算出するとともに、この基本噴射時間と無効噴射時間とを加算してインジェクタ35の総噴射時間を算出する(総噴射時間算出機能:B8)。ここで、駆動周期とは、インジェクタ35の噴射孔の開閉状態を表す段状(オン・オフ)波形の周期を意味する。本実施形態においては、制御装置4により駆動周期を一定の値に設定している。
そして、制御装置4は、以上の手順を経て算出したインジェクタ35の総噴射時間を実現させるための制御信号を出力することにより、インジェクタ35のガス噴射時間及びガス噴射時期を制御して、燃料電池10に供給される水素ガスの流量及び圧力を調整する。
燃料電池システム1の通常運転時においては、水素タンク30から水素ガスが水素供給流路31を介して燃料電池10の燃料極に供給されるとともに、加湿調整された空気が空気供給流路21を介して燃料電池10の酸化極に供給されることにより、発電が行われる。この際、燃料電池10から引き出すべき電力(要求電力)が制御装置4で演算され、その発電量に応じた量の水素ガス及び空気が燃料電池10内に供給されるようになっている。
図4に示すように、燃料電池10は、反応ガスの供給を受けて発電する矩形状の単セル71を所要数積層して構成される一対の燃料電池スタック10A,10Bが、互いに単セル71の積層方向を平行にして並設された状態で、これらに共通で積層方向両端部に配置された一対のエンドプレート72,73で挟持されて構成されている。
なお、これらエンドプレート72,73は、燃料電池スタック10A,10Bの並設方向に対し直交する方向の両側に配置された一対のテンションプレート74,75で互いに連結されている。このような燃料電池10は、図5に示すように、略直方体形状のスタックケース76に収容された状態で自動車Vに搭載される。
この搭載状態で、燃料電池10は、燃料電池スタック10A,10Bが相互に水平方向に並ぶ姿勢で自動車Vのフロント側に設けられたエンジンコンパートメントEC内に設置されることになり、このとき、一対のエンドプレート72,73が車体前後方向両端に配置され、一対のテンションプレート74,75が上下に配置された状態となる。以下はこの設置時の姿勢で説明する。
インジェクタ35は、燃料電池10における車両前後方向後側となる一方のエンドプレート72に一体的に設けられている。これに対し、燃料電池10を収容するスタックケース76には、インジェクタ35と対向する後面76a以外の面であってインジェクタ35と乗員室Cとの間にない面、具体的には前面76bに内外を連通させる換気穴78が設けられている。
この換気穴78には水素の通過を規制しつつ水蒸気の通過を許容するフィルタ79が設けられている。なお、換気穴78は、インジェクタ35と対向する面以外の面であってインジェクタ35と乗員室Cとの間にない面であれば、例えば上面76c等の他の面に設けても良い。
上記した一対のエンドプレート72,73は、図4に示すように、複数の燃料電池スタック10A,10Bに共通であるため車幅方向に長い略長方形状をなしており、例えば車両前後方向後側となる一方のエンドプレート72における並設された複数列(図4では、2列)の燃料電池スタック10A,10B同士の中央部に、上記したインジェクタ35が一体的に設けられている。
ここで、燃料電池スタック10A,10Bはエンドプレート72側の極性が互いに反対となるため、それぞれに水素ガスを最短距離で供給するために水素供給口80A,80Bがエンドプレート72の長さ方向に対称に配置されることになる。その結果、インジェクタ35が上記配置とされることで、水素供給流路31におけるインジェクタ35から延出する配管81から分岐して各水素供給口80A,80Bへ接続される配管部81A,81Bの長さを均等にできる。
インジェクタ35は、より具体的には、図6に示すように、入口側の円筒部45が金属製の支持ブロック84の穴部85に、シール溝45aに配置された弾性部材であるOリング86を介して嵌合されており、出口側の円筒部46が金属製の支持ブロック87の穴部88に、シール溝46aに配置された弾性部材であるOリング89を介して嵌合されている。
そして、一方の支持ブロック84が上側に配置された状態で一カ所の締結部90においてエンドプレート72にボルト止めで固定され、他方の支持ブロック87が下側に配置された状態で両側の二カ所の締結部91,92においてエンドプレート72にボルト止めで固定されている。この支持ブロック87をエンドプレート72に結合する二カ所の締結部91,92は、互いを結んだ線が水平となっている。
以上により、インジェクタ35は、その軸線方向つまり弁体駆動方向(弁体65の移動方向)を鉛直方向に配置してエンドプレート72に設けられており、弾性部材であるOリング86,89を介して支持ブロック84,87に両側が支持されている。その結果、インジェクタ35はその上流側の円筒部45および下流側の円筒部46が燃料電池10に一対の支持ブロック84,87を介して結合されており、これら円筒部45,46が燃料電池10の発熱で加温される。また、インジェクタ35は、ガス入口となる口部51をガス出口となる口部52に対して鉛直方向上側に配置している。
また、支持ブロック84,87は、全体として三点の締結部90,91,92で燃料電池10のエンドプレート72に結合されており、下側の支持ブロック87をエンドプレート72に結合する二カ所の締結部91,92は、テンションプレート74,75のエンドプレート72への図4に示す結合部74a,75aの延在方向に平行に配置されている。
なお、支持ブロック84,87を全体として三点ではなく四点でエンドプレート72に結合しても良いが、二点以下では安定的にインジェクタ35を支持できず、五点以上では支持カ所が多くなり過ぎてエンドプレート72の変形等により締結部の緩みを生じる可能性が高くなるため、いずれも好ましくない。
ここで、図5に示すように自動車Vの後部に設けられた水素タンク30から延出する水素供給流路31が自動車Vの乗員室Cの床下を通ってエンジンコンパートメントEC内に導かれ、スタックケース76の下面76dに形成された穴部94を介してスタックケース76内に導入されて、図6に示すようにインジェクタ35の側方を通って上側の支持ブロック84に連結されている。このように支持ブロック84に連結された水素供給流路31は穴部85に連通し、この穴部85を介してインジェクタ35の口部51に連通する。
なお、水素供給流路31は、支持ブロック84への連結側が、支持ブロック84に接続されるU字状をなす金属製の配管部95と、この配管部95に接続される弾性体からなる絶縁配管部96と、この絶縁配管部96に接続される金属製の配管部(入口側配管)97とに分割されている。そして、絶縁配管部96によって、高電位の燃料電池10とボディアースされた水素タンク30とを結ぶ水素供給流路31を電気的に絶縁しており、この絶縁配管部96はスタックケース76内に配置されている。
また、スタックケース76の下面76dの穴部94に挿通される配管部97は、支持ブロック87をエンドプレート72に固定する締結部91に共締めされたブラケット98で中間部が固定されている。これは、絶縁配管部96が弾性体であることから、そのままでは姿勢が安定しない配管部97の姿勢を安定させるためである。
そして、第1実施形態においては、水素供給流路31を流通する水素ガスの物理量に応答するガス要素部品である開放弁110がインジェクタ35に一体的に設けられている。
つまり、図6に示すように、インジェクタ35の下流側の円筒部46を支持する支持ブロック87には、その内側の鉛直方向に沿う穴部88の途中位置からエンドプレート72と平行をなして前下がりに連通穴111が形成されており、この連通穴111の延長上に内部通路112を配置して開放弁110が取り付けられている。
この開放弁110の内部通路112は連通穴111側から順に配置された、小径穴部113と、小径穴部113から離れるほど大径となるテーパ穴部114と、小径穴部113よりも大径の大径穴部115とで構成されており、大径穴部115の小径穴部113とは反対側には、蓋部材116が嵌合されている。
この蓋部材116には、内部通路112を水素供給流路31の外側に開放する開放口117が複数形成されており、蓋部材116とテーパ穴部114との間には、テーパ穴部114側に球状の弁体118が、弁体118と蓋部材116との間にスプリング119がそれぞれ配置されている。
穴部88と連通穴111とによって、支持ブロック87内には、鉛直方向に沿う穴部88内に形成される主流路部122と、連通穴111内に形成され主流路部122から開放弁110側に分岐する分岐流路部123とが設けられており、主流路部122に対する略直交方向に沿ってやや前下がりに分岐流路部123が延在している。また、主流路部122は分岐流路部123の分岐位置よりも下方まで延在している。
さらに、蓋部材116の開放口117は、連通穴111に沿って前下がりとなっており、水平に対しては下向きとなっている。加えて、連通穴111の径φAは、穴部88の最小径φBよりも大径となっている。つまり穴部88内の主流路部122の流路断面積よりも連通穴111の流路断面積の方が広くなっている。
このような開放弁110は、水素供給流路31の圧力がスプリング119の付勢力よりも小さい所定圧力以下の場合、弁体118がスプリング119の付勢力でテーパ穴部114に当接して水素供給流路31を開放せず、水素供給流路31の圧力が前記所定圧力よりも高くなると、弁体118がスプリング119の付勢力に抗してテーパ穴部114から離間して水素供給流路31を外気に連通させる。
開放弁110の開放口117からのガス放出方向先方には、開放口117から放出されたガスを減速し拡散させる拡散板125が設けられている。この拡散板125は、エンドプレート72に固定されており、中央の高さが高い山型をなすとともに図7に示すように中央から放射状に同方向に湾曲する複数の羽根部126が形成された形状をなしている。
以上説明した第1実施形態に係る燃料電池システム1によれば、水素供給流路31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品である開放弁110がインジェクタ35に一体的に設けられて近接配置されるため、インジェクタ35に起因して生じる圧力変動に対する開放弁110の応答遅れを抑制できる。したがって、水素供給流路31における開放弁110の上流側のインジェクタ35で調整後の水素ガスの圧力が所定圧力になると開放弁110を即座に応答つまり開放させて水素供給流路31の圧力を外気に逃がすことができ、この圧力が所定圧力を超える場合に生じる不具合を抑制できる。
また、開放弁110が、インジェクタ35の下流側を支持する支持ブロック87に、開放口117が水平に対し下方を向くように設けられているため、開放弁110の開放口117側に液滴が付着しても、液滴は自重で流れ落ちることになり、弁体118に付着することが抑制されることになる。
しかも、開放弁110が、インジェクタ35の下流側を支持する支持ブロック87内に主流路部122と主流路部122から開放弁110側に分岐する分岐流路部123とを設け、主流路部122が分岐流路部123の分岐位置よりも下方まで延在しているため、主流路部122の下流側に設けられる循環流路32において燃料電池10からの湿度の高い水素オフガスが導入されても、その水蒸気により生じる結露水が開放弁110に及ぶことを抑制できる。よって、開放弁110に生じる凍結固着を抑制できる。
さらに、開放弁110の開放口117のガス放出先に拡散板125を設けているため、開放弁110の開放時に水素ガスが拡散板125で減速されて拡散されることになる。したがって、水素ガスの放出流速が高いことに起因した他部品の破損等を抑制できる。
加えて、支持ブロック87内に設けられた主流路部122の流路断面積よりも、主流路部122から開放弁110側に分岐する分岐流路部123の流路断面積を広くしているため、インジェクタ35の開状態での固着等で水素ガスが大流量でインジェクタ35から流れる時に、開放弁110側により多く流して水素供給流路31の外に放出することができ、燃料電池10への圧力印加を小さくすることができる。
また、主流路部122に対する略直交方向に沿って分岐流路部123を延在させているため、分岐流路部123に連通する開放弁110が、インジェクタ35の開閉時の水素ガスの動圧を受けにくくなり、その結果、開放弁110の開弁圧をより低くすることができる。したがって、燃料電池10等の耐圧が低い部品の劣化を抑制できる。もしくは、燃料電池10の耐圧を下げることで軽量化が可能となる。
なお、以上の第1実施形態に係る燃料電池システム1において、図8に示すように、上記したインジェクタ35が配置されるエンドプレート72にインジェクタ35の本体部47が一部入り込む凹部100を形成し、インジェクタ35を覆うように硬質の湾曲板状の遮音材101を配置するとともに、凹部100及び遮音材101とインジェクタ35との隙間を軟質の弾性体(軟質層)102で満たしても良い。
これにより、インジェクタ35と燃料電池10との間に弾性体102が設けられることになり、インジェクタ35は一部が燃料電池10に埋め込まれることになる。なお、遮音材101及び弾性体102がインジェクタ35を覆う吸音カバー103を構成する。
また、インジェクタ35に設けられた制御信号通信用の信号線接続コネクタ104をエンドプレート72におけるインジェクタ35の配置面72aと平行に配置することで、この信号線接続線コネクタ104の信号線との接続部分である口部105を配置面72aと平行にしても良い。これに合わせて、遮音材101に、この信号線接続コネクタ104を外部に露出させるための開口部106をエンドプレート72側に形成しても良い。
さらに、インジェクタ35とともに開放弁110を覆うように遮音材101及び弾性体102からなる吸音カバー103を設けても良く、このように構成すれば開放弁110の開放時のガス放出音を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る燃料電池システム1について第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
第2実施形態に係る燃料電池システム1においては、図9に示すように、第1実施形態の開放弁は設けられておらず、水素供給流路31がインジェクタ35をバイパスするバイパス流路130を有しており、このバイパス流路130に水素供給流路31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品である開放弁131が設けられ、この開放弁131がインジェクタ35に一体的に設けられている。
この開放弁35は、所定圧力にて開放するもので、開放時にインジェクタ35の上流側と下流側とをインジェクタ35を介さずに接続させるリリーフ弁である。そして、第2実施形態では、この開放弁131が、インジェクタ35の上流側の円筒部45を支持する支持ブロック84と下流側の円筒部46を支持する支持ブロック87とで支持されており、また、これら支持ブロック84,87同士を結合している。
つまり、第2実施形態の上側の支持ブロック84は、第1実施形態よりもエンドプレート72に沿って広い幅に形成されるとともに、円筒部45を支持する穴部85と平行に嵌合穴133が形成されており、この嵌合穴133と穴部85とがこれらに直交する連通穴134で連通されている。
また、下側の支持ブロック87も、第1実施形態よりもエンドプレート72に沿って広い幅に形成されるとともに、円筒部46を支持する穴部88と平行に嵌合穴136が形成されており、この嵌合穴136と穴部88とがこれらに交差する連通穴137で連通されている。この連通穴137は穴部88側ほど下側に位置するように傾斜している。
そして、開放弁131は、そのケース140の両端側にフランジ部141,142が形成されており、一方のフランジ部141よりも端側を支持ブロック84の嵌合穴133に嵌合させた状態でこのフランジ部141において支持ブロック84にボルト止めされており、他方のフランジ部142よりも端側を支持ブロック87の嵌合穴136に嵌合させた状態でこのフランジ部142において支持ブロック87にボルト止めされている。なお、各支持ブロック84,87のフランジ部141,142への当接面には隙間をシールするOリング143が介装されている。
さらに、上記した支持ブロック84,87間には、インジェクタ35及び開放弁131の両方を覆うように遮音材101が設けられている。この遮音材101はエンドプレート72に取り付けられており、この遮音材101とエンドプレートとの間には弾性体102が充填されている。つまり、インジェクタ35及び開放弁131は遮音材101と弾性体102とからなる吸音カバー103で覆われている。
以上説明した第2実施形態に係る燃料電池システム1によれば、水素供給流路31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品である開放弁131がインジェクタ35に一体的に設けられて近接配置されるため、インジェクタ35に起因して生じる圧力変動に対する開放弁131の応答遅れを抑制できる。
したがって、インジェクタ35に起因してインジェクタ35よりも上流側の水素ガスの圧力が所定圧力になると開放弁131を即座に応答、つまり、開放させて水素ガスを水素供給流路31におけるインジェクタ35の下流側に逃がすことができ、この圧力が所定圧力を超える場合に生じる不具合を抑制できる。
また、開放弁131が、インジェクタ35の上流側を支持する支持ブロック84と下流側を支持する支持ブロック87とで支持されているため、開放弁131の支持機構を統合でき、構成部品を簡略化できる。
さらに、開放弁131が、インジェクタ35の上流側を支持する支持ブロック84と下流側を支持する支持ブロック87とを結合するため、両側の支持ブロック84,87の連結機構を開放弁131が兼ねることになり、構成部品を簡略化できる。
また、開放弁131が、インジェクタ35を覆う遮音材101及び弾性体102からなる吸音カバー103の内側に配置されているため、インジェクタ35との温度差が生じにくくなり、結露を生じにくくなるとともに、汚損が抑制される。
なお、開放弁131にフランジ部141,142を設けるのではなく、開放弁131の外周面にオネジを形成し支持ブロック84,87にメネジを形成して、これらを螺合させても良く、その場合、支持ブロック84,87間に開放弁131を内側に挿入するカラーを設けこのカラーを支持ブロック84,87間で踏ん張らせることで開放弁131による締結力を発生させても良い。
次に、本発明の第3実施形態に係る燃料電池システム1について第1実施形態との相違部分を中心に説明する。
第3実施形態においては、第1実施形態の開放弁は設けられておらず、図10に示すように、水素供給流路31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品であってインジェクタ35の上記した開閉制御に用いられ、開閉制御のフィードフォアード項を決める一次側圧力センサ41及びフィードバック項を決める二次側圧力センサ43がインジェクタ35に一体的に設けられている。勿論、第3実施形態に第1実施形態の開放弁あるいは第2実施形態の開放弁を設けても良い。
インジェクタ35の上流側の円筒部45を支持する支持ブロック84には、その内側の鉛直方向に沿う穴部85と交差する方向(直交する方向)にエンドプレート72と平行にネジ穴145が形成されており、このネジ穴145に外側から圧力センサ41が螺合されている。
ここで、このネジ穴145は、穴部85のOリング86およびインジェクタ35で画成された水素供給流路31の一部を構成する空間に連通しており、一次側圧力センサ41の先端の検出部41aは水素供給流路31内のインジェクタ35の直上流側の圧力をネジ穴145を介して検出する。
また、インジェクタ35の下流側の円筒部46を支持する支持ブロック87には、その内側の鉛直方向に沿う穴部88と交差する方向(直交する方向)にエンドプレート72と平行にネジ穴146が形成されており、このネジ穴146に外側から圧力センサ43が螺合されている。
ここで、このネジ穴146は、穴部88のOリング89およびインジェクタ35で画成された水素供給流路31の一部を構成する空間に連通しており、圧力センサ43の先端の検出部43aは水素供給流路31内のインジェクタ35の直下流側の圧力をネジ穴146を介して検出する。
以上説明した第3実施形態に係る燃料電池システム1によれば、水素供給流路31を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品である圧力センサ41,43がインジェクタ35に一体的に設けられて近接配置されるため、インジェクタ35に起因して生じる圧力変動に対する圧力センサ41,43の応答遅れ、つまり一次側圧力センサ41の圧力検出及び二次側圧力センサ43の圧力検出の時間遅れを抑制できる。
したがって、上記のように、一次側圧力センサ41の検出圧力値及び二次側圧力センサ43の検出圧力値等に基づいて制御されるインジェクタ35の制御遅れを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 図1に示す燃料電池システムのインジェクタを示す断面図である。 図1に示す燃料電池システムの制御装置の制御態様を説明するための制御ブロック図である。 図1に示す燃料電池システムの燃料電池を示す斜視図である。 図1に示す燃料電池システムが搭載された自動車を概略的に示す側面図である。 図1に示す燃料電池システムの燃料電池を示す一部を断面とした部分拡大正面図である。 図1に示す燃料電池システムで用いられる拡散板を示す正面図である。 図1に示す燃料電池システムのインジェクタの周辺を示す変形例の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池システムの燃料電池を示す一部を断面とした部分拡大正面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池システムの燃料電池を示す一部を断面とした部分拡大正面図である。
符号の説明
1…燃料電池システム、10…燃料電池、10A,10B…燃料電池スタック(スタック)、31…水素供給流路(反応ガス配管)、35…インジェクタ、41,43…圧力センサ(ガス要素部品)、84,87…支持ブロック、103…吸音カバー、110,131…開放弁(ガス要素部品)、117…開放口、122…主流路部、123…分岐流路部、126…拡散板。

Claims (13)

  1. 燃料電池と、前記燃料電池に反応ガスを供給するための反応ガス配管と、弁体を電磁駆動力で所定の駆動周期で駆動して弁座から離隔させることにより前記反応ガス配管内の上流側のガス状態を調整して下流側に供給するインジェクタと、を備えた燃料電池システムであって、
    前記反応ガス配管を流通する反応ガスの物理量に応答するガス要素部品が前記インジェクタに一体的に設けられている燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    前記ガス要素部品は、所定圧力にて開放する開放弁である燃料電池システム。
  3. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、開放時に前記インジェクタの下流側と前記反応ガス配管外とを接続させる燃料電池システム。
  4. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、開放時に前記インジェクタの上流側と下流側とを接続させる燃料電池システム。
  5. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられており、前記反応ガス配管外への開放口が下方に向けられている燃料電池システム。
  6. 請求項5記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放口からのガス放出先に拡散板が設けられている燃料電池システム。
  7. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられており、
    前記支持ブロック内に主流路部と前記主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とが設けられ、前記主流路部は前記分岐流路部の分岐位置よりも下方まで延在する燃料電池システム。
  8. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられており、
    前記支持ブロック内に主流路部と前記主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とが設けられ、前記主流路部の流路断面積よりも前記分岐流路部の流路断面積が広い燃料電池システム。
  9. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの下流側を支持する支持ブロックに設けられており、
    前記支持ブロック内に主流路部と前記主流路部から前記開放弁側に分岐する分岐流路部とが設けられ、前記主流路部に対する略直交方向に沿って前記分岐流路部が延在する燃料電池システム。
  10. 請求項4記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの上流側を支持する支持ブロックと下流側を支持する支持ブロックとで支持されている燃料電池システム。
  11. 請求項4記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタの上流側を支持する支持ブロックと下流側を支持する支持ブロックとを結合している燃料電池システム。
  12. 請求項2記載の燃料電池システムにおいて、
    前記開放弁が、前記インジェクタを覆う吸音カバーの内側に配置されている燃料電池システム。
  13. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    前記ガス要素部品は、前記インジェクタの開閉制御に用いる圧力センサである燃料電池システム。
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